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2007年09月 アーカイブ

2007年09月01日

3850 晩夏の木洩れ日

曇りのち雨 気温:最低 11℃/最高 17℃

さわやかな気候です。いつものように、蓼科では残暑はまったくありません。クルマで窓全開にして走っているとウインドブレーカーを着てちょうどいい感じです。半袖では寒すぎます。

異例なのは蝉時雨(せみしぐれ)がいまだに続いていることです。これまで蓼科でなく蝉は6月に鳴くエゾハルゼミだけだったのに、今年はからからと鳴く何という蝉だろう、それがいまだに元気よく謳っているわけです。

この夏の特徴は(そうですまだ夏なのですよ)、8月下旬から9月の2度ある3連休に蓼科を訪れようというお客様が多いことです。ようやくこの季節の蓼科の良さが口づてに伝わってきたようです。文字通り「レイトサマー」です。避暑地の遅い夏はとても風情があるのです。

★★★


百日草の花言葉は「幸福」そして「別れた友への想い」。愛するものとの別れはいつも深い眠りの中から始まる。そして目覚めたときそれはすでに終わっている。いつかわれわれは目覚め、そしてそれを知らされるだけだ。

この世界はいったい深い眠りの中にあるのか、それとも明晰な白日の下にあるのか。

晩夏の木洩れ日を浴びながら歩く森の散歩道で、ふとそんなことを思った。ちらちらと踊る陽の光は、そんな僕の想いを軽くいなすかのように楽しげだった。ここではいのちがいのちそのものを楽しんでいる。限りあるからこそ、そのいのちをこころから楽しんでいるように見える。

本当のことを何も見ていない、人間の勝手な思いこみなんだろうな、たぶん。

野生の生き物も植物も本当に大変な思いをして必死に命を繋いでいるというのが本当のところなのだろう。この地へ移住して10年、ようやくぼくもそのことを「感じる」ことができるようになった。そして改めて分からなくなった。ひとはなぜ生きるのだろう。

ひとはなぜ生きるのだろう、ひとはなぜ死ぬのだろう。

「想い」はいつも伝わらない。そのような想いもこのような想いも、ほとんど伝わることなく志(こころざし)半ば(なかば)に果ててゆく。「幸福」そして「別れた友への想い」は容易には伝わらない、どれほど言葉を尽くしても。


ふと、僕は彼女と並んで歩いていることに気づく。僕らはずいぶん長い時間森の中を歩いているようだ。時間の感覚が無い。すべての感覚が思考によって形成されている世界のようだ。ここはどこなのだろう、季節はいつなのだろう、そしていま何時なのだろう。黙々と二人で歩き続ける。会話は必要ない。そもそも「彼女」は、おそらく、この世のものではないから。

彼女の肩に木洩れ日が宿る。それはちろちろと燃えるいのちの火のようにも見える。いのちは力強く同時に限りなく儚い(はかない)。名も知らぬ鳥の声がする。しかしふたたび濃密な静寂が僕らを包み込む。森の中の世界は午後から夕暮れへと向かう。彼方から聞こえるセミの声の変化がそれを知らせている。深い下草と鬱蒼と茂った木々からいまが夏の盛りであることを知る。

分厚い腐葉土を踏みしめる二人の足音だけが妙に大きく聞こえる。これは夢なのだろうか。おそらくそうなのだろう。「夢」は突然やってくる、あるいは突然「戻って」くる。


・・・「And I Love Her」より抜粋。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。(百日草)

2007年09月02日

3851 雲海の静寂

曇り 気温:最低 12℃/最高 17℃

私のペンションのある山岳部では、というのは1700m以上の標高の高いところではということですが、終日雲海が流れています。ときおり小雨がぱらぱらと屋根を打つのですが、傘が必要なほどは降りません。そしていま窓外は濃霧のように雲がかっている状態です。

じめじめしたところがなく、不思議とさわやかなのがこの時節の雨です。標高の低いところでは曇りないしは薄曇りなので、それも影響しているのでしょう。雲に覆われたときのピラタスの丘は普段にもまして静かです。

雨に濡れた木の葉には音を吸い取る力が備わるのでしょうか。雪の降る夜の次に静かなのはこんなお天気の日です。いずれにしても、標高の高い高原の森で暮らすのはとても素敵なことです。それなりに大変なことだってもちろんあるわけですが、それをさしひいてもやはりこの魅力にはあらがうことができません。

だからこそ僕らはこの地に移り住んだわけですから。

雨が降っているのかいないのかが判然としないときには、中庭にいるシベリアンハスキーのパル君の様子を見ます。彼が外で世こった押しになって眠っていたら「雨は降っていない」し、犬舎の中に入っていたら「雨が降っている」あるいは「もうすぐ雨が降る」という具合です。

う?ん、さすがに動物的カンが鋭いね、と言うと妻が「だって動物だもの、動物的カンではなくて動物のカンよ」だって。ははは、その通りですよね。まあいずれにしてもうちの局地天気予報はパルの行動を観察していた方が確かかもしれません。

避暑地の夏の終わり、レイトサマーはまだまだこれからです。僕らもじっくりとこの季節を楽しみたいと思います。もちろん一番味わっていただきたいのはお客様、ということなのですが。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年09月03日

3852 レイトサマーはコスモスの季節

快晴 気温:最低 11℃/最高 20℃

快晴です。山も街も明るい陽光に満ちあふれています。もともとかたっとした気候なのに、湿度もぐんぐん下がってクルマの窓を全開にして走っていると寒くなってくるほどです。

異例なことに、9月に入ったいまでも森ではたくさんの蝉が鳴いています。街の蝉とは種類が違うようです。なんというセミナのだろう。蝉時雨(せみしぐれ)です。これで夕暮れ時にヒグラシが鳴いてくれたら風情最高なのだけれど。(街では鳴いているのですけれど)

ピラタスの丘の「お散歩道ひろば」でもコスモスや百日草やひまわりが満開です。梅雨明けが遅かったせいか、花暦は遅れています。ピラタスロープウエイで登ったところにある高山植物の宝庫「坪庭」でもまだいろいろな花を見ることができます。

真夏よりも大気中の水蒸気が減ってきたこれからは、眺望抜群、空も雲もきれいで、とってもさわやかな気候が最高です。陽射しが和らいだので山歩きにも最適な季節です。

今年は9月に2回、連休があります。

この機会に是非蓼科・北八ヶ岳を訪れてみてはいかがでしょうか。

蓼科の豊かな自然が、酷暑に痛めつけられたこころとからだをきっと癒してくれると思います。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

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2007年09月04日

3853 メルマガ第1号配信しました。

晴れのち曇り 気温:最低 12℃/最高 21℃

ずうっと気になっていた、メールマガジンの創刊第1号を配信しました。

結果的にやっつけ仕事みたいになっちゃいましたけれど
構想はずいぶん以前から練っていたので
いいかげんなものではありません。
ブログや日記とはまったく別のものですから
僕にとっても初体験で
まだつかみかねているところがあります。

続けることによって、良い方向に持って行きたいと思っています。

今後はブログの番外編などを配信したいので、出来る限りパソコンのメルアドで
ご登録いただけるとありがたいです。ケータイでは全文受信が出来ないケースが
ありますので・・・。

以下、サンプルとして転載しますので、是非メルマガ会員登録して下さいね。

特に、リピーターのお客様、よろしくお願いいたします。m(__)m


★★★


*****************************************
“蓼科高原からの手紙” Vol.1
*****************************************

【No.1】 創刊号です。

こんにちは、○○○○様

蓼科高原ピラタスの丘ペンション・サンセットの狩野雅之です。

メールマガジンは読むことはあっても書いたことなど無いのです。
それにもかかわらず、メルマガ配信!にチャレンジです。
ケータイメルアドのお客様もいらっしゃるので短めにしましたが、
携帯電話会社によっては全文受信できないかもしれません。
できるだけパソコンのメールアドレスでご登録下さい。

だんだん面白くなっていくと思うので、
気長におつきあい下さいませ。(^_^;)

蓼科高原はいま「レイトサマー」、
残暑の無い最高にさわやかな季節を迎えています。
陽射しは夏、大気は秋、日中は夏、朝晩は秋。
ふたつの季節が楽しめる一度で二度美味しい季節なのです。
湿度がぐっと下がるこの季節には眺望も、星空も真夏よりも
むしろよく見えます。
気の早い樹木はすでに紅葉を始めたり、落葉を始めます。
酷暑に痛めつけられた心と体を癒すには最適な蓼科です。

