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ピラタスロープウエイ アーカイブ

2006年09月04日

3488 公開を前提とした公的な日記

晴れ 気温:最低 9℃/最高 18℃

こんな風に個人的な日記を書き続けているとたまに奇妙なメールがやってくることがある。この日記の中の「僕」は確かに「個人」として登場していても、じつは「僕という実在する個人」ではないと言うことに気づかないひとからのメールだ。

この日記を公開するにあたって、僕は個人的な文章を書きながらも、これが公衆つまり不特定多数のひとの目に触れることをちゃんと意識して書いている。だから厳密に言って、この日記は公開を前提とした公的な日記として書かれている。

巧妙に自分を隠しあるいは演じることによって、自分だけではなく他者のプライバシーにも配慮している。だからここに書かれているプライベートな出来事や想いが100%事実であるとは考えないでほしい。これは事実に基づいている部分が大きい(かもしれない)「フィクション」なのだ。この点を強調しておきたい。

したがって、個人的ポリシーとして、この日記を読んでくださった不特定多数の方と「個人的なメールのやりとり」はしない。その点をご了承いただければさいわいである。この日記における「僕」は「パブリックな(公的な)個人」であって、「実在する僕個人」とは別物なのだ。

それを混同してしまうひとがいたとしても、それはひとえに僕の「力不足」が原因だと考えている。言い方を変えるならば、蓼科高原日記は、じつは日記風の「小説もどき」だったのだとお考えいただくとわかりやすいかも知れない。

★★★

さて、そのようにして今後も蓼科高原日記を書き続けていこうと思う。

今日もとても良い天気になった。だから、今朝も最低気温は9℃まで下がった。館内の温度は18℃、客室は20℃以上あったが、残暑厳しい都市部からお越しのお客様は暖房が恋しくなる気温かも知れない。(まあ、そんなに寒くないからご安心を。ただし、フリースやセーターが必要。)

きょうは庭でウソのつがいを見かけた。もう雛の巣立ちが終わったのか、二羽だけで枝から枝へと飛び移っていた。渡り鳥たちはそろそろ渡りの準備に入ったことだろう。ここに定住している一部の野鳥を残して、しだいにその数は減じていく。ちょっと寂しい季節になった。

今夜は月がとてもきれいだ。月齢11日だからもうすぐ満月になる月だ。秋の夜の月はひときわ美しいのは古来より歌われているとおりだ。月明かりで眼前の蓼科山や北横岳はもとより遠くの山並みまでくっきりと見えるのだからすごい。

これから数日間は、愛犬との散歩もほとんどハンディライトを点けずに全行程を歩ききることができるほど明るい夜が続く。星を眺めるのもすてきだが、そんな美しい月を見ながらその柔らかな光の中を歩くのもまた至福の体験だ。

今日も静かに群青色の夜が更けてゆく。

2006年10月06日

3520 野生の鹿が通り抜ける

雨 気温:最低 8℃/最高 10℃

台風16号はすでに熱帯低気圧に変わり、天気概況によれば日本近海には現在「台風」はひとつも存在しないとのこと。しかし秋雨前線の活動が活発なため広範囲にわたって強い風雨に見舞われているている現状だ。ここ蓼科でも昨夜半以来しだいに風雨が強くなり、春の嵐のような状況になっている。降雨はさほどでも無いが、風は強い。ピラタスロープウエイは法令に従って今日は終日運休となった。

明日は午前中で雨が上がって、それ以降は上り坂となり土曜日は曇り、日曜日は曇り後晴れ、月曜日は晴れという予報になっている。この3連休は8日(日)以降に観光を予定するとよろしいかと思う。ピラタスの丘は今日も気温が上がらず、最低気温8℃、最高気温10℃と、東京の12月と同じ気温となった。

蓼科を訪れる方は冬用のフリースやダウンパーカを絶対に忘れないこと。いちばんいいのは薄いものでもいいから長袖長ズボンのアンダーウエア(下着)を1枚着用すること。そうすればまったく寒さなど感じないで思いっきり高原の秋を満喫できると言うものだ。だまされたと思って是非お試しあれ。

ピラタスの丘も劇的に色づいてきている。紅葉は思っていたよりも早く最盛期を迎えるかも知れない。まあ順当な線としては来週末がペンション・サンセットの周辺の紅葉の見ごろとなると思う。現在すでにロープウエイで上がる2000m以上のところは紅葉真っ盛りだ。1750mにあるペンション・サンセットのところまで紅葉が降りてくるのも時間の問題だ。

最近ペンション・サンセットの敷地内を野生の鹿が通り抜けていることが判明したので、終夜屋外の照明を必要最小限点灯することにしている。敷地内の植物や樹木に食害を出さないためだ。それほど鹿の出現確率が高いので、野生との出会いを求めるひとにとって、ピラタスの丘はまたひとつ魅力を増したのかも知れない。

また、都市生活者にとっては「闇」は恐ろしいもの以外の何ものでも無いようなので、夜間窓の外に多少の光があることは安心につながるのかな、とも思っている。そのあたりはお客様のご意見を聞きながら考えていきたいと思っている。ここはとんでもない山岳部だから、またペンションがたくさん建っている別荘地だから治安はとても良く、これまで事件らしきものは皆無だけれど、まあそんなことで、試しに夜間照明を実施しているしだい。

蓼科はすでに紅葉シーズンにはいっているので、これから11月上旬いっぱいはいついらしても紅葉をめでることができると思います。今年の紅葉はしなやかで虫食いも無く色味も鮮やか、ここ数年の中でも格別に美しいので是非ご覧いただきたいのです。

2006年10月07日

3521 ふくろうが私の名を呼ぶ

雨のち晴れ 気温:最低 4℃/最高 7℃

カナダの西海岸でユースホステルを経営なさっている方からメールをいただいた。「ふくろうが私の名を呼ぶ」と言う小説を検索していてこのサイトに出会ったとのこと。まさにこの小説の舞台になったあたりにお住まいなのだ。

書いた本人がすっかり忘れていた。で、Google(TM)のサイト内検索を利用して探してみたら以下の文章が出てきた。11年も毎日書いていたらどこにどの文章があるかなんて自分でもわからないよ。それにしても、しっかりと書いているね、いまの僕にはとても書けないようなことを。それにしても「人間風車」ってなんだろう、すっかり忘れてしまった。

こうなるともう記憶というよりは歴史、歴史というよりは考古学の世界なのかも知れない。記憶の考古学ってないのかな。この手の話や文章が好きなひとは昔の蓼科高原日記を読んでね。

★★★

2003.01.07(火)-------------気温 = 最低 -13度/ 最高 -3度

米国の作家J.D.サリンジャーの名作「ライ麦畑で捕まえて(The Catcher in the Rye)」が村上春樹氏の翻訳で「キャッチャー・イン・ザ・ライ」というタイトルで出版されることが決まったそうですが、これはまあいささか旧聞に属するとは思うけれど、とてもうれしいことだ。僕らは同じ白水社刊の野崎孝訳の名訳「ライ麦畑で捕まえて」によって「ライ麦」体験をしたわけだけれど、それはいま思い返しても強烈なものだった。

強烈といってもセンセーショナルな体験とか感動というのではなく、しみじみとこころに染み渡るというか、いやそうじゃないな(そういう体験をしたければスコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」やマーガレット・クレイヴンの「ふくろうが私の名を呼ぶ」(角川書店刊)をおすすめする)、自分が年齢を重ねるにつれてジンと効いてくるというたぐいの感動だった。ぼくの周囲の同世代の人間にとっては「中原中也」や「萩原朔太郎」や「福永武彦」や「出家とその弟子(倉田百三著)」同様ある種の「通過儀式」みたいなものだったような気がする。夏目漱石、森鴎外、太宰治などなどのリストを思い返してみるとつくづくぼくらは「古典主義」的読者だったのだなあ。

我が敬愛する(といってもちょうど娘に当たる年齢なのだけれど)宇多田ヒカル(さん)がヘルマン・ヘッセを愛読していたことを最近知ったのだけれど、「車輪の下」「デミアン」「シッダールタ」「幸福論」「荒野の狼」とかなりの作品に「人間風車」状態になってしまったのが懐かしい(ブレーンバスターでなくてよかった)。ちなみに彼女の愛読書リストには「グレート・ギャツビー」もしっかりはいっている。

大学に入って最初の衝撃はアルベール・カミュの「異邦人」「ペスト」「シジフォスの神話」、ジャンポール・サルトルの「嘔吐」「存在と無」、そしてあのフランツ・カフカ。ご想像通りぼくにはドラッグなんて必要なかった。この読書体験のほうがよほど強烈なドラッグ的体験だったから。「実存主義」「不条理」という名のドラッグね。

