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  • 執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/内省的な季節



2017/10/16(火)

ようやくようやく雨が止んだ。ながいながい雨だった。雨が止んでみるとあらかたの木がほとんどの葉を落としていた。紅葉したカエデだけが残った。

風が吹くとミズナラの木が大きな葉を落とす。はらはらとそれは宙を舞い、ドスンとばかりに地表に降りる。もうドングリをすっかり落としてしまったから、仕事は終わったのだよと言うかのように。

標高1700mでは、霧は雲なのだ。ガスが出てきたとも言うが、じつは霧ではなくて雲がやって来て山に当たっているのだ。長く暮らしていれば雲と霧とを区別できるようになる。

一雨あるたびに秋が深まるのはいつもどおり。蓼科高原は紅葉のピークを(すでに)過ぎようとしている。しかし標高差が最高地点から最低地点までで1000mもあるから、まだまだ紅葉を愛でることが出来る。

広葉樹の紅葉が終わると、東山魁夷画伯や北原白秋が愛した落葉松の森の紅葉の世界が高原を支配する。それはじつに内省的な季節だ。内省的な人もそうでないひとも、だれもかれもがきっと内省的になります。間違いない。

「静けさと癒やしに満ちた蓼科高原」で皆様のお越しをお待ちしております。

参考リンク「八ヶ岳で紅葉を見ながら登山!日本の秋を堪能できるスポット7選」:http://yamahack.com/1772

★★★ 紅葉の見頃は白駒池付近で9月下旬から10月上旬、ペンション・サンセット付近は10月中旬、観音平など奥蓼科横谷峡は10月下旬、御射鹿池も同様です。ただし紅葉は微妙な気象の変化で変わってきますのでピンポイントでの見ごろは分かりません。 蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。 皆様のお越しを「癒やしに満ちた秋の蓼科高原」でお待ちしています。 ペンション・サンセット お料理自慢の宿:https://www.p-sunset.com/ 171017-DSC07485-C1 4  (TITLE: AUTUMN IN TATESHINA) Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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