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執筆者の写真Masayuki Kano

寡黙



今日の写真:「風景との対話」

20180316-DSCF1845-5

FUJIFILM X-E3, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

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2018年3月20日(火)

「寡黙」という言葉がふと頭に浮かぶ。

わたしは幼児時代ほとんど口をきかなくて親はかなり心配して様々な医者に診てもらったが、原因はわからず「まあ、そのうち話し始めるでしょうから様子を見ましょう」ということだったらしい。

そして3歳になろうかというある日突然口を聞き始めたのだが、それは大人言葉でそのまま幼児言葉を使うことなく今に至っているというわけです。

だからわたしは知識としてしか幼児言葉を知らないし、最初から比較的論理的な文脈で話し始めたということで子供らしいある意味のびのびとした言語表現を知らない。

これは寂しいことだと思います。

しかしどうしてそのようなことになったのか誰にもわからないのです。

これは受け入れるしかないと覚悟を決めたのは小学校低学年の頃だったように記憶しています。

そしてわたしは比較的無口な子供になっていきました。

寡黙とよく言われるようになったのは高校から大学の頃でしょうか。

相手にわかりやすいように「校正」しながら語ることにほとほと疲れてしまったからかもしれません。

いまにして思えばそんなことはどうでも良いことだったのにあの頃はそうは思えなかったのでしょう、自分の思いに自信がなかったから。

いまはといえばよくご存知の通りこのブログのようにとてもよく喋ります。

それはある種の「覚悟」をもって語るようになったからだと思います。

ひとつには自分が語ることには責任を持つと言うことだし、もうひとつは(あえて言うなら)たとえ相手に伝わらなくてもいいじゃないか、それは仕方のないことなのだと諦めることができるようになったということです。

それは決して悲しいことでも残念なことでもなくて、仕方のないことなのだと個人的には思っています。

外は雪が降り始めているのだろうか、今日は(わたしの住む北八ヶ岳はもとより)諏訪地域の市街地でも吹雪くかもしれないという大雪の予報が出ています。 ★★★ 「ペンション・サンセット お料理自慢の宿」というのが私の営むペンションの名称です。「Google マップ」にも「foursquare(フォースクエア)」にもこの名称で記載されています。 皆様のお越しを「美しい冬の蓼科高原」でお待ちしています。 ペンション・サンセット お料理自慢の宿:https://www.p-sunset.com/

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