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2010年09月 アーカイブ

2010年09月01日

5149 ツイッター歴9ヶ月

  
2010年8月31日(火) 快晴、最低気温11℃、最高気温20℃、週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
蓼科界隈でもウチの庭でもコスモスがようやく咲きそろってきました。早い年は7月から咲くのに・・・
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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※※※
 
 
ツイッター歴9ヶ月
 
 
ここ数回の記事は、ネタ帳というか、備忘録としてツイートしておいたものを元に編集したものだった。
 
そして想ったのは、やはり、ツイッターとブログとは似て非なるものであるということ。
 
というか、同じような文章になったとしても、書くスタンスがツイッターとブログとでは最初から異なるのだ。
 
なんていったらいいのだろう、ツイッターが大きな川に小石を投げ込んだり、水切りして遊ぶのに似ているとすれば、ブログは洞窟だろうが倉庫の壁だろうがノートだろうが文字を書き付けるという作業に似ているところかな。
 
ツイッターは話し言葉、会話、独り言に近いのに対して、ブログはやはり書き言葉、日記、日誌、記録に近いのかな。
 
そんな感じがする。
 
でも、どちらも言葉を磨くのにも、文章を書くのにも、とても良いトレーニングになる。読み取った情報をそれぞれのスタイルに最適化して言葉に変換するという作業は、決して無駄にはならないと想う。
 
アメーバにおいて上位のブログでいるためには、つぶやきに近い短いブログ、あるいはケータイ的文面で数多く更新するのがよいということは知っている。
 
しかし、ぼく個人にとっては、それはむなしい行為になるのだ。
 
ひとそれぞれなのだけれど、あいにく、ぼくはそういう志向のひとなのだ。
 
だから書き言葉として語ることになる。
 
変な表現だけれど、たとえば小説の中で話し言葉で物語るように…
 
ツイッターを始めて9ヶ月経過して、何かが変わったとするなら、冗長度の高い文章を書くことの多いぼくが、多少なりとも簡潔な書き方も出来るようになったことかな。
 
何しろあちらは泣いても笑っても140文字の世界ですべてを伝えなくてはならないのだから。
 
140文字というのは日本語にとっても絶妙な文字数だ。
 
それはそれとして、ぼくとしてはブログでは相変わらず長い文章を好むのだと想うけどね。(o^^o)
 
 
 
 
☆たてしなラヂヲ☆
 
 
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2010年09月02日

5150 シカさん

  
2010年9月1日(水) 快晴、最低気温11℃、最高気温20℃、週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
野生のニホンジカ、お食事に来訪。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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シカさん来訪
 
 
正午頃ラウンジに出ると、何か大きな動物が目の前でもぐもぐ何かを食べている。
 
ああ、野生のニホンジカの親子だ。母鹿と子鹿2頭。
 
きっと近くに用心棒役の雄鹿がいるはず。
 
写真を撮ろうとすると、ぴたっと動きを止める。
 
まるで時間が止まったようだ。
 
全神経をわたしに集中しているのがわかる。
 
脇を見ているようでいても、このような眼の付き方をしている動物は、きちんとこちらが見えているのだ。
 
とてもとても視野が広いのだ、逃げて生き延びるための基本。
 
だからなかなか大写しの写真が撮れない。
 
どこかに潜んでいて気づかれないようにとるほか無い。
 
ウチの花壇の花や球根を食べているのは知っている。
 
被害甚大だ。
 
でも石を投げつけた追い払う気にはなれない。
 
しかし、自然の摂理に反する餌付けをすることも出来ない。
 
そこは心を鬼にして踏みとどまらねばならない一線なのだ。
 
そんなことをしても、それは愛ではない、人間の自己満足でしかない。
 
人間のエゴイズムでしかない。
 
鹿の異常増殖による森林および水源地破壊が深刻な問題となっている。
 
そのこともよく知っている。
 
すでに害獣指定されて個体調整が始まっているが、結果は芳しくない。
 
野生動物による自然破壊という新しい現象が起こっている。
 
天敵消滅の結果による、鹿、イノシシ、猿の異常繁殖は人間のコントロールが不完全だったために起きたことだ。
 
その意味では、この現象もやはり、人間の責任といえる。
 
天敵の代わりとして機能していた猟師による狩猟をあまりにも長きにわたって禁止した「つけ」が、いま回ってきている。
 
 
 
☆たてしなラヂヲ☆
 
 
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5151 残暑無し!

  
2010年9月2日(木) 快晴、最低気温11℃、最高気温予想20℃、週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
いつも一番手、ナナカマドの紅葉。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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夏だけど秋なのだ。
 
 
信州蓼科高原ピラタスの丘にペンション・サンセットはある。
 
標高1600mから1800mに展開する別荘地だ。
 
そのなかに、それぞれが思い思いに建てたペンションが集まってピラタスの丘ペンション村を構成している。
 
そういう意味で、全国的にもかなり特異な成り立ちと雰囲気を持つペンション村と言えるかもしれない。
 
したがって、一軒一軒がユニークなのだ。似たペンションはなく、それぞれがそれぞれの個性を持っている。
 
個人的にはそんなところが気に入っているのだけれど、お客様はどう感じておられるのだろうか。
 
山も森も、緑から黄色へと変わりつつある。そしてそれがやがて鮮やかな赤・黄・緑の錦絵を描くようにになる。
 
蓼科の紅葉は赤一色ではなく、そのような色彩豊かな織物のような美しさなのだ。
 
森は落葉の発行する甘い香りに満ち、凛とした大気に森のエッセンスが満ちている。
 
それを胸一杯に吸い込めば、夏の疲れがすっと抜けていく、そんな季節だ。
 
本格的な紅葉は10月上旬からだが、9月は陽のあるうちは「夏」、陽射しが無くなったとたんに「秋」という、ふたつの季節を一度に楽しめる季節だ。
 
なんだかとっても得した気分になれる旅行になること間違いなし。
 
残暑のまったくない蓼科高原は酷暑に痛めつけられた心身を癒すにはもってこいのリゾートだと思う。
 
だからこそ、ぼくは蓼科に移住したのだから。
 
 
☆たてしなラヂヲ☆
 
 
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2010年09月03日

5152 まどろみ

  
2010年9月3日(金) 快晴、最低気温12℃、最高気温20℃、週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
森を見ると気づかない。木を見れば紅葉との出会い。この季節は森を見ずに木を見よう。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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シエスタ(午睡)
 
 
久しぶりに、じつに久しぶりにシエスタ(午睡)をとった。
 
一瞬にして意識が消失する。
 
唐突に夢がやってくる。
 
混沌とした夢のオムニバスだ。
 
眠っているのかいないのかわからない。
 
そのリアリティは強烈だ。
 
しかしそれが夢であることをぼくは知っている。
 
行き先のない夢のための夢。
 
やがて覚醒がやってくる。
 
信じられないほどゆっくりと。
 
自分の意識が自分の意識になっていく。
 
自分の体が自分の体になっていく。
 
言葉を紡ぐ。
 
言葉を紡ごうと努力する。
 
ただ空白を埋めるだけの言葉は訪れない。
 
意識の海も無意識の海もぴたりと風が止み凪いでいる。
 
静止する意識。自らのスナップショットを撮る。
 
記念写真。
 
自らの意識を見つめるこの眼差しの主は誰なのだろう。
 

 
 
☆たてしなラヂヲ☆
 
 
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2010年09月04日

5153 しあわせの黄色いものさし

  
2010年9月4日(土) 夜明け前なので予想です → 快晴、最低気温12℃、最高気温20℃。
週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
昨日の夕景。ここ数日は夕焼けが綺麗です。9月以降は星もよく見えるようになります。
 
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書き方を変えたブログ
 
 
ブログの書き方を変えた。
 
どこを変えたのかはそのうち感じられるようになると想う。
 
それはツイッターに対する取り組み方を見極めて、変化させたことと関係がある。
 
そのことも追い追い語っていくことになるのかも知れない。
 
いまは何も決めず、とにかく書くことだけに専念する。
 
段落ごとに改行しないで、文ごとに改行しているのは、モバイルからの、たとえば携帯電話からのアクセスを意識してのことだ。
 
また全体を短くまとめるのも、同様の事情による。
 
そうだ、ぼくは現状を受け入れることにしたのだ。 

携帯で何もかもを充足しようという考え方、方向性は正しいとは想えないが、当座はしかたがないと。
 
携帯サイトの基準で言えばこれももうすでに長すぎる文章かも知れない。
 
まだほんの「まくら」似すぎないのにね。
 
まあ、ぼくは文学者ではないから、形式にはいっこうにこだわらないことにした。
 
こだわりなんてものは、自己満足か自縄自縛に陥るのが関の山だと言うことを学んだのだ。
 
こんなことを言ったからと言ってぼくが皮肉屋だなんて想わないで欲しい。
 
ぼくはきわめてニュートラルな人間なのだ。
 
ほとんどすべてのひとが自分自身をそう考えているようにね。
 
さて、確かに携帯は便利きわまりないのかも知れない。そうだよね!
 
