• Masayuki Kano

蓼科高原日記/シバザクラ(moss phlox)



今日の写真は2017年5月31日、ペンション・サンセットの庭で撮影しました。

シバザクラ、英語では「モスフロックス(moss phlox)」というそうです。最初は苗を植えたのですが、あちらこちら移動しながらもう20年以上咲いています。

「あちらこちら移動する」ように感じるのは、毎年同じ場所の株が咲くというわけでも無いという意味です。冬にはマイナス20℃以下になり表面から数十センチが凍結するこの土地では多年草も1年で絶えてしまいます。

それに対してこのシバザクラのように寒さに強く越冬できる多年草は毎年花を咲かせます。しかし様々な理由ですべての株の花が同じように咲くわけでは無いことに最近気づいたのです。

そういえば久しく見かけなかった庭の水仙が咲きそうです。水仙は毒を持っているので食用にできないことに野生鹿たちも気づいたのかも知れません。鹿に球根を食べられてしまったらしいチューリップはおそらくダメでしょう。

シバザクラ(moss phlox)の英語の別名は”moss pink”。本来はピンク色なのですが、光線の具合によって今日の写真のような色に見えることがあって、この色がわたしはとても好きです。

存在論的に多少理屈っぽく言うとじつは色は存在しない。

科学的語法によって色を光の波長で定義することはできても厳密にそれがどのような色かを絶対的に表現する手段を我々は持たない。色の体系は相対性を免れることはできない。また、われわれにどのような色に知覚されるかを絶対的に決定することはできない。

色に関して「客観」は無い。色彩は徹頭徹尾「主観」である。

赤だねといわれて、いい赤だねと同意しても「他者の見ている赤」と「わたしの見ている赤」が真実まったく同じ赤だと証明することは不可能です。それはある種の「合意」に過ぎません。「赤」に関する合意。

そうした意味において色… 「色彩感覚」とやわらかな表現をしようか…

は極めて個人的なものだと言うこともできるかも知れない。

ああそういえば、言語そのものが「合意」の上に成立していることに気づきます。そのあたりは厳密に語り出すとつまんないと思うので別の機会に譲ります。

しんと静まりかえった標高1700mの亜高山帯の森より、深夜の遠雷を聴きながら。

今日の最低気温は5℃、最高気温は18℃でした。日陰の最高気温は15℃でした。天気はおおむね晴れところにより雷雨。真夏のような積乱雲が雲がとても美しい日でした。山麓の街は暑かったけれど、自宅は終日とても涼しかった。

蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

ペンション・サンセット オーナー 拝

蓼科高原 ペンション・サンセット ホームページ

今日の写真:「tateshina 170531」 170531-DSC03200-C1 9-IGJP

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter

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