- 2002年2月 -
![]() |
"It exists across the universe"
簡単お便りフォームはこちら。お便り待ってます。
*The photograph is taken by M. Kano. All rights reserved.
|バックナンバーへ|
| 2002.02.28(木)------------ 雨の音・・・まだ真冬なのに・・・雨の音に気づいて、目が覚めた朝でした。そう、雨です。その後時には小雪が舞いましたが、おおむね雨の1日になりました。雨と言っても降っているのか止んでいるのかわからないような降り方ではあったのですが、上空にはしっかりと雨雲が居座って陽の光を遮っています。 風情はすっかり春の雨です。ときおり雲が降りてきて一面真っ白な霧の中のような状態になり、その霧の向こうから小鳥の可憐な地鳴きが聞こえてくる様子はやはり早春というほかありません。 でも、経験的に言えばこれは一時的なものであって、本当に春がやってくるのは4月下旬なのです。雪解け水が渓流を流れ落ちる轟音が聞こえてこないのが何よりの証拠です。 ここ数日の暖かさでサンセット周辺はだいぶ積雪の嵩(かさ)が減ってきましたが、今週末にはまとまった積雪がありそうです。そうなるとまたもとの冬景色に戻ります。いま目の前にあるこの春の景色が幻であったかのように。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.27(水)------------ 僕もとうとう50歳になってしまいました。信じられないことですが、何度数えてみても(当然のことですが)やっぱり50歳です。(笑) いまや(再び)「人生50年」の時代ですから、もういつ死んでも不思議ではないです。なんだか気が楽になりましたね、これで。 息子も第一志望の大学から今日合格通知が届いて、もう言うこと無しです。これで彼は僕の後輩になることになります。じつに不思議な縁(えにし)です。 あ、そうなると「もういつ死んでもいい」なんて言っていられませんね。彼が一人前の社会人になるまでは、親としてはがんばってがんばってがんばり通すしかないですね。親元を離れて高校を奨学金とアルバイトで卒業し、僕のレクチャー以外は通信添削講座での独学で受験に挑み大金星を上げた息子に負けないように・・・。 僕は今日、息子から大きな勇気と力をもらったような気がしています。僕は彼を誇りに思います。 ということで、(何が「ということで」なのかよくわからない文脈ですが)春から夏に向けてサンセットもちょっと大きな変貌を遂げるべく思案中です。といっても設備投資といったことではなくて、お客様にとってよりご利用になりやすいシステムという点で大改革をもくろんでいるのですが・・・。 ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.26(火)------------ 昨日と同じように駐車場にクルマを入れて、エンジンを切る。どっと静寂が押し寄せる。それはやはり確かな質量を持っている。開け放った車窓から風が吹き込む。それは薫風といっても良いほどの軟らかな感触だ。ほのかに春のにおいがする。そしてシジュウカラの可憐な地鳴き。 今日は昨日とは異なって一日中陽光は射さなかった。だから気温のわりにとても寒く感じるし、雪もあまり融けなかった。それでも空を覆う薄い雲を透かして太陽はその存在を常に感じさせていた。 分厚く積もった雪の下から春の息吹が聞こえるような気がする。樹木の周囲は丸く雪が融けてごうごうと水分を吸い上げているのを感じる。ところどころに、本当に久しぶりに地面が顔を出した。そこを踏みしめると、懐かしい地面の感触がした。 春はもうすぐそこまで来ているように思われるけれど、週末には再び冬が戻ってくるとの予報。しかし、そんな予報もにわかには信じられないほどの暖かさが続いている。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.25(月)------------ 折からの陽気にクルマの窓を全開にしてスキーから戻ってきて、サンセットの駐車場に乗り入れる。そのままエンジンを切ると、めまいのするような静寂が押し寄せてくる。それはまるで質量を持っているかのような圧倒的な静寂だ。そっと目を閉じる。風が頬をなぶり、ほのかな春のにおいがする。さわさわと風の音が聞こえる、野鳥の声が聞こえる。 この瞬間が僕は好きだ。 真っ白な雪の上に惜しみなく降り注ぐ陽光はまるで神の慈しみのようだ。芽吹きの準備に余念のない樹木や灌木の影がくっきりと映し出されている。モノクロームの世界なのだけれど、ハイコントラストな情景の中にすべての色が隠されているのを感じる。真夏のあの百花繚乱の極彩色の世界が僕には見えてくる。 静かだ。本当に静かだ。聞こえるのは風の音だけ。そして感じるのは音もなく降り注ぐこのあふれるばかりの陽光の感触。きめ細かな光の粒子を感じる。このまま春になってしまうのだろうか。いや、そんなはずはない。でもここにあるのは、もう二度と雪なんか降らないのではないかというほどの「まぼろしの春」。 ------------------------------(午後10時) |
