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蓼科高原日記

- 2002年10月 -

紅葉の季節

"It exists across the universe"

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*The photograph is taken by M. Kano. All rights reserved.

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2002.10.31(木)------------/気温 = 最低 -3度/ 最高 8度

初めて"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"を聴いたときの衝撃は今も忘れていない。1967年、15歳の初夏。僕は早生まれだから11歳のときビートルズと出会って高校1年生でこのアルバムによって様々なプログラムを刷り込まれたことになる。まあ、それは「個人的結果として」という意味においてなのだけれど。

今もそのアルバムを聴きながらMacintoshに向かって語りかけている。そういえばこの"Macintosh"という名前は林檎の種類名だということを最近知った。なるほど"Apple Computer"が作った"Macintosh"というわけだ。納得。

なんで世界標準(?)のWindowsではなくてMac OS Xなのか。理由はリストアップし出したらきりがないけれど、どちらが優れているとかそいういう議論は出尽くしているしそもそも不毛だと思うのね。要するにそれはあなたはなぜトヨタに乗っているのかという質問と同じ、僕はかなり古いランドローバー・ディスカバリー(フロアシフトのターボ・ディーゼル)に乗っているけれど、それは単純に「好き」だから。

それでいいじゃない。ひとを説得する必要もなければ納得させる努力も必要ないんだよね。大切なのは「僕はそれが好きだ」ということ、そのことだけ。

自分の好みまでひとに迎合する必要なんかこれっぽっちもない。反対に自分の価値観や好みをひとに押し付ける輩は最悪。そういう人間は「精神的消しゴム」でこころの中からきれいさっぱりこすり消してしまうんだ。


いずれにしても当地の幹線道路はどこも乾燥路面です。雪の名残はありません。今週末の連休は蓼科湖畔の紅葉が見事です。安心してお越しください。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.30(水)------------気温 = 最低 -6度/ 最高 6度

今朝もまだ異常気象が続いています。気温の変化が極端すぎるのが特徴でしょうか。クルマで走っていると陽射しはとても熱くて、フリースを脱いで長そでのワークシャツ1枚でちょうどよいくらいなのですが、陽が陰った途端にヒーターをいれないと足元が寒いといった感じのお天気です。

秋は(そもそも)寒暖差が大きい季節なのですが、今年はそれが極端に過ぎます。しかしこの冷え込みにも関わらず標高1230mの蓼科湖付近の紅葉はまだこれからといった状況です。うまくいけば今週末あたりに最盛期になるのではと期待しています。今年の紅葉は本当に色彩がきれいです。

いずれにしても当地の幹線道路はどこも乾燥路面です。雪の名残はありません。今週末の連休は蓼科湖畔の紅葉が見事です。安心してお越しください。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.29(火)------------/気温 = 最低 -3度/ 最高 5度

昨夜の雪は本物だったのか訝しく(いぶかしく)、朝起きるなり窓外を眺めました。近くの別荘の屋根には確かに積雪が残っています。窓の下の地面にも確かに積雪しています。やはり本物だった・・・。しかし、思ったより積っていないのでほっとしました。さんさんと秋の陽が射し込んで森の中は明るく、雪はどんどん融けています。これなら道路は乾燥路面で大丈夫。

しかし眼の前の蓼科山から始まる八ケ岳全体が真っ白に冠雪しています。標高2000m以上がすっぽりと雪の衣をまとっています。普通なら日中の陽射しで融けてしまうのに、きょうは例外でした。全く融けた様子は無く、真冬のように美しく日光を反射しています。

一昨日から毎朝、外に置いた水はしっかりと凍っています。これじゃまるで冬みたいじゃないか。しかしここより標高の低い森を見下せば美しい紅葉が照り映えています。やはりまだまだ「秋」(のはず)なのです。奇妙な気候です。

いずれにしても当地の幹線道路はどこも乾燥路面です。雪の名残はありません。今週末の連休は蓼科湖畔の紅葉が見事です。安心してお越しください。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.28(月)------------/気温 = 最低 -2度/ 最高 0度

山では朝から雪が降っています。山頂部は本降りの初冠雪、サンセットのある亜高山帯(標高1700以上)ではちらちらと小雪が舞っています。きょうは全国的にこの秋一番の寒気が入ってきているそうですが、今年はやはり冬の到来が早いのかも知れません。

この金平糖(こんぺいとう)のような堅く締まった雪はほとんど積らず止んでしまえばすぐに消えてしまう淡雪です。しかし、本格的な冬の気配を感じてはっとさせられた朝でした。

・・・なんて午前中に書いたのですが、あらあら、その後も雪は断続的に舞い続け、宵には本降りになって吹雪いたりして。(¨;)・・・いまは止んでいますが、慌ててクルマのワイパーを全体がゴムブーツで覆われた「スノーブレード」に交換して、この夏履き潰すつもりで装着してきたスタッドレスタイヤの溝の深さとコンパウンドの調子をチェックしました。

窓ガラスは凍結した雪で覆われ、クルマの雪下ろしはこの秋始めての体験です。なんだか懐かしい作業です。僕らが使っている窓ガラスの氷落とし(スノーブレード)は柄の長さが60cm〜80cmで幅が20cm〜30cmもある巨大なご当地用品ですが、これでないと全く役に立ちません。柄の反対側は雪落とし用の腰の強いナイロンブラシになっています。スキー用の手袋をしないとあっという間に指先の感覚がなくなってしまうほど冷たい雪冷たい風でした。

吹雪いている最中はピラタスの丘の道路はうっすらと1cmほどの積雪になりました。雪自体は水気がないので滑りませんでしたが、クルマの走った後は凍結しています。僕のクルマはクロスカントリー・カーで車重が2.5トンもあるので擦り減ったスタッドレスタイヤでも十分走行できましたが、FRのスポーティーカーがノーマルタイヤで走るのはちょいと掛け金が高くつきそうです。

まあ、きょうは季節はずれの積雪ですから(松本の初積雪としては新記録だそうです)、この異常な天候は明日には回復すると思います。蓼科高原の幹線道路が「路面凍結注意」になるのは、例年ならもっと先のことです。今度の連休の時節は例年ノーマルタイヤで大丈夫ですからご安心下さい。

まずは八ケ岳を始めとした信州の高山は初冠雪ということで、ぐっと景色が良くなったお知らせです。道路のことは(特に路面凍結)あまり心配しすぎないでください。今日が異常な天候なのですから。

さて、久しぶりにパルと散歩を楽しみましたが、雪が吹雪いていてまるで真冬の夕暮れみたいな情景でした。ピラタスの丘は雪景色で吹雪いているのに数百メートル下の別荘地は紅葉真っ盛りで、その森に夕日が照り返しています。じつに幻想的な風景です。写真に撮る気も起きないほど感動的でした。そんな感動もあるのです。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.27(日)------------気温 = 最低 0度/ 最高 5度

深夜、外は氷点下2℃の寒風の吹きすさぶ二十二夜は下弦の月。星明かりの中で凍える。屋外水栓の凍結防止装置に電気を入れる。風も無いのにざざざざーという轟音に立ちすくみ周囲を見回すが、それがなんの音なのかわからない。津波のような砂丘の崩壊するような身のすくむような大きな音。

やがてその正体がわかる。僕の身の回りでつむじ風が舞い、闇の森にその先端が到着する。一陣の風。とてつもない突風が大気の巨大な塊となって地表にたたきつけられたのだ。これはおそらくダウンバースト現象。凍てつく風が雹(ひょう)とともに上から地表を叩く。初めての体験。

体感気温は氷点下20℃、これは冬の先駆け。木枯らしではない、これは冬の冷気そのもの。今年の冬は厳しい冬になりそうだと、空と山が告げている。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.26(土)------------気温 = 最低 3度/ 最高 8度

陽差しが無く寒く感じる1日でした。風はないので気温の数字からイメージするような寒々とした気候ではありません。午前中曇り空だったのが、午後4時頃からいきなりにわか雨になりました。かなり激しい夕立みたいな雨でしたがいまはそれも止んで、「となりのトトロ」の1シーンにあったみたいな、雨上がりの空にむくむくとした大きな白い雲が浮かんで月明かりを映しています。

外に出ると息が真っ白なのに驚かされますが、これは寒いからというよりは湿度の問題でしょう。心配ありません。雪が降るのはもっと先のことです。

きのう僕は「書きたいことを書いていない」と書きましたが、「でも、嘘は書いていない」と付け加えるのを忘れました。(笑)

予報では(そして僕の経験と実感では)明日はとても良いお天気になります。(^^)


------------------------------(23時)


2002.10.25(金)------------気温 = 最低 1度/ 最高 11度

燦々と秋の陽差しが降り注ぐとても良いお天気になりました。晴れると気温が低くなるのは定石通りでしたが、家の中にいるときよりも実際に外に出た方が遙かに暖かく感じます。陽差しが温かな性だと思います。

ピラタスの森の野鳥達も、定住種や越冬する者たちを除いてその姿を消しつつあります。最近はカケスが良くやってきます。瑠璃色と褐色と白の羽を持つとても美しい鳥ですが、カラス科なので鳴き声はギャーギャーというあまり美声とは言えないものです。

文章を書くのが辛くなってから数ヶ月経ちますが、いっこうにその症状(?)はおさまる気配がありません。今日ふと気づいたのですが、その原因は「自分が書きたいことを書けないでいる」という状況があるのではないか、ということです。こんなこと書いたってしょうがない、あるいはこんなこと書くと営業上マイナスだといったこと。こんなこと書いちゃいけないってこともあるし。

要するに「自主規制」あるいは「無言の圧力」というやつかもしれません。

それはそれとしても、「想い」を「言語化」するというのは一種の自己治癒効果があるのですが、それ以上でもそれ以下でもない。そうである以上いずれ空しさに打ちのめされるのは自然の摂理というものです。

僕は本当に書きたいことを書いていない。その一点において誠実ではないかも知れない。ごめんなさい。


この季節の夕日写真


------------------------------(22時)


2002.10.24(木)------------気温 = 最低 2度/ 最高 11度

昨夜降り出した雨も朝になると上がっていました。お客様をお送りして外に出ると気温は昨日より高いのに、息が白い。なんだか寒く感じます。風がないので陽差しが出てくるとポカポカしてきたのでこれは気のせいというよりは陽光のあるなしで体感温度が違ってくる季節だということでしょうね。

今週末はお天気も良さそうですし、ビーナスラインの山岳部の紅葉も盛りですから、秋の高原ドライブには最適だと思います。サンセットから近い奥蓼科の横谷峡(よこやきょう)の紅葉も見頃かと思います。

星空も空気が澄み切っている分、夏以上にきれいな季節です。静かなこころ休まる秋の世界にぜひお越し下さい。(僕もかつてはそうだったのですが)都市生活者にとっては夢のような世界がここにはあります。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.23(水)------------気温 = 最低 1度/ 最高 8度

昨夜強風が吹いた気配は無かったのに、朝になってみると広葉樹はあらかたその葉を落とし、地面は一面錦絵になっていました。おそらく「初霜」が降りたのでしょう。まさに暦(こよみ)通りです、きょうは「霜降(そうこう)」です。

月齢は18日、十八夜ですが、空に月はありません。予報には無い「雨」が降り出したからです。予報では今夜は曇り、明日は晴れになっています。したがってこの雨は山岳部だけのものなのでしょう。夕方必死になって落ち葉焚きを済ませておいた良かった。一度湿った落ち葉は焚きにくいからです。