カフカの言葉にすべては凝縮されている。

『ぼくは、自分を咬んだり、刺したりするような本だけを、読むべきではないかと思っている。もし、ぼくらの読む本が、頭をガツンと一撃してぼくらを目覚めさせてくれないなら、いったい何のためにぼくらは本を読むのか? きみが言うように、ぼくらを幸福にするためか? やれやれ、本なんかなくたってぼくらは同じように幸福でいられるだろうし、ぼくらを幸福にするような本なら、必要とあれば自分で書けるだろう。いいかい、必要な本とは、ぼくらをこのうえなく苦しめ痛めつける不幸のように、自分よりも愛していた人の死のように、すべての人から引き離されて森の中に追放されたときのように、自殺のように、ぼくらに作用する本のことだ。本とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない。』(親友オスカー・ポラックへの手紙 1904年1月27日)

いまインターネットで『カフカ』で検索をかけると「海辺のカフカ(村上春樹著)」関連のサイトばかり出てきてしまうのは、まあいたしかたないでしょう。で、多少カフカを知りたい方のためにこのサイトをお勧めしておきます。

ぼくの読書体験を書き始めたらそれこそ「ネバー・エンディング・ストーリー」になってしまうのですが、今後少しずつ思い出しながら書いていこうとは思っています。大学時代だけで3,400冊読破したことはいささかばかげているとぼく自身思うのですが、その体験がいまのぼくの精神的骨格の形成に少なからぬ影響を与えていることは否めません。学問(勉強?)とジャズ(リスニング&演奏活動)と目がつぶれそうなほどむさぼり読んだ無数の書物のインクと紙の匂いこそぼくの激情と夢と孤独に支配された青春でした。


------------------------------(23時)

★★★

さて、現在の僕に戻る。

今日はひきつづき風が強く(台風は消えてなくなっちゃったのに)、ロープウエイも運休。午後になってようやく収まってきた。昨日収まったように見えたのは一時的なものだった。夜には風も止んで雲間から満月に近い月齢14の明るい月が顔をのぞかせた。

寒い、ものすごく寒い。長袖のワークシャツの上にフリースのシェルドジャケットを着込んでフリースの帽子をかぶってちょうどいい低温だ。もちろん吐く息は真っ白。これは11月並の気候だと思う。最低気温4℃、最高気温7℃だもの。

シベリアンハスキーだから愛犬パル君はますます元気、急坂をぐんぐん登り、ずんずん進んでいく。これなら犬ぞりを引けるというのも納得の馬鹿力だ。雲を透かして照る月明かりであたりはぼおっと明るいから、ハンディライトを使うことはほとんどない。遥か下に山麓の街の明かりが見える。山並みは墨絵のように闇に沈んでいる。

僕は60歳の自分を想像できない。そんなに遠い将来のことでも無いのに。すでに「フクロウが私の名を呼んでいる」のかも知れない。カナダのネイティヴの間では死ぬ前に「フクロウがその人の名を呼ぶ」という伝承があるという。それに題材を求めた作品が上記の小説だ。静謐に満ち、哀しくしみじみとした作品だ。一読をお薦めする。

2006年10月08日

3522 蓼科の紅葉狩りと服装

晴れ 気温:最低 3℃/最高 9℃

今日は快晴だった。明日も晴れ、明後日も晴れという天気予報がでている。晴れた夜はとても冷え込むから、また晴れた日中でも陽射しは暖かいけれど風がとあるととても寒く感じるから、秋の高原を訪れるならそれなりの服装計画が必須となります。

おすすめなのは、薄手でもいいからアンダーウエアを長袖のものにすること、できればパンツの下にはく中厚手のタイツを準備。羽織るものとしては長袖の厚手のシャツ、厚手のトレーナー、中厚手のフリース、それから風が吹いた時に寒い思いをしないために、風を通さないナイロンのウインドブレーカーかマウンテンパーカがあれば完璧。

寒がりのひとはこれに加えて毛糸の帽子、啓人の手袋があればなおいいでしょう。

そしてこちらに到着したら是非秋の高原の「森」を散歩して下さい。早朝か、夕暮れ時がおすすめです。湖畔の森だったらいっそうロマンティックでしょう。そう、秋の高原はロマンにあふれているのです。

台風なんてとっくに消失しているのに、良く風が吹きます。今日の蓼科も強風というほどでは無いけれど、冷たい風がコンスタントに吹きました。朝夕はときおり吹き抜けるこの風がとても寒く感じさせます。しかし、この冷え込みによって紅葉はずんずん進行しています。

この連休は標高2400m〜2000m付近がなんとも美しかった。国道299号線ドライブしたお客様や、麦草峠・白駒池を訪れたお客様、そして山歩き・登山でロープウエイから山にはいったお客様はこの至福の風景を堪能されました。

今週末にはロープウエイ下から標高1750mのピラタスの丘付近まで紅葉が降りてきそうです。今度の土日にはペンション・サンセットも紅葉のタペストリーの中に織り込まれてしまいそうです。紅葉は標高の高いところから低いところへと山を駆け降りるものですから、標高差の大きい蓼科では11月半ばまで広葉樹の紅葉が楽しめます。特に蓼科湖では400本の桜の木(ソメイヨシノ)が真っ赤に紅葉します!

それが終わるといよいよ針葉樹の紅葉です。落葉松(からまつ)の紅葉の美しさはそれを知るものにとっては忘れ難いものです。東山魁夷画伯も好んで当地の落葉松林を取材していたそうで、画伯の描いたブルーの美しい針葉樹林は当地の風景もはいっているのだと改めて親近感を感じます。

今夜もお客様のために全館暖房を入れています。暖房を入れないと館内は15℃〜18℃ほどになってしまう気候です。これは平年に比べるとかなり寒いです。いつものこの時期ならもっとずうっと温かなのです。数日中に平年並の気温に戻るとは思いますが、いずれにしても、都市部からいらしたお客様には「ものすごく寒い」と感じられるかも知れません。

そういうことなので、上記の服装を是非ご用意下さい。そうすれば極上の高原の秋を快適にお過ごしいただけると思います。あ、これは朝夕のことで、日中は陽射しがぽかぽかと暖かいですからそのあたりのご心配は無きよう。別の表現をするなら、山にキャンプに行く時程度の防寒衣料は必ずご用意下さいということです。ここは日本中のどのキャンプ場より標高が高いのですから。

今夜は満天の星が美しい。今日はジャコビニ流星群が出現する日なのですが、なにしろ「突発的に出現する流星群」だそうで、残念ながら僕はまだ見ていません。もう一度ラウンジの窓から夜空を見上げてみようっと。

2006年10月16日

3530 それでは納得できない自分がいる

晴れ 気温:最低 3℃/最高 11℃
おととい、そして昨日の日記で書いた通り、このサイトのトップページをペンション・サンセットの集客ページに変更した。これまではいわば「扉ページ」あるいは「表紙」にあたる蓼科高原日記をメインコンテンツとするページがトップページだった。

しかし、アクセスいただいた閲覧者の動向をデータで見てみると必ずしも良い選択ではないということが一目瞭然だった。やはり付け焼き刃的にサイトの一部だけを大変更するとある種の混乱を招くのだと思う。Yahoo! Japan では少しだけランクが上がり、Google では少しだけランクが下がり、msn ではランクがぐっと上がった。といっても、ベスト10のなかでの動きだけれど。

結論として、即決でもとに戻した。3日前までと同じに戻した。蓼科高原日記をメインコンテンツとするページがトップページで、ペンション・サンセットの集客ページをサブページにまわした。これが長年守り続けてきたこのサイトのスタイルなのだ。やはり変えるべきではないと思った。しかし「実験」としての価値は充分以上にあった。いずれにしてもお騒がせしました。

そんなチェックをしながらじつに久しぶりに他のペンションのホームページを見て回った。じつに魅力的で技術的にも高度な楽しそうなページが目白押しだった。それはもう圧倒されてしまうくらいだ。しかし、がんばれば同じようなものを作ることは可能だけれど、でもやりたくないというのが本音だ。

プロにお願いするという手もあるし、じっさいにそうしているペンションも散見された。情報がよく整理されていて閲覧しやすそうで、これは効果的なホームページなんだろうなあと思った。やはりプロの手になるものは魅力的だった。僕もそうすべきなのかも知れないと思った、そのときは。

でも、そうしたくないというかたくなな自分がここにいる。お料理もパンもすべて手作りといっている一方で、お客様との最初のコミュニケーションの場であるホームページが「手作り」でないのは矛盾するように思われてしまって・・・僕はトレンディーじゃなくって頭が固いんだ、きっと。

経営者としては、これまで築き上げてきたこのサイトのすべてをうち捨てて、プロの手になるサイトに切り替え、集客に全力を尽くすべきなのかも知れない。蓼科高原日記なんて書いている暇があったら、団体旅行の営業に奔走すべきなのかも知れない。しかしそれでは納得できない自分がいる。

とうわけで、まずは情報を整理し直して、いささかとっちらかってしまっているこのサイトの再構成とナビゲーションの充実を行おうと思っています。表現の簡素化や視覚化も必要かも知れない。とかく現代は文字を読むのが嫌いなひとが増えたようなので。

でも、本音としてはこのサイトを「見る」のではなく「読んで」ほしいのです。このサイトは本来テキストだけで構成されるべきものとして誕生したのだから。いまとなってはトレンディーじゃないのは確かだけど。なぜそうなったかということは過去に何度も書いたからここでは繰り返さない。

★★★

さて、昨日から吹き続けていた風は未明にピークを迎えてびゅーびゅーと木々の梢を鳴らす音で目が覚めた。中庭にいるパルのことが気になって、もぞもぞと起き出した。中庭にでて犬舎の雨戸を閉めてやると中からパルが飛び出してきてやたらとなついてくる。きっとこのただならぬ雰囲気と大きな風の音が不安だったのだろう。

未明の空に真っ白な月が怜悧(れいり)な光を放っていた。明かりなしでもあらゆるものがくっきりと見えるほど明るく鋭い光だ。冷たい風に身体は凍えるが、心はなぜかとても温かだった。この優しい生き物が僕らのもとにやってきたのは12年前の冬だった。以来僕らとともにこの森で生きてきた。彼は飼い犬などではなくペットでもなく文字通り対等な関係としての家族なのだ。あるいはシベリアンハスキー流の解釈でいうならば、同じ「群れ」の仲間なのだ。

僕は多くのことをパルから学んだ。その反対に彼が僕から学ぶべきことはおそらく何もなかっただろう。自然の中で生きる、ただ単純に「生きる」ということを僕は彼から学んだのだ。ただ生きて、当たり前のこととして死んでいく。そのどこに疑問や不安があるのだ、といつも問われているような気がした。

強風でロープウエイは運休となったが、その風も午後はやくには止んで穏やかな天気に変わった。何もかも吹き飛ばしてくれたおかげで、今日の夕焼けはじつに感動的に美しかった。ピラタスの丘の紅葉もいよいよ最盛期を迎えている。山岳部の紅葉はピークを越えて、もっと標高の低い湖沼部や蓼科高原の観光スポットでの紅葉の見ごろは今週末からになる。

2006年10月18日

3532 紅葉見頃は標高1800m付近

晴れ 気温:最低 5℃/最高 12℃

ビーナスラインは紅葉に彩られています。いま最盛期は標高1800mあたりですが、1200mから上はすでに沿道の森のそこここにじつに見事な紅葉がまるでレイアウトしたかのように、スポット的にみられてそれが緑との対象でより強烈な印象を与えています。じつに美しい。

渓谷美で定評のある撮影スポット「横谷峡」もそろそろ見頃かと思われます。国道299号線を上っていくとやがて「横谷温泉」の看板がありますが、そこから遊歩道が始まっています。

ピラタスロープウエイの山麓駅付近もちょうど見頃です。今週末から来週末が山岳部では紅葉の見納めになりそうですから、おっとり構えていてはいけません。それが終わると今度は蓼科高原の湖沼部が紅葉の盛りになります。水面に映り込む紅葉と八ヶ岳の対比は最高に美しいものです。

天気予報では明朝は霜が降りるかも知れないとのこと。毎朝3℃程度まで気温が下がって、夜もとても冷え込んでいます。お越しになる方は、暖かな日中を想定しないで、そんな朝晩の冷え込みにも対応できる服装計画を怠らないことが大切です。

いままさに蓼科山、八子ヶ峰の山腹は錦絵のように色づいて、感動的な風景となっています。お天気も良さそうです。今週末、みなさまのお越しをお待ちしております。

2006年10月19日

3533 感性の共有と精神の共有

晴れ 気温:最低 3℃/最高 12℃

いまの僕のささやかな夢は、たとえば Diana Ross の Blue というアルバムを聴いていると妻がやってきて「これ誰?いい感じね。」と言ってくれることだ。僕は応える「うん、いいだろう、Diana Ross の What a Diefference a Day Makes って曲さ。」と。

感性の共有には、もちろん、いい面と悪い面とがある。そのことを知った上で、やはりそうなりたいという想いがずうっとあった。そしていまだにそれは成立していない、あるいは永遠に成立しないのかも知れないと思い始めている。

それはしかたのないことだし、良い面に目を向けるべきなのかも知れない。たとえば、モンティー・パイソンのどのギャグが好きかがなにからなにまでまったく同じだというカップルがいたとすれば、どうも長続きしないような気がしたものだ。もしそういう人がいたらごめんなさい、あくまでもこれは僕の個人的体験談だ。

好みというか、もっと深い部分で精神を共有してしまうとむしろお互いに重くつらい思いをするのではないか、とも思った。若い頃、まだ結婚する以前にそのような女性がいた。いまでいう「友達以上恋人未満」という微妙な関係でおわったのは、愛情が深まるにつれてお互いにそのことに気づき始めたからではないかといまでも思っている。

根っこの部分では共通した流れを持ちつつ、異なった感性、異なった価値観を持っている方がお互いに刺激しあって成長できるのではないか。

さて、今日も蓼科はよいお天気でした。ピラタスの丘からロープウエイ付近は今週末が紅葉の見頃になります。写真撮影に最適な渓谷美の横谷峡(よこやきょう)も今週末が見頃になると思います。来週末はもう少し標高の低い湖沼部が見頃になってくるでしょう。

毎日夕暮れ時がとてもきれいです。夕陽も、夕焼けも。夜はよく晴れて星空もくっきりと見える日が増えています。夕陽を眺めるにしても、星を見るにしても真冬なみの(大げさなくらいの)防寒装備をお忘れ無く。そのときの気温は5℃〜3℃です。

2006年10月26日

3540 高原部の紅葉が見頃

晴れ 気温:最低 2℃/最高 11℃

奥蓼科・横谷峡の紅葉紅葉の第二段階にはいりました。これまでは山岳部の紅葉が見頃でしたが、これからは高原部の紅葉が見頃です。蓼科高原は標高2500mから標高1000mあたりまでと標高差がとても大きいので、紅葉は1ヶ月半以上にわたって楽しむことができるのです。

ペンション・サンセットでは四季折々の旬の野菜を中心にメニューを考えているので、これからの季節は(夏の葉物野菜に対して)「根菜」が中心になってきます。夏の野菜は「身体を冷やす」働きがあり、これからの季節の野菜は「身体を温める」働きがあるといわれています。自然界というのはとてもよくできていますね。

現在紅葉は標高1500mから1300mあたりがとてもきれいです。来週末には標高1200mの蓼科湖付近から1000あたりの杜鵑峡(とけんきょう)やバラクライングリッシュガーデンあたりが見頃を迎えます。さらに下って、紅葉が諏訪湖で見頃になるのは11月末になります。

これからの季節は空気が澄んだ晴天の日が多くなります。ペンション・サンセットはピラタスロープウエイ山麓駅まで徒歩8分です。山歩きすれば美しい紅葉が帯状に見下ろせ、遙か北アルプスまで見通せる展望は絶景です。どうぞ11月の蓼科にいらしてこの季節にしかできない「空中散歩」を楽しんでください。お待ちしています。

2007年02月03日

3640 サンセット=夕暮れ

晴れ 気温:最低 - 17℃/最高 - 5℃

今日も夕暮れ(サンセット)が美しかった

昨日は氷点下15℃、今日は氷点下17℃と立て続けに「厳冬期」なみに冷え込んだ。実際今朝の気温はこの冬一番の冷え込みだった。厳冬期はもう終わったと想っていたのに、ずれ込んだのだろうか。しかし陽射しは2月そのもので、太陽が再び力強くその熱エネルギーを地表に届け出した。だから、ゲレンデは気温とは裏腹にとても暖かく感じた。ハロゲンヒーターよりもカーボンヒーターよりもやっぱり太陽だね。

今日の写真(写真右)はピラタス蓼科スノーリゾートのスタッフの撮影になるロープウエイから見た縞枯山(しまがれやま)の夕景だ。こんなにも美しい情景がいつものようにぼくらのすぐ隣で展開しているのだ。しかしこの写真を撮影するためにはロープウエイの関係者にならなくちゃダメかも。だって、この時間にロープウエイに乗れるのは関係者だけだから。

坪庭から夕景を撮影することは可能だけれど、撮影を手早く済ませて日が暮れる前にすぐ近くの縞枯山荘(山小屋)に駆け込まなければならない。真っ暗になってしまったらそれこそ遭難して命にかかわるから。これは本当のことなので、くれぐれもご注意願いたい。

ペンション・サンセットから見た夕景も今日は格段に美しく、夕食時にお客様も口々にそのことを語っていらしたほどだ。ちょうどこんな感じ(写真左)の夕暮れだった。夕陽や夕焼けを撮影するためには条件を研究して待ちかまえて撮るか、僥倖(ぎょうこう)にかけて出合い頭にとることができるかの二者択一だ。僕の場合ほとんど後者(幸運にかける)なのだけれど、シャッターチャンスはほんの数分、いや場合によっては本の数十秒しかない。

ピラタス蓼科スキー場の営業終了間際にも夕陽を正面に見ることができ、それはそれは美しい情景だ。特にこの季節、気温が急激に下がってダイヤモンドダストが降ったりすると、夕陽を透かしてみるそれは夢のような世界を感じさせるに充分だ。これほどまでにヨーロッパ的な大自然の存在感を感じさせるスキー場は数少ないと思う。これは個人的な感想なのだけれど。