| 2002.02.24(日)------------ 今日も穏やかな1日になりました。ほんとうに春になってしまったような陽気です。空はどこまでも青く、夏のような白いむくむくとした雲が流れていきます。雪はサラサラとしていますが、水気がしみ出して春の雪のようになりました。道路を雪解け水が流れて、夜はアイスバーンへと変化します。 これは本来のこの季節の気候ではありません。異常気象なのかもしれません。 これからスキーシーズンの終わりまでの1ヶ月ちょっとの期間は毎年あっという間です。そう考えてみると、ベストコンディションのスキーシーズンというのはじつは本当に短いのですね。ちょっとさびしい。 ------------------------------(午後9時) |
| 2002.02.23(土)------------ 穏やかな1日になりました。春のように「うららかな」雰囲気に充ち満ちた素敵な1日でした。いま木曽御嶽山の右肩にまん丸の真っ赤な夕陽が沈んでいきました。美しい夕暮れです。僕はお客様の夕食のテーブルセッティングをしていたのですが、ラウンジに射し込むただならぬ赤い強烈な光にそれと気づいたのです。 神々しい夕暮れです。息をのむような夕焼けです。ちょうどそのときサンセットのダイニング・ラウンジでは大切な友人、ウォン・ウィン・ツァンさんの「光君のプレゼント」がかかっていました。これほどぴったりのBGMはありません。・・・シンクロニシティ。意味のある偶然。 そのあまりにも荘厳な情景に、仕事の手を休めてしばし見入ってしまいました。そして何かが僕に語りかけ、いやしてくれているのを感じました。じつに様々な悩みや心配事を僕は抱え込んでいて、ここのところにっちもさっちもいかなくなっていたのです。 この美しい夕暮れをカメラにおさめられなかったのが残念ですが、仕方ない状況でした。そのかわり僕の心にしっかりと焼き付けたのでした。 自然はそれを望むものにだけその美しい情景を見せてくれるものです。望まなければ、そこにあるのはただの山であり、空でしかありません。ここに暮らす僕にとってさえそんなふうにしか見えない日々があるのです。そうした意味では、何度もサンセットを訪れてくださったお客様もきっとまだまだ出会っていない情景がたくさんあるはずです。 美しい風景、感動的な情景を「望んで」下さい。そうすれば今度もまた、新たな感動に出会うことができると思います。 ------------------------------(午後6時) |
| 2002.02.22(金)------------ なんという暑さだ・・・というのが実感のこの2日です。朝はマイナス3℃で普通だったのです。ひんやり寒くてガスが出ていて。しかし10時過ぎには太陽が顔を出してそのとたんに強烈な陽光がゲレンデと僕らの肌をじりじりと焼きました。日焼け止めを塗っていたのにしっかりと日焼けしました。 午前中は固かった雪も午後には3月みたいな水気の多い湿雪になりました。ちょっと異常な気象です。本来はもっと気温が低いのです。 あ、そういえば今日からビーナスラインが全線無料になりました!もう車山に行くのにお金を払う必要はありません。美ヶ原までずうっと無料です。この夏は松本から蓼科への高原ドライブが盛んになりそうです。道路公団ではないときちんとこういう風に(償還が終われば)「通行無料」になるという良い見本ですね。 さあ、僕も車山高原スキー場にに通うぞ! ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.21(木)------------ 朝マイナス10℃だったので、それに合わせてゲレンデに出たのですが、日中の最高気温はなんと8℃にもなって、暑いのなんのって・・・。サウナ・スーツ状態になってしまいました。しかし、まあダイエット中なのでちょうどいいかなということでそのまま滑り通しました。かなり絞れたと思いますが、ちょっと脱水症状気味になってしまいました。それでも午後3時過ぎには気温は急激に下がり始めたのでちょうどいい感じに戻りました。