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3998 秋雨の紅葉を打つ

曇りのち雨 気温:最低 1℃/最高 8℃

ざあざあと音を立てて雨が降る。めずらしいことだ。おそらく森の一部の樹木が葉を落として隙間が増えたために雨滴が直接地表の落葉を打つようになったからだろう。この音はからからになった落葉を打つ音なのだ。

蓼科の紅葉は、半ばで停滞しているように感じる。先に紅葉した木が遅れている樹木の紅葉を待ってくれているような気さえする。白樺の木はすでに黄色くなっているので、さっさとマイペースで葉を落としている。

最近いろんな夢を見る。いつもは夢など見ないのに、というか、夢を見たことすら思い出せない深い眠りなのに。これまで縁のあった思いで深い人たちが登場し、さまざまな言葉を交わして去っていく。まあ、女性のほうが多いのだけれど。そう、昔の恋人や友達以上恋人未満。

未完の恋は忘れられないものなのだ。どこかの学者が唱えているようにね。

男の恋の思い出はライヴDVDみたいな現在進行形の鮮明な記憶だ。きっぱりと恋を終わらせることのできる女性のそれとはまったく異なっていると思う。それは完全版としてパッケージされ大切にアーカイブされている。

それは熾火(おきび)のように死ぬまで消えることのないいのちの炎だ。

男性は自分の愛した女性を生涯忘れることはない。

たとえそれが美しい幻影に過ぎないとしても。


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2007年10月19日 23:52に投稿されたエントリーのページです。

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