ピラタスの丘の標高1700mまでの紅葉はこうして終わりを迎えていますが、まさに有終の美です。針葉樹の紅葉は始まったばかりだし、標高1650m以下はまだまだ紅葉の盛りです。現在は標高1400mから1600mあたりの紅葉が一番美しいと僕は思います。特に桜の紅葉は灯台躑躅(どうだんつつじ)の紅葉と同じぐらい真赤でじつに艶やかで美しいものです。(ドウダンツツジって「満天星」とも書くのだということを今日調べてみて初めて知りました。)

それはさておきいまやっている連続ドラマでは「天才柳沢教授の生活」が一番、「サイコドクター」「HR」が同点で二番かな。今年全体で言えば「私立探偵濱マイク」がベストだと思います、個人的には。

「私立探偵濱マイク」で「ミルク」を演じていた市川美和子(みわこ)と「サイコドクター」の助手役を演じている市川実日子(みかこ)が実の姉妹だということを最近知りました。才能というかオーラというものはやはり遺伝的なものなのかも知れませんね。2人とも感性の豊かさ柔らかさを感じさせるところが好きです。

いつもはばかにして見ることの少なかったNHKの大河ドラマなのですが今回の「利家とまつ」はけっこうはまってしまった自分に驚いているのですが、これは年齢的なものなのか、ドラマとしてすぐれているからなのか、「微妙」なところです。(^^)


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.22(火)------------気温 = 最低 2度/ 最高 12度

美しい夕暮れでした。しかしちょっとの遅れでシャッターチャンスを逃しました。まあ、仕事の都合なのでしょうがないです。これからの季節は毎日のように美しい夕暮れを目の当たりにすることができます。

ようやく修理が完了して戻ってきた愛車=ランドローバー・ディスカバリー(92年式ターボ・ディーゼル、フロアシフト5段)で買い物のために山を下りました。実に2ヶ月ぶりのことです。まるで自分の手足のように操れることに自分でもびっくりしました。やはり「心が通っている道具」というのは違いますね。

この季節にはいろんなひとが夢に登場します。夢というよりは僕の潜在意識から解放されたヴィジョンといった方が正確かも知れない。懐かしい人たちばかりが登場しては、僕の心を芯から温めてくれる。その昔、その人たちと関わっていた頃、じつは僕が何を求め誰を愛していたのか改めて気づかせてくれる。

僕にとって本当にかけがえのないものとはいったいなんだったのだろう。

人間ってじつに様々なものやことを「抑圧」し、こころの奥底に押し込んでいるものですね。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.21(月)------------気温 = 最低 7度/ 最高 9度

昨日からの雨は午後3時頃まで降り続きましたが、いまは満天の星空になっています。風が強かったのであたり一面紅葉の落葉で錦の絨毯のようです。これまでと違うのはおびただしい量の落葉松の落葉が混ざっていることでしょう。

もうそんな季節なのです。落葉松の紅葉が始まりそして落葉も始まった。一雨降るごとにこうして秋は深まってゆき、いつしか山の頂から冬将軍が舞い降りてくるのです。まだ冬は先ですが、秋が終わってみればあっという間のことだったように感じるのです。それは毎度のことではあるのですが。

この感覚って僕のいまの感覚に似ていなくもありません。過ぎ去ってみればあっという間のこと。17歳から23歳の頃のことばかり思い出します。別に意識して思い出しているわけではないので、きっと「悔やむことの多い恋」の時代だったのでしょうね、個人的に。


この季節の夕日写真


------------------------------(22時)


2002.10.20(日)------------気温 = 最低 7度/ 最高 12度

サンセットから眺める紅葉は今日が最高でした、たぶん。昨夜の雨は未明には止んでしっとりと濡れた紅葉の森は最高の風情になりました。見ているだけでこころ癒される情景です。もう何も考えられないほど。

しかし予報どおり午後3時頃から再び雨がぱらつき始めました。いまは本降りです。本降りとはいっても土砂降りではなくベールのような静かな雨です。

そんな中、ロードローダーに載せられて僕のディスカバリーが帰ってきました。8月19日にもらい事故に遭ってからちょうど2ヶ月です。英国から部品を調達したりする必要があってずいぶん修理に時間がかかりましたが、帰ってきてくれて本当にうれしい。さっそく試運転してみましたが、オーダーメイドのスーツのようにしっくりと心身に馴染んで、やっと自分が自分に戻れたような気分です。

オプションでつけていたパワークラッチ(クラッチを軽くする装置)をオフにしてもらったら、ものすごく扱いやすくなったのにびっくり。これまでは僕にはクラッチ・ペダルの反力が軽すぎたようです。

ボンネットとフェンダーの隙間とか、フロントバンパーのサイドカバーとか、いくつか問題があって再度工場に入れなければなりませんが、基本的走行に関してはもの凄くいいフィーリングです。とにかくこのハンドリングの良さは特筆すべきものです。フルタイム4WDとしてはベストではないかと思います。

これで僕も少しは元気になれるかも知れません。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.19(土)------------気温 = 最低 8度/ 最高 11度

ピラタスの丘に限れば、紅葉は有終の美を飾っています。紅葉の盛りよりいまのほうが美しいと感じるのは僕だけではないでしょう。毎日たくさんのお客様が散歩の途中、その美しさに見入られてスケッチしたり、写真を撮影したりなさっています。

サンセットの建物のブルーと白樺の巨木の白と黄色そして真赤に紅葉した楓(かえで)の色彩とコントラストがじつに絵になるそうです。

改めて眺めてみると確かにその通りでした。じつに美しい。

紅葉は標高を50mも下れば様相は一変します。上が落葉していても、そこから下はまだまだ盛り、もっと下はまだまだこれからというように、高原の紅葉はじつに長期間楽しめるのです。

