Pension SUNSET


蓼科高原日記

- 1999年10月 -

"It exists across the universe"

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1999.10.31(日)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 12度|

昨日の「落ち葉かき」(落葉掃きではない!)で大量の落葉を片づけた後遺症(?)で体中が痛い。落葉かきは雪かきより大変。でも、日が落ちるころ落葉を焚きながらキャンプチェアに座ってその温かさに身をさらし、夜を迎えしんしんと冷えてくる大気の中で頭上の満天の星を見上げる気分は最高です。

普段は(特に厳冬期は)フリース素材のウエアを保温レイヤーとして愛用しているのだけれど、久しぶりにシェラ・デザインズのダウンベストを着てみた。「懐かしい」温かさだった。フリースなどの化学素材の保温材とは全く異なった「ぬくもり」がそこにはあった。それは冬にシベリアン・ハスキーのパルを抱きかかえたときの温かさににている。命あるものの温かさだ。

落葉の燃える匂いは懐かしい焚き火の匂い。衣服や髪の毛に染みつくその匂いは心地よく「秋」を僕の体内にしみ込ませる。

今日も秋晴れの最高のお天気です。

今朝のサンセットの景色。
昨朝のサンセットの景色。
→写真集:美しい夕陽紅葉'99紅葉'98紅葉'97紅葉'96


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1999.10.30(土)------------||気温 = 最低 4度 / 最高 11度|

この週末は月末だからでしょうか、観光のお客様が少ないようです。ゆっくり過ごすには狙い目です。空はどこまでも蒼(あお)く、雲ひとつ無い本当に良いお天気です。今日はとても陽射しが温かです。

山岳部の紅葉は今週末から数日が見ごろを迎えます。それが終わると紅葉は里に向かって急激に山を駆け降りるのです。

今朝のサンセットの景色。
昨朝のサンセットの景色。
→写真集:美しい夕陽紅葉'99紅葉'98紅葉'97紅葉'96


また雪の夢を見た。未明に「どさっ」という音にはっと意識が目覚める。大屋根に積もった雪が落ちる音にそっくりだったからだ。やけに寒い。雪が降っているのだろうか。窓のカーテンは外がまだまだ暗いことを示している。

しだいに意識がはっきりしてくる。寒いのは布団を剥いで眠っていたからだった。そうだ、まだ10月なのだ。どう間違っても雪が降るはずはない。そうだ、あれは「ミズナラのドングリが落ちる音」だったのだ。

秋の夜の静けさは様々な記憶を、うずもれた記憶をリアルに再現して見せる。"October Country"・・・不思議な季節だ。これまでに僕が経験した様々な出来事や、出会ったたくさんのひとびとが信じられないほどのリアリティをもって眠りの中に現れる。そこには「もうひとつのリアルな世界」が存在し、僕を待っている。確かにそれは僕のためにだけ存在する「僕の世界」だ。

こういうことが起こるのは、僕が一定の年齢に達したからかもしれない。これが50歳を目前にした「老い」というものの「片鱗」なのだろうか。このようにして「優しい奇跡」が起こる素地が育てられていくのだろうか。


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1999.10.29(金)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 13度|


静かな小春日和です。風は全く無く陽射しがポカポカと温かで、何だか幸せな気分です。遅い遅いと思っていた紅葉はひとたび始まると怒濤の勢いで、いまでは蓼科山も八子ケ峰も文字通りの錦秋(きんしゅう)、様々な色が錦(にしき)を織りなしています。

山岳部の紅葉は今週末から数日が見ごろを迎えます。それが終わると紅葉は里に向かって急激に山を駆け降りるのです。

今朝のサンセットの景色。
「森の散歩道にて」




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1999.10.28(木)------------|/|気温 = 最低 3度 / 最高 10度|

嵐のような低気圧が通り過ぎて、雨は上がりました。舗道をミズナラや白樺の落葉が覆い尽くしています。はっきりとそれとわかるほど昨日と今日と森の色が違います。紅葉です。劇的に紅葉が進行しました。サンセットのある亜高山帯(標高1,700m以上)の紅葉は今週末が最盛期です。(朝)

八ケ岳の紅葉の見ごろは今週末です。来週ではもう遅いです!

「森の散歩道にて」

今朝のサンセットの景色。
昨朝のラウンジ窓外の景色。


今夜も満天の星空になっています。(深夜)

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1999.10.27(水)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 6度|

今日は雨。現在気温は5度で、少しだけ風がある。透明な雨滴がぱらぱらと傘の布を打つ風情は高原ならではのもの。その時の心情しだいでは「氷雨」になるんだろうなあ、こういう雨は。この冷え込みで毎朝ラウンジから外を見るたびに、びっくりするほど紅葉がすすんでいる。で、ちょっとお絵書きをしてみた。
「森の散歩道にて」

ピラタスの丘(標高1,700以上の高山帯)の紅葉の見ごろは、ずばり今週末!来週以降は蓼科湖や横谷峡(1,200m〜1,500m)になってくると思う。

それにしても静かだ。昨日は当日予約でリピーターのお客様が立ち寄りという感じでご宿泊して下さってとてもうれしかった。山暮らしをしていると、秋は人恋しい季節だからこういうことがとてもうれしく、ほんとに心が温まった。
今朝のラウンジ窓外の景色。


今朝からの雨は時に激しく時に優しく・・・"Now he sings, now he sobs."
あの名ジャズ・ピアニスト、チック・コリア若かりしころの名盤を思い起こさせる。3時前には遠くで雷鳴が轟き、直後に40分間の電気の沈黙・・・停電があった。山暮らしとはいえ現代ではライフラインはすべて電気(と灯油)に頼っていることを改めて思い知らされた。

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1999.10.26(火)------------||気温=最低 0度 / 最高 9度|

平年並の冷え込みが続いています。まだ霜は降りません。初氷もまだ。蓼科山もまだ冠雪しません。朝夕は寒いけれど、日中はまだまだ温かい。国道299号線沿いの紅葉は麦草垰(2,140m)付近を中心にずいぶん奇麗になっているようです。

う〜ん、調子でないなあ。この違和感はやはり「です、ます調」で書いていることが原因のようだ。いきなり日記体に改めよう。

それを別としても「ものすごくパワーダウンしている」。もう、うんざりしている。何もかもが気に入らない。それはきっと、このところ「観光」を意識して歯切れが悪くなっているからかもしれない。僕だって「観光業者」の一員だからね。お客様にご宿泊いただいて初めて収入を得てこのペンションを続けていくことが出来るのだから、リゾート、観光地として不利になるようなことは書けない。つい、そう思ってしまう。でもそれは違うんだよね。

はっきり言おう、今年の紅葉ははっきり言って「不作」である。全国的に「美しさが不足」している。TVで日光の紅葉を見たけれど、見ごろが遅れているだけではなくて瑞々しさが損なわれている。信州も、京都も同様だ。JRの「京都に行こう」のCMの映像が「息を飲む紅葉」から「紅葉の始まり」の頃のものに差し替えられているのに気がついただろうか?きっと、京都の紅葉もまだ「いまひとつ」なのだ。その違いは都市生活者にはわからないかもしれない程度かもしれないけれど。

でもね、わかって欲しい:自然の営みというのはそういうものなのだ。「人間ごとき」が「きれいな紅葉を見たい」と所望したところでそんなことを聴く耳など持っていないのだ。傲慢になるのもいい加減にしておこう。自然の方は人間になんて何の興味もない、眼中に無いのだから。

でもね、心を真っ白にして・・・

謙虚に自然と向き合うならば、きっとステレオタイプの「紅葉狩り」とは別の素晴らしい出会い・体験をすることが出来ると思う。秋の旅とはそうした「心癒す」静かなものだと僕は思う。毎日夕陽が、夕焼けが、残照が最高に奇麗だよ。

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1999.10.25(月)------------||気温 = 最低 -1度 / 最高 10度|

静かです、本当に静かです。物音ひとつしません。時折落ちる落ち葉の音に、はっとさせられます。ドングリが落ちる音も「どすん」とまるでいん石が落ちたように感じられるほどです。何もかもが透明になっていくような秋の大気のなかでゆったりとした時が流れていきます。昨日の哀しみも、今日の苦しみも、明日の不安も何もかもを超越して、空はどこまでも澄み切って青く、目がチカチカするほどに深く。