いずれにしても異様な「暑さ」でした。 ゲレンデはまるで3月の気温の高い日みたいな状態になりました。春スキーみたい。2月下旬とは信じられません。しかし夜になって再び気温が下がったので、明日はまた締まったゲレンデに戻っていることでしょう。いまやロコ・スキーヤー(地元のスキーヤー)は日焼け止めクリームが必須です。男も女もありません。みんな愛用・・・というか、そうしないとひどい日焼けで大変なことになるからです。 みなさまも日焼け止めクリームをお忘れ無く!紫外線は真夏の海岸の数倍(5倍?)ですから、サングラスやUVカットゴーグルも必須アイテムです。 そんなことで道路やその周辺の雪が融けだしたので、明朝の道路はアイスバーンに注意が必要です。雪解け水のアイスバーンは筋金入りのミラーバーンになります。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.20(水)------------ けっこう陽差しが強くて、ときおり屋根の雪がどどどと落ちる音が聞こえる1日でした。道路の雪もだいぶ融けましたがまだ融け残った雪が良く滑ります。今日の午後、仕事がらみでブランシュたかやまスキー場に行ったついでに2時間ほど滑ってきました。 ゲレンデの向きが東向きなので午後は全体が日陰になるので雪が融けにくく、抜群のパウダーコンディションでした。僕は「スラローム・コース」ばかり滑りましたが、例年ならカリカリの状況のことが多いこのコースがパフパフでしたから、他のコースもすごくいい状態なのは間違いありません。 このコースは30度弱の急斜面で、ハイ・スピードのカービングターンでしっかり滑る方がむしろ易しいコースなのですが、昨年までに比べてさほどの急斜面とも感じずにしっかりスピードコントロールして自在に滑走できたのには自分でも驚きました。「ポジション」が良くなったのでしょう、きっと。妙な緊張感が全くありません。とても楽しかったです。 とても夕陽がきれいでした。真っ赤に燃える太陽が木曽御嶽山に沈んでゆくのです。この季節は滑り終えて宿に向かう途中にこんな素敵な夕陽にちょうど出会えます。 ------------------------------(午後7時) |
| 2002.02.19(火)------------ 寒い1日でした。風が強くてここだけではなく、用事で出かけた富士見町も同じくらい寒かった。「風冷え」というやつですね、きっと。風冷えといえば八ヶ岳の向こう側の野辺山の冬は本当に寒いそうです。どんなに厳重に目張りしても、どこからともなく冷気が忍び込んで暖炉を燃やしても燃やしても家が暖まらず、耐え難い寒気に清里のホテルに非難してくる別荘の住人もいるとか。 ここピラタスの丘はそこまでは寒くないです。基本的に森と山が風を遮ってくれるから。そして降り積もった大量の雪が天然の断熱材の役割をしてくれるから。 街に降りるといまでさえ「春」を感じさせる陽差しの暖かさがあります。もうすぐ春なのですね、里では。山の春はもっとずうっと先です。4月の下旬ぐらいからでしょうか。蓼科湖あたりの数百本のソメイヨシノはちょうど5月の連休に満開となります。 僕的にはまだまだ春には来て欲しくないです。もっともっとスキーを楽しみたいから。この冬のこの美しい季節をしっかりと心に刻みつけたいから。二つとして同じ季節は巡ってこないのです。 ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.18(月)------------ 文体を変えてみた。誰かに話しかけるような口語体から、いかにも日記らしい文体に。そう、僕の場合こんな感じだ。純粋な「一人称」といっても良いかも知れない。いかにも僕らしくてしっくりと馴染む。 今日は晴れているのか曇っているのかよくわからない1日だった。見上げれば真っ青な空に真っ白な雲がむくむくと湧いて、まるで夏の空のようなのに、地表に陽光が届かない。ピラタスは雲の影になっているのだ。風も強かったので、積雪が地吹雪のようにたたきつける。体感気温はマイナス20℃近かったと思う。 踏みしめると片栗粉のようにきゅっきゅっと鳴くほど良質の雪がそのまま温存されている。こんな時はアイスバーンの上にこの雪を砂の変わりに撒くのだ。当地では当たり前のそんな行為も都市から来た人々には理解不能に思われるかも知れない。すべるのは「水」であって、雪でも氷そのものでもないのだ。水気のない雪はまさに砂と同じなのだ。 そろそろ確定申告の作業に入らなければならない。すべて自分で行っているので、外の美しい景色も目に入らないほど多忙な季節に入る。 ・・・砂のような文章。ふう・・・。(^_^;) ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.17(日)------------ モニタ・スクリーンを前にして、さて、何か書かなければ・・・と考える。これはもう日記とは言えない。日記とはそのようにして書かれるべきではない。いろんな考え方があるのだろうが、僕はそのように考える。さて、どうしたものだろう、といまも考え続けている。 今日はリフト運行開始から終了までスキー学校の「レベルアップ講習会」でトレーニングに励んだ。朝のうちは曇り空だったが、午後になると大気が湿り気を帯びてきていわゆる「しけ寒」を感じだした。雨か雪かどちらかが降る気配だ。結局2時頃から雪が降りだした。風が吹き始め寒さが増したが、そんな中で僕らはトレーニングを続けた。 講習会は3時までだったが僕は自分がうまくできなかった課題をリフトが終了するまでひとりで黙々と続けた。そしてこういう地道な努力をしない人間は自分が望むような滑りには到達できないのだということを実感した。自分の滑りに快感だけを追求している限り、そこから先へは進めない。安全な場所を選んで、目を閉じて視覚を排除して内的運動感覚に集中して滑るということまでやった。これは効果絶大だが、危険も大きいので条件がそろわないとなかなかできないのが残念だ。 いま雪は止んでいるようだ。明日は晴れると思う。そうしたら、今日の課題を明日も1日かけてさらに練習しようと考えている。この課題を克服できれば僕の滑りは大きく飛躍できるような気がするから。トレーニングの効果はすでに今日の段階でも歴然と出ている。 運動に関していえば、それがコンペティションでない限り、そのような努力は必ず報われる。人生における例外的法則だ。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.16(土)------------ 陽差しがかなり強くて実際の気温より「暑く」感じました。でも最高気温は0℃でした。雪はぜんぜん融けません。しかし融雪剤を撒いた道路はすっかり乾燥路面になっていました。融雪剤を撒いていない部分や日陰はアイスバーンになっているので注意が必要です。実際には雪が融ける気温ではないのです。 予報では今夜から雪とのことだったのですが、明日の午後から雨ないしは雪(ここは標高が高くて気温も氷点下なので「雪」でしょうね)というふうに変わっていました。 それはそうと、「もはや何も信じていない自分」に気づいてかなり驚いています。そういうことって普通あまり考えないから・・・。でも、たまたま気が付いちゃったんですよね。まあ、それだけ理不尽で不確かな世界になってしまっているのだろうけれど。何もかもが捻れてこんがらがっている時代。 それでも、"Life Goes On."。 ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.15(金)------------ 2月としてはかなり気温の低い日が続いています。8年前に比べたらこれでも充分以上に暖かなのですが、暖冬化が進んだいまとなってはそんなふうに感じます。おかげで雪は全く融けず、最高のゲレンデを堪能している毎日です。 自分でもわかるのですが、ここのところ日記に内容がないですね。内容がない日記が悪いというものでもないので、それはそれでいいと思います。でもなんかね、僕もつまんないのです。まあ、雪と氷の世界になる冬はこんなものなのです。内面的世界では様々な事象がおきているのですが、表面的には、雪が降る→除雪に負われる→仕事→暇なときにはスキーを楽しむ。それの繰り返しです。のっぺりとした毎日です。ページを繰っても繰っても白紙ばかり・・・そんな感じです。 ささやかな感動はあります。僕の世界に限定された、しかしかけがえのない個人的な感動。 しかしそんなものはどうでもいい、読みたくもないというひとが増えてきたように感じています。そういう時代になったのだ、と。そうかもしれない。それこそそのひとの個人的価値観の問題なのだから僕がどうこう言うことはできない。しかし彼らも僕の日記がつまらないからといってどうこう言う権利もない。価値観というものは相互的なものなのだ。まあ、どうこう言われたわけではないし、むしろ励ましのお便りをいただいているのですが・・・。 まあそんなことで、つまらない日記が春まで続くかも知れませんが、どうかご容赦下さい。テンションが下がってしまって、スランプなのです、たぶん。 ------------------------------(午後10時) |
