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  • 執筆者の写真Masayuki Kano

村上春樹作品一気読み

更新日:2022年7月5日



今日の写真:「記憶の中の風景」

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FUJIFILM X-E3, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

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2018年4月05日(木)

村上春樹の「雑文集(2011年1月30日・新潮社刊)」を読んでいます。 昨秋以来これまで数十回読んだものを含めて、村上春樹の作品をほぼすべて読破しようと思いついたのです。 自宅の蔵書、図書館からの借り出しを含めて夏までにはすべての刊行物を読破できそうです。長編作品は刊行と同時に読んでその後も何度も読み返してきたので、初めて読むものは短篇とエッセイとインタビューなどでした。 こうしてまとめて読むことのメリットはひとりの作家の作品をクロノロジカルに、つまり作品を時系列に従って読むことができるということです。と言うことで長編もすべて再読しました。 ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの作品の集中的な読書を昨夏以来始めましたが、図書館所蔵の書籍を借りて時系列に従って翻訳されているものについてはほぼ全作品を読破しました。そのことから学んだ読み方というわけです。 とりわけ短篇作品を50篇ほどまとめて一気読みしたことは大きな収穫をわたしにもたらしました。 で、いま最後の一冊「雑文集」を読んでいるというわけです。 これは雑誌や講演や翻訳書の解題ないしは他の作家の作品への前書きなどが収められた本です。村上春樹の作品をじっくり読んだ上でこの書籍を読むと、ああそうなのかそうだったのかと腑に落ちる記述が満載なのです。そういう意味でとても興味深く楽しい本です。 村上春樹さんは世界的な「作家」であり、わたしはしがないペンション経営者であるわけですが、その仕事に対する姿勢には大いに学ぶことがあり大変勇気づけられています。同時に大きな動機付けとなっています。 それはわたしが某大手広告会社勤務時代には決して学ぶことのできなかった独立自尊の精神であり行動規範(のようなもの)です。組織人として従順で在ることを半ば強いられた記憶を払拭して、自らのモチベーションによって仕事をすることの素晴らしさは言葉には尽くせない歓びです。 周りからはたとえそのように見えなかったとしても、わたしの内面ではそうなのです。 村上春樹氏の読者に対する敬意と同様の敬意を、わたしもまたお客様に対して抱いています。そのことに気づいたことはとても大きな経験でした。そのことを形として接客に表現できたならこれに勝る歓びはありません。

★★★

蓼科の桜が満開になるのはちょうどGWの頃になります。桜の名所「聖光寺」は蓼科湖畔にあります。白く冠雪した八ヶ岳を背景に咲くソメイヨシノは本当に美しい。白樺の木の隣に咲く桜は思えば実に珍しいですよね。

高原のお花見は年のお花見とはかなり趣が異なります。もちろん良い意味で。

4月末にはビーナスラインも全面通行可能になるので蓼科から美ヶ原経由で松本まで一気にドライブするコースがオススメです。

それだけではなく当地の夕暮れ風景の美しさも堪能していただければ幸いです。

蓼科高原ペンション・サンセット お料理自慢の宿 : https://www.p-sunset.com/ ★★★ 「ペンション・サンセット お料理自慢の宿」というのが私の営むペンションの名称です。「Google マップ」にも「foursquare(フォースクエア)」にもこの名称で記載されています。

★★★ 蓼科高原の公式ホームページ(by 茅野市観光協会):http://www.tateshinakougen.gr.jp/

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