![]()
蓼科山(標高2530m)。手前の影はウチのペンションの屋根の影です。
いまもまた背後の Acoustic Wave Music System II から ボブ・ディラン の古いアルバムの歌声が聞こえてくる。告白するが、わたしはこれまで一貫してボブ・ディランがあまり好きではなかったのだ。
何度聞いてもどこがいいのかさっぱりわからなかった。というか、優れた歌詞とその内容には感嘆しつつ、アーティストとしての彼にはあまり魅力を感じなかったのだ。
ジョン・レノンを肉親と感じるほど自身の中に取り込んでしまっていたせいかもしれない。しかしそれはジョンが最も危険なこととして警告していたことでもあった。
数年前のあるとき、自分がジョン・レノン憑き状態を脱していることに気づいた。もはや一体ではないことに、ふと気づいた。
以来、わたしはジョンの本当に伝えたかったことを冷静に受け止め直すことができるようになった。それはちょっと寂しいがとても幸せな変化だった。
世界がもう絶望的に損なわれてしまったというしかないいま、ボブ・ディランのイノセントなメッセージがわたしの心を慰撫する。もちろんそれは芸術的表現としての歌詞であることを知った上でのことだ。
ジョン・レノンが他の多くの物や人と並べて特に「ジマーマンを信じ込むな!」と歌ったのは、そのような意味だったのだ。自分同様、ボブ・ディランも表現者として語っているのだ、鵜呑みにするな、頑なに信じ込もうとするのは違っている、と。
いまキエルケゴール(Kierkegaard)が語った「死に至る病」に苦しむ多くのひとびとと、勝者といわれるひとつまみの特権階級の世界が暗黒のように広がり尽くそうとしている。
もちろん「死に至る病」とは完全無欠の絶望のことだ。
戦って栄冠を勝ち取る,成功を勝ち取る,お金持ちになる、名誉を獲得する、多いにけっこうだ。ただ、問題なのはその中の一部のひとびとが親あるいは先祖がそうして勝ち取った特権や金を永続的に維持しているということなのだ。
奈良時代前期に発布された優れた富の再分配の法律、三世一身法の面影はいまはない。親子三代で勝ち組の特権も金もリセットするというこの法的な仕組みはいまもない。じっさい、本家の三世一身法も現代政治と同様の圧力の中で時を待つことなく崩壊したと聞く。
現在の世界を覆う暗黒の雲の最大の問題点は、経済システムの血液として本来は協調的に動くはずの金融マネーの制御不能状態と、自由競争社会を標榜することによって既得権者の特権や金の再分配が一切なされないという富の再分配の停止という異常な事態がまったく顧みられないいまの資本主義の状況だと思う。
じゃあどうするって?
そうねー、1980年までだったら「革命」を夢見るかも知れない。
しかしこれから起こる革命があるとしたら,センセーショナルな流血が目に触れないとても静かで洗練された革命なのだろうね。
テロリズムで革命は起こせない、それは一部の病んだあるいは冷血のテロリストの夢が引き起こす悪夢だ。
イメージするのは簡単なことだ、選挙権を持っているぼくら全員が目覚めればよいのだ。「それは間違っている」と。そんなイノセントな夢がぼくの初夢なのかもしれない。ある朝目覚めると、テレビのニュースで無血革命が報じられていた・・・みたいな。
今日の朝の雪景色を載せますね。もっと見たい方はこちらを見てくださいね。↓
http://twitpic.com/photos/tateshina_radio
☆たてしなラヂヲ☆
Twitter 始めました!!!
フォローしていただくとスキー情報をリアルタイムでご覧いただけますよ!(っていうか、おちゃらけツイートのほうが圧倒的に多いのだけれど)
http://twitter.com/tateshina_radio
★★★
