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執筆者の写真Masayuki Kano

蓼科高原日記/移ろう春の光



高原の春の光は本当に難しい…

光のスペクトルが刻一刻と変化するのはいつでもどこでも同じかも知れないが、その揺らぎのようなものが格段に強いのかも知れない。

この地に23年も暮らしていて写真を撮り続けていても未だ克服できていない気がする。

じつは克服なんてする必要もなくてそのままの映像を楽しめば良いという考え方もあるのかな。

そんなこんなで今日載せた写真は早朝の雨模様の時の写真です。今日ではなくて5月13日のもの。

もちろん現像時に多少の補正を加えてはいるがInstagramアプリのフィルタよりは弱いものだ。

撮って出しに魅力を感じた場合はそのようにするし、そうではないときにはそのように補正を加える。

なぜならば、「どのようであったか」ということよりも「どのように感じたか」を大切にしているからだ。

それは「自分にはどのように見えたか」と言い換えても良い。

「あるものをあるがままに写し取る」という日本の写真技術の歴史的経緯や文化的経緯にとらわれる必要な無い。

フォトグラフ(photograph)は本来的にそのように限定的なものではない。少なくとも現在においてはまったくそのようなものではない。

そのような確信に意を強くして精進しようと思います。

蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。

皆様のお越しをお待ちしております。

ペンション・サンセット オーナー 拝

今日の写真:「tateshina 170513」

170513-DSC02652-C1

Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter   

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