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5178 亜高山帯の森にて

  
2010年9月29日(水) 

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)のきょうの天気は晴れ、最低気温2℃、最高気温10℃でした。天気概況はこちら>http://www.p-sunset.com/weather/
きょうの写真も10月初めの紅葉景色です。国道299号線沿道の標高2000m以上にある白駒池、麦草峠、駒出池、八千穂レイクなどではこんな感じになります。写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
 
 

  
すこしずつ、しかし、休むことなく、秋は進んでいます。白樺の木も黄葉と落葉が同時に始まりました。蓼科(たてしな)の秋は、日本の原風景を見せてくれます。こころ癒されるのはそのせいなんですよ。
  
     
※※※
 
 
亜高山帯の森にて
 
 
きょうの天気は晴れ、最低気温2℃、最高気温10℃でした。東京を初めとして各地厚い夏日だったようですが、こちらはまるで別世界のような一日でした。
 
高原の秋の森はとても静かです。彼方から渓流を落ちる水音がきこえます。突然、鋭い鳥の声。そして風の音。
 
凛とした大気が心地よい。熱源と言えばやわらかな陽射しのみ。陽が落ちればとたんに急激な冷え込みがやってきます。それまさに都会の12月のようです。
 
空は澄み渡り、夕日や夜空がくっきりとした情景を描いて見せてくれます。秋の雲と水色の空のコントラストがとても美しい。
 
さかりのついた野生の雄鹿の遠吠えが森にこだまする夜。冬に備えて食物を蓄える夜行性の動物たち。さまざまないのちが、冬に向かって活動をはじめています。
 
樹木たちも水を吸い上げるのを止め、からからになった木の葉や傷んだ枝を惜しげもなく落とします。風が無くても、木の葉や枝が落ちるということを知ったのは、ここに暮らすようになって2年たった頃のことでした。
 
この季節になると毎年読み返す「ノルウェイの森」で語られる京都の深山にあるあの秋の野原の情景を思い出します。どこにあるのか誰も知らないおそろしい野井戸のある草原。それは何かのメタファーのようにも描かれています。
 
僕が暮らす標高1800mのこの亜高山帯(あこうざんたい)の森もまた何かのメタファーなのかも知れないな、などとふと想ったり。

 
☆たてしなラヂヲ☆

http://twitter.com/tateshina_radio
 
 
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