日ごとに紅葉が色濃くなっています。例年に比べると半月ほど遅い紅葉です。分厚い腐葉土の上に降り積もった落ち葉を踏みしめる柔らかな感触。からからと木の葉を鳴らして森を吹き抜ける風の感触。木々の間から射し込む柔らかな陽光。なにもかもが「秋」です。

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1999.10.24(日)------------||気温 = 最低 0度 / 最高 8度|

穏やかな朝です。ちょっとくすんだ秋空にはスッと刷毛で引いたようなすじ雲がとても美しい。遥か3,000mの高空をイヌワシが飛翔している。コスモスも終わり、清冽な大気に冬を思う。

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1999.10.23(土)------------||気温 = 最低 0度 / 最高 10度|

ラウンジからの眺め全体が、とても色鮮やかです。赤系統はまだ少ないものの、すっかり黄色く色づいています。今日は風が強く、落ち葉が風に舞っています。木枯らしではないので、そんなに寒くは感じませんが、山に登る場合は稜線での防風・防寒対策にゴアテックスのレインスーツを着込んだほうが良いかもしれません。こんなときはスキーに使うようなフリースの帽子が最も有効で便利ですのでお薦めしておきます。温かさが全然違いますよ。>^_^<

今朝のNHKのニュースでは今年は残暑が長引いた影響で全国的に1〜2週間紅葉が遅れていること、この傾向が続けば今年は暖冬になりそうなことを告げていました。でも、着実に紅葉はやって来るし、雪は積もりスキーシーズンはやって来るのです。信州は今日も気持ちの良い「秋晴れ」です。

今週末は白駒池、麦草垰方面が紅葉の見ごろ、カラマツの紅葉は11月です。

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1999.10.22(金)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 10度|

麦草垰、白駒池付近の紅葉が見ごろです。今日から今週末のご宿泊は特別割引となります。直前、当日割引大歓迎です。予報ではお天気もOKですよ。サンセットのまわりの紅葉はこんな感じです。写真を撮ったときは曇っていたので良く写っていませんが、実際は写真よりもっとずうっと色鮮やかです。今年の紅葉は10日以上遅い進行状況です。

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1999.10.21(木)------------||気温 = 最低 0度 / 最高 9度|

文字通り雲ひとつ無い快晴です。明るく青く澄み切った空を見ていると奥行きの感覚がなくなって吸い込まれてしまいそうです。そういえば、昨日富士山が初冠雪だったそうですね。そんなニュースを聴くと今年は冬が早そうだなんて感じますが、記録を調べてみると実は平年並なのですね、これが。人間の記憶や感覚なんていい加減なものなのですね。(^_^;)


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1999.10.20(水)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 10度|

昨夜の予報では今日は「雨のち曇り」ということであきらめていたのですが、雲ひとつ無い快晴になりました。遠く木曽御嶽山や中央アルプスや乗鞍岳まで見通すことができます。本当に気持ちの良いお天気になりました。今週末はとても良いお天気になりそうです。

今年は夏以来ほんとうに「天気予報」が当たりません。ちょっとひどすぎる状況です。観光業に携わる私たちも旅行に出かけようとするお客様も振り回されっぱなしです。やはり異常気象は従来の理論をひっくり返してしまったのでしょうか。

それはさておき静かな秋です。甲斐駒ケ岳、浅間山が今朝初冠雪を記録しました。今年は温かな秋と言われていますが、秋の深まりとともにやはり着実に冬に向かっているのですね。(朝)

ゆったりと時間は流れ、都市の喧騒とも人々の日々の営みとも無縁の山暮らしは続きます。スキー場案内ページの制作と「スキーパック」の交渉事や価格設定の見直しに追われていますが、相手のあることなのでマイペースでやるしかないですね。(夕)


1999.10.19(火)------------||気温 = 最低 -1度 / 最高 8度|

昨朝の冷え込みで北アルプス、立山、乗鞍岳、穂高連峰、白馬連峰で初冠雪のニュース。信州の秋は急加速、例年より1週間以上遅れていた紅葉も急加速しています。今週末には標高1,700mあたりまでが見ごろになりそうです。

北八ケ岳はまだ未冠雪ですが、南八ケ岳は冠雪したかも。あとで里に降りたら見上げてみますね。ここ(北八ケ岳中腹)からは南八ケ岳がよく見えないから・・・。

キーンと冷えた大気に秋の深まりを実感します。ラウンジから眺める景色も日ごとに色づいて、サンセットのシンボルツリーの白樺の大木も、はらはらと絶え間なく落葉を続けています。

久しぶりに夢を見ました。とてもつらい時期の回想なのだけど、僕に接する人たちの態度が正反対なのが違っていました。当時これでもかとばかりつらく当たっていた(社内・職場『いじめ』ですね)ひとたちが、とても温かく心底にこやかなのです。まるで、『和解』をもとめるかのように、ちょっとぎこちなく・・・。

時を経て僕の心が癒されたせいかもしれません。会社や彼らに対する遺恨やこだわりが解けてきたのかもしれません。大好きな仕事を続けられなくなってしまった自分を責める気持ちがやわらいだのかもしれません。それは次に夢見た今ある日々がとても充実したものだからかもしれません。何だかちょっとホッとしてうれしい目覚めでした。

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1999.10.18(月)------------||気温 = 最低 -2度 / 最高 5度|

氷点下2度。今朝はこの秋最高の冷え込みを記録しました。現在気温1度。急速に紅葉がすすんでいます。やはりこの寒暖差、冷え込みが紅葉を鮮やかに色づかせるようです。(朝)

痛恨の事態です。夕暮れの時間を記憶違いしていて、素晴らしい夕焼けの「盛り」を見逃してしまったのです。今日の夕焼けも本当に素晴らしかった。夕焼けの写真を撮るには「すごい」と思った時には「もう遅い」のです。シャッターチャンスはほんのつかの間です。慌ててカメラを取りに走っている間に、どんどん日が暮れて暗くなり夕焼けの鮮やかな色彩は色あせていきます。人生における「チャンス」同様、「夕焼けに後ろ髪はない」のです。あ〜あ。(夕)

画像処理ソフトを"Adobe Photoshop 5.5J"にアップグレードして、僕のような素人でもカラー管理を以前よりも多少きちんと行なえるようになりました。まだまだ勉強中ですが、みなさまのモニタスクリーン上では若干の変化を感じていただけるでしょうか?

僕はMacintoshユーザーなのですが、WindowsのほうがMacintoshより「中間調」が約18%暗いため、基本的に画像はWindowsガンマに最適化して明るく補正してあります。Macintoshでご覧になると画像がハイキー(明るすぎ気味)なのはそのためです。

→ 今日の紅葉(サンセットの庭にて)

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1999.10.17(日)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 9度|

雲ひとつ無い快晴の朝です。昨夕から今朝にかけてとても冷え込みました。ようやくすっかり秋らしい気候になりました。山麓の里でも今年の秋はいつまでも「暑い」と言っていましたから、山がいつもより「温か」でも当然だったのかもしれません。今朝は1度まで冷え込みました。午前9時時点で4度でしたが、風がないので陽射しがとても暖かく気持ちがいい。ピラタスの丘も、正面の八子ケ峰もはっきりと紅葉のモザイクができ始めています。国道299号線の麦草垰、白駒池は紅葉の盛りを迎えつつあります。(朝)

→ 今朝のサンセット 麦草垰付近の紅葉 今朝のPAL(パル)


午後6時現在気温4度!今日はとても冷え込んでいます。お客様のために暖房を入れています。(僕たち住人だけのときは家の中が10度以下にならないと暖房は入れません。身体が低温に慣れているのですね、きっと。)いまは雲が頭上にかかってて、その下端がサンセットの屋根にかかっている状態です。でも、この冷え込みで夜露が降りて深夜から満天の星空になりそうです。(夕)

予想通り午後11時頃から満天の星空になりました。すさまじいばかりの星の輝きです。たくさんの流星が流れています。水面(みなも)を過る魚影のようにそれは秋の夜空の透明な大気の向こうをスッっと過るのです。外気温は0度、凍てつく寒さですが、凛とした大気が心地よい:これが八ケ岳の秋の夜です。(深夜)

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1999.10.16(土)------------||気温 = 最低 7度 / 最高 12度|

