L'ÊTRE ET NÉANT - ESSAI D'ONTOLOGIE PHÉNOMÉNOLOGIQUE -
ブログに何を書くべきか、わたしのように生業のペンションにいささかなりとも関連のあるブログを書くとなると、通常以上に様々な配慮というか気配りが必然的に入り込んでくる。
1994年にブログを書き始めた頃にはそんなことは気にもとめなかった。ネット社会はまだ極めて狭くいまのような暗黒部分をそれほどは持っていなかったから、思ったこと感じたこと信じるところのものを思う存分書き散らしていた。
しかし時代は変わった。
いまこうして公開された文章を書くのは気が重いといえばそのとおり。以前のようには楽しめない。物語ではないし、かといって広報的なコンテンツではあまりにも寂しい。
もっと違ったことを語りたいんだよね。いま盛んにいわれている自己承認欲求ということでは無くて、これだけはいっておかなければいけないかなといったとても個人的体験に根ざすことどもだ。
ペンションというと、数少ないわたし自身の宿泊体験からいうと、極めて個性的なオーナーか、いかにも商売上手そうな如才ないオーナーか、どちらかが多いような気がする。もちろん多様な経営者がおられることと想像はしているのだけれど、わたしの知る限りではそんな感じだったのだ。
で、わたしはわたしのままでお客様と接していこうと思った。接客はもちろんプロとしてさせていただくわけだけれど、そのバックボーンはわたし自身の生き様でありたいなどと生意気なことを考えつつ23年やってきた。
「おもてなし」はひとなり。それは「文体」がその人となりを如実に現すのと同じことだと考えている。だからペンション・サンセットの「おもてなし」があるとするならばそれは「わたしの生き様としてのおもてなし」ということなのだろう。
あたりさわりなくお客様にすり寄るようにして如才なくペンション経営をしていくことにわたしはまったく魅力を感じない。というか、本来的に出来ないのね、こういう性格だから。^^;
ということで、おおざっぱなところもあるし、どこか抜けているし、しょうも無いオーナーではあるのですが、お客様を思う気持ちだけは誰にも負けない自信があります。
創業23年だから建物もそれなりに古いし(でもクチコミにもあるように、それにしてはとても清潔で綺麗ですよ)、それなりにセクスウィーだった(笑)オーナーのわたしもそれなりに年取ったし。(o^^o)
まあいろいろ書き足りないけれど、今日はそんなところで失礼します。
全山を透明感のある黄色に染める蓼科高原のニッコウキスゲは、車山高原〜霧ヶ峰高原の群生が見ごろを迎えるのが7月10日頃からになるかもしれません。今年は早くも一部で咲き始めています。
一度観たらやみつきになること間違い無しの独特の美しい風景がそこにあります。
蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。
皆様のお越しをお待ちしております。
ペンション・サンセット オーナー 拝
今日の写真:「tateshina 170705」
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Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter