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執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/BUNTAI



夕景/蓼科高原/標高1700m

L'ÊTRE ET NÉANT - ESSAI D'ONTOLOGIE PHÉNOMÉNOLOGIQUE - 

最も大切なのは文体だ。文脈でもなくテーマでもなく表現力でも無い。

もちろん適切な文脈も明瞭なテーマも洗練された表現力も必須ではあるけれど、文体がなければそれは完成しないし成功もしない。

文体と言ってもそれは文章に限らない。

表現に関わるあらゆるモノやコトについてそれは言えるのだと思う。

だったらその「文体」とやらと、通常「文体」という意味で使われている「スタイル」とはどこがどのように違うのだろう、と聞かれたらいまのわたしには答えることが出来ない。

「スタイル」と「スタンス」の違いを明確に説明できないのと同じように。

それまでは「BUNTAI」とでも表記すべきなのかも知れない。

でも、いまはそうだけれどいつかはっきりと説明できるときが来ると信じている。

なにごとにつけても書いてみないことには先に進めないのがわたしの性分なのだ。

というか、そういうやりかたでしか理解が進まないし先に進めないひとなのだ。これは変えようがない。

わたしにとって「文体」はなんの前触れもなく突然やって来る。そして当然のことのような顔でそれまでの「文体」に取って代わる。

そのときには不思議なことにわたし自身もいつのまにか変化していてその「文体」に最適化されているのだ。

写真に関して言うならば、何かの変化があるときにはそれは突然なんでもないショットに現れることが多い。

たとえば今日アップした写真のように、それはなんでもないショットだ。

全山を透明感のある黄色に染める蓼科高原のニッコウキスゲは、車山高原〜霧ヶ峰高原の群生が見ごろを迎えるのが7月10日頃からになるかもしれません。今年は早くも一部で咲き始めています。

一度観たらやみつきになること間違い無しの独特の美しい風景がそこにあります。

蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

ペンション・サンセット オーナー 拝

今日の写真:「tateshina 170705」

170705-DSC04830

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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