でも、その便利によって、きみは幸せになっただろうか、幸せに近づいただろうか?
 
最近ぼくはものの価値を、それがひとをしあわせにするかどうか、という基準で評価するようになった。
 
便利かどうかではなく、生産性を向上させるかどうかではなく、対効率コストが低いかどうかではなく。
 
もっと言うなら快適かどうかではなく、素敵かどうかではなく、その人を幸せにするかどうかだけが唯一無二の基準なのだ。
 
そのような基準(=ものさし)で周囲を見回してみれば、見慣れたはずの日常が全く異なった景色に見えてくる。
 
ちなみにぼくの物差しはきれいな「黄色いものさし」だ。
 
是非お試しあれ。
 

 
 
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$蓼科クロニクル-蓼科の夕景

2010年09月05日

5154 蓼科高原日記への回帰

  
2010年9月4日(土) 快晴、最低気温12℃、最高気温20℃。週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
高原の秋を告げる花、マツムシソウが咲きました。実物のほうがずうっと綺麗な不思議な花です。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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※※※
 
 
やっぱり「蓼科高原日記」なんだよね。
 
 
いま「蓼科クロニクル」と言うタイトルのブログがメインブログで、その記事を基本に「蓼科高原日記」に転載している。
 
しかし、そもそもこのブログは「蓼科高原日記」と言うタイトルで書き始められたものなのだ。
 
それ以前は「オーナーズ・コメント」という2、3行の「ひとことブログ」のようなものだった。
 
それがしだいに長くなり、「オーナーのひとりごと」という日記になり、その後「蓼科高原日記」というかなり長い記事を毎日更新するブログになったのだった。
 
書き始めてから13年経過する。それまで毎日書き続けていたのを、いい加減なペースに変えたのは昨年のことだった。12年でほぼ限界というか、臨界点に達したのね。
 
当初からずうっと読み続けていてくださる読者の方もいらして、じつに驚くとともに恐縮至極。 
 
でも、期待されていたのは、文意よりも主張よりも、ぼく自身の「想い」だった。それはよくわかるのだけれど、同時にそれはぼくの重荷でもあったのだ。
 
証明するのは簡単だ。ご自身で書いてみると良い、すぐにわかることだ。
 
ということで、ぼくは身軽になることを決心した。それが昨年のことだった。
 
書き始めの頃のことは「蓼科クロニクル」の場合だと、2番目か3番目の記事に詳しく記してあるので、ご興味のある向きはご参照いただきたい。
 
「蓼科高原日記」の場合なら、単純に初期の記事を読み返していただくだけで良い。1996年当時のことが生き生きと記されているだろう。
 
ということで、ふたたび「蓼科高原日記」のスタンスで書いてみようと想っている。もちろん、ぼく自身がこの13年間で大きく変化しているから、同じものは書けないと思うけれど。
 
よろしくお願いします。
 
ね!(o^^o)


  
 
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2010年09月06日

5155 蓼科は秋です

  
2010年9月5日(日) 快晴、最低気温12℃、最高気温20℃。週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
蓼科高原のビーナスライン(県道192号線)沿道の森をよく見ると、たまにこんな気の早いもみじが在ることに気づきます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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蓼科は秋です。
 
 
どっと疲れが出たのだろうか、数十日ぶりの完全休館日のきょうはひたすら眠りこけた。
 
活動と休養のバランスが大きく崩れる夏の繁忙期。
 
どんな仕事でもそうだと想うけれど、まあ、しかたない。
 
また明日からお客様だから、ここらでピットインして体調を整えるのも必要なこと。
 
さて、今日もとても気持ちの良い天気。じつに日中も汗をかかない秋晴れだった。
 
朝11時頃前ではほんとうに「寒い」というのが実感。もう「涼しい」を超えている。
 
お客様は窓を閉めてフリースを羽織って朝食をとられている。
 
11時を過ぎる頃から陽が高くなりその熱で、夏らしい陽射しを楽しめる。
 
蓼科(たてしな)には残暑がないので、さわやかな初夏のようなからっとした気候だ。
 
道を走っていても、エアコンを切って窓全開で走るクルマが多い。
 
バイク・ツーリングや、オープンカー(カブリオレ)でのドライブには最高の時節。
 
もちろん、そうでなくても、窓とサンルーフを全開にすれば同じ爽快感を味わえる。
 
風に当たりすぎて風邪を引かないように注意!
 
季節はどんどん秋へと向かっている。
 
というか、蓼科(たてしな)はすでに秋なのだ。
 
ただし、ぼくが書いているのは蓼科といっても標高1750mのペンション・サンセットの気候。 
 
標高がここより低いところほど気候は夏に近くなるので注意。
 
季節は標高の高いところから低いところへとうつろうのだ。
  
 
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2010年09月07日

5156 秋なんだよね

  
2010年9月6日(月) 快晴、最低気温13℃、最高気温18℃。週間予報はずうっと晴れの予報です。
 
 

  
蓼科高原のビーナスライン(県道192号線)沿道の車山、霧ヶ峰あたりの写真です。ススキがとても綺麗なのです、秋の花もね。これを見ると想うのは Windows XP のデスクトップ写真がこれにそっくりだと言うことなのね。
まあ、それはさておき、山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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秋なんだよね
 
 
こうして日付が変わった後に是実の日記を書くことが続いている。どうにもこの時間にならないと落ち着いて書く時間がとれないのだ。
 
一応このブログは、ぼくの経営するペンション・サンセットの公式ブログにしてあるので、「けしからん」などというおしかりもいただくことがあるのだけれど、そういうのは無視している。
 
公式ブログであろうと無かろうと、いつ何を書くかは著者が決めることなのだ。
 
どんな方向性を目指そうと、またいつそれを変更しようと、それは著者の裁量の範囲内のことだと想っている。
 
そうやって戦いながら、ぼくはぼくのやり方でやってきた、13年もの間。
 
これからもそれはかわらない、ぼくがぼくである限り。
 
 
さて、「蓼科(たてしな)」はすっかり秋です。すくなくとも陽が落ちてから陽が高々と昇るまでの間は、完璧に「秋」だと断言できる。
 
日中は、からっとした秋晴れが続いています。気温は低く20℃台かそれ以下で風はとても冷たい。
 
しかし陽射しはとても強い。そのギャップに驚くかも知れない。
 
いずれにしても蓼科(たてしな)には「残暑」というものがない。全然無い、まったくない!
 
そういう気候なのだ。
 
だから、いきなり秋になる。
 
標高1200m以下でももう蝉は鳴いていないし、畑では枯れ草を刈って燃やす煙がたなびいている。
 
お客様は窓を閉め切って、フリースを羽織って、ダイニングで朝食をとっていらっしゃる。
 
夜遅く星を見に出かけるときには、Tシャツの上にダウンパーカですぜ!(笑)
 
ほんとのことですよ、ねんのため。
  
 
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2010年09月08日

5157 ブログに集中

  
2010年9月7日(火) 快晴のち夜から雨、最低気温11℃、最高気温18℃。今週末は晴れの予報です。
 
 

  
どこに行ってもコスモス満開の蓼科高原です。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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ブログに集中します。
 
 
アメーバブログとかいろいろあるけれど、いまや(あるいは最初から?)これらはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)なんだそうだ。
 
だから相互に交流するきっかけとなるような様々な仕掛けが実装されたシステムになっているわけだ。
 
ブログサービスだけを利用したいぼくにはそれがいささか負担になってきた。
 
もちろん、交流があることはとても良いことだしうれしいことだっていっぱいある。しかし、そのためにブログを書くこと以上のエネルギーと時間をとられるとなると話は違ってくる。
 
ということで、ペンション・サンセットの公式ブログをこちらに変更した。
 
これと並行して書いているアメブロについては、律儀にペタ返しをすることをあきらめることにした。その分ブログを書くことに集中しようと想う。
 
そういう形での、つまり、書き手と読み手という関係での交流をぼくは望むし、それ以外はどちらかというと苦手だと言うことだ。
 
ぼくがぼく自身であるために書き始めたブログだから、そのような原点に戻りたいと想うのだ。
 
理解して欲しいとは言えないけれど、そうしたいと想う。
  
 
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5158 SNSやめた

  
2010年9月7日(火) 快晴のち夜から雨、最低気温11℃、最高気温18℃。今週末は晴れの予報です。
 
 