紅葉が急速に進んで、ビーナスラインの山岳部を走っているとナナカマドの色鮮やかな紅葉にはっとさせられます。ここ数日は最低気温が5度を切らないので比較的温かです。でも最高気温も12度前後となる日もあって秋らしい秋になりました。今朝は最低気温7度、現在気温10度です。

蓼科山が煙のような白い雲越しにうっすらとその巨大な山容を見せています。墨絵のような雄大な景色です。お天気は上り坂に入ったようです。西の空が明るい。

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1999.10.15(金)------------||気温 = 最低 7度 / 最高 12度|

今日、NTV系列全国ネット「ズームイン朝」でピラタスロープウエイ山頂駅そばの「坪庭(つぼにわ)」から縞枯山(しまがれやま)の中継がありました。お天気はあいにくだったけれど、VTRで世界でも極めて稀な「縞枯れ現象」が放映されました。

雨が降っています。土砂降りではなくしとしと雨です。山々はすっかり雲の中です。サンセット周辺では風はほとんどありませんが、山の上はかなり風が強いようです。ここで現在気温12度だから、山の上は5〜8度程度で風雨があるのでさらに寒いと思います。軽装での登山は危険です。

サンセットの庭もかなり紅葉してきました。予報では明日からの週末のお天気は「晴れ」です。

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1999.10.14(木)------------||気温 = 最低 12度 / 最高 14度|

眼前の蓼科山も八ケ岳も雲の中です。もうすぐサンセットも雲の中に入るでしょう。周囲の森もずいぶんと赤く色づいてきました。今週末には随所で美しい紅葉を楽しめると思います。今日もとても静かです。こんな曇り空の秋の日には八ケ岳に移り住んで本当に良かったと思うのです。ときおり野生の鹿の鳴き声が遠く響きわたります。

僕はといえば、初版本を手にしたとき以来毎年秋にそうしているように、村上春樹の「ノルウエイの森」を読み返しています。軽い恋愛小説だと思っているひとも多いかも知れません。しかし多くの文学作品がそうであるように、鳴り物入りのシリアスな作品だけが深い奥行きを持っているわけではありません。「ノルウエイの森」は(少なくとも僕にとっては)とてもとても奥深い作品のひとつなのです。

特にこの小説の導入部のすばらしさは随一だと思います。陰鬱な北海の空のもとフランクフルト空港のルフトハンザの機内から一気に「10月の草原」の小世界へと引き込まれていく、その部分が。

何度も読み返すうちに主人公が感じる「直子」の息遣いまでが現実のものとして僕にも感じられてきます。それは僕の中の様々な原体験がこの作品を触媒として実体化するためかもしれません。

思い出がふたたび実体化すると言ってもいいかもしれません。様々な想いが、未完の物語が心の奥深い世界から鮮やかな色彩とともに蘇ってくるのです。それは高原のこの季節の持つ不思議な力のせいかもしれません。優しい奇跡が起こるのです。

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1999.10.13(水)------------||気温 = 最低 8度 / 最高 18度|

静かな良い天気です。昨夜もすさまじいばかりの満天の星空があたりまえのようにそこにありました。深夜(夜明け前)、そよとも風はなく、物音ひとつせず、微動だにしない星空がそこにありました。水面(みなも)を過る(よぎる)魚影のように流星が流れ、青白い光を放って燃尽きる瞬間だけが時の存在を思い起こさせます。

この情景を真夏にみることができたのはもう4年も前のことになります。当時は日が暮れるとあたりまえのように目の前に満天の星空がありました。いったいどうなってしまったのでしょうか。地球規模の気象異変をひしひしと感じています。

それでも、自然は美しく力強い。

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1999.10.12(火)------------||気温 = 最低 8度 / 最高 18度|

いい天気だなあ、ちくしょう!・・・映画の主人公だったらきっとそう言うだろうなあ。ホントにいい天気。急にキャンプに行きたくなっちゃった。とはいえピラタスの丘より環境のいい静かなキャンプ場は少ない・・・さて、困った。といういことで、サンセットのテラスにテントを張って眠ることがよくあるのです、実は。(笑)

キャンプチェアを引っ張り出して、ウチの駐車場から正面の蓼科山を眺めているだけでもうキャンプ気分。小さなキャンプストーブでコーヒーを淹れたりして。ちょと「BE-PAL」しちゃいましたってか。 MOSSのENCOREとWING型タープを張ったらちょっとやり過ぎか。そういえばこっちに移住してからアウトドア雑誌を読まなくなったなあ・・・毎日がリアルなアウトドアだもんなあ。まわり中が「フィールド」だもんなあ。・・・夢見るヒマが無い。(笑)

