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  • 執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/ブリリアント・グリーン



NO SENTIMENTALISM, NO ROMANTICISM, NO EMOTION. ONLY IS RELATIONSHIPS THERE.

ブリリアント・グリーンという表現に出会ったのは21世紀に入ってからかも知れない。古来ある言葉なのかも知れないけど、わたしは知らなかった。

好きなバンドの名前が the brilliant green だったので、それがきっかけで知ったようなものだ。

英語でこの表現はあるのかな… 調べたら一応あるみたいだ。

新緑を樹下から見上げたときこんなふうに見えて(=今日の写真)ブリリアント・グリーンという言葉を思い浮かべた。

じっさいにこんなふうに見えたのだけれど、写真にはこんなふうには写らない。この色彩は個人的な知覚色だからだ。

一般的に知覚の対象としての物理的エネルギーと人間の感覚・知覚とは「関係」として観察される。もう少し上手くいけばそれは「関数」として解析することができるかもしれない。

光の周波数による「色」は定義可能だけれど、人間が知覚する「色」に関しては客観的定義は不能である。解析できるのは両者の「関係」までなのだ。上手くいっても「関数」までだ。

(たとえば音のエネルギーが10倍になって初めて人間は2倍の音量になったと感じる… 人間は音量を音エネルギーの対数関数として知覚する。たとえばそのようなことだ。)

小理屈はスルーしていただくとして、

客観的に色が定義不能であるならば、色もまた言語のように相互了解によって共有されているのかも知れない。

そう考えると色を表現するということは「コミュニケーション」なのだと考えることもできるかも知れない。

広義に考えれば表現とはそもそもそのようなものなのかも知れないけれど。

わたしは色についてそんなふうに考えています。そのような考えに基づいて Color Correction というか写真の色を調整しようと試行錯誤しています。

その結果の一例が今日アップした新緑の写真です。

今朝わたしが感動した、光り輝く新緑の感覚が伝わるでしょうか?

蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

ペンション・サンセット オーナー 拝

今日の写真:「tateshina 170614」

170614-DSC03952-Edit-6

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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