Pension SUNSET


蓼科高原日記

- 1999年11月 -

"It exists across the universe"

簡単お便りフォームはこちらお便り待ってます。

*The photograph is taken by M. Kano. All rights reserved.

戻る


1999.11.30(火)------------|気温 = 最低 -9度/ 最高 4度|

毎夜、窓を開けると彼方から雪撒き機の音が聞こえます。素晴らしい雪質の雪が出来ています。ゲレンデがどんどん白くなっていきます。最高気温がずうっと低いので効率良く作業が進んでいるようです。いよいよ今週末ピラタス蓼科スノーリゾートがオープンします。

夏には見えなかった谷の向こう側(蓼科山の裾野)の別荘が良く見えるようになりました。森はすっかり葉を落としてとても見通しが良くなって、始めからまるで森なんかなかったかのようです。もういつ積雪が始まっても不思議ではありません。

今日旧い知人のウォン・ウィン・ツァン氏のCDが届きました。この1ヶ月はUSEN440の特集でじっくり聴いていたのですがそれも終わってしまったので、6枚ほどのアルバムを入手したのです。どのアルバムも素晴らしい音楽がいっぱい詰まっています。何と言ってもその精神性の高さは特筆すべきでしょう。とても幸せな気分でその1曲1曲にいま耳を傾けています。


1999.11.29(月)------------|気温 = 最低 -9度/ 最高 4度|

色彩豊かなモーツアルトの似合う豊饒(ほうじょう)の秋から、バッハの似合う凛とした初冬へとはっきりと変化しました。積雪はまだなのでシベリウスまではいかないけれど。毎日氷点下10度近くまで冷え込むようになりましたが、それでも例年より5度ほど暖かです。

朝起きると蓼科山も横岳も白く冠雪していました。昨夜も雪雲が来ていたので標高2,000m以上は積雪したようです。毎晩夜を徹してゲレンデづくりが続いています。この調子なら12/3(金)のピラタス蓼科オープンは間違いなしです。


1999.11.28(日)------------|気温 = 最低 -5度/ 最高 1度|

明るい光と風の音に目覚めると、昨夜の雪はすっかり消えていました。ベッドに横たわったまま窓外を見上げると、真っ青な空を背景にすっかり葉を落としたカラマツの大木が風に揺れています。人気のない森の気配だけが静かな冬の訪れを感じさせます。

ふと思う。本当の僕が僕自身の中にあるように、僕にとっての蓼科は僕の心の中にある、と。この美しい夕陽も、星も、月も、太陽も、風も雨も、空も森も山々も、そして白い雪も、すべて僕の心の中にある。これは僕の物語なのだ。僕だけの物語に過ぎないのだ、と。

誰もこの物語に参加することは出来ない。なぜなら、これは僕自身の世界だからだ。僕が創り上げた僕自身のために封印されたささやかな小世界だからだ。もし共鳴することがあったとしても、それは「あなたの世界」の出来事なのだ。われわれはそれぞれの感動を共有することしか出来ない。僕らは各々の王国に生きるほかない。それはそれでしかたのないことではあるのだけれど。


1999.11.27(土)------------|気温 = 最低 -9度/ 最高 2度|

昨日は曇りがちで風の強い一日でしたが、今日はほとんど無風です。未明に目を覚ますと氷点下9度、テラスを見るとテラスが真っ白・・・すわ雪か!・・・と思ったのですが、それはダイヤモンドダストでした。それは雪のようにうっすらと降り積もりキラキラと輝いています。屋外照明のガラスのホヤに水蒸気が雪のように結晶しています。スキー場からは夜間作業用のナトリウム灯のオレンジ色の照明が漏れ、雪撒き機がフル稼働する音がかすかに聞こえます。

そして深夜、再び空から白いものが降りてきました。舗道も庭もテラスも真っ白に薄化粧。今度はまごうかたなき「雪」。上空の雪雲は薄いから積雪というほど降るかどうかはわからない。でも、これは気まぐれではない本物の冬の雪。いよいよ蓼科に冬がやって来ました。ラウンジの暖房を切ると氷点下になってしまうこの冷え込みは本物です。


1999.11.26(金)------------|/気温 = 最低 0度/ 最高 5度|

疲れ果てて一日中部屋にこもって臥せっていました。1,250日近く一日も休まず片時もHPのことを忘れずに暮らしてきた反動かもしれません。「テクノ・ストレス」かもしれません。海外のHPだけを教科書にテキスト・エディタでひとつひとつタグを打ち込みながらHPを作り初めて以来、日進月歩のインターネットの進捗に必死に追いすがってきたから。