| 2002.02.14(木)------------ ぐーんと冷え込みました。雪がギュッと締まって踏みしめるときゅっきゅっと鳴きます。今シーズンはじつに積雪量・雪質ともに最高なのです。感動的ですらあります。ハードパックのゲレンデで滑り慣れてしまって、新雪やふかふか雪が苦手だった僕らもすっかりパフパフ雪に慣れてしまいました。(^_^) 僕がこちらに移住して以来最高のシーズンだと思います。この冬を、この雪をしっかりと味わいつくしたいと思っています。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.13(水)------------ 昨夜半から降り始めた雪もようやく朝には雪は止んでまた15cmほどのパウダースノーが積もりました。そして午後4時頃から再び雪が降り、いまは止んでいます。予報では今週は毎晩雪が降るようなのでゲレンデが楽しみです。 ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.12(火)------------ 朝には雪は止んで15cmほどのパウダースノーが積もりました。風があるのでかなり寒く感じます。しかし陽差し自体は暖かなので、ゲレンデの1日の寒暖差はかなり大きなものになります。ウエアのジッパーを開けたり閉めたりしてきちんと体温調節をしないと風邪を引きやすいので注意が必要です。 雪質は昨日以上に素晴らしかったです。予報では今週は毎晩雪が降るようなのでゲレンデが楽しみです。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.11(月)------------ 朝から雪が降り始め午前8時過ぎには本降りになりました。ずんずん積もって、朝のニュース通りの大雪を予感させましたが午後には晴れ間が覗きました。スキー、スノーボードのお客様は晴れてくれてよかったですね。 お昼過ぎから帰路につくお客さまが多くなったのでゲレンデは午後からぐぐっと空いてきました。午後2時過ぎには通常の土曜日より空いているぐらいになりました。リフト待ち5分以下です。 新雪が10cm以上積もり、気温が低かったのでゲレンデコンディションは最高でした。道路も朝のどうしようもないほどの積雪路が一転して乾燥路面になって、帰路を急ぐお客様に味方してくれました。 みなさんとても満足げな表情で、僕らもほっとしました。 いままた雪が降り始めましたかなり積もりそうです。せっかくきれいに除雪したのに・・・。(^_^;) ------------------------------(午後10時) |
| 2002.02.10(日)------------ 予報では大雪という可能性もあったのですが、幸いにも大雪は降りませんでした。朝のうち晴れ間が覗いていたのですが、やがて雪雲が山を覆いました。「ヤバい」と思う間もなく細かな雪が降り始めました。しかし午後3時にはその雪も止んで晴れて明るい陽光が降り注いだのです。積雪は3cmほどでした。 今日も各スキー場は激しい混雑になったとのことです。車山高原スキー場はビーナスラインの料金所前から通行止め状態、しらかば2in1も海水浴場状態、ピラタス蓼科もビーナスラインからの入り口のところで通行止めになったほどです。例外は蓼科東急スキー場で、ここはさほど混雑していなかったそうです。 いずれにしてもどうしてこの連休に異常なほどたくさんのお客様が集中するのか謎が謎を呼ぶばかりです。他の週末は驚くほど空いていて快適なのですから・・・。つまり、この連休でなければならない必然性がないのです。どうしてなのでしょうか? そんなことにこだわるのも、スキー場も私たち観光業に携わるものも当地にいらしていただく以上、可能な限り楽しく快適にお過ごしいただきたいからなのです。 ------------------------------(午後10時) |
| 2002.02.09(土)------------ 最低気温が高かったわりに風があって「風冷え」のする1日になっています。最高気温もマイナス4℃。ゲレンデは陽差しが暖かいのですが、風はものすごく冷たいです。午後にピラタスのゲレンデの様子を見てきましたが、ものすごく混んでいました。リフト20分待ち以上かも知れないです。ファミリースキーのお客様の姿が目立ちました。こんな日でもピラタスのロープウエイ下コースは比較的ゆっくり滑ることができます。 他のスキー場はもっとすごいことになっていると思います。どうして?・・・という疑問。このぐらい混んでいる方がお祭りみたいで華やかなので、お客様に好まれるのでしょうか?滑ること自体が目的の僕らにはにわかに信じられないことなのですが。