  
どこに行ってもコスモス満開の蓼科高原です。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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もう一度書く。
 
 
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と言うものには興味がない。
 
ブログサービスだけを利用したいぼくにはそれがいささか負担だった。
 
もちろん、交流があることはとても良いことだしうれしいことだっていっぱいある。しかし、それが目的ではない。
 
ブログにせよなんにせよ、書き手と読み手という関係での交流をぼくは望む。
 
いま交流のあるひとたちとはそうした出会いがあった。
 
SNSとして、なにやらガチャガチャしているアメブロの運営者側の騒ぎ方には違和感がある。
 
楽しいのがいちばん、とはぼくは想わない。
 
お祭り騒ぎも良いけれど、それが苦手というひとびとがいても、それはそれで良いと想うのだ。
 
本来のブログというか、ブログのためのブログと、SNSのための(いわゆる)ブログとは歴然と異なると想っている。
 
それは形式においても、文体においても、もちろんテーマにおいても。
 
どちらが良いとか悪いということではない。
 
それぞれが目的に最適化されている、と言うことだ。
 
ぼくは、ぼく自身目指すところのブログに最適化していきたいと想っている。
 
そうした意味において、ぼくのブログは本来の名称「ウェブ・ログ(Web Log)」へと回帰していくことだろう。
 
  
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月09日

5159 それぞれの秋

  
2010年9月9日(木) まだ未明なので今日の天気は不明ですが、今週末は晴れの予報です。
 
 

  
秋の風景がこころ和ませてくれる蓼科です。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
 
蓼科はもう初秋です。朝晩は完璧に秋そのものです。標高が高いほどそのことは実感されるでしょう。日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!
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それぞれの秋
 
 
秋は物思う季節なのかも知れない。そう書きながら、ぼくは実は断定的にそう語っているのだ。
 
これはもう間違いない。
 
もちろんものなんて全然想わない人だっているかも知れない。それはそれでいいんじゃない。人には人の人生というものがそれぞれに与えられているのだから。
 
少なくともぼく個人に関しては、100%物思いにふけってしまう秋という季節です。
 
村上春樹の「ノルウェイの森」を読み返してみたりして。これで24回目の再読になる。あるいは、今年の秋は「1Q84」かもしれないし、北野武の「1084」かもしれないけれど。(笑)
 
いずれにしても、ミシェル・フーコーの「言葉と物」を読了して、ドゥルーズ/ガタリの「千のプラトー」に進みたいと想っている。
 
これらの書物はぼくの学生時代以来数十年の思索の総決算的内容が記されているからだ。
 
そんなことを考えなくても幸せになれるだろうし、実際に大成功して幸福な余生を送っている人だっているだろう。だから、こんな思索など必須科目でも何でもない。ただの趣味に過ぎない。
 
ただ、ひとそれぞれの想い、ひとそれぞれの人生があるのだ。
 
誰もそれを責めたり、いさめたり、生き方を変えるように説得したり脅したりすることなんかできないのだ。
 
自分の人生を生きることなく人生を全うしたなどと言えるだろうか。
 
ぼくはそう考えるものです。
 
  
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月10日

5160 いま見た夢

  
2010年9月9日(木) 天気;晴れのち曇りのち雨、気温;最低10℃、最高18℃、今週末は晴れの予報です。(この日記は翌日9/10未明に書いています)
 
 

  
秋の風景がこころ和ませてくれる蓼科です。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
 
写真提供:八島ビジターセンター(このテキストをクリックしてすてきなミニツアーを楽しんでください)

蓼科はもうすっかり秋です。朝晩だけではなく日中も秋そのものです。しかし、日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!初秋の旅行にも最適です!
  
     
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いま見た夢
 
 
とても奇妙な夢をよく見る。それはこの夏から始まったように想うのだけれど、どうにも自信がない。なにしろ夢のことだから。いまもそんな夢を見て偶然目覚めたので慌てて書き留めようとしているところだ。しかし、真性の夢の証拠にそれはどんどん形を失い脈絡を消していく。まるで海の砂につけた足跡を大きな波が一瞬にして消し去ってしまうみたいに。
 
いま見た夢はシリーズものの第3作だった。なぜそう思ったかなんてことはわからない、夢見たときにはすでにそういう想定になって話は進んでいったのだ。まるで映画みたいだ。なにやら第一作はキンキキッズが主演して大ヒットしたそうだ。いずれにしても、日本を出発した二人ないしグループの若者たちが波瀾万丈の体験をしながら根性でアメリカのニューヨークにたどり着くという話だ。が(そう、夢の中ではぼくも若者だった)
 
ぼくが入り込む夢はいつだって「シリーズもの」だと言うところがおもしろい。というか、ぼくのような性格のひとが、こんなにおもしろい夢を見て良いのだろうかと想うほどおもしろいのだ。いったいぼくのどこにそんな能力が隠されていたというのだろう。いずれにしてもそれは突然始まり、それ以前のストーリーは夢の登場人物たちによって語られ、ぼくは事の次第を知るわけだ。
 
あとは超リアルな世界が展開するので、息つく間もなく頭と体を使わなければついて行けない。ぼくが何を考えどのように行動するかによって旅の仲間の反応や方向性が違ってくるのだから気が抜けない。なんでこうなるのだろう。リアルな世界でもぼくはいつもそんな役目をいつのまにか担わされているのだ。でもまあ、子供の頃からずうっとそうだから夢の中でもそうなのだろう。
 
ほとんどすべての夢がそうであるように、いまは先ほどの夢はそのほとんどの部分、とくにプレミアム的におもしろい部分が欠落してしまった。どんなに覚えていようと努力しても無駄なのだ。それがいわば真性の夢である限りは。記憶の研究が大学の学部生時代のメイン・テーマだったから、よくわかるのだ。
 
それでもいまはまだ若干のショート・エピソードや夢の出口の扉の外側に書かれた映画のプロモーション用のポップアート調のポスターだけは見ることができる。登場人物が思い思いの格好でポップなジェットコースターに乗って跳んだりはねたりそれぞれのキャラクターを主張している。しかしそこには主演であるはずのぼくの姿は描かれていない。
 
夢とはそんなものなのだ。
 
ああ、ほんとに夢だったのだ、とむしろ安心して良いと想う。
 
それにしても前半の大半の時間を占める、通勤時間帯の京王線以上に混み合ったハワイ行きジャンボジェット機の立ち乗りクラスのキャビンの喧噪と、よどんだ空気と熱気、そしてなぜか終始ぼくの上に乗っかって周囲に話しまくる気の良いしかし重たいポリネシアンの太った女の子(里帰りだそうだ)が強烈な印象として記憶に残っている。
 
これらは何かのメタファーなのかも知れない。そうではないのかもしれない。わからない。
 
ぼくは、あるいはぼくたちは、目的地のニューヨークに無事到着できたのだろうか。途中で終わってしまったということは、次はこの続きを見ることになるのだろうか、っていうか、出演することになるのだろうか?
 
  
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月11日

5161 風景は個人的なものなのだ

  
2010年9月10日(金) 天気;快晴、気温;最低9℃、最高18℃、今週末は晴れの予報です。(この日記は翌日9/11未明に書いています)
 
 

  
庭に咲くコスモス。秋の蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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蓼科はもうすっかり秋です。朝晩だけではなく日中も秋そのものです。しかし、日中はさわやかな夏の陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!初秋の旅行にも最適です!
  