「燃尽き症候群」かもしれません。WWWでの集客活動もいつのまにかEC(エレクトロニック・コマース)と呼ばれるようになったのに、効率も考えずにただひたすらに蓼科の素晴らしさを伝えたいと日々取材に駆け回ってきたから。

もっと気楽に続けていくことにしました。糸井重里氏のHP「ほぼ日刊イトイ新聞」のように、「ほぼ日刊」でいこうとも考えています。僕自身が新鮮な気持ちで蓼科の自然と相対せなければ、この素晴らしい蓼科の気分を伝えることなど出来ないと考えるからです。

そんなわけですが、今後ともよろしくお願いいたします。


1999.11.25(木)------------|気温 = 最低 -1度/ 最高 10度|

雨は上がりすっきりと晴れ渡りました。雲ひとつない陽射しの暖かな日になりました。家の中より外の日なたの方が暖かです。この程度の気候ならまだまだキャンプに行けますね。小さなドームテントの中で迎える朝が大好きです。テント全体が発光体のように朝日に光り輝いて、そのまばゆい光の中で過ごすまどろみのひととき。テントのフライシートを透かして届く月光もまた素敵なのだけれど。


1999.11.24(火)------------|気温 = 最低 1度/ 最高 7度|

昨夜半から雨になりました。久しぶりの雨です。目の前の谷から雲がむくむくと湧いてくるのを見て、お客様が歓声を上げていらっしゃいます。墨絵のように幽玄で壮大な景色です。こんな日は雨もそんなに悪くないな、と思います。

この季節に雪ではなく雨というのは珍しいことです。長期予報ではこの冬は「暖冬」とのことです。しかし、今日は晴れという予報が昨夜でていたのに今朝は雨。年々天気予報は6時間後のお天気ですら当たらなくなっています。はずれることを期待しましょ。(^_^;)


1999.11.23(火)------------|気温 = 最低 -4度/ 最高 5度|

繰返しになりますが、ピラタス蓼科スノーリゾートのオープンが12/3(金)に変更になりました。スーパークワッド下のバーンはすでに上から2/3ほど白くなっています。もうちょっと待ってね。>^_^<

今日は満月、昨夜もものすごく明るかったけれど、今夜も「月がとっても蒼いから、回り道して帰ろう」って感じになりそうです。それなりに寒いけれど、例年に比べたらものすごく温かです。まだ積雪はないし、八ケ岳の冠雪も解けてしまったし、冷え込みもまだ氷点下10度以下にならない。これって暖冬なんていう以前に「異常気象」だと思う。変だよ、やっぱり。(^_^;)


1999.11.22(月)------------|気温 = 最低 -5度/ 最高 7度|

ピラタス蓼科スノーリゾートのオープンが12/3(金)に変更になりました。日中の気温が高いのと本格的な降雪がまだ無いということだと思います。これはどのスキー場でも条件は同じだと思います。蓼科高原・白樺湖エリアではピラタス蓼科がいちばん標高が高く低気温ですから、いまの天候が続く場合はどのスキー場もオープンが12月初旬にずれ込む可能性が高いですね。オープンさせるだけならやっつけで可能かもしれませんが、そういうことをしないのがピラタスの良心だと思います。だからもうちょっと待ってね。>^_^<


1999.11.21(日)------------|気温 = 最低 -5度/ 最高 6度|

いつも通りの穏やかな朝です。もう「初冬」といってもいいですね。それでも市街地の紅葉はいまが見ごろなんですから、「秋」でもあるわけですよね。山暮らしでは買い物にでるだけで、標高差1,000mを昇り降りするのでいつもふたつの季節をいったり来たりすることになります。

毎日満天の星空になりますが、この季節は月がまぶしいほど明るくてまるでハロゲンランプで照らされているみたい。夜でも懐中電灯などいらないほどです。しし座流星群の名残の流星をたまに見ることが出来ます。

キツネは毎晩見かけるのですが、たぬきや鹿にはあまり出会っていません。もっと寒くなれば会う機会も増えるでしょう。しかし裏庭のリスを見かけないのがちょっと心配です。いつもだったらドングリ集めに精を出している時期なのですが・・・。


