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  • 執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/視線の先の風景



ちょっと久しぶりに諏訪湖に行ってみた。わたしにとってはクルマで1時間以内で行ける場所はふつうに生活圏だ。

思った通りsakuraはほとんどが葉桜になっていたが、種類の違う一部のsakuraはちょうど満開になっていた。

諏訪湖はあいにくどんよりと曇っていまにも雨が降り出しそうだった。

空が青いと湖面も綺麗な青になるが、空が暗いと湖面も暗い。

どのような色合いでも諏訪湖の風景の全てがわたしは好きだ。

空も雲も湖面の色も、樹木も花も鳥や動物たちそしてそこに暮らす人たちも。

どのような天気でも当地の春の光は強敵だ。

普通に撮ると思った色と異なった結果になる、それは許容範囲を超える。

ホワイトバランスと露出に十分に注意するが、なんといったら良いのだろう、光線の「質」が異なるのだ。

この日は大気中の水蒸気が多く霞みがちだったが、PLフィルターでは解決出来ないことを経験的に知っているので、ためしにカールツアイスT*コーティングのMCフィルターを使ってみた。

まあまあの結果になったが、結局レンズはオリジナルのコーティングで撮るべきなのかも知れない。結果がどうあれ、それはそれでいいのだとも思う。

この日は可能な限り表現方法として絞り開放を多用してみた。掲載写真はF8だが、これは例外。

そのような行為もまた自然との対話のひとつだと個人的には感じている。一期一会の自然の風景あるい自然の中の情景との邂逅。

わたしは風景写真を撮るつもりはないので、風景写真家の方とはベクトルが異なっているのだと思う。

わたしの写真は強い意志を持ってただ自分の視線の行方を追っているだけなのだ。

視線の先の風景。

蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

ペンション・サンセット オーナー 拝

今日の写真:「lake suwa 170512」

170512-DSC02589-C1

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter   

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