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1999.10.11(月)------------||気温 = 最低 4度 / 最高 15度|

とても素敵な秋晴れの一日になりました。この3連休はずうっと好天に恵まれ、最高の行楽日和になってよかったですね。厳しい冷え込みが続いているので紅葉が加速しています。今度の週末ごろからが見ごろでしょうか。例年より1週間ほど遅いですね。

毎晩(今夜も)満天の星空が心を癒してくれたのが最高でした。外で見るにはダウンパーカとフリースの帽子がないと寒くて耐えられないけど・・・。夏よりも星が近く見えて、しきりに瞬くのがこの季節の星空の特徴です。流れ星も多かった。

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1999.10.10(日)------------||気温 = 最低 3度 / 最高 12度|

今朝は最低気温3度だったのですが、1度まで冷え込んだ昨朝よりもむしろ寒く感じました。それはおそらく低温の時間帯が昨日より長かったからではないかと推測しています。いずれにしても素晴らしい秋晴れになりました。

お客様はダウンパーカを着て朝の散歩を楽しんでいらっしゃいました。それぐらいの服装でちょうど良い気温です。山にキャンプに行くつもりで服装計画を立てるとサンセットではちょうどいいようです。なんといってもどんなキャンプ場より標高が高い1,700にあるわけですから・・・。

連休ということでサンセットは満室で、たくさんのお客様が蓼科にいらしています。が、混んでいるという印象派ありません。とても落ち着いた雰囲気はいつもの通りです。標高2,000m超では紅葉が本格的に始まり、麦草垰や白駒池では美しい景色になっていると思います。

厳しい冷え込みが続いて、紅葉はこれからが見ごろになってきます。(紅葉の見ごろは今年は1週間ほど遅れています。)

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1999.10.09(土)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 12度|

今朝は1度まで冷え込みました。昨夜から晴れ渡っていたので予想はしていたのだけれど、ここまで気温が下がるとは・・・。現在気温8度です。今日から連休ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。あるいはどのようなご予定でしょうか。

サンセットは今日、明日満室です。お天気はずっとよさそうなので美しい夕焼けや満天の星空を堪能していただけそうです。ただし、気温は真冬の12〜1月並みですから十分な防寒対策が必要です。これだけ言っても、Tシャツ、ショートパンツといういでたちで通そうとする「頑固者(?)」がいらっしゃって、あえなく風邪に打ち倒されていますが、僕は同情しません。だから、そんな格好じゃ無理だってしつこいくらいご案内したでしょ?(笑)

ここは服装を誤ると実際に「遭難」する山岳地なのです。そんな格好では、サンセットの庭でさえ一晩もしないうちに凍死します。マスコミなんかより百倍も確かなんだから、お願いだから現地の人間の言うことにもっと謙虚に耳を傾けて欲しいと思います。

夜、満天の星空になりました。夏よりもずっと近く感じられ、凛とした大気のなか身も心も洗われる気分です。

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1999.10.08(金)------------||気温 = 最低 9度 / 最高 12度|

山暮らしに特徴的な感覚というのは、ひとつには「ひとの気配が無い」ということがあります。人口密度が極端に低いので、実際にひとの気配が無いのも事実ですが、それ以上にひとの気配をすっかり消し去ってしまうほどに自然の存在感が勝っているということではないかと感じています。

特に秋、今日のようなお天気の日にはその感が強いのです。ラウンジから見る景色は微動だにせず、時間が止まってしまったような錯覚を覚えるほどです。時折風が吹き、あるいは野鳥が木々の枝を揺らして飛び立つとき、その時だけは確かな時間の流れを感じることができるのですが・・・。

そんなことを感じ取るためにここに住み着く必要はありません。サンセットにご宿泊の10数時間の間に充分体験することができるからです。もし本当にそれを感じたいと願うならば、そのために自然に対して心を開放することができるならば、という条件付きですが。

全体の3分の1のお客様がそんな素晴らしい体験を私たちと共有できるに留まっています。残念ながら・・・。このような現代社会では、自然の中に来たからといって急に心を開放するには、やはりある程度の訓練が必要なのかもしれませんね。自然のリズムや波動に同調し同化することによってひとは癒されるのですから、そんな訓練を自らに課してみるのも無駄なことではないと思います。

今日は夕焼けがものすごくきれいでした。こればかりは突然そうなるので、偶然にかけるしかありません。満天の星空や、野生の鹿の親子との出会いも同様です。テーマパークみたいに時間が来ればスケジュール通りに夕焼けが映える森の中から様々な動物達が歌い踊りながら出てくる・・・というわけにはいきません。ついついそんな「コンビーニィエント」なイベントに慣れてしまっている私たちなのですが、大自然の中ではそんなちっぽけな思い込みを完膚無きまでたたきのめされます。いよいよ紅葉が始まりました。

夜半になって気温は3度まで下がり、今夜は満天の星空です。

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1999.10.07(木)------------||気温 = 最低 9度 / 最高 12度|

雪の夢を見ました。

眠りと覚醒の境界線上で、外はしんしんと降りしきるパウダースノーで真っ白な世界でした。雪があらゆる音を吸収して、まるで音の無い世界です。シベリアン・ハスキーのパル(愛犬です)が喜んで雪まみれになっています。僕は慌ててスキールームに飛び込んで愛用のスキー板にワックス掛けを始めた・・・ところで目が覚めたのです。

起床してラウンジに出ると、外は雪・・・なわけない、まだ10月上旬だぜ。

でも一瞬「はっ」としました。窓外が真っ白だったから、雪の降る朝とそっくりだったから。濃い霧でそうなっていることを理解するのに数秒。今日は雨です。

秋は特に静かです。ピラタスの丘は信じられないほどの静けさに支配されています。八ケ岳の中腹、標高1,700mの亜高山帯は心癒す大自然の息吹に包まれて、いつもどおりの心温まる季節を迎えています。ちょっとしたぬくもりがうれしい色鮮やかな季節です。

PS:夕方雨は上がり曇り空になりました。週末のお天気は「晴れ」の予報が出ています。

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1999.10.06(水)------------||気温 = 最低 6度 / 最高 16度|

秋晴れです、黄葉と落葉が進んで森の見通しが良くなってきました。そのせいで鳥達の姿をよく見かけるようになりました。秋に渡ってくる鳥達も多いしね。ピラタスの丘の「紅」葉は、もう少し後になりそうです。麦草垰の紅葉はそろそろだと思うのですが。

昨日 Adobe Photoshop 5.5J が届いて早速使い始めました。これまではWeb用に特化された Adobe ImageReady 1.0E をメインに使っていたのですが、補完的に Photoshop 4.0LE を使うのが連携の上で結構面倒でした。

"ImageReady"が"2.0"にアップグレードすると同時に"Photoshop 5.5"に統合されて単体での販売が中止されたのを受けて、アップグレード料金で『特別提供』されることになったのを機会にようやくフルバージョンの"Photoshop"を手に入れたわけです。

ということで改めてモニタ・キャリブレーションや、カラー・マッチングの勉強をしています。うーん、頭が熱くなる・・・。(笑)このサイトの写真が以前より奇麗に見えるようになったなら、それはその成果だと思います。すぐに・・・というふうには行かないと思うけれど。(^^ゞ

サンセットの情報が掲載された「るるぶスキー信州」(JTB刊)が先週末に書店に並んだことを昨日知らされて、あわてて『スキープラン』のページの制作に入りました。『スキーのページ』も更新しなくちゃね。でもまだスキー場サイドの情報が少なくてちょっと大変そうです(オープンは天候しだいだものね)。もうちょっとお待ち下さいね。

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1999.10.05(火)------------||気温 = 最低 4度 / 最高 15度|

完璧な秋の空です。今朝も4度まで冷え込んで、この冷え込みで「はっと気がついた」ように木々の葉が紅葉をスタートさせ始めました。現在気温は13度にすぎませんが、陽射しがとても暖かなのでポカポカと温かでとても気持ちの良いお天気です。

今日は蓼科の住民によるビーナスライン一斉清掃を行いました。あいかわらずあきれ返るばかりのゴミの山が鬱蒼と繁った崖下の森の中に隠されていました。本当に信じられないことです。だれかが片づけてくれるだろうから、とりあえず自分の目に触れないところにほおり投げちゃえ・・・というメンタリティがむき出しですね。都市部でもこれは同じだと思います。

もはや『モラル』の問題として『啓蒙』してカタが付く問題ではないですね。重犯罪として徹底的に裁くしかないと思います。タバコの吸い殻の投げ捨てや空き缶や空き瓶の車上からの投棄といった危険な「犯罪」が、実際的には犯罪ですらない現在の性善説に基づいた日本の刑法はもはや現状にそぐわないのは明らかです。

一斉清掃の度に「ひとの心の暗闇」を目の当たりにしたような気がして、とても哀しい気持ちになるのです。

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過去の紅葉の記録はこちら:96年97年98年

1999.10.04(月)------------||気温 = 最低 1度 / 最高 10度|

サンセットでは今朝この秋の最低気温1度を記録しました。蓼科山山頂では初霜を観測したものと思われます(雲をかぶっているので未確認ですが)。午前8時現在気温3度、現在気温7度です。お天気は最高なのでハイキング・山歩き・登山には最適の1日になりました。この低温のおかげでナナカマドが急に色づきました。紅葉が加速しそうです。(朝)

最高気温は10度でした。例年に比べてもかなり低い気温です。今日寒さは一時的なものだと思いますが、これで明日以降も(おそらく)本来の秋の気温になり紅葉の色づきにはプラスに働くのでは、と期待しています。(夕)

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過去の紅葉の記録はこちら:96年97年、98年。


1999.10.03(日)------------||気温 = 最低 9度 / 最高 13度|

ちょっとお疲れ気味ですね、誰がって・・・私が。(笑)

3年3ヶ月という区切りに特別な意味はないのだけれど、そう思った途端に急にどっと疲れが出ちゃったのね。日記を書くことはもう歯磨きと同じぐらいに日課になっちゃってる。歯を磨き忘れることはあってもこの日記を書き忘れることはない。これは自分の筆無精な性格を考えるとすごいことだと思います。

バックナンバーに1996年の日記の最初の方が欠落しているのは、そのころは1〜2行ぼそりと書いていただけなので、様(さま)にならないからなのね。

それにつけてもくたびれた。歳かな・・・。がっくり。

昨夜半から雨模様ですが朝は曇り空になりました。今日の最高気温は13度でした。異様に寒い一日になりましたが、午後4時現在晴れ、雨上がりの景色はすっかり色づいて紅葉に始まりを実感させます。天気概況によれば、午後からお天気は回復して明日は晴れます。

午後8時現在気温は6度、11月初旬並ですね。今夜から明朝にかけて全国的に5〜10度気温が低くなるそうですから当然ですが、明朝は初霜になるかもしれません。

1999.10.02(土)------------||気温 = 最低 9度 / 最高 18度|

晴れています。家の中にいるほうがなんだか寒く感じます。陽射しのある分、外の方が温かい。ざっくりした長袖のシャツやトレーナーを着てちょうどいい気候になりました。そろそろ紅葉が始まってきました。今年はどういう展開になるのか誰にもわかりません。紅葉は「水物」です。

明日また現在の紅葉の写真をメインフォトとして公開予定です。


1999.10.01(金)------------||気温 = 最低 12度 / 最高 17度|

いろんな事故や事件がおこります。やはり世紀末なのでしょうか。こんな山の上にもニュースは電子メディアに運ばれてきます。ミレニアムを祝う企画やイベントがすでにめじろ押しですが、僕は何だかあまり「祝う」という気分ではありません。

無事にミレニアムをやり過ごしたら、盛大にお祝いしてもいいとは思う。(笑)

ところで、サンセットという名前、そしてペンションという言い方を変えたいと考えています。僕は最初からもっと別のものを目指しているので・・・。これまでにサンセットにいらしていただいたみなさんはどう思いますか?

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過去の紅葉の記録はこちら:96年97年98年




サンセットは標高1700mの原生林にたたずむCOOLなゲストハウス。
時間が止まったような、自然と一体になった不思議なやすらぎをあなたもどうぞ。
静かな人生の休日(スティルライフ)に浸って下さい。




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