いま静かに雨が降っています。紅葉の森に降り積もった様々な色彩の落葉。その上に秋の氷雨が降り続けています。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.18(金)------------気温 = 最低 5度/ 最高 14度

朝晩はとても冷えるけれど、日中は活動すると汗ばむほど陽射しが暖かです。山行にはベストの気候だと個人的には感じています。山歩きには最適な季節です。

いまビーナスラインドライブは最高の気分です。道の上をおおうように紅葉した木々が張り出し、極彩色のトンネルのようです。夕方には真赤な夕日に紅葉が照り映え、オレンジ色の木洩日が目をくらませんばかりに降り注ぐのです。

落葉松の紅葉、落葉も始まっていて、針のような葉がきらきらと輝きながら風に舞う情景にはいつものことながら感動せずにはいられません。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.17(木)------------/気温 = 最低 3度/ 最高 12度

曇り時々晴れ。ピラタスの丘では森の3分の1の木が紅葉後に落葉しました。真っ盛りは過ぎたようですが、いまぐらいの方が風情があって僕は好きです。ビーナスラインを下ると標高1500mあたりまで沿道の紅葉がとてもきれいです。紅葉の木洩日というのもまた「おつ」なものです。

夕暮れどきには「秋の夕日に照る山紅葉〜」という歌が聞こえてくるようです。(^^)

今日も4時間ほどかけて大量の落ち葉を焚きました。焚いているうちに日が暮れて焚き火の明かりだけになります。大変だけれどとてもロマンチックなひとときです。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.16(水)------------気温 = 最低 4度/ 最高 12度

早いものでこの日記も毎日更新しながら7年目を迎えています。残念ながら初期のものはハードディスク・クラッシュのときに失われてしまいましたが。まあ、それも運命みたいなものだったと自分を説得する他ありません。

僕だって「生き物」ですから体調を崩すことだってあります。ここのところかなり危ない綱渡り状態だったのですが、昨夕から一気に悪化してきょうは終日臥せっていました。おまけにこういうときに限って(というか注意力散漫になっているから当然かも知れないけど)操作ミスでブートブロックを壊してOSを起動不能にしてしまったり・・・。(T_T)

愛機(戦友?)Power Macintosh G4(Gigabit Ethernet/500Mhz Dual Processor)は通算6時間ほどかけて完全復旧したけれど、じつにしんどかった。手順通り操作してから待ち時間をベッドの上で仮眠して過ごしてまたパソコンの前に様子を見に戻るというのを繰り返しました。

外は相変わらずものすごい紅葉ですが、僕は今日のお天気がどんなものだったのかほとんど印象に無いのです。引きこもり状態だったから。昨夜のものすごい雷雨はとっくにおさまっていて、未明の強い風も止んでいて、お客様をお見送りしたときはまだ多少風があって寒く感じたことは憶えているけれど。

以前にも書いたけどUSEN440がCS放送による配信のみになってしまったので解約して、結果として有線放送でヒットチャートを聴けなくなりました。とても寂しいのですがしょうがない。以来ヘッドフォーンで手持ちのCDを聴きながら日記を書くことが多くなりました。多くの場合それは我が友ウォンウィンツァンであり、あるときは宇多田ヒカルであり、またあるときはサザンオールスターズやエリック・クラプトンなのだけれど。あ、バッハ〜モーツアルトもかなりの頻度で聴く。

村上春樹がベストセラー「ノルウェイの森」を書いていたときビートルズの「サージャント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を聴いていたというのは本人が語っている有名な逸話だけど、何となくわかる気がする。あのアルバムは「特別」なのだ。

なんか小学生が作文の宿題を書いているみたいな気分。大嫌いな作文。400字詰めの原稿用紙がなんと広大な面積に感じられたことか。400の升目をいかにして文字で埋めるかということしか考えなかった。そんな僕がこんなに長い間日記を毎日書き続けてこれたなんて奇跡だ。

それにしても「読書感想文」ってナンセンスだと思わない?当時もそう思ったけれど、50歳を過ぎたいま改めてそう思う。あれって文部科学省的価値観における「定型的な感想を求める」という点においてじつにナンセンスであり、子供の豊かな想像力や完成をたたきつぶすもの以外のなにものでも無い、たぶんね。

まあ「駄文」であるにせよこうして毎日文章を書こうなんて再び思えるようになるまで僕の場合で35年近い歳月を要したのだからね。僕にとって「作文」は「トラウマ」になっていたのです。ごく少数の担任を除けば、いつも先生の気に入らない作文ばかりしていたから。


この季節の夕日写真


------------------------------(23時)


2002.10.15(火)------------気温 = 最低 4度/ 最高 15度

夜になって、激しい雷雨になりました。始めは遠く聞こえた雷鳴も、やがて北横岳〜縞枯山の山頂付近に移動して稲光(いなびかり)も雷鳴も強烈になりました。比較的近くに落雷もしましたが、停電したり通信回線に過大電流が流れることも無く、事無きを得ました。この8月4日の落雷被害の教訓を生かして、パソコンおよび周辺機器の電源や通信回線まわりのケーブルをすべて引き抜いていたのですが、最終的にはこの方法しか防衛手段は無いようです。

いまもまだ雨が降っています。しかしほとんど音は聞こえないとても静かな雨です。このような静謐に満ちた雨は高山の秋ならではのものです。ピラタスの丘の紅葉はそろそろピークを過ぎつつあるようです。毎日おびただしい量の落葉があり、風が吹くとミズナラの大きな紅葉といっしょにきらきらと光る針のような落葉松の落葉も舞います。ピラタスの丘に限って言えば今週末あたりの風情が最高だと思います。