1999.11.20(土)------------|気温 = 最低 -6度/ 最高 5度|

山の住人はこの時期、冬支度に余念がありません。初積雪までの短い期間に冬に備えてやらなければならないことがたくさんあります。まず水が凍ってしまうと出来ない作業は最優先です。外回りの洗浄とかお風呂の外回りの装置のメンテナンスや洗浄。落ち葉の処理も早くしないと霜で湿って燃やせなくなっちゃうし・・・。もうすぐ日中でも気温が氷点下になるので、そうなるとペンキ塗もダメ、とにかく水を使う作業はご法度になります。急がなくっちゃ。(^^ゞ

昨日も書いたけど"Earth Shoes"は最高の履き心地です。履いた姿を鏡に映して見ると、25年前のような違和感はまったく無い。むしろ現代の靴の方がユニークなデザインですね。ここでは日常的にハイキングシューズを履いているので、歩くときの違和感もない。ビジネスシューズなど踵の方が高くなっている靴から履き替えると、最初のうちバタンバタンとつま先をばたつかせる歩き方になっちゃうのですが、そんなこともなくとても快適でした。

今年は紅葉が遅かったせいで、市街地ではいまが紅葉の最盛期でとてもきれいです。昨夜松本からの帰り道、中央道諏訪湖SEあたりから見る街の明かりは宝石のように美しく愛おしい感じがしました。街に暮らす人々の温もりを感じるせいかもしれません。「星の王子様」の作者サン・テクジュペリも夜間飛行中、そんな気持ちでに地上の明かりも見下ろしていたのかもしれません。


1999.11.19(金)------------||気温 = 最低 -8度 / 最高 7度|

久しぶりに松本に行ってきました。というのも昨シーズン以来スキーのインサイドエッジに踏みごたえが無くなってきてどうもこれは・・・と思って気になっていたからです。松本のICI石井スポーツで足をスキャンしてもらい診断してもらったところ、思った通り土踏まずがインサイドに落ち込む症状が出ていました。これは靴のインソール(中敷)が土踏まずより低い場合生じるわけですからその分を正確に修正したインソールを作れば解決するというか、そうしてやることによって土踏まずのアーチを正しい形にキープできる筋肉がつくのです。・・・ほとんど受け売りですが。(^^ゞ

で、それを注文してきたわけです。

僕の経験では砂浜を裸足で歩くようなシチュエーションがいちばん良い修正運動になると思うのですが、山に砂浜はないからなあ・・・。で、考えたのは1975年に米国のWestwoodの直営店で購入してきた"Earth Shoes"です。当時は日本では手に入らなかったので、会社に履いていくと周囲から好奇の目で見られました。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー1」でマーティ・マクフライがダウンベストを「なんだその救命胴衣は?」といぶかしがられるのと同じ状況でした。(笑)

その伝説の"Earth Shoes"なんと完璧な状態で所有しているのですね。この靴のすぐれているところは、履くと踵下がりになってちょうど砂浜に裸足で立ったときと同じ状態になるようにソールが作られている点です。ですから路面が何であれ、常に感触は「砂浜」です。履き始めは土踏まずがすごく痛いけど、すぐに慣れてあとは常時竹踏み状態というか直感的に姿勢も良くなり健康にもいいと感じることが出来ます。時代は70年代的になってきているのでそろそろリバイバルするかもね。明日からは"Earth Shoes"で犬の散歩に出かけよう。


1999.11.18(木)------------||気温 = 最低 -5度 / 最高 2度|

今日は最低気温=氷点下5度、最高気温=2度でした。やはりこの秋はとても暖かかったのですね。いまでも平年より気温は高めなのに、ものすごく寒さを感じます。つい、いつもより厚着をしてしまいます。標高2,000m以上は雪が降りましたが、それより下は快晴。風花の舞う一日になりました。

いよいよ餌が無くなってきたのか、野鳥達がテラスを訪れる事が多くなってきました。羽毛を丸く膨ませたその姿がとても可憐です。森の木々もほとんど落葉し、とても見通しが良くなりました。木曽御嶽山がぐぐっと近くに見えるようになり、真っ白に冠雪した乗鞍岳がくっきりと望めます。蓼科山も白く冠雪しました。森越しに見る赤い夕陽に、秋の終わりとまだ穏やかな冬の前触れを感じます。


