「仄暗い森」
去年のちょうどいま時分ぼくはある遊歩道を歩いた。
とても寒い午後でもう夕暮れ近い時間だった郵便局に寄ったついでに歩いてみたくなったのだ。
短い遊歩道だったし終点近くの滝の写真も撮りたかったそもそもぼくはこのほの暗い時間帯に写真を撮るのが大好きなのだ。
森に入るともう一段階気温が下がったように感じられた。
吐く息がエクトプラズマみたいに真白だったいつの間にかカメラを持つ手がかじかんでいた
遊歩道にはおびただしい量の落葉が分厚い層をなしていた。
その上を歩くとふわふわの極彩色の絨毯のようだった。
落ち葉の発酵したかぐわしい香り夕暮れ時の深い闇が生命(いのち)を終えたものたちの語り得ぬ想いのように木々の葉を淡く光らせていた。
これもまた木漏れ日なのだ。晩秋の木漏れ日。ふとそうつぶやいてみる。
(つづく)
※2008年11月14日に書いた記事より再掲載しました。
★★★ ペンション・サンセットは標高1700mにあるので、快晴の日でも最高気温はおおむね23℃以下、曇りや雨で陽射しがないと最高気温16℃程度です。(最高気温は平野部の約1/2の気温と考えると分かりやすいです) 7月から8月の最低気温はおおむね8℃から12℃です。
9月の最低気温はおおむね5℃から10℃です。最高気温は10℃から18℃です。 蓼科高原の花暦の8月は秋になります。立秋(8/8)を過ぎると花だけでなく気候そのものが秋になります。
9月になると朝晩はすっかり秋そのものです。日中は夏の陽射しの名残をしっかりと感じることが出来風が冷たくとても気持ちのよい季節になります。 皆様のお越しを「癒やしに満ちた秋の蓼科高原」でお待ちしています。
紅葉の見頃は白駒池付近で9月下旬ないし10月上旬、ペンション・サンセット付近は10月中旬、観音平など奥蓼科横谷峡は10月下旬、御射鹿池も同様です。ただし紅葉は微妙な気象の変化で変わってきますのでピンポイントでの見ごろは分かりません。 蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。 皆様のお越しをお待ちしております。 ペンション・サンセット オーナー 拝 蓼科高原ペンション・サンセット 公式ホームページ 今日の写真:「蓼科高原・バックヤードの森」
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Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter