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蓼科高原 アーカイブ

2006年08月31日

3484 ナイトハイク

晴れ 気温:最低 10℃/最高 20℃

午後10時半、シベリアンハスキーのパルと散歩に出る。森の小径を抜けて標高を50mほど上げたところで突然疾風にあおられる。出発した時からざわざわと音だけは聞こえていたのだけれど、それが風の音だとはすぐには気づかなかった。今夜はかなり強い風が吹いている。

風速5m〜10mほどの風が道に沿って吹き抜けていく。見上げれば高い樹木の先端が大きく揺れている。月齢6日の夜空は明るく、そのために星はあまり見えない。しかしピラタスの丘の道は真っ暗だ。ハンディーライトを消すと、ほとんどなにも見えなくなる。

とても寒く感じる。思わず裏地がメッシュのThe North Faceのウインドブレーカーの襟を立てる。ほんとうに「秋」がやってきたことを実感する。

僕はこのナイトハイクとでもいえる愛犬との散歩がとても好きだ。それはこのように季節をダイレクトに感じることができるからかも知れない。

以上は昨夜の出来事。


今日の天気は終日穏やかな晴れ。静かな静かな初秋の雰囲気に満ちているが、季節は「晩夏」だ。見上げれば夏の暑気と秋の涼気の行き合う「行合の空(ゆきあいのそら)」になっている。積雲の上に少し離れて巻積雲がひろがっている。ああ、秋なんだなあ。

夜、愛犬と散歩していると叢(くさむら)でコオロギが鳴いているのが聞こえる。昨日の夜もそうだったけれど、気温はお盆の頃と変わらないのにやたらに肌寒く感じる。これは身体が変化したのか、それとも大地が冷えたことによるものなのか。

今夜は星が見えない。上空に雲があり、ピラタスの丘じたいも密度の薄い雲に覆われているからだ。それはちょうど上空から霧が吹き下ろしてくるような感じに見える。ひんやりとした大気が心地よい。今夜の気温ももはや半袖ポロシャツ1枚では寒くて、ウインドブレーカーの襟を立ててちょうどいい。

日中は夏、朝晩は秋というこの季節感はあと半月ほど続く。ふたつの季節が行き合うとてもすてきな季節だ。この季節は蓼科のプレミアム・シーズンといえるかも知れない。おすすめだ。

★★★

予定通りあっというまに工事が終わって今日からペンション・サンセットのインターネット回線(CATV)の速度は20MB(実測)保証のものとなった。体感的にはあまり早くなったようには感じられないが、ファイルのアップロード、ダウンロード作業時や、ムービーなどを観るときにその速さを実感できる。

これまで月額4200円(税込)だった接続料金が月額5000円(税込)になるが、800円の差額が、それに見合った快適性・利便性をもたらすのかどうかはこれからの評価になる。まったく、10年前には28.8KBのモデムでも(それまでの14.4KBモデムに比べて)ものすごく速いと感じ、64KBのISDNになったときなんて「なんて速いんだ!」と感激したものなのに、人間というのはなににでもすぐになれてしまうものなんだ。

2006年09月02日

3486 季節・気候にふさわしい服装

晴れ 気温:最低 8℃/最高 17℃

昨夜は雲ひとつ無い快晴で、すさまじいばかりの星空を望むことができた。晴れた夜は放射冷却現象で冷え込むというセオリーどおり、今朝はぐっと冷え込んで6月中旬以来の最低気温8℃を記録した。数年前の「冷夏」の年にはお盆休みにこの気温になったことがあったが、その年はお盆休みも連日全館暖房を入れていたことを思い出す。

今朝はダイニングラウンジの気温が16℃だったので、7時前から大型ストーブに火を入れて建物全体を暖めた。客室の気温は24℃以上はあるので暖房を入れるとあっという間にむしむしと暑くなってしまうから、この季節にはこのような暖房方法をとることが多い。中旬を過ぎたら部屋の暖房も入れてちょうどいいかも知れない。

平野部では「残暑」とか。今朝の気温を体験すると、ちょっと信じがたい思いだ。お客様は、反対に、この涼しさ(というよりは「寒さ」)にかなり驚かれたようだ。しかし、陽射しがあれば気温はどんどん上昇して日中はピラタスの丘で18℃〜20℃、ここより標高が低い観光名所では20℃〜24℃になるので残暑のない心地よい晩夏が楽しめる。

こちらにお越しになるお客様は是非冬用のフリース、そして長袖のアンダーシャツを1枚是非持参していただきたい。アンダーシャツ1枚で信じられないほど温かく快適に過ごすことができるのだ。経験的には「冬用のフリース」より「長袖アンダーシャツ」のほうが温かく快適だ。少なくともTシャツにショートパンツでは朝晩の気温では凍え死んでしまうのは確実だから、僕の言葉を是非信じていただきたいのね。(^_^;)

山小屋の親父さんでも今時こんなことは言わないのかも知れないけど、「季節、気候にふさわしい服装をお願いする」しだいだ。その上で寒ければ客観的気温を勘案して全館暖房を入れるようにしているので安心されたい。

ただ、いつでもどこでもいきなり暖房や冷房で暑さ寒さを調節するというのは本末転倒だと思う。まず服で気温の変化に対応し、その上で暖房冷房(ここでは冷房は不要だけれど)を利用するのが古来からの人間の知恵なのだと思う。またそれがクールビズ、ウォームビズが定着しつつある我が国のみならず世界の時流だとも考える。

大切なお客様に寒い思いをさせるつもりは毛頭無いけれど、季節・気候にふさわしい服装で蓼科をじっくり味わっていただきたいと思っている。そのための暖房は必要十分以上のものにするつもりはない。Tシャツにショートパンツで部屋を30℃以上にむんむん暖めて過ごすというライフスタイルには賛同しかねるしだいだ。少なくともここはそのように過ごす場所ではないし、いまはそのような時代ではないと思う。

★★★

最近我が敬愛する友人ウォンウィンツァン氏のHPのリンク集からペンション・サンセットを知ったというお客様がいらしてくださることが多くなった。ご予約時にそのことを告げてくださるケースもあるし、チェックアウトの時に初めて話題にのぼってびっくりさせられることもある。

いずれにしても、ウォンウィンツァン氏との交友について語り出すと長くなるので、ここでは重複は避けるが、興味のある方はこちらでキーワードを「ウォン・ウィン・ツァン」としてサイト内検索してみてほしい。

ウォン氏とは魂の深いレベルでの縁(えにし)を感じている。何の利害関係もなく、魂のふれあいと共感のみで成立しているこれは本当の意味での「友情」だと実感している。それは「狩野さんがHPにお書きになっている世界観は私の音楽に通じています。13年の隔たりの後、それぞれが自分の世界を切り開きこのように再会したとき、それぞれのたどり着いたところが、同じところであったとは何と素晴らしいことでしょう。あの時に出会ったことの本当の意味を今、噛みしめています。」という6年前の氏の言葉に集約されているように思う。人生最良のこの出会いに感謝。

2006年09月17日

3501 秋の長雨

晴れのち曇り 気温:最低 10℃/最高 17℃

台風が近づいているというが、ここは風ひとつ無い。朝から(天気予報に反して)快晴の秋空がとても美しかった。雲もすっかり秋雲に変わった。空の写真を撮ってあとでモニターで見るとなんとど真ん中に「赤とんぼ」が写っているではないか。ファインダーではまったく確認できなかった。

午後遅くから曇り空、というかしだいに雲の中に入ってきたようだ。午後5時頃にはすっかり霧の中のような景色になった。雨は降りそうでまだ降らない。雲はコンスタントにゆっくりと流れて、じつに幽玄な情景になっている。残念ながら今日は夕陽は見ることができそうにない。

台風13号は日本海に抜けて明日の夜には東北沖の日本海あたりに到達するようだ。ここは雨もほとんど降らずあまり影響は受けそうもない。標高が高いので、上空の雨雲は平地と異なって一層のみなので、平地ほど雨は降らない。森林帯なので防風林のように機能して風の影響もほとんど無いのが通例だ。もちろん土砂災害とも無縁の土地柄だ。

天気概況によれば明日はそよ風も吹かないだろう。雨もまず降らない。台風13号の雨雲は北側に集中しているからだ。今日お泊まりのお客様にとってはじつに幸いなコースをとってくれたようだ。そもそもこの台風のおかげでせっかくの9月の3連休の人出は最悪になった。観光地にとっては泣きっ面に蜂の天気が続いた。

これで秋の長雨も一段落して、穏やかな9月らしい気候になってほしいものだ。

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2006年09月18日

3502 インターネット・セキュリティー

曇りのち晴れ 気温:最低 12℃/最高 17℃

幸いなことに、蓼科では、台風13号の影響はまったくといってよいほど無かった。朝は晴れ間がのぞいたほどだったが、その後雲がかかって、一時雨がぱらついた。しかし、夜になると空は晴れ渡って、満天の星空になった。

この連休は朝晩数時間全館暖房を入れる必要があった。暖か(暑い?)平野部からいらしたお客様とピラタスの丘で暮らしている僕らとでは体感気温が異なるので、客観的気温とお客様のよう鵜から判断して暖房を入れるかどうか決めている。

個人差もあるので、暖房を入れると「暑い」とおっしゃるお客様もいらっしゃるし、反対に「寒いので暖房を入れてください」とおっしゃるお客様もいらっしゃる。基本的には厚手のトレーナー等を羽織ってもまだ寒ければ暖房を入れるようにしている。

結果を見直してみると、土曜日は暖房を入れてちょうどよかったが、日曜日は暖房は「余計なお世話」だったかも知れない。自宅にいるときと同じ室内気候をお客様は求めていないということを学んだしだい。高原には高原のひんやりした気候を求めていらっしゃっているのだということを、危うく忘れそうになっていた。


それはそうと、CATVのインターネット回線を20MBコースに変更してからしだいに「ポート番号135」に対するアクセス試行が急激に増加した。それも同じCATVのネットワーク内の複数の個人からのものだ。調べてみるとこのポートは開けておくと大変危険なポートだそうだ。僕の場合はファイアーウォールソフトが検知してブロックしてくれたので難を逃れた。

実際、警察庁の発表でもこの135番ポートへの不正アクセス試行が急増しているとのこと。みなさんもどうぞご注意いただければさいわいだ。是非OS標準のファイアーウォールだけにまかせないで、もっと強力なファイアーウォールソフトをインルトールすべきだと思う。

特定のグローバルIPアドレスからのアクセス試行が執拗なので今日そのデータをプロバイダーに送って、その事実を報告した。グローバルIPアドレスから個人を特定できるからね。そしてどうにも目障りなので、山を下りて街のヤマダ電気で有線ブロードバンドルーターを購入して、それを経由してMacに接続するようにした。

これはプロバイダーのサポートの方の推奨する接続方法でもある。そのことは知っていたけれど、これまでこれほどしつこい不正アクセスがなかったので、スピードを優先して、HUBを介して直接PCを接続していたのだった。

ついさっき細かなファイアーウォール設定が終わったところだ。ちなみに僕が選んだのは BUFFALO BBR-4HG という機種だ。回線速度は予想していたのとは異なってほとんど落ちなかったので、満足している。セキュリティーレベルを上げると回線速度が多少落ちるのはまあやむを得ないと思う。

大切なお客様情報の入ったPCだからこそ、セキュリティーを最優先項目にしている。ルーターやセキュリティーソフトをまったく使っていないと、あなたのPCのハードディスクの中身もモニター画面もすべてが丸見えになっていることがあるのですよだって・・・ほんとに怖い話だ。


冒頭でも書いたが、今夜は満天の星空になった。この夜空をお客様に見ていただきたかった。なんて皮肉な巡り合わせなんだろう。土曜日、日曜日とも夜は雲がかかっていたからね。なんだかとっても申し訳ない思いでいる。

2006年09月20日

3504 樹木が一斉にはらはらと落葉を始めた

晴れ 気温:最低 7℃/最高 16℃

いやー、じつに久しぶりの快晴だった。厳密に言うなら一日中陽射しがあったのはじつに久しぶりのことだ。さんさんと陽光が降り注ぐ様を見るのはいったい何日ぶりのことだろう。じつに気持ちの良い天気だ。それに呼応するかのように、ピラタスの丘の樹木が一斉にはらはらと落葉を始めた。

といってもまだ緑色の葉だから、本格的な落葉は紅葉したあとになるけれど。それでもクルマで道を走っていると木の葉がフロントウインドウをさらさらと打つのだ。絵に描いたような「秋晴れ」だった。こんな日がずうっと続いてほしいものだ。身も心もすかっとする。

夕暮れ直後に山麓の街からクルマで戻ってくると、ヘッドライトの先に鹿の群がみえた。なんと5〜6頭の野生の鹿の群が「お散歩広場」を駆け抜けてゆくところだった。その情景はまるでおとぎ話の世界のようで、なんだか現実感がない。しかし間違いなくこれは現実だ。美しい情景だ。感動する。

出かけるときも子鹿が道路の真ん中にたたずんでいて一時停止を余儀なくされた。まったくひとを恐れないから運転には十分な注意が必要だ。特に夕暮れ時から翌朝にかけて、彼らはよく現れるから、そしてクルマのヘッドライトに照らし出されるとフリーズしてしまう習性があるから。

愛犬パルと散歩に出ると、自分の吐く息が真っ白なのに気づいて驚いた。Tシャツの上にざっくりした厚手のトレーナーを着てその上にゴアテックスのマウンテンパーカという服装だったが、それでも少し寒いくらい。帰ってきたいまも顔と耳が冷たい風で冷えてちょっと痛い。

そんな気温だから、空は晴れ渡って文字通り「満天の星」が頭上に輝いている。いつみてもぞくぞくする壮大な情景だ。眺めていると心がおおらかに大きくなってくる。

そういえば最近あまり経営のことを考えなくなった。正確に言えば、頭では考えなくなった。あるのはお客様に心地よくお過ごしいただきたいという漠然とした想いだけだ。精神的にはぐっと楽になったが、このまま行くとつぶれちゃうのかな、ははは。

まあ、水は高きから低きに流れるのたとえがあるように、結局はなるようになるのだ。こんなことを言ったからって、別に僕は「やけになっている」わけではないのですよ。これはピラタスの丘の自然から学んだことなのです。

2006年09月21日

3505 ここでは誰もあなたがあなたであることを責めたりしない

晴れ 気温:最低 7℃/最高 16℃

今日もすばらしい「秋晴れ」になった。天気予報では明日も、ということはこの週末も「秋晴れ」になりそうだ。週の初めの「週間予報」では週末はずうっと雨のはずだったのではなかったか。週間予報はいつも「週末は雨」と報道するのだ、それも断定的に言い切ってくれる。

このレベルの天気予報には誰も責任を持たないし、それによって旅行・観光業者が被害を受けても誰も責任をとらない。「お詫びして訂正」という段取りもコメントもない。「占い」ではないのだからこれは誰かが責任を持つべきだし、責任をとるのが社会常識というものではないだろうか、と僕は思うんだよね、ほんと。

それはさておき、蓼科では、というかピラタスの丘では、もはや「暑い」という日はなくなった。「暖かな日」や「寒い日」はあっても、「暑い日」はもうやってこない。蓼科には「残暑」というものがそもそもの始めから無いのだ。日が暮れたとたんに気温は急降下して、外に出ると吐く息が白く見える。

すっかりそんな気候になって、シベリアンハスキーの愛犬パル君は元気いっぱいになってきた。なにしろ彼の快適気温は氷点下10℃以下だから。快適環境は一面の雪と氷の世界だから。夏毛が抜けてしだいに冬毛に生え替わり始めてムクムクとしたぬいぐるみみたいになってきた。これがかっこうよくてかわいいのだ。

この季節、里に下りればそこには絵に描いたような「里の秋」がある。ゆったりとした時間が流れ、しっとりとした大気が夏の疲れをいやしてくれる。静かな静かな季節だ。ここでは誰もあなたがあなたであることを責めたりしない。あなたはそのままのあなたでいいのだ。

2006年09月24日

3508 乗馬とドライブと空に描く絵画

晴れ 気温:最低 3℃/最高 16℃

今朝はこの秋一番の冷え込みになった。最低気温3℃。昨夜からきれいに晴れ渡っていたから放射冷却現象が起きたのかも知れない。いずれにしても晴れた夜にはよく冷える。雲ひとつ無い快晴で、さんさんと陽光が降り注いで、文字通りの秋晴れになった。天気概況によれば、こんな感じのお天気があと1週間は続きそうだ。

秋は乗馬に最適の季節だ。最近は乗馬も「引き馬」といった観光的なものだけでなく、本格的な初心者レッスンを1時限受講すれば牧場の外に乗って出ることのできる「外乗」も可能になっている。料金もそれなりにするが、他の体験ものに比べて決して高いものではないので是非おすすめしたい。くわしくは白樺湖のホープロッジ乗馬牧場のHPを参照されたい。ペンション・サンセットからクルマで15〜20分ほどだ。

9月は陽射しが温かく、夏のように強烈ではないのでオープンカーでのドライブにも最適だ。別にオープンカーでなくても、窓を全開にして走ればまさにオープンエアードライビングになる。日中は風もそんなに冷たくはないから心地よいドライブを満喫できるだろう。もちろんビーナスラインを美ヶ原まで走って松本か小諸に下るコースがおすすめだ。全行程ノンストップだと2時間程度。途中でクルマを止めてゆっくりするなら3時間程度かな。とにかくおすすめ、最高ですよ。

蓼科湖はいまアキアカネ(赤とんぼ)が大量に飛んでいて、写真に写り混んでしまうのでシャッターを切るタイミングが難しい。コスモスが満開でとても美しく華やかな雰囲気だ。水面に映り混む森や山や空や雲が、まるで英国の風景画のようだ。秋の蓼科にいらしたら、是非空を見上げてほしい。じつに芸術的な、神々の絵画がそこに描かれているから。

今夜もぐっと冷え込んで、キーボードをタイプする音の他はなにも聞こえない。耳の奥からきーんと言う音が聞こえてくるほどの静寂がピラタスの丘を支配している。

2006年10月06日

3520 野生の鹿が通り抜ける

雨 気温:最低 8℃/最高 10℃

台風16号はすでに熱帯低気圧に変わり、天気概況によれば日本近海には現在「台風」はひとつも存在しないとのこと。しかし秋雨前線の活動が活発なため広範囲にわたって強い風雨に見舞われているている現状だ。ここ蓼科でも昨夜半以来しだいに風雨が強くなり、春の嵐のような状況になっている。降雨はさほどでも無いが、風は強い。ピラタスロープウエイは法令に従って今日は終日運休となった。

明日は午前中で雨が上がって、それ以降は上り坂となり土曜日は曇り、日曜日は曇り後晴れ、月曜日は晴れという予報になっている。この3連休は8日(日)以降に観光を予定するとよろしいかと思う。ピラタスの丘は今日も気温が上がらず、最低気温8℃、最高気温10℃と、東京の12月と同じ気温となった。

蓼科を訪れる方は冬用のフリースやダウンパーカを絶対に忘れないこと。いちばんいいのは薄いものでもいいから長袖長ズボンのアンダーウエア(下着)を1枚着用すること。そうすればまったく寒さなど感じないで思いっきり高原の秋を満喫できると言うものだ。だまされたと思って是非お試しあれ。

ピラタスの丘も劇的に色づいてきている。紅葉は思っていたよりも早く最盛期を迎えるかも知れない。まあ順当な線としては来週末がペンション・サンセットの周辺の紅葉の見ごろとなると思う。現在すでにロープウエイで上がる2000m以上のところは紅葉真っ盛りだ。1750mにあるペンション・サンセットのところまで紅葉が降りてくるのも時間の問題だ。

最近ペンション・サンセットの敷地内を野生の鹿が通り抜けていることが判明したので、終夜屋外の照明を必要最小限点灯することにしている。敷地内の植物や樹木に食害を出さないためだ。それほど鹿の出現確率が高いので、野生との出会いを求めるひとにとって、ピラタスの丘はまたひとつ魅力を増したのかも知れない。

また、都市生活者にとっては「闇」は恐ろしいもの以外の何ものでも無いようなので、夜間窓の外に多少の光があることは安心につながるのかな、とも思っている。そのあたりはお客様のご意見を聞きながら考えていきたいと思っている。ここはとんでもない山岳部だから、またペンションがたくさん建っている別荘地だから治安はとても良く、これまで事件らしきものは皆無だけれど、まあそんなことで、試しに夜間照明を実施しているしだい。

蓼科はすでに紅葉シーズンにはいっているので、これから11月上旬いっぱいはいついらしても紅葉をめでることができると思います。今年の紅葉はしなやかで虫食いも無く色味も鮮やか、ここ数年の中でも格別に美しいので是非ご覧いただきたいのです。

2006年10月07日

3521 ふくろうが私の名を呼ぶ

雨のち晴れ 気温:最低 4℃/最高 7℃

カナダの西海岸でユースホステルを経営なさっている方からメールをいただいた。「ふくろうが私の名を呼ぶ」と言う小説を検索していてこのサイトに出会ったとのこと。まさにこの小説の舞台になったあたりにお住まいなのだ。

書いた本人がすっかり忘れていた。で、Google(TM)のサイト内検索を利用して探してみたら以下の文章が出てきた。11年も毎日書いていたらどこにどの文章があるかなんて自分でもわからないよ。それにしても、しっかりと書いているね、いまの僕にはとても書けないようなことを。それにしても「人間風車」ってなんだろう、すっかり忘れてしまった。

こうなるともう記憶というよりは歴史、歴史というよりは考古学の世界なのかも知れない。記憶の考古学ってないのかな。この手の話や文章が好きなひとは昔の蓼科高原日記を読んでね。

★★★

2003.01.07(火)-------------気温 = 最低 -13度/ 最高 -3度

米国の作家J.D.サリンジャーの名作「ライ麦畑で捕まえて(The Catcher in the Rye)」が村上春樹氏の翻訳で「キャッチャー・イン・ザ・ライ」というタイトルで出版されることが決まったそうですが、これはまあいささか旧聞に属するとは思うけれど、とてもうれしいことだ。僕らは同じ白水社刊の野崎孝訳の名訳「ライ麦畑で捕まえて」によって「ライ麦」体験をしたわけだけれど、それはいま思い返しても強烈なものだった。

強烈といってもセンセーショナルな体験とか感動というのではなく、しみじみとこころに染み渡るというか、いやそうじゃないな(そういう体験をしたければスコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」やマーガレット・クレイヴンの「ふくろうが私の名を呼ぶ」(角川書店刊)をおすすめする)、自分が年齢を重ねるにつれてジンと効いてくるというたぐいの感動だった。ぼくの周囲の同世代の人間にとっては「中原中也」や「萩原朔太郎」や「福永武彦」や「出家とその弟子(倉田百三著)」同様ある種の「通過儀式」みたいなものだったような気がする。夏目漱石、森鴎外、太宰治などなどのリストを思い返してみるとつくづくぼくらは「古典主義」的読者だったのだなあ。

我が敬愛する(といってもちょうど娘に当たる年齢なのだけれど)宇多田ヒカル(さん)がヘルマン・ヘッセを愛読していたことを最近知ったのだけれど、「車輪の下」「デミアン」「シッダールタ」「幸福論」「荒野の狼」とかなりの作品に「人間風車」状態になってしまったのが懐かしい(ブレーンバスターでなくてよかった)。ちなみに彼女の愛読書リストには「グレート・ギャツビー」もしっかりはいっている。

大学に入って最初の衝撃はアルベール・カミュの「異邦人」「ペスト」「シジフォスの神話」、ジャンポール・サルトルの「嘔吐」「存在と無」、そしてあのフランツ・カフカ。ご想像通りぼくにはドラッグなんて必要なかった。この読書体験のほうがよほど強烈なドラッグ的体験だったから。「実存主義」「不条理」という名のドラッグね。

カフカの言葉にすべては凝縮されている。

『ぼくは、自分を咬んだり、刺したりするような本だけを、読むべきではないかと思っている。もし、ぼくらの読む本が、頭をガツンと一撃してぼくらを目覚めさせてくれないなら、いったい何のためにぼくらは本を読むのか? きみが言うように、ぼくらを幸福にするためか? やれやれ、本なんかなくたってぼくらは同じように幸福でいられるだろうし、ぼくらを幸福にするような本なら、必要とあれば自分で書けるだろう。いいかい、必要な本とは、ぼくらをこのうえなく苦しめ痛めつける不幸のように、自分よりも愛していた人の死のように、すべての人から引き離されて森の中に追放されたときのように、自殺のように、ぼくらに作用する本のことだ。本とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない。』(親友オスカー・ポラックへの手紙 1904年1月27日)

いまインターネットで『カフカ』で検索をかけると「海辺のカフカ(村上春樹著)」関連のサイトばかり出てきてしまうのは、まあいたしかたないでしょう。で、多少カフカを知りたい方のためにこのサイトをお勧めしておきます。

ぼくの読書体験を書き始めたらそれこそ「ネバー・エンディング・ストーリー」になってしまうのですが、今後少しずつ思い出しながら書いていこうとは思っています。大学時代だけで3,400冊読破したことはいささかばかげているとぼく自身思うのですが、その体験がいまのぼくの精神的骨格の形成に少なからぬ影響を与えていることは否めません。学問(勉強?)とジャズ(リスニング&演奏活動)と目がつぶれそうなほどむさぼり読んだ無数の書物のインクと紙の匂いこそぼくの激情と夢と孤独に支配された青春でした。


------------------------------(23時)

★★★

さて、現在の僕に戻る。

今日はひきつづき風が強く(台風は消えてなくなっちゃったのに)、ロープウエイも運休。午後になってようやく収まってきた。昨日収まったように見えたのは一時的なものだった。夜には風も止んで雲間から満月に近い月齢14の明るい月が顔をのぞかせた。

寒い、ものすごく寒い。長袖のワークシャツの上にフリースのシェルドジャケットを着込んでフリースの帽子をかぶってちょうどいい低温だ。もちろん吐く息は真っ白。これは11月並の気候だと思う。最低気温4℃、最高気温7℃だもの。

シベリアンハスキーだから愛犬パル君はますます元気、急坂をぐんぐん登り、ずんずん進んでいく。これなら犬ぞりを引けるというのも納得の馬鹿力だ。雲を透かして照る月明かりであたりはぼおっと明るいから、ハンディライトを使うことはほとんどない。遥か下に山麓の街の明かりが見える。山並みは墨絵のように闇に沈んでいる。

僕は60歳の自分を想像できない。そんなに遠い将来のことでも無いのに。すでに「フクロウが私の名を呼んでいる」のかも知れない。カナダのネイティヴの間では死ぬ前に「フクロウがその人の名を呼ぶ」という伝承があるという。それに題材を求めた作品が上記の小説だ。静謐に満ち、哀しくしみじみとした作品だ。一読をお薦めする。

2006年10月08日

3522 蓼科の紅葉狩りと服装

晴れ 気温:最低 3℃/最高 9℃

今日は快晴だった。明日も晴れ、明後日も晴れという天気予報がでている。晴れた夜はとても冷え込むから、また晴れた日中でも陽射しは暖かいけれど風がとあるととても寒く感じるから、秋の高原を訪れるならそれなりの服装計画が必須となります。

おすすめなのは、薄手でもいいからアンダーウエアを長袖のものにすること、できればパンツの下にはく中厚手のタイツを準備。羽織るものとしては長袖の厚手のシャツ、厚手のトレーナー、中厚手のフリース、それから風が吹いた時に寒い思いをしないために、風を通さないナイロンのウインドブレーカーかマウンテンパーカがあれば完璧。

寒がりのひとはこれに加えて毛糸の帽子、啓人の手袋があればなおいいでしょう。

そしてこちらに到着したら是非秋の高原の「森」を散歩して下さい。早朝か、夕暮れ時がおすすめです。湖畔の森だったらいっそうロマンティックでしょう。そう、秋の高原はロマンにあふれているのです。

台風なんてとっくに消失しているのに、良く風が吹きます。今日の蓼科も強風というほどでは無いけれど、冷たい風がコンスタントに吹きました。朝夕はときおり吹き抜けるこの風がとても寒く感じさせます。しかし、この冷え込みによって紅葉はずんずん進行しています。

この連休は標高2400m〜2000m付近がなんとも美しかった。国道299号線ドライブしたお客様や、麦草峠・白駒池を訪れたお客様、そして山歩き・登山でロープウエイから山にはいったお客様はこの至福の風景を堪能されました。

今週末にはロープウエイ下から標高1750mのピラタスの丘付近まで紅葉が降りてきそうです。今度の土日にはペンション・サンセットも紅葉のタペストリーの中に織り込まれてしまいそうです。紅葉は標高の高いところから低いところへと山を駆け降りるものですから、標高差の大きい蓼科では11月半ばまで広葉樹の紅葉が楽しめます。特に蓼科湖では400本の桜の木(ソメイヨシノ)が真っ赤に紅葉します!

それが終わるといよいよ針葉樹の紅葉です。落葉松(からまつ)の紅葉の美しさはそれを知るものにとっては忘れ難いものです。東山魁夷画伯も好んで当地の落葉松林を取材していたそうで、画伯の描いたブルーの美しい針葉樹林は当地の風景もはいっているのだと改めて親近感を感じます。

今夜もお客様のために全館暖房を入れています。暖房を入れないと館内は15℃〜18℃ほどになってしまう気候です。これは平年に比べるとかなり寒いです。いつものこの時期ならもっとずうっと温かなのです。数日中に平年並の気温に戻るとは思いますが、いずれにしても、都市部からいらしたお客様には「ものすごく寒い」と感じられるかも知れません。

そういうことなので、上記の服装を是非ご用意下さい。そうすれば極上の高原の秋を快適にお過ごしいただけると思います。あ、これは朝夕のことで、日中は陽射しがぽかぽかと暖かいですからそのあたりのご心配は無きよう。別の表現をするなら、山にキャンプに行く時程度の防寒衣料は必ずご用意下さいということです。ここは日本中のどのキャンプ場より標高が高いのですから。

今夜は満天の星が美しい。今日はジャコビニ流星群が出現する日なのですが、なにしろ「突発的に出現する流星群」だそうで、残念ながら僕はまだ見ていません。もう一度ラウンジの窓から夜空を見上げてみようっと。

2006年10月11日

3525 その思いを手放すのだ

雨 気温:最低 5℃/最高 10℃

Everything's gonna right! そう思いたいけれど、性分なのかついついいろんな心配事を抱え込んでしまう。そんなだからサラリーマンというかビジネスマン落第だったわけさ。もっとひらりひらりと世渡りできなくっちゃね。でもそれができないのが僕という人間なのだ。このことからは逃げられない。

だから逃げることをやめたわけだ。逃げることを止め、自分でない自分を演じることを止め、自分でない《本当の自分》とやらを探すことを止め、ありのままの自分で生きていこうと決めた。どうあがいたところでひとは自分という事実からは逃げられないのだ。

そう決意したのは、それができたのは15年ほど前のことだろうか。結論から言ってしまえば、それは簡単なことだった。それまで守るべきものだと信じてきた、それまで築き上げてきたと思い込んでいたものをすべて手放せば良いのだ。インドの聖者が言った「その思いを手放すのだ!」と。そのとおりだった。

手放せばすっと身も心も軽くなる。それが探し求めて止まなかった「本当の自分」だった。あっけないほどあたりまえにそれはそこにあった。僕はシンプルに「僕」だった。なんの肩書きもなく、しがらみもなく、守るべきものも無く、迷いも無く同時に迷わないということも無く、ここにいたのだ。

なんだか100万アクセス達成を機に、きゅうにしゃんとした印象なのだけれど、これは「たまたま」なのだ。これは僕の「振れ」の範囲内のことなのだ。想定内のゆらぎなのだ。なにしろいま語っている僕は「パブリックな僕」だからね。個人的な生身の人間としての僕では無いのだから。

さて、今日は朝からいかにも高原らしい雨降りとなりました。空は明るいのだけれど、そして降りはたいしたことがないのだけれど、とうとう宵まで雨が止むことは無かった。夜半には完全に止んで空は晴れてきたけれど。天気予報では明日以降当分は晴れマークがついているから、今週末は絶好の紅葉狩りのタイミングになると思います。

蓼科の紅葉は、現在標高2000m〜1900mあたりまで降りてきているので、週末にはちょうどピラタスの丘ペンション村(標高1750m)まで降りてきて鮮やかな紅葉世界になると思われます。蓼科湖や白樺湖は標高1300m〜1200mだから紅葉が最盛期を迎えるのは10月末から11月上旬になります。これがまたなんともきれいなのだ。ちなみに渓谷美が売りの横谷峡の紅葉は今週末から来週末あたりになりそうです。

今夜もピラタスの森はしんと静まり返って、野生動物の気配の他はときおり吹き抜ける風の音が支配しています。あ、でも、ときおり鳴くフクロウの声と野生の鹿の鳴き声が、夜のしじまを破って遠くから聞こえてきます。僕のペンションでも鹿除けに建物回りに夜間照明を施しましたが、いまのところ効果が出ているようで、朝起きて庭に鹿の糞が転がっているようなことが無くなりました。

ピラタスの丘も開発から30年余を経て、ふたたび野生に支配され出してきているのを感じます。

2006年10月12日

3526 と、ぼくは想っている

晴れ 気温:最低 6℃/最高 12℃

今日は比較的暖かでした。というか、館内にいるより外に出た方が陽射しを浴びる分だけずうっと温かく感じるし、実際に活動してみると少し汗ばむほどだった。しかしさすがに半袖では身体が冷え切って鼻水が出てきてやがてくしゃみをすることになる。厚手のトレーナーを着てちょうど良い。

昨日までに館内の照明の電球交換を終えたので、今日は屋外の灯火の電球交換を行った。そんなに長いはしごを使わなくても良いので、樹木の枝打ちよりははるかに安全だし気分も軽い。日が暮れたあとに点灯試験をしてみたけれど、電球型蛍光灯の進歩は著しく、明るさや光の色味についても白熱球と遜色なかった。

省エネルギーは時代の要請でもあるから積極的に改善を図っています。特に最近は野生の鹿が敷地内に入り込んだりするので、夜通し建物周りを照明する必要があるので、省エネは必須なのです。出入り口周りは低誘虫の波長の黄色い電球を使い、それ以外は「光害」とならないように照射範囲の狭いスポットライトタイプのレフ球を使っています。そのどれもがいまや電球型蛍光灯で提供されているのだから、これを使わないては無い。

経費節減という観点からはどうでしょうね、電球型蛍光灯は白熱球の10倍近い値段で寿命が4〜5倍ほどですから、節電できた分を加味してもさほど大きなコスト減にはならないかも知れません。しかし、使用後の電球の処分や消費電力の削減という側面を見ればとても環境に優しいのでは無いかと考えています。

ということで、光の波長の微妙なニュアンスが大切な芸術作品やライトアップは別として、実用に供する明かりに関しては僕は積極的に蛍光灯化をすすめています。実際よく見てみれば高級なホテルでもレストランでも意外な場所にこの電球型あるいは電球色(白熱灯の色味の)蛍光管が代替電飾として利用されていることに気づくことでしょう。

この蛍光灯もやがてすべて高光度・高輝度LEDに取って代わられるのも時間の問題でしょう。そうなると白熱灯はもはや芸術や趣味の明かりとして認識されるようになるのでは無いかと思っています。個人的には白熱灯の光がとても好きなのですが、用途と光のニュアンスを勘案して使い分けているしだいです。

お客様はペンション・サンセットではご家庭でよく行っておられるようにまめに電灯を消す必要はありません、いやむしろ消さないでいただきたい。蛍光灯はその特性上、点滅が寿命を縮める最大の要因なのです。消費電力は常時点灯でも白熱球の1/4〜1/5程度ですからその方がトータルに考えて省エネになるのです。

あ、浴室と洗面所とお部屋の電気スタンドは白熱灯ですから、こちらはこまめに消していただけるとさいわいです。あとはおおむね蛍光灯あるいは蛍光管を使用していますから点けっ放しの方が省エネになります。(^^)

むしろお願いしたいのはこれからの季節は全館暖房を入れるのですが、灯油価格は昨年の2倍強になっていますから、真冬なのに部屋の中で半袖になってがんがん暖房したり、あげくのはてにタバコの煙を出すために外気温氷点下20℃の夜に窓を開けて換気するなんて「あんまりな」ことだけはしないでいただきたのです。特にお若い世代の方には人類の古来よりの叡知である衣服による温度調節を改めて学んでいただきたいと愚考するしだいです。m(_ _)m

誤解の無いように記すならば、じっさいにはそのようなお客様はペンション・サンセットではほとんどゼロに近いので余計なことを書いたなあという気もしないでは無いです。しかし、たまに絵に描いたようにそれをなさるお客様がいらして、そういう時には窓を閉めていただくようお願い申し上げるのですが・・・。うるさいオヤヂだと想われるのもいやだしなあ。(^^ ;

2006年10月13日

3527 Oh My Love

晴れ 気温:最低 3℃/最高 12℃

久しぶりに聴く John Lennon の歌声。しんと静まり返った秋の夜に波紋のようにひろがってゆく。

Oh My Love

Oh my love for the first time in my life,
My eyes are wide open,
Oh my lover for the first time in my life,
My eyes can see,

I see the wind,
Oh I see the trees,
Everything is clear in my heart,
I see the clouds,
Oh I see the sky,
Everything is clear in our world,

Oh my love for the first time in my life,
My mind is wide open,
Oh my lover for the first time in my life,
My mind can feel,

I feel the sorrow,
Oh I feel dreams,
Everything is clear in my heart,
Everything is clear in our world,
I feel the life,
Oh I feel love.

(C) Written by: John Lennon & Yoko Ono


バッハのどのアリアよりも素晴らしい。僕が言うべきことは何も無い。ジョンのアルバム「イマジン」に収録されているので、機会があったらぜひ耳を傾けて欲しい。

2006年10月16日

3530 それでは納得できない自分がいる

晴れ 気温:最低 3℃/最高 11℃
おととい、そして昨日の日記で書いた通り、このサイトのトップページをペンション・サンセットの集客ページに変更した。これまではいわば「扉ページ」あるいは「表紙」にあたる蓼科高原日記をメインコンテンツとするページがトップページだった。

しかし、アクセスいただいた閲覧者の動向をデータで見てみると必ずしも良い選択ではないということが一目瞭然だった。やはり付け焼き刃的にサイトの一部だけを大変更するとある種の混乱を招くのだと思う。Yahoo! Japan では少しだけランクが上がり、Google では少しだけランクが下がり、msn ではランクがぐっと上がった。といっても、ベスト10のなかでの動きだけれど。

結論として、即決でもとに戻した。3日前までと同じに戻した。蓼科高原日記をメインコンテンツとするページがトップページで、ペンション・サンセットの集客ページをサブページにまわした。これが長年守り続けてきたこのサイトのスタイルなのだ。やはり変えるべきではないと思った。しかし「実験」としての価値は充分以上にあった。いずれにしてもお騒がせしました。

そんなチェックをしながらじつに久しぶりに他のペンションのホームページを見て回った。じつに魅力的で技術的にも高度な楽しそうなページが目白押しだった。それはもう圧倒されてしまうくらいだ。しかし、がんばれば同じようなものを作ることは可能だけれど、でもやりたくないというのが本音だ。

プロにお願いするという手もあるし、じっさいにそうしているペンションも散見された。情報がよく整理されていて閲覧しやすそうで、これは効果的なホームページなんだろうなあと思った。やはりプロの手になるものは魅力的だった。僕もそうすべきなのかも知れないと思った、そのときは。

でも、そうしたくないというかたくなな自分がここにいる。お料理もパンもすべて手作りといっている一方で、お客様との最初のコミュニケーションの場であるホームページが「手作り」でないのは矛盾するように思われてしまって・・・僕はトレンディーじゃなくって頭が固いんだ、きっと。

経営者としては、これまで築き上げてきたこのサイトのすべてをうち捨てて、プロの手になるサイトに切り替え、集客に全力を尽くすべきなのかも知れない。蓼科高原日記なんて書いている暇があったら、団体旅行の営業に奔走すべきなのかも知れない。しかしそれでは納得できない自分がいる。

とうわけで、まずは情報を整理し直して、いささかとっちらかってしまっているこのサイトの再構成とナビゲーションの充実を行おうと思っています。表現の簡素化や視覚化も必要かも知れない。とかく現代は文字を読むのが嫌いなひとが増えたようなので。

でも、本音としてはこのサイトを「見る」のではなく「読んで」ほしいのです。このサイトは本来テキストだけで構成されるべきものとして誕生したのだから。いまとなってはトレンディーじゃないのは確かだけど。なぜそうなったかということは過去に何度も書いたからここでは繰り返さない。

★★★

さて、昨日から吹き続けていた風は未明にピークを迎えてびゅーびゅーと木々の梢を鳴らす音で目が覚めた。中庭にいるパルのことが気になって、もぞもぞと起き出した。中庭にでて犬舎の雨戸を閉めてやると中からパルが飛び出してきてやたらとなついてくる。きっとこのただならぬ雰囲気と大きな風の音が不安だったのだろう。

未明の空に真っ白な月が怜悧(れいり)な光を放っていた。明かりなしでもあらゆるものがくっきりと見えるほど明るく鋭い光だ。冷たい風に身体は凍えるが、心はなぜかとても温かだった。この優しい生き物が僕らのもとにやってきたのは12年前の冬だった。以来僕らとともにこの森で生きてきた。彼は飼い犬などではなくペットでもなく文字通り対等な関係としての家族なのだ。あるいはシベリアンハスキー流の解釈でいうならば、同じ「群れ」の仲間なのだ。

僕は多くのことをパルから学んだ。その反対に彼が僕から学ぶべきことはおそらく何もなかっただろう。自然の中で生きる、ただ単純に「生きる」ということを僕は彼から学んだのだ。ただ生きて、当たり前のこととして死んでいく。そのどこに疑問や不安があるのだ、といつも問われているような気がした。

強風でロープウエイは運休となったが、その風も午後はやくには止んで穏やかな天気に変わった。何もかも吹き飛ばしてくれたおかげで、今日の夕焼けはじつに感動的に美しかった。ピラタスの丘の紅葉もいよいよ最盛期を迎えている。山岳部の紅葉はピークを越えて、もっと標高の低い湖沼部や蓼科高原の観光スポットでの紅葉の見ごろは今週末からになる。

2006年10月18日

3532 紅葉見頃は標高1800m付近

晴れ 気温:最低 5℃/最高 12℃

ビーナスラインは紅葉に彩られています。いま最盛期は標高1800mあたりですが、1200mから上はすでに沿道の森のそこここにじつに見事な紅葉がまるでレイアウトしたかのように、スポット的にみられてそれが緑との対象でより強烈な印象を与えています。じつに美しい。

渓谷美で定評のある撮影スポット「横谷峡」もそろそろ見頃かと思われます。国道299号線を上っていくとやがて「横谷温泉」の看板がありますが、そこから遊歩道が始まっています。

ピラタスロープウエイの山麓駅付近もちょうど見頃です。今週末から来週末が山岳部では紅葉の見納めになりそうですから、おっとり構えていてはいけません。それが終わると今度は蓼科高原の湖沼部が紅葉の盛りになります。水面に映り込む紅葉と八ヶ岳の対比は最高に美しいものです。

天気予報では明朝は霜が降りるかも知れないとのこと。毎朝3℃程度まで気温が下がって、夜もとても冷え込んでいます。お越しになる方は、暖かな日中を想定しないで、そんな朝晩の冷え込みにも対応できる服装計画を怠らないことが大切です。

いままさに蓼科山、八子ヶ峰の山腹は錦絵のように色づいて、感動的な風景となっています。お天気も良さそうです。今週末、みなさまのお越しをお待ちしております。

2006年10月19日

3533 感性の共有と精神の共有

晴れ 気温:最低 3℃/最高 12℃

いまの僕のささやかな夢は、たとえば Diana Ross の Blue というアルバムを聴いていると妻がやってきて「これ誰?いい感じね。」と言ってくれることだ。僕は応える「うん、いいだろう、Diana Ross の What a Diefference a Day Makes って曲さ。」と。

感性の共有には、もちろん、いい面と悪い面とがある。そのことを知った上で、やはりそうなりたいという想いがずうっとあった。そしていまだにそれは成立していない、あるいは永遠に成立しないのかも知れないと思い始めている。

それはしかたのないことだし、良い面に目を向けるべきなのかも知れない。たとえば、モンティー・パイソンのどのギャグが好きかがなにからなにまでまったく同じだというカップルがいたとすれば、どうも長続きしないような気がしたものだ。もしそういう人がいたらごめんなさい、あくまでもこれは僕の個人的体験談だ。

好みというか、もっと深い部分で精神を共有してしまうとむしろお互いに重くつらい思いをするのではないか、とも思った。若い頃、まだ結婚する以前にそのような女性がいた。いまでいう「友達以上恋人未満」という微妙な関係でおわったのは、愛情が深まるにつれてお互いにそのことに気づき始めたからではないかといまでも思っている。

根っこの部分では共通した流れを持ちつつ、異なった感性、異なった価値観を持っている方がお互いに刺激しあって成長できるのではないか。

さて、今日も蓼科はよいお天気でした。ピラタスの丘からロープウエイ付近は今週末が紅葉の見頃になります。写真撮影に最適な渓谷美の横谷峡(よこやきょう)も今週末が見頃になると思います。来週末はもう少し標高の低い湖沼部が見頃になってくるでしょう。

毎日夕暮れ時がとてもきれいです。夕陽も、夕焼けも。夜はよく晴れて星空もくっきりと見える日が増えています。夕陽を眺めるにしても、星を見るにしても真冬なみの(大げさなくらいの)防寒装備をお忘れ無く。そのときの気温は5℃〜3℃です。

2006年10月20日

3534 iTunes Music Store 初体験

曇りのち晴れ 気温:最低 6℃/最高 9℃

(1)↓↓冗長度を下げようと思ったり。↓↓

やはりみなさん忙しいのだ、朝から晩までケータイやってるし、ゲームやんなきゃいけないし、もちろん仕事は超忙しいし。要するに世の中全部「みんなひとの話しぜんぜん聞く気ないし〜」状態なのだ。

数日前にこのホームページは「冗長度(redundancy)」が高いのだ、と書いた。わかりやすく言っちゃえば、意図的に「くどく」書いてあるのだ。それは「念押し」というニュアンスなのだけれど、はっきり言ってあまり効果はないようだ。「みんなぜんぜん読んでないし〜」ってことで。

これはミスマッチというほかない。ということで、今後はこのホームページも「冗長度」を下げていく方向に持って行こうと考えている。

ちなみに(科学的に測定したわけではないけど)現在の冗長度は70〜80%以上だと思われる。どうせやるなら冗長度25%ぐらいで、「ほんと、真剣に見ないとダメなのね」的なものにしたいという欲求が高まってくる・・・これはやばいかも。

このわくわくした心境、これはかなりあぶない。(^_^;)


(2)iTunes Music Store 初体験。

iPod の爆発的普及と同時に大ヒット中の iTunes Music Store (ITMS) を初めて利用した。MP3 フォーマットでこの価格はどうかな、とずうっと思っていたのでなかなか利用する機会がなかったのだけれど、やってしまった。なんだかふらふらっと「購入する」ボタンをクリックしてしまったのだ。

Amazon.co.jp スタイルのこのインターフェイスは限りなく僕の購入欲を刺激し、感性をインスパイアするのだ。もともとが音楽フリークだから、ツボにはまるとさあ大変なのだ。しかもこんなに簡単にリアルタイムで音楽が購入できてしまうというのは、まったく新次元の音楽体験というほかない。

1950年代初頭生まれの僕としては iTunes Music Store (iTMS) はお宝の山といっても過言ではないのだ。熊を蜂蜜蔵に投げ込んだようなというか、アイスクリームの家に入った子供というか、どうにもたとえようがない。クレジットカードに利用制限でもかけておかないと「危険なにおい」がする。

これはかなりあぶない。(^_^;)


(3)蓼科で熊が目撃?(それってWさんが歩いてたんじゃないのってか)

これも危ない話しだけど、昨日ペンション村の合同草刈り作業があったんだけれど、そこで出た話。

「○○さんが昨日○○あたりで「熊」を見たんだってさ」

「えええ!《熊》がでたぁ〜?!まさか、それってMさんが歩いてたんじゃないの?」

「いやいや、Wさんだろうそれは、大きい体していつも黒い服来てもっそり歩いてんから。」

「ははは・・・でもほんとだってば。」

なんていうやりとりがありまして・・・。

これもかなりあぶない。(^_^;)

(注)実際のところその後も公式の目撃情報はありませんから、心配はないと思われます。きっと(僕の考えでは)宵闇迫る時刻に体格のいいYさんが道ばたで躓いているところを目撃したのではないかと・・・。

2006年10月22日

3536 「大公トリオ」を聴きながら

晴れのち雨 気温:最低 3℃/最高 12℃

村上春樹の「海辺のカフカ」に主要なモチーフとして登場するベートーベンの「ピアノ三重奏曲第7番」、通称「大公トリオ」のCDを購入して毎日聴いています。作中に登場するいわゆる「百万ドルトリオ」といわれたルービンシュタイン(ピアノ)、ハイフェッツ(ヴァイオリン)、フォイアマン(チェロ)による白熱した演奏です。

1941年のレコーディングだから当然SPレコードでリリースされたものです。その後LP版となり現在ではデジタル・リマスタリングされたこのCD版で入手することができるのですが、音質に関してはその時代なりのものなのは致し方ないでしょう。だから「音」ではなく「音楽」を聴くことができるかどうかがこの希有な名演奏との運命的な出会いを果たす条件となるかもしれないですね。

僕の場合はどうだったかというと、25年前のアンティークなハイエンド・オーディオセット(マッキントッシュのソリッドステート・アンプ+JBLランサー101)で聴くと、その迫力に思わず手に汗握ってしまいました。正直肩が凝ってしまうほどの息詰まるやりとりがそこにあったからです。しかし静まり返った深夜にヘッドフォーンでこのアルバムを改めて聴いてみると、じつに不思議な体験をすることになったわけです。

感動したというのともちょっと違う、いったいなんだろう、とにかく胸がジーンと熱くなってきたのです。40年来のモダン・ジャズ愛好家なのだけれど、巨匠3人の熱い鉄を打ち合うようなインタープレイに背筋がぞくぞくしてきました。それはまるで60年代のマイルス・デイヴィス・クインテットのライヴ・アルバムを聴くときのような静かで熱い興奮です。音楽にジャンルは関係ないとあらためて確信した出来事でした。

「海辺のカフカ」で喫茶店のマスターが語ったのはこちらの演奏、そして作中のホシノ君が購入して聴いた「心温まる」ほう の「大公トリオ」はおそらくカザルスの演奏なのだと思います。そちらも是非聴いてみたいと思っています。

改めて思ったのですが、やっぱりクラシックは管球式のアンプでタンノイのスピーカーを鳴らして聴くのが個人的には理想ですね。暖かで柔らかなその音色はきっとこの演奏をもっとふくよかに響かせさらなる感銘を与えてくれるに違いない。

なんてことを書きながら、なんとなく最近スノッブな語りになっているなあと感じるのです。それは自覚しているのです。ただ、どうしてそうなるのかがわからない。もしかしたら、自発的にある種のフィルターをかけて書いているせいかもしれません。

自主規制しすぎると「心ここにあらず」という状態になってきてしまうみたいで、これはいけない。かといって傲慢無礼にとられるような文体や調子になってしまってもいけないし。技術的な問題を別としてもまずは人間を磨かないといけないのでしょう。僕のような未熟者はひとの何倍もその点では努力しないといけないのだといまさらながら反省しています。

ここまで書いたところで雨音に気づきました。天気予報では午前0時過ぎから雨のマークになっていたので油断していました。明日すぐにクルマを使えるように車体カバーを外しておかなければならないのでした。ようやくカバーを収納した頃から急激に本降りになりました。しばらく雨が降っていなかったので、サイクルから考えると予報どおり明日、明後日は雨がちになるのでしょう。

昨日から落葉が本格的に始まって、処理しても処理してもあっという間にもと通りの「落ち葉の絨緞」に戻ってしまいます。雪かきと同じです。これも「行(ぎょう)」だと考えて淡々と行うほか無いです。当地では落ち葉の量が半端ではないので、竹箒なんかではらちがあきません。牧場で干し草を移動する時みたいに大きな熊手でかき集めては大きな段ボール箱に詰め込んで腐葉土が必要な場所に移動します。

この時期は一日で軽トラック3台分ほどの落ち葉を処分しなければならないのでけっこう重労働です。雪の場合と同じでまさに「落ち葉との闘い」です。個人的には落ち葉の絨緞を踏みしめて歩くときの感触が好きなので、あんまりきれいさっぱりと処分してしまうのももったいない気もするのですが、みなさんはいかがでしょうか。

紅葉はペンション・サンセットの標高ではこれで終わりますが、ほんの50mほど標高が低いところではちょうど最盛期になっています。そんなふうに紅葉は山を下って里へと向かうのです。ですから標高1200m付近の蓼科湖では10月末頃が紅葉の最盛期になります。そんなふうに蓼科の紅葉は10月上旬の山岳部から始まり11月上旬の湖沼部へと1か月以上かけて下っていくのです。ということですから、まだまだ、高原の紅葉を楽しむことができます。

2006年10月25日

3539 ホームページはペンションの一部

晴れ 気温:最低 4℃/最高 11℃

新しいホームページの試み11年ぶりのまったく新しい「もう一つのホームページ」の制作に手をつけました。昨日も書いたとおり、「見やすくわかりやすい」ということに主眼をおいたものになります。言葉を尽くして想いを語りうんちくをならべ共感納得していただくというこれまでのホームページとは正反対でありながら相互補完的な役割を担うものになります。

現在のところ制作にどれだけかかるかちょっとわかりませんが、簡潔でビジュアルなものにしたいと願って全体の構成を考えているところです。そうしなければいまのホームページと変わらないもにになっていってしまいますから。

ペンションのホームページはペンションの一部だと考えています。ホームページをご覧いただいているときからおもてなしは始まっているのだと考えています。だからこそ現在のホームページは懇切丁寧なご案内になっているわけですが、詳しすぎる地図が時として役に立たないのと同様に、詳しすぎることによってかえって全体が見えにくくなってしまうこともあると言うことに思い当たります。

このことは個人差が大きいので、感じ方は様々だと思っています。しかし、お客様にご覧いただくものである以上、様々な感性に対応しなければならないと思います。

いいものができるかなあ、そもそも完成できるのだろうか。まあやるだけやってみます。(^_^;)

★★★

蓼科高原はすっかり秋景色です。どこを走っても、八ヶ岳の上の方をのぞいて、紅葉が眼に鮮やかです。これがじつに感動的に美しいのです。紅葉を眺めるドライブなら今週末がベストかも知れません。お天気も良いという予報が出ていますしね。

写真撮影が目的のお客様も、今週末が広葉樹の紅葉撮影にはラストチャンスになるかも知れません。山歩きにも最適の気候と景色になっていますから、気候の安定するこの時期がおすすめです。(ただし、念のため、初冬登山の装備・服装の準備をなさるようお願い申し上げます。)

これからの季節は毎日夕陽・夕焼けがものすごくきれいです。

2006年10月26日

3540 高原部の紅葉が見頃

晴れ 気温:最低 2℃/最高 11℃

奥蓼科・横谷峡の紅葉紅葉の第二段階にはいりました。これまでは山岳部の紅葉が見頃でしたが、これからは高原部の紅葉が見頃です。蓼科高原は標高2500mから標高1000mあたりまでと標高差がとても大きいので、紅葉は1ヶ月半以上にわたって楽しむことができるのです。

ペンション・サンセットでは四季折々の旬の野菜を中心にメニューを考えているので、これからの季節は(夏の葉物野菜に対して)「根菜」が中心になってきます。夏の野菜は「身体を冷やす」働きがあり、これからの季節の野菜は「身体を温める」働きがあるといわれています。自然界というのはとてもよくできていますね。

現在紅葉は標高1500mから1300mあたりがとてもきれいです。来週末には標高1200mの蓼科湖付近から1000あたりの杜鵑峡(とけんきょう)やバラクライングリッシュガーデンあたりが見頃を迎えます。さらに下って、紅葉が諏訪湖で見頃になるのは11月末になります。

これからの季節は空気が澄んだ晴天の日が多くなります。ペンション・サンセットはピラタスロープウエイ山麓駅まで徒歩8分です。山歩きすれば美しい紅葉が帯状に見下ろせ、遙か北アルプスまで見通せる展望は絶景です。どうぞ11月の蓼科にいらしてこの季節にしかできない「空中散歩」を楽しんでください。お待ちしています。

2006年11月01日

3546 落葉松の紅葉

晴れ 気温:最低 0℃/最高 8℃


11月にしては冷え込みが緩いように思われます。10年前だったら氷点下8℃なんて言う日が続いたものです。しかしさすがに朝晩はオーナーズルームでも断続的に暖房を入れるようになりました。その一方で「寒いの大歓迎」のシベリアンハスキーのパルはますます元気いっぱいです。早く雪が積もらないかなあと言うのが彼の願いでしょうね。

そんなに早く雪にこられたらこちらはたいへんなので、11月は来るべき冬との競争になります。冬支度とでも申しましょうか、雪が積もるまでにやっておかなければならないことがそれこそ頭が変になりそうなくらいたくさんあるのです。

まあそれはそれとして、紅葉の見頃は湖沼部では今週末が見納めになるかも知れません。来週はさらに標高を下げて標高800〜1000mあたりがきれいではないかと思います。同時に山岳部では落葉松の紅葉が美しい季節になります。東山魁夷画伯の描いた絵画のような風景を堪能できます。

本当に信じられないほど空が澄み切っていて真っ青で、まるで空から海の底を覗いているような錯覚に陥るほどです。毎日あたりまえのように繰り返される夕景はまさに絶景で、夜は美しい月明かりのもと遠くの山並みまで見通すことが出来ます。もちろん満天の星です。

森の静けさはたとえようもなくやさしく、つかれたこころを慰撫してくれます。蓼科の秋は文字通りの「癒し」の季節なのです。雪はまだ降らないので大丈夫です。積雪が始まるのは12月に入ってからになります。安心してお越し下さい。

それにしても、いまだにコスモスが咲いているというのはじつに異例のことです。紅葉、とてもきれいです。

2006年11月15日

3560 氷の季節

晴れ 気温:最低 - 5℃/最高 3℃

今朝テラスを見ると、床も手すりもバリバリに凍っていた。昨日降った雨がそのまま凍結していた。じつに久しぶりに見る光景だ。道路も黒々と凍結しているのが見える。いま坂道を下るのは危険だ、といった状況にみえる。早いところスタッドレスタイヤを装着する必要がある。

午前10時すぎには陽射しがその氷を溶かしてくれた。道路も安全なコンディションに戻った。こんなことを繰り返すうちに12月にはいると雪が降り、しだいに積雪してゆく。ふと気づくと一面の銀世界になっている。シベリアンハスキーのパルが大好きな季節がもうすぐやってくる。

白樺湖、女神湖方面に行く途中、広大な落葉松の森を俯瞰できる場所がある。小さな展望台と駐車場もある。今ちょうどそこからの景色が最高の応対になっている。東山魁夷の絵画のような美しい世界がそこにある。

今夜は晴れ渡って、空には雲ひとつ無く満天に星が輝いている。じつにこころ洗われる星空だ。

2006年11月23日

3568 温泉入浴券プレゼント

晴れ 気温:最低 - 1℃/最高 5℃

最低気温が氷点下1℃だなんていうのは信じられない高温だ。僕らが12年前の11月末にこの地に移住してきたときには氷点下8℃というのが平均値だったと記憶している。そして12月にはいるとみるみる気温が下がり毎日氷点下16℃まで冷えて、最高気温も氷点下の日が4月まで続いたものだ。

1月には氷点下23℃(一説によると氷点下29℃を記録した年もあったそうだ)がふつうだった。しかしいまはめったに氷点下20℃以下になることはない。

ということで今日はとても温かで穏やかな一日だった。夜半には雪が降るという昨日の予報は大きく修正されて、今日明日と晴れの予報に変わっている。晴れれば気温が下がるのが法則だから、明日の朝はぐっと冷え込むだろう。

国道299号線は明日麦草峠の手前のゲートが閉じられて、冬期通行止めとなる。これから同様の通行規制が続くのでお出かけの節には事前にチェックすることをおすすめします。

今夜もキューンという野生の鹿の声が森にこだましている。全国的に鹿が増えているそうだけれど蓼科も例外ではない。野生との遭遇機会が増えたことは喜ぶべきことかも知れないが、一方で深刻な食害が起きていることを無視するわけにも行かない。

いまペンション・サンセットにご宿泊されるともれなく「蓼科温泉・小斉の湯の入浴券」をプレゼントしています。おかげさまでお客様の評判は上々で、それならばこの冬いっぱい続けようかと相談しているところです。ちなみにこの入浴券は定価700円するものですから、どんなにお得かよく考えてみよう・・・。(^^)

2006年11月27日

3572 雲の中の我が家

雨 気温:最低 2℃/最高 6℃

予報どおり終日雨模様になった。土砂降りではないが、断続的に強弱を繰り返しながら降り続いた。一時止んで曇り空になったりもした。ピラタスの丘は雲の中に入ったらしく、窓外はいまもまだ濃霧状態だ。昨日テラスのステイン塗り込みを終わらせておいて大正解だった。

それにしても今日は異例の高温だ。もう12月になろうかというのに、この気温は10月の紅葉の盛りの頃のようだ。山を少し下って湖沼部を見ればそこはまだ秋の気配を濃厚に残している。じっさい紅葉だってまだ残っているほどなのだ。

この秋はまだ一度もビーナスラインに積雪を経験していない。道路は全面乾燥路面になっている。僕らは経験上いつやってくるかわからない雪に備えてすでにスタッドレスタイヤに履き替えているけれど、県外からのドライブのお客様は普通タイヤで問題なく走行している状況だ。

里ではまだまだ紅葉の盛りが続いている。

この様子だと、おそらく劇的に季節が変化していきなり大雪が降るなんてことになるのかも知れない。たしか、去年も初雪が大雪で、それが短期間に3度もやってきたのだった。それまでの短い期間に、冬支度を終えなければならない。

今回アウトソーシングを決めた新予約システムの全体像が僕にもようやくつかめてきたので、いろいろとカスタマイズできるようになってきた。プログラムを微調整したり、料金体系を見直したりしてお客様の使いやすさを向上させるようにがんばっている。

もう少し料金体系を単純化しなければいけないと考えているので、若干の見直しがあるかも知れないけれど、値上げはないです。「わかりやすい」ということが最も重要だと考えての見直しです。ホームページの見直しもまったく同じ観点からの再構築に取りかかったばかりです。

みなさまに好感を持って受け入れられると良いのだけれど。

2006年12月04日

3579 朝食付ピラタススキーパック

じゃらんnetや楽天トラベルのようにその場でオンライン予約が確定するシステムをペンション・サンセットでも導入いたしました。契約先の信頼の置ける専門会社の運営ですのでプライバシー保護は万全ですので安心してご利用下さい。

ペンションの良さのひとつにひととひととの温かなコミュニケーションがまず第一に上げられると思います。今回の24時間全自動予約システムはそれと異なった方向を目指すものではありません。あくまでもご多忙なお客様のご宿泊予約に関わる利便性の向上をめざしたものです。特に、前日や当日の深夜早朝夕方のご予約に威力を発揮するものと思います。

事務的なやりとりは機械に任せて、その後のやりとりはペンションらしい温かなものにしたいという想いからの決断でした。予約システムからの「予約承り」の自動返信メールのあとには、オーナー直筆の「ご案内メール」をお送りいたしますので、それをご覧いただければ私の志向するおもてなしを感じていただけると思います。

---

今日も小雪舞う一日になりましたが、積雪と言うほどではありませんでした。いまもまだ風花が舞っています。八ヶ岳の山頂付近ではおそらく雪が降っているのでしょう。天気概況では数日間晴天が続くようです。幹線道路もペンション村の中の道路も乾燥路面になっていますが、日陰では一部路面凍結している場合がありますので十分ご注意下さい。

TVで雪の便りが聞こえないと、どうもスキー、スノーボードのご予定が立たないのかも知れませんね。すくなくとも年末年始に関しては当地ではたっぷりのパウダースノーが降り積もっていますからご安心下さい。ピラタス蓼科スキー場に関しては12月20日(水)頃にはロープウエイ山頂駅からの全長4kmのダウンヒルコースがオープン予定とのことです。

みなさまのお越しを楽しみにお待ちしております。

2006年12月17日

3592 蓼科の路面状況HP

雪のち曇り 気温:最低 - 3℃/最高 - 1℃

未明から雪になったようです。朝も降り続けている。どか雪ではないけれど、昨日より積雪は3センチほど積み増したように感じます。ピラタス蓼科スノーリゾートはすっかり雪景色となって、なにもかもが真っ白です。本格的にシーズンに入ったのでしょう。写真はピラタス蓼科スノーリゾートの様子です。(公式HPより許可を得て転載)

お客様のお話を伺うと、この時期としては信じられないほど雪のコンディションが良く、夕方冷え込んでくると1月のように固く締まってきたとのことです。やはりピラタスの最低1840m、最高2240mという飛び抜けて高い標高がこのグッドコンディションを生んでいるのだと思います。

予報では今夜から明日にかけてふたたび雪が降るとのこと。幹線道路は融雪剤によってほぼ乾燥路面となっていますが、ピラタスの丘など別荘地や脇道は日陰を中心にアイスバーンや積雪路面となっているのでくれぐれもご注意下さい。もはやタイヤチェーンやスタッドレスタイヤの装着が必須の季節になっています。

蓼科の路面状況につきましてはこちらに写真付きのご案内がありますので参考になさってください。

ということできのう、きょうとピラタス蓼科はたくさんのお客様でにぎわっています。今週末、つまり12月23日(土)にはロープウエイ下も滑走できるようになります。とりあえず23日だけの限定だけれど、コンディションしだいでそのまま継続的に滑走可能となると思います。

クリスマスにご宿泊いただくと特別プレゼントがあります。なにかは、ないしょ。

どうぞ、スキー/スノボ&ホワイトクリスマスをお過ごしになりに来てくださいね。

2007年01月18日

3624 大量積雪した蓼科高原です

晴れのち曇り 気温:最低 - 5℃/最高 - 2℃

ピラタスは積雪量、雪質ともに平年以上の当たり年です

降り続けた雪も止んで、今朝は気持ちよく晴れました。標高の低いリフトゲレンデでも積雪100センチを優に超えているピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデコンディションは抜群に良いです。この写真はピラタス蓼科スノーリゾートの方が今朝8時45分頃写した一枚です。素晴らしい景色でしょう。「一面の銀世界」とはこのような情景ですよね。まるで別世界です。(この写真は許諾を得て転載しています)

他のスキー場とピラタスのどこが違うの?って思っているひとははこの景色を見れば一目瞭然ではないでしょうか。この広大なパースペクティブはピラタスだけのものです。どこかヨーロッパの趣があります。こんな大自然、このような景観の中で雪と遊ぶのは至福のひとときです。雪質は完璧なパウダースノー、もう最高です。

他のスキー場とピラタスのどこが違うの?って思っているひとははこの景色を見れば一目瞭然ではないでしょうか。この広大なパースペクティブはピラタスだけのものです。どこかヨーロッパの趣があります。こんな大自然、このような景観の中で雪と遊ぶのは至福のひとときです。雪質は完璧なパウダースノー、もう最高です。


ピラタスの丘もこんな感じで雪に埋もれて

ペンション・サンセットのあるピラタスの丘ペンション村はピラタス蓼科スノーリゾートの隣りにあります。だから、降る雪の量はほとんど変わりません。ペンション村は1600m〜1800mに展開しており、スキー場のゲレンデは1840m〜2140mに展開しています。ということで、標高はゲレンデの方が高いのでその分積雪量は当然ゲレンデの方が多くなりますから、どれだけ積もったかは想像に難くないです。

写真はペンション・サンセットのラウンジから見た雪景色です。今日は3時間以上かけてふたりがかりで除雪をしました。重労働だけれど、作業の合間にかいま見る蓼科山や青い空を行く雲を眺めるのがとても気持ちよいのです。何度も書いたけれど、雪かきはやはり「行(ぎょう)」です。しだいに頭の中が真っ白になってきて、やがて瞑想(めいそう)に似た意識状態にはいるのです。ここが平野部より20%も空気が希薄だということも関係しているのかも知れません。


※今日の1枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイ の許諾を得て転載しています。

2007年01月21日

3627 ペンション村のロゴと新ホームページ完成

曇りのち雪 気温:最低 - 7℃/最高 - 1℃

今日は朝から曇り空で、たまにお日様が顔を出すといった感じでした。日中は比較的温かく感じました。そして夜、予報より少し遅れて雪が降り始めました。細かいパウダースノーで、けっこうな勢いで積もり始めています。これでますますピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデコンディションは良くなるでしょう。ここ数年でもベストの状況になっているのではないかと感じています。


ピラタスの丘ペンション村のロゴマークと新ホームページ

pv_logo_sv2.gifピラタスの丘ペンション村のロゴが出来ました。基本は左のサンプルのように背景が透明なものですが、各ペンションによって自由にカスタマイズされて利用されることになります。ぼくら仲間で意見を出し合い、ピラタスの丘のイメージを語り合ってできあがったのがこのロゴマークです。以後お見知りおきよろしくお願いいたします。

同時に現在蓼科観光協会のサイトに間借りしているピラタスの丘ペンション村のホームページを、新しいサーバー上に引っ越すとともにリニューアルしました。是非ご覧いただければさいわいです。URLは次の通りです。クリックするとご覧になれます。

http://pilatus-hill.com/

ご意見ご感想などお聞かせ願えればさいわいです。お客様ニーズや特徴・自慢などペンション選びの情報や、ペンション村への写真入りのくわしい道順ご案内、そしてペンション村の地図などなど、情報満載です。ピラタスの丘ペンション村ブログともどもよろしくお願いいたします。


ペンション・サンセットのHPにもロゴマークを入れました

pv_logo_s.gifさて、そのロゴですが、せっかくなので何とか工夫してペンション・サンセットのホームページの中にも取り入れてみました。ペンション・サンセットのホームページはバックグラウンドの色がブルーなので、背景色で塗りつぶしたもう一枚のレイヤーを裏に入れて右のような感じに加工しました。そうしないと、文字の輪郭がギザギザになって判読困難になってしまうからです。ロゴを入れ込んだページのURLはつぎの通りです。

http://www.p-sunset.com/index_p.html

本来のホームページ=入り口となるページ(http://www.p-sunset.com/index.html)にはどうにも入れ込むことが出来ませんでした。残念。デザイン的にもスペース的にも難しかったのです。まあ、現状はこんな感じですが、また変えるかも知れませんので、このエントリーを読む時期によってはロゴのないページをご覧になることになるかも知れませんが、その点はあしからずご了承ください。。

2007年01月27日

3633 山は雪、街は曇り

雪一時曇り 気温:最低 - 6℃/最高 - 4℃

昨日の夕方から降り始めた雪は今日の午後まで降り続き、一時止んだかに見えた。が、しかし、夕暮れ過ぎから再び本降りになっている。ものすごい降り方で、このペースだと最低でも1時間に1センチ、コンスタントに降り続いたなら50センチ以上の積雪になるかも知れない。

せっかく除雪し終わったと思ったら、またもとどおりになってしまう。まあ、除雪しておかなかったら、さらに上積みされた積雪量になってしまうわけだから決して無駄な労働ではないのだけれど、なんだかむなしくなる。除雪作業はそうした意味でも、まさに「行(ぎょう)」と呼ぶにふさわしいと思う。

それにしても今日は温かい。1月の下旬のこの時期は「厳冬期」と呼ばれ、学校だって「厳冬期休み」にはいるほどなのに、氷点下20℃にはほど遠い気温が続いている。まさしく暖冬異変だ。かつては最低気温が氷点下23℃、最高気温が氷点下16℃なんていうのがあたりまえだったのだから。

久しぶり山麓の街に買い物のために降りた。山岳部は標高1600mあたりまで雪が降っていたが、山麓は曇り空になっていた。ビーナスラインなどの道路は融雪剤散布によってほとんどがウエット路面になっていたが、この濃縮された塩水がクルマにはすこぶる過酷なのだ。海水よりも数倍も濃い塩水なのだからたまらない。本当に危険な箇所以外に撒くのは、出来ればやめてほしいところなのだけれど・・・。

ということで、少しだけ時間を作ってコイン洗車場に行った。洗車といっても温水の高圧洗浄機で下回りの塩を洗い流すのが目的だ。まあ、ついでにボディーもざっと洗うけれど、メインはあくまでも塩がこびりついている下回りだ。

土曜日にしては思いの外空いていた。ちょっと不思議に思う。町の人にとっては今日のような天気は「洗車日和」ではないのだろうか。ぼくらの基準では、氷点下でなくなったら洗車日和なのだけれど。だって、氷点下だと洗うそばから水が凍ってしまって仕事にならないから。したがって、冬はピラタスの丘では洗車やワックスがけは不可能なのだ。

ちょうどプリペイドカードが無くなったので、2000円券を自動販売機で買う。10枚に1枚の確率で3000円券が出てくるからだ。期待もしないで購入ボタンを押すと、あ、3000円券が出てきた。やれやれと思う。うれしいことだけれど、じつは去年の1月にも同じように3000円券がでてきたのだ。去年の「くじ運」はそれで使い果たした。あ〜あ、今年もこれで運が尽きたか・・・。

ジャンボ宝くじも、ロト6もこれまでかすりもしなかった。まったく縁がないのだ、そいういう幸運(?)ってやつには。おそらく「生まれつき」そうなのだろう。そのような星の下に生まれたのだ、たぶん。人生50年以上やってて何ら変わらない法則だから、もう断言しても良いと思う。

こつこつ生きていこう。

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2007年03月24日

3689 冬から春へ

曇りのち雪 気温:最低 - 3℃/最高 1℃

朝から曇り空、薄く霧がかかったような天気だった。これまでのような強烈な冷え込みは感じない、じっさい差今朝の最低気温は氷点下3℃と暖かなものだった。気温を考えなければこの景色は春の「花曇り」のように見える。

積雪はまだあるが、ピラタスの丘にも春が訪れつつあることが実感される。雪のかさもすこしずつ減じてきている。たまさか雪が降っても、さほどかさ上げされない。もちろん例外はあって、ピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデでは雪が降れば降っただけかさ上げされている。

いまだに「春スキー」らしくTシャツで滑っている人はいない。まだまだ「春スキー」のように温暖になってはいない。だから、本格的な雪質のバーンを思いっきり楽しめる。日中の最高気温も2月なみに低いので雰囲気も抜群だ。

こうしてみるとこの冬は雪が多かったのか少なかったのかよくわからなくなってくる。気象観測的データとしてはおそらく雪は少なかったということなのだろう。しかし、ここでは、ピラタスの丘やピラタス蓼科スノーリゾートではむしろ積雪量は多かったというか、高積雪レベルを保っている。

降った量は平年より少なかったが、とにかく低温で、雪が溶けなかったためにシーズンを通じて積雪量がキープされたというのが本当のところかも知れない。

実際写真を見てもらうとわかると思うけれど、まだこんなに雪があって、雪質もなんとパウダーなのだ。ロープウエイの向こう側に見えるのは北アルプスだけど、大量の雪を真っ白に冠雪している。スノーボーダーの向こう側に見えるのは左側の台形の山が木曽御嶽山(きそおんたけさん)で右の方の白い山なみが安曇野の向こうの穂高連峰だ。

高原部にはそろそろ春の気配が濃厚になってきてもう雪は積もらないだろうっていう感じだけど、亜高山帯のピラタスの丘(標高1650m〜1800m)では、あるいは坪庭(2240m)ではまだまだ雪と氷の世界になっている。

しかしピラタスの丘ではGWの頃には根雪もとけて、プランターに咲き誇る花いっぱいの季節になる。路地植えの花や高山植物が咲き始めるのはもう少し後の5月中旬以降になるが、そのころには透明な新緑がきらきらと輝いている、じつに美しい季節になる。

あらゆる観光施設がGWに合わせてオープンし、様々な催し物を用意してお客様をお待ちしているので、高原の行楽・ドライブには最高の立地の蓼科高原だと言える。400本のソメイヨシノが咲き乱れる蓼科湖半を散策するも良し、花の絨毯を敷き詰めたバラクライングリッシュガーデンを訪れてスコーンとロイヤルミルクティーをゆっくりと楽しむのも良し、ピラタス蓼科ロープウエイで一気に2240mまだ上がって、雲上の坪庭(つぼにわ)から真っ白に冠雪した山並みを見晴らすも良し。

こころがスカーッとする旅になること請け合い。これは保証しますです。はい。


※今日の2枚の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年03月30日

3695 未明の雷雨と里から観た風景

雨のち曇り 気温:最低 - 3℃/最高 4℃

未明の雷雨

ただならぬ気配に目を覚ます。時刻は午前4時過ぎ、午前3時まで仕事をしていてようやく床についたばかりだった。外でからからという音がする、都市と違ってここに不審者が侵入する確率は低いが気になる音だったので、一番大きな長さ60cmのマグライトで外回りを照らし出しながら巡回した。

結論から言うと、玄関のドアを開けたとたんに理由がわかった。外は激しい雨になっていたのだった。夕立のような、文学的に表現するなら「車軸を流すような雨」になっていたのだ。気象予報で雷注意報が出ていたから、やがて雷雨になるのかも知れないと思った。

改めて床につくか付かないうちに、パーンという音が山の上の方から聞こえる。間違いない、落雷だ。次から次へと落雷はつづき、しだいに近づいてくる。標高1700m〜1800mにあるピラタスの丘ペンション村では落雷は光とほとんど同時だ。雷雲の高さとペンション村の高さが同じだから、というか、雷雲の中に入ってしまった状態なのだ。

合計20ほど落雷の音を聞いただろうか。その間に、パソコンの電源ケーブルや、ケーブルモデムの配線を抜いたり、出来る限りの落雷対策を行った。どんなに優秀な突入電流防止装置も庭の樹木に落雷したというような近接落雷には動作が間に合わないのだ。

電源の寸断は何回かあったが、起床後じっくりチェックしてみるとどうやら今回は大きな被害はなかったようだった。以前庭の樹木に落雷したときには、電話やファクスやモデムやボイラーの制御板やパソコンのLANポートや厨房の電気製品の基盤が焼き切れてしまったので、その点はとても神経質にならざるを得ない。総合火災保険で補償されるのだけれど、被害を迅速に記録して届けないと期限切れになってしまう。このことは知っておいて損はない。


蓼科の早春

昨日も書いたけれど、蓼科高原はもうすでに「春」であると言っていいと思う。まだ花は咲いていないけれど、その気配が日に日に濃厚になってきている。蓼科の春の花といえば座禅草やミズバショウかもしれないが、もうひとつ蓼科湖畔の400本のソメイヨシノを忘れるわけにはいかない。それはそれは見事なのだ。ちょうどGWに合わせるかのように満開になるそれは夜はライトアップされ、写真撮影にも最適なロケーションとなる。

蓼科の空にこだわるぼくとしては、空に関してはもうすっかり「春」だと宣言してしまおう。春ですよ、ええ、春なんです。冬期通行止めの国道299号線麦草峠から先とビーナスライン和田峠から美ヶ原区間は4/25〜4/28には毎年開通する。それらの区間を通らなくても素敵なドライブコースが設定できるから、早春の高原ドライブには最適な季節になったといえる。

真っ白に冠雪した山並みを眺めながらのドライブもまたおつなもの、今年は暖冬で雪解けも早く道路には一切雪がない状況なので、今年はあえて4月の蓼科高原ドライブをおすすめするしだい。


今日の写真

今日の写真は2枚とも Richo Caplio R5 で撮影したものです。ペンション村から下っていく場合だと、ビーナスラインの芹が沢インターチェンジを左折して15m先を再び左折、その先の芹が沢交差点を右折して2kmほど走った突き当たりの信号を右折して国道299号線に出るとすぐ先の堀交差点左前にセブンイレブンがあるのですが、そのあたりからの風景です。

1枚目は北方向にある蓼科山とその左手に続く北横岳の一部です。ピラタスの丘ペンション村は写真には写っていないもう少し左側のちょうど蓼科山にかかっている雲の高さのところにあります。105mm、ISO200、シャッタースピード1/30秒(f/4.2)、手ぶれ補正ON、夕暮れ間際にしてはよく写っていると思います。

2枚目の写真は反対側の南西方向に出た夕焼けです。セブンイレブンから車を出そうとしたときに気づいて駐車場に戻って、改めて撮影しました。28mm、ISO200、シャッタースピード1/30秒(f/3.3)、手ぶれ補正ON。暗部の偽色やノイズは「それなりに」出ていますが、こんなものでしょう。α100を持って来ていたなら、かなり違った写真になっていたと思います。

このあたりはちょうど標高800mほどですから、ペンション村から1000mほど低い場所ですね。すぐ近くにこのような人の気配あふれる里があるからこそ、僕らも山暮らしが続けられるのだと思います。


※写真をクリックすると拡大してご覧になれます。

2007年04月09日

3705 高原ドライブ・観光の季節です

晴れ 気温:最低 - 2℃/最高 8℃

今朝も冷え込みました。早朝、陽光に地面がきらきらと輝いています。夜の間に大気中の水分が落ちて凍結しているのです。空は真っ青な春の色になっています。真冬には見ることの少ないむくむくとした雲がゆったりと流れていきます。

野鳥の数も目に見えて増え、番(つがい)の時期独特の歌声もしだいに大きく多様に聞こえるようになってきています。ウグイス、ホトトギスの声はまだ聞いていませんが、もうじきでしょう。気温とは関係なく、季節は間違いなく春になっています。

とはいえ、お隣のピラタス蓼科スノーリゾートではまだまだスキー、スノーボードが楽しめるのが不思議な感覚です。現在メインとサブの各1kmのコースが滑走可能です。じつはロープウエイ下の4kmのコースも雪がたっぷりあるのですが、輸送手段のロープウエイが法定12ヶ月点検整備に入らざるを得なくて、滑走できないという残念な状況なのです。安全のための法定点検(4/9〜4/20)ですのでご容赦いただければさいわいです。

昨日のエントリーの写真と比べるとびっくりすると思いますが、これが今日の様子です。あの積雪はまさに「淡雪(あわゆき)」、すべてが幻のように消えてしまいました。道路は乾燥路面に戻り、積雪は昨年末に降った根雪だけが残っています。

平年なら4月20日頃の風景です。今年は雪解けも早いです。ということは、蓼科高原のドライブや観光のシーズンも早まったということです。同時に花暦も早まっているということです。おおよそ1週間から2週間は花の開花が早まるのではないでしょうか。

※今日の写真は Richo Caplio R5 で撮影しました。無修正ですが、デジ1眼とはまた違ったいい味ですね。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年04月27日

3723 花いっぱいの街

晴れ 気温:最低 - 8℃/最高 12℃

山麓の街(茅野市、諏訪市)も花が咲き、ピラタスの丘につながる沿道にもさまざまな花が咲いています。季節的には当地では桜がやはり目立ちます。ふと見やった農家の軒先に華やかに咲く桜の花にはたとえようもなくこころ惹かれます。脇見運転にくれぐれもご注意下さい。

今日はメインバンクと市役所の観光課に用があって出かけたときに撮したものです。なんということにない写真ですが、そんな風景にも新鮮な感動を覚えるのも長く寒い冬をやり過ごしたからかも知れません。ピラタスの丘では雪と氷の世界が約6ヶ月も続くのですから。

だからといって、冬が嫌いなわけではないのです。そこんとこ、よろしく。冬には冬が好きになる、春には春が好きになる、夏には夏をこよなく愛し、秋には実りの季節にこころから感謝する。まあ、そんなふうにしながら、猛スピードで季節が巡っていくのです、この歳になるとね。って、まだ50代の若造ですが、当地では。


行政上は我が蓼科高原はそのほとんどがこの茅野市(ちのし)に含まれています。逆に言うなら茅野市もまた蓼科高原の入り口であると同時に蓼科高原の一部であるわけです。このように街路樹の根元に花を植えたり、さまざまなスペースに美しい花を咲かせるのは観光地あるいはリゾートとしての自覚のなせるわざです。

これは業者さんに任せたものではなく、一般市民(われわれを含めた)が有志の呼びかけや市の呼びかけに応じて行っている作業です。先般、ピラタスの丘ペンション村ブログでも紹介されていたとおり、ビーナスライン沿道の粗大ゴミや不法投棄ゴミを含む清掃作業が住民のボランティアであるのと同様です。

その作業も一段落し、蓼科高原はGWに訪れるお客様を笑顔でお迎えする準備が整いました。少しほっとした町並み、山並みです。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年05月07日

3733 桜を愛でつつ「葉隠れ」を想う

晴れ 気温:最低 7℃/最高 18℃

昨日一日降り続いた雨がうそのように、朝から晴れ渡りウグイスの歌声で目覚めた。ペンション・サンセットの敷地がちょうどひとつのテリトリーとなっているようで、毎年違ったウグイスが1羽だけ居着くようなのだ。共通するのは、少なくとも鳴き始めのこの時期には「とても歌が下手だ」ということ。ここはテリトリーとしての評価が低い部類なのかも知れない。

去年のウグイス君は歴代の主の中でも極めつきの「音痴」だった。そのあたりのことは去年の今頃の「蓼科高原日記」に詳しく記したから、ここでは繰り返さない。はっきりしたルールは、人間界と同じく、自然界でも雌にアピールすることのできる雄から番(つがい)になっていくということだ。

ウグイスも歌の上手な個体から順に番が成立していくようなのだ。オスはオスでそれは大変なのだ。

ピラタスの丘にもようやくいつものメンツがそろったようだ。最盛期には約40種類の高山の野鳥の顔ぶれがそろって、朝に夕に盛んに鳴き交わすその歌声はまさにこの世の春。特に未明のそれは覚醒へのまどろみの中で聞く至福の音楽となる。

桜前線は蓼科湖(標高1230m)をゆっくりと過ぎようとしている。やがてさらに50mほど上の「プール平」の桜たちが咲きそろう。特にビーナスライン沿いの巨木はじつに圧倒的な迫力で見るものを虜にする。しだれ桜やさまざまな種類の桜があるので、見応えがある。プール平の蓼科郵便局脇から大滝に続く遊歩道を散策することをおすすめする。

桜の花はどうしてこれほどまでにわれわれの心の奥深くの琴線に触れることが出来るのだろう。咲く花の美しさ、華やかさ、それでいて清楚、散り際の潔さ。そこに「葉隠れ」の神髄を見る想いがするのは僕の勝手な思いこみだろうか。

今日の、そしてこれから吹く風が僕は大好きだ。一年を通じてこの季節の風がもっとも美しくそして爽快(そうかい)なのだ。その風に吹かれていると、まるで命を吹き込まれるような気がしてくるほどだ。その肌触り、香り、緩急のリズム、すべてが絶妙なバランスの上に成り立っている。

敷地内の白樺の巨木の木陰にガダバウトチェアを持ち出して、蓼科山を正面に見据えながらバラクライングリッシュガーデン仕込みのロイヤルミルクティーをたしなむなんてこじゃれたことをやってみたりする。首からぶら下げたデジタル一眼レフで気の向くままにシャッターを切る。

この季節の空はいくら見ていても飽きるということがない。新緑も、花も、鳥も、風も、日の光さえ、じつにさまざまにその姿を変える。ありとあらゆるいのちがその絶頂に向かって一気に加速していく気配をひしひしと感じる。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月13日

3739 野生の鹿の脅威・猛威(美しい生き物なのだけれど)

晴れ 気温:最低 1℃/最高 15℃

朝から快晴でしたが、春霞のようにもやっとした大気は雪解けの水分がまだ充分蒸発していないことの現れのようです。かといって湿度が高いわけではなく、反対にからっとしています。蓼科の特徴として年間を通じて湿度が低いということが挙げられるほどですから。

諏訪地方はあの満々と水をたたえた諏訪湖畔ですら、朝日が昇ったとたんに真夏でも湿度35%になってしまうほどです。蓼科も同様で、真夏でも湿度は30%台なのです。最高気温も東京で40℃を越えているその同じ時間に22℃ほどしかないのです。

森も日に日にその色を新緑に染めつつあります。しかし、去年までと決定的に異なるのは、僕らはもはやイノセントに「野生の鹿はかわいい」などといっていられなくなったことです。もちろん、野生動物との出会いは理屈抜きに感動的です、そのことは変わりません。

が、ここまで危険が増し、食害によって貴重な森林や山野草や草原が致命的打撃を受け始めたいま、こころを鎮めて冷静に鹿たちの生態を観察し、心を鬼にしてでも取るべき対策を実行に移さなければならないと決意するのです。

今日の2枚の写真はペンション・サンセットのすぐ隣りの森の樹木ですが、鹿が届く範囲の樹皮がきれいに食べられてしまっています。この樹皮は再生しません。この「傷」によってこの木は早晩立ち枯れし、数年のうちに風倒木となります。このような状態にされた樹木が1ヘクタール(100m×100m四方)に20本ほど在り、それは全体の20%異常に当たります。

その結果がどのような事態を招くかはここのとことこの日記でも繰り返し書いてきたので今日は書きませんが、これは甚大な自然破壊、環境破壊につながるゆゆしき事態なのです。これは動物愛護の精神の本来の姿ではなく、その原理主義的側面に対策をはばかってきた行政の失策といっても良いでしょう。これは動物過保護による生態系の破壊現象です。

日が暮れた後から未明にかけて、夜行性の鹿が群れをなして悠然と道を渡る姿に驚かされることは、いまではめずらしくなくなりました。長年にわたって天敵が無く、人間たちには脅されるどころか手厚く遇されてきたかれらはなにも畏れるものはなく、車がはねそうになって急ブレーキを踏んで止まっても、悠然と、ガンをつけるかのようにこちらをにらみつけて立ち止まります。

もちろん、彼らにはヘッドライトに照らされるとフリーズしてしまうという習性があるのですが、昨日の夜僕が遭遇した鹿は、そうではなかった。ヘッドライトを消してクラクションで注意を促しても、まるでガンをつけるかのようにこちらをにらみ返して、これじゃいまはやりの「上から目線じゃん」って感じだったのです。これには唖然としましたね。日光の猿たちと同じじゃないですか。

全国で鹿の過剰増殖は加速しているそうで、いますぐ手を打ってもすでに手遅れかも知れないと専門家は口をそろえます。これは「野生鹿による自然破壊、環境破壊、生態系破壊」なのです。動物愛護団体の協力と理解も得て、協調体制で適切な対策が急がれます。ここに住んでいると、実際問題としての危機感を自然に抱くようになります。それほど被害は甚大で、鹿の振る舞いは傍若無人になってきているのです。

ということで、蓼科とりわけピラタスの丘を訪れるお客様と野生の鹿との邂逅(かいこう)の機会も以前とは比べものにならないほど高確率になっています。出合えばそれは感動しますよ、いろんな問題なんて忘れて。

でもそのときの感動を大切にしつつも、いまここで起きている現実もまた頭の片隅に置いて機会あれば考えていただければさいわいです。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月23日

3749 Windows体験7日目/新緑の季節

晴れ 気温:最低 3℃/最高 21℃

きょうは、というか今朝は午前4時まで仕事をしていたので、床につく前にラウンジの窓を開けて鳥の歌声を聞くことが出来ました。この季節は夜明けが早い。野鳥たちは未明から歌い始め夜が明けてからも2時間ほど歌い続ける。番の季節だから自分のテリトリーを主張する歌声が文字通りカンタービレで演奏されるのです。

互いに鳴き交わしながら森のあちこちで、じつにさまざまな歌が交わされている。静寂に満ちたピラタスの丘では、それはまるでドルビーサラウンドのような透明感と立体感を持った3D音源として聞こえる。目を閉じるとその音空間の心地よさに思わずめまいがするほどです。

ピラタスの丘もずいぶん新緑が芽吹いて、山もその色を透明なグリーンへと変化させた。山桜が咲き、芝桜も咲き始め、ジャーマンアイリスなどの水仙やチューリップが咲き始めた。いよいよ新緑と山野草の季節が始まる。ここに暮らす住人としては梅雨入り前のこの季節を「初夏」と捉えている。これは理屈ではなく「実感」なのです。

梅雨明けの7月は短い「夏」の始まりであり、百花繚乱の季節、8月にはいると暦どおり「立秋」(8/8頃)には秋風が立つ。もう秋が始まるのだ。だから花を愛でたければ5月〜7月が最盛期で、8月では遅すぎる場所もあるということを記憶の片隅に入れておくと良いと思います。

今日の写真は蓼科山のアップ。ピラタスの丘と蓼科山とは谷をひとつ隔てただけだからものすごく近い。いつもこのぐらい大きな映像として間近に望みながら暮らしているわけです。見る限り残雪なんてまったくなさそうに見えるのですが、日陰や北斜面にはびっくりするくらい(年によっては1m以上!)あることも。装備には充分気をつけてください。

蓼科高原ピラタスの丘は一年でもっとも美しい新緑の季節を迎えます。蓼科高原のドライブルートはすでに新緑のトンネル状態になっています。気候も暖かくなり、オープンカーでのドライブには最適の季節になりました。もちろんセダンでも窓全開で走れば気分最高です。

ただ散歩しているだけで、空を眺めているだけで、吹き抜ける緑の風に頬をなぶらせるだけで、心底癒される場所が、ここピラタスの丘なのです。ぼくらはそんなこの地を愛して集まった仲間たちなのです。ペンション仲間も別荘の住人も、そしてもちろんお越し下さるお客様も!


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月24日

3750 「なぜ?」と考えないこと

晴れ 気温:最低 6℃/最高 21℃

あ、きのうは「Windows体験7日目・・・」なんてタイトル書いたくせに、Windowsのことを全然書かなかったのね、いま気がつきました。潜在意識として、あんまりその話題ばかりでもいかがなものかって気がしていたもので抑圧されて書けなかったのかも知れません。で、今日はWindows体験8日目です。

ちょうど1週間でほぼ「感触」はつかめたって言うところでしょうか。まあ、初心者でなければMacからWindowsでもその反対でも移行あるいは併用は1週間もあれば第一段階はクリアーして実用になってくるのではないかと、自分の体験からはそんなふうに感じます。

コツというものがあるとすれば、それは「なぜ?」と考えないことでしょうか。「そういうものなのだ」とまずすべてを受け入れてそのOSの作法に全面的に従うことのような気がします。僕の場合キーボード配列も異なっていて、Macは「アスキー(英語のみ)配列」なのにThinPadは(基本的には)「日本語JIS配列」なのでいろんなキーの位置が違うのです。でも、もうそれも頭を切り換えて違和感なく使い分けられるようになりました。

いや〜、人生勉強になりますね、こういうことからも学べることがたくさんあるようです。この世界に異を唱える前に、まず全面的に受け入れることって、大切な基本ですよね。そこから、そこからしか、すべては始まらない。

さて、今日のピラタスの丘は(全国的に暑かったのかも知れませんが)今年でいちばん気温が高く感じられた一日になりました。といっても気温は21℃程度だったのですが陽射しが強烈で、日なたの温度はちょうど30℃になっていました。

夜になってもあまり気温が下がらず、まだ10℃以上もあります。ここまで来ればもう暖房はいりませんが、もっと温暖な地方からいらっしゃるお客様にとっては現在の室温18℃というのは暖房を必要とする気温のようです。ということで、ご宿泊の節はちゃんと暖房を入れますからご安心下さい。

僕ら的には「今夜は蒸し暑い」ということになります、室温が18℃もあるのだから・・・。

窓外の景色は日ごとに青さを増して、新緑の透明なきらめきが窓から差し込む光に緑のスペクトルを加えています。こんなにも美しい新緑の蓼科にお越しになるお客様がものすごく少ないというのはじつにもったいないことだと、毎年この季節になるたびに思うことです。

つい今し方すぐ近くの森を野生のキツネが走り抜けていきました。ぎゃーんぎゃーんという威嚇の吠え声を立てていましたから、きっと野生の鹿の群と鉢合わせしたのかも知れません。いまではここで出合う野生動物の中では鹿がもっとも多い動物となりましたから。

さっきもペンション・サンセットの敷地の向こうの森の中をぞろぞろと通り抜けていきました。じつに悠然としたものです。天敵はとうの昔に滅び去り、脅威と呼べるものも久しく存在せず、手厚く保護されてきた彼らにとって人間は敵ではなく、怖いものなしです。

彼らによる山の自然破壊を目の当たりにしている僕らとしてはじつに「微妙な情景」ではあります。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年07月16日

3803 地震の被害、影響はまったくありませんでした

曇り時々晴れ 気温:最低 12℃/最高 16℃

今朝10時過ぎに新潟県沿岸を震源地とする地震(新潟県中越沖地震)があり、長野県北部(長野市、戸隠など)では震度6と、かなり揺れたと報道されご心配をおかけしましたが、蓼科高原のある長野県中部地方は諏訪で震度4でした。ピラタスの丘は八ヶ岳山腹ということもあって地盤がしっかりしているので震度2程度の揺れでした。

ぼくらのように東京、神奈川地方から来た人間には日常的な震度ですので別段驚きませんでした。阪神・淡路大震災のときと良く似た、意識を集中しないとわからない程度のゆったりとした(長周期の)揺れでした。建物も軽量な鋼板屋根で冬には8トン近い雪を載せてもびくともしない作りになっているので地震にも強く、全く不安はありませんでした。

ということで、道路などを含めて蓼科高原およびピラタスの丘そしてペンション・サンセットは大丈夫です。まったくなんの被害もなく、なんの影響も受けませんでした。安心してお越し下さい。

まずは取り急ぎご報告まで。

ご心配いただいたお客様に心よりお礼申し上げます。

2007年07月17日

3804 東京より揺れなかったのにね

曇り一時晴れ 気温:最低 12℃/最高 18℃

こてこてのラフマニノフが好き

ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番を聴きながら窓外を眺めていると、この季節の曇り空あるいは雨の日にこの音楽はなんて似合うんだろうと思う。いずれにしても蓼科とくに北八ヶ岳の中腹に位置するピラタスの丘にはクラシック音楽がとてもよく似合う。

15歳の時からジャズマニアである僕が言うのだから間違いない。もちろんジャズもとてもよく似合うけれど、がちゃがちゃと元気の良い音楽は時と場合によっては似合わないことがあるかもしれない。冬のスキー、スノーボードシーズンにはそういう音楽が抜群に似合っているのだけれど。

僕が聴いているのはスヴィヤストラフ・リヒテルとワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団(指揮はスタニスラフ・ヴィスロツキ)の演奏だけれど、個人的にはこの演奏が一番好きなのだ。いやいやそんなことはないという意見の方が多いかもしれないのだけれど、個人的にはそうなのだ。

ジャズで言えばバディ・リッチのシャネル組曲のサックス・ソロのパートみたいにこてこてに叙情的なのだけれど、そこがいいのね。確かにアシュケナージの方がいいのかもしれない。でもこれはもう「刷り込み」に近いので誰がなんと言おうとどうしようもない。


台風も地震も影響なし

長野県という県は巨大な県でほぼ日本海側と太平洋側とに接しそうなほど南北に長い。その距離およそ300kmほどか。

長野市は完全に日本海側にあるし松本はちょうど日本のヘソにあり、諏訪は松本よりさらに南に下ったところにある。飯田市はまたまたさらに南に位置する。

ということで、長野市のある北部信州は蓼科高原のある中部信州の南端からみると全く別の県と考えたほうがよいくらい遠くにあるのだ。

ということで、松本以南では諏訪を含めて今回の新潟県中越沖地震の影響は全くなかった。また、台風4号も遙か南方の太平洋上を通過したので当地では強風すらほとんど吹かずに小雨程度で済んだ。


(1)長野県では長野市以北の「個別的被害」だけだった。
(2)TV報道は誤解を招いている。長野県の99.9%では何の被害もなかった。
(3)蓼科では気をつけないと地震とわからない程度の微弱な揺れだった。



世の中、地理的位置関係を良く理解しないで報道されたり理解されることが多くなってきているので、長野と聞けば長野県全体が新潟県の被災地みたいになっちゃってるなんて誤解がまかり通る傾向が強いので、あえてここに事実を記しておきます。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月23日

3810 梅雨明けみたいな空

曇りのち晴れ 気温:最低 12℃/最高 21℃

ウチの庭をコンサートの舞台に最初に選んだのはウグイスでした。そのあとやってきたのはホトトギス、そして今月に入ってやってきたのはアカハラ。数日前からはセキレイも歌うようになりました。未明から歌い出しますが、時間は少しずつずれていて互いにダブらないようにしているようです。

ちょうどチェックアウトの時間帯にも歌ってくれるので、注意を向けさえすれば美しいの野鳥の歌声が高原の朝を彩っていることにきっと気づくことでしょう。しかし意外なことは、こんなに大きな声で歌っているのに、それに気づかないお客様が結構いらっしゃることです。

都市生活では鳥の声は背景音としてフィルタリングされて聞こえないのかも知れません。寂しいことですが多様なノイズにあふれた都市の環境ではそれはしかたのない自己防衛機制なのかもしれません。すべての音や光に注意を向けていたらとても神経が持たないでしょうから。

ここでは反対なのです。ここではそのような自然の音や野生の気配こそが唯一の音であり、ノイズと感じるような音や気配はほとんど無いのです。だから、雨の音、風の音、鹿の声、鳥の歌といったものは美しい音楽としてすっとこころに入り込んできます。

これは幸せなことなのだと思います、たぶん。長い間ここで暮らしているとありがたみを感じなくなってきてしまうのですが、きっとこれは文字通り「ありがたい」ことなのだと思います。感謝しなければいけない。

庭にオダマキの花が咲きました。紫のミヤマオダマキもきれいですが、こちらの色も清楚で美しい花です。(1枚目の写真)


さて、朝のうちはどんよりした雲行きで晴れたり曇ったりでしたが、午後になってすっきり晴れました。空の蒼さも雲のかたちも真夏そのものです。久しく忘れていた夏の雰囲気が横溢しています。久しく忘れていた「いのちあることのよろこび」がよみがえってきました。

これが蓼科の夏なのでした。するどく真っ白な陽光が葉緑素を増した木の葉を突き通して地表に突き刺さります。この強烈な陽射しが蓼科の夏の象徴なのです。この陽射しによって森が蓄えた水分が急激に蒸発して雲になります。

山麓の街から見る八ヶ岳はじつに美しく感動的でつい見とれてしまったりして、ちょっと運転が危うくなりそうでした。みなさんもどうぞ気をつけて運転なさってください。是非写真を撮影して載せたかったのですが、シャッターチャンスには車を止めるスペースが無く、車を止められる状況の時には景色がいまいちで・・・。残念ながら今日は諦めました。

ピラタスの丘をビーナスラインに向かって下ると、途中でこのようなパノラマが開けます。写真撮影の時は車を左にきっちり寄せてハザードランプを点灯するなどして他のクルマの安全とご自身の安全に十分配慮してください。(2枚目の写真)


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月24日

3811 極個人的梅雨明け宣言

快晴 気温:最低 9℃/最高 19℃

maiden_voiyage.jpgハービー・ハンコックのカルテットの名作「処女航海(Maiden Voiyage)」の彼方からアカハラの歌声が聞こえてきます。ここは僕のお気に入りの場所、ペンション・サンセットのダイニングの吹き抜けの大テーブルです。今朝からすっきり晴れて雲一つ無く、窓外の景色はすっかり真夏です。

今日はいろいろなところに行っていろいろな人々に会いました。詳しくは書けないけれど、それは「意味のある偶然(シンクロニシティ)」のように僕には感じられる出会いばかりでした。それは・・・、いや、やめておきます、プライバシーは厳格に守らなければ。

モダン・ジャズを聴きながらここで過ごすのは僕にとっては至福のひとときなのですが、多くのお客様にとってはどうなのだろうと、ためしにBGMとして流しながら蓼科高原日記を書いているわけです。確かに自分にとってはこの組み合わせは最高だと確信できたのですが、しかし、音楽に関してはひとそれぞれに嗜好が異なりますから難しいかなと、その一方で思うのです。

う?ん、やはりジャズは難しいかな。この際徹頭徹尾「自分らしさ」を前面に打ち出したペンションに衣替えしようと目論んだのですが、なかなかたいへんなことなのですね、これまで築き上げてきた雰囲気やイメージを変えてしまうというのは。

今朝は9℃まで冷え込んで、これで梅雨が明けたのだと誰もが確信するほどすばらしい快晴になりました。蓼科中どこに行ってもその話題で持ちきりでした。これでようやく避暑地のシーズンが始まるのだ、と。しかし、天気概況によれば明日明後日ぐらいまでは多少ぐずつくとのことで、にわかには信じがたいねと言葉を交わしあったのもまた今日の出来事です。

日差しは焼け付くように強烈で熱く、窓を閉めているとクルマはエアコンがしっかり入る気候なのですが、じつはサンルーフと窓を全開にすると半袖ではちょっと寒いほど風が冷たいのです。それもそのはず、ピラタスの丘の今日の最高気温は19℃にすぎなかったのです。

山麓の街・茅野(ちの)でも吹く風はひんやりと心地よくものすごく湿度が低い真夏の天気に変わっていました。あらゆるものの形がくっきりとした輪郭を取り戻し、鮮明に夏という季節を主張しているようでした。こうなるともうサングラスを手放せません。紫外線がとても強いので、白内障を防ぐためにも一年を通じてサングラスは手放せないのですが、こうなると実際問題としてなにをするにも裸眼ではまぶしすぎて。

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さて、あたらしい「スキン(ブログのデザイン)」はいかがですか?僕としてはけっこう気にいっているのですが・・・。またタイトルが「蓼科高原日記 for blog」から「蓼科高原日記 blog edition」に変わり、サブタイトルが"Now He Sings, Now He Sobs."から"God is a concept by which we measure our pain."に変わったことにも気づきましたか?

サブタイトルは、これまでのがスリ・チンモイ導師の詩からの引用であり、こんどのはご存じジョン・レノンの歌詞からの引用です。これは僕自身の心境を忠実に反映した変更です。決して思いつきなんかじゃない。

まあ、こんなつまんないことにこだわったり小理屈をこねているから、多くのお客様に敬遠されてしまうのかもしれません。これは日記の中だけの人格なのですが、じっさいにもそうではないかと思われてしまうのは致し方ないのかもしれません。

いずれの先入観を持たれても、じっさいにペンション・サンセットにいらしたときにはどうか(様々な意味で)「がっかり」しないで下さいね。要するに僕はただのペンションの「オヤヂ」ですから。こういう理屈っぽい話はこの日記の中でしかしないので、ご安心下さい、っていうか、あるいは期待はずれだったなんて思わないでください。

そういう意味でこの日記は「ひとりごと」なのです、当初のタイトルがそうであったように。


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2007年09月06日

3855 台風9号の被害はありません

雨のち嵐 気温:最低 14℃/最高 17℃

台風9号

台風9号は神奈川県小田原市に上陸したとのことですが、あす(いや、もうすでに「今日」ですね)は「台風一過」の晴天になるかも知れないとのことです。諏訪地方では水害や土砂災害の報告はありませんが、けっこう広範囲にわたる停電が報告されています。

風雨はたいしたことはなかったのですが、そのわりに風倒木が多かったようです。そのために電線が切れた可能性が高いと考えています。電力会社というのはそういった情報公開をしないので、教訓をわれわれが共有することが出来ないのです。

ピラタスの丘も午後8時過ぎから停電に見舞われ、午前0時半過ぎに復旧しました。これもやはり樹木が倒れて電線に損傷を与えたのかも知れません。これはかなり長い停電の部類に入ります。たいていは15分とか長くても45分で復旧しますから。

ということで、ブログの更新をいま(7日の午前6時過ぎ)に行っているしだいです。やれやれ徹夜になっちゃった。もう風は収まって、雨が降るばかりの状況です。台風はどんどん遠ざかっているようです。

それにしても最近、樹木があまりにも簡単に倒れると感じています。僕らが子供の頃、いまから40年以上前はかなりの風雨でも樹木は簡単には倒れなかった。


電話回線障害

停電と同時に2回線ある電話回線のうち、ご予約専用の 0266−67−5123 が不通になってしまいました。おそらく、停電と同じ原因だと思われます。復旧の依頼をすでに出していますが、多少時間がかかるかも知れません。

そこで、万一上記電話番号でうまくつながらなかったら 0266−67−2871 におかけいただければさいわいです。どちらもペンション・サンセットの電話番号ですのでご安心下さい。この電話番号は普段はファクス専用となっているものです。

以上よろしくお願いいたします。


蓼科は被害無し

停電以外は諏訪地方ではこれといった被害は報告されていませんので、今週末のドライブや観光に支障はないと思われます。現在通行止めになっている道路は別に崩落しているわけではなく降雨量に応じた安全規定でその様な措置が執られているだけです。

また、運休している中央線などの鉄道もすみやかに運行再開される見通しです。これも安全規定による運休だからです。

ということで、この週末は好天が期待でき、絶好の行楽日和になりそうです。ペンション・サンセットではいつでも受け入れ体制が整っていますので、天気概況を眺めながら当日でもご一報いただければ確実にご宿泊いただけます。

みなさまのお越しをお待ちしております。(^^)

2007年09月07日

3856 すべて平常に戻っています

曇り 気温:最低 12℃/最高 17℃

電話復旧

停電と同時に不通となっていたペンション・サンセットの代表電話はNTTの迅速な対応のおかげで午前11時前には復旧しました。蓼科局と当館との間の回線(具体的にはメタルケーブル)の劣化が原因でした。停電とは直接的関係はなかったようです。

結局36時間一睡もしなかった計算になります。もうろうとして、ようやく午後1時過ぎに仮眠しました。そこで不思議な夢を見たのですが、それはまた別の話。今度書きます。


停電体験

僕らが子供の頃は(昭和30年代ね)、停電なんて日常茶飯事だった。子供にとって台風とか停電とかはある種の非日常的イベントだった。なんかわくわくしちゃったりして。ごうごうという風の音、雨戸を打つ激しい雨の音、びゅーびゅーという電線や樹木の悲鳴、そして停電。それが台風体験。

すきま風にゆらゆらと揺れるろうそくの炎、それにつれて揺れる怪しげな影。トランジスタラジオから流れる気象概況。闇を闊歩する魑魅魍魎が雨戸を外そうとしているようながたがたという音におびえ、風が深呼吸するときの静寂に安堵する。

今回そんなことを思い出しました。

ペンション・サンセットは周りを森に囲まれているので、展望の利く蓼科山方向からの風以外はまったく感じないのです。防風林の威力を実感し、じっさいにその恩恵にあずかっているわけです。

昭和30年代とは建物の造りも全然違うので、建物はみしりともいわないし、窓ががたがたいうこともない。居室にいると外が暴風雨なのか、もう去ってしまったのか、まったくわからないほどです。あるのは底知れぬ静寂と、キャンプ用のガスランタンのぼぼぼぼという燃焼音だけです。

ノートパソコンは使えるけれど、デスクトップ・パソコンもインターネットも使えない。電池式ラジオをつけても、台風情報なんてやっていやしない。やっぱりTVじゃないと情報が取れない。

もしかしたら世界はすでに滅亡してしまっていて、この孤立した世界でぼくらだけが生き残っているんじゃないかなんて馬鹿なことを考えたり。でもね、それほど孤独な静けさ、暗さが支配していたのです。


台風の被害無し、交通も通常どおり

さいわいなことに停電以外に特に問題は起こりませんでした。それもいまは全面復旧しています。諏訪地方および蓼科に被害はありませんでした。道路、交通も平常に戻っています。

明日の天気は晴れの予報です。日曜日も晴れの予報ですので、快適なレイトサマーの旅を堪能していただけると思います。

みなさまのお越しをお待ちしております。


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2007年11月13日

4023 まだ紅葉の季節、もうすぐスキーの季節

晴れ 気温:最低 - 2℃/最高 4℃

淡雪は消えた

初積雪と言うこともあって、夜中にごそごそと起き出して建物周りを見回ったり、パルの犬舎の雨戸を閉めたりしていたので、つい寝坊してしまった。雪は未明には強風をともなった霙(みぞれ)となって天候はかなり荒れ模様となった。

登山中に稜線でこんな天候になったら命が危ないことは素人の僕でもわかるほどの荒天だった。やはりここはとんでもない山の上なのだ。標高1800mに迫る亜高山帯なのだ。改めてそのことを思い知らされる。なめてかかれば、自分のペンションの庭で遭難することだってあり得るのだ。

それはさておき、10時過ぎには朝日が強く差し込んで、そのとたんに道路の雪はあっという間に溶けて消えた。土の上に降りた雪も予想に反してどんどん溶けて蒸発して「雪なんて積もったの?」というぐあいの風景に変わった。

しかし、目の前の蓼科山の2000m以上の部分はすっぽりと雪雲に覆われていて、その中が吹雪いていることは一目瞭然だった。北横岳をはじめ八ヶ岳の峰々が真っ白に冠雪している。その時間になっても気温はまだ氷点下だった。


まだまだ紅葉がきれい

ピラタスの丘の住人はこぞってスタッドレスタイヤへの換装を始めた。僕も急いで履き替えておかなくては・・・。まあ、これが必要なのはピラタスの丘の中の道路や、幹線道路をはずれた側道などの日陰の多い道路だけなのだけれど。

当地が本格的に積雪を見るのは平年だと12月にはいってからになる。それまでに降る雪はたいてい(少なくとも舗装路面の積雪は)陽に当たるとウエット路面に変わるのだけれど、油断はできない。11月中はおおむねピラタスの丘も乾燥路面になっていて、日陰の部分が深夜早朝の低温時にアイスバーンになる危険があると考えておけばいいので、通常の観光ドライブでは問題はないことが多い。

もしタイヤチェーンを持っているならば万一に備えて携行しておけばさらに安心できると思う。


あと半月後には「初滑り」OK

山の上ではそんなふうなのだが、ほんのすこし標高が低い土地では紅葉がまだまだきれいなのだ。蓼科高原全体としてはまだ紅葉狩りのシーズンである。

そして、おとなりのピラタス蓼科スノーリゾートでは12月1日(土)のオープンに向けて着々とゲレンデ作りが進行しているのだから、この季節感はじつに奇妙なものになる。


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2009年10月20日

4871 紅葉最盛期

 
ピラタスの丘は:雲ひとつ無い秋晴れ!
 
今日の気温:最低 0℃/最高 + 8℃
 

 
ペンション・サンセットの紅葉(10/20撮影)

写真クリックで拡大します。

ピラタスロープウエイでは紅葉真っ盛りです!

信州・蓼科高原では今年は11月まで紅葉が堪能できそうです。


★★★


昨日から今日の午後まで強風が吹き荒れました。

暴風と言うほどではないのですが

はらはらと落ちていた木の葉は

風に舞いながら一気に落ちています。


落ち葉はミズナラや白樺の黄葉だけで

カエデなどの紅葉はしっかりと枝にしがみついています。

だから紅葉風景は大丈夫。

しっかり見頃が続きます。


今日クルマで走ってみて驚いたのは

上から下まで劇的に紅葉が進んだことです。

ピラタスロープウエイから蓼科湖まで

見事な紅葉景色になっています。


この様子だと有名な紅葉スポット

横谷渓谷や御射鹿池や白樺湖、女神湖も

急速に見頃を迎えることと思います。


今週末が楽しみです!


 
  
☆たてしなラヂヲ☆
 

★★★

【蓼科の紅葉スポット】

北八ヶ岳・麦草峠・白駒池(もうすぐ終わり)、シャープ・アクオスの吉永小百合さんと白馬のTVCMで有名な御射鹿池(みしゃかいけ)・横谷峡(そろそろ見頃)・ピラタスの丘(いまが見頃!)、蓼科湖・白樺湖・女神湖(10月下旬から)、どこも当ペンションからクルマ0分から20分。また11月いっぱいは東山魁夷画伯が好んで描いたカラマツの紅葉がまた感動的です。


★★★


高原ドライブ=ビーナスラインドライブが最高の気分です。


八島湿原(尾瀬と同じ高層湿原)の情報はこちら

霧ヶ峰の高原の情報はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/kirigamine_vc


車山高原の高原の情報はこちら↓
http://www.kurumayama.com/new/open.htm

 
麦草ヒュッテさんのホームページにもたくさん紅葉写真が載っていました:

http://www.mugikusa.com/new/

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●蓼科高原ペンション・サンセット公式ホームページ
●PC専用HP(楽天トラベル内)
●携帯専用HP(楽天トラベル内)
●蓼科高原日記(13年続く公式ブログ)
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■蓼科高原の見どころ(紅葉情報あり)
■蓼科高原おすすめドライブコース
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