     
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創作としての風景
 
 
今日載せた写真は、夕方撮った庭に咲くコスモス。ぼくの目には必死に何かを求めているようにも映るのです。ひとがものを見るとき、それは創造的行為なのだと想います。だから、風景は人の心の中にあるのであって、そのへんにフルパッケージでころがっているものではない、と。
 
たとえばそこに森があって、樹木があって、草花がある。しかしそこに風景が見えないとするならば、それはあなたの心の問題なのだ。ぼくだってそんな時期が年に何度もやってくる。景色が見えない。確かに森はあるし花もあるのだが、それが風景として見えてこない、感動がない、美を感じない。
 
こうして本物の自然の中に長い間暮らしていると、マスメディア、特に安っぽいテレビ番組で思いっきり加工して「作った」、「感動的な風景」を見てうんざりすることが少なくない。もちろんまともな番組制作者はそんなことはしないから、本物の感動を伝えきっているもののほうが多いと想うのだけれど。
 
そんな安物の風景ばかり見ていると、本物の自然を目の前にしたときに「風景が見えない」という病が現れてくるものなのだ。風景とはひとが主体的に見つけ出し切り取り抽出した自然のことだ。大事なのはハイフィデリティ(高度に本物に近い)ということではなくて、こころで見た風景をどのような手段でどのように表現できるかということだ。
 
写真が上手なひとはカメラで、絵が得意な人は絵画で、言葉にぬきんでたひとは文章や詩で、それを表現すればよい。自分なりのレベルで良いのだ。自分が後になって、懐かしく思い出す手がかりとなればいいのだ。
 
だからぼくの写真も、「ほんものそっくり」とか「みたまま」ということにはこだわらない。ぼくの心がとらえた映像、心に映り込んだ風景を再現し記録することを一番大切にしている。そういうことだから、あなたが蓼科を訪れて、同じような咲き方のコスモスの花を見たとしても、ぼくの写真のようには見えない、たぶん。
 
それでいいのですよ。(o^^o)
 
  
 
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2010年09月12日

5162 実りの季節は別れの季節

  
2010年9月11日(土) 天気;快晴、気温;最低8℃、最高17℃、週間予報は晴れの予報です。(この日記は翌日9/12未明に書いています)
 
 

  
夜露に濡れたウッドデッキ、この椅子の主は誰?秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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実りの季節は別れの季節。
 
 
今日もまたこんな時間になってしまった。夏の繁忙期に入って以来、仕事の都合でどうしてもこのようなサイクルになってしまっている。というか、血気盛んだった13年前に比べて、まとまった文章を短時間で書き上げるというパワーが無くなってきたと言うことかも知れない。
 
良い意味でとらえるならば、それだけ多面的に考察を加えつつ書くようになった、とも言えるかも知れない。いずれにしても、書かなければならないと考えると苦痛であり、すっと書き始めれば楽しいと言うことに変わりはない。
 
昨夜から今朝にかけてもまた、ピラタスの丘の森はしんと静まりかえっている。一昨年の年末まではシベリアンハスキーのパルくんが窓を隔ててすぐそばに寄り添うようにいてくれたから、長い夜も、苦しい夜も楽しいものになっていたのだけれど。
 
ぼくにとってパルくんがどれだけ大切な存在だったかということを、あらためて想う。彼はこの地の厳しくも美しい自然と僕らとをつなぐインタープリターだったのだ。不安に満ちた僕らの日々を照らす水先案内人だったのだ。
 
このことを語り出すときりがない。それに、そのことは過去にいやというほど語ってきた。
 
それにしても、秋という季節が常套句の「実りの季節」であることは疑いようのない事実だけれど、同時に「別れの季節」であることは、蓼科に移住するまでぼくも気づかなかった。秋は世代交代、種の継承を終えたいのちが去っていく季節でもあるのだ。
 
たくさんの死の上に、たくさんの新しいいのちが残されたのだ。それは植物でも動物でも変わりない。たとえば、木の葉一枚をひとつのいのちとして捉えるならば、良く理解できると想う。春から夏にはサワサワと風にそよいでいた木の葉も、いまではカラカラと鳴りながら、たとえ無風であってもハラハラと落ちてくるのだ。なんと太い木の枝さえ、そのようにして落ちるのだ!
 
役目を終えたものは次々と去っていく。残されたものはそのことを悼んでいる。それは自然界だって、人間界だってかわらない。生と死とはひとつのものなのだ。始まりがあれば終わりがあるのだ。そのことを、ぼくは素直に受け入れられるようになった。最愛のパルくんと、そして、この森に教えられたのだ。
 
  
 
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2010年09月13日

5163 未明…

  
2010年9月13日(月) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。9/12(日)の日記はスキップしました。
 
 

  
吹き抜けからのウッドデッキ越しの眺め。秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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未明…
 
 
雨音に気づいて… 目を覚ました。ピンポイント予報で雨マークが出ていたのは宵の間だけだったような気がするのだけれど。
 
気のせいなのだろうか。あるいは聞き違いなのだろうか。カーテンを閉めた寝室は漆黒の闇だ。いや、正確に言うなら電話の子機の充電ランプがやけに明るく天井に映っている。しかし十分に暗いことに変わりはない。
 
つらつらと様々なことを想いながら、しだいに意識がはっきりしてくるのを待つ。あらためて目を閉じ、そして開けてみる。天井が明るい。わたしは目覚めているし、確かに目を開けている。窓外からは間断無い雨音が聞こえている。やはり雨が降っているのだ。
 
外も真っ暗だから未明に違いない。ではいったい何時頃なのだろう。体内時計に訊いてみる。午前4時半と言ったところか、と彼は言う。こうした自然の中での暮らしが長くなると、人間に内蔵されたじつに様々な隠された能力が目覚めるものなのだ。
 
書斎に出て明かりをつけ時計を観る。午前4時30分。ビンゴだ。
 
住居を飲み込む勢いの森林はしんとしている。この季節の森林はまだ自分の存在を主張している。樹木の気配がある。それは野生動物よりも透明なものだが、とても大きな力を感じさせる。これだけ静かでも、耳を最高感度に澄ませると様々な音が聞こえてくる。ありえない音や意味不明の音。しかも外はまだ闇の世界…
 
こんな風に語っていると、とても怖いのではないかと想うかも知れないけれど、そんなことは全然無い。なにしろ、この土地でもっとも邪気にあふれているのはわれわれなのだから。
  
ここは、信州蓼科高原と呼ばれる山岳リゾート、それも標高1750mにある別荘地だ。自然の存在感と野生動物の気配はあっても、邪悪なものは一切感じられない特異な土地でもある。この八ヶ岳は広大な諏訪地域の東の城壁でもあるから、諏訪大社の存在と関係が深いのかも知れない。
 
何週間もひとりっきりで過ごすこともあるし、17年も住んでいるけれど、恐怖を感じたことなど一度もないと断言できる。あるのはただひたすら安らかな雰囲気と、自然の発する音のみ。雨の音、風の音、樹木が水を吸い上げる音、ドングリが地面に落ちるドスンと言う巨大な音… 野生のニホンジカが通るとき藪こぎをするがさごそという音…
 
そんな世界に、今日も暮らしている。
 
  
 
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2010年09月14日

5164 カラヤンの哀しみ

  
2010年9月14日(火) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高18℃、最低10℃、雨のち晴れ。
 
 

  
ぼくの目に映る庭のコスモス。あなたにはこれとは違って見えると想う、たぶん。観る人によって風景は違って見えるものだから…
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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蓼科はもうすっかり秋です。朝晩だけではなく日中も秋そのものです。しかし、日中は夏のようなさわやかな陽射しがさんさんと降り注ぐので、夏らしさも楽しめる、一粒で二度おいしいグリコみたいな季節を迎えている蓼科高原です。遅い夏休みにぴったり!初秋の旅行にも最適です!
  
     
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花…
 
 
「花を見るとき、見る者は、花になる。」というのはヨガにせよなんにせよ、瞑想をしていると自然に理解できることだ。まあ、いろんな本にも書いてあるけれど、実際には瞑想を続けているうちに自然に当たり前のこととして知るものなのだ。
 
花というのはじつに不思議な存在だと想う。これは個人的な想いなのだけれど。
 
もしこの世界に花というものがなかったとしたら、どんなにか殺伐とした世界になっていたことだろう。花と言わずとも、植物がなかったとしたら、どれほど不毛な風景がここにあったことだろう。
 
マーラーの交響曲第5番をヘッドフォンで聴きながら、そんなことを考えていた。未明だから、ひとつひとつの楽器の音がはっきりと聞こえる。カラヤン指揮のベルリンフィルの演奏ということもあって、録音のダイナミックレンジが広く、カラヤンならではのプレゼンテーションとしての音楽ということもある。
 
今年はグスタフ・マーラー生誕150年だそうだけれど、そのこと以上にカラヤンのことを考えてしまう。カラヤンが指揮する演奏を聴いているといつも感じる、孤立を辞さない「決然とした意志」とその「諦めと哀しみ」を感じる。
 
それは「孤高の立場」に立たなければ成し遂げられないなにものかに挑むひとの姿と言い換えてもいい。その成し遂げたい何かがどのようなことであったのかについてのぼくの考えは別稿に譲る。
 
いずれにしても、巨匠とか帝王と呼ばれるひとの奢りも超然とした態度も胸を張るような高揚感もそこにはなく、ただひたむきな営みがあり、凡俗には理解しえない哀しみがある。
 
秋の空気の中で聴くカラヤンは、ことさらその感を強く感じさせる。
 

  
 
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2010年09月15日

5165 カラヤンをリスペクト

  
2010年9月15日(水) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高17℃、最低7℃、快晴。
 
 

  
庭に咲いたこの小さく清楚な花はなんという名なのだろう…
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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カラヤンをリスペクト
 
 
ここ数年ですっかりカラヤンにはまってしまいました。僕はとくにクラシックファンというわけではなく、むしろモダンジャズとともに人生を送ってきたといったほうがいいのですが、学生時代に出会ったカラヤンにいま再びはまっているというわけです。
 
きっかけは学生時代から好んで聞いてきたアルバムです。リヒテルが奏でる「ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番」をこよなく愛す僕はカップリングされた「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番」も同じ回数だけ聞いてきたわけです。で、つい最近ようやく気がついたのですがその指揮をしていたのがカラヤンだったのです。ちなみにラフマニノフの方はヴィスロツキです。
 
聞かせどころをしっかりと聞かせるその演奏がとても気に入っていたのです。そして、古いカセットテープで良く聞いていた「モーツアルトの交響曲第40番」の「疾走感」もベームの指揮のものと比べて妙に気になっていたのですが、それもカラヤンが指揮したベルリンフィルものでした。
 
で、僕はカラヤン信奉者というわけではないのですが、僕のようなクラシック初心者にとってはとても良い演奏ばかりだと感じるわけです。シンプルに「クラシックって良いなあー」って思わせてくれる。彼の最大の功績は最先端の音響技術や録音再生技術を駆使して星の数ほどの演奏を録音として残してくれたこと、そしてそれをマスマーケットに供給してくれたことだと思います。そのことによって、どれだけ多くの新たなクラシックファンや愛好家が生まれたことでしょう。どれだけ多くの子供たちが音楽を志すきっかけとなったことでしょう。
 
同時にその収益によってクラシックに関わるさまざまな人たちの活動をサポートした功績も認めるべきだと思います。彼はクリエーターではなくセールスマンだったという評価もありますが、では、他にいったい誰だったらクラシック音楽をメジャーなものにするだけのセールスが可能だったでしょうか。
 
武士は食わねど高楊枝ではクラシック音楽界も衰退していたかも知れません。
 
カラヤンは自らのポジションを知り尽くしていて、自分がクラシック音楽に対してできることを見極め、生涯を通じて自分がなすべきことを貫徹したのではないかと僕は思うのです。その証拠に、彼の演奏は「世界最高」と絶賛されることは少なかったかも知れないけれど、ほんとうにクールで最高なクラシック音楽になっています。重厚とか、奥深さとか、微妙な陰影とか、そういう巨匠的なものではなくて、もっとも正しい意味においてコンテンポラリーミュージックなのです。
 
その一点において、それだけでも充分以上に僕はカラヤンをリスペクトできるのです。
 

  
 
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2010年09月16日

5166 秋の静寂

  
2010年9月16日(木) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高15℃、最低9℃、晴れのち雨。
 
 

  
森に静けさが戻るにつれて庭に野生のニホンジカがやってくるようになった… ぼくらは「知り合い」だから基本的には彼らは恐れない。
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秋の静寂
 
 
静かな夜が更けていく。真夏の繁忙期と同じなのだけれど、少しだけニュアンスが違う。森で活動するや構成の動物たち(多くがそうだ)の気配が弱くなったのだ。数が減ったわけではない、実りの季節にとりあえずえさの心配が無くなったからだと想う。彼らはあくせくしなくなったようだ。
 
静寂が支配する森に雨が降る。樹木の葉を打つ雨音は、新春のようなさわさわとした音ではなく、乾いた葉を打つしおしおとした音だ。木の葉が雨によって再び潤いを取り戻すような響きが森中に満ちている。
 
ふたたび我が家の庭にやってくるようになった野生のニホンジカたちはどこでどのようにして雨宿りをしているのだろうか。雨など気にせずに、ひたすらえさ場を求めて徘徊しているのだろうか。彼らの生態は意外と知られていないようだ。
 
雨は恵みであると同時に、脅威でもある。それは自然が我々の想像を遙かに超えた強大な環境だからだ。自然が我々のためにあるのではなく、我々は自然のきわめて限定的な要素のひとつに過ぎないということを思い知らされる。
 
何度も書いてきたけれど、晴れの夜よりも、雨や雪の夜のほうが圧倒的に静かなのだ。特に雪の降る夜は、まるで世界中の音という音を雪が吸い取ってしまったかのような静寂が支配する。いったい無音なのか、自分の耳が聞こえなくなってしまったのかわからなくなるほどだ。
 
ふと、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に登場する巨大な無音エレベーターを思い出す。恒例の「ノルウェイの森」再読の前に、そちらを先に読み返してみようか…
 

  
 
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2010年09月17日

5167 既知夢

  
2010年9月17日(金) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高11℃、最低9℃、雨のち曇り。
 
 

  
雨上がりのウッドデッキ… 空気がどんどん乾燥してきているのですぐに乾いてしまう。
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既知夢
 
 
今日も奇妙な夢を見た。その夢を見たから目覚めたのか、目覚める途上でその夢を見たのか、どちらなのかはわからない。これまでも科学的研究を踏まえるならば、後者が正しいのかも知れない。しかし、本人の実感としては前者に近いような気がする。
 
それは唐突な認識だった。それまで僕は温かく心地よい世界にいた。しかし、あ、これは夢なんだと気づいた瞬間、僕は覚醒の領域に浮かび上がったのだった。いつも通りの連続ドラマ形の夢だった。初回からのストーリーの記憶があり、終了まではまだ回数がある。
 
収録スタジオに通うように、毎回そこに僕は居るのだ。なにからなにまですべて知っている世界だ。夢の中では僕は若いわりには俳優歴が長い役者なのだ。とてもリアルな世界、とても夢とは想えない現実がそこにはある。なにしろ、論理的不整合がない。支離滅裂な出来事は一切起こらない。
 
そこまでいくと、いったいこれは「夢」と呼びうるものなのだろうか。
 
「既知夢(きちむ)」という言葉がある。これはデジャヴ(既知感)… あ、前にもここに来たことがあるとか、前にもまったく同じことがあった、というリアルな感覚の「夢」バージョンという考え方だ。
 
でもね、学生時代をもっぱら心理学、行動分析学(先日亡くなられた佐藤方哉先生の直弟子)、記憶、精神科学の研究に没頭した身としては、逆にそのように「科学的につじつまあわせ」してはいけないように感じている。
 
世の中、っていうか、人間の頭脳が創造するこの世界はそんなに単純なものではない。なんでもかんでも「科学」の名の下にあっさりと切り捨てて解決した気になっている輩はじつに底が浅く見える。あ、これは個人的偏見ですが…
 
まあ、これだけ集中的にこのような夢を見る経験は初めてのことなので、じっくりと研究してみたいと想う。もちろん夢判断なんて独断的なもの不可思議なものではなく、僕なりの「知の構造」をもって、向き合ってみようと想う。
 
いずれにしてもとても楽しい経験なので、どうか早々に終わってしまうことの無いように祈っている。
 
 
窓外で突然「きゅーん」という大きな声がする。切羽詰まった鳴き声だ。外はまだ真っ暗だから、餌をとりにきた子鹿が群れからはぐれたか藪にはまって身動きができなくなったのだろう。すぐそばに親たちが居るから大丈夫…

  
 
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2010年09月18日

5168 ホスピタリティ

  
2010年9月18日(土) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高16℃、最低6℃、晴れでした。
 
 

  
八島ヶ池の浮島。シツゲンヤマウルシが紅葉しはじめました。(ちょっと赤い部分)
霧ヶ峰や八島ヶ原湿原の見頃は夏ばかりじゃないんですよ!私はいまのほうが好き!
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
写真提供:八島ビジターセンター
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ホスピタリティ
 
 
ひとりでも多くの読者に好んで読まれる記事を書くことが重要なのだろう、たぶん。
 
このブログは個人的日記であるのと同時に、ペンション・サンセットのオーナーとしてのブログでもあるのだから。お客様にいらしていただくにはそれなりのセールストークを盛り込みつつ、興味深い内容を食感の良い料理のような文章に仕立て上げることが大切なのだ。
 
しかし僕はそれをしていない、あるいは、ほとんどしていない。理由は簡単で、そういうふうに文章を書くのが苦手なのだ。だから、ぼくはコピー・ライター試験に落ちたのだ。本物のコピーライターのすごさは一緒に仕事をしてみればすぐにわかる。たとえば糸井重里さん。
 