※今日の1枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。

2007年03月12日

3677 サンセットのダイニングラウンジ

未明に小雪のち晴れ 気温:最低 - 8℃/最高 - 4℃

昨日の夕方から強風が吹き荒れて、ピラタスの丘の樹木に積もった粉雪を吹き飛ばしていますが、まだまだ真っ白な雪景色は健在です。今日も終日強い風が吹きましたが、昨日ほどではなくて幸いでした。ゲレンデは快適だったと思います。3月だとは信じられないくらい雪質抜群だし。

右の写真はペンション・サンセットのダイニングラウンジの吹き抜け部分を16mmの広角レンズで撮影したものですが、人間の周辺視野を考えると妥当な映像だと思います。超広角レンズ独特のディストーションがかかっていますが、これはこれで面白いしいい感じです。一切の照明をオフにして撮影したので、外の景色もちゃんと写し込めたのがうれしい。

左の写真は同時に撮影した吹き抜けに続くダイニング部分です。やはり照明をすべて消して外の風景を写し込むようにしてみました肉眼ではもっとずっと明るいのですが、写真の露出バランスの関係でちょっと暗く処理してあります。グラスエリアの広さ(270度)がよくわかると思います。

どちらの写真もクリックすると拡大表示されます。このブログではほとんどすべての写真がクリックで拡大表示されます。特にこれから春を迎えると花や景色の写真が多くなるのでより大きく拡大表示される写真が増えてきますので、「クリックして拡大して観る」ということを頭の片隅にメモしておいていただけると幸いです。(^^)

※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年03月24日

3689 冬から春へ

曇りのち雪 気温:最低 - 3℃/最高 1℃

朝から曇り空、薄く霧がかかったような天気だった。これまでのような強烈な冷え込みは感じない、じっさい差今朝の最低気温は氷点下3℃と暖かなものだった。気温を考えなければこの景色は春の「花曇り」のように見える。

積雪はまだあるが、ピラタスの丘にも春が訪れつつあることが実感される。雪のかさもすこしずつ減じてきている。たまさか雪が降っても、さほどかさ上げされない。もちろん例外はあって、ピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデでは雪が降れば降っただけかさ上げされている。

いまだに「春スキー」らしくTシャツで滑っている人はいない。まだまだ「春スキー」のように温暖になってはいない。だから、本格的な雪質のバーンを思いっきり楽しめる。日中の最高気温も2月なみに低いので雰囲気も抜群だ。

こうしてみるとこの冬は雪が多かったのか少なかったのかよくわからなくなってくる。気象観測的データとしてはおそらく雪は少なかったということなのだろう。しかし、ここでは、ピラタスの丘やピラタス蓼科スノーリゾートではむしろ積雪量は多かったというか、高積雪レベルを保っている。

降った量は平年より少なかったが、とにかく低温で、雪が溶けなかったためにシーズンを通じて積雪量がキープされたというのが本当のところかも知れない。

実際写真を見てもらうとわかると思うけれど、まだこんなに雪があって、雪質もなんとパウダーなのだ。ロープウエイの向こう側に見えるのは北アルプスだけど、大量の雪を真っ白に冠雪している。スノーボーダーの向こう側に見えるのは左側の台形の山が木曽御嶽山(きそおんたけさん)で右の方の白い山なみが安曇野の向こうの穂高連峰だ。

高原部にはそろそろ春の気配が濃厚になってきてもう雪は積もらないだろうっていう感じだけど、亜高山帯のピラタスの丘(標高1650m〜1800m)では、あるいは坪庭(2240m)ではまだまだ雪と氷の世界になっている。

しかしピラタスの丘ではGWの頃には根雪もとけて、プランターに咲き誇る花いっぱいの季節になる。路地植えの花や高山植物が咲き始めるのはもう少し後の5月中旬以降になるが、そのころには透明な新緑がきらきらと輝いている、じつに美しい季節になる。

あらゆる観光施設がGWに合わせてオープンし、様々な催し物を用意してお客様をお待ちしているので、高原の行楽・ドライブには最高の立地の蓼科高原だと言える。400本のソメイヨシノが咲き乱れる蓼科湖半を散策するも良し、花の絨毯を敷き詰めたバラクライングリッシュガーデンを訪れてスコーンとロイヤルミルクティーをゆっくりと楽しむのも良し、ピラタス蓼科ロープウエイで一気に2240mまだ上がって、雲上の坪庭(つぼにわ)から真っ白に冠雪した山並みを見晴らすも良し。

こころがスカーッとする旅になること請け合い。これは保証しますです。はい。


※今日の2枚の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年04月01日

3697 OSなんてなんだっていいじゃんと言いたいのに

曇りのち雨 気温:最低 - 5℃/最高 5℃

マイクロソフトが嫌い

きのうは久々にMacのことを書いた。いまや仕事や趣味で使っていく上で支障のあるOSなんて無いから、なにを使うかとかどれが優れているかなんて言う議論自体がほとんど無くなったように思う。特にひとたびインターネットに接続してしまえば、OSはほとんど意識することが無くなった。

・・・と思ってきたのだけれど、先日書いたように我々ペンションの集客にけっこう大きな比重を占めているネット宿泊予約サイト「じゃらんnet」が Windows 98〜XP のみサポート、Vistaは4月に入ってから検証という暴挙に出たのだった。アクセシビリティーの向上が叫ばれる現代ネット界にあってOSによってはまったく接続すら出来ないという仕様のシステムを新規構築するというのはいったいどういうことなのだろうか。まったく理解に苦しむところだ。

まあ、これはわれわれ宿泊施設が在庫管理やプラン管理をするシステムの話しに限定されたことだとは思うけれど・・・よもや、一般のお客様が上記OS以外のPCから「じゃらんnet」にログインしようとしたら画面がフリーズしてまったく動かなくなるなんて仕様になっているのではあるまいな。

平気でそういうことをやる会社なのだ、リクルートという企業は。これは間違いなく背後にマイクロソフトがいるに違いないと感じますな。サーバーはもちろんマイクロソフト謹製のシステムなのだろう。だって、このやりくちやその後の「事後説明」の事実無根さ加減がとても良く似ているんだもんね。

いずれにしてもモノポリー的状況というのは、ろくな世界を構築しない。すくなくとも、そこにはすでに「進歩」とか「啓発」とか「知的刺激」といったものが存在しない。あるのは利潤追求という資本原理主義的企業論理だけだ。人間的なつややかさとか、輝きが全くない。マイクロソフトの作る文書やウェブサイトがどうにも我慢ならないくらい悪趣味で程度が低いのはそのような資質によるものだと思う。そもそもそのようなセンスに欠け、しかもそのような世界に何の興味もないのだからむべなるかな、だ。

以前、ドイツのテレビ局に米マイクロソフト社について聞かれたアップルのCEOスティーヴ・ジョブズは「マイクロソフトの唯一の問題は、彼らにセンスがないことだ。(中略) 彼らは独創的な発想をせず、製品に文化が込められていない」と語っているそうだが、その通りだと思うよ。

仕事で Windows を使う分には実用性という観点からは優れたところが多々あることは認めている。しかし、そのセンスの悪さと言うか「致命的なセンスの欠落」ということもまたいかんともしがたい事実なのだ。だから悪いと言うことではなくて、だから「嫌い」あるいは「好きになれない」ということだ。

それと、個人的にビル・ゲイツという人物が大嫌いだと言うこともある。グローバルスタンダードとやらだからしかたなく Windows を使うことになるが、そして公平にそれを評価して認めた上で、なお、ぼくはマイクロソフトが嫌いなのだ。これはしかたない。

実際のところ、個人的にはOSなんてなんだって良いと思っているのにね。


今日の写真

さて、今日の写真は一昨日のつづきで日没直後に山麓の街のセブンイレブンの駐車場から撮影したものだ。使ったのは Richo Caplio R5 だ。1枚目はこの標高800mほどの場所から北を仰ぎ見たときの写真だ。一番左が蓼科山でその右に北横岳、縞枯山、茶臼岳、麦草峠、そして南八ヶ岳の山々へと連なる八ヶ岳連峰の全体をパノラマのように見渡せる視点にぼくはいた。雲がたなびいているあたりがちょうどピラタスの丘のある標高1800m付近だ。

このようにこの街の人々は里にあっても常に山を友として暮らしているのだ。そして山に暮らすぼくらは雲の中からここまで降りてきて、この人の気配にほっとしながらどっぷりとつかっては再び山の上へ、雲の上へと戻ってくるのだ。写真の被写体としてぼくが一番好きなのはじつは人間なのだ、そして2番目は人の気配に満ちた街なのだ。意外に思われるかも知れないけれど、これは本当だ。

じっさいには暮らしの拠点が亜高山帯と言うこともあって自然の風景写真がメインになっているけれど、本当はこんな感じの写真が好きだし、もっとひとの営みを写し取るような写真を撮影したいと願っている。

2枚目の写真はぼくの立ち位置であるセブンイレブンの駐車場までズームアウトしたところだ。このようなトワイライトタイムがぼくがもっとも好む撮影時刻でもある。この写真の明るさと肉眼で見た明るさとはほぼ等しく写っている。実際にこのように見えたのだ。デジタルカメラの技術革新にはじつにおそれいるばかりだ。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年04月21日

3717 花と新緑の季節が始まる

曇り 気温:最低 1℃/最高 10℃

花と新緑の季節が始まる

ピラタスの丘もすっかり雪が消えて、森やペンションの敷地の日陰にわずかな残雪がまるで旧い思い出のように残るばかりです。これから花と新緑の色彩豊かな季節が始まります。1枚目の写真はここから車で10分ほどのバラクライングリッシュガーデンのコンテナガーデン(寄せ植え)です。

ペンション・サンセットではバラクライングリッシュガーデンの入場券が100円〜400円割引になる前売り券を取り扱っておりますので、ご予約フォームあるいは当日ご出発時にお申し付け下さい。土作りから煉瓦などを含むすべての資材を英国から輸入して作り上げた純度100%の本格的英国庭園はここだけとか。ティータイムやお食事も本格的で英国渡航経験のあるお客様も納得のようです。少なくとも僕はものすごく感激しました。

それはそうと、ピラタスの丘は標高1700m〜1800mという日本一高い場所(ここはもはや「亜高山帯」と呼ばれる標高です)にあるペンション村なので、新緑は5月の連休明けになります。じつは5月中旬に芽吹いた新緑がきらきらと輝く季節、そう、6月の梅雨入り前あたりまでがこころ泡割れる最高の季節なのです。

しかし、お客様の休暇や休日とちょっとタイミングが合わないようで、訪れるお客様が少ないのがとても残念です。もしお休みが取れたらその季節に是非ピラタスの丘を訪れてみてください、きっと人生観が変わるほどの感動があると思います、僕がかつてそうであったように。


北八ヶ岳はモノクロームの世界

一方で、ピラタスロープウエイ山頂駅前から広がる標高2240mの「坪庭」から上はまだまだモノクロームの冬の世界が広がっています。2枚目の写真は現在の「坪庭」の情景です。GWにあわせてお客様が普通の靴でも歩けるように遊歩道の除雪作業が急ピッチで進んでいます。

ちょっと不思議な世界でしょう?

山麓駅から山頂駅まで乗車時間はわずか7分半です。ペンション・サンセットではこのロープウエイの往復乗車券の割引販売をお取り扱いしていますので、ご宿泊のお客様は予約フォームでお申し付け下さい。もちろん、チェックアウト時にお申し付けいただいても対応いたしますので是非ご利用下さい。


当地の道路はすべて冬期閉鎖解除

国道299号線(麦草峠から先)もビーナスライン(和田峠〜美ヶ原区間)も昨日までに全線開通しています。もはやドライブルートの制約はありません。標高2000m以上の部分ではまだ「雪景色」が楽しめますが、道路上に一部積雪が残っている場所があるようですので、念のためタイヤチェーンがあると安心かと思われます。詳しい情報はこちらのサイトをご覧いただくか関係機関にお問い合せ下さい。


※今日の2枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年05月11日

3737 Gmail ユーザーになってみた

晴れ 気温:最低 - 3℃/最高 17℃

強風の一日

昨夜からの嵐は未明まで雨が降り続け、その後も強烈な風が吹き荒れた。強風のおかげで雲という雲はすべて吹き払われて、文字通り雲ひとつ無い空となった。冷たい北風のおかげで強い陽射しにもかかわらず、終日(外では)寒い一日となった。早朝に緊急電話回覧が回ってきて、本日は強風のためピラタス蓼科ロープウエイは運休とのことだった。この風では確かにそうするほか無い。

それにしてもこの季節に氷点下になるというのもめずらしい。ラウンジの窓からの眺めは日に日に緑色の要素が濃いものに変わっている。もっと標高の低いところではすでに新緑の森になっているが、ピラタスの丘では後ほんの少し待つことになりそうだ。


Gmail を使い始めた

ひょんなことから(というか、単純に気がつかなかっただけのことなのだけれど)Google の運営する Gmail を使い出して3週間になる。詳しいことは Google のサイトで調べていただくとして、じつにこれは Google が今後目指す方向性を示唆する革新的な Web Mail for "Web 2.0" なのではないかと感じさせる。

メールを通じて(いまだ明確な定義がなされていない、と僕には思われる) Web 2.0 というもののひとつのかたちを体験することが出来る。インターフェイスの良さ、セキュリティー、徹底したスパムメール対策による快適性、Google のサーチエンジンテクノロジーによっていつでも必要なメールをリストアップできるメールの仕分け不要の便利さには実際感銘を受ける。

僕は以前から Google Analytics のユーザーである関係で Google アカウントを持っていたので、登録と利用開始は簡単だった。初めてのひとはどんな手順になるのかはよくわからない。いずれにしても 連携アプリケーションの Google Nortifire をインストールすることによって2分ごとに更新されるメールリストのタイトルと内容の一部が心地よいサウンドとともにデスクトップ右上に表示されるのはじつに新鮮な体験だ。確実にメールコミュニケーションがスムーズになったことを実感している。


蓼科高原ピラタスの丘・写真日記

それはそうと excite. のブログサービスを利用して「蓼科高原ピラタスの丘・写真日記」というブログをテスト運用し始めた。

これはタイトルどおり「日々つれずれなるままに撮影した写真たちのアルバムです。クリックすると拡大します。」という、写真とショートコメントの簡単なブログだ。このブログに載せきれなかった写真や、観光にかかわる最新情報を"What's New"的に載せるための場として開設してみた。

URLは http://psunset.exblog.jp/ なので、興味のある方はご覧下さい。今後とも観光情報や開花情報やスキー情報なんかを載せていくつもりです。ブログ公開システムというのは、このような累積的あるいは時系列的情報を管理したり公開したりするのに最適のシステムなので、これを利用しない手はないと考えたしだいです。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月12日

3738 ドライブには最適な季節

晴れ 気温:最低 0℃/最高 18℃

昨日の嵐というか「荒天」は5月中旬としてはきわめて異例のことだった。写真はピラタスロープウエイのスタッフの方の撮影になるものだけれど、山頂駅から始まる高山植物の宝庫「坪庭」もかなりの積雪に見舞われたようだ

集会路は改めて除雪してスニーカーでも歩けるようになっているそうだ。強の陽射しでかなり雪も溶けたと思われる。昨日登山をしていたひとは大変な思いをしたかも知れない。判断を誤らなければ大事に至らなかったとは思うけれど、すさまじいダウンバースト現象だったから。

それはそうと、ピラタスの丘の野鳥たちもほとんどのメンツが顔をそろえてきたようだ。個人的にはウグイス、アカハラ、ホトトギスがご贔屓の歌い手なのだけれど、ホトトギスをまだ聴いていない。未明から午前5時頃に起きて外に出てみれば森中からじつに美しい合唱が聞こえてくる。

今日は昨日とはうって変わって穏やかな晴天に恵まれた。最高気温は20℃以下だけれど陽射しの元では25℃まで寒暖計の水銀柱は昇った。雪解け水をたっぷりと吸い込んだ森からは陽射しを浴びて間断なく霞のような水蒸気が昇っている。

そうして空に昇った水蒸気はすぐに雲になって山を駆け上がっていく。時としてそれは積乱雲へと成長して、昨日のような激しい雷雨をともなったダウンバースト現象を引き起こす。山の天候はじつにめまぐるしく変化する。ここに暮らしているとすっかり慣れてしまうけれど、やはりその激変ぶりは「想定外」だ。

この季節はビーナスラインを、特にオープンカー(キャブリオーレ)で走ると最高だ。アルファロメオのライトウエイトな車種とか、ロードスターなどでドライブしても最高のコースとなる。ある意味ではバイクより楽しめるかも知れない。

僕もランドローバー・ディスカバリー2の18インチアルミホイールに 255/55R18 VR のピレリ・スコーピオン・ゼロという高速SUV専用タイヤを奢ったので、2.5トンの車重をものともせずにコーナーを攻めたりしている。あんまりやるとタイヤがするすり減ってしまうので「たまに」だけれど。まあ、MTBにシティースリックタイヤを履かせたみたいな感じでけっこう楽しめる。

さて、明日は除雪機を整備してからしまい込む。外したスタッドレスタイヤを良く洗浄して乾かして格納する。そろそろクルマの洗車もしなくっちゃ。駐車場に砂利を運んできて均らさないといけないし、いろいろな雑事が山積してきた。あ、そうそう、梅雨入り前にテラスにステインをたっぷり塗り込むことを忘れてはいけなかった。

貧乏暇無しってか。


※1〜2枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月14日

3740 蓼科湖は美しい湖なのです、たぶん

晴れ 気温:最低 - 1℃/最高 16℃

いよいよ新緑の季節到来。なんとも美しい蓼科高原。やっぱりすきなんですよね、他で暮らすことなんて考えられない!きょうの日なたは23℃、しかし日陰はフリースを着込まないと凍えそうなほど風が冷たかった。

あいかわらず、夕暮れが綺麗だった。

僕の中では昔から蓼科高原の中心は「蓼科湖」なのです。それは初めて当地を訪れた20歳の頃から変わらぬ想いなのです。なぜそうなのかはわからないのですが、たぶんその出会いがあまりに強烈で瞬時にこころの奥深くまで「刷り込まれて」しまったのだと思います。

蓼科湖の周回路は桜の見頃。新緑と桜と八ヶ岳のコントラストが美しい。蓼科湖なんて小さな湖で、どちらかというとひなびた田舎っぽい「池」じゃない、なんてよく言われてしまうのだけれど、それは違うと思います。

折しも新緑の季節、蓼科湖から八ヶ岳を望むこの情景はこの季節ならではのきわめて絵画的なものです。陽射しの強い時間はどの湖も表情に欠ける、と個人的には思っています。湖畔を散策したり写真撮影するなら、朝か夕方がおすすめですよ。まったく違ったセンチメンタルな、アーティスティックな風景をきっと見せてくれるはずです。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
 これらの写真は僕がいつも持ち歩いている Richo Caplio R5 で撮されたものです。

2007年05月30日

3756 6月3日(日)は八ヶ岳開山祭です

曇りのち雨、夜は晴れ 気温:最低 3℃/最高 16℃

ピラタス蓼科ロープウエイのウエブマスター氏のコメントどおり、ピラタスの丘はようやく春らしくなってきました、って言うのが正しいのかも知れません。僕ら的には「初夏」に近い感覚なのだけれど、客観的な気温を見ればやっぱり春と言うべきなのだろうか。

ウチのペンションの庭のカエデの木もようやく新緑の芽吹きが始まりました。毎年この時節になると新緑の色は緑の中でももっとも美しい色だといつも思います。この葉が秋には真っ赤に染まってペンション・サンセットを、そしてピラタスの丘を鮮やかに彩ります。

いつもの場所に今年もシラネアオイが咲きました。まだ花は開ききっていませんが、なんとも儚い青紫がこころを惹きつける花です。可憐と言うよりは、ひっそりと咲く淡い個性の花です。鹿に食べられなければよいのだけれど・・・。

それにしても昨日の朝はなんと0℃、今朝も3℃とこの季節として恥じるに異例の冷え込みが続きます。最高気温は平年なみかちょっと高いくらいなのですが、冷え込みがきついのが今年の5月の特徴です。今朝は4時まで仕事をしていたのですが、いまにも雨が降りそうなくらい夜明けでした。

いつもなら強烈な朝日が八ヶ岳の向こうから空に反射して明るいのですが、今日は夜が明けるというよりは夕暮れに向かうような錯覚を起こさせるような情景でした。しかしそれが夜明けであることを証明するかのように、アカハラ、ホトトギスが盛んに鳴き交わしています。

気温3℃のテラスに出て耳を澄ますと、彼らの歌声の向こうにウグイスやジョウビタキ、そしてこの春初めて聴くカッコウが3羽確認できます。さらにトゥルルルルルというコゲラの木をつつく音、コンコンコンというアカゲラの木をつつく音(ペッキング)が聞こえます。

それはデジタルサラウンドのように森を巡りながら反響して、夢のような音楽会を演じてくれます。

最初のパラグラフで触れたピラタス蓼科ロープウエイの山麓駅テラスの様子です。こんな感じになっています。この陽射し、まさに初夏を思わせるのですが、そして実際ものすごい熱線で暑いくらいなのですが、気温はぐっと低くやはり「春」なのですよね。

6月3日(日)には北横岳山頂で「八ヶ岳開山祭」が執り行われます(もう一カ所は赤岳山頂)。この機会に是非荘厳で美しい山開きに参加してみてはいかがでしょうか。お天気も良さそうです。詳しくはこちらのサイトをご覧下さい。

あ、そうそう、初期不良で返品交換となった IBM ThinkPad T43 が納品になりました。前回のマシンが2005年6月中旬にメーカーによるリサイクルマシンとして製造されていたのに対して、今回のマシンは2005年5月末の製造でした。

最初の起動から調子の良さがわかるほど今回のマシンの報が程度が良かったのでうれしくなりました。ものすごく綺麗で、新品といってもわからないほどです。ハードディスクも OS(Windows XP Professional SP2) がクリーンインストールされたままの状態で、まず OS のアクティベーションから設定を始めることになりました。

まずオフラインでインターネットセキュリティーソフトをインストールしてから設定に入り、6時間ほどで基本設定と主要アプリケーションのインストール、そしてウインドウズの重要度の高いアップデートを実行完了。MS DOS でコマンド実行できることもわかったので、いざとなったらそちらで何とかなるだろうとちょっと安心。

いずれにしても Windows XP Professional SP2 という OS をじっくり勉強してこのマシンを使っていきたいと思っています。いずれにしても、新しいことを習うのはとても楽しい。


※今日の3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月31日

3757 夜明けを待つ日々

曇りのち雨 気温:最低 3℃/最高 13℃

ホームページのリニューアルの構想を練っていたら、夜が明けてしまった。この2週間ほどずうっとそうだ。お客様がいらっしゃるときも、そうでないときも。これはいけない、生活を自然のリズムに合わせなければ。といいつつも、これはこれで夜行性動物の生活のリズムにぴったりと同調しているのだ。

せっかくだからラウンジの窓を開けて、未明から歌い出す野鳥たちに耳を傾ける。今日は夜明けの雲がとても綺麗だ。部屋に戻ってデジタル一眼レフカメラを持ってくる。10枚ほど撮してみたままに捕らえることが出来たことを液晶モニターで確認する。

ひどく冷え込んでいる。目の前の谷の森から雲が湧いている。それは巨大な綿菓子のように糸を引きながらムクムクと拡大していく。生まれたての雲で雲で満たされると、それは行き先を決めかねたように一瞬静止する。やがて、ゆったりとした風が行き先を決めてくれる。雲は蓼科山と北横岳を駆け上がる。

ピラタスの丘とはピラタス蓼科スノーリゾートスキー場のゲレンデを隔てた向こう側、ロープウエイの向こう側の斜面でも同様の情景が展開されている。見に行ったわけではないけれど、経験的にそれを知っている。その情景を想像することが出来る。

それが2枚目の写真だ。ピラタス蓼科ロープウエイのスタッフの手になる写真だ。「諏訪平に雲が広がり、その上に八ヶ岳や南アルプス、中央アルプスも顔を出し、その眺めは圧巻の一言。」と彼はコメントしているが、その景色を僕は思い描くことが出来る、この写真の外延として。

ひとの営みや欲望や絶望や思惑とは関係なく、自然の営みはこのようになんの感慨もなく粛々と繰り返される。感動は人間の心の問題に過ぎないとでも言うように。


※今日の3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年06月09日

3766 悲しき雨音

雨 気温:最低 5℃/最高 14℃

ピラタスの丘ペンション村があるのが標高1600mから1800m。秘境と呼ばれる「坪庭」があるのがロープウエイ山頂駅前の標高2240mから2340mあたり。真夏でも別世界のピラタスの丘、それよりもさらに500mも上の山岳地帯の花は、本来なら登山をする人の目にしか触れないものばかりです。

一枚目の写真はミツバオウレン、山頂駅付近に咲きました。二枚目の写真はタチツボスミレ。坪庭の花の季節が始まりました。これからの季節、梅雨の期間も含めて7月中旬くらいまでが坪庭の花の盛りです。遊歩道が整備されているのでロープウエイであがってそのまま運動靴で楽に歩くことができます。坪庭のすばらしさは花ばかりではありません、眺めも絶景で普通なら本格的登山客しかみることのできないものです。

今日はあいにく朝から雨模様、終日降り続きました。けっこう本格的な降りでまとまった雨になりそうです。さいわい雷雨にはなりませんでした。一年中晴れていたら干ばつになって森も死んでしまいますから、雨降りの日がある程度あっても仕方ないですね、出来れば週末や休日は避けて欲しいというのが人間の勝手な願いですけれど。

午後7時半、ラウンジの室温は15℃。厚手のコットンのトレーナーだけではかなり寒く感じる。厚手のフリースジャケットかダウンパーカをはおってちょうどぬくぬくという感じです。

いつもなら何の物音も聞こえないはずが、今夜はいささか様子が異なって、ざあざあという激しい雨音に満ちています。その音の中にも実に多様な音が混じっている。雨滴が新緑を打つぱらぱらという音、樹木の葉がためた雨が落ちて地表を打つときのぱたぱたという音、鋼板製の屋根を打つかんこんという音、屋根から落ちる雨水が軒を打つことことという音。

野鳥の合唱と是非コラボレーションしてほしいほどの音楽的な雨音です。打楽器だけの演奏でもこれだけ色彩があることに驚きます。どこか和太鼓の演奏の興奮に似たものを感じます。目を閉じるとさまざまな想いが浮かんでは消えていきますが、この音楽はいつもとは異なった切ない思い出をよみがえらせるようです。

これも高原暮らしならではの醍醐味です。


それはさておき、商業的に成功しなくてはこの「高原暮らし」も成り立ちません。それはよくわかっているのですが、僕は頭が古いのだろうか、甘ちゃんなのだろうか、メールマガジンを送りつけたり甘言を弄したりしてそれを心地よく思うお客様を集客するというやりかたに違和感を覚えるのです。だからそういうことはやりません。

保養所契約獲得に奔走するよりも、旅行代理店をご接待するよりも、甘いセールストークをひねるよりも、お客様にとってもっとも心地よい場所であり続けるために全力を尽くしたいのです。利潤至上主義の商業主義は僕がもっとも忌避するところのものです。

まあ、いずれにしてもこの新自由主義とやらの世界では、間違っているのは僕の方なのだろうけれども。でもね、これは商売だと割り切って「商人(あきんど)」になりきるか、これは商売ではなく「趣味」だと決然と言い放つ覚悟でなければいまやペンションなんてやってられない。ペンションとはそのような致命的欠陥を持つ前時代的ビジネスモデルなのです。

財務的には僕は前者のスタンスを選択しなければならないのかもしれない。しかし、それだったらなんで第一線のビジネスマンをやめてここにきたのかわからなくなってしまう。同じことをやるのだったら以前の環境の方が遙かによかったからだ。

ということで、全く利益の上がらない後者の道を選んでほそぼそと生きていけたらいいなあと願うばかりなのです。お客様もペンション・サンセットにいらしたときばかりは新自由主義的グローバリズム、そのような商業主義に組み込まれる以外に生計が成り立たないという現実から解き放たれて自由に羽を伸ばしていただければうれしく思います。


※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※クリックすると拡大してごらんいただけます。

2009年07月15日

4743 半分の気温です、今日は18℃!



ピラタスの丘は:晴れ

気温:最低 + 12℃/最高 + 18℃





今日の車山・霧ヶ峰のニッコウキスゲの様子

写真提供:車山高原観光協会(許諾を得て転載)

車山から霧ヶ峰全山を覆い尽くすニッコウキスゲの大群生は

もう見頃です。今週満開を迎え7月下旬までが見頃になりそう。

★★★

昨日、関東甲信越地方に梅雨明け宣言が出ました。

めでたし、めでたし。

今日は各地で猛暑日を記録したそうですね!

信州でも白馬は33・5度(過去タイ記録)だったそうで,同じ信州で15℃も違うことにびっくりしています。

蓼科高原ピラタスの丘では今日の最高気温は18℃でしたから。

ちなみに今日の最低気温は12℃で、森を吹き抜ける風が初夏そのものでした。

昨日の風とはまったく違った風でしたよ。まさに激変でした。

こんなにここちよい風が吹くのは5月から梅雨入りまでと、梅雨明けから9月の終わりまでです。さらさらしていて冷たくて・・・。10月になるとさすがにここちよいと言うよりは「寒い」と感じるかも。

この風を感じるためだけでも蓼科高原をいま訪れる価値があります。


☆たてしなラヂオ☆



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それはさておき、


蓼科高原は百花繚乱の高原の花・高山植物の咲き乱れる季節に
突入です。

いよいよさわやかな蓼科高原の夏が始まりました。

ゆっくりリフレッシュするなら高原リゾートでの避暑です。

エアコン不要の涼しさを保っているのは蓼科高原ピラタスの丘だけ!

真夏でも最高気温23℃、最低気温12℃、湿度30%!

朝晩は寒くて外に出るにはスキー用のフリースを羽織らないとダメなんです!

東京が猛暑日で35℃以上になっても、同じ時間にペンション・サンセットではなんと18℃なのです。

ということで、避暑なら蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットできまりです。

なんと言っても標高1750mというのは信じられないほどの標高で富士山の5合目に近い気候なのです。気圧も海辺より20%も低い・・・つまり空気が2割も薄いのです!

文字通りの別天地にぜひお越し下さいね。




☆☆☆


高原ドライブ=ビーナスラインドライブが最高の気分です。

車山〜霧ヶ峰のニッコウキスゲの大群生が一斉に咲いています。

すでに見頃ですが【満開】をはさんで7月下旬までになりそうです。

【満開】は7月中旬から7月の三連休頃までの間になりそうです。



霧ヶ峰のニッコウキスゲ大群生の開花状況はこちら↓

http://blog.goo.ne.jp/kirigamine_vc


車山高原のニッコウキスゲの開花状況はこちら↓
http://www.kurumayama.com/new/open.htm



---

●蓼科高原ペンション・サンセット公式ホームページ
●PC専用HP(楽天トラベル内)
●携帯専用HP(楽天トラベル内)
●蓼科高原日記(12年続くオリジナルブログ)
●たてしなクロニクル(携帯対応のメイン・ブログ)
■蓼科高原の見どころ(開花情報あり)
■蓼科高原おすすめドライブコース
■バラクライングリッシュガーデン(開花情報)
■蓼科高原の観光パンフレット・観光マップ



2009年08月01日

4763 夏来たるらし・オオバギボウシ

  
ピラタスの丘は:晴れ時々曇り(夕立あり)

気温:最低 + 12℃/最高 + 18℃



今日も蓼科らしい夏の陽射しに恵まれました。

オオバギボウシの蕾(つぼみ)です。

この形が橋の欄干の上にある擬宝珠(ぎぼし:
玉ねぎをひっくり返したような形)に似ている
ことからそう名付けられたそうです。

うちの庭でも霧ヶ峰でも咲いています。

写真クリックで拡大してご覧いただけます。

★★★


朝のうち、というか、早朝は雨上がりという感じでしたが、やがてきれいに晴れて強い夏の陽射しがやってきました。青い空と白い雲がとてもきれいです。

午後になって夕立(雷雨)がつかの間のが劇的空間を演出して、夕暮れ時には夕焼けを見ることができました。

これが蓼科の夏の本来のサイクルなのです。

朝、森から水蒸気が立ちのぼり目の前で雲になります。それがさらに上昇して積乱雲となり、夕立となって何万トンもの水蒸気を地表に戻します。そして朝日に照らされる頃になると、それはふたたび空へと帰って行く。

壮大な気象現象を目の当たりにするのは感動的です。

今日の気温と湿度は,ここの住人である僕らにとっては《蒸し暑い》感じなのですが、お客様からは天国のように涼しくてさわやかだという声を聞きます。

本当にそうなのだと思います。都会を離れて十数年たつ僕らには、都会の夏の暑さや蒸し暑さはにわかには想像がつかなくなっています。

☆たてしなラヂオ☆


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蓼科高原はいままさに百花繚乱の高原の花・高山植物の咲き乱れる季節です。

さわやかな蓼科高原の夏です。

ゆっくりリフレッシュするなら高原リゾートでの避暑です。

エアコン不要の涼しさを保っているのは蓼科高原ピラタスの丘だけ!

真夏でも最高気温23℃、最低気温12℃、湿度30%!

朝晩は寒くて外に出るにはスキー用のフリースを羽織らないとダメなんです!

東京が猛暑日で35℃以上になっても、同じ時間にペンション・サンセットではなんと18℃なのです。

ということで、避暑なら蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットできまりです。

なんと言っても標高1750mというのは信じられないほどの標高で富士山の5合目に近い気候なのです。気圧も海辺より20%も低い・・・つまり空気が2割も薄いのです!

文字通りの別天地にぜひお越し下さいね。

☆☆☆

高原ドライブ=ビーナスラインドライブが最高の気分です。

霧ヶ峰の高原の花の開花状況はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/kirigamine_vc


車山高原の高原の花の開花状況はこちら↓
http://www.kurumayama.com/new/open.htm

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●蓼科高原ペンション・サンセット公式ホームページ
●PC専用HP(楽天トラベル内)
●携帯専用HP(楽天トラベル内)
●蓼科高原日記(12年続くオリジナルブログ)
●たてしなクロニクル(携帯対応のメイン・ブログ)
■蓼科高原の見どころ(開花情報あり)
■蓼科高原おすすめドライブコース
■バラクライングリッシュガーデン(開花情報)
■蓼科高原の観光パンフレット・観光マップ




2009年08月02日

4765 花暦(はなごよみ)は「秋」

  
ピラタスの丘は:曇り(夕方小雨あり)・山麓は晴れでした

気温:最低 + 12℃/最高 + 18℃


霧ヶ峰の先の八島湿原のアカバナシモツケソウです。

うちの庭でも霧ヶ峰でも咲いています。

写真クリックで拡大してご覧いただけます。

写真提供:八島ビジターセンター

★★★

車山や霧ヶ峰の最高部ではまだニッコウキスゲをご覧いただけますが、蓼科高原の花暦(はなごよみ)は確実に、《夏》から《秋》へと移ろっています。


そこで今日は八島湿原のビジターセンターのブログから引用させていただきます:


▼以下引用▼

八島湿原には現在たくさんのお花が咲いています。見所はやっぱりアカバナシモツケや、シモツケソウではないでしょうか。鎌ヶ池と御射山を結ぶ砂利道から湿原を見ると、ピンクの絨毯がみられます。
写真は広場から鎌ヶ池に向かう木道から撮ったもの。アカバナシモツケ(おそらく)やノアザミ、ハクサンフウロ、チダケサシなど赤系の花が集合していてとても綺麗でした。

赤系といえば、忘れちゃいけないのがアサマフウロです。鎌ヶ池付近で見られるアサマフウロ。だいぶ花の数が増えてきました。濃いピンクはよく目立ちます。

▲以上引用▲

こちらのブログも大変素敵な雰囲気にあふれています。是非訪問して下さい!

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夏の花は景観としてみる機会が多いかも知れませんが、その影で可憐な草花たちが必死に美しく咲いています。秋はそのような可憐な花たちがいよいよ主役になる季節です。注意深く見ないと見落としてしまいそうな花もありますがその出会いはすがすがしく感動的です。

☆たてしなラヂオ☆


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蓼科高原はいままさに百花繚乱の高原の花・高山植物の咲き乱れる季節です。

さわやかな蓼科高原の夏です。

ゆっくりリフレッシュするなら高原リゾートでの避暑です。

エアコン不要の涼しさを保っているのは蓼科高原ピラタスの丘だけ!

真夏でも最高気温23℃、最低気温12℃、湿度30%!

朝晩は寒くて外に出るにはスキー用のフリースを羽織らないとダメなんです!

東京が猛暑日で35℃以上になっても、同じ時間にペンション・サンセットではなんと18℃なのです。

ということで、避暑なら蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットできまりです。

なんと言っても標高1750mというのは信じられないほどの標高で富士山の5合目に近い気候なのです。気圧も海辺より20%も低い・・・つまり空気が2割も薄いのです!

文字通りの別天地にぜひお越し下さいね。

☆☆☆

高原ドライブ=ビーナスラインドライブが最高の気分です。


八島湿原(尾瀬と同じ高層湿原)の開花情報はこちら

霧ヶ峰の高原の花の開花状況はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/kirigamine_vc


車山高原の高原の花の開花状況はこちら↓
http://www.kurumayama.com/new/open.htm

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●PC専用HP(楽天トラベル内)
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■蓼科高原の観光パンフレット・観光マップ




2009年08月03日

4766 スカッとさわやか

  
ピラタスの丘は:快晴(夏日)

気温:最低 + 10℃/最高 + 20℃



ピラタス蓼科ロープウエイ山麓駅から見上げる夏雲

もうちょっとで屋根に引っかかりそうなほど低い

写真クリックで拡大してご覧いただけます。

★★★


朝から夏空になりました。

ようやくというか、日ごとに着実に夏の気候に変わってきています。

空気がかわり、音がかわり、光がかわり、においが変わる。

さらっとした大気の湿度は30%を切って

それは肌触りとして明確に感じることができます。

空を見上げれば確かな夏がやってきていることを実感します。


☆たてしなラヂオ☆


---


蓼科高原はいままさに百花繚乱の高原の花・高山植物の咲き乱れる季節です。

さわやかな蓼科高原の夏です。

ゆっくりリフレッシュするなら高原リゾートでの避暑です。

エアコン不要の涼しさを保っているのは蓼科高原ピラタスの丘だけ!

真夏でも最高気温23℃、最低気温12℃、湿度30%!

朝晩は寒くて外に出るにはスキー用のフリースを羽織らないとダメなんです!

東京が猛暑日で35℃以上になっても、同じ時間にペンション・サンセットではなんと18℃なのです。

ということで、避暑なら蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットできまりです。

なんと言っても標高1750mというのは信じられないほどの標高で富士山の5合目に近い気候なのです。気圧も海辺より20%も低い・・・つまり空気が2割も薄いのです!

文字通りの別天地にぜひお越し下さいね。

☆☆☆

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2009年08月05日

4769 第二の花の季節

  
ピラタスの丘は:晴れのち曇り

気温:最低 + 14℃/最高 + 18℃



霧ヶ峰の夏空、碧空と白い夏雲が感動的です。

蓼科はもっときれいだけどね!(^_-)v

写真クリックで拡大してご覧いただけます。


現在霧ヶ峰で咲いている主な植物を一挙掲載いたします。


アカバナシモツケ アサマフウロ イタドリ イブキトラノオ 
イブキボウフウ ウスユキソウ オオバギボウシ オトギリソウ
 オミナエシ カワラマツバ キオン キンバイソウ 
キンミズヒキ クガイソウ コウゾリナ コウリンカ コオニユリ
 コバギボウシ シシウド シモツケソウ シュロソウ 
チダケサシ ツリガネニンジン ノアザミ ノリウツギ ハクサンフウロ 
マツムシソウ マルバダケブキ ヤナギラン ヤマホタルブクロ 
ヨツバヒヨドリ ワレモコウ 

などなど、今は一番花の種類が多い時期です。


写真・情報提供:霧ヶ峰自然保護センター


★★★

昨日のピラタスの丘は:晴れのち曇り、気温:最低 + 11℃/最高 + 18℃ でした。

ここ数日夏らしい天気が続いています。

雲が多いのは、これまで降った雨がまだ十分に蒸発していないことも要因のひとつかも知れません。つまり、他からやってくる雲海だけではなく,ここでできる雲の量が多いということです。

まあこれで良しとすることにしましょ、雨降りじゃないんだから。


今日も朝から夏の陽射しに恵まれました。

今朝の気温は高めで14℃でした。

いっせいに庭の花が咲き始めました。

その花を求めて、ほとんど《渇望して》蝶や蜂や様々な虫たちがやってきています。

無ければそれを我慢して耐える、耐えきれなければ自然淘汰される。

自然界はじつに厳しい。

まるでいまの《新自由主義経済》みたい。

しかし決定的に異なるのは、自然界には暗黙の厳然たるルールと秩序と倫理とでもいうべきものが存在するということだ。

だれもやりたい放題できるわけではない。

この歪みきった経済が正気を取り戻し、強欲が世界を支配することのないことを祈る。


☆たてしなラヂヲ☆

---


蓼科高原はいままさに百花繚乱の高原の花・高山植物の咲き乱れる季節です。

さわやかな蓼科高原の夏です。

ゆっくりリフレッシュするなら高原リゾートでの避暑です。

エアコン不要の涼しさを保っているのは蓼科高原ピラタスの丘だけ!

真夏でも最高気温23℃、最低気温12℃、湿度30%!

朝晩は寒くて外に出るにはスキー用のフリースを羽織らないとダメなんです!

東京が猛暑日で35℃以上になっても、同じ時間にペンション・サンセットではなんと18℃なのです。

ということで、避暑なら蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットできまりです。

なんと言っても標高1750mというのは信じられないほどの標高で富士山の5合目に近い気候なのです。気圧も海辺より20%も低い・・・つまり空気が2割も薄いのです!

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☆☆☆

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2009年08月24日

4795 ワレモコウ

 

ワレモコウに羽を休めるアキアカネ。

写真クリックで拡大してご覧いただけます。

★★★


ワレモコウの季節になりましたね。

英語だと「バーネット」。

どちらも良い響きの名前です。


先日載せたアキアカネですが

ますます赤くなって

正真正銘の「赤とんぼ」になりました。


ピラタスの丘ではだいぶ前からコスモスが咲いています。


あいかわらず日中の陽射しは強烈ですが

気温そのものはしだいに下がってきています。

最高気温はウチの周辺で17℃から18℃です。

最低気温は7℃から13℃あたり。


朝番は本当に「秋」を感じるようになりました。

そのいっぽうで日中はこの陽射しのおかげで

紛う方無き「避暑地の夏」を満喫できます。


エアコンを入れるより

窓を全開にしてドライブした方が

さわやかで涼しくて(寒くて?)快適です。



☆たてしなラヂヲ☆

★★★


一見して「わあきれい!」というタイプの花のピークは7月でした。

8月はじわーっと感動するようなタイプの花の季節かと思います。

車山高原・霧ヶ峰高原・八島湿原は

これからじつに様々な花が咲きます。

ひとつひとつの花を見落とさないように散策してみて下さい。

ひっそりと隠れるように咲く花

「私を見て!」と主張しているかのような花

じつに人の世と似ていますね。

もちろん、

ペンション・サンセット最寄りの

ピラタス蓼科ロープウエイを利用した

秘境『坪庭(つぼにわ)』もまた

登山者しか見ることのできない花々が咲いています。

夏らしい気候になった蓼科高原ピラタスの丘

ペンション・サンセットに是非お越し下さい。


---


蓼科高原はいままさに百花繚乱の高原の花・高山植物の咲き乱れる季節です。

さわやかな蓼科高原の夏です。

ゆっくりリフレッシュするなら高原リゾートでの避暑です。

エアコン不要の涼しさを保っているのは蓼科高原ピラタスの丘だけ!

真夏でも最高気温23℃、最低気温12℃、湿度30%!

朝晩は寒くて外に出るにはスキー用のフリースを羽織らないとダメなんです!

東京が猛暑日で35℃以上になっても、同じ時間にペンション・サンセットではなんと18℃なのです。

ということで、避暑なら蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットできまりです。

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