耳寄り情報(1):『中南信ETC周遊パス』

ETCをご利用のお客様に超お得なキャンペーンがあります。
http://www.c-nexco.co.jp/etc/campaign/nagano/


耳寄り情報(2):紅葉の見頃

今年の紅葉は平年並みに進むと思いますので、
北八ヶ岳や麦草峠方面の山歩きのお客様は10月上旬、
ピラタスの丘では10月中旬、横谷渓谷も同じ頃、
蓼科湖など湖沼部では10月下旬から見頃になりそうです。


-------------- ここからクーポンになります -------------


    (ここにサービス内容がはいります)


--------------  ここまでがクーポンです  -------------


☆配信先変更、配信停止希望はこちら
 http://www.p-sunset.com/mailmag.html

☆ご意見・ご感想・配信に関するお問い合わせなどは
 (ここにメールアドレスが入ります) までどうぞ。

---

ありがとうございました。

ペンション・サンセットをよろしくお願い申し上げます。

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 ★ ペンション・サンセット ★
 住 所   : 長野県茅野市蓼科高原ピラタスの丘
 ホームページ: http://www.p-sunset.com/
 ブログ   : http://www.p-sunset.com/blog/
 Eメール  : (ここにメールアドレスが入ります)
 Tel:0266-67-5123 Fax:0266-67-2871
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2007年09月05日

3854 メールマガジンのこと

曇りのち雨 気温:最低 12℃/最高 17℃

台風9号と週末の天気

蓼科では台風9号の影響は小雨以上のものはありません。

7日の早い段階で東北地方に行ってしまいますので

7日午後は晴れの予報が出ています。

週末はよいお天気になりそうですよ。

今週末の天気は大丈夫です。

レイトサマーの遅い夏休みにぴったりの好天に恵まれます。


メールマガジン創刊

メルマガというと、商業サイトからのものが多くて「ものを売る」という目的がある以上、どちらかというと明るくはしゃいだ印象のものが多いのかも知れません。暗〜いメルマガを読んで、なにかを購入しようなんてあまり思わないもの。

ニュース系や学術系のメルマガは当然ながらそれぞれのテーマに沿った構成と内容と雰囲気を持っていますよね。旅系でいうと楽天トラベルなどのメルマガも旅を商品として扱ってますから明るい雰囲気でよい意味でひとの「欲」を刺激する仕掛けになっているように思います。

でも僕としては、ペンション・サンセットのメールマガジンはこのブログ(蓼科高原日記)の延長線上に置いておきたいという考えなのです。もちろんペンションだって「商売」として成立しなければ続けていくことは出来ないので、セールストークは入れることになるかも知れません。

しかし基本的スタンスとして、このメルマガはお客様とのコミュニケーションマガジンにしたいという想いをもっています。そんな甘いことでは経営者としては問題があるのかも知れませんが、強くそう思っています。

また、ホームページに載せてもなかなか周知できない「耳寄り情報」やワンポイントアドバイスをダイレクトにお伝えすることも出来るかも知れないなあ、などと考えています。

たとえが適当かどうかわかりませんが、このブログからスピンアウトした情報がメルマガとしてお客様の元へ飛んでいくというイメージなのです。

基本的には登録ページから会員登録していただいたお客様に配信させていただきますが、すでにペンション・サンセットをご利用いただいたお客様にも配信させていただければいいなということで準備を進めています。

もちろん、ご自身でいつでも配信停止出来るようになっていますので、ご安心下さい。望まないメルマガほ迷惑なものはないですから、ご遠慮なく配信停止していただければさいわいです。

まあ、そんなことで「ボールを投げなきゃ野球は始まらん!」という星野全日本監督の言葉に従って、はじめてしまいましたが、あちこち迷走するかも知れません。寛大な心をもっておつきあいいただければさいわいです。

2007年09月06日

3855 台風9号の被害はありません

雨のち嵐 気温:最低 14℃/最高 17℃

台風9号

台風9号は神奈川県小田原市に上陸したとのことですが、あす(いや、もうすでに「今日」ですね)は「台風一過」の晴天になるかも知れないとのことです。諏訪地方では水害や土砂災害の報告はありませんが、けっこう広範囲にわたる停電が報告されています。

風雨はたいしたことはなかったのですが、そのわりに風倒木が多かったようです。そのために電線が切れた可能性が高いと考えています。電力会社というのはそういった情報公開をしないので、教訓をわれわれが共有することが出来ないのです。

ピラタスの丘も午後8時過ぎから停電に見舞われ、午前0時半過ぎに復旧しました。これもやはり樹木が倒れて電線に損傷を与えたのかも知れません。これはかなり長い停電の部類に入ります。たいていは15分とか長くても45分で復旧しますから。

ということで、ブログの更新をいま(7日の午前6時過ぎ)に行っているしだいです。やれやれ徹夜になっちゃった。もう風は収まって、雨が降るばかりの状況です。台風はどんどん遠ざかっているようです。

それにしても最近、樹木があまりにも簡単に倒れると感じています。僕らが子供の頃、いまから40年以上前はかなりの風雨でも樹木は簡単には倒れなかった。


電話回線障害

停電と同時に2回線ある電話回線のうち、ご予約専用の 0266−67−5123 が不通になってしまいました。おそらく、停電と同じ原因だと思われます。復旧の依頼をすでに出していますが、多少時間がかかるかも知れません。

そこで、万一上記電話番号でうまくつながらなかったら 0266−67−2871 におかけいただければさいわいです。どちらもペンション・サンセットの電話番号ですのでご安心下さい。この電話番号は普段はファクス専用となっているものです。

以上よろしくお願いいたします。


蓼科は被害無し

停電以外は諏訪地方ではこれといった被害は報告されていませんので、今週末のドライブや観光に支障はないと思われます。現在通行止めになっている道路は別に崩落しているわけではなく降雨量に応じた安全規定でその様な措置が執られているだけです。

また、運休している中央線などの鉄道もすみやかに運行再開される見通しです。これも安全規定による運休だからです。

ということで、この週末は好天が期待でき、絶好の行楽日和になりそうです。ペンション・サンセットではいつでも受け入れ体制が整っていますので、天気概況を眺めながら当日でもご一報いただければ確実にご宿泊いただけます。

みなさまのお越しをお待ちしております。(^^)

2007年09月07日

3856 すべて平常に戻っています

曇り 気温:最低 12℃/最高 17℃

電話復旧

停電と同時に不通となっていたペンション・サンセットの代表電話はNTTの迅速な対応のおかげで午前11時前には復旧しました。蓼科局と当館との間の回線(具体的にはメタルケーブル)の劣化が原因でした。停電とは直接的関係はなかったようです。

結局36時間一睡もしなかった計算になります。もうろうとして、ようやく午後1時過ぎに仮眠しました。そこで不思議な夢を見たのですが、それはまた別の話。今度書きます。


停電体験

僕らが子供の頃は(昭和30年代ね)、停電なんて日常茶飯事だった。子供にとって台風とか停電とかはある種の非日常的イベントだった。なんかわくわくしちゃったりして。ごうごうという風の音、雨戸を打つ激しい雨の音、びゅーびゅーという電線や樹木の悲鳴、そして停電。それが台風体験。

すきま風にゆらゆらと揺れるろうそくの炎、それにつれて揺れる怪しげな影。トランジスタラジオから流れる気象概況。闇を闊歩する魑魅魍魎が雨戸を外そうとしているようながたがたという音におびえ、風が深呼吸するときの静寂に安堵する。

今回そんなことを思い出しました。

ペンション・サンセットは周りを森に囲まれているので、展望の利く蓼科山方向からの風以外はまったく感じないのです。防風林の威力を実感し、じっさいにその恩恵にあずかっているわけです。

昭和30年代とは建物の造りも全然違うので、建物はみしりともいわないし、窓ががたがたいうこともない。居室にいると外が暴風雨なのか、もう去ってしまったのか、まったくわからないほどです。あるのは底知れぬ静寂と、キャンプ用のガスランタンのぼぼぼぼという燃焼音だけです。

ノートパソコンは使えるけれど、デスクトップ・パソコンもインターネットも使えない。電池式ラジオをつけても、台風情報なんてやっていやしない。やっぱりTVじゃないと情報が取れない。

もしかしたら世界はすでに滅亡してしまっていて、この孤立した世界でぼくらだけが生き残っているんじゃないかなんて馬鹿なことを考えたり。でもね、それほど孤独な静けさ、暗さが支配していたのです。


台風の被害無し、交通も通常どおり

さいわいなことに停電以外に特に問題は起こりませんでした。それもいまは全面復旧しています。諏訪地方および蓼科に被害はありませんでした。道路、交通も平常に戻っています。

明日の天気は晴れの予報です。日曜日も晴れの予報ですので、快適なレイトサマーの旅を堪能していただけると思います。

みなさまのお越しをお待ちしております。


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2007年09月08日

3857 歴史ある避暑地、心温まる蓼科

晴れ 気温:最低 12℃/最高 18℃

蝉の声がしません。天気によって鳴いたり鳴かなかったりするのかな。蝉の生態には不案内なのでよくわかりません。標高1200m以下ではまだ鳴いていました。いずれにしてもこの季節にこんなに蝉の声を聞くのは初めてのことです。

今日は久しぶりに結構「あつく」感じましたが、山麓の町で30℃に達しない気温でした。ピラタスの丘では最高気温は18℃でした。平野部からいらしたお客様は「寒いくらい」とおっしゃいますが、われわれにとってはこの季節にしては「あつい」一日でした。

といっても、エアコンが欲しいということではなくて「涼しくないなあ」といったニュアンスなのですが。にっちゅうでも風はひんやりさらさらとしていてとても心地よいのです。日差しが、今日に限って、強かったのかな。ここでは、熱源は太陽しかないのです。照り返しもムッとるする熱い大気もありません。

何しろ「残暑」というものがそもそも無い土地なのです。夏の盛りを過ぎるとそのまま緩やかな坂をゆっくりと下って秋へと向かうのです。いまピラタスの丘ではコスモスが満開です。美しい蝶が飛び、アキアカネ(赤とんぼ)が飛び交っています。

山から下りれば、山麓の町と山との間には農村部が広がっています。その風情がいいんだなあ、絵に描いたような「里の秋」がそこにあります。これから紅葉の季節が最高です。沿道の農家の軒先に見事な紅葉が真っ赤に照り映えていたりするのです。

蓼科の紅葉は赤、黄、緑の織りなす「錦絵(にしきえ)」になります。原生の雑木の森だからそのようになるわけです。広葉樹の美しい紅葉が終わる頃、オーバーラップするようにカラマツの見事な紅葉が見頃を迎えます。日本画の巨匠、故・東山魁夷画伯の描いた情景がここにあります。

それもそのはず、画伯はよく当地を取材の場とされていたそうです。

ちょうどそのころ「蓼科高原映画祭」(←検索!)が開催されます。秋深まる蓼科で鑑賞する小津安二郎作品そして様々な才能が開花する新作映画。忘れられない思い出になること間違い無しです。立科の住民が温かくお客様をお迎えします。

心温まるホスピタリティーに満ちた歴史ある避暑地「蓼科」です。

昨今ようやくそのことが広く認知されるようになってとてもうれしく思っています。

私が自分のペンションのホームページよりも先に、蓼科についてのホームページを立ち上げた1996年7月には「蓼科」という地名も「たてしな」という読み方もほとんど忘れられていたのですから、じつに感慨深いものがあります。


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2007年09月09日

3858 残暑のない蓼科・レイトサマー

晴れ 気温:最低 10℃/最高 20℃

蝉の声を聞く

朝、久しぶりに蝉の声を聞いた。ああ、やっぱり晴れた朝には鳴くんだ、と思った。以前のような「蝉時雨(せみしぐれ)」ではないけれど、夏を感じさせるBGMだ。まだ「夏」なんだ、と思った。季節は秋に向かって小走りになってきているようだけれど、蓼科はレイトサマー真っ盛りなのだった。


9月の連休は避暑地のレイトサマーを堪能できる

9月の2度ある連休は、そんな避暑地ならではのレイトサマーを堪能できる。残暑に苦しむ都会のレイトサマーとは異なって、ここのレイトサマーはひんやりとした秋の風の吹く「夏の終わり」なのだ。残暑というものは、ここには存在しない。

空を見上げれば巨大な積乱雲が八ヶ岳の背後からぐぐぐっとせりあがってきている。蓼科山より大きな雲がゆっくりと頭上を通り過ぎていく。それが湖面に映り込み、やがて湖面からフレームアウトする。次の雲がやってきてふたたびフレームインして、またフレームアウトしていく。

真っ青な空が秋を感じさせるけれど、陽射しは真夏のようにきっぱりと熱い。風がエアコンから吹き出したように冷たいので「暑さ」は感じない。そしてやはり盛夏のような強烈さはこの陽射しにはないことに気づく。蝉の声が聞こえる。