1999.11.17(水)------------||気温 = 最低 -9度 / 最高 2度|

この秋1番の冷え込みになりました。天気概況では標高1,500m付近に気温0度の寒気団があると昨夜いっていましたが、サンセットはその200m上(1,700m)にあるのです。昨夜〜今朝は氷点下9度まで気温が下がりました。深夜にはダイヤモンドダストが降り積もりました。隣接するピラタス蓼科スノーリゾートではゲレンデづくりの「雪撒き」が始まっています。乗鞍が真っ白に冠雪しているのが見えます。目の前の蓼科山も北八ケ岳も白く冠雪しています。
いよいよスキーシーズンです。


1999.11.16(火)------------||気温 = 最低 -8度 / 最高 -2度|

この年初めての木枯らしです。最低気温氷点下2度、現在気温も氷点下2度で強風が吹いています。体感温度は氷点下20度程度でしょうか。標高1,700mにあるサンセットではこんな感じで外はものすごく寒いです。目の前に迫る蓼科山(2,530m)には大きな雪雲がしっかりと張り付いてこの強風にも微動だにしません。雲の中はきっと雪でしょう。うう〜さぶ。(10:00)

午後になって風はますます強くなり、台風並になってきました。気温は逆に朝より下がり現在氷点下5度、体感気温は氷点下30度近くなりました。実際外で15分ほど作業してきましたが、冬山並みの服装で外に出ないと、サンセットの庭でも10分で凍傷になり1時間もあれば凍死してしまいます。Tシャツなんかで外にいたら5分後には低体温症で即死亡です。真冬の氷点下17度の猛吹雪並に寒く感じました。(16:00)

現在気温氷点下8度、懐かしい(?)あの冬の寒さの先駆けです。パル(愛犬)との深夜の散歩は、凍てついた大地と真っ白な息の中、ぎらぎらと輝く満天の星のもと。風が止んだので助かりました。ちなみにピラタスの丘は厳冬期には氷点下20度以下になります。(23:00)


1999.11.15(月)------------||気温 = 最低 0度 / 最高 11度|

しし座流星群がまたやってきます。11/17深夜を中心として1時間に20個程度の流星がみられそうとのことです。楽しみです。昨夜も大きな流星を見ることが出来ました。サンセットは穏やかな朝を迎えています。(8:00)

昨夜は気温が氷点下にならなかった割にはそうとう寒く感じました。外に出るとなんと雪雲低く垂れ込めていました。気温が高いためか雪にはなりませんでした。確かにここ数日は暖冬を予感させる気候になっていますが、今夜からまた冷え込むそうなので、結局いつも通りのスキーシーズンになりそうです。これは僕の経験的カンですが・・・。

午後から雨が降り初めて気温が急激に下がりました。雪雲のような雲に覆われていますが雪の降る気温ではありません。でも、とても冷え込んでいます。今日諏訪のアルペンで春に予約してあったスキー板をビンディング取付、エッジ修正等の加工に出してきました。あとはブーツのチューニングです。もう、あっという間、すぐにスキーシーズン突入です。


1999.11.14(日)------------||気温 = 最低 -2度 / 最高 10度|

昨日から満室のお客様でとても温かな雰囲気になったサンセットでした。ペンションはやはりお客様とともに作り上げるものなのだと実感。お客様のいらっしゃらないサンセットはただの箱にすぎません。私たちもただの山の住人でしかない。舞台装置と裏方だけの劇場みたいなもんです。

この「劇場」の主役はもちろんお客様です。そこで繰り広げられる「ライブ・パフォーマンス」が良い出来になるかどうかは両者の協調作業(コラボレーション)がうまくいくかどうかにかかっています。その点についてはプロデューサー兼MC(マスター・オブ・セレモニー)の私の責任です。サンセットでのご宿泊がお客様にとって素敵なものになったとしたらそれは「大成功」です。

カウンターからダイニングルームに出るとき、実は「舞台のソデから出る役者」のような気分なのです。鏡で笑顔をチェックして、「よしっ!」と気合いを入れて「舞台」に出てゆくのです。演技というのではなく、「自然体」でお客様と接することが出きるようにという、私なりの儀式なのです。そんなふうに私はペンション・オーナーの役割を(素顔で?)演じています。

*****

ところで昨夜半に犬の散歩に出かけたとき、間近に流星を見ることが出来ました。この17日に最盛期を迎える「しし座流星群」の先駆けの流星のようです。ものすごく大きな流星がまばゆいばかりに輝いて流れました。私たちがこの地に移住してきたのは1993年の11/27日の未明でしたが、その時極寒の夜空に輝いて燃尽きて私たちを驚かせた双子の流星も、やはりこの「しし座流星群」の流星のひとつだったのでしょうか。


1999.11.13(土)------------||気温 = 最低 3度 / 最高 7度|

雨は昨夜半にやんで、快晴になりました。紅葉も蓼科湖など標高1200mあたりがまだまだ見ごろでとてもきれいです。国道299号線も盛りは終わったもののまだまだきれいでしたよ。

一方山ではスキー場がオープンに向けてゲレンデ作りに精を出しています。サンセットのすぐとなりのピラタス蓼科スノーリゾートは11/26(金)オープンです。白樺湖周辺の各スキー場も11月末〜12月上旬には続々とオープンします。
是非初滑りに来て下さい。お待ちしています。

ということで、大変お得な「初滑りプラン」や、お得な「スキーパック」をアップしました。よろしくお願いします。m(__)m

今夕も美しい夕暮れでした。空全体をオレンジ色の残照が染めて、荘厳な情景のうちに日が暮れてゆきます。長らく足踏みしていたような今年の秋ですが、意を決したように冬へとひた走りだしたようです。→夕暮れの写真


1999.11.12(金)------------||気温 = 最低 2度 / 最高 7度|

昨夜半から断続的に雨が降っています。目の前の谷を雲が満たし、眼下にそれを見下ろすことが出来ます。サンセットはまもなく雲の中に入ります。

大変お得な「初滑りプラン」や、お得な「スキーパック」をアップしましたので、よろしくお願いします。さあ、今シーズンのスキー情報ページをアップしなけりゃね。(^^ゞ


1999.11.11(木)------------||気温 = 最低 -5度 / 最高 11度|

昨夜から隣接するピラタス蓼科スノーリゾート(スキー場)のナトリウム灯が点灯され、いよいよ人工降雪機による「雪撒き(ゆきまき)」の準備が始まりました。深夜には氷点下5度以下になりましたから天候次第で作業可能です。当地は天然雪のスキー場なのですが、ゲレンデ整備上、積雪前の根雪作りとしての雪撒きや積雪後の雪撒きが必須なのです。

ナトリウム灯のオレンジ色の光に紅葉したカラマツが炎のようにぼんやりと闇に浮かび上がってとても幻想的です。里はまだまだ紅葉の見ごろですが、山ではもうすぐスキーシーズンに入ります。ピラタス蓼科は11/26(金)にオープンします。

スキー場情報のページはもうすぐアップできると思いますので、もうちょっと待ってね。


1999.11.10(水)------------||気温 = 最低 -6度 / 最高 7度|

荘厳な夕暮れがあたりまえのように繰り返す季節です。今日は山の秋にふさわしい寒い一日になりました。山の広葉樹はあらかた落葉しましたが、蓼科湖付近はまだ紅葉し始めた気も多く充分紅葉が楽しめます。

冬に向けてやらなければいけないことは山積しているのに、どうも気力がついていきません。大きな気候の変化にエネルギーの大半を費やしているような気がしないでもありません。あと、平地より10%以上薄い空気。これはけっこうききます。すぐ息切れするし、すぐに眠くなる。心身を休めるには最適なのですが、しゃかりきに働くには不適当なのかもしれません。(^^ゞ


1999.11.09(火)------------||気温 = 最低 -2度 / 最高 7度|

今日は朝から風が吹いています。気温は5度まで上がっていますが、体感温度は氷点下です。空に美しい雲が展開しています。吹きすさぶ風にどんどん形を変えて飛び去る雲の様子はちょっとしたスペクタクルで見飽きることがありません。大気が透明になった分、蓼科山が手が届きそうなほど近く見えます。実際歩いても中腹まで20分ほどの距離なのですが・・・。

都市部でも大分冷え込みがきつくなってきたようですが・・・

ひとの温もりが恋しい季節になりましたね。心が温かくなるような出会いや感動が欲しいですね。ひっそりと想いをためて冬に備えましょう。心まで冷えきってしまわないように。初雪前の落葉のように心の底に降り積もるその想いは、厳冬の吹雪の夜にきっと心を暖めてくれるはず。伝わらぬ想いは「哀しみ」の氷にはならない。一生「熾火(おきび)」のように心を芯から温めてくれます。秋はそんなことも教えてくれる素敵な季節です。


