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  • 執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/レンゲツツジとの邂逅



NO SENTIMENTALISM, NO ROMANTICISM, NO EMOTION. ONLY IS RELATIONSHIPS THERE.

花との出会いを邂逅(かいこう)と表現するのは適切なのかとも思ったが、個人的にはじつにそのとおりの感慨を持つのだ。

蓼科に移り住んでからすでに23年経つのだけれど、レンゲツツジという花を意識するようになったのは(なんと)5年ほど前からだ。

この季節になると蓼科高原のあちらこちらにポッと赤い花が咲いているのをよく見かけていた。しかし、綺麗だなあとは思ったがそれだけだった。

蓼科高原といえばまずニッコウキスゲが頭にあった。あまりにも有名な霧ヶ峰のニッコウキスゲの群生は移住前に見たことがある。全山を黄色く染めるほどそれはみごとな美しさだったから。

たまさか6月に霧ヶ峰をドライブする機会がありそのとき広大な草原を覆うようにして真っ赤な花が咲いているのを目撃した。

それが「レンゲツツジ」という花だということをあとになって知った。それと同じ花が蓼科のここかしこに咲いていることにも気づくことになった。

それと同じ花はじつは自宅の庭にもあって毎年この季節に咲いていたのだと気づいたときには笑ってしまった。

わたしはじつにおおざっぱな人物だとあらためて思う。^^;

それ以来ニッコウキスゲよりもレンゲツツジのファンになってしまったわけだ。

ニッコウキスゲには晴天の青空が似合うが、レンゲツツジには曇天や雨天あるいは霧が似合う。

実際に観ていただければ一目瞭然なのだけれど、光が柔らかで全体に暗い状況のほうがレンゲツツジの蛍光オレンジのような赤色が浮かび上がるように美しく映えるのだ。

そのレンゲツツジが霧ヶ峰で満開になるのは今年は6月20日頃と予想されているけれど天候しだいで早まるかも知れません。

さらに国道299号線沿いで(標高2000m以上にあるわりに)アクセスの良い白駒池や駒出池の畔をレンゲツツジやミツバツツジなどがぐるりと囲む季節がもうすぐやって来ます。見ごろについてはわたしも現地に近い麦草ヒュッテさんや八千穂レイクさんの情報に頼るほか無いです。

今年も写真撮影に関しては忙しくなってきました。まあ、趣味なんで「忙しい」・・・ではないですね…(笑)

蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

ペンション・サンセット オーナー 拝

今日の写真:「tateshina 170612」

170612-DSC03853-C1 3

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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