高原のススキと虫の音

あちこちで高原ならではのきれいなススキを見かけるようになった。花もいいけれど、ススキだって充分以上に鑑賞すべき風景の一部なのだ。薄暗い森の陰では秋の虫の音が聞こえる。もちろん夜になればその声はさらに広がる。

夏と秋との2つの季節をじっくり味わえる静かな避暑地のレイトサマー。

今年は9月に2回も連休があります。是非この機会に味わっていただければさいわいです。


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2007年09月10日

3859 どっちも好き

晴れのち雨 気温:最低 13℃/最高 19℃

Mac vs. Windows

もう終わったと思っていたのだけれど、YouTube を観るとまだまだやっているんだ。Mac のほうがいいんだとか、いや Windows が最高なんだ、とか。別に個人の好みや価値観の問題だから、どう思おうとなにを言おうとかまわないと思う。だからって相手をけなすことはないと思うんだけどね。

僕は会社員時代に MS DOS3.1 でパソコン入門をして Windows3.1 が出たあたりで会社を辞めた。その後しばらくワープロ専用機を使っていたのだけれど、必要に迫られて Windows95 マシンを買うつもりで電気屋さんに行ったときに、Mac との運命的な出会いを経験したわけだ。

半年悩んだ末に結局 Mac ユーザーになってしまった。当時はそれほどユーザーインターフェイスに差があったということだ。Mac のパワーユーザーといわれるようになってアップル純正 "Power User " ポロシャツもいただいたほどだけど、現在は Power Mac G5 と Think Pad T43 の両方を使い分けている。

前者の OS は Mac OS X 10.4.10(Tiger) で後者は Windows XP Professional SP2 だ。どちらも違和感なく同時に起動して使い分けて作業している。どちらにもいいところがあり、若干不満なところがあるのは世の常で仕方のないことだと思っている。

だから、Mac だ Windows だという排他的議論には興味がないし、あまり建設的だとは思わない。

ホームページを政策運営している立場からすれば、この両方を使っていることは大変メリットがある。何しろお客様の90%が Windows ユーザーなのだから、お客様のアクセス環境を知る上でもホームページの表示状態をチェックする上でも大きなメリットがあり、とても勉強になっている。

YouTube にこんなのがあったけど、これは実感だね。以前に比べるとだいぶ良くなっているけれど相変わらず Windows の警告(アラート)にはいらつくことが多いから。その理由を考えてみると、Mac の警告はソフトな語り口のナビゲーションになっている(どうしたら解決するかのコマンドボタンが表示されている)のに対して、Windows の警告ダイアログはデッドエンドでその操作をキャンセルするかヘルプを観るかしか選択肢がないケースが多いことだ。

まあ、パワーユーザーにとってはどうでもいいことかもしれないけれど、多くの初心者にとってはいかにもビジネスライクなホスピタリティに欠ける扱いだと思う。そういう意味において Windows でパソコン入門するひとは大変だと思う。Mac を使い始めたとき以来僕はマニュアルや解説本なんて一切読んだこと無いもの。誰にも習わなかったし、サポートに電話したこともないし、トラブルはすべて自分で解決してきた。

Windows から Mac への移行は確かにユーザーインターフェイスの点でも違和感が大きいと思う。場合によってはむかつくかも知れない。それは Mac が感覚的であって、Windows のように徹底して論理的ではないからかも知れない。

そのいっぽうで、Mac ユーザーが Windows を使うのはあっけないほどたやすいことなのだ。僕自身が実際にそれを体験したのだから間違いない。Mac ユーザーは Windows をも感覚的、直感的に使ってしまうからかも知れない。

まあいずれにしてもクルマと一緒で、好きなのを使えばいいだけの話だ。僕の場合、ランドローバーに乗るのと同じ感覚であえて Mac を使っている。いよいよとなればなんだっていいんだけど、余裕があれば好きな道具の方が幸せだから。

ということで僕は Mac も Windows も好きですね。


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2007年09月11日

3860 ペンション・サンセットの秋景色

雨のち曇り 気温:最低 12℃/最高 17℃

今週末は晴れそうです

先週発表の週間天気予報では今週はずうっと晴れマークが続いていたように思うのですが、いま観るとずうっと曇り一時雨になっています。が、週末には晴れマークもあったりして期待できそうです。

夏のハイシーズンの疲れがどっと出たような感じで心身ともに脱力しそうになる昨今ですが、大丈夫、お客様がお見えになるとそんなものどこかに吹っ飛んでしまうのが、ペンション・オーナーというものですから。(^^)