1999.11.08(月)------------|/|気温 = 最低 0度 / 最高 10度|

ピラタスの丘はすでに晩秋の趣です。毎日氷点下になりますが、気温は平年より高く比較的暖かな日が続いています。広葉樹の紅葉はあらかた終わりほとんど落葉しています。いまはカラマツの紅葉がとてもきれいです。

静寂に満ちた秋です。山々は静謐に満ち、神々も沈黙。静かな静かな「世紀末」です。


1999.11.07(日)------------||気温 = 最低 -2度 / 最高 7度|

森の向こうに何があるのだろう。
かなたには新しい土があり、新しい種が芽吹くのだろうか。
新しい時代が始まるのだろうか。

しんとした森からは何も聞こえない。
吹き抜ける風に木々の葉がからからと鳴るだけ。
枯れ枝の目立つ晩秋の森はいのちの気配さえ消えて。

夢見た調和と光の温もりは、いまはもうここには無い。
神は死んだのだろうか。いや
神々の無関心がわれらの終末を告げている。

森の向こうにはきっと広大な草原が開け
あるいは美しい湖が空を写し
内なる薄明の世界を光で満たすに違いない。

秋の日の午後の夢想。
ふと徒労感に捕らわれ、我を忘れる。
柔らかな陽射しに古き友を思い、その温もりに手をかざす。


1999.11.06(土)------------||気温 = 最低 -5度 / 最高 10度|

凛とした大気に荘厳な静寂を聴きます。"Behind the Forest"で彼はどのような「森(forest)」を見ていたのだろう?・・・

Usen440(有線放送:C20チャンネル・金&土曜日のみ)で11月のヒーリングミュージックの特集として「ウォン・ウィン・ツァン」の特集が始まった。今日初めてそれを聴いて、僕はとても入り組んだ複雑な思いに沈んでいる。それはひとりの音楽家の内面的再生と劇的飛躍に立ち会った者として、そして大切な生涯の友人となっていたかもしれない人物との決別を招いてしまった者としての思いだ。

僕が初めて氏と会ったのは1987年のことだった。プライベートな話題になるので詳しく書くことは出来ないが、1988年ある偶然をきっかけに僕らは親しく話すようになり、ささいだが本質的な見解の相違から行き違ってしまった。それは僕の方に責任がある。しかし今日、氏の音楽を聴いて改めて思う、あの頃僕らが語っていた「サトワ(調和)」の世界はきっと同じものだったのだと。

僕がこのHPで繰返し語っている世界と、音楽家「ウォン・ウィン・ツァン」がソロ・ピアノで語りかけている世界とはその本質において同じであると僕は確信している。

氏の音楽を聴くだけで僕は胸が熱くなる。長い瞑想を経て初めてたどり着いたあの温かな調和と光に満ちた世界がここにある。真冬の日だまりのような心安らぐ温もりがそこにある。

大きな悔恨と哀しみをこめて氏にこの一文を捧げる。

僕はといえば、些事(さじ)に紛れて、ときにふと目を閉じて瞑想することすらしなくなっていた。氏の精力的なご活躍に心よりエールを送りたい。(10:00)


1999.11.05(金)------------||気温 = 最低 -5度 / 最高 7度|

穂高連峰が真っ白に冠雪しているのが良く見えます。麓(ふもと)に降りると南八ケ岳も同様に冠雪しているのが見えます。駆け足で秋が通りすぎてゆきます。ちょっと寂しいけれどそれが秋です。今朝は氷点下5度まで冷え込んで庭の水道が凍結しました。そろそろ凍結防止ヒーターを入れなければ・・・。

シベリアン・ハスキーのパルは涼しい顔をしてに外で寝ています。だんだん彼の故郷の気候に近づいてきました。大量の落葉を毎日焚かなければならない時期になりました。朝庭を歩くと落葉が凍結していてサクサク、パリパリという感触を足の裏に感じることが出来ます。真冬になれば氷点下20度以下、バラの花を落とすとグラスのように砕け散り、バナナで釘を打つことが出来ます。

それでも里の紅葉は始まったばかり、蓼科湖の紅葉は今週末に最盛期を迎えるタイミングになります。(10:00)

美しい夕陽が続きます。そして、今夜もすさまじいばかりの満天の星。(23:00)


→写真集:美しい夕陽紅葉'99紅葉'98紅葉'97紅葉'96


from tateshina, with love.

過去の紅葉の記録はこちら:96年97年98年99年



1999.11.04(木)------------||気温 = 最低 -4度 / 最高 5度|

今日はこれからピラタス蓼科スノーリゾートに出かけます。みんなでスキー場全体の草刈りをするためです。スキークラブの恒例行事なのですが、まだ雪のないゲレンデを踏査できる貴重な機会です。かなり重労働(?)だけど、眺めは最高だし、秋の香りいっぱいだし、ちょっとしたハイキング気分です。毎年この時期になるとスキーシーズンへの期待でわくわくして来ちゃいます。(7:30)

いま帰ってきたところです。みんなで力を合わせて、なんとか夕暮れまでに今日の分の作業を終わらせることが出来ました。明日は別のメンバーが後を引き継いで仕上げとなります。午前中はロープウエイ山頂駅付近は氷点下で、先日降った雪の残雪と氷をふみしめながらの作業になりましたが、風がなかったので暖かな日差しを浴びて快適なコンディションで作業できました。ただし岩や木の表面に氷や雪が張り付いているので細心の注意が必要なのと、解けた雪で土がぬかっているので急勾配の箇所では危険を感じました。しかし恒例の作業なのでみんな慣れていて、ケガひとつ無くて何よりでした。

いずれにしても例年より気温が5度以上低く、午後になって風が出てくるととても寒く感じました。僕はポリエステルの薄手の登山用アンダーウエアの上下に作業ズボン、薄手のフリースセーター、使い古しのゴアテックス製レインスーツで防寒対策をして頭にはフリースの帽子、手には冬用のライニング入りの厚手の作業用ゴム手袋、目にはスキー用のゴーグルといういでたち。これは正解でした。ゴーグルは風よけというよりはサングラス兼刈り払い機の跳ねる岩のかけらや、欠けた刃から目を保護するために必須です。

かもしかコース4kmを草を刈りながら(というかススキと潅木を切り倒しながら)歩いて降りるのは大変な作業ですが、このようにしてゲレンデを歩いて降りるというのはとても新鮮な体験です。スキーで滑り降りるときと印象が全く異なることに驚きます。距離感や勾配が全く違って感じられるからです。

そして小休止時間やお弁当の時間にススキ原のゲレンデに座って眺める景色は最高です。南アルプスから中央アルプスはもちろん、八子ケ峰、車山、美ケ原、北アルプスまで手に取るように見えるのですからこれはたまりません。おまけに今日はものすごく空が青く様々な形の白い雲が次から次へと流れてくるのです。お弁当の後ゲレンデに大の字に横たわると、青い空が海で白い雲は島のように見えます。子供のころ近くの原っぱで良くこうして空を眺めたのを思いだしました。何だかとても幸せな気分。

夕暮れどきには雲海を足下に見下ろすことが出来ました。夕陽に照り映えて本当にきれい、カメラをもって行かなかったことが悔やまれましたが、作業中は写真のことなど考える余裕がないほどの集中力・注意力が必要なので、これはしょうがないですね。でも写真に撮りたかった・・・。

ということで、この季節は特に「グータラ」してしまう僕も気合いが入りました。いよいよエンジン始動です。冬に向かってやっておくべきことをやらなければなりません。「やりたいことではなく、やるべきことをやるのが紳士だ」と誰かが言っていました。僕もそう思うし、「紳士(ジェントルマン)」でありたいと思います。ささやかな決意ですが・・・。(17:30)

→写真集:美しい夕陽紅葉'99紅葉'98紅葉'97紅葉'96


from tateshina, with love.

過去の紅葉の記録はこちら:96年97年98年99年



1999.11.03(水)------------||気温 = 最低 -2度 / 最高 7度|

昨夜半から3時間ほど雪が降りました。積雪1cm、初雪です。蓼科山を始め北八ケ岳の山々が初冠雪しました。ひらひらという雪ではなく、固く締まったパウダースノーが雨のように降り積もりました。いまはもう道路は乾燥し、屋根に積もった雪も解け始めています。この淡雪は午前中にはすっかり消えてしまいます。

蓼科高原山岳部の積雪は11月末以降に始まります。まだまだ紅葉の季節です。


1999.11.02(火)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 11度|

連日の冷え込みで劇的に紅葉の状態が良くなりました。1週間前に僕は「今年の紅葉はボロボロ状態」と書いたけれど、ここまでリカバリーを果たすとは、自然の力はすごいです。ピラタスの丘も極彩色に変わり目にも鮮やかな紅葉のまっただ中です。標高を下げるにつれて状況はますます良くなり標高1,300mの「プール平」付近から標高1,500m付近の「城の平」まで、息を飲むような色彩美がクルマのハンドル操作を危うくさせるほどです。