ものを見る地平が全然違うのだ。信じられないような角度から観ることができるのだ。そして、信じられないほどの努力に才能を重ねて、きわめて短い文にそれを凝縮することができる。それはもう、他の分野同様、努力と気合いのみで到達できる地平ではないことを思い知らされる。
 
僕は僕なりのベストの地平を目指すしかない。
 
僕がペンションを始めたのは、自分がかつてそうであったように過酷なビジネスの場で心身ともすり減らして倒れそうになっている人たちに、安寧とくつろぎと癒しの場を提供したかったからだ。僕もそのようにして、リフレッシュし充電しては戦場へと戻っていったのだから。
 
しかしいまペンションの存在価値あるいは宿泊施設としてのポジションがきわめて不鮮明になってきているのを感じるのだ。一時はもうペンションなんてお客様にとっては必要ないんだ、とまで想ったことがあるほどだ。
 
しかしいまは違う、多くのお客様とのふれあいと、お客様の声によって、まだまだペンションという名の小さな宿泊施設があっても良いのだと想うようになった。個人的には「もてなし」と気づかせるような「おもてなし」はあまり好きではない。
 
よほど注意していないと気づかないような気配りとか心配りこそが僕のペンションのホスピタリティだと考えている。格式張った様式美に基づいた「おもてなし」は高級旅館や高級ホテルに任せて、ペンションならではのさりげない心遣いを大切にしていきたい。

いまやサービス業はこころの労働である、と考える理論もあるほどだ。僕もそう思う。ペンションは身体的労働だけではなくこころの労働によって始めて成り立つのだと。軸足をそこに定めて、新たな発想を求めていきたいと想います。

  
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月19日

5169 絶賛暖房中!

  
2010年9月19日(日) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高16℃、最低6℃、晴れでした。
 
 

  
いまのピラタス蓼科ロープウエイの風景。いつの間にか山が黄色く色づいてきています。
霧ヶ峰や八島ヶ原湿原の見頃は夏ばかりじゃないんですよ!私はいまのほうが好き!
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
写真提供:(株)ピラタス蓼科ロープウエイ
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絶賛暖房中!
 
 
きのうの最高気温は16℃、最低気温は6℃、天気は晴れでした。我々には普通の季節感なのですが、お客様にとってはおそらく想像を遙かに超えた寒さに感じられるのだと想います。室内の気温が20℃あっても、寒く感じるようです。
 
ということで、昨夕からずうっと全館暖房中です。信じられないかも知れませんが、本当のことです。なにしろ標高1750mという山小屋並みのあるいはそれ以上の場所にペンション…サンセットはあるからです。
 
でも、きちんとした別荘地なので上下水道完備で都会並みあるいはそれ以上のインフラなのですよ。
 
前にも書きましたが、秋は一年でもっとも静かな季節かも知れません。都会ではどうだったか、もう忘れてしまいましたが。いずれにしても、なにもかもが静まりかえって、こころ安らかに自然の時の流れに身をゆだねている風情があります。
 
種の保存のための生存競争も、一時休戦といった平和な空気があります。たぶん本当にその通りなのでしょう。秋も戦争を続けているのは人間ぐらいかも知れませんね。
 
しんと静まりかえった森にもまだたくさんの野鳥や小動物が生息しています。そして大きな野生のニホンジカたちも。彼らはもう越冬の準備に取りかかっています。渡り鳥たちは渡りの準備を終えてそのときをじっと待っているようです。
 
蓼科の9月はそんなことが感じられるとても素敵な季節です。ひとのこころもそれにつれてどんどん静かに安らかになっていきます。じつに、蓼科の秋は「癒し(いやし)」の季節です。

  
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月20日

5170 摂理

  
2010年9月20日(月) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高17℃、最低9℃、晴れでした。
 
 

  
いまの坪庭はこんな感じです。ピラタス蓼科ロープウエイで7分半で標高2240mの登山の世界へ!坪庭散策だけなら運動靴でOK、観光のお客様も楽しめます。
霧ヶ峰や八島ヶ原湿原の見頃は夏ばかりじゃないんですよ!私はいまのほうが好き!
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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摂理
 
 
きのうの最高気温は17℃、最低気温は9℃、天気は晴れでした。お客様のために全館暖房の三連休になりました。平野部にお住まいのお客様にとってはものすごい気温差ですものね。
 
今日もたくさんのお客様にご宿泊いただいていますが、まるで僕以外誰もいないかのような静けさです。まさになにもかもが寝静まっている時刻ですね。森もしんとしています。
 
耳の奥からきーんという音が聞こえます。これを「サウンド・オブ・サイレンス」というのでしょうか。とにかく、自分の呼吸や心臓の鼓動しか聞こえない夜です。
 
過労気味のせいか急に不整脈が出てきたので、体調はいまいちですが、元気にお仕事させてもらっていますから大丈夫そうです。心臓がね、七拍に一度とか五拍に一度とか空打ちするのね、それが規則的と言うよりはランダムに続いている。
 
まるでポリリズムみたい。あるいは変拍子の音楽みたい。以前の、つまり、東京の某大手広告代理店の社員だった頃の僕ならば大騒ぎするところだけれど、自然の摂理(せつり)に沿って17年も暮らしているとね、これもまた自然なことなのだと想えるのです。
 
ひとが生きるのは自然なことだし、ひとが死ぬのもまた自然のことなのだ。
 
そのことを蓼科の森に教えられたような気がします。
 
自然の摂理にしたがって、生きている限り生きる、それがいのちの使命のような気がしています。

  
 
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2010年09月21日

5171 紅葉

  
2010年9月21日(火) 天気・最高/最低気温は未明のため不明。きのうは最高12℃、最低9℃、曇り一時晴れでした。
 
 

  
庭のコスモスです。蓼科高原ピラタスの丘ではコスモスやダリアやワレモコウなどたくさんの花が満開です。
写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
  
     
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紅葉
 
 
きのうの最高気温は12℃、最低気温は9℃、天気は曇り一時晴れでした。お客様のために全館暖房の三連休になりました。平野部にお住まいのお客様にとってはものすごい気温差ですものね。でも、翌朝は身体が気候に慣れて、みなさん薄着でしたよ。(o^^o)
 
 
ピラタス蓼科ロープウエイで7分半で標高2240mの登山の世界へ!坪庭散策だけなら運動靴でOK、観光のお客様も楽しめます。↓
 
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▲上の写真はピラタスの丘の森で見つけた紅葉風景。秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
 
  
 
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2010年09月22日

5172 孤独な雑草のように

  
2010年9月22日(水) 未明・記す 

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)のきのうの天気は晴れ、最低気温10℃、最高気温18℃で暖かな一日になりました。
 
 

  
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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孤独な雑草のように
 
 
自分以外の要素を一切排除して物事を考えるようになってから、ずいぶん強くなったように想う。自分以外になにも期待しないということは孤立主義のように聞こえるかも知れないけれど、そうではないんだ。
 
この世界に存在する諸可能性を含めて自分以外の他者に対してなにも期待しないということによって、ものごとはとても単純に見えるようになる。自分の思いや期待やもくろみもまたとても単純になる。僕にとってはそのことが一番重要だったのだ。 
 
だから、このスタンスは誰にでも当てはまるとは想っていないし、適しているとも想えない。
 
それでも、いまの僕にとっては最適のようだ。僕は強くならなければならないからだ。強い自分であらねばならないからだ。こんなふうに「でなければならない」と言う表現を使うのは、個人的には極めて異例のことだ。このような表現はあまり適切ではないから。
 
自分の思い込みを防ぐためには「であることのほうがベターかもしれない」というのが最善の表現なのだ。あらゆることは確定的真実でもなければ、確定的事実ですらないからだ。それを確定的に語るのは正確な表現とは言えないだろう。
 
僕はいま強くなった方がベターだ、強い自分であるほうがなにかと良いプロセスと結果をもたらすだろう、と。そんな風に考えている、というのが僕流には適切な表現なのかも知れない。
 
しかし、あえてもっと強い表現で自分に語りかける必要が個人的にはあるのだ。僕は強くあらねばならない、強くなりたい、もっと強くあらねばならない。僕が僕であるために。
 
野に在る孤独な雑草のように。
  
 
 
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2010年09月23日

5173 恋愛なんかやめちまえ

  
2010年9月23日(木) 未明・記す 

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)は晴れ、夕方に一時雨、最低気温11℃、最高気温17℃でした。
 
 

  
蓼科に移住するまで、コスモスにこんなにいろんな種類があるとは知らなかった。
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
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恋愛なんかやめちまえ
 
 
楽になりたければ、男は女を理解しようとするのをやめることだ。
 
恋愛なんかやめちまえ。
 
女は男を理解する気はないし、理解できないのに、知ったかぶりばかり。
 
男だって同じスタンスで良いじゃん。
 
男女平等社会実現にリアルに突き進みはじめた時代なんだし。
 
男は女心がわからないと女は言うが、それは男心がわからない女。
 
そんなのあたりまえじゃん。
 
男だったら社会的に抹殺されてしまうようなことをやっても、女だと許されることも多い。
 
そのことも知らずに、何でもかんでも男と男社会が悪いと責め立てる女は、男から見ても女から見ても「いいおんな」にはなれない。
 
そのことは男にも当てはまるのだけれどね、僕には無理とあきらめているけど。
  
 
 
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2010年09月24日

5174 渡りの準備

  
2010年9月24日(金)  

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)は曇り、最低気温4℃、最高気温現在不明℃です。
 
 

  
ピラタスの丘では紅葉が始まっています。最盛期は10月10日前後になるかもしれませんね。
秋を迎えた蓼科の風景がこころを慰めてくれます。山岳部の紅葉の見頃は10月にはいったらすぐです。
写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
  
     
※※※
 
 
渡りの準備
 
 
雨音の消えたことに気づいて目が覚めた。二重ガラスを通して森の気配に耳を澄ます。いつもはしんと静まりかえっているのに、今朝の森はなにやら賑やかだ。
 
ラウンジの窓を開けて首をぐいと外に出すと、野鳥たちが鳴いている。普通はこの時間には鳴かないから何か特別のことがあるのかも知れない。たとえば、渡りの準備とか。
 
こちらに移住するまでは知らなかったのだけれど、山野鳥の多くは渡り鳥なのだ。彼らもソロ路祖次の目的地に向けて旅立つ季節になったのかも知れない。
 
秋は実りの季節、豊穣の季節だけれど、同時にこうした別れの季節でもあるわけだ。生きているもの同士の別れもあり、次世代にいのちをつなぎ役割を終えて去ったものとの別れもある。
 
それが自然の営み、自然ないのちの在りようなのかも知れない。
 
いちばん言いたいことは、あえて、書かずに終えることにする。
  
 
 
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2010年09月25日

5174 寒かったですね

  
2010年9月25日(土)  

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)は快晴、最低気温2℃、最高気温4℃でした。
 
 

  
八島ヶ池の島の上、ちょうど赤くなっているのがシツゲンヤマウルシの紅葉です。写真がよくないので伝わりにくいかもしれませんが、実物を見るととーってもきれいな紅です。まだ緑の残る湿原に目立つ紅。秋ですね。このあたりで一番紅葉らしい紅葉かもしれません。や、ほんと、実物はかなり美しいです。
写真と文:八島ビジターセンターのブログより引用させていただいております。
写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
  
     
※※※
 
 
寒かったですね
 
 
今日は全国的にひどく冷え込んだようですが、蓼科も例外ではありませんでした。
 
未明の段階で最低気温は2℃、そのまま気温が上がらず、最高気温はわずか4℃でした。
 
これは特異日といっていいでしょう。
 
ひなたはおそらく7℃程度だったと想います。
 
風が強めだったので、稜線を歩く登山のお客様はかなり寒かったでしょう。
 
このようなことがあるので、秋山とはいえ初冬なみの装備が必要です。
 
そんなことでペンション・サンセットでも居室は日中でもたまに暖房を入れないと寒いくらいでした。
 
お客様がいらっしゃるときにはずうっと全館暖房です。
 
暖房が入っていても、半袖のTシャツではいつまでたっても寒いままです。薄くても長袖のアンダーウエアやヒートテックを着込めばそれだけで体感気温が5℃以上上がったように感じられてとても心地よくなりますよ。
 
高原の秋の旅には、活動時用に半袖Tシャツ(ポロシャツ)、中薄手のフリース、風を防ぐためのフード付きパーカ(ゴアテックスジャケットを代用するのも良い考えです)、ヒートテックの上下、このうち3つを組み合わせて持ってくるのが通と言うものです。意外とコンパクトに軽くまとめられますよ。
 
まあ、いつも今日のような気温ではないのですが、いつこのような気温になるかも、また、わからないので、「備えあれば憂いなし」ということで…
  
 
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月26日

5175 糸井重里さん

  
2010年9月26日(日)  

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)は快晴、最低気温1℃、最高気温11℃でした。
 
 

  
すこしずつ、しかし、休むことなく、秋は進んでいます。白樺の木も黄葉と落葉が同時に始まりました。蓼科(たてしな)の秋は、日本の原風景を見せてくれます。こころ癒されるのはそのせいなんですよ。
写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
  
     
※※※
 
 
糸井重里さん
 
 
ツイッターっておもしろい、というか、奇妙な時空間です。
 
昨夜、ひょんなことから糸井重里さんとちょっとだけ知り合いになりました。
 
糸井さん(@itoi_shigesato)の

寒がりのぼくが、「この冬への抱負」を考えた。苦手なことは迎えに行く、という心構えで、「たまに、もっと寒いほうへ行く」ことにする。
 
という「ツイート(つぶやき)」に僕(@tateshina_radio)が

避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない。(シェークスピア)

と「リツイート」したのですが、
 
先人のことば。にゃるほどなぁ。
 
と、これに反応してくださったのです。
 
さらに続けて…
 
糸井さんの「おことば」と同じぐらい、にゃるほどなぁ、です。(笑)
 
と言うと…
 
シェークスピアさんの「避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない」が文学だとしたら、ぼくの「苦手なことは迎えに行く」は近所のおっさんの知恵だな。おれも、なかなか悪かないぜ。
 
さすが糸井さんですね〜。
 
これに、僕が…
 
すごくいい。江戸っぽくて粋だね!…みたいな。
 
と返すと…
 
ちゅまりは、シェークスピアさんと、近所のおっさんと、それを両方読んでるおまえさんとは、同一平面上に並べるというわけでちゅ‥‥?
 
そしてそれに対しては…
 
さあそれはどうでちょうか?ドゥルーズ/ガタリによると準拠平面にはいろいろと細かい取り決めがあるようでちゅから…
 
あちきがでやんすか?めっそうもないことでやんす!おねーちゃんとあそんでるほうが分相応で… 
 
あっしはただのラヂヲでやんすからね。このツイートの主役は「シェークスピアさん」とそれにRTした「糸井重里さん」なのです、たぶん。[0.95rtpm] 31 分間で 29 回 (retweeter.jpによる)のRTがあったそうです。(o^^o)
 
このやりとりの途中で、告白…
 
はじめましてたてしなラヂヲと申します。じつはこの言葉で糸井さんを釣ろうとずうっと機をうかがっていました。きっと気に入ってもらえると想って…(笑)
 
そんな無礼にも…
 
あらま。1009!  
 
と乗ってくださったのです。(1009 ! は「センキュー」と読みます)
 
 
糸井さんは個人的なヒーローでしたから(いまもね)、感激でしたね〜。(o^^o)
 
今日は自慢ネタでした。すんません。
 

 
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月27日

5176 ほしいものが、ほしいわ。

  
2010年9月27日(月) 

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)は快晴のち夜から雨、最低気温5℃、最高気温11℃でした。きょうの写真は雲の中に入った時の景色です。写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
 
 

  
すこしずつ、しかし、休むことなく、秋は進んでいます。白樺の木も黄葉と落葉が同時に始まりました。蓼科(たてしな)の秋は、日本の原風景を見せてくれます。こころ癒されるのはそのせいなんですよ。
  
     
※※※
 
 
ほしいものが、ほしいわ。
 
 
ひとのこころがわからない、なんてことを言い出すと、なに、なんだなんだ…ということになりそうだけど。
 
そうではなくて、人の気持ちは人並みにはわかるつもりなのです。でも、人の揺れる心持ちというものがあまりにも奥深くて、おそらく自分でもわからないんじゃないかと想うのですよ。
 
たとえば、糸井重里さんの名コピーに
 
ほしいものはいつでも
あるんだけれどない
ほしいものはいつでも
ないんだけれどある
ほんとうにほしいものがあると
それだけでうれしい
それだけはほしいとおもう
ほしいものが、ほしいわ。

 
というのがあります。
 
1988年の西武百貨店の広告のコピーです。伝説的名作です。
 
時はバブルが崩壊するなんてまだほとんどだれも思いつきもしなかった年。バブル崩壊宣言がなされたのは1991年半ばだったと想う。(間違っていたら教えてね)
 
このとき、「ほんとうにほしいもの」とは、自分が本当に欲しいものを明哲に知る「自分自身」だったのかもしれない。
 
議論抜きにこのコピーを眺めていると、あ、いまはちがうじゃん!って想う。(もちろん糸井さんご本人は当時からすでに気づいておられたのではないかとも想像できる)
 
ここ数年の、いやもっと前からかな、なんでもランキング必須の社会的気分を感じるなら、いまは「じぶんがほしいもの」ではなく「人気があるもの」「はやりもの」「みんなが興味を持っているもの」「安心の定番商品」が欲しいのではないのだろうか。
 
自分を省みても、なにを手に入れるにしてもまずユーザー・レビューやお客様の声をもっとも尊重して商品やサービスの選択をしていることに気づく。良い悪いではなく、これがトレンドなのだ。
 
ここでふと想う、
 
時代が先なのか、個人が先なのか?
 
ってね。
 
そのような目に見えない雰囲気、時代の気分が起源なのか、それとも、そのように考えるひとが起源なのか、どうしても知りたくなってしまう。
 
まあ、それがここに書けるようならば、ぼくも「ネ申マーケター」なんですけれど。(笑)
 
 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月28日

5177 ほしいものが、ほしいわ。(2)

  
2010年9月28日(火) 

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)は雨が止んで曇のち晴れ。今朝の気温は6℃、最高気温は11℃。きょうの写真は10月初めの黄葉景色です。国道299号線沿道の標高2000m以上にある白駒池、麦草峠、駒出池、八千穂レイクなどではこんな感じになります。写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
 
 

  
すこしずつ、しかし、休むことなく、秋は進んでいます。白樺の木も黄葉と落葉が同時に始まりました。蓼科(たてしな)の秋は、日本の原風景を見せてくれます。こころ癒されるのはそのせいなんですよ。
  
     
※※※
 
 
ほしいものが、ほしいわ。(2)
 
 
きのうとりあげた糸井重里さんの名作コピー
 
それだけはほしいとおもう
ほしいものが、ほしいわ。

 
を、なぜ鮮明に記憶していたのか自分でも不思議だったのですが、ようやく思い出しました。
 
この広告が出され、大変な話題になった年である1988年の電通広告年鑑の新聞広告セクションの記事を僕は書いたのでした。
 
もちろんクリエイティブな部分についてはクリエイティブ局のひとが書いたので、新聞広告のトレンドという観点からたいへん興味深く見ていたわけです。
 
これでひとつスッキリしました。
 
さて、きのうのつづきです。
 
1988年当時はまだバブルの時代でしたから、お金さえ出せばなんでも買える、なんでもあるし、べつにほしくないものすらありあまるほどある。
 
それを手に入れるためのお金もひとそれぞれに潤沢に供給されていたのです。もちろんすべてのひとがバブルの恩恵にあずかっていたわけではないのですが。
 
多くの人が「中流意識」を持ち、がんばれば「上流社会」の仲間入りができると信じ込んでいた時代です。将来のことはなんにも心配ない、だってこんなに豊かな社会なんだもの。アメリカだって、日出ずる国として日本を見習おうとしているほどだもの。もうアメリカを抜き去ったんだもの。
 
それが幻想であることに気づいていたひとは本当に限られていたのかも知れません。
 
そしてそのバブルがはじけたのはそれから数年後の1991年のことでした。それからバブルの「ツケ」がまわってきました。時代は大きく舵を切ったのです。
 
そしていま、人々の考え方も大きく変化しています。これはもうすでに過去形で語るべきなのでしょうね。
 
1988年当時、人々が本当に欲しかったものってなんでしょう?僕はそれは「本当の自分」という永遠のテーマを解決してくれるなにかだったと想っています。
 
すべてを知り,すべてを手に入れてなお「万物はメタファーだ!」と叫ばざるをえなかったファウストのように、豊かきわまりない時代にあって、それでもなお手に入らない「本当の自分」という謎の答えを渇望していたのではないでしょうか。
 
いまはどうでしょう?多くの人にとって、ものを手に入れるためのお金は目減りする一方で、デフレによる物価下落は下げ止まり感が出てきている。相対的に、収入に対して物価上昇というデフレ・スパイラルの様相を呈してきている。この閉塞感。
 
時代は、そもそもの生き方の根幹の見直しを個人個人に迫っているように想われます。同時にそこには一寸先も見えない五里霧中という身のすくむような不安があるのです。
 
「自分にとって本当に必要であるか、あるいは、個人的にこれだけはいかなる犠牲を払っても手に入れたいもの、それだけをお金で手に入れる」それが精一杯です。となると、失敗は絶対にできません。
 
そこで先に購入した人々の実体験を訊きたくなるのだと想うのは自然な成り行きです。広告はもはや購買ではなく情報収集の入り口に過ぎません。だからこそ最近の広告はメディアを問わず「特定のキーワードの検索」を訴えているのです。
 
そのような購買行動においては、自分の絶対的価値観に基づいた商品やサービスよりも、より多くの人が高く評価する「人気商品」や「定番商品」が選ばれることになります。
 
自分の評価や価値観よりも、言い換えるならば、「じぶんがほしいもの」ではなく「みんなが欲しがり、かつ、より多くの人が満足したと言っているもの」を選択するのです。
 
旧来から言われている「口コミ」がもっとも力を持つ時代に変わったといえます。それは実用品、生活必需品のみならず趣味や嗜好品にいたるまで、「ユーザーレビュー」が参照され大きな比率で購買決定に影響を与えていることからも推察できます。
 
な〜んてな。
 
むかしこんな調子で書いていたのを思い出してしまいました。
 
まあ、要するに「じぶんがほんとうにほしいもの」ではなく「みんながほしがっているもの」を買う傾向が強くなったといちゃっても良いのかも知れませんね。
 
純然たる趣味の世界はかろうじてその影響をあまり受けにくいのかも知れませんが、その世界にも「ユーザーレビュー」が浸透してきているのもまた事実です。
 
ということで、きょうは言いっぱなしで終わります。恐縮です。(笑)

 
☆たてしなラヂヲ☆

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2010年09月29日

5178 亜高山帯の森にて

  
2010年9月29日(水) 

【蓼科高原なう】信州蓼科高原(たてしなこうげん)のきょうの天気は晴れ、最低気温2℃、最高気温10℃でした。天気概況はこちら>http://www.p-sunset.com/weather/
きょうの写真も10月初めの紅葉景色です。国道299号線沿道の標高2000m以上にある白駒池、麦草峠、駒出池、八千穂レイクなどではこんな感じになります。写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
 
 

  
すこしずつ、しかし、休むことなく、秋は進んでいます。白樺の木も黄葉と落葉が同時に始まりました。蓼科(たてしな)の秋は、日本の原風景を見せてくれます。こころ癒されるのはそのせいなんですよ。
  
     
※※※
 
 
亜高山帯の森にて
 
 
きょうの天気は晴れ、最低気温2℃、最高気温10℃でした。東京を初めとして各地厚い夏日だったようですが、こちらはまるで別世界のような一日でした。
 
高原の秋の森はとても静かです。彼方から渓流を落ちる水音がきこえます。突然、鋭い鳥の声。そして風の音。
 
凛とした大気が心地よい。熱源と言えばやわらかな陽射しのみ。陽が落ちればとたんに急激な冷え込みがやってきます。それまさに都会の12月のようです。
 
空は澄み渡り、夕日や夜空がくっきりとした情景を描いて見せてくれます。秋の雲と水色の空のコントラストがとても美しい。
 
さかりのついた野生の雄鹿の遠吠えが森にこだまする夜。冬に備えて食物を蓄える夜行性の動物たち。さまざまないのちが、冬に向かって活動をはじめています。
 
樹木たちも水を吸い上げるのを止め、からからになった木の葉や傷んだ枝を惜しげもなく落とします。風が無くても、木の葉や枝が落ちるということを知ったのは、ここに暮らすようになって2年たった頃のことでした。
 
この季節になると毎年読み返す「ノルウェイの森」で語られる京都の深山にあるあの秋の野原の情景を思い出します。どこにあるのか誰も知らないおそろしい野井戸のある草原。それは何かのメタファーのようにも描かれています。
 
僕が暮らす標高1800mのこの亜高山帯(あこうざんたい)の森もまた何かのメタファーなのかも知れないな、などとふと想ったり。

 
☆たてしなラヂヲ☆

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