今年もやはり集中したか・・・。混み具合がどうあれ、いずれにしてもお客様方に楽しんでいただけるならそれがいちばんなので、僕が余計な(?)心配をするのは大きなお世話なのですが・・・。 各スキー場に状況を聞き回ったわけではないので結論を急ぐのは危険ですが、経験的には今年のこの連休も昨年、一昨年なみの混雑となっているようです。ご宿泊なさるお客様は保養所を含めて減っているという情報があったので、今年は大丈夫と推測していたのですが「日帰り」や「仮眠室ご利用」や「車中泊」のお客様が若い方を中心に増えたのでしょうか。とにかく一目瞭然、「スキー場も道路も混んで」います。 ------------------------------(午後4時) |
| 2002.02.08(金)------------ 今年の厳冬期はずいぶん気温が高めでした。マイナス20℃にはとても届かない冷え込みでしたから。こうなるとちょっと心配ですね。極端な暖冬が良いわけがありません。 今日も陽差しがとても熱くてしっかり日焼け止めクリームを塗っていないと真っ赤に日焼けしてしまう状況でした。ゲレンデはとても暖かく感じました。しかし実際の気温はとても低いのでその辺の調整を間違うと風邪を引きやすい季節でもあります。 ピラタスのゲレンデの雪質は水気もなくパウダーでとてもいい感じでした。テクニカルバーンはガリガリでしたが・・・あとはパフパフです。 明日からの連休はどの程度の混雑になるのかちょっとだけ心配です。ここ数年の教訓を生かして、うまく分散傾向が出てくればみんなが快適に楽しめるのですが・・・こればかりは実際にふたを開けてみないことには若江いませんよね。 みなさまにとって快適で楽しい連休スキー、スノーボードになりますように。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.07(木)------------ 今朝は早起きして除雪を終わらせました。雪はしっかりと締まってとてもいいパウダーになっていました。これはゲレンデに出て味見をしなくっちゃということで、午後からピラタスで滑りました。 そのころから風が強まり気温がぐぐぐっと下がり、おまけに雪が舞いガスが出てきました。風があるので滑走不能なほどの視界不良にはならず、普通に滑ることができました。しかし体感温度はとても寒かったです。諏訪湖は晴れで気温が7℃以上だったとのこと。標高が1000mほども違うと気象もこんなに違うのですね。 ガスの中を滑走するのは視界が悪いという点では危険でかなり緊張するのですが、嫌いではありません。周囲がよく見えない分、自分の運動がよく見えるのです。自分の身体の動きがはっきりと見えるようになるのです。純粋に雪面とスキーと自分の身体との対話が感じ取れるのです。ゴルフと同じです、僕はガスっている方がスコアがいいのです。(笑) "Dragon Ash"の"Life goes on"を聴きながら・・・。 ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.06(水)------------ 未明に雪は止んだようです。片栗粉のような目の細かい粉雪が一面を覆って美しく、それがかえって作り物の景色のように感じさせます。今朝はめずらしく、春のように窓から朝日が強烈に射し込みました。外に出るとマイナス7℃にもかかわらず以前のような強烈な寒気はありません。森のそこここから小鳥のピーピーという可憐な春の地鳴きが聞こえてきます。 日中も気温のわりにはかなり暖かく感じました。陽光が強烈なのです。まるで3月の太陽のようです。屋根や道路の雪がいっせいに溶け出しました。しかし地面やゲレンデの雪はその陽光にもうち勝つだけの冷たさを温存しているようで、全く変化なし、多少水気が増した程度です。夜になるともとどおりのパウダースノーに戻りました。 今週末の土曜日にはまた雪が降るとの予報が出ています。くれぐれも積雪路、氷雪路を走るための準備を怠りなく! ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.05(火)------------ 寒暖差の大きな1日になりました。これが冬がピークを過ぎた証拠なのですが、あまり寒暖差が大きいのはやはり異常気象です。この程度の陽気はゲレンデにはほとんど影響ありません。いい雪です。サンセット周辺の雪も融けません。 2月がスノー・スポーツに訪れるお客さまのピークです。雪質的には1月の方が良いのですが、実態はそんなふうにずれています。パフパフのパウダースノーをお望みでしたら3月では遅すぎます。ファミリースキーなど、のんびりとレクリエーションとして楽しむならば陽差しの暖かな3月(春休み)がおすすめです。 午後9時には雪が降り始めていました。しんしんと降り積もるタイプの雪です。細かな雪片がきらきらと輝きながら間断なく降り積もります。雪の降る夜は本当に静かなのです。そのことはこれまでも何回も書いたことなのだけれど、何回語っても伝えきれないほどそれは静かなのです。 この世界がもうすでに終わってしまっていて、それを知らない僕らだけがこの雪深い深山に取り残されているのだと言われたらつい信じたくなってしまうような、そんな静けさです。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.04(月)------------ きれいに晴れました。たまに白い雲がやってきては通り過ぎてゆきます。春の霞のような薄い雲もたまにやってきます。なんだか春めいた1日でした。陽差しがとても暖かくてちょっと油断してしまいそうなほどでしたが、雪が融けるほどの陽気ではありません。午後3時を過ぎると吐く息が真っ白に変わりました。 じつに13日ぶりでスキーをしました。病み上がりなので、慎重にウォーミングアップしてストレッチングをして、プルーク・スタンスでポジションのチェックをするところから一通りのメニューをこなしました。最初はうまくイメージと身体の動きとがマッチしなかったのですが、滑っているうちにしだいにカンが戻ってきました。とてもいい雪でしたよ。 帰ってきてからペンション村のゴミ集積所の掃除と除雪をしに出かけました。今週は「掃除当番」なのです。それが終わって帰ってきてから今度は自分のペンションと駐車場と目の前の道路の除雪をしました。それが終わるともう9時半を回っていました。今日の雪は冷えてパウダーになっていたのでとても効率よく除雪できたのですがそれでも2時間もかかったことになります。 やはり山の冬は厳しいです。体力が衰えて除雪がまともにできなくなったら山を下りるほかないですね。 ------------------------------(午後11時) |
| 2002.02.03(日)------------ 予報より少し早く昨夜半から雪が降り始めました。本降りで、40cmほど積もりました。昼過ぎから降り止みましたが気温がプラスに振れたこともあって嵩(かさ)は少し減りました。ピラタスのゲレンデは午後2時過ぎからガスが出ました。本当に今年は積雪量が豊富です。 午後3時過ぎ部屋で寝転がって村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読んでいると地震のような震動と音が突然襲いました。窓ガラスがビリビリ言っています。窓の外に何か白いものがドサッ、ドサッと落ちてきます。何事かとびっくりしましたが、大屋根の雪が落ちる音なのだとわかりました。慣れているはずなのですがこんなにものすごい落ち方は初めての経験だったのです。 外に出てみるとなるほどたくさんの分厚い氷の固まり・・・ひとつが厚さ30cm重さ30kg〜100kgもありそうな・・・が何トン分のもの雪といっしょに落ちて山になっています。すごい光景です。 まあそれはとにかく、深々と雪の降る日はこうして読書するというのがこの冬の僕です。小説に限らず書物というものは読むときの自分や世界の状況や、年齢によって読むたびに見えてくるものが異なります。読み返すたびに見えてくるものがどんどん増えてきます。 村上春樹の作品はほとんどすべて数回から十数回読み返していますが、そのたびに以前は見えなかった断面が新たに見えてくるのです。サルトルの「存在と無」も二十歳の頃はこれほど難解な書物はないという印象だったのですが五十歳のいま読むとかなりの部分がすらすらと自分の中にはいってくるのです。 以前は自分の二十歳の頃の日記や書き物を読み返して「げ、これはかなわない。若いってすごいことだ!」なんて感じて落ち込んでいたものですが、最近は「かわいい」と感じるようになりました。いまの自分の方がはるかに知力においても洞察力においても直感においても優れていると感じるのです。ようやく自分を越えることができたのかも知れませんね。 昨年までは雨以外なら絶対にゲレンデに出ていたのですが、今シーズンは違います。やみくもに練習するよりは自分の内面的イメージをしっかり作る方を優先しています。自分の運動のイメージを明確にして確信を持って滑るようにしようとしているのです。これはとても大切なことだと思っています。なにごとにつけても僕はそういう「タイプ」なのです。(^^ゞ ------------------------------(午後10時) |
| 2002.02.02(土)------------ 厳冬期としてはとても暖かいと思います。体感的には充分以上に「厳冬期」ですがこれは昨夏が全国的に気温が高かったせいで身体が変になっているのでしょうか。まあ、ふところが「厳冬期」というか「氷河期」を迎えているのは事実ですからそれでこんなにも寒く感じるのかも知れません。 「氷河期」・・・う〜む、その通りですね。まさに氷河期です。気候の話ではなくて、経済の話ですが。 まあ不景気な話ばかりでも気が滅入るばかりですから、このへんでやめておきましょう。しょせん「ゴマメの歯ぎしり」ですしね。(笑) 今年は積雪量がとても多くて気温が低くてしたがってゲレンデは最高の仕上がりになっています。本当にすごいです。例年だと雪が降って数日たつと、木々の枝に積もった粉雪が風でとばされて山並みが褐色になってくるのですが、今年はそれがありません。ショートケーキみたいにずうっと真っ白です。こんなに冬らしい冬は何年ぶりのことでしょうか。 天気概況では、早ければ今夜から雪が降り始めます。明日朝からは確実に降り始め、終日積雪するのはまず間違いないでしょう。タイヤチェーンは蓼科湖までに装着しないと道路の真ん中でやる羽目になりますからくれぐれもご注意下さい。 氷雪路の坂道の道路脇でのチェーン装着は文字どおり「命がけ」だということを知ってください。夜間は本当に人影がよく見えないんですよね、しかも上から降りてくるクルマは急ブレーキをかけられないのです。仮にブレーキをかけたとしてもとても止まれないしその状態ではハンドルもききませんので、最悪の場合結局あなたをはねとばしてしまうでしょう。必ず三角表示板をクルマ後方10m以上離れた路上に掲示して、ハザードランプとヘッドランプを点灯し、手の空いた仲間は交通整理に立つこと。そこんとこ、くれぐれもよろしく。 ------------------------------(午後8時) |
| 2002.02.01(金)------------ 2月になりました。静かな1日が過ぎ去ろうとしています。この国の経済は運を天に任せたような日々が続いています。たくさんのひとが痛みと悔しさに涙を流しています。いろいろな場所でたくさんのひとが歯を食いしばって耐えています、なんとかしようとがんばっています。 みなさんもそのひとり、そして僕もそのひとりです。 しかし結局のところ政治は政治的利益に向かって動き、官僚は官僚機構の存続と利益に向かって進むのです。これだけ巨額の「公的資金=税金」の投入を受けながら、いずれ銀行は自己保存のためのみに平然と「貸し渋り」を行い庶民を苦しめることでしょう。そこに倫理的人間は存在しない。国家とか官僚機構とか銀行とかいう「抽象的概念」のためにひとがひとを踏みつけにし裏切りを続ける「概念」としての人間しかいない。 もう、抽象はお終いにしよう。具体的にものを考えよう。この手で触りこの目で見ることのできるものについての、そのような思考をしよう。世界はあまりにも抽象的、シンボリックになりすぎた。実感の伴わないイデオロギーが支配する世界になってしまった。まさにゲーム世界だ。そこでは本当にひとが死に、血を流すというのに、そのことが実感できないように巧妙に作為されている。 そんなゲームのスイッチを切って、空を見上げるところから僕らは再生への道を歩み始めなくてはならないと思う。銀行が破綻するのは銀行自身の責任であり、我々の責任ではない。大銀行が破綻しても金融恐慌が起こっても世界は終わらない。それは悪夢かもしれないが、世界が終わるわけではない。 もうそんな根拠の曖昧な「脅し」に踊らされるのはやめよう。僕らが金融システムを救うために痛みに耐えたとしても、彼らは「貸し渋り」や「差し押さえ」でそれに報いてくれるだろう。そもそもこの痛みは一身に彼ら自身が負うべきものなのだ。身から出た錆なんじゃないのか? 「構造改革」は必要だが、「この構造改革」にはそんな欺瞞性がまとわりついて離れないような気がする。これは「我々の(ための)構造改革」ではなくて、「彼らの(ための)構造改革」なのだ。そのことがしだいに鮮明になってきたとは思いませんか? ------------------------------(午後11時) |
サンセットは標高1700mの原生林にたたずむCOOLなゲストハウス。
時間が止まったような、自然と一体になった不思議なやすらぎをあなたもどうぞ。
静かな人生の休日(スティルライフ)に浸って下さい。
デザイン、タイトル、文章、写真、グラフィック、リンク等の無断複製を禁じます。
Copyright 1996-2007 Pension Sunset. All rights reserved.