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蓼科高原日記/ふと目を上げるとそこに

執筆者の写真: Masayuki KanoMasayuki Kano


NO SENTIMENTALISM, NO ROMANTICISM, NO EMOTION. ONLY ARE RELATIONSHIPS THERE.

今日の写真は「なんでもない風景/情景」の写真です。

ペンション(兼自宅)のラウンジの夕暮れ時です。西に傾いた太陽から真っ直ぐな光線が射し込んでいます。

最近は読書しながらここで夕暮れを見送るのが日課になっています。時には音楽を聴きながらということもあるし、読書と音楽と両方ということもあります。

そんなとき、ふと目を上げるとそこにある情景なり風景なりをどうしようもなく撮りたくなることがあります。

ほとんど何も考えないでシャッターを切ります。

撮ったあとで、あっそうだピント合わせるのを忘れていたとか、絞りはいくつにしてあったっけなんてことに気づくわけですが、おおむねそのとき感じた何かが写っているのですよね。

わたしの撮影機材はピントも絞りも全部手動なのです。それに合わせてカメラのほうも絞り優先モード(ただしISOは手動設定のみにしてある)。

ということで必然的に(そして一部は意図的に)フィルムカメラ時代の撮り方にかなり近い設定にしています。

自分が撮った写真にFacebookやInstagramで「いいね!」をいただくのは本当にうれしくて励みにもなります。その一方で、自分のなかで「いいね!」をいただけるようにと写真の方向性が傾いていくのも感じています。

もちろん、それは自分にとって正しいことではないと感じます。

そのような前置きをした上で、誤解の無いようにあえて言うならば、いまはもう「いいね!」の数にはこだわりはありません。もちろんそれは本当にうれしいことに変わりは無いのですが。

しかしそれ以上に自分が自分に「いいね!」せずにはいられないような写真を撮りたいと思うのです。

昨日も書きましたが、それはどのような写真かというならば、

「アートでも無ければ個人的心象風景でもない自分の写真。」 言葉にすると大袈裟なことになりますが、そんなカラー写真です。

しばらくはColor、色彩に集中してみたいと思うのです。それは写真だけとは限りません。光と色。わたしの興味はそこにあります。

そういうことですので、わたしがSNS等にアップする写真は、恐縮ながら「エチュード」ということでご笑覧いただければさいわいです。^^;

蓼科高原のきょうの天気は終日晴れ。最高気温は11℃、朝の最低気温は4℃でした。天候にかかわらず同じような気温が1週間ほど続いています。

爽快な風、野鳥の歌声、新緑の燦めき… うとっとりするようなじつに心地よい季節です。

蓼科高原のレンゲツツジの群生地はもう見ごろにはいっています。車山高原とか霧ヶ峰高原でググれば様子が写真掲載されています。もちろんFacebookにもたくさんの写真が載っていますよ。

わたしも早々に写真を撮りに行こうと思っています。

一度観たらやみつきになること間違い無しの独特の美しい風景がそこにあります。

蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

ペンション・サンセット オーナー 拝

今日の写真:「tateshina 170619」

170619-DSC04385-7

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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