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執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/御射鹿池の秋



御射鹿池(みしゃかいけ)の秋

2017/10/20(金)

御射鹿池(みしゃかいけ)はやはり御射鹿池だった。もちろんその「本質」においてということなのだけれど。

今回感じたのは御射鹿池を写真撮影するベストな時間帯はやはりあるということ。同時に、いつだってその美しさを「発見」することは出来る、ということ。

日の光がおおむね地表から30度ほどまでが朝夕の撮り時のように感じる。水面に映り込む影がこの上なく美しいから。ベストなタイミングははさらに詰めていく必要はあるけれど、それは撮影者の主観に属することかも知れない。

この日わたしは正午頃に御射鹿池に行ったので、ぜんぜん好みの光線ではなかったし、じっさいなんと言うことも無い「景色」として「池」はそこにあった。

「池」ではないなにかを「風景」として見いだすことが出来るまでには若干の時間を要した。適切なたとえかどうか分からないけれど、「ここ掘れワンワン」と教えてくれる何者かがわたしの中にいるのだ。

その場で「発見」する風景もあれば、写真を撮ったあとで現像しながら「発掘」する風景もある。いずにしてもわたしにとって「風景」とはいま目の前にある「景色」ではない。わたしにとって風景は掘り起こすべきなにかなのだ。

紅葉がきれいかどうかとか、景色がいいとか悪いとか、写真雑誌に載っているような写真が撮れるかどうかとか、そんなこととは関係ない何かがこの池にはある。

15分ほどで数十枚の写真を撮った。集中力としてそれが頃合いだった。MFのLEICA M用の40mmレンズをSONY α7にマウントアダプターを介して装着して使っているのと、連写はしない主義なので、撮影枚数は意外と少ない。

ズームレンズは選択すべき画角が多くなりすぎるのとズーム操作そのものが面倒なので使わない。ただし、今回はα7の「APS-Cモード」を使ってフルサイズ40mmレンズをAPS-C 60mmレンズとして使ったショットがある。

三脚は使わない。三脚を操作しているうちに何を撮りたいのか分からなくなってくるから。三脚を使わなければ撮れない写真がある。しかし、いまのところわたしはそのような写真を撮っていない。それだけのことかも知れない。

ゴルフで言うならば7番アイアン1本でコースをラウンドするようなことをやっているのかも知れない。本来はドライバー、フェアウェーウッド、アイアンなど最大14本をフルに使うことができるのだが、7番アイアン1本の方がまともなスコアになる状況なのかもしれない。

要するに初心者なのですよね、まだまだ、まるっきり。^^;

「静けさと癒やしに満ちた蓼科高原」で皆様のお越しをお待ちしております。

参考リンク「八ヶ岳で紅葉を見ながら登山!日本の秋を堪能できるスポット7選」:http://yamahack.com/1772

★★★ 紅葉の見頃は白駒池付近で9月下旬から10月上旬、ペンション・サンセット付近は10月中旬、観音平など奥蓼科横谷峡は10月下旬、御射鹿池も同様です。ただし紅葉は微妙な気象の変化で変わってきますのでピンポイントでの見ごろは分かりません。 蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。 皆様のお越しを「癒やしに満ちた秋の蓼科高原」でお待ちしています。 ペンション・サンセット お料理自慢の宿:https://www.p-sunset.com/ 171018-DSC07506-C1 6.jpg  (TITLE: AUTUMN IN TATESHINA / Mishakaike Pond) Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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