これなら昨年よりずうっと奇麗だというのが正直な感想です。赤と黄色の色合いがとてもいい。ほんとうに色が鮮やかなのです。絵に書くとこんな感じです。

今週末には山岳部から蓼科湖付近までが見ごろになります。奥蓼科の横谷温泉・横谷峡・乙女滝付近も美しい紅葉に覆われると思います。今週末が蓼科高原の紅葉の最盛期になりそうです。紅葉は本当に「水物」ですね。こうなるとは予想できなかった。すばらしい。

今日も午後から落ち葉焚きをしました。落葉はそのままにしておけば雪の下で越年し、梅雨の時期までには分解されて良質の腐葉土になります。積雪前に分解されて腐葉土になることはないので、様々な昆虫や植物が落葉の布団の下で厳しい冬の雪と氷から身を守って越冬できるわけです。

しかし土の養分としてはそれだけでは不足で、落ち葉焚きをした灰もまた森に戻してやることでバランスの良い土壌が引き継がれていくわけです。そんな付け焼き刃の勉強を根拠に、今年から僕はやたらに(?)落ち葉焚きをするようになりました。結構重労働ですがかなり楽しい体験です。ま、なんだかんだ言う前に、地元の人やペンション村の住人が口をそろえて言うように、「みんな落ち葉焚きが好き」なのです。(笑)

もちろん僕もそのひとりです。ミズナラやカラマツの落葉を焚く匂いは秋そのもの、その温もりとともに僕らは癒され、多少なりとも明るく元気に厳しい冬への心身の準備が出来るのです。


午後11時頃から雪が降り始めました。
北八ケ岳の初冠雪です。
いつもながら雪の降る夜は山全体が信じられないほどの静寂に
包まれます。"sound of silence"というのはこういう感じかな。
そんな静寂に雪を予感して窓外を見やると、雪でした。

始めはコンペイトウのような固く締まった雪粒が地面を跳ね回り、
雨と同じ速度で降り始めます。積もらないと思ったのですが、
しっかり積もり始めました。小さく引き締まった冷たい6角形の結晶がとても奇麗です。
ひらひらと降るのではなく、雨のようにまっすぐに高速で
降り積もるのがこの地のパウダースノーの特徴です。

シベリアン・ハスキーのパル(愛犬・雄5歳)が「これだよ、
これなんだよなあ!」という感じでうれしそうに真っ白に雪
まみれになって、雪の感触を楽しんでいます。
僕も何だかうきうきしている自分を感じます。


今日のサンセットの景色。
昨日のサンセットの景色。
→写真集:美しい夕陽紅葉'99紅葉'98紅葉'97紅葉'96


from tateshina, with love.

過去の紅葉の記録はこちら:96年97年98年99年


1999.11.01(月)------------||気温 = 最低 4度 / 最高 10度|

雨に煙る八ケ岳はまるで墨絵のようです。外は激しい雨、豪雨ではないけれど本気で降ってます。雲の中に入っているので一面乳白色で霧の粒子が流れていくのを見ることが出来ます。幻想的な風景です。

紅葉は例年より半月遅れで進行中です。八ケ岳の紅葉は今週いっぱいで終わりそう。週末は紅葉の下限は蓼科湖、白樺湖、女神湖あたりまで降りていきそうです。


今朝のサンセットの景色。
昨朝のサンセットの景色。
→写真集:美しい夕陽紅葉'99紅葉'98紅葉'97紅葉'96


from tateshina, with love.

過去の紅葉の記録はこちら:96年97年98年99年




サンセットは標高1700mの原生林にたたずむCOOLなゲストハウス。
時間が止まったような、自然と一体になった不思議なやすらぎをあなたもどうぞ。
静かな人生の休日(スティルライフ)に浸って下さい。




戻る

ペンション サンセット

E-Mail Address: こちらのメールフォームをご利用下さい。
Mailing Address:〒391-0301 長野県茅野市蓼科高原ピラタスの丘
Phone (0266)67-5123 : Fax (0266)67-2871



デザイン、タイトル、文章、写真、グラフィック、リンク等の無断複製を禁じます。
Copyright 1996-2007 Pension Sunset. All rights reserved.