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4032 八ヶ岳、「火炎山」となる

晴れ 気温:最低 - 9℃/最高 - 5℃

それは一瞬の出来事だった。山麓の街から戻ろうと山に向かう道にはいると、視野全体が燃えていた。八ヶ岳全体が西遊記に登場する「火炎山」のように燃えさかっていた。僕にはそんなふうに見えた。もしこれが現実ならば超弩級の災害であったろう。

しかしそれは北八ヶ岳から南八ヶ岳までの稜線全体を覆う巨大な雲を照らす夕陽のなせる業だった。このような壮大な夕景を見るのはじつは初めてのことだ。茅野市街の幹線道路を走っているところだったので、カメラは持っているもののとても撮影できるチャンスはなかった。うーむ、残念。

ものの5分ほどでその情景はうたかたのように消えて無くなってしまった。いったいどれほどのひとが気づいただろうか。正面には僕のペンション(=自宅)のあるピラタスの丘が見える。その右隣のピラタス蓼科スノーリゾートのゲレンデがくっきりと白く浮かび上がっている。

クワッドリフト脇の約1kmの白樺コースが、ほぼコース幅いっぱいに全面雪に覆われている。このぶんなら12月1日(土)のオープンは予定通りでいけるのではないかと思う。ずうっと気温も低く終日氷点下なので、人工雪作りも順調に進んでいるようだし。

☆☆☆

今日は春以来初めて愛車の洗車をした。高圧洗浄機のあるコイン洗車場で、標準コースで2回じっくりと洗ってやった。とにかくものすごい量の落葉松の針葉が隙間という隙間に入り込んでいた。高圧の温水でそれをすっかり吹き飛ばすとほんとうにすっきりした。

本来ならコーティング剤を塗り込みたいところだけれど、時間がなかった。次回行うことにして、今日は切り上げた。それにしても、誰もいないだだっ広い洗車場でひとりぼっちで洗車をするというのも奇妙なものだ。どうして木曜日の夕方には洗車する人がいないのだろう。他の日には結構にぎわっているのに。

こういう状況だと、洗車といえどもいささか形而上の影が差してくるからふしぎなものだ。車を洗う自分とクルマとの関係性について思いをはせてしまう。それは確かにインタラクティブな行為であり、無生物のはずのクルマとの対話である。少なくとも僕にとってはある種の快感であることはまぎれもない事実だ。

じっさい、洗車後のクルマは「よろこんでいるようにみえる」のだ。

生物、無生物にかかわりなく、この世界に存在するものはどのような形にせよ互いに関わっておりコミュニケーションが可能なのだろう。「存在」は互いの「存在」を「喜んで」いるのだ、たぶん。

私はここにいます、あなたがそこにいて良かった、と。

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2007年11月22日 23:29に投稿されたエントリーのページです。

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