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  • 執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/風景観照(かんしょう)



2017/10/21(土)

御射鹿池(みしゃかいけ)の空。

ちょっと無理があるかも知れないけれど、そんなふうに呼びたい空だった。

これは御射鹿池とは道路を挟んだ反対側の空。

ふと見るとこのような風景が現れたのだが、このフレーミングしかないことが直感されてそのままシャッターを切った。

露出も被写界深度も思った通りの写真になった。

わたしとしては現像段階での表現を考えずに撮影段階での完成を目指した数少ないショットかもしれない。

だってどこもいじるところがないもの。というか、いじりたくない。

そういう撮り方をした写真です。

こういう写真はいじり始めたら無限に近いバリエーションが可能で、いじればいじるほど当初のイメージが拡散してしまうことをいまではよく知っている。

まあ、通常でも(このような写真以外では)30程のバリエーションを作って比較の上セレクトしています。200以上のバリエーションが出来る場合もある。

上級者の方やプロの方のように本格的にPhotoshopを使って、覆い焼きなどで部分補正したり仔細に微調整をしたり…そのような繊細で高度な作業はわたしにはまだ出来ません。

だから(むしろ)反対に、出来るだけいじらないで作品に仕上げることは出来ないかということを考えるようにしています。まあ、わたしの能力では「作品」なんてレベルのものにはなかなかならないのですけれど。

そもそも「表現」しているのかどうかもよくわからない。個人的には「観照(かんしょう)」に近い写真なのかなあと自身では感じています。

般若心経の冒頭にある「観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。(かんじざいぼさつ ぎょうじんはんにゃはらみったじ しょうけんごうんかいくう どいっさいくやく)」というときの「観照(かんしょう)」です。

わたしは「アンガージュマン」のひとではなく、「観照」のひとなのかもしれないです。そしていまでは知っています。これは(わたしがこのようなわたしであることは)どうしようもないことなのだ、と。

「静けさと癒やしに満ちた蓼科高原」で皆様のお越しをお待ちしております。

参考リンク「八ヶ岳で紅葉を見ながら登山!日本の秋を堪能できるスポット7選」:http://yamahack.com/1772

★★★ 紅葉の見頃は白駒池付近で9月下旬から10月上旬、ペンション・サンセット付近は10月中旬、観音平など奥蓼科横谷峡は10月下旬、御射鹿池も同様です。ただし紅葉は微妙な気象の変化で変わってきますのでピンポイントでの見ごろは分かりません。 蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。 皆様のお越しを「癒やしに満ちた秋の蓼科高原」でお待ちしています。 ペンション・サンセット お料理自慢の宿:https://www.p-sunset.com/ 171018-DSC07575-C1 6 (TITLE: AUTUMN IN TATESHINA / Seeing A Sky at Mishakaike Pond)

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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