蓼科高原の紅葉はまだ始まったばかりですので、これから1ヶ月ばかり色鮮やかな紅葉が高原全体を彩り、訪れるひとを楽しませ癒してくれます。(^^)

そろそろ周辺のスキー場から今シーズンの営業方針が提示され始めています。ピラタス蓼科スノーリゾートもリフト件の料金体系を見直したり統廃合したり、お客様特典やロープウエイ山頂駅からの滑走時の「滑走誓約書」廃止、子供専用の無料キッズ・ゲレンデの新設等々大きく変わり始めています。

といことでそろそろスキーシーズンのページを更新あるいは新規作成しなければならない時節になったようです。


この季節の夕日写真


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2002.10.14(月)------------気温 = 最低 6度/ 最高 16度

昨夜というか今日の未明から台風の影響で強い風が吹きました。午前2時にはテラスのパラソルが飛ばされそうになるほどでした。パラソルをしまうためにテラスに出ると、思いのほか暖かいのにびっくりしました。風は強く、森の木々をごうごうと鳴らし、落葉前の紅葉や黄葉をちぎり飛ばしています。テラスの上なのに足元でがさごそと乾いた音がする・・・テラスにも分厚く落葉が積っていたのでした。

ふと空を仰ぐと、ぎらぎらとした満天の星空がそこにありました。ちりひとつない澄みきった大気を通しておびただしい数の星座や星雲がくっきりと見えます。もちろん天の川がはっきりと見えるのです。あまりの美しさにしばし立ちすくんだのでした。

今朝も午前中は風が強かったのですが、午後には空も収まって暖かな気候になりました。さあ普段の3倍以上降り積もった落葉の処理です。夕暮れに追い立てられるようにして道路の落葉をかき集めて片っ端から焚きます。その道の「通」は「マッチ1本で」焚き付けるのですが、ぼくは焚き付け用のガスバーナーを使います。朝湿っていた落葉も程よく乾いて夕方にはよく燃えてくれました。

この落ち葉焚きの匂いはじつに懐かしく心を癒してくれるのです。そして夕暮れもこの季節には毎日劇的な光景を見せてくれます。うん、買い物からの帰りに美しい夕日を撮影できました。(→写真


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2002.10.13(日)------------気温 = 最低 4度/ 最高 14度

今日も雲ひとつ無い良いお天気に恵まれました。朝のうちは気温が8℃から上がらなかったのですが、風が無く陽射しがとても暖かで、のどかな小春日和といって良い天候になりました。坂道を歩いていると汗ばむほどの暖かさです。

いまちょうどピラタスロープウエイからの紅葉の眺めが最高の季節を迎えています。じつに夢見るような風景です。標高2240mの山頂駅からすぐの「坪庭」の散策路もとても温かで快適だったとお客様も喜んでいらっしゃいました。

こうして紅葉と落葉の季節の真っ只中で暮らしているとなぜかうつろになってきてしまうのですが、この連休が過ぎて仕事が一段落したら、もうすこし「しゃきっと」しなけりゃいけませんね。頑張ってしっかりと紅葉の行方を見極めるべく写真撮影にいそしもうと思っています。


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2002.10.12(土)------------気温 = 最低 2度/ 最高 12度

きょうは9月の連休よりも道路が混んでいると宅配便のドライバーから聴いたのですが、じっさいのところはどうだったのでしょう。やはり紅葉狩りということで山を目指すお客様が多かったのでしょうか。今年の紅葉は見頃の判断が難しいのですが、ピラタスの丘のある標高1700mから麦草峠のある2000mあたりはちょうど見頃に入ったといってもよいと思います。来週末ももちろんOK!

もっと標高の低いところの見ごろははまだまだ先になるので11月の連休でも紅葉狩りが楽しめます。気候的には軽井沢や清里と同じ程度の寒さ(?)とお考えください。日光や鬼怒川よりは(底冷え的な寒さが無い分)服装さえちゃんとしていればしごく快適にお過ごしになれるはずです。僕の経験では東京などの都市部の夜の鉄道駅のほうが断然寒いですよ。

以前マイナス20℃の朝に東京に向けて出掛けたのですが、そのままの格好でも渋谷の深夜の雑踏の方が寒かったのです。ふくらはぎの辺りがじんじんと冷えて痛かった。山の冷え混みというのはそういう種類の寒さではないのです。底冷えは無く、ただ単に大気が冷たいだけなのです。

季節や気候にふさわしい服装をすることが快適な旅の秘訣だということを改めて申し上げたいと思います。秋の高原にいらしてTシャツ一枚で過ごそうなんていうのは、吹雪の中で水着一枚でスノーボードをやろうというのと同じくらい大胆な行為なのです。

旅先の気候に合った服装をすれば、寒さを感じるどころか気持ちの良い秋の気候を満喫できるのです。サンセットではそのような服装を具体的にご案内しております。騙されたと思って、そのような服装で訪れてみていただけば、僕の言っていることが嘘ではないとおわかりいただけるはず。本当に快適で気分最高なんだから。

高原だ、標高1700mだ、最低気温が1℃だといったところで、ここは南極や北極ではないのです。都会にお住まいの方はお正月ていどの気候だとお考えいただければ良いのですよ。季節は違っても毎年経験なさっている気候じゃないですか。それなのに寒いと感じるのは、服装が適切じゃないだけなのです。

まあ、話がくどくなるのでこの辺にしておきますね。ようするに、この季節の旅を快適にするのも不快(?)にするのも服装しだい、ということです。では今日はこのへんで・・・。


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2002.10.11(金)------------気温 = 最低 1度/ 最高 11度

さてさて、毎日大量の落ち葉がところかまわず降り積もるピラタスの丘ですが、きょうも過酷な(?)落ち葉焚きを続けています。この落ち葉焚き、じつはそんなに単純な作業ではないことをこちらに移住してから知りました。落ち葉の湿り具合を良く吟味しないとぜんぜん火が点かない。あたりまえのことだけれどけっこうそんな基本的なことを忘れてしまう。

からからに乾いてから落葉する木もあれば、まだ水分を残した葉を落とす木もある。その辺を見極めてから焚かないと、落ち葉の処理に失敗することになります。きれいに焚ければ山のような落ち葉もほんの一握りの灰になってしまうのですが、失敗するととても見苦しい燃えかすになってしまう。

まあ、そんな枝葉末節的な感じのする「基本的」なことを再確認しながら、「焚き火」をするのも悪くない体験ではあります。ここ数日は夕方からとても冷え込んでいるので落ち葉焚きはとても風情があります。温かで落ち葉の燃えるときの懐かしい香りが全身をつつみます。

今日も夕陽がとてもきれいでした。寒いわりになぜか大気中の水蒸気が多くて真っ赤な光線が拡散してとても奇妙な情景を作り出しました。しかしそれも一瞬のことで、次の瞬間には力を失って夕闇が空と地表を支配したのでした。


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2002.10.10(木)------------気温 = 最低 3度/ 最高 10度

建物の基礎部分にある通風口を閉めて、朝晩の冷え込みに対応しました。タイミングとしてはいつもより早いかな。夕方サンセット前の道路の落ち葉掃きをしていると、P.セントネージュのオーナーの福井さんが犬の散歩で通りかかり、「今年は冬が早そうだねえ...」と一言。僕が「何もかもがもう冬ですよ」というと、はっはっはっとお腹を抱えて大笑い。「ほんとにそうだねえ」と福井さん。ホントにおかしそうに笑う。みんなたいへんなんだよね、僕らだけでなく日本中が・・・。

彼は僕より少しだけ年上で、こころ温かなとても懐の深いひとです。彼は僕の日記に登場した初めての人物になります。みなさんはこれまでこの日記には具体的な身近な人間が登場しなかったのに気づいていましたか。プライバシーの問題もあるし、僕というフィルターを通して描かれる人物像はたとえそれが肯定的なものであってもそのひとを傷つけるかも知れない。そんな配慮というか心配があって、これまで一度も書いたことがなかったのです。

でも今日みたいな文脈ではいいんじゃないかと思ったのですよね。僕は家族や犬や自然だけを相手にして暮らしている訳じゃないから、人影のない日記をこれ以上書き続けるのは困難でもありました。そして、僕の中で確かに何かが変わり始めているのを感じます。それはとても苦痛なことでもあるのですが、もうその流れは変えられないように感じています。

今日も夕陽がとてもきれいでしたが、落ち葉掃きに忙しくて写真撮影ができませんでした。明日の朝になればまた元通りに一面錦絵のような地面に戻ってしまうのですが、やらないわけにはいかない。1年でいちばんせわしなく忙しくそして美しく静かな季節が続いています。北八ヶ岳の稜線を見上げれば、山の冬はもうすぐそこまで来ていることを知らされます。


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2002.10.09(水)------------気温 = 最低 5度/ 最高 11度

暖房を入れて部屋が暖まるとすぐに暖房を切ったりと、忙しい操作を余儀なくされています。ペンションだから暖房といっても全館温水暖房なのですべての部屋にお湯が回っちゃうからとても不経済なのです。まあ、この1ヶ月ほどだけのことなので、のど元すぎればなんとやらで改善策が先送りになっているわけだけれど。

でも、まあ身体の方も寒さに馴染んできて、9月ほど寒さを感じなくなってきました。とは言えいま僕は真冬の山用アンダーシャツを着込んでその上に厚手のコットンのトレーナースーツを着てホットカーペットの電源を入れた部屋でこの文章を書いているのですが。午後11時で外気温は5℃です。

窓の外は紅葉に彩られて秋本番です。何かの加減でふてくされた気分になっていいるときでさえこころ洗われる思いがするほど美しい紅葉です。ニュースを眺めているとなにもかもがこれまでの為政者の「先送り無責任政策」のつけが回ってきて文字通り「カタストロフィー」を迎えつつあるようですが、ここまでひどいことになるともうどうしようもないですね。

大雪が降っているときにひとりでいくら雪かきをやってもしょうがないのと同じで、本能的にこれはなにをやってもなるようにしかならないと感じています。もちろん為政者は一所懸命やってもらわないと困るのですが、僕みたいな「小市民」がどんな志をいだいても何を言ってもどうしようもないところまで来てしまったようです。

くそ、マネーゲームが庶民を苦しめるようになってしまったのはいったいいつからのことなんだろう。これはグローバリゼーションの「負の側面」だ。ぼくらは世界中の金の亡者や大富豪やギャンブラーの手のひらの上で泣いたり笑ったりささやかな幸せにほっとしたり大きな不幸に打ちのめされたりしている。愛するものを失ったり、死へと追いやられたりしている。いいようにもてあそばれ、躍らされている。ばかな話だ。


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2002.10.08(火)------------気温 = 最低 6度/ 最高 11度

げんきですか。

今日こちらは一日中雨でした。雨に濡れた紅葉がとてもきれいです、そしてとても寒くて夜眠るときには暖房を入れないとかなり寒い思いをします。

また「ノルウェイの森」を読返しています。もはや年中行事みたいなものです。読むたびに新しい発見があります。そして思うのです。いまきみに必要なことはすべてこの小説の中に書いてあるんじゃないかな、ってね。(^^)

読返すたびに「緑(みどり)」という女性の輝きが増していくのはどうしてだろう。初めて読んだ頃は「直子」に激しくこころ引かれて切ない思いで読んだのに・・・。いまは「緑」という生命の躍動感あふれる存在に抗いようなくこころ引かれます。

ワタナベトオルという主人公の生き方、僕は好きだな。現実にあのような人物がいたなら、それはたいしたものだとおもう。とてもとてもクールでタフな生き方だ。あこがれてしまうほど。

僕はどちらかといえば、「キズキ」や「直子」や「ハツミさん」の側にいる人間だからね。^^;

秋は「ノルウェイの森」を読返すのに最適な思索的な季節だから、ぜひきみにも読返して欲しいと思う。そして何らかの指針を自分なりに感じ取ってくれることを祈っています。

毎日たくさんの言葉が思い浮かびそれは語られることを求めているのだけれど、僕の脳はそれをストックしきれない。おびただしい脳細胞が毎日死滅してゆくのが実感できます。梱包材のクッションをプチンプチンとつぶしていくように、僕の言葉を抱えたまま彼らは死滅してゆくのです。

だからこそ僕は書かなければいけないのです。きみには迷惑かも知れないけれど。

じゃあ、健康に気をつけて。またね・・・


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2002.10.07(月)------------気温 = 最低 6度/ 最高 14度


夜来の風雨は思いの他激しくて、夜中には起き出してテラスのパラソルを片づけなければなりませんでした。しかし朝には雨も止んで、南からやって来たおびただしい量の雲が眼の前の谷を経て八ケ岳を駆け登ってゆきます。この強風のためピラタス蓼科ロープウエイは一時運休となりました。

紅葉の進度の早さには目を見張るばかりで、ふと気づけば窓外は見事な紅葉の錦絵になっていました。→写真

今度の連休がピラタスの丘の紅葉の見ごろになりそうです。もちろん麦草峠や車山や美ケ原も同様です。ここより標高の低い蓼科湖(標高1230m)付近の見ごろは11月上旬です。この季節、いついらしても紅葉を楽しめるのは標高差が1000m近くある蓼科高原ならではのメリットです。

今年の紅葉は例年以上に美しいものになっています。ぜひご覧になっていただきたいと思います。


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2002.10.06(日)------------気温 = 最低 7度/ 最高 13度

きょうは天気予報通り朝から曇り空で、夕刻からぽつりぽつりと雨が降り始め、いまは本降りになっています。本降りとは言っても、どどどおうといった降りではなくて、さーっといういかにも高原の秋らしい降り方です。

雨が降り始める前に、お風呂のお湯を全部交換して、ろ過器のろ剤とフィルターの清掃・消毒を済ませました。オゾン殺菌装置も点検・調整して、配管の消毒もして、浴室、浴槽ももちろん清掃・消毒。消毒には塩素を使います。だから僕も完全防護の服装で臨みます。

近年問題になっている恐いレジオネラ菌対策もここまで定期的にきちんとメンテナンスをやっておけばお客様の安全が万全に確保できます。厚生労働省の2001年9月11付のレジオネラ菌を対象とした水質管理マニュアルに準拠しています。ここまでやれば他の細菌に関しても万全です。

まあ小難しい話になりましたが、保健所や薬剤師の方のところに押し掛けてこの夏前にしっかり勉強したのですよ。高価な「残留塩素測定器」も購入したし・・・残留塩素の測定は、なんだか小・中学校時代の理科の実験を思い出させます。

このことについては一昨年から保健所に問い合わせていたのですが、決定版的なガイドラインが無くて情報が少なく、とても苦労しましたが、昨年先のガイドライン・マニュアルが発表されて、自信をもって対応できるようになったわけです。あとはきちんとやるだけです。

その作業のあと、駐車場のクルマから180リットルの灯油(150kgぐらいあるのかなあ)をひとりで運び上げて、2本ある500リットル入りタンクに給油しました。そのあとテラスのしたに匍匐前進(ほふくぜんしん)で潜り込んで土台のカランを全部クローズしました。もうそこまで冷え込むようになったのです。湿度が年中30%以下なので、もう締めてしまっても問題ないのですよね。これで室無いの暖房効率がぐっと上がるはずです。

そんな一連の作業をやっている間にお客様がチェックインされて、ラウンジで寛いでおられるのに気づきました。僕はいつの間にか残照の中にいました。上を見上げると、すっかり水気を失った樹木の葉がからからと風に鳴っています。ときおり「どすん」という音に驚かされますがこれは「ドングリ」が地表に落ちる音です。

秋ですね。秋真っ盛りです。見渡す限り、赤、黄、緑の世界です。そろそろ落葉掃きが忙しくなってきました。里の畑でも山岳部の森の空き地でも、野焼きや落ち葉焚きの懐かしいにおいに満ちています。すっと立ちのぼるその白い煙になにやらこころ安らぐものを感じるのは僕の個人的な思い入れなのでしょうか。


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2002.10.05(土)------------気温 = 最低 7度/ 最高 15度

茫漠とした気分になってきます。これまでもこれからも冬季は見た目の風景や季節の変化が少なくて、そのためにスキーの話ばかり書くことになるのですが、今年は本来書くことがたくさんあるはずの秋なのに、書くことが出来ない。それは僕の問題で、季節は相変わらず美しく進行しているのです。

力士なら「気力」がなくなり、相撲を取ることが出来なくなったといって「引退」を宣言するところでしょうが、僕の場合少なくとも生業としてのペンションを止めるわけにはいきません。止めるとするならばこの日記を書くことを止めて、しばらく休養するのが一番なのかも知れません。惰性で書き続けても意味がないから。

そして本業であるペンション経営に全精力を傾けるのが筋というものかも知れませんね、たぶん。


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2002.10.04(金)------------気温 = 最低 7度/ 最高 16度

ここに記すのは僕の内なる蓼科。僕の心象風景。だから誰もが同じ風景を見るわけではないことを改めて書いておく必要があるかも知れません。風景は人間が存在して初めて成立するものだからです。風景はひとのこころに映し出されるもの、ひとが自分の内面に構成するものです。

僕は僕のこころに映る風景を描写する他ないのです。あなたにどのように映るかは僕には分かりません、哀しいことだけれど。

蓼科では美しい紅葉が始まりました。いまはまだ標高の高いところ、たとえば標高2140mの麦草峠から標高1800〜1600mのピラタスの丘や八子ヶ峰そして車山で紅葉の見ごろがスタートしたところです。最盛期はやはり例年並の10月12日以降になりそうです。蓼科では11月上旬まで紅葉が眼を楽しませてくれます。

美しい風景がこころに映らなくなったら、あなたには蓼科の自然の癒しが必要です。


紅葉の始まったピラタスの森の写真を壁紙サイズ(1094×728/135.2KB)にしてみました。ファイル容量を小さくするために画質は落ちてしまいましたが雰囲気は味わえると思います。→こちら

雲がとてもきれいだったので、蓼科湖から眺めた八ヶ岳を撮影しました。壁紙サイズ(1024×768/150KB)で載せときました。夏の思い出に、よろしければご覧下さい。こちら


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2002.10.03(木)------------気温 = 最低 6度/ 最高 13度

一気に紅葉が進みはじめたようです。文字通り様相が一変しました。さっきまで書きたいことがいっぱいあったのにすっかり忘れてしまいました。概してクルマを走らせているときにすらすらと文章が浮かんでくるのでちょっと困ります。

要するに僕の文章は何かに反応した結果なのだと思い当たります。反応すべきなにかが眼の前にないと書くべき何かも湧き出してこない。文章というもの(まあ僕のは単なる駄文ですが)はそんなふうにして精神の回廊の奥深いどこかからあふれ出ることを望むのでしょうね。書くために書くのではなくて・・・。

まず書きたいことがあって、伝えたいことがあって伝えたい人がいて初めて文章は成立するのでしょう。いま僕は迷っています。僕は何をだれに向かって伝えたいと思っているのだろう。

せっかくの紅葉の季節だから、極彩色の僕の大好きな季節だから、おそらくは頻繁に更新されるであろう「写真」でもって、僕の心象風景を推し量っていただければ幸いです。「10月はたそがれの国」・・・文章の方は「だめだ、こりゃ」。


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2002.10.02(水)------------気温 = 最低 8度/ 最高 13度

台風一過、朝のうち雲が多かった蓼科もすっきりと晴れわたり美しい秋の空になりました。ラウンジから外を眺めると、たった一夜にして森はすっかり紅葉し始めている。これにはびっくりしました。これまでの遅れを一気に取り戻してしまったようです。

サンセットの前の道路一面に降り積もった落葉を掃いたのですが、それは様々な色に彩られたキャンディみたいです。掃き寄せて小さな山にすると、それはもう秋という季節が作ったデコレーションケーキみたい。緑と黄色と赤のグラデーションが本当に奇麗です。

しかしこれから2ヶ月あまり続くこの「落葉掃き」は雪かきよりも大変な僕らの季節行事です。雪より扱いが大変なのと、なんといってもからからに乾いた落葉はマッチ一本、たばこの吸いさし一本で山火事になってしまうから、必死に間断なく処理し続けなければならないのです。まさに時間との戦いです。

毎日軽トラック2〜3台分の落葉を片づけるのは大変な重労働です。でもそのかぐわしい香りは秋そのもの、その香りはすっと僕らの身体の中に入り込み恵み多く瞑想的なこの季節の力を僕らにあたえてもくれるのです。

どんどんこころが透明になっていくのを感じています。それは秋の空が澄みわたっていくのと同時進行。今日も夕焼けがとても奇麗でした。でも、落葉掃きが忙しくて写真をとる時間がありませんでした、残念ながら。もうすぐ夕方になると吐く息が白く見えるようになります。


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2002.10.01(火)------------気温 = 最低 10度/ 最高 11度

台風21号の影響で強い風が吹きすさび氷雨が(文字通り)「雨あられ」と降り注ぎました。そんな中、サンセットの建物の周囲を点検するために外に出たのですが、体感温度が思いのほか低く、雨は濡れると手がしびれてしまうほど冷たいのに驚きました。

もしゴアテックスのレインスーツで完全防備していなかったら、全身ずぶ濡れになってしまったら、おそらく数時間しか生命がもたないだろうと実感してぞっとしました。やはりここは標高1700mの亜高山帯なのでした。都市とは全く異なる環境、厳しい大自然の中で僕らは暮らしているのでした。

今回の台風の風雨はこちらに移住して9年間でもっとも激しいものでした。それでも、森の木々が風を防いでくれたので、都市部より数段穏やかなものになっていたのではないかと想像します。被害はありません。おびただしい数の木の葉や、様々な木の枝が飛ばされてきて、そこら中をじゅうたんのように埋め尽くしています。この始末だけで1日〜2日かかるのではないかと思います。

あっという間にやって来てあっという間に通り過ぎていった印象ですが、自然の猛威のすさまじさを改めて思い知らされました。

いまは先ほどまでの嵐がうそのように雨も風もなく、ピラタスの森はしんと静まり返っています。微風すら吹かず、森の彼方から聞こえる渓流の轟音だけが、この台風の大きさを思い起こさせるばかりです。

明日は「台風一過」の晴天で、以降良いお天気が週末を含めて続くとの予報が出ています。紅葉は一気に加速しそうな気配です。


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サンセットは標高1700mの原生林にたたずむCOOLなゲストハウス。
時間が止まったような、自然と一体になった不思議なやすらぎをあなたもどうぞ。
静かな人生の休日(スティルライフ)に浸って下さい。



ペンション サンセット

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