2010年8月8日(日) 曇り時々晴れ。最低気温11℃、最高気温19℃。(標高1750m)
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八島ヶ原湿原に咲くヤナギラン。霧ヶ峰〜八島ヶ原に群生しています。もちろん蓼科のそこここにも咲いています。
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写真提供:八島ビジターセンター
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ヤナギラン
きょう、8月8日は旧暦では「立秋」ですが、もうすでに立秋以降の気候になっていると思い込んでいました。
そのことは昨日までの記事で書いたとおりです。
しかし、こうして実際に立秋を迎え、朝窓を開け、玄関のドアを開けて外気に触れるまで、そのことの真相を知らずにいたのです。
外気に触れ、風と凛とした大気の感触を知って初めて、やはり今日こそが夏から秋への転換点であることを確信したのです。
それはもう「劇的」というほかないほどの変化です。
風の冷たさは気温の差というよりは湿度の低さによるものです。
凛とした大気はもうこれ以降は今日より明日の気温が高くなることはない、と語っています。これから大地はどんどん冷えていくのだと。陽光の力はしだいに弱まり、やがて秋を迎え、そして雪と氷の冬を迎えるのだと。
ありとあらゆる音が柔らかくふくよかに響きます。秋の大気はそのような特性を持っています。
気の早い樹木はもうすでに葉を黄色く変色させて、はらはらと落とし始めます。
アキアカネ(赤とんぼ)が飛び交い、コスモスが咲き、ヤナギランが咲き始めました。
空の色、よぎる雲はすでに秋のものです。
森はもうあまり水分を吸い上げなくなり、秋に向けて準備を始めます。新しい世代への命のひきつぎ・・・結実し、種子を撒き、葉を落とし、長い冬眠の季節へと向かいます。
植物だけではなく、動物たちも同様です。野鳥は雛の巣立ちを終えると、その種ごとに別の場所へと渡っていきます。一年中生息するシジュウカラたちやカケスなども世代を引き継ぎ、冬へとそなえるのです。
夏の終わりは、命の祭典の終わりでもあります。
去るべきものは去り、死すべきものは死に、あとに新たな世代を残していきます。
秋は実りの季節と我々は呼びますが、命にとっては種を継ぐものと死にゆくものの交代劇の季節でもあるのです。
☆たてしなラヂヲ☆
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