メイン

ペンション サンセット アーカイブ

2006年08月16日

3469 私は誰?ここはどこ?

晴れのち曇り 気温:最低 14℃/最高 22℃

ほぼ徹夜の日々が続いている。ときおり頭がもうろうとして「私は誰?ここはどこ?」状態になる。前にも書いたけど、開業以来初のアルバイト無しの夫婦二人だけで乗り切る「お盆休み」なのだ。朝5時半から翌朝4時過ぎまで文字通り働きづめに働いても時間が足りない。もちろん改善の余地はあるので日々話し合って効率を上げてきてはいるが、絶対的睡眠時間不足は解消されない。

いずれにしてもそんな裏事情はお客様にはま〜ったく関係ないことだから、最高のサービスを目指して気張っている。まあそのときは覚醒状態でちゃんとできるのだけれど、終わったあとでがっくり来ちゃうのね。もうものは落とすは、自分が何をしようとしていたのか忘れちゃうはで、簡単な足し算もできなくなっちゃう。夫婦で互いに分けのわからないちぐはぐな会話をしていることに気づいてもう大笑い。

深夜に食器の洗浄消毒をしながら妄言を口走ったりなんてあたりまえ、もうほとんどうわごとだね、ここまで来ると。起きているのか眠っているのかわからなくなってくる。まあ、ビジネスマン時代も同じような状況で働いていたから懐かしい感じもあるけど。仕事中立ったまま寝ちゃうもんね。

いずれにしてもお客様に対して「粗相(そそう)」のないようにがんばり通したいと思っている。

2006年08月17日

3470 一切苦厄なのね、舎利子ちゃん

曇り 気温:最低 15℃/最高 22℃

なんかもうわけがわからなくなってくる。たまたまペンション仲間とちょっと話す機会があったけど、20人以上のお客様を夫婦ふたりだけで10日間ももてなすというのは冒険どころか無謀だといわれた。「ありえない」って。僕もそう思うけれど、まだまだペンション本来の《悠々自適》の境地にはるか遠い若いペンションだから、収容人数を減らすことができない。理想はいまの半分なのだけれど。あと5年は現状でがんばらなくっちゃつぶれちゃうから。しかもアルバイトを確保することができなかった。

これでもう貫徹が3日間続く。ちょっとやばい。へろへろなのがお客様にばれちゃいそうだ。というか、舞台と同じで、お客様の前に出る直前までは地べたを這っていても、お客様の前に出たとたんにしゃんとしちゃうのね。これって役者魂に近いものがあるかも知れない。で、裏方に回るとあちこち激突したり何でもないところで転倒したりこん倒したり・・・。

実際満身創痍ってこのことなのね。体中生傷だらけ、意識混濁、心神耗弱(なわけないか)、もうトランスしちゃっているかも。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是なのね、舎利子ちゃん。でも、僕らは観自在菩薩ではないから行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄、舎利子ちゃん。てなわけにはいかないのだ。もう苦厄苦厄苦厄苦厄苦厄なのね、舎利子ちゃん。ははは。

接客時間帯はある種覚醒状態にあるからサービス内容には自信があるから大丈夫、心配ないからね。問題は終わったあとなわけだ。睡眠をとる時間がない、まったくない。それが問題。どんなに効率を上げても、寝る時間がない。土砂降りの雨に傘がない、って状況よりつらいよ、これは。

まあ泣いても笑ってもあと数日間のことだからなんとか持つでしょう。サメみたいに脳の半分だけ眠ることができるように進化するかも知れない、その可能性にかけてみたい。本当に、その可能性にかけてみたい。辛いわけじゃない、ただ眠りたいだけ。眠りが心身に必要なだけ、それも切実に。

昔とった杵柄で、24時間計画を立案したから、あしたの、つまり19日の午前3時までには眠ることができるだろう。たった2時間でも眠ることができればそれだけで相当楽になるのだ。A HARD DAY'S NIGHT。僕は丸太のように眠りたい。妻も同様に思っていることだろう、ね、舎利子ちゃん。

2006年08月18日

3471 ペンションのホスピタリティー(1)

曇り 気温:最低 15℃/最高 21℃

8月17日深夜、あるいは8月18日未明、ピラタスの森に静かに雨が降る。それは音もなくまるで夜露が降りるように空から降りてくる。雲は薄く、かすかに下弦の月の明かりが透けて見える。雪の降る夜ほど静かなものはないが、この季節の深夜の雨もまたその静けさにおいては負けていない。

新緑の季節に比べて樹木の葉の水分が減ってきているので雨の当たるときの音も変化している。あえて表現するならば「さわさわ」から「からから」に変わるのだ。森はすでに紅葉に向けて変化を始めている。それはまだ目には見えない変化だが、内面において確実に進行している。

そんな雨の未明、僕ら夫婦はまだ起きている。というかまだ寝られないでいる。多様な料理を出しているので調理器具も食器の種類と数も半端ではないので、いまだにその洗浄消毒と片づけに追われているのだ。僕はパンも作らなければならないしね。朝食のテーブルセッティングや仕込みもやっておかなければならない。起床時間が5時半なのに、もう午前4時を回ってしまった。

要領が悪いのだろうか。そうは思わない。確かにもっと効率良く進めるための改善余地はあるが、やるべきことをきちんとやるとこのように時間がかかると言うことは事実なのだ。

昨今まれにペンションのマンパワーにおける限界や資金力における限界を理解しないでご利用になるお客様が散見されるが、残念なことだ。ホテル並のサービスを求めるならばきちんと高価な料金を払ってきちんとしたホテルにご宿泊になることをおすすめする。が、そのような方は個人経営で立場の弱いペンションだからこそホテルでは言えない要求をできるだろうと考えているようだ。ペンションのホスピタリティーとはそのようなものではない。

大ホテルにできないことはペンションにはもっと困難なのだ。「客として来たりて友として去る」という有名な言葉の示す通り、ペンションのホスピタリティーとは人と人とのコミュニケーションにある。ご無理ごもっともでなんでも客の言うことをきくと言うことではない、そこのところを誤解しないでいただきたい。

もちろんそれを「売り」としているペンションもあるからそのようなところにご宿泊になるのがよろしいかと思う。要するに「俺は客だ、私はお客よ!」ということがポイントならば、ペンション・サンセットはそのような考えかたはしていない。そのような発想自体がその人の品性を傷つけるのではないかと思うところだ。

できることはなんでもして差し上げることが可能だが、できないことはきっぱりとできないのだ。ホテルで断られるようなサービスはペンションでもお断りするしかない。これはどんな業界でも同じだ。それをごり押しするかどうかはその人の人間性の問題だろう。

ごり押しに対する対応能力でその宿のレベルが問われるなんて言う議論は問題のすり替えでしかない。これはあくまでも「人間としての品性」を問う問題なのだ。「お客様は神様だ」とか「お客様の声は天の声だ」などと言うイデオロギーは一面の真理でしかなく、顧客啓蒙および市場啓蒙の機会を放棄した「愚衆マーケット論」でしかない。

ペンション・サンセットはペンションの持つ機能を十全に発揮することに全力を尽くしている。しかし、その枠組みを超えた要望や要求には残念ながら充分にはお応えできないか、まったくお応えできない。これは仕方のないことだと思う。だからこそさまざまな宿泊施設が存在するのだから。

2006年08月19日

3472 ペンションのホスピタリティー(2)

曇りのち晴れ 気温:最低 15℃/最高 21℃

「客として来たりて友として去る」という有名な言葉の示す通り、ペンションのホスピタリティーとは人と人とのコミュニケーションにある。ご無理ごもっともでなんでも客の言うことをきくと言うことではない、そこのところを誤解しないでいただきたい。

そのように昨日僕は語った。これは個人的な確信である。そして「客として来たりて友として去る」というのは私の夢であり、実際的な思いである。ここで言う友とはあらゆるレベルの「友」を包含している。お客様であると同時に友であるようなそんな関係でありたいという思いだ。

「客商売」なのだからそんなことを言っているとつぶれるぞ、という忠告ももっともだろう。しかし、この「客商売なのだから」と言うところに欺瞞を感じるのは僕だけではなく、お客様だって同じことを感じるのではないだろうか。

自分は、あるいは自分たちは「お客様」である限りにおいてこのように丁重な扱いを受けているに過ぎない、と。それが好きだと言う人はそれで良いのだと思う。しかしちょっと寂しいと僕は感じる。僕は「ひとりの人間」としてお客様をお迎えしているつもりだ。

人は自分が自分であると確信できるときにしあわせと安心と充足感を得ることができると僕は考えている。だからこそ、ペンションはホテルなどにはなかなか困難な「ひととして」お客様を迎えるということをしたいと思っているのだ。それも会社や仕事の時のある意味「演じている自分」ではなく、「素の、ありのままの自分」でいて欲しいと願っている、すくなくともペンション・サンセットにいる間は。

僕などの前で肩ひじ張ることなんて無いんだ。たかが山のペンションのオヤジなんだから。なんの肩書きも役割も看板も背負わない「ありのままの、個人的な自分」でいてほしい、そのような「ほんとうの自分」に戻って欲しい。

---

深夜にシベリアンハスキーのパルと散歩してきた。空には満天の星。何万回見たとしてもいつも同じように背中がぞくっとするような感動を覚える。新月に向かっている空は暗くて、星がとてもよく見える。ピラタスの丘は本当に静かで、お盆休みで宿泊施設が満室のお客様でにぎわっていることなどまったく感じさせない。

耳の奥から秋の虫の音が聞こえる、いやこれは本物の虫の音か。それとも静寂が支配する森で聴く「静寂の音」なのか。風はひんやりと冷たく、やや湿り気を帯びているが雨の気配はまったくない。夜露が森に降りて湿度を多少あげているのだ。朝日とともにこの水分は瞬く間に空に昇って雲となる。

徹夜もここまで継続すると、ある種ハイな気分になってきて、何とか身体も頭も機能するようだ。もちろんこんな覚醒状態が永遠に続くはずはないのだけれど、あと一日二日は持ちこたえることができるだろう。こうなるとちょっとしたアイドリング状態の時に熟睡していることに気づく。

パソコンの前でちょっと思考が中断したときとか、椅子に腰掛けてちょっと休息しているときとか、立ち仕事でちょっと動作が休止したときなど、まるでワープしたかのように時計が進んでいることにあとで気づく。あっという間に30分も経過していたりしてね。

まあ、瞑想していて超越状態(いま流に言うとトランス状態ね)にはいると、一瞬にして1時間以上経過していることだって珍しくないから、個人的には僕も妻もまったく驚いてはいないのだけれど。しかし人間の身体と言うのはじつに良くできているものだと感心することしきり。

2006年08月20日

3473 お盆ツーリズム

晴れ 気温:最低 14℃/最高 21℃

きのう深夜から楽天トラベルのサーバーに繋がらなくなってメインテナンスができなくて困っていたが、今朝調べてみたら「定期メインテナンス実施中」だってさ。ほかの業種はとにかく、「トラベル」にとっては書き入れ時の夏休みそれもお盆最終日にこういうことをやる神経がわからない。

これではじゃらんnetに水をあけられても仕方がない、じゃらんは旅というものを理解しているが楽天は残念ながらそうではないようだ。こういうところにインテリジェンスの違いが出るのだと思う。

それはさておき、昨夜もものすごい星空だった。満天の星で、天の川や銀河の中心の星の密集している様が手が届きそうにくっきりと見て取れた。そしてやはり空気がうまい。こんなに空気がうまいと感じたのはここに移住して12年で初めての経験だ。森が生い茂ってフィトンチッドが倍増したのかも知れない。マイナスイオンとフィトンチッドとオゾンの多さでは蓼科は昔からよく知られているのだ。

今朝は気持ちよく冷え込んだ。キーンとした大気が心地よい。半袖ではちょっと肌寒く感じる。お客様はフリースを羽織って散歩に出ているようだ。そうだもう少しすると朝晩には吐く息が白く見えるようになる。しかし日中は真夏の日差しが降り注ぐ。これから1ヶ月ほどはそんな夏と秋とが同居した季節が続く。それは僕にとっても最高の季節だ。年間を通じて最も「癒し」に満ちた季節だ。

お盆休みも今日で終わる。すくなくとも旅行業界的にはそうだ。我々のように夫婦二人だけで営むペンションにとっては(おかげさまで)「怒濤のようなお盆休み」となった。そんなことで、今年もまたお盆休みは「失われた夏の記憶」となった。

一日2時間の睡眠をとることもままならず、三日連続で徹夜するのも当たり前、まともな食事をしたのはお盆休み以前の思い出だ。そこら辺にあるパンとかお菓子とかバナナとかをかじってしのぐのがこの時期の僕らの食糧事情だ。

何しろ分刻みのルーティンスケジュールで忙しすぎて買い物にでられないのだから地元野菜を別としてほとんどすべてを保冷備蓄せざるを得ない。日本中が(市場も休みになっているから)同じような状況で、あらゆる生鮮食料品が保冷備蓄されている。現状としてしょうがないのかも知れないけれど、これはちょっとおかしいと思う。

旅行業とそれに関わる諸産業はお盆に休むべきではないと僕は思っている。最も需要が在るときに公共性の高い市場(いちば)が一斉に休んでしまうというのはどうにも近代的ではない、現代的ではないし論理的でも合理的でもない。だからお盆には物価が高騰するのだ。生鮮食料品も3割も(場合によっては)10割も値上がりするのだ。

この「お盆ツーリズム」は我が国の休暇事情の貧しい一面を端的に表わしているように思われる。

2006年08月21日

3474 落雷

曇り 気温:最低 14℃/最高 19℃

突然の雷鳴とともに暗闇がすべてを支配した。ブレーカーが落ちた気配もない。目の前の明るい液晶モニターも部屋の明かりもなにもかもが一瞬で死に絶えた。近接落雷だ。しかも文字通り青天の霹靂(せいてんのへきれき)的落雷。なんの前触れもなかった。こんな落雷は初めて経験する。カーテンを開けると外はまだ明るい。青空が見え、雨は降っていない。

真っ暗の状態が続いたが、停電はしていなかった。館内の主電源のブレーカーを再起動すると、電気は復旧した。電話回線もやられていない、大丈夫だ。しかしケーブルテレビとケーブルネット(インターネット回線)が死んでいる。

近くのペンションのオーナーから電話がはいって情報交換。ペンション・サンセットから50mほど奥の電柱に落雷したとのこと。そこから電源を引いている家屋はすべて停電している。またケーブルテレビの回線も死んでいるという。しかもこの電柱に落雷するのはこの数年間で2回目だという。何か地形的なあるいは電気的な(誘電しやすい)要因でもあるのだろうか。

館内の無線LANをメインとするネットワーク機器にも異常は見られない。またパソコン本体および周辺機器にも損傷はないようだ。ボイラーや風呂周りの機器にも異常は見られないから、あとはここの電気および電子機器の損傷チェックを早急に行う必要がある。総合火災保険に加入していれば落雷による損害の多くが補償の対象となるのでこのようなチェックが必須となる。

いずれにしてもこういうときのためにもう一つ電話回線で繋がるインターネットプロバイダーを契約しているのでそちらでHPのメインテナンスや、メールチェックが可能だ。これでとりあえずお客様との通信やご予約の受信に支障はない。

まあお盆休み明けのまさにこのタイミングというのは絶妙で、まさに不幸中の幸いと考えるべきなのかも知れない。落雷から約1時間半後、迅速な対応でケーブルテレビ回線もインターネット回線も復活して、お客様にはほとんどご迷惑をかけずに済んだ。このあたりは年以上に迅速かもしれない。関係各位に感謝。

それにしてもこのような落雷はこれまで経験したことのないパターンだ。これまではまず夕立がありそして落雷があった。今回は「いきなり」だものね。晴天の夕方でちょうど犬の散歩の時間帯だったから、けが人が出なくて何よりだった。実際のところここ数十年で当地で落雷による死者・けが人はゼロと聞いているから、まずはご安心を。

さて、怒濤のようなお盆休みを何とか夫婦二人で切り抜けた。何かを共同でやり遂げたというある種の達成感がある。アルバイトを雇わずにお盆休みを営業したのは開業以来初めてだったから。自分でもやればできるもんだねとちょっと感心しているが、身体の方は(脳味噌の方も)かなり痛んでいるようだ。

この9日間で睡眠時間は合計15時間もない。むしろこれからの数日間の体調に気をつけるべきなのだろう。きっと、どっと疲れが出てくるのかも知れない。いずれにしてもたくさんのお客様にいらしていただくのはペンションを営むものとして最高の勲章だ。うれしくないはずがない。僕らはお客様の期待を裏切らないサービスが提供できたのだろうか、それが心配だ。

寝ていないだの疲れているだのということはお客様には関係のない内輪の事情に過ぎないのだから、そしてベストを尽くしたかどうかもその結果がベストでなければ意味がない。このお盆休みに僕らは自分たちの仕事についてじつにさまざまなことを学び改善を行うことができた。また進むべき方向性も確認できたように思う。お客様に心より感謝。

2006年08月24日

3477 MOON TALK(2)

晴れ 気温:最低 14℃/最高 20℃

昨日ひさしぶりにウォンウィンツァンの MOON TALK を iPod でじっくり聴いた。その流れで、より新しいライヴアルバム「たましいのトポス」を聴いた。やはりすごいと思った。最も初期のと言うか最初のアルバム MOON TALK を聴いたあとにこのアルバムを聴くと、そのすごさがあらためて実感される。

MOON TALK の頃、彼は自身の内面の奥深いところにこんこんと湧き出ずる音楽(それは「波動」といってもいい)をとにかく音にすること、演奏することに全精力を注いでいたように感じる。聴衆は、だから、あたかも瞑想者を見守るようにして彼から発せられる壮大な想念の波動を受け止めていたのだった。そしてそれは実際のところその通りの出来事が起こっていたのだった。

そしていま、「たましいのトポス」の時代にあっては、彼は「聴衆」の存在を意識している。もちろん良い意味で、と言うことだが。いま彼は聴衆に伝えようとしている、湧き出ずるすべてのものを、その波動を。いわば初期の壮大な独り言の時期を脱して、いま壮大な物語の語り部として自身を機能させ始めている。だからその演奏は以前にも増してダイナミックでインタラクティヴだ。

どちらの演奏も、どちらの時期の彼も僕は好きだ。

さて、蓼科はいつもどおり「残暑」は無く、日ごとに気温が下がっている。炎天下にクルマをパーキングしておいてもお盆休みの頃ほど車内温度は上がらなくなった。日差しが和らぎ、風が優しい。コスモスが咲き、マツムシソウが咲き、ナナカマドが紅葉を始めた。

これからの1ヶ月ほどは昼は「真夏」の風情、朝晩は「秋」の風情と二つの季節を味わえる絶好の時節となる。避暑地ならではの蓼科の涼しさ(場合によっては寒く感じるかも)が酷暑に痛めつけられた心身の疲れをきっといやしてくれる。

週末の小旅行には最適の立地と気候の蓼科に是非どうぞ。

2006年08月26日

3479 人生とは好きになった場所で...

曇りのち雨 気温:最低 14℃/最高 19℃

今日も夕立があったが、雷鳴は聞かれなかった。雨の降り方も夕立らしからぬおとなしいものだった。やはり夏は(少なくともそのピークは)過ぎ去ってしまったのだ。一時小やみになったものの、雨は再び降り始めた。

深夜、ピラタスの丘はすっかり雨雲の中にはいっている。濃密な霧のような水蒸気があたり一面に立ちこめている。いや正確に言うなら、霧のように雲の粒子が漂っていると言ったほうがいい。雨もいまは霧雨といったほうがいいかもしれない。

LEDのハンドライトの光も5m程しか届かずに真っ白な空間に拡散してしまう。そんななか、シベリアンハスキーのパル(愛犬)と散歩に行ってきた。彼は全天候型の犬だから土砂降りだろうが猛吹雪だろうが関係ないのだ。突き合わされる人間の方が大変だが、それだけに新たな発見も多い。

彼がいなかったらこんな天気の深夜に外を出歩くなんてあり得ないものね。都会から来たひとなら、この真っ白な霧に閉ざされた闇の世界におののくかも知れない。闇の中に息づくさまざまな気配に、もののけを感じて背筋が寒くなって逃げ帰ってくるかも知れない。僕らはすっかりなじんでしまっているから平気だけれど。

闇のそこここから秋の虫の音が聞こえてくる。ルルルルルルルル、ツイーッツイーッ、ジィイイイ、コロコロコロコロ、とさまざまな虫の音が微かに静寂の中の耳鳴りのように聞こえてくる。霧は地上から沸き立ち、雲は上空から吹き下ろしてくるのだ。だからこれは「雲」だと僕らにはわかる。濃密な雲の中を歩く気分はまた格別だ。こればかりは体験したものにしかわからない。

こんなときいちばん心を乱す音はなんの音だか知っているだろうか。そうだ、人間の立てる音だ、話し声とか、笑い声とか、騒ぐ声とか、いや人間の気配そのものがこの静謐に満ちた闇をかき乱す最大の要因なのだ。自然と同調できていない人間はそのような場違いな音を立てるものだから、それはそれでしょうがないのだけれど。

パルと二人で歩くことができるのはあとなん百日だろう。あと何年彼とともに暮らすことができるだろう。どうして犬は人間に比べてこんなにも短命に定められているのだろう。それを思うと胸が締めつけられる思いだ。

《人生とは好きになった場所で、好きなひとやものや犬とともに暮らすことだ。》

ある作家がそんなことを言っていたのを思い出す。そうなんだ、そのとおりなんだ。そのとおりだと思ったから、そうだと確信したから僕はこの地に移り住んだのだ。そんなささやかな望みすらかなえるのが難しい時代になった。いや昔からそれは変わりなくその通りだったのかも知れない。

僕のように《世捨て人》にならなければそれは実現できないのかも知れない。地位も名誉もささやかな自尊心も捨てて、ひとりの人間として、個人として、なんの肩書きも無いただのひととして僕はこの地へとやってきたのだった。

僕は信じられないほど軽やかになった。限りなく自由になった。こここそが自分の居場所だと確信できた。それはいまも変わりない。そして高給取りのビジネスマン時代に比べたらとても貧乏になり、もしかしたら妻や子供を不幸にしたかもしれない。そのことを考えるとやり切れなくなる。彼らはどう思っているのだろうか、訊いたとしても本当の気持ちを語ることは無いだろうしね。

もし彼らがこのことで不自由を感じていたならば僕の死によって彼らは解放されることになる。僕はあまり長生きすべきでは無いのかも知れない。

しかし、子供には子供の時間の流れがあり、それぞれの年齢に応じた子供の行動様式があって、それは極めて自然であたりまえのことなのだ。しかし「子供なんだから何をやってもいい」という考え方は間違っている。決然と辛抱強く公共の場での振る舞いかたを教えることが必要だが、突然「力づく」で押さえつけるのは無理があるし、不自然で子供にとってもかわいそうなことだと思っている。

だから、自然にペンション・サンセットの雰囲気になじめるような年ごろになってからお連れいただくのがベストかも知れない。そのような考え方から、基本的には3歳未満のお子様の受け入れは「応談」ということにさせていただいた。ご宿泊日のほかのお客様の構成などの状況によって受け入れ可能か否かをご相談させていただくわけだ。ご理解賜ればさいわいである。

特にリピーターのお客様で小さなお子様のいらっしゃるご家庭は是非ご相談いただきたい。お引き受けできる日はかなり多いと思うので。そしてそのような日は、ほかのお客様に必要以上に気を使うことなく、くつろいでいただけることと思う。

ペンション・サンセットにカップルの頃からいらしていて、その後結婚してお子さんが生まれてというお客様も多い。だからこそ小さなお子さんがいらしても、しっかりとフォローしますからご心配なく。

した星がすごい迫力だ。もちろん天の川も言葉にならないほど美しい。ハンドライトを消灯し進路をパルに任せて僕はほとんど真上を仰いで歩いていた。

お客様にこのこと知らせようと思ったのだけれど、みなさまも薄手に就寝体制に入っているようなので、遠慮した。残念なことだ、こんなきれいは星空はそうそう出会えるものではないからだ。月齢や時間や季節による星座の変化など、様々な要因がぴたりとシンクロしないとこうはならない。

まさに一期一会(いちごいちえ)だ。僕らとお客様との出会いもそれに似ていると感じている。そしてそのように感じるからこそ、その出会いを大切にしたいと考えている。「客として来たりて友として去る」という言葉があるが、僕の思い描くペンションという「場」はそのようなものだ。

実際にそのような関係になるお客様も多い。あくまで「お客様」なのだけれど、同時に「友」であるような関係。そうなったときにお客様にとってペンション・サンセットは良い意味で「異界」となるのだろう。日常の「演じざるを得ない自分」をはなれて「素の自分」に戻れる場所。

ペンション・サンセットはそのような場所でありたいと願い続けている。

2006年09月04日

3488 公開を前提とした公的な日記

晴れ 気温:最低 9℃/最高 18℃

こんな風に個人的な日記を書き続けているとたまに奇妙なメールがやってくることがある。この日記の中の「僕」は確かに「個人」として登場していても、じつは「僕という実在する個人」ではないと言うことに気づかなomepage1.nifty.com/takuo/speed/index.html">他の速度測定サイトでもいきなり 22Mbps をたたき出した。やはりマシンサイドのチューニングの問題が大きかったのだ。特に下りのバッファーのパラメーターが重要な要因だったようだ。

そして今日、プロバイダーのサポートにそのことをフィードバックしたしだい。マック使いで悩んでいるユーザーがきっと他にもたくさんいるだろうから。ちなみに自分のマシンのパラメーターが現状どう設定されているかはこちらのサイトの TCP/IP Analizer をクリックするだけで測定・表示してくれるのでおすすめだ。

以上、つまんない話かも知れないけど、ちょっとがんばれば僕のような門外漢でも出費無しで回線スピードをアップできるというお話でした。結局インターネットの利用に関してはあらゆる観点から自己責任、自己管理、自己サポートなのだと言うことを再確認したわけだ。あなたまかせひとだのみではダメなのだ。インターネット利用11年選手の実感です。

2006年09月12日

3496 《匿名》状態における人間の行動傾向

雨 気温:最低 11℃/最高 15℃

秋の長雨のようだ。天気概況は当分雨の日が続くと告げている。でも台風が来ていないだけましかも知れない。ピラタスの丘は朝から霧がかかったような幽玄な風景になっている。雨は、そう、そんなに本格的には降っていない。ほとんど降っているのかどうかわからない程度の状況が続き、たまにはっきりとした降りになる。

今日は終日気温が低めだったけれど、寒さは感じない。身体が季節に順応してきたのと、森がいまだに湿潤で枯れていないせいだと思う。じめじめしているわけではないが、例年より湿度は高めだと思う。そのために、僕らにはこの夏はいつもより「暑く」感じられたのだが、お客様にとってはとんでもなく涼しいと感じられたという感覚のギャップがあった。例年並みの湿度ならば、ピラタスの丘の夏はもっとずっと涼しいのだ。

森の様子もいつもの9月とはいささか異なるようだ。いまだに黄葉、あるいは紅葉する樹木が散見される程度にとどまっているのだ。いつもだったら白樺の葉はすでに紅葉してはらはらと落ち始めているはずなのだ。タラノキやナナカマドやヤマブドウはそれぞれに紅葉しているはずなのだ。

地球規模で温暖化が進み、日本は亜熱帯性気候から熱帯性気候へと変化しているのではないか。様々な報道の告げるとおり、それは特異な気候としてではなく、日常的な気候として定着しつつあるように感じる。このように自然のまっただ中に身をり 気温:最低 10℃/最高 14℃ 今日はほとんど外に出ないで過ごした。たまにはこんな日もあるし、必要なことだと思っている。天気は朝から曇りがちで見上げれば秋の雲が美しく青空ものぞいている。しかし、陽射しがほとんど差し込まないので「晴れ」とは言いかねる。 一時雨がぱらついたがそれも止んで、結局は今日の天気は「曇り」と言うのが妥当なのだろう。ペンション・サンセットの庭の樹木も少しずつ紅葉を始めた。白樺も黄葉して落葉が始まった。ようやく9月らしい季節感になってきたようだ。 ここ数日は奇妙に温かかったが、今日はだいぶ本来の冷え込みを感じる一日になった。いまでもまだ多くの野鳥がピラタスの丘に生息していて、灌木の茂みに身を隠しながら動き回っている。その上空を鷹や鷲が低く旋回していく。 よく見れば、見渡す景色全体の色味が黄色にシフトしてきたのが感じられる。指標としてはなにもないのだけれど、これは実感だ。吹き抜ける風はもう完全に秋風になっている。陽射しは弱まり、夏のあの威勢の良さは微塵もない。思わず「ひなたぼっこ」をしたくなるくらいのものだ。 パルは気持ちよさそうに熟睡している。シベリアンハスキーだからこの冷え込み、この冷風がとても心地よいのだろう。夏に比べて日中もとてもよく寝るようになった。羽虫や蜂が飛び回らなくなって気に障ることが無くなったのも一因かも知れない。 散歩の時も往年の若犬の頃のように元気いっぱいだ。身のこなしも軽やかに、リズミカルにずんずん急坂を登っていく。彼の走りは馬のギャロップと同じスタイルなので、見ていてもとても優美に感じる。全身が新しい毛でむくむくとしてきたのでその姿もとても愛らしく美しい。 ピラタスの丘ペンション村ではコスモスが満開になり、マツムシソウが咲き乱れる季節になった。ここには「残暑」なわしくは白樺湖のホープロッジ乗馬牧場のHPを参照されたい。ペンション・サンセットからクルマで15〜20分ほどだ。 9月は陽射しが温かく、夏のように強烈ではないのでオープンカーでのドライブにも最適だ。別にオープンカーでなくても、窓を全開にして走ればまさにオープンエアードライビングになる。日中は風もそんなに冷たくはないから心地よいドライブを満喫できるだろう。もちろんビーナスラインを美ヶ原まで走って松本か小諸に下るコースがおすすめだ。全行程ノンストップだと2時間程度。途中でクルマを止めてゆっくりするなら3時間程度かな。とにかくおすすめ、最高ですよ。 蓼科湖はいまアキアカネ(赤とんぼ)が大量に飛んでいて、写真に写り混んでしまうのでシャッターを切るタイミングが難しい。コスモスが満開でとても美しく華やかな雰囲気だ。水面に映り混む森や山や空や雲が、まるで英国の風景画のようだ。秋の蓼科にいらしたら、是非空を見上げてほしい。じつに芸術的な、神々の絵画がそこに描かれているから。 今夜もぐっと冷え込んで、キーボードをタイプする音の他はなにも聞こえない。耳の奥からきーんと言う音が聞こえてくるほどの静寂がピラタスの丘を支配している。..." dc:creator="" dc:date="2006-09-24T23:58:49+09:00" /> -->

2006年09月24日

3508 乗馬とドライブと空に描く絵画

があいかわらずものに対するこだわりがひと一倍強いと言うことだ。モノひとつひとつにたいしてきちんと一家言あるのだ。自分でも驚くほか無い。だから、レビューはいくらでも書ける。まあ、内容やそのレベルを問われなければ、という注意書きが必要だけれど。

同様に、ペンション・サンセットでお出ししているお料理やパンやヨーグルト、その素材や調味料や調理法そして厨房で使用する道具に至るまで「一家言」持っているのだと言うことに気づいた。こだわりを持つことは悪いことではないけれど、いきすぎるとそのプラス面を台無しにしてしまうことを僕は学んだから、そうならないようにセルフコントロールに気をつけなければならないと思っている。

2006年09月27日

3511 100万アクセス間近

3512 港に休む帆船

晴れ 気温:最低 6℃/最高 15℃

久しぶりに朝寝坊した。この時節のピラタスの森は本当に静かで、耳ざといシベリアンハスキーのパルでさえ、つい寝過ごしてしまうほどなのだ。寝室に面した庭にいる彼が寝坊すると、外からは何の物音も聞こえず、しんとした夜明けのような気配だけがあたりを支配する。庭の樹木に遮られて窓に直接陽射しが入ることがないので、カーテンを開けてみないことには今が何時なのかもわからない。

風の音、葉擦れの音、野生動物の発するかすかな気配、ボイラーが止まったときにすることんと言う配管の音。眠りを妨げる音はなにもない。穏やかなゆったりした時間が流れてゆく。ピラタスの丘の時間はそのようにゆっくり流れるのだ。

お客様のいらっしゃらない日のペンションは港で休む帆船のようだ。帆を下ろし、埠頭にもやって、しずかに息を潜めている。船体を打つちゃぷちゃぷという小波の音だけが、いまも時間が進行しているのだと告げる。ひゅーひゅーという風の音だけが、来るべき航海を予感させる。大きな帆いっぱいに風を受けて力強く外洋を進んでゆく巨体を思う。

小さな野鳥が犬舎の前で抜け落ちたパルの夏毛を収集している。この時期にいったいなにに使うのだろう。コガラは一年中ここに生息しているから、越冬に備えていまからこの暖かな毛を集めているのかも知れない。その向こうの木の下で、パルはぐっすりと眠っている。小鳥にはまったく関心がないようだ。

深い夢から覚めて僕はそのような平和な情景を観ている。深海からゆっくりゆっくりと浮上するように僕は目覚める。海面から差すほのかな光を全身で感じ、やがてそれは現実の光として視覚で捉えられ、はるか頭上で海面の揺らめく光の反射を観る。と、突然僕はここにいる。

夜床につくと、この反対のプロセスが反復される。そのように入眠し、そのように覚醒する。それがピラタスの丘の「アフターダーク」の習わしだ。夜行性動物はいるが、夜行性人間は存在しない。また、そのような人間が息づける街の明かりも、また存在しない。

2006年10月02日

3516 インターネット回線速度20MBに

雨 気温:最低 7℃/最高 10℃

10月2日(月)、いつも使っているCATV回線のインターネット接続速度が上がった。回線側に何らかの改善がなされたためなのか、昨日僕の Power Mac G5 を | | トラックバック (0)

2006年10月05日

3519 秋の雨音

曇りのち雨 気温:最低 8℃/最高 13℃

朝のうち曇り空だったが、昼前には雨が降り出した。土砂降りでは無いが始めから本降りになった。高原の雨はきれいだから、雨が降るほどに屋外駐車してあるクルマがきれいになっていく。ペンション・サンセットの敷地内のアプローチの砂利道や駐車場に降り積もった紅葉を打つ雨音、樹木の葉を打つ雨音がぱたぱたさわさわと聞こえる。

この季節の雨はそのように清冽な印象がする。雨の日の午後を過ごしながら「なんだかすごく静かね。」と妻が言う。そうなのだ、雪降る夜の次に静かなのだ。特にこの季節の雨降りの午後は、何もかもが眠り込んでしまったような静寂に満ちている。森に降る雨はそもそも静かなものなのだけれど。

中庭の犬舎のなかでシベリアンハスキーのパルが熟睡している。夜中は最近特に野生の鹿が徘徊しているので、おちおち眠っていられないから、明るいうちに安心してゆっくり眠っている。風も無く、樹木も揺れない、雨はまるで定規で引いたようにまっすぐな軌跡を残しながら空から地表へと降り続けている。

まるで時間が止まってしまったような錯覚に陥る。どこからともなく、いや、僕の頭の中からか耳の奥からかきーんという音が聞こえてくる。自分の呼吸する音がはっきりと聞こえる。二重ガラスの向こうの景色は一幅の絵画のように色鮮やかで癒しに満ちている。

その一方でこの景色はどこか心うきうきするものを感じもの以外の何ものでも無いようなので、夜間窓の外に多少の光があることは安心につながるのかな、とも思っている。そのあたりはお客様のご意見を聞きながら考えていきたいと思っている。ここはとんでもない山岳部だから、またペンションがたくさん建っている別荘地だから治安はとても良く、これまで事件らしきものは皆無だけれど、まあそんなことで、試しに夜間照明を実施しているしだい。

蓼科はすでに紅葉シーズンにはいっているので、これから11月上旬いっぱいはいついらしても紅葉をめでることができると思います。今年の紅葉はしなやかで虫食いも無く色味も鮮やか、ここ数年の中でも格別に美しいので是非ご覧いただきたいのです。

2006年10月07日

3521 ふくろうが私の名を呼ぶ

雨のち晴れ 気温:最低 4℃/最高 7℃

カナダの西海岸でユースホステルを経営なさっている方からメールをいただいた。「ふくろうが私の名を呼ぶ」と言う小説を検索していてこのサイトに出会ったとのこと。まさにこの小説の舞台になったあたりにお住まいなのだ。

書いた本人がすっかり忘れていた。で、Google(TM)のサイト内検索を利用して探してみたら以下の文章が出てきた。11年も毎日書いていたらどこにどの文章があるかなんて自分でもわからないよ。それにしても、しっかりと書いての「嘔吐」「存在と無」、そしてあのフランツ・カフカ。ご想像通りぼくにはドラッグなんて必要なかった。この読書体験のほうがよほど強烈なドラッグ的体験だったから。「実存主義」「不条理」という名のドラッグね。

カフカの言葉にすべては凝縮されている。

『ぼくは、自分を咬んだり、刺したりするような本だけを、読むべきではないかと思っている。もし、ぼくらの読む本が、頭をガツンと一撃してぼくらを目覚めさせてくれないなら、いったい何のためにぼくらは本を読むのか? きみが言うように、ぼくらを幸福にするためか? やれやれ、本なんかなくたってぼくらは同じように幸福でいられるだろうし、ぼくらを幸福にするような本なら、必要とあれば自分で書けるだろう。いいかい、必要な本とは、ぼくらをこのうえなく苦しめ痛めつける不幸のように、自分よりも愛していた人の死のように、すべての人から引き離されて森の中に追放されたときのように、自殺のように、ぼくらに作用する本のことだ。本とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない。』(親友オスカー・ポラックへの手紙 1904年1月27日)

いまインターネットで『カフカ』で検索をかけると「海辺のカフカ(村上春樹著)」関連のサイトばかり出てきてしまうのは、まあいたしかたないでしょう。で、多少カフカを知りたい方のためにこのサイトをお勧めしておきます。

ぼくの読書体験を書き始めたらそれこそ「ネバー・エンディング・ストーリー」になってしまうのですが、今後少しずつ思い出しながら書いていこうとは思っています。大学時代だけで3,400冊読破したことはいささかばかげているとぼく自身思うのですが、その体験がいまのぼくの精神的骨格の形成に少なからぬ影響を与えていることは否めません。学問(勉強?)とジャズ(リスニング&演奏活動)と目がつぶれそうなほどむさぼり読んだ無数の書物のインクと紙の匂いこそぼくの激情と夢と孤独に支配された青春でした。


------------------------------(23時)

★★★

さて、現在の僕に戻る。

今日はひきつづき風が強く(台風は消えてなくなっちゃったのに)、ロープウエイも運休。午後になってようやく収まってきた。昨日収まったように見えたのは一 xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"> -->

2006年10月11日

3525 その思いを手放すのだ

雨 気温:最低 5℃/最高 10℃

Everything's gonna right! そう思いたいけれど、性分なのかついついいろんな心配事を抱え込んでしまう。そんなだからサラリーマンというかビジネスマン落第だったわけさ。もっとひらりひらりと世渡りできーは時代の要請でもあるから積極的に改善を図っています。特に最近は野生の鹿が敷地内に入り込んだりするので、夜通し建物周りを照明する必要があるので、省エネは必須なのです。出入り口周りは低誘虫の波長の黄色い電球を使い、それ以外は「光害」とならないように照射範囲の狭いスポットライトタイプのレフ球を使っています。そのどれもがいまや電球型蛍光灯で提供されているのだから、これを使わないては無い。 経費節減という観点からはどうでしょうね、電球型蛍光灯は白熱球の10倍近い値段で寿命が4〜5倍ほどですから、節電できた分を加味してもさほど大きなコスト減にはならないかも知れません。しかし、使用後の電球の処分や消費電力の削減という側面を見ればとても環境に優しいのでは無いかと考えています。 ということで、光の波長の微妙なニュアンスが大切な芸術作品やライトアップは別として、実用に供する明かりに関しては僕は積極的に蛍光灯化をすすめています。実際よく見てみれば高級なホテルでもレストランでも意外な場所にこの電球型あるいは電球色(白熱灯の色味の)蛍光管が代替電飾として利用されていることに気づくことでしょう。 この蛍光灯もやがてすべて高光度・高輝度LEDに取って代わられるのも時間の問題でしょう。そうなると白熱灯はもはや芸術や趣味の明かりとして認識されるようになるのでは無いかと思っています。個人的には白熱灯の光がとても好きなのですが、用途と光のニュアンスを勘案して使い分けているしだいです。 お客様はペンション・サンセットではご家庭でよく行っておられるようにまめに電灯を消す必要はありません、いやむしろ消さないでいただきたい。蛍光灯はその特性上、点滅が寿命を縮める最..." dc:creator="" dc:date="2006-10-12T23:03:17+09:00" /> -->

2006年10月12日

3526 と、ぼくは想っている

晴れ 気温:最低 6℃/最高 12℃

今日は -->

2006年10月13日

3527 Oh My Love

晴れ 気温:最低 3℃/最高 12℃

久しぶりに聴く John Lennon の歌声。しんと静まり返った秋の夜に波紋のようにひろがってゆく。

Oh My Love

Oh my love for the first time in my life,
My eyes are wide open,
Oh my lover for the first time in my life,
My eyes can see,

I see the wind,
Oh I see the trees,
Everything is clear in my heart,
I see the clouds,
Oh I see the sky,
Everything is clear in our world,

Oh my love for the first time in my life,
My mind is wide open,
Oh my lover for the first time in my life,
My mind can feel,

I feel the sorrow,
Oh I feel dreams,
Everything is clear in my heart,
Everything is clear in our world,
I feel the life,
Oh I feel love.

(C) Written by: John Lennon & Yoko Ono


バッハのどのアリアよりも素晴らしい。僕が言うべきことは何も無い。ジョンのアルバム「イマジン」に収録されているので、機会があったらぜひ耳を傾けて欲しい。

2006年10月20日

3534 iTunes Music Store 初体験

曇りのち晴れ 気温:最低 6℃/最高 9℃

(1)↓↓冗長度を下げようと思ったり。↓↓

やはりみなさん忙しいのだ、朝から晩までケータイやってるし、ゲームやんなきゃいけないし、もちろん仕事は超忙しいし。要するに世の中全部「みんなひとの話しぜんぜん聞く気ないし〜」状態なのだ。

数日前にこのホームページは「冗長度(redundancy)」が高いのだ、と書いた。わかりやすく言っちゃえば、意図的に「くどく」書いてあるのだ。それは「念押し」というニュアンスなのだけれど、はっきり言ってあまり効果はないようだ。「みんなぜんぜん読んでないし〜」ってことで。

これはミスマッチというほかない。ということで、今後はこのホームページも「冗長度」を下げていく方向に持って行こうと考えている。

ちなみに(科学的に測定したわけではないけど)現在の冗長度は70〜80%以上だと思われる。どうせやるなら冗長度25%ぐらいで、「ほんと、真剣に見ないとダメなのね」的なものにしたいという欲求が高まってくる・・・これはやばいかも。

このわくわくした心境、これはかなりあぶない。(^_^;)


(2)iTunes Music Store 初体験。

iPod の爆発的普及と同時に大ヒット中の iTunes Music Store (ITMS) を初めて利用した。MP3 フォーマットでこの価格はどうかな、とずうっと思っていたのでなかなか利用する機会がなかったのだけれど、やってしまった。なんだかふらふらっと「購入する」ボタンをクリッもと、じつに不思議な体験をすることになったわけです。

感動したというのともちょっと違う、いったいなんだろう、とにかく胸がジーンと熱くなってきたのです。40年来のモダン・ジャズ愛好家なのだけれど、巨匠3人の熱い鉄を打ち合うようなインタープレイに背筋がぞくぞくしてきました。それはまるで60年代のマイルス・デイヴィス・クインテットのライヴ・アルバムを聴くときのような静かで熱い興奮です。音楽にジャンルは関係ないとあらためて確信した出来事でした。

「海辺のカフカ」で喫茶店のマスターが語ったのはこちらの演奏、そして作中のホシノ君が購入して聴いた「心温まる」ほう の「大公トリオ」はおそらくカザルスの演奏なのだと思います。そちらも是非聴いてみたいと思っています。

改めて思ったのですが、やっぱりクラシックは管球式のアンプでタンノイのスピーカーを鳴らして聴くのが個人的には理想ですね。暖かで柔らかなその音色はきっとこの演奏をもっとふくよかに響かせさらなる感銘を与えてくれるに違いない。

なんてことを書きながら、なんとなく最近スノッブな語りになっているなあと感じるのです。それは自覚しているのです。ただ、どうしてそうなるのかがわからない。もしかしたら、自発的にある種のフィルターをかけて書いているせいかもしれません。

自主規制しすぎると「心ここにあらず」という状態になってきてしまうみたいで、これはいけない。かといって傲慢無礼にとられるような文体や調子になってしまってもいけないし。技術的な問題を別としてもまずは人間を磨かないといけないのでしょう。僕のような未熟者はひとの何倍もその点では努力しないといけないのだといまさらながら反省しています。

ここまで書いたところで雨音に気づきました。天気予報では午前0時過ぎから雨のマークになっていたので油断していました。明日すぐにクルマを使えるように車体カバーを外しておかなければならないのでした。ようやくカバーを収納した頃から急激に本降りになりました。しばらく雨が降っていなかったので、サイクルから考えると予報どおり明日、明後日は雨がちになるのでしょう。

昨日から落葉が本格的に始まって、処理しても処理してもあっという間にもと通りの「落ち葉の絨緞」に戻ってしまいま言い続けたいからです。 何でもかんでも「手っ取り早く」という風潮に異議を唱えたいからです。逼迫したニーズが..." dc:creator="" dc:date="2006-10-23T23:23:13+09:00" /> -->

2006年10月23日

3537 どうかもうこれ以上急がないで

曇りのち雨 気温:最低 6℃/最高 14℃

朝、雨は止んでいました。予報どおり日中は曇り空になりました。午後4時過ぎにふたたび雨が降り始めあっという間に本降りになりました。これは天気予報よりちょっと早かった。今日はちょっと憂鬱です。僕のペンションのコンセプトが時代のツボを外しているような気がするからです。

ツボを外しているからと言って、これは僕の生き方の問題なのでおいそれと変更するわけにはいかないし、ペンションを純粋な商売とは考えたくないので、そういう観点からはどうしようもないのだけれど。やっぱり集客のためのホームページはプロに頼んでお客様受けの良いものに徹したほうがいいのではないかと思い始めています。

なにを書いても、なにを語ってもなにも伝わっていないような気がしてきています。パワーポイントで作ったプレゼンテーション資料みたいなホームページのペンションの方が集客実績が高いように感じるのです。そのほうが効率的に集客できているように感じるのです。

みんなものを考えなくなってしまった、少なくとも考えるひとの絶対数が減ってきているのを実感しています。ペンション選びなんてホームページを開いて上っ面をさらっと眺めて感覚的にそのような理念を持ってペンションを始めました。自分自身が「ラッシュライフ」のまっただ中で疲労し疲弊してしまった1人ですから。秒単位の生活、一日に20時間以上働く生活、休日のない人生を20年近くも送った人間ですから、そのことが痛いほどわかるのです。

だからどうかもうこれ以上急がないでください、身近にありながら気づくことの無かった様々なものに気づき、それをじっくりと味わってほしいのです、自分の呼吸する音が聞こえるほどの森の静寂とゆったりとした時間の流れに身をゆだねて本来のご自分を取り戻していただきたいのです。

それだけが僕の後半生の願いです。

2006年10月26日

3540 高原部の紅葉が見頃

晴れ 気温:最低 2℃/最高 11℃

奥蓼科・横谷峡の紅葉紅葉の第二段階にはいりました。これまでは山岳部の紅葉が見頃でしたが、これからは高原部の紅葉が見頃です。蓼科高原は標高2500mから標高1000mあたりまでと標高差がとても大きいので、紅葉は1ヶ月半以上にわたって楽しむことができるのです。

ペンション・サンセットでは四季折々の旬の野菜を中心にメニューを考えているので、これからの季節は(夏の葉物野菜に対して)「根菜」が中心になってきます。夏の野菜は「身体を冷やす」働きがあり、これからの季節の野菜は「身体を温める」働きがあるといわれています。自然界というのはとてもよくできていますね。

現在紅葉は標高1500mから1300⦆し、手袋をしていても指先がじんじん痛みました。水たまりの氷を踏んで割ったり、10センチもあろうかという霜柱を踏んだりしながら通学したものです。いまはとてもそんな気候にななりませんけれど。そんな季節途中でおじさんが落ち葉焚きなんかしていようものなら徒党を組んであたりにいったものです。 そのかぐわしい香りとなんとも言えない暖かさは「幸福」そのものでした。あの頃の子供の世界はじつにのどかだったのかも知れません。いま改めてあの時代を振り返ってみれば、大人の世界では一触即発のじつに危機的な米ソ冷戦時代だったことを知ります。 今日も一日とても良いお天気でした。空には美しい筋雲がかかり、透明な青空との対比が感動的でした。紅葉はますます盛んになり、陽射しは温かく、夕陽は鑑賞に堪える荘厳さを見せています。それもこの寒気があるからこそのもので、これで気温が生ぬるかったら季節感が狂ってしまうというものです。 新しいコンセプトのホームページ作りも順調に進んでいますが、さすがに根を詰めすぎたのか今日はなんだかがっくりと疲れが出てきてしまいました。ついつい詳細に書いてしまうので、はっと気づいて簡潔に書き直すというこれまでとは正反対のことを繰り返しています。 あらためて、時代は「簡潔を善しとする」のだということを実感しています。しかし「広告は誘惑なのだ」という部分についてはどうもうまくできません。まさに「紺屋の白袴(こうやのしらばかま)」なので、おもわず笑っちゃいます。前にも書きましたが僕は広告キャンペーンのプレゼンテーターだったのです。 今年の紅葉は息が長くて、11月いっぱい高原部でも楽しめそうです。みなさまのお越しをここ蓼科でお待ちしております。..." dc:creator="" dc:date="2006-10-28T22:56:21+09:00" /> -->

2006年10月28日

3542 時代は「簡潔を善しとする」のだ

晴れ 気温:最低 0℃/最高 11℃

秋の雲 -->

2006年10月29日

3543 新しいホームページ

曇りのち晴れ 気温:最低 6℃/最高 14℃

秋ですね、って秋に違いないのですが。今年は一気に落葉しないので、もうすぐ冬がやってくるのだという雰囲気がまだ感じられないでいます。気温も全体的に高めで、いまだに氷点下になっていないし。それでも、11月に入ったらクルマのタイヤをスタッドレスに交換する習慣です。

雪が積もって滑り止めが必要になるのは12月からなのですが、あまり寒くならないうちに交換しておいた方が楽だからそうしています。寒風吹きすさぶ気候の中でランドローバーの大きくて重たいタイヤを交換するのはとても大変なのです。

今年は新しいスタッドレスタイヤに交換するタイミングなので、どのメーカーのどのタイヤージだけのことではなく、ペンションとしてのステップアップも含めて。 新しいペンションご案内ページについて(言葉の正しい意味において)ご評価いただければさいわいです。特にリピーターのみなさま、よろしくお願いいたします。「ホームページだけのリピーターの方」にもよろしくお願いいたします。..." dc:creator="" dc:date="2006-10-30T23:49:42+09:00" /> -->

2006年10月30日

3544 新しいペンションご案内ページ完成

晴れ 気温:最低 2℃/最高 11℃

今朝再び冷え込みました。昨日が暖かだった分、とても寒く感じましたが、日中はぽかぽかと陽射しが気持ちよかったです。構想から6日目にしてようやく新しいペンション・サンセットのホームページ(ペンションのご案内のページ)がアップできました。

まだまだ30%の出来ですが、ホームページは日々進化成長していくものだという信念から公開しました。まあ、既存のサンセットのサイトはたった1ページのホームページから始まって現在のような大きなもの(120MB)に成長してきたわけですが、これからは簡潔さを常に念頭に置いた成育を目指そうと思っています。

「情報の見せ方」とでもいうべきものを学習し、洗練していきたいと考えています。開設11年目を迎え、100万アクセスを達成したいま、ステップアップのタイミングがやってきたのかも知れません。ホームページだけのことではなく、ペンションとしてのステップアップも含めて。

新しいペンションご案内ページについて(言葉の正しい意味において)ご評価いただければさいわいです。特にリピーターのみなさま、よろしくお願いいたします。「ホームページだけのリピーターの方」にもよろしくお願いいたします。

2006年11月01日

3546 落葉松の紅葉

晴れ 気温:最低 0℃/最高 8℃


11月にしては冷え込みが緩いように思われます。10年前だったら氷点下8℃なんて言う日が続いたものです。しかしさすがに朝晩はオーナーズルームでも断続的に暖房を入れるようになりました。その一方で「寒いの大歓迎」のシベリアンハスキーのパルはますます元気いっぱいです。早く雪が積もらないかなあと言うのが彼の願いでしょうね。

そんなに早く雪にこられたらこちらはたいへんなので、11月は来るべき冬との競争になります。冬支度とでも申しましょうか、雪が積もるまでにやっておかなければならないことがそれこそ頭が変になりそうなくらいたくさんあるのです。

まあそれはそれとして、紅葉の見頃は湖沼部では今週末が見納めになるかも知れません。来週はさらに標高を下げて標高800〜1000mあたりがきれいではないかと思います。同時に山岳部では落葉松の紅葉が美しい季節になります。東山魁夷画伯の描いた絵画のような風景を堪能できます。

本当に信じられないほど空が澄み切っていて真っ青で、まるで空から海の底を覗いているような錯覚に陥るほどです。毎日あたりまえのように繰り返される夕景はまさに絶景で、夜は美しい月明かりのもと遠くの山並みまで見通すことが出来ます。もちろん満天の星です。

森の靁えばアーネスト・ヘミングウェイの短編小説はまったく無駄がない。そのシャープさはまるで鋭利なナイフのようである。"The Killers"という作品を原書で一読してみれば僕の言っている意味がわかる。 僕は誤解を避け理解を深めるという大義名分を振りかざしてあまりに冗長な方向に走りすぎたのかも知れないと反省している。そもそも言葉数の多い方ではなかったので「冷たい人間だ」と周囲から誤解されることが多かったから、いつのまにか意識的に言葉を多く発するようになったのかも知れない。 それが僕の冷たい印象を和らげてくれるのではないかと。僕を知る人は僕を冷たい人間だとは思っていない。そんなことを言うと笑われてしまう。もし僕が冷たい印象を与えることがあるとすれば、僕の心のかたち(Shape of My Heart)に問題があるのかもしれない。 昨夜から今日一日は落葉松の落葉が一気にすすんだ。なにもかもがブラウンに色づいた落葉松の針葉に覆い尽くされた。ラウンジからの眺めは英国の風景画家フランクの絵のようにみえる。この日記を読むひとは今日の蓼科の様子をもっと知りたいのだと思うけれど、僕は書かない。僕は冷たい人間ではないが、多少意地の悪いところのある人間なのだ。..." dc:creator="" dc:date="2006-11-06T22:47:14+09:00" /> -->

2006年11月06日

3551 簡潔と冗長

曇りのち雨 気温:最低 1℃/最高 10℃

新しいペンションご案内ページ」をアップロードしてから1週間が経過した。だいぶご覧いただけるようになったことが、データ解析で見て取れる。このようなFLASHとJava Scriptを使用したホームページがたとえばTV番組の公式HPなどでは以前から主流になっている。

動きがありインタラクティヴであり簡潔かつヴィジュアルでわかりやすい。情報の深さを追求せず、要点がきちんと押さえられている。「過ぎたるは及ばざるがごとし」というのが時代のトレンドなのだろう。確かにこれは一理ある。

文章も同様なのかも知れ㿅要だったのです。

このサイトは、白樺湖池の平ホテル、マリー・ローランサン美術館とほぼ同時期に開設された蓼科高原で最初の「ホームページ」です。味の素やトヨタ自動車のホームページがまだ存在しなかった頃の話しです。その当時からホームページからの宿泊予約が出来たのがひどく珍しがられ、ホームページで予約してみたいがためにサンセットにお越しになったお客様も多かった。(^_^;)

もっともシステムエンジニアとかIBMとか新日本電気とかIT関連企業の方ばかりでしたけれど。逆に言えばそのような方しかまだインターネットを日常的に使っていなかったと言うことです。白書によれば当時のインターネット利用者数は約510万人だったということです。それが昨年では7000万人を越えています。

時代は大きく変わりました。インターネット界も変わりましたが、世の中そのものが大きく変わりました。ケータイが爆発的に普及し、「ゲーム脳」が人間の思考形態を変化させ、「グローバリズム」という名の市場原理主義が経済を支配し、勝ち組負け組が出現し格差社会化が進み、われわれ人類が平和と繁栄を謳歌すると想像していた21世紀は文化衝突とテロの時代であることが明らかになりました。

そのような枠組みでものを考えるとき、こんなところでオレはいったいなにをやっているんだと思うこともあります。標高1800m近い山の上で仙人みたいな生活を送っているわけですから。もちろん霞を食って生きていくことは出来ませんから、ビジネスとして生業のペンション経営を成立させることに腐心もしています。

長くなっちゃいました。そんなことでいま改めて、自分が「いま、ここに、ある」ことの意味を問い直しているところです。このホームページになにがしかの混乱が見られるとしたならば、そのような個人的事情によるものです。ご容赦下さいませ。

3556 初心

雨 気温:最低 3℃/最高 7℃

未明からの土砂降りの雨の音で眼が醒めました。ことことという雨だれの音がします。予報どおり今日は悪天候なのだと思いました。起き出してラウンジの窓から外を見るとそんな激しい雨の中でも野鳥たちはいつもどおりにえさをついばんでいました。

雨雲の彼方の太陽が八ヶ岳の稜線から顔を出す頃にはその光であたりは明るくなり、雨脚も弱まりました。そのかわりに風が出てきました。日が暮れて宵の頃には嵐のような強風が吹きすさびました。まさに荒天とはこのようなものなのだと思いました。

天気概況では明日の昼頃から晴れ間がのぞきそうです。

それはさておき、日記のことも新しいホームページのことも気にしないことに決めました。これまでの10年余に比べたら文字通り一瞬の期間しか経過していないのですから。良いものなら残るし、そう、滑り出すのは早めでもそのあとのコントロールがしやすいタイヤの方が相性が良いのだ、個人的には。

シベリアンハスキーのパルはぐっと冷え込んできたのでますます元気だ。ものすごく快適そうに過ごしている。もっと寒くなって氷点下20℃ぐらいになるとベストなのだけれど、というのが彼の感覚なのだ。そして一面に2mほど雪が積もって吹雪いてくれたら言うこと無しって感じの犬種なのだ。

パルにとっては最高の、僕らにとっても最高の、しかし過酷でもある冬という季節がもうすぐやってくる。

2006年11月28日

3573 資本原理主義

雨のち曇り 気温:最低 3℃/最高 7℃

ようやく雨は上がったが、さんさんと降り注ぐ陽光はない。麓から見るとピラタスの丘のある山の上はすっぽりと雲をかぶっているのがわかる。ここは文字通り別世界なのだ。ステイン塗り立てのテラスの床も弾かれた雨水が乾いていない。

この高温では雪の気配は全くない。森はいまだに秋の気配を残したままたたずんでいる。いささか当惑しているかのように。風が吹き抜けるが、空っ風ではない。それどころか濃密な湿度を感じる。これで気温が下がればいつ雪が降ってもおかしくない。

これまである意味で迷dex.php#000108" dc:subject="ペンション サンセット" dc:description="晴れ 気温:最低 - 5℃/最高 2℃ さて、今日はかなり冷え込んだ印象でした。が、最低気温は氷点下5℃で、じっさいはたいした冷え込みではなかったわけです。本来ならば氷点下10℃以下になってもおかしくない時節です。そのせいか、蓼科の森や湖はいまだに秋の気配を残してたたずんでいます。 とはいえ、昨年もちょうど今頃はこんな感じで気象庁も今年は暖冬で雪が少ないなんて言っていましたが、じっさいは12月半ばにいきなり「どか雪」が連続して降って、「大雪雪害対策本部」が出来たほど雪が多いシーズンになりましたからね。スキーヤー、スノーボーダーのみなさまは、もうちょっと様子を見てやってくださいまし。 それはさておき、今夜からペンション・サンセットはケータイからも宿泊予約できるようになりましたよ。ホームページの「携帯版HP」というリンクをクリックするとご案内ページにすすみます。直接リンクはこちらです。パソコンからと同様に「料金見積」を見てから速攻で「予約」できます。 ただし、いまのところ「ケータイ版」では、承りが大人の方だけなのと、プランの種類がパソコン版より少ない現状です、ご容赦下さいませ。様子を見ながらプランの数を増やし、お子様対応を進めていきたいと考えております。 今後ともお客様の利便性(ユーザビリティー)と顧客満足度を高めてゆく所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。..." dc:creator="" dc:date="2006-11-30T22:53:09+09:00" /> -->

2006年11月30日

3575 携帯からも予約可能に

晴れ 気温:最低 - 5℃/最高 2℃

さて、今日はかなり冷え込んだ印象でした。が、最低気温は氷点下5℃で、じっさいはたいした冷え込みではなかったわけです。本来ならば氷点下10℃以下になってもおかしくない時節です。そのせいか、蓼科の森や湖はいまだに秋の気配を残してたたずんでいます。

とはいえ、昨年もちょうど今頃はこんな感じで気象庁も今年は暖冬で

2006年12月10日

3585 温泉とホスピタリティー

晴れ 気温:最低 - 7℃/最高 1℃

晴れ一時曇り一時みぞれ、というのが今日の天気でした。ピラタスの丘の景色はまだ「冬ざれた」印象はありません。晩秋の趣を残していて、12月の中旬という感じはしません。まあこれで雪がどかっと降り積もれば一気に「冬景色」ということになるのですが、いまはそんな風情がしています。

この時期のピラタスの丘はひとびと(住人)の活動を別にすれば、しんと静まりかえって、まるでひとけが感じられない。まるでどこか知らない国の大自然のまっただ中に来てしまったような感覚がします。自然の息吹がもっとも強く感じられる季節かも知れません。

日が暮れると気温は氷点下7℃までさがり、スキー場の方角からは元気の良いスノーマシンの音がかすかに聞こえてきます。この気温ならものすごく良い人工雪が作れます。このままこの気候が続けば、天然雪が降らなくてもたっぷりの人工雪でスノースポーツが楽しめることでしょう。当地の人工雪は天然のパウダーと虫眼鏡で見比べても素人にはちょっと見分けが付かないほど質がよいのです。

---

う〜ん、「文は人なり」というけれど、やっぱりこの文体は僕にはなじまないようです。いま現在の僕の文体で書くことにするね。

---

先日痛めた腰はどうやら「ぎっくり腰」だったようで、我が家の人工温泉でじっくり温まっていたらかなり良くなってきました。恐れていた椎間板ヘルニアの再現でなくてよかった。それはそうと、この「天然温泉」ブームのさなかに僕は今年「人工温泉の装置(かなり高額)」を入れ替えました。

天然の鉱石を利用してこの八ヶ岳のミネラルウォーター(伏流水)を「温泉化」すると、ものすごく良い感じの温泉になることを知っているからです。それに最近TVでも報道され始めたけれど、鉱石を厳選することによって立地にとらわれずにお望みの種類の温泉を作り出すことが出来ることから、ふたたび「人工温泉」の良さが見直されているとのことです。

タンクローリーで天然温泉を運び上げて週1回浴槽に張るという方法もあるのだけれど、とにかくその価格が常識外れにばかっ高いのですね。業者さんには業者さんなりの言い分があると思うけれどぶちまけたようになった。こうなるとスタッドレスタイヤでないと危ない。

いまだ本格的な積雪、凍結路面を走っていないので今年履き変えた ミシュラン・ラティテュード X-ICE の性能は評価できないでいる。水気の少ないアイス路面ではブリヂストンDM-Z3ほどではないがけっこう良くグリップする。積雪路面でも同様。

ただ、今日のような状況では、排雪・排水性能がブリヂストンに比べて圧倒的に優れていることが確認できたが、最終的な路面グリップ性能についてはよくわからなかった。まあ、つるっとすべることはなかったけれど。

いずれにしてもこれまでのスタッドレスタイヤとはコンセプトが異なるタイヤであるということはよくわかった。「しっかり感」はここまで気温が下がると、まさにサマータイヤと寸分違わない印象になる。ふつうのマッド・アンド・スノータイヤを履いているときと何ら変わらない。

いままでのところなかなか良い選択だったと満足している。これが積雪量がピークに達する1月以降、またアイスバーンの上に水がしみ出す3月の最悪のコンディションでどのような印象に変わるかが楽しみでもある。

---

さて、昨日は少し重い文章を載せたけれど、かつてこの日記はそんなことばかり書いていた時期があるのだ。そのとき書きたいことを書くというのがポリシーだから、多様な文章がアーカイブされていくことになる。いま現在何の意味もなくみえる他愛ない内容でも、数年の時を隔てて読み返してみると自ら刮目させられることも少なくない。

だから、あまり余計なことは考えずにひたすら書き続けようと決心したわけだ。「意義」を考えずに「いま」を書くのだ。とにかく書き続けることが自ら与えた僕の使命であり望みである。

3591 P.サンセットのHPの進化

晴れ 気温:最低 - 3℃/最高 1℃

急速なインターネットの普及と予約サイトや宿のホームページの充実によって、どこもオンライン予約が可能となり、お客様の宿泊予約のスタイルも急激に変化したように思われます。お客様はかつてとは異なって、かなり正確に宿の空室状況や混み具合をリアルタイムで知ることが出来るようになったことがもっとも大きな変化でしょうか。

そうした意味でお客様の利便性は大幅に拡張されたと言えます。そのために、よほど混み合う日程を除いては数ヶ月も前に予約を入れなくても、様子を見ながら日程を調整できるようになったことと思います。これを宿側から見ると、直近のご予約の急激な増加ということになります。仕入や(大きなホテルなどでは人員確保や)準備を長期的に見通しにくくなったとも言えます。

即対応能力が問われているようにも感じます。ペンション・サンセットもその方向性で進化してきました。前日、当日などの直近予約大歓迎です。「オンライン自動予約システム」でも「ケータイ版自動予約システム」でもご予約になれますので、ご利用いただければ幸いです。どちらの即決でご予約になれますのでとても便利だと思います。

蓼科ではようやく雪らしい雪が積もり白銀の雪景色になりました。ゲレンデにいくら雪があっても景色が秋景色みたいじゃムードがありませんものね。一同ほっと胸をなでおろしているところです。今年のように積雪の遅いときには、やはり標高が圧倒的に高いピラタス蓼科スノーリゾートが一番快適です。

その証拠に次のようなグッド・ニュースが入ってきました。

みなさまのお越しを楽しみにお待ちしています。

あそびに来てね!(^_^)b

--

           ピラタス蓼科スノーリゾート

   
     12/23(土)ロープウェイ山頂コースオープン決定!

● 運行時間 | | トラックバック (0)

2006年12月27日

3602 雪のち曇り一時雪

雪のち曇り 気温:最低 - 3℃/最高 1℃

ブログにはブログ専門の検索エンジンがあるということを初めて知った。このブログの右上にある technorati もその一つだけれど、簡単にエントリーを検索したり、じぶんのホームページやブログへの他のブログからのトラックバックやリンクを知ることが出来るのには 「なるほどね〜」と感心することしきり。

で、このブログはそういう検索サイトに登録したばかりということと、TypeKeyという認証システムを利用していることとで、コメントやトラックバッケ腹まで真っ白です。写真の左上に見える屏風のように横に長いこの山はピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデから望む「北横岳」です、どうですこの雪の積もり具合。道路も一面さらさらのパウダースノーに覆われて、比較的走行しやすい状況になりました。 しかし、朝晩は日中溶け出した水分が強烈なアイスバーンになることがあるので、日陰や道路が黒々としている部分にはくれぐれもご注意下さい。いずれにしても、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤ無しでは当地を走行することは不可能になっています。 昨晩、そして今朝と久方ぶりの除雪作業で全身の筋肉が痛みます。同時に、ああ、ようやく冬がやってきたのだなあという感慨があります。年末年始の繁忙期が終わったら僕も是非ゲレンデに出てこの極上の雪を楽しみたいと目論んでいます。まあ、持病の腰痛と相談しながらですけれど。 今日はご家族連れの目立つピラタス蓼科スノーリゾートでした。キッズゲレンデはスキーデビューのお子様やソリを楽しむ親子でにぎわいました。 ゲレンデもまけずに大賑わい。今日は最高気温が氷点下8℃以下、最低気温も氷点下13℃以下の1月下旬なみの天候だったので、雪質もさらさらのパウダースノーが終日楽しめました。陽射しが温かかったので寒さは感じませんでしたよ。 雪不足といわれ続けてきた今シーズンですが、いっきにシーズンインした感がありますね。こうなるとさてどちら方面に以降かと逆に迷っている方も多いのではないでしょうか。雪質に関しては蓼科高原、特にピラタス蓼科スノーリゾートの雪を自信を持っておすすめします。 光あふれる好天のもと、たくさんのお客様で華やぐピラタスのゲレンデで、みなさまのお越しをお待ちしております。..." dc:creator="" dc:date="2006-12-29T19:57:01+09:00" /> -->

2006年12月29日

3604 また、どかっと雪が積もりました

雪のち晴れ 気温:最低 - 13℃/最高 - 8℃

今日もご家族連れが目立ちましたが、その一方で上のゲレンデは中・上級者のお客様が目立っていたのだ昨日とちょっと違うところでした。雪質はとにかく抜群ですが、今日の方が最高気温が氷点下4℃〜5℃程度まで上がったので2月中旬の気候といったところでした。陽射しは昨日よりも温かくとても快適なコンディでょんになりました。

スキー場から観る蓼科山はじつにきれいです。左に目を転じると穂高連邦、中央アルプス、木曽御嶽山、南アルプスが一望できます。リフトゲレンデの上からはさらに美ヶ原、北アルプスが見通せます。さらにロープウエイの山頂駅からは・・・もういうまでもない絶景が。なにしろ標高2240mですから。

だから僕たちは「夕陽」にこだわるのかも知れませんね。明日の「初日の入り」が美しいものでありますように・・・。(写真右)



いまシベリアンハスキーのパルとの散歩から帰ってきました。午後10時半です。今夜のピラタスの丘ペンション村は大晦日にふさわしくたくさんのお客様で活気に満ちています。各ペンションともイルミネーションや外回りの明かりをすべて点灯して、ペンション村全体がひとつのイルミネーションみたいに見えます。

今年は公私にわたっていろいろなことが一気に起こって個人的にはあまりうれしい年とは言い難かったのですが、運勢に詳しい知人のいうことには来年はとても運勢がよい年だということです。その言葉を信じてがんばろう。

いずれにしても、いまやるべきことをしっかりと見極めてきちんとやって、近い(あるいは遠い)将来のことを想像して(あるいは予想して)思い悩むことはやめよう。日々おこなうべきことをしかるべく行っていこう。

みなさまには本年も大変お世話になりました。ただただ感謝あるのみです。こんな私と私たちのペンション・サンセットですが、末永くご愛顧よろしくお願い申し上げます。とまではいかなくても、まずは来年もよろしくお願い申し上げます。

みなさまにとって、来るべき新年がすばらしい1年でありますように。

2007年01月02日

3608 静かな蓼科

曇り 気温:最低 - 4℃/最高 0℃

お正月三が日の2日目ですが、ピラタスの丘は静かです。隣接するピラタス蓼科スノーリゾートにもペンション村にもたくさんのお客様がいらしているのですが、豊かな自然の中では圧倒的な静けさが勝るのかも知れません。この年末年始もここ数年の例にならって、年末にいらして大晦日にお帰りになるお客様と、元旦にいらしてゆっくりしてからお帰りになるお客様に二分されました。共通するのは年越しは自宅でということのようです。

もちろん、ペンション・サンセットで年越しなさったお客様もいらっしゃいました。このような静寂に満ちた越年というのも一度味わってしまうとやみつきになります。奥様もお料理や何や

2007年01月13日

ということで「蓼科高原日記」のバックナンバーをどんどんブログ版に移植しているところだ。

バックナンバーは約10年分あるので、毎日その日のエントリーをアップするたびにバックナンバー10日分を移植すれば計算上では12ヶ月ほどですべてのバックナンバーの移植が完了するはずだ。問題はそれを日々のルーティンとしてきちんと実行できるかどうかだけれど。がんばるしかない。

この間も書いたけれど、そんな大変なことをやっても得るものは「名誉の部分に起因する精神的対価」にすぎないのは百も承知なのだけれど。それでも、やりたいからやるのだ。じつはそれによって実際的なメリットもありそうなのだ。つまり膨大な「日記=テキストと写真」を管理したりコンテンツとしてオンデマンドでパブリッシュしたりできるようになることが魅力的に思われる。

うちの場合データベースには当初から MySQL を使っているので、そちらのデータを含めたフルバックアップの方法も調べ廻って、一応毎日バックアップも取れるようになった。バックアップをきちんと取れないと、万一のデータ消失時ににっちもさっちもいかなくなっちゃうから。

とはいえ、ぼく自身はいまだに自分が「ブロガー」だとはまったく思っていない。もっと違った定義を支持しているからだけれど。ただの「日記書き」あるいは「雑文垂れ流し者」だと思っている。それでも多少はだれかさんの役には立っているかも知れない。


蓼科に「雪不足」のスキー場なんて無いのだ!

さて、蓼科高原の各スキー場は平年以上の100センチ〜120センチの積雪に恵まれて、12月時点の「雪不足」はすっかり解消されている。このことを「声を大にして」世に訴えたい#/最高 - 4℃ 先日「雨月物語」の最終話「貧福論(ひんふくろん)」のことを書いた。引用部分を読んで、よ〜し、自分もお金を丁重に扱い愛すことが出来ればきっとお金が寄ってきてくれるのだろうと、ちょっとがんばってみようかなどと思ってしまった。が、しかしそれに続く話を読んで「がっくり」きてしまった。 くだんの翁(おきな)=じつは黄金の精の化身=はこう続けたのだ: (承前) 「また、わが身の行いも正しく、他人にも真心を持ちながら、世間のつきあいを狭(せば)められて苦しんでいる人は、天の神の恵み少なく生まれついてきたのだから、いかに精神を労しても、生きている間に富貴を得ることはない。だからこそ、昔の賢人は求めて効果があれば求めるし、求めても甲斐(かい)がなければ求めない。そして自分の好みに従って俗世間から山林に脱出して、心静かに一生を終わる。そういう心の中はどんなにか清々(せいせい)としたものであろうかとうらやましくなってしまうのだ。  だがそうはいっても、富貴の道は技術なのであって、たくみな者はよく富を集め、だめな者は瓦が壊れるより簡単に失ってしまう。一方、われら金銀の類は、人の生業についてまわって、頼みとする主人も決まってはいず、ここに集まるかと思うと、その主人の振る舞いによってはたちまち向こうへ逃げていく。あたかも水が低い方へ流れるようにである。金の動きには夜も昼も往来してとどまる時がない。だから、ただもう閑人(ひまじん)が生業も持たずにいれば、泰山のごとき富もすぐに食い尽くしてしまうだろうし、江海のような富もついには飲みほしてしまうものだ。  何度でも言うが、徳のない人間が財貨を築き上げたりするのは、金の性(さが)と術(わざ)を競う道のことであり、君子たらんとする人は、それにかかわることなくそれを論じない方がよい。時流をつかんだ人が、倹約を守り無駄(むだ)を省いてよく努力すれば、自然に家は富み人も従うようになろう。私は仏教でいう前世の因縁によるということなどは知らないし、儒教でいう天命だという考えにもかかわりはない。全然別な世界で気ままにやっているのだ」という。 はいはい、たしかに清々(せいせい)したこころもちでございますです。(-_-;) 天の恵み少なく生まれついてきたのね。ぼくは賢人であろうはずもないけれど、賢人みたいに生きるのがいいみたい。君子じゃないけど、君子たらんとする人みたい..." dc:creator="" dc:date="2007-01-15T18:35:10+09:00" /> -->

2007年01月15日

3621 山暮らしと「雨月物語(貧福論)」

晴れ 気温:最低 - 13℃/最高 - 4℃

先日「雨月物語」の最終話「貧福論(ひんふくろん)」のことを書いた。引用部分を読んで、よ〜し、自分もお金を丁重に扱い愛すことが出来ればきっとお金が寄ってきてくれるのだろうと、ちょっとがんばってみようかなどと思ってしまった。が、しかしそれに続く話を読んで「がっくり」きてしまった。

くだんの翁(おきな)=じつは黄金の精の化身=はこう続けたのだ:


(承前)

 「また、わが身の行いも正しく、他人にも真心を持ちながら、世間のつきあいを狭(せば)められて苦しんでいる人は、天の神の恵み少なく生まれついてきたのだから、いかに精神を労しても、生きている間に富貴を得ることはない。だからこそ、昔の賢人は求めて効果があれば求めるし、求めても甲斐(かい)がなければ求めない。そして自分の好みに従って俗世間から山林に脱出して、心静かに一生を終わる。そういう心の中はどんなにか清々(せいせい)としたものであろうかとうらやましくなってしまうのだ。
 だがそうはいっても、富貴の道は技術なのであって、たくみな者はよく富を集め、だめな者は瓦が壊れるより簡単に失ってしまう。一方、われら金銀の類は、人の生業についてまわって、頼みとする主人も決まってはいず、ここに集まるかと思うと、その主人の振る舞いによってはたちまち向こうへ逃げていく。あたかも水が低い方へ流れるようにである。金の動きには夜も昼も往来してとどまる時がない。だから、ただもう閑人(ひまじん)が生業も持たずにいれば、泰山のごとき富もすぐに食い尽くしてしまうだろうし、江海のような富もついには飲みほしてしまうものだ。
 何度でも言うが、徳のない人間が財貨を築き上げたりするのは、金の性(さが)と術(わざ)を競う道のことであり、君子たらんとする人は、それにかかわることなくそれを論じない方がよい。時流をつかんだ人が、倹約を守り無駄(むだ)を省いてよく努力すれば、自然に家は富み人も従うようになろう。私は仏教でいう前世の因縁によるということなどは知らないし、儒教でいう天命だという考えにもかかわりはない。全然別な世界で気ままにやっているのだ」という。


はいはい、たしかに清々(せいせい)したこころもちでございますです。(-_-;)

天の恵み少なく生まれついてきたのね。ぼくは賢人であろうはずもないけれど、賢人みたいに生きるのがいいみたい。君子じゃないけど、君子たらんとする人みたいに、それにかかわることなくそれを論じないほうがいいのね。

やっぱり、配られたカードを取っ替えるわけにはいかないし、手持ちのカードでルールに従って少しでもましな結果を出すように努力するほか無いのだ、ポーカーゲームみたいにね。ずうっとそう思ってきたけれど、やっぱりそうなのかもしれない。

さびしいなあ。

※引用した現代語訳は講談社学術文庫「雨月物語(青木正次・全訳注)上下巻」による。

2007年01月31日

3637 ホームページはンデは気温とは裏腹にとても暖かく感じた。ハロゲンヒーターよりもカーボンヒーターよりもやっぱり太陽だね。 今日の写真(写真右)はピラタス蓼科スノーリゾートのスタッフの撮影になるロープウエイから見た縞枯山(しまがれやま)の夕景だ。こんなにも美しい情景がいつものようにぼくらのすぐ隣で展開しているのだ。しかしこの写真を撮影するためにはロープウエイの関係者にならなくちゃダメかも。だって、この時間にロープウエイに乗れるのは関係者だけだから。 坪庭から夕景を撮影することは可能だけれど、撮影を手早く済ませて日が暮れる前にすぐ近くの縞枯山荘(山小屋)に駆け込まなければならない。真っ暗になってしまったらそれこそ遭難して命にかかわるから。これは本当のことなので、くれぐれもご注意願いたい。 ペンション・サンセットから見た夕景も今日は格段に美しく、夕食時にお客様も口々にそのことを語っていらしたほどだ。ちょうどこんな感じ(写真左)の夕暮れだった。夕陽や夕焼けを撮影するためには条件を研究して待ちかまえて撮るか、僥倖(ぎょうこう)にかけて出合い頭にとることができるかの二者択一だ。僕の場合ほとんど後者(幸運にかける)なのだけれど、シャッターチャンスはほんの数分、いや場合によっては本の数十秒しかない。 ピラタス蓼科スキー場の営業終了間際にも夕陽を正面に見ることができ、それはそれは美しい情景だ。特にこの季節、気温が急激に下がってダイヤモンドダストが降ったりすると、夕陽を透かしてみるそれは夢のような世界を感じさせるに充分だ。これほどまでにヨーロッパ的な大自然の存在感を感じさせるスキー場は数少ないと思う。これは個人的な感想なのだけれど。 ※今日の1枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。..." dc:creator="" dc:date="2007-02-03T21:11:41+09:00" /> -->

2007年02月03日

3640 サンセット=夕暮れ

晴れ 気温:最低 - 17℃/最高 - 5℃

今日も夕暮れ(サンセット)が美しかった<寝静まった深夜」と書くところだけれど、ここは標高1800mにせまる亜高山帯なのだ。自然は決して眠らない、都会が眠らないというのとまったく異なった意味において。

野生動物はそのほとんどが夜行性なのだ。だから我が家の夜警担当のシベリアンハスキーのパル君も、時代劇で武士が刀を肩に立てかけて壁にもたれて仮眠するような感じで、夜間は半分起きているのだ。そして、我々が起床したのを確認してから爆睡する。

ここは静かなところだ。その印象と実感は13年暮らしたいまでも変わらない。日中でも耳の奥からきーんという音が聞こえてくる。深夜ならなおさらだ。「海辺のカフカ」でも山奥の小屋で主人公の少年が聞く「沈黙」はこのようなものだったのだろう。第15章の終わりに彼は語る。

「沈黙は耳に聞こえるものなんだ。ぼくはそのことを知る。」

それはここではあたりまえのこととして体験される、最初は新鮮な発見として、その後は感動的な日常として。そんな環境の中で日々を送り想いを巡らしているとイェーツの言葉もまた自然に心を打つようになる。体質が変わるのと同じように、こころも変わるのだ。

「夢の中から責任は始まる。(In dreams begin the responsibilities.)」

想像力のないところに責任は存在し得ない。想像力がなければ、その人間にはなぜそれが罪なのか永遠にわからない。

「なぜ人を殺してはいけないのか?」

そのような種類の殺人者は「夢」を見ることはないのだろう、たぶん。想像力のないところに夢はなく、責任も始まることはない。

2007年02月14日

3651 静かな一日

雪のち雨 気温:最低 - 7℃/最高 3℃

東京では初雪の前に「春一番」が吹いたのは観測史上初とのことですが、ピラタスの丘でも「春一番」と思えるような強い風が吹きました。ペンション・サンセットの正面から雨が吹き付けてまるで冬とは思えない一日になりました。朝のうち雪が降り霙(みぞれ)に変わりそして雨になったのです。唯一冬を実感させるのはこの気温だけでしょうか。

とても静かな一日でした。それはぼくの内面的な条件がそう感じのかも知れません。まるでドンキホーテですね。

そして、なにも変わらなかった、たぶん。そのことによって唯一変わったのは、ぼく自身だったのかも知れません。なにも変わらなかったこと、なにも変えられなかったことによって、ぼくは変わったのです。もちろんぼくの本質はなんら変わるところはないのですが、それにかなり近いところでなにかがカチリと切り替わったのを感じます。

2007年02月18日

3655 現象としてのぼくのダメな在り方

雪のち晴れ 気温:最低 - 3℃/最高 1℃

(株)電通の本社で約20年間切磋琢磨した。妻はANAのキャビンアテンダントだった。結局ぼくの方は燃え尽きてドロップアウトしちゃったけれど。(^_^;)

それ以上に、場合によってはゆうに1億円を超える開業資金をきちんと調達したことは特筆に値すると考えている。ペンションは少なくとも、1990年代に開業したぼくのような場合は、それだけの資本投下がなされているのだ。本当の意味での社会的敗者に始められるビジネスではない。

それはさておき、グローバルスタンダードを標榜する社会というのはローカリズムを否定する社会だ。金太郎飴みたいに切っても切っても同じ顔が出てくるような資本原理主義社会だ。米国発のこの「格差社会を基本とする不幸のシステム」を我が国は「輸入」すべきではなかった。

そのことは米国のノーベル賞受賞経済学者スティグリッツの著書にあるとおりだ。読めばわかるけれど、グローバルスタンダードを導入している(あるいは賛同している)国は世界中を見渡してもほんの数国に過ぎないという事実。我々は騙されているのだ。

ことかようにペンションもどこも同じようなサービス、がった旧機種をねらっているのだけれど、帯に短したすきに長しで、なかなか機種が決まらない。まあ、スナップショットがメイン名のだらかそんなにこだわらずに使いやすいものを選べばいいのだろうけれど。

ピラタス蓼科スノーリゾートの褐藻可能コースの図を掲載しますが、全コース全エリア滑走可能です。積雪も120センチと平年以上の積雪となっています。信州に関しては「雪不足」はまったくありませんので安心してお越し下さいね。


※今日の写真と図版は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。

2007年03月17日

3682 ユーザーはウェブを流し読みする

-->

2007年03月23日

3688 春来たる・・・が、まだまだ滑れる

晴れ 気温:最低 - 8℃/最高 6℃

| リンクを切っただけなので、従来どおりご予約確認メール掲載のurlからアクセスできます。


日記を書くことは正しい努力か?

それはさておき、このように日記を毎日書き続けることがペンション経営にとってプラスに働いているのかマイナスになっているのか自分では計りかねている。たくさんのことを書けばひとの反感を買ったり批判を受けることも書いてしまうこともあるだろう。

一方、たまに計算づくで書けばそれはとても良いセールストークとなるだろうし、好感度アップに貢献するかも知れない。しかしそれはコマーシャリズムであって、正直なコミュニケーションとはいえない。誰もそんなものは期待していないと言われれば、はいそのとおりですとしか言えないのだけれど。

ぼくはホームページのプロフィールにある通り、そのような広告宣伝のプロとして20年近くがんばったので、つきたくない嘘もつき、欺瞞的な真実を語らざるを得ないことも多々あった。その反動かも知れない。いまはこのとおり「紺屋の白袴(こうやのしらばかま)」を地で行っているというわけだ。


Get out of "Commercialism"!

むかしの僕に戻れば、いくらだって「心がとろけるような広告コピー」を書くことができる。でもそれでは自分自身を否定することになってしまう。蓼科での13年間を自ら否定することになってしまう。まあ、こんなことはお客様には関係のないことなのですけれど、なんで僕が商売下手なのかその理由のひとつを告白したということです。

ペンション・サンセットは僕にとっては単なる「商売」や「ビジネス」ではないのです。ペンションは僕にとってはひとつの表現での意味ではパル君は決して愛犬などというものではなく、僕らにとって「導師」であり「同士」であり「大切な家族」なのです。 ※写真をクリックすると拡大してご覧になれます。..." dc:creator="" dc:date="2007-04-08T22:59:01+09:00" /> -->

2007年04月08日

3704 冬 | | トラックバック (0)

2007年04月17日

3713 お花見ドライブのおすすめ

曇りのち雨 気温:最低 - 3℃/最高 5℃

パブリックな日記へ

「蓼科高原日記」は当初パブリック・ステートメントだったが、やがてプライベートな独白へと変化した。タイトルもそれに従って「Owner's Comment」から「オーナーのひとりごと」と変わった。その後枝分かれして「蓼科高原日記」となってからもプライベートな日記の時代がかなり長期間続くことになった。

そして昨年秋のブログ化にともなって、ふたたび「パブリック・ステートメント」へと軸足を大きく移すことになった。自分の「想い」を語ることが少なくなり、地元情報や自分のペンションの情報や、諸々の社会事象に関する比較的冷静なコメントが多くなった。

これは仕方ないことなのだ。ブログがここまで社会的認知を得るようになったいま、その公開形態がウェブページであろうと、ブログシステムであ件でバラクライングリッシュガーデンに立ち寄ったのだけれど、R5を首からケータイみたいにぶら下げていたおかげで思い立つと同時に撮影できた。

またこのカメラだと周囲のひとを緊張させることなく、違和感なく、どこでも撮影できるというメリットを体験した。確かにこれでデジタル一眼レフをぶら下げていったら「気合い入ってる!」ってオーラが出まくりだものね。

写真だけ見るとよくわからないかも知れないけれど、植えるべき苗はしっかりと植え込んであって、GWの最盛期(4/28〜5/6)にちょうど華やかに満開になるように開花のタイミングを調整して植えてあることがわかった。なので、お客様が来園される頃にちょうど「花いっぱい」という風情になるはずだ。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年05月09日

3735 趣味でやっていること

晴れ 気温:最低 4℃/最高 20℃

今日も朝からさんさんと陽光が降り注ぐ一日となったが、暑いという感覚はまったくない。この温かさは陽光によるものであって、大気そのものは真夏同様からっと乾いてひんやりと冷たい。とても半袖では外に出られない。

冬の間すっかり気配を消して、その存在そのものが消滅したかのようだったピラタスの森も、しだいに新緑に色づき始めて見通しが利かなくなってきた。これまでは樹木の幹だけが唯一視界を遮るものだったのだけれど。

蓼科湖のサクラも「桜吹雪」のタイミングとなってきたが、その少し上の「プール平」ではこれからが桜の見頃になってくる。ここの桜は密集していないけれどじつに見事な個性的な大木が多いので本当に見応えがある。

これは是非写真に撮っておかなければといまから期待している。

それはそうと、数日前からというかGW以前と以降とでこのブログの内容というか視点というかそういうものが変化してきているかも知れない。いろいろ思うところあって、やはりブログとしてではなく「日記」として書き進めることに決めたからだ。

10年以上も毎日書いていると定期的にこのような迷走状態に陥ることがあるものだ。今回の迷走は結構長い期間続いたけれど、これで一段落したのかも知れない。このブログでは必要以上にセールストークはしない、「蓼科のいま」とか「蓼科の風の感触とかにおい」を感じていただければいいと思っている。

商売として大繁盛して儲けることがかなわない(そういう才覚に欠ける)から言うわけではないけれど、結果として、僕はペンション・サンセットを「趣味で経営している」ということなのかも知れないと思うようになった。また、それで良いのだ、とも思うようになった。

人気のTVドラマ「時効警察」のオダギリジョー演ずる主人公ではないけれど「趣味で」やっていることなのだ、と、まあそのことに気づいたわけだ。経営者としてはそれではいけない財務状況ではあるのだけれど、僕のスタンスは開業以来じつは変わっていない。

かといって、「へんくつな経営者」を想像してもらっては困るし、じっさいにそんなことは断じてない。「趣味」だからこそ真剣勝負だし、趣味だからこそなみなみならぬ愛情を持ってペンションをやっている。そして趣味だからこそ、お客様には肩の力を抜いてゆったりとお過ごしいただけるいい宿になったと、まあ個人的にはそう感じているわけですし、そのような感想を多くのお客様からいただいているわけです。

ペンション・サンセットは「僕の趣味だ!」と、いまここで宣言する。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

/www.p-sunset.com/blog/images/FDSC00272B.php" onclick="window.open('http://www.p-sunset.com/blog/images/FDSC00272B.php','popup','width=800,height=536,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false">いま、ラウンジの吹き抜けの大テーブルで、ThinkPad T43 を(初めてバッテリー駆動で使って)この日記を書いています。こういうのが10年来の夢だったのですよね。蓼科高原日記もこんな風に実際の風景の中で書きたいとずうっと思っていました。気分最高です。(^_^)b

きのうは晴れのち雨で、夜半からは激しい降りとなり未明にはダウンバースト現象で台風のような風雨となりました。落雷にトラウマのあるパル君はこうなるとどんなに激しい雨にずぶ濡れになろうと犬舎の外に出てしまうので、結局徹夜で見守ることになってしまいました。ちょうど寝ようと思った4時頃から雷雨になったのです。まあ、屈強なシベリアンハスキーの身体はこんな雨に濡れたところで全然平気なのかも知れませんが。

なんていいつつも新しいマシンとOSにちょっと夢中になっているのも事実なのですが・・・。う?ん、やっぱりビジネスに特化して使うとなるとWindowsのほうが何となくいいようですね。良くも悪しくも遊びの要素が少ない、実利的という意味で誠実なOSのように感じています。

寄らば大樹の陰っていうか、メジャーな気分というか、そういった安心感に満たされます。ああ、みんなと同じだっていうような。これはこれで心地よいものです。まあ、僕の場合はお客様のホームぺージ閲覧環境を身をもって知るという意味でもとてもとても勉強になるということが大きいのですが。

IBMとして製造した最後のマシンの一つである ThinkPad T43 を選択したのは正解でした。とても作りが良くて、よく考えられた「思想のある製品」ですね。派手さやしゃれっ気はないけれど文字通りビジネスマンが実際に持ち歩いて使い倒す環境に十分に耐え抜くノートパソコンになっています。

ただ、標準の512MBのメモリーではやはり必要最低限という感じですので、最低1GBできれば2GBに増設したいところです。初めてノートパソコンメインで仕事をしてみて、これだったら次期導入するMacはMaBook Proがいいかな、などと思い始めていま | トラックバック (0)

2007年05月24日

3750 「なぜ?」と考えないこと

晴れ 気温:最低 6℃/最高 21℃

3756 6月3日(日)は八ヶ岳開山祭です

曇りのち雨、夜は晴れ 気温:最低 3℃/最高 16℃

ピラタス蓼科ロープウエイのウエブマスター氏のコメントどおり、ピラタスの丘はようやく春らしくなってきました、って言うのが正しいのかも知れません。僕ら的には「初夏」に近い感覚なのだけれど、客観的な気温を見ればやっぱり春と言うべきなのだろうか。

ウチのペンションの庭のカエデの木もようやく新緑の芽吹きが始まりました。毎年この時節になると新緑の色は緑の中でももっとも美しい色だといつも思います。この葉が秋には真っ赤に染まってペンション・サンセットを、そしてピラタスの丘を鮮やかに彩ります。

いつもの場所に今年もシラネアオイが咲きました。まだ花は開ききっていませんが、なんとも儚い青紫がこころを惹きつける花です。可憐と言うよりは、ひっそりと咲く淡い個性の花です。鹿に食べられなければよいのだけれど・・・。

それにしても昨日の朝はなんと0℃、今朝も3℃とこの季節として恥じるに異例の冷え込みが続きます。最高気温は平年なみかちょっと高いくらいなのですが、冷え込みがきついのが今年の5月の特徴です。今朝は4時まで仕事をしていたのですが、いまにも雨が降りそうなくらい夜明けでした。

いつもなら強烈な朝日が八ヶ岳の向こうから空に反射して明るいのですが、今日は夜が明けるというよりは00,height=533,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false">そのぶんユーザーインターフェイスは必要最低限でかなり素っ気ない。そういう意味ではコントロールパネルでいろいろ学んだり試してみたり美しいアニメーションが目を楽しませてくれるという楽しみはない。

本来の仕事で使う前にセキュリティー対策の本格的学習と、マシンメインテナンスで忙殺された半月だった。いまようやく、一安心できるところまで理解が進み、扱いに習熟したと言えるかも知れない。

ということで、つぎはホームページの制作更新と、業務に必須のメールの管理を2台のマシンで(それも Mac と Windows が混在する館内ネットワークで)どのようにセキュリティーをキープしつつ共有するかの研究にはいることになる。

まあ、学ぶことはよいことなのだけれど、クロスプラットフォームでのPC活用はいささか「疲れちゃった状態」ではあります。Windows XP の神経質なところ、というかわりと簡単にファイルが壊れるところとか、頻繁に再起動してやったほうが機嫌が良いところなんか8年ほど前の Mac OS 8 みたいでとても懐かしい気持ちになる。

Mac OS X 特に10.4以降になってからは1ヶ月やそこら再起動なしでもへこたれないから。それにアプリケーションを10以上立ち上げっぱなしでも動作が遅くなったりしないもんね。そのあたり、Vista では劇的改善を見ているのだろうか、アップグレードに大いに興味があるんですよね。

※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

。このような環境でこのように文章を書くというのが10年来の僕の夢でした。蓼科高原日記は本来はこのようにしてしたためられるべきだったのかもしれません。

ブログ化して以来、まず写真を選んでそれを意識しながら文章を書くという作業に変化してきたのですが、久しぶりに写真なしで(それは後から考えればいいと割り切って)こうして書いてみると、書けるのです、すらすらと語りたいことが出てくるようになったのです。

写真を説明したり解説したり、あるいはそれにまつわる話を書くのではなく、僕の内面に浮かび上がることどもを文章にすることの方がどれだけ容易で創造的なことなのかを再認識します。僕が語りたかったのは、映像としての蓼科ではなく、自分の内なる蓼科だったのですから。

とはいえ、お客様にとっては日々掲載される蓼科の風景はきっと心和むものでしょう。それは誰よりも自然を求め、蓼科に魅入られてとうとう移住してしまった僕が一番理解していることです。だから、ここらで仕切り直して、ここしばらくブログのために撮っていた写真をやめて、これからは以前のように僕の心象風景としての写真を撮り、内なる蓼科を語っていきたいと思う次第です。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年06月09日

3766 悲しき雨音

雨 気温:最低 5℃/最高 14℃

ピラタスの丘ペンション村があるのが標高1600mから1800m。秘境と呼ばれる「坪庭」があるのがロープウエイ="" />朝から雨降りだった。空は比較的明るく、ただの曇り空のように見えるけれど、外に出てみるとやはりしっかりと雨が降っているのだった。標高1700mを超す亜高山帯は空に近いから、こんな風な天気によく遭遇する。僕らはここが日常だけれど、普通に考えれば「登山」の世界なのですね、ここは。

テレビを見ていたら今日「四国から甲信越」が梅雨入りしたとのことでした。まあ順当なスケジュールなのでしょう。今年は異常気象に見舞われないことを祈るばかりです。とはいえ、蓼科は昨年の異常な大雨とはほとんど無縁でしたから、むしろ都市部の水害などを心配しているわけで。

それは標高が高くなるほど雲が少ないという原理に理由があります。ここでは上空の雲は一層しかないのです。それに対して沿岸部では三層四層五層と分厚い雨雲の下になるわけです。標高が低いところほどたくさん雨が降るということには蓋然性があります。

さて、ThinkPad の Windows XP Professional SP2 もだいぶ飼い慣らすことができて、かなり自由に使うことができるようになりました。現時点での感想はやはりこれは7年前の MacOS9.2 とほぼ同じレベルのシステムの堅牢性、安定性だなということです。

もちろんいいところ好きなところもたくさんあるからこそこうして使い込んでいるわけで、思いの外(言い尽くされた問題点、特に安全性に関してのものが解決されているならば)思ったよりも遙かにいいじゃん、といったところです。このOS、嫌いじゃないです、自分でも意外なのですが。

とはいえ安全性にいまひとつ確信が持てなくて、ネットショッピングとかネットバンキングとかには Mac を使っています。パーソナルファイアーウォールとアンチウイルス、アンチスパイウエアソフトはちゃんと入れてはいるのですが、Mac ではこういうリアルなセキュリティー上のスリルというのは経験したことがないので大いに不安なのです。

いずれにしてもおもしろいソフト、便利なソフトが星の数ほどあしか週の初めにはこの週末は土日とも雨という予報ではなかったでしょうか?たしか先週も同じパターンで大外れして雨なんか降らずに週末は快晴でしたよね。これはどういうことでしょうか。観光業はこのような外れの多い役立たずの週間予報によってどれだけ損失を受けているか想像がつかないほどです。 気象関係者は天気予報の経済効果なんかにはいっさい興味がないのだとしか思えません。しかし、この仕事に携わるものとしてそこまで配慮する責任が皆さんにはあるのです。これまでも何百回と申し上げてきましたが、馬耳東風でしたが、僕としては永遠にこのことは言い続けていくしかないと思っています。 と、ちょっととんがってみたけれど、しょせん「ごまめの歯ぎしり」なんでしょうね?、きっと。 ちなみに1枚目の写真はピラタスの丘の「お散歩ひろば」から見た手の届きそうな雄大な雲です。ここは空を眺めるにも、夕陽・夕焼けを鑑賞するにも、眺望を楽しむにも最適の場所なのです。 それはさておき、きょうはシベリアンハスキーのパル君を獣医さんに連れて行きました。病気ではなくて、ワクチンの注射とフィラリアの予防薬を処方していただくためです。かかりつけの獣医さんまでは片道20kmほどなのですが、車に乗せたとたんに(車嫌いなのでこんなときぐらいしか車には乗らなワンコこなので)もうすぐに獣医さん行きだとわかって大騒ぎです。 体重30kgもある大型犬が車の中でじたばたするのですから、夫婦二人がかりでもう大変です。いつも獣医さんたちに大笑いされてしまいます。他の小さなペットたちはおとなしく診療を受けているのに、大騒ぎするパル君を「だっこ」して診療室まで連れて行くのですから。 まあとにもかくにも、診療が終わってパル君もぼくらもほっとして帰途につきました。いつもこんな調子なので、毎年この季節の一大行事になってしまいました。12歳にもなって、子犬の頃よりも大騒ぎするのですから本当に甘えん坊なのですね。まあ、そこがまたパル君らしいところなのですが。 2枚目のの写真はマーガレットの蕾(つぼみ)です。こんな感じなのですね、これまで咲いたところしかよく見たこと無かったので新鮮です。 あ、そうそう、ペンション・サンセットの「プラン一覧」にはすでに掲載しているのですが、「JAZZ@ピラタスの丘・第二回蓼科高原ジャズパーティー.スの丘ペンション村公式ホームページをご覧下さい。(関連リンク:http://pension.exblog.jp/5670074/

皆様のお越しをお待ちしております。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月01日

3788 ThinkPadが好きだからWindowsユーザーになった

曇りのち一時雨 気温:最低 11℃/最高 17℃

久しぶりにラウンジの吹き抜けで書いている。午後5時30分、おりしも雨が降り出したところだ。どうも本降りにはなりそうもない小雨だ。新緑を打つ雨の音はさわさわと心地よい。梅雨だというのに蓼科ではじめじめしたところがない。

晴れの日よりは野鳥の姿は少ないように感じるけれど、耳を澄ませば様々な歌声を聞くことができる。エゾハルゼミだってまだ鳴いているのだ。今年の梅雨はここ数年の梅雨より晴れ間が多いせいか、樹木の茂り方がちょうど良い加減だ。

日照時間が極端に少ないといっさいの空間を埋め尽くすように枝を伸ばし葉をつけて鬱蒼とした森が形成される。そんな風景が数年続いていたが、今年の夏はどうやらほどよい加減の森でさわやかな夏を迎えることができそうだ。

さきほどから間断なくホトトギスが歌っている。遠くではカッコウ、近くではウグイスの声がする。ウグイスは相変わらず、ニューウェーブとしか言いようのない奇妙な歌を歌う。日曜の午後のゴルフ中継の背景の音に注意すれば僕が聞いているのと同じ奇妙なウグイスの歌を聴くことができるだろう。

世界中で何かが大きく変わりつつあるようだ。

それにしてもこの吹き抜けは(我田引水ながら)なんとも心地よい。広大なグラスエリアと高い天井のおかげで、完全に日が暮れるまでとても明るくさわやかなのだ。今夕はお気に入りの音楽をかけながらぼーっと外を眺めては、思いのままにタイプしている。

いま使っているのはWindowsマシンのIBM ThinkPad T43だ。最近はこのA4ノート型PCと、デスクトップ型のPower Mac G5を半々ぐらいの割合で使っている。画像処理はさすがにワークステーション・スペックのPower Mac G5でないとちょっとつらいけれど、それ以外ではThinkPadが心地よい。

Windows XP Professional SP2にもすっかり慣れて、もはやなんの違和感もない。ちょっと気を遣ってやればフリーズすることもない。まだ慣れていなかった最初の2週間を別とすれば一度もフリーズを経験していない。ハードディスクのデフラグメントとレジストリのクリーンナップをきちんと行っていれば、とても安定するOSだ。

いずれにしてもマシンスペック的に出荷時の搭載メモリが少なすぎると思う。XPで最低1GB、Vistaで最低2GBのメモリは必要だと思う。実装メモリの少なさ故に様々な悪評が立ったともいえるのではないだろうか。確かにOSとしての堅牢性はいまひとつだとは思うけれど。

Macだと一度に10以上の重いソフトウエアを立ち上げたままで、様々な作業を行っても速度低下もなければクラッシュもないので同じような使い方をしてしまったのが、ThinkPadの初期の頃のフリーズの原因だった。まあ、最新のマシンならMacもWindowsも同じインテル? Core? 2 Duoプロセッサを使っているから同様の性能なのだろうけれど。

結果第一主義の社会に個人的にどんなに異議を唱えようと時代潮流は変わりそうもありません。周りを見回せば、繁盛している宿はこんな手のかかる素朴なことに力を注いではいない。プロフェッショナルなあるいはそうでなくともより商業主義ツーリズムに沿ったPR展開をネット上でも行っていることに気づきます。

周到に計算された写真やレイアウトそして広告コピー。適切な資本投下による設備増強とそのアピール。ここでもやはりより大きな資本力が幾何級数的アドバンテージを享受している。想いより何よりまず資本力がなければ勝負にならないのです。

かたくなに人の心とホスピタリティーにこだわる宿もありますが、それをするにもやはりそれができるだけの資本がなければならない。趣味でやってますから利益は出なくてもいいんですと言えるだけの内部留保がなければそんな割り切りはできないのです。

早くそういえるようになりたいのだけれど、そうなるまでにはあと5年かかるのです。その間どうすべきなのだろうか。これまでどおり「ひとのこころ」と「ホスピタリティー」にこだわって経営している限りこの赤字体質を改善することはきわめて困難であることは明白なのね。

本当にダメな経営者なのです。身の程も考えずに理想ばかり追って・・・。

2007年07月17日

3804 東京より揺れなかったのにね

旅人もまたそうですよね。みなさんがご旅行なさるときもまた理屈ではないなにかに従って思い思いに移ろっていくのではないでしょうか。それこそが「旅」の本質かも知れません。そしてまた、理屈ではないなにかを感じてペンション・サンセットを選んで下さるお客様に感謝しています。

ペンション・サンセットはお客様に愛される「場所」になりたいのです。

このことは、ようやく私が確信した真実です。

本当によくご利用いただくお客様の言葉をお借りすれば、ペンション・サンセットは「宿」というよりは「場」なのだ、ということかも知れません。お客様ひとりひとりにとってのいろいろな意味での「特別な場所」なのだと思います。

宿選び、特に個人が経営することから「ペンション選び」は当たり外れのリスクが高いと思われているかも知れません。しかし、ホームページやブログなどの情報が豊富になったいま、「はずれくじ」を引くことも少なくなったのではないでしょうか。

正直に言います。

ここ数年ペンション・サンセットを再度ご利用になるお客様(リピーター様)が急増しています。5年前の6人に1人から、いまでは3人に1人になりました。約2倍です。なにが理由なのかまだよくわからないのですが、実際にご宿泊いただいて満足をしていただけているようでとてもうれしく思うと同時に身の引き締まる思いでいます。

この日記(ブログ)をご覧になって「なんだこいつは」とお感じにならなければ、ペンション・サンセットにして正解です。命中率はかなり高いと思います。それはこの数字が示しているとおりです。

ということで、きょうはお知らせと、多少の理屈だけになってしまいました。

明日からまたいつものように、「蓼科高原のいま」をお伝えしていこうと思います。

お楽しみに。

2007年08月02日

3820 ペンション・サンセット 2.0

曇り時々晴れ 気温:最低 11℃/最高 20℃

昨日、ようやく梅雨明け宣言が出ました。

蓼科の気候も劇的に「真夏」になりました。

湿度が低く、気温はめったに20℃を超えず、それでいて日中の陽射しは海よりも強烈に「熱く」て紫外線量は1.7倍もあります。朝晩はぐっと冷え込んで、極端な場合は7℃まで気温が下がります。窓をしっかり閉めて、冬のように厚着をして、冬用のふかふかの羽毛布団にくるまって眠るというのが、ペンション・サンセットの夜です。

自然の音以外はなにもしないーである

僕もまたこの地にやってきて

はじめて信仰を得た旅人のひとりかもしれない。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年08月08日

3826 静かなる夏

晴れ 気温:最低 12℃/最高 21℃

いつものように静かな夏を迎えています。

静かという意味はお客様が少なくて閑散としているということではなく、たくさんのお客様がピラタスの丘ペンション村を訪れているにもかかわらず、この森はいつもと変わらない静寂に満ちているということです。

それがディベロッパーが開発したペンション村と、広大な別荘地に30軒ほどのペンションが散在するピラタスの丘ペンション村との決定的な違いです。敷地はどこも300坪から400坪もあります。敷地内に森や林があるのです。こんなペンション村は全国でも数少ないと思います。

真夏のこの季節でも、館内の換気をするとき以外は窓を閉めていることの方が多いのです。信じられないかもしれませんが、それがピラタスの丘の夏の気候なのです。北八ヶ岳の中腹、標高

3832 静けさと安らぎと凛とした大気

晴れ 気温:最低 12℃/最高 24℃

判で押したようにいい天気が続いている。

しかも日ごとにますます爽快な気候へと変わってきているのだ。

特に朝がそうだ。

さんさんと降り注ぐ真夏の陽光と、びっくりするほど冷たい大気。

その対比の妙は、経験した者にしかわからないだろう。

週間天気予報でも、晴れマークがずらりと並んでいる。

去年までのように日が暮れると雲が山に張り付くなんてこともない。

星空が驚くほど綺麗だ。

夕暮れも綺麗な日が多い。

そして、ピラタスの丘は信じられないほど静かな夜を迎えている。

どのペンションも満員のお客様なのにもかかわらず。

豊かな大自然と、広大な敷地がもたらす静けさだ。

静けさと安らぎと凛とした大気。

夜は暖房が欲しくなるほど涼しい(時には寒い)この気候は、

本物の避暑地ならではのものだ。

朝の蝉の声すら涼やかに聞こえる気候を是非体験して欲しい。

2007年08月15日

3833 「わかりやすさ」がすべてを支配する

|

2007年08月19日

3837 「残像」としての日本人

晴れ(午後4時頃夕立) 気温:最低 13℃/最高 22℃

日に日に朝の気温が下がってきている。

そう感じるのだが、記録式寒暖計はまた見解が異なるようだ。

実際の最低気温は下がっていない。

おおむね12℃〜15℃で、8月初旬以来あまり変わらない。

むしろ最高気温が下がり始めている。

一時25℃を記録した日が数日あったが

いまは18℃〜22℃あたりで推移している。

はっきりしているのは、実際の気温とは別に

大地の温度が、森の温度が、空気の粒子の温度が

はっきりと下がってきていると言うことだ。

朝は明確に「秋」の大気を感じさせる。

渡り蝶のアサギマダラが大挙してやってきた。

遠く奄美大島からの飛来が確認されて数年が経過する。

今日はとても涼しい。

日中も窓を閉めているが、それでも充分以上に涼しい。

午後4時過ぎに夕立が通る。

雷鳴は聞こえない。

さらに気温が下がる。

いよいよ8月も終盤に入ったことの証拠だ。

夏の終わりに避暑地を訪れるともうやみつきになること間違いなし。

この独特の静寂とやすらぎは他ではちょっと味わえない。


アレックス・カーのこと

すでに書いたかも知れないし、書き忘れているかも知れない。

アレックス・カーの『美しき日本の残像』と『「日本ブランド」で行こう』を

お盆直前(だったかな?)に amazon.co.jp のマーケットプレイスで入手できた。

まだ余力のあったお盆休み前半に寸暇を得てはむさぼるように読み進めた。

我が意を得たりだった。

僕らの世代が見ている風景は、じつはすでに「残像」にすぎないのだ。

そのことを認識できた。

なぜならば、われわれの世代にとっては「懐かしい」日本の風景は

われわれのこころの中にだけ生成され構成され映し出されているだけだからだ。

同じ景色をわれわれの子供の世代が観ても、それはただの古びた時代遅れの

日本の残滓にすぎないのだ。

われわれは決して同じ風景を見てはいない。

風景とはひとのこころが「創造」し映し出すものだからだ。

「美しい国、日本」はすでに「残像」になってしまった。

そのことに気づきもせず、

危惧すら抱いていない多くの日本人のひとりだった自分に

驚くと共に腹立たしささえ憶えている。

同時に、われわれが信じ込んでいる「日本人らしさ」も、じつは

もはや「残像」に過ぎないということにそろそろ気づいたほうがいいと思う。

われわれはこの期に及んで自らのアイデンティティを失ってしまった。

晴れ 気温:最低 14℃/最高 19℃

ペンション・サンセットのお風呂はばくはん石温泉のジェットバス×2が予約なしの貸し切りでご利用いただけるのですが、天然温泉については「サンセットの隠し湯」として特別提携先の蓼科温泉・小斉の湯(入浴時間 8:00〜20:00)がありますのでそちらをご利用いただけます。もちろん優待割引があります。(通常大人700円が600円に、小学生は大人の半額)

もちろんこれは「ペンション・サンセットにご宿泊のお客様限定」の特別優待料金です。

ペンション・サンセットではフロントに「優待割引券」を備え付けるように致しますので、チェックイン後はそちらをお持ちになってお出かけ下さい。

さてこの「特別優待料金」は、プール平の蓼科郵便局前の必要最低限の設備の小さな「共同温泉浴場」でさえ大人350円もするのですから、どれだけお得な料金かご理解いただけることと思います。(ちなみに蓼科温泉の他の外来入浴料金は700円〜1500円程度です)

ということで、安心してご利用いただければとてもうれしく思います。




日記は日記、コピーはコピー

昨日の今日でのっけから広告コピーめいた書き方にならざるを得ないことになっちゃいましたが、これは日記の中におけるお知らせです。広告コピーとしては書いていませんよ〜。

その証拠に何の提案も何の解決も含まれていないでしょ。

まあ、温泉といえばばかっ高い費用をかけて山麓の湯元から温泉をタンクローリーで運んで「汲み湯」にするしかないという立地のペンション・サンセットからすれば、お客様の天然からからと風鈴のように鳴る木の葉が、 今年はまだ十分な水分を保っている。 しなやかな紅葉は美しい紅葉だ。 そのことを僕らは経験的に知っている。 ある朝窓外に展開する錦絵(にしきえ)に驚かされるのは どれほどあとのことだろう。 ★★★ きのう米国流の思考回路の象徴としてミッキーマウスを取り上げたけど、じっさい、ウォルト・ディズニーが極右思想の持ち主だったことは有名な話しだ。それをもっとも良くあらわしているキャラクターがドナルド・ダックだということも。 ディズニー第1世代の僕らはそのことを大人になってから知って、愕然とした。確かに思い当たるのだ、あれは戦意高揚とまでは行かないまでも、ある種のイデオロギーを背景に含んだアニメーションだったのだ。それはきわめて米国的な行動規範を刷り込む仕掛けになっていた。 まあ、それをいったら当時極度のコンテンツ不足に悩まされていたテレビ局がこぞって放映していた米国制作の子供向けドラマもまた同様の質を持っていたと言えるだろう。救いは、そんなものの中にどっぷりつかっていた僕らがなぜか幸運にも「洗脳」されていなかったという事実だろう。 1960年と1970年の安保反対運動には米国も驚いたことと思う。 ★★★ まあ、小理屈はこのへんにして、蓼科の話をしようと思う。 今日の蓼科は「まるで真夏のような天気」になった。気温はそんなに上がらなかったけど、陽射しが強烈で久しぶりに「夏」を思い出させてくれた。チェックインするお客様も、きょうは「暑い」ですねとおっしゃることが多かった。 しかし、実際の気温はピラタスの丘で最高18℃、諏訪でも25℃程度だったのだ。人間の感覚というのはじつにあてにならない。ただ、体感的にはお客様のおっしゃるとおり夏のように暑く感じたのだ。嫌な感じの暑さではなく、からっとしたある種爽快な暑さではあるのだけれど。 でも、標高1800mに迫るピラタスの丘は、窓を開けておくと寒くなるほど涼しかったのは言うまでもない。高原そして山はもう「寒い」のだ。そのことは夕方以降にお客様もご自身で体感なさったようで、信じられないほど涼しい(っていうか「寒い」)とおっしゃっておられた。 星空がと..." dc:creator="" dc:date="2007-09-22T23:17:30+09:00" /> -->

2007年09月22日

3871 小理屈はやめておっとり生きる

晴れ 気温:最低 10℃/最高 18℃

紅葉はいつもひっそりと始まる。
僕らの知らない森のどこかで、それはすでに始まっている。
風の便りにそのことを聞いた。
森を吹き抜ける風は何でも知っているのだ。
いつもならからからと風鈴のように鳴る木の葉が、
今年はまだ十分な水分を保っている。
しなやかな紅葉は美しい紅葉だ。
そのことを僕らは経験的に知っている。
ある朝窓外に展開する錦絵(にしきえ)に驚かされるのは
どれほどあとのことだろう。

★★★

きのう米国流の思考回路の象徴としてミッキーマウスを取り上げたけど、じっさい、ウォルト・ディズニーが極右思想の持ち主だったことは有名な話しだ。それをもっとも良くあらわしているキャラクターがドナルド・ダックだということも。

ディズニー第1世代の僕らはそのことを大人になってから知って、愕然とした。確かに思い当たるのだ、あれは戦意高揚とまでは行かないまでも、ある種のイデオロギーを背景に含んだアニメーションだったのだ。それはきわめて米国的な行動規範を刷り込む仕掛けになっていた。

まあ、それをいったら当時極度のコンテンツ不足に悩まされていたテレビ局がこぞって放映していた米国制作の子供向けドラマもまた同様の質を持っていたと言えるだろう。救いは、そんなものの中にどっぷりつかっていた僕らがなぜか幸運にも「洗脳」されていなかったという事実だろう。

1960年と1970年の安保反対運動には米国も驚いたことと思う。

★★★

まあ、小理屈はこのへんにして、蓼科の話をしようと思う。

今日の蓼科は「まるで真夏のような天気」になった。気温はお知らせまで。 ※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。..." dc:creator="" dc:date="2007-10-15T23:35:57+09:00" /> -->

2007年10月15日

3994 秋深まる、紅葉進む

晴れ 気温:最低 2℃/最高 8℃

昨夜半、突然の雨。少し驚いた。あとでネットの天気概況を観たらいつの間にか雨マークが6時間ほど割り込んでいた。これが12月以降なら「突然の雪」になるわけで、それは良くあることなので別段驚かない。なんであんなに驚いたのだろう。

おかげで今日やろうと思っていたペンキ塗りを延期することになった。テラスも壁もびっしょり濡れてしまったからだ。良く乾燥した状態で塗りたいから、延期することにしたけれどいつまでも順延しているわけにもいかない。気がつけば積雪しているとか、気温が氷点下になってしまうから。

まあ、じっさいにはそれは11月末以降のことなのだけれど。


ラウンジから見る景色はどんどん色彩豊かになっている。毎朝加速しているように感じる。

今日の写真は数日前のものなので(さぼってすみません)、窓外の景色はいまはもっと赤くなっています。

それにしても、本格的な秋の気候になった。それでも昨年の9月の急激な冷え込みに比べたらまだまだ温かだと思う。

昨日書き忘れたけれど、ご存知の方はご存知の我が家の人気者シベリアンハスキーのパル君は10月13日に13歳の誕生日を迎えた。まだまだとても元気だけれど、やはりちょっとした動作に老いを感じるのはいたしかたない。相変わらずマイペースで、天然で、とてもいいやつです。

今日早起きして「お客様の声」のページを更新しました。

以上、おほら観てご覧早く早く!」と盛んに歓声を上げながらたくさんの記念写真を撮っていらっしゃいました。本当にその通りなのです。 美しい景色はひとを和ませ朗らかに親密にするのですね。そこに居合わせた全員が心をひとつにしたのでした。これも観音様のお計らいなのでしょうか。 ※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。..." dc:creator="" dc:date="2007-11-04T23:03:03+09:00" /> -->

2007年11月04日

4014 紅葉の横谷観音展望台

晴れ 気温:最低 - 4℃/最高 7℃

紅葉真っ盛りの「横谷観音展望台(よこやかんのんてんぼうだい)」に行ってきました。横谷渓谷(よこやけいこく)とその彼方の南アルプスを一望にできる絶景ポイントです。一番手前左にあの「王滝(おうたき)」を見下ろし、視線を上げるにつれて渓谷をなす両側の山並みが「つづれ織り」のような美しい紅葉とともに視界にはいってきます。

夕方行ったのですが、まだたくさんの観光のお客様がいらして、「うわ?すごい!これが観たかったんだ、ほら観てご覧早く早く!」と盛んに歓声を上げながらたくさんの記念写真を撮っていらっしゃいました。本当にその通りなのです。

美しい景色はひとを和ませ朗らかに親密にするのですね。そこに居合わせた全員が心をひとつにしたのでした。これも観音様のお計らいなのでしょうか。


※写遣わせず、押しつけがましいところは微塵もなく、客の自主性を最大限に尊重する。「ひとりにしておいて!(Leave me alone!)」という気持ちにもきちんとこたえる宿でなければならない。

圧倒的な静けさと、癒しの力こをが、その宿の宝だ。


いま初めて気づく。その「旧い夢」は一句たがわず実現しているのだと。
想像をはるかに超える資金が必要だったことだけが例外だったけれど。

いずれにしても、そんなことを書いたことすらすっかり忘れていた僕にとって、これは驚愕の事実だった。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年12月21日

4061 アルペンリゾート サンセットとは

晴れ 気温:最低 - 9℃/最高 - 1℃

アルペンリゾート サンセット

広告名称を変えてみました。

正式名称はこれまでどおり「ペンション サンセット」ですが、その名も「アルペンリゾート サンセット」です。様子を見ながら、今後徐々に広告上の名称をこちらに変えていく予定です。

インパクトとか、見かけの変化を狙ったということではありません。

もともとサンセットは「となのだけれど、ちょっとしゃれてみました。 これは今後守っていくべき「ブランド」名でもあります。 決して、オーナーが変わったわけではありませんので、ご安心下さい、念のため。(^^) 同時に、「アルペンリゾート サンセット」の特徴をまとめてみました: オーベルジュなみに料理の美味しい蓼科高原のペンション、アルペンリゾート サンセット。宿泊案内、周辺情報、空室状況と予約フォーム。標高1750m、蓼科の雄大な景色と美しい夕陽に感動!フレンチ+和食の手料理オーベルジュ。 夕食は本格派フレンチに和食を配した変幻自在の手料理が美味しいコースメニュー「蓼科高原キュイジーヌ」自慢! オーナー手作りの焼きたて天然酵母パンと高原ミルクのヨーグルト(ケフィア)と高原野菜の朝食も自慢! 全館無線LAN・全室CATV完備、提携温泉×2、禁煙室あり。大型静音ドライヤー、タオルセット、歯磨きセット、コップが全室完備。パジャマだけお持ち下さい。 美味しいものが大好きで、大自然の中でゆったりまったり過ごしたいお客様に特にお..." dc:creator="" dc:date="2007-12-22T23:52:27+09:00" /> -->

2007年12月22日

4062 ピラタス4000mダウンヒルコースオープン

雪 気温:最低 - 9℃/最高 0℃

「未成熟なるもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。そ の一方で、成熟したもののしるしとは、大義のために卑しく生きることを求めることだ。」

ヴィルヘルム・シュテーケル

僕にとって耳が痛い言葉だ。シュテーケルのいうことは100%正しいと思う。それができない自分を情けなく思う。しかし、同時にそんな不器用でお馬鹿な自分が好きでもある。だから、つらくてもしんどくても、それは自ら選択したことなのだろう、たぶん。


☆☆☆


2007年12月31日

4071 どかっと雪が・・・

雪 気温:最低 - 12℃/最高 - 7℃

今朝の最低気温は氷点下12℃、最高気温は氷点下7℃、午後4時の気温は10℃、ということで厳冬期っぽい気候になりました。厳冬期はこれよりさらに7〜8℃低いのですが・・・。

これまでが「ぬるい」気候だったので、こんなふうに急に気温が下がるとものすごく寒く感じます。

で、天気は結局、一日中雪になりました。

朝までの積雪量は30センチ〜40センチだったのですが、パフパフのパウダースノーです。お客様に朝食をお出ししてすぐに除雪機で除雪にかかったのですが、なんとそんなところにはないはずの岩が道路の雪の下に転がっていて、それを見事に噛み込んで故障してしまったのでした。

ディーラーと何とか連絡をつけて修理に必要なパーツの手配をして、街に降りるとなんと日が照っているではありませんか。(^_^;)

さすがに大晦日・・・そうでした、今日は大晦日なのでした!

道路はスキー、スノーボードにお越しのお客様のクルマと、年越しとお正月の準備に余念がない地元の方の買い物のクルマとでかなり混んでいます。さらに、山岳部は軽い吹雪状態で道路はとても良く滑るので最徐行を余儀なくされますから、とにかく移動には時間のかかる一日でした。

しか〜し、安全第一ですから〜、はい。


☆☆☆


それはそうと、お正月にそなえて(?)今日散髪に行きました。スキンヘッドにするんだと宣言していたのですが、やめてちょ〜だい!という妻のひとことで、断念せざるを得なくなって・・・。う〜ん、残念。

でも、まだあきらめていないぞ〜。

<けてかなりパウダースノーが降っていたのですが、積雪は数センチでさらさらの雪でした。結晶の細かいアスピリンスノーだったのでこの程度の積雪にとどまったのだと思います。いずれにしても素晴らしい雪質だとお客様は感激しておられました。

本来なら1月末の厳冬期にしか味わえない雪質ですから。


2008年01月30日

4101 冬もまた楽し

晴れ 気温:最低 - 8℃/最高 - 6℃


今朝、ようやく雪が止んで晴れました。とても細かなパウダースノーです。スキー、スノーボードには最高の雪質です。ピラタスの丘の雪は「降り込められる」という印象が無く、それはおそらく眺望がものすごく良いという立地から来ているのだと思うのですが、そうした意味では冬という厳しい季節すら心から楽しむことができます。

それでも除雪作業はけっこうな重労働であることに変わりはなく、きょうも妻と二人で3時間半ほどかけてようやく終了しました。じつにしんどいです

あいかわらず「爆弾低気圧」が居座っているそうで、明日以降も降雪・積雪が続きそうです。

しかし、超低温の寒気団なので降る雪の雪質は極上のパウダースノーなので、その点では神様に感謝しています。今週末も最高のゲレンデになること間違い無しです。パフパフパウダーで、しかも第三日曜日は「スキーこどもの日」なので、子供はロープウエイもリフトも無料で乗り放題なのです!

ファミリースキーなら第三日曜日に決まりですね。

2008年02月26日

4128 雪の降る夜にクラシックを聴く

曇りのち雪 気温:最低 - 12℃/最高 - 3℃

-->

2008年03月21日

4152 3月のブリザード

雪のち晴れ 気温:最低 - 5℃/最高 0℃

※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

☆☆☆

目が覚めると、外はブリザードになっていました。きのうも終日風が吹いていたために、除雪がままならなかったのですが、ブリザードにはなりませんでした。すぐに電話が鳴り、出てみると強風のためにピラタスロープウエイが運休になっているとの緊急回覧でした。この風では仕方ないなあ、と思って改めて窓外を見やると、パルの犬舎の中まで雪が吹き込んでいます。

先日も同じようなことがあったので、今回もすぐに対策を施してやりました。まあ、彼はアラスカからやって来た祖父母をもつ純血種のシベリアンハスキーだからこの程度のことはへでもないんだろうけれど。シベリアンハスキーがアラスカからやって来ているというのも奇妙と言えば奇妙なのだけれど、実際にその通りなのだからそういうものなのでしょうね。

今日の最低気温は氷点下5℃でしたが、強風が吹くと耐寒気温は遙かに低い氷点下25℃以下になるので、油断は禁物なのです。山の稜線でこんなブリザードに遭遇したらかなり危ないわけです。ということは、原理的にはウチのチに深い意味はないのです。

単純に、この時節を過ぎるとご宿泊のお客様がぐっと少なくなってきて、蓼科の桜が満開になるGWの頃に再び信じられないほどの賑わいを見せるのが、高原リゾートである「蓼科」の季節感だからです。

じっさいは、これからの季節も「高原の早春」の風情が最高なのですが、卒業、入学、入社、転勤と、みなさまとてもご多忙な季節になるということで、大きな流れとしてはそんな感じになっています。

反対に考えれば、この時期幸運にもお休みがとれる方や、悠々自適なアクティブ・エルダーのお客様には最適な季節でもあります。どこも空いているし、道路も快適に走行できるし、景色も最高!

野鳥の歌声を楽しんだり、写真を撮ったりの「野鳥観察」にも最適なのです。なぜって、まだ樹木が葉をつけていないのでとてもよく見えるからです。

ピラタス蓼科スノーリゾートは積雪がまだ1.5メートル以上もあって、平年の2倍近い雪が残っています。午前11時から午後2時の間は水気の多い「春スキーコンディション」になりますが、朝一のゲレンデは丁寧にグルーミングされたフラットバーンを堪能できますし、午後3時以降はぎゅっと締まったパウダーコンディションを楽しめます。

つまり、1日で1シーズン分の雪質の変化を楽しめると言うことです。スキー上達を目指すなら、この季節の雪をこそ滑らなくてはいけません。この季節の雪には道具頼みの「ごまかし」は通用しませんから、短期間で上達すること間違い無しです。

しっかりと今シーズンのまとめと締めくくりをして、オフシーズンを有意義に過ごし、来シーズンに備えましょう!

これって、結構大事なことですよね、ベテランのみなさま。

ということで、タイトルとは違ってきますが、スキー場がクローズするまであと最低2週間ありますので、是非「滑り納め」を蓼科でどうぞ。1泊朝食付きご宿泊をご利用になれば、廉価で丸2日間滑り通せますよ。「素泊まり」もご相談に乗りますのでどうぞお問い合わせくださいね!1名様でのご宿泊もOKですよ!


そして、今度は春爛漫、満開の桜咲く蓼科で、みなさまとお会いできればと、楽しみにしています。蓼科の桜はソメイヨシノが中心ですが、しだれ桜もあります。いつもちょうどGWに満開になり、訪れるお客様

☆☆☆

未明から雪が降り始めた。かなり水気の多い雪だ。みぞれと雪の間を行ったり来たりといった風情でそれは降り続き、午前中いっぱい降り続いたが、積もるそばから溶けて道路には積雪しなかった。いよいよ本格的な春なのだ。それも平年より温かく早い春がやってきたようだ。

春だというのにそわそわしない自分にちょっと驚く。

いよいよ50代後半に入ってしまった年齢のせいなのだろうか。

肉体的にも精神的にもまだ枯れてないのにね。

こころは20代、これは間違いない、肉体的には・・・残念ながら・・・50代かな、外見的には、うーん、よく40代に間違われるのは風格がないからかな。

いずれにしても、オレは枯れてないよ、いまのところはね。

ということで、このブログは、最近、話し好きなおじさん的というか、物書きが好きなおっさん的というか、そんな感じで書かれているわけです。

以前のように「書き散らしてやろう」と思っていますが、おもしろいかどうかはわかりません。

ペンションを始めたそもそもの理由が「お客様は神様です」というような欺瞞的(ぎまんてき)な商業主義のホテルや旅館が好きではなかったからというものだから、僕のペンションでは「お客様」を文字通り「客人」としてストレートにお迎えしています。そこに、鼻白むようなへつらいや慇懃(いんぎん)無礼な接客はありません。

遠路はるばる蓼科にお越しいただいたお客様に、心から感謝し、この一期一会の出会いに胸躍らせ、とても大切な客人としてお過ごしいただく、そのことに力を集中しています。と、まあ、大げさに言ってしまえばそのようなことなのです。

じっさいには、僕がそんな風に力んでいるとお客様も落ち着かないので、ほわーっとした雰囲気のペンション・オーナーとして僕はそこにいるだけ。うるさいことは言わないし、白々しいお愛想も言いません。ただニコニコしているだけです・・・って、バカみたいですね、それだけじゃ、ははは。

まあ雰囲気についてはホームページの「お客様の声」を読んでいただければリアルに感じ取っていただけると思いますので、ちょっとそちらをのぞいていただければさいわいです。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。


2008年04月05日

4167 趣味としてのペンション

晴れ 気温:最低 - 7℃/最高 + 6℃

一年ほど前、僭越にもこんなことを書いていたのを発見しました。

--- 以下、引用 ---

それはさておき、商業的に成功しなくてはこの「高原暮らし」も成り立ちません。それはよくわかっているのですが、僕は頭が古いのだろうか、甘ちゃんなのだろうか、メールマガジンを送りつけたり甘言を弄したりしてそれを心地よく思うお客様を集客するというやりかたに違和感を覚えるのです。だからそういうことはやりません改善と更新、アウトソーシングしている予約システムへのデータ入力とプラン作成とチューニング、そして楽天トラベルを初めとするネット予約サイトの自分のペンションの詳細ページの作成とプラン更新などなど、どれも本気でやるとこんな状況になってしまうわけです。

何がお客様にとって「うれしい」のか、なにがお客様にとって「快適」なのか、どんなふうにすればお客様がホームページやプランを閲覧しやすくなるのか、そしてどんな予約の流れが心地よく安心でスムーズなのか、そんなことばかり朝から晩まで考えています。

もちろん本業というか、実際に自分のペンションをご利用いただいたときにお客様に充分以上にご満足いただくにはどこをどう改善し、いわば「進化」したらよいのか、ということも頭を離れません。こんなとき、個人経営というのはつらいものです。

大きな会社でプロジェクトチームを組んで仕事を進めるのとは正反対で、なんでもかんでも自前で自分自身で決定し進めて行かなくてはならないからです。なんといっても、信頼できる英知に富んだ相談相手がいないということがなによりもしんどいです。

弱音を吐いているわけではなく、ぼやいているわけでもなく、そういうものだと改めて思い知らされて、さてではどうしたものかと無い知恵を絞っているところなのです。でも思い起こしてみれば、プロジェクトリーダーだった頃だって、最終的には腹を決めて自分1人ですべてを決断しなければならなかったのだから、状況は当時と何も変わっていないのかも知れませんが。

こんなふうに、ペンションを取り巻く環境も、仕事としての業態も、仕事の内容も一昔前とはかなり様変わりしています。昔のイメージとは正反対に、ペンションほどインターネットやITビジネスと関わらずに生き続けていくのが困難な業種もないでしょう。

いまやインターネット、すなわちホームページやブログやネット予約サイトはペンションの主戦場となっているわけです。それでも、お客様に愛されてきた昔ながらのペンションらしさを失わないためにはこれまでの2倍3倍の努力と労働が必要になってきています。

これはどの業種でも同様ですよね。

ひとつ疑問があるのですが、そんな自由競争の新自由主義や経済のグローバル化と呼ばれる変化によってでとても気持ちが良い。木陰に入ったとたんに寒くなって、僕はといえばつい先ほどまで居室で電気ヒーターを入れていたくらいなのです。

窓をすべて閉め切った館内はとても快適で、室温は18℃以下です。これでは確かにじぃーっとしていると寒くなってきてあたりまえですね。窓なんか開けたら風邪を引いてしまうほど冷たいエアコンなみの風が吹き込んでくるのです。


---

ペンション サンセットの公式ホームページはこちらです。▼

http://www.p-sunset.com/


公式ホームページからご宿泊予約なさりたいお客様はこちらからどうぞ▼

http://www.p-sunset.com/reserve/


2009年04月19日

4603 割引クーポンをお送りしました

晴れ 気温:最低 + 2℃/最高 + 17℃




桜の名所・蓼科湖半の聖光寺(しょうこうじ)の千本桜ももうすぐ咲き始めます。

気になる千本桜の満開の時期ですが、

おそらく平年並みか数日早くなりそうです。

GWの後半の5/2から5/5が満開ないし、

満開後の見納めになるかもしれません。

今日見てきた限りでは

日当たりのいいビーナスライン沿道の桜は

あと数日で開花が始まりそうですので

沿道の桜は来週末に満開になりそう。


境内の千本桜の方は

来週末から咲き始めて

4/28から5/5ころまでが

満開を含めた見頃になりそうでぼにわ)』もまた

登山者しか見ることのできない花々が咲いています。

夏らしい気候になった蓼科高原ピラタスの丘

ペンション・サンセットに是非お越し下さい。


---


蓼科高原はいままさに百花繚乱の高原の花・高山植物の咲き乱れる季節です。

さわやかな蓼科高原の夏です。

ゆっくりリフレッシュするなら高原リゾートでの避暑です。

エアコン不要の涼しさを保っているのは蓼科高原ピラタスの丘だけ!

真夏でも最高気温23℃、最低気温12℃、湿度30%!

朝晩は寒くて外に出るにはスキー用のフリースを羽織らないとダメなんです!

東京が猛暑日で35℃以上になっても、同じ時間にペンション・サンセットではなんと18℃なのです。

ということで、避暑なら蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットできまりです。

なんと言っても標高1750mというのは信じられないほどの標高で富士山の5合目に近い気候なのです。気圧も海辺より20%も低い・・・つまり空気が2割も薄いのです!

文字通りの別天地にぜひお越し下さいね。

☆☆☆

高原ドライブ=ビーナスラインドライブが最高の気分です。


八島湿原(尾瀬と同じ高層湿原)の開花情報はこちら

霧ヶ峰の高原の花の開花状況はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/kirigamine_vc


車山高原の高原の花の開花状況はこちら↓
http://www.kurumayama.com/new/open.htm

---

●蓼科高原ペンション・サンセット公式ホームページ
●PC専用HP(楽天トラベル内)
●携帯専用HP(楽天トラベル内)
●蓼科高原日記(12年続くオリジナルブログ)
●たてしなクロニクル(携帯対応のメイン・ブログ)
■蓼科高原の見どころ(開花情報あり)
■蓼科高原おすすめドライブコース
たてしなラヂヲ 日時: 2009年08月24日 23:33 | | トラ