さて、秋景色の予告をしておきましょうか、今日の写真は紅葉に彩られたペンション・サンセット(10月中旬)です。きれいでしょう?この景色を観てペンション・サンセットに翌年のご宿泊を決めて下さるお客様も多いのです。

※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。


紅葉の見頃

今年の紅葉は平年並みに進むと思いますので、
北八ヶ岳や麦草峠方面の山歩きのお客様は10月上旬、
ピラタスの丘では10月中旬、横谷渓谷も同じ頃、
蓼科湖など湖沼部では10月下旬から見頃になりそうです。


メールマガジンのこと

メールマガジン「蓼科高原からの手紙」の登録会員も少しずつ増えてきてとてもうれしく思っています。ありがとうございます。ただ、内容的に悩むのはこの日記とのかねあいです。ここに書いたことを載せるわけにも行かないし、どうしたものだろう。

その時々の日記の内容の要約や趣旨や解説や補足なんかを書くのも良いかななんて思っています。それに加えて最新の蓼科情報や耳寄り情報や、会員限定プランや特典などなど・・・そんな感じで以降かと思っていますので、いずれにしても会員登録して得になることはあっても損することはないです、きっと。

読み応えのあるものを書こうとすると、すぐに10000文字を超えてしまうのでケータイメルアドでご登録のお客様は受信しきれなくなるのでそこのところが大きな悩みです。是非パソコンのメールアドレスでご登録いただくよう改めてお願い申し上げます。

先日配信させていただいた創刊第1号が素っ気ないくらいのものだったのですが、あれでも1200文字とケータイメルマガの標準500文字の2倍以上の文字数なのです。あれ以上削ったら「業務連絡」になっちゃうもんね。

やっぱり納得いくまで書いてしまおうと思います。たとえ2万文字を超えようとも。

そして後日同じ内容をこのブログに再掲載するようにしたいと思います、バックナンバーとして。創刊号はそのパターンですでに掲載済みです。


昼は夏、朝晩は秋

昼は夏、朝晩は秋という気候になりました。残暑の全くない蓼科の9月はいつもそんな季節です。静かで、癒しに満ちた心温まる自然のたたずまいにほっとします。

コスモスが満開になり、秋の山野草も咲きそろい、広葉樹は少しずつ黄色く葉の色を変えてきています。気の早い樹木はすでに真っ赤に紅葉しています。あるいは黄色い葉を落とし始めています。針葉樹の唐松でさえ、まだ十分緑色の針葉をぱらぱらと落とすのです。

ニュースで30℃で暑いなどと聞いても、まったく実感がありません。朝晩は暖房が必要なことがあるくらいですから。いま僕は居室で厚手の冬用のトレーナースーツを着てちょうど快適に過ごしています。たまたま夏休みで帰ってきた息子はTシャツの上に冬用のフリースを着込んで「すずしいねえ」などとのたまわっています。

そんな感じの気候です。

肌寒く感じることはあっても「暑い」なんてことは絶対にあり得ない蓼科です。


連休は絶好のタイミングです

今週末、そして来週末の連休は酷暑に痛めつけられた心身をいやす絶好の機会かと思います。

「遅い夏休み」をおとりになるみなさまのお越しをお待ち申し上げております。

それから、紅葉狩りの季節10月のご予約がどんどん入り始めていますので、ご予定のお客様はお早めのご予約をおすすめいたします。10月6日(土)はもう少しで満室になります。

2007年09月12日

3861 蓼科の9月は最高の季節

晴れ 気温:最低 7℃/最高 14℃

気温7℃の朝

いやに涼しいと思ったら、今朝は7℃まで冷え込んでいたのでした。信じられますか?

記録式寒暖計で確認するまで、僕ですら信じられませんでしたから、きっと皆さんは信じがたい想いだと思います。でも、これは事実です、本当のことです。以前はこんなことは当たり前だったのですが、温暖化の影響かずいぶん暖かな年が続いていたのです。

で、今日の最高気温は14℃でした。これもちょっと信じられない?って感じかもしれませんね。

ただ、数字だけを観るほど寒いわけではないのです。季節感としては「夏の終わり」あるいは「秋の初め」といったところなのです。その理由は、日差しがとても暖かだからです。景色がまだ夏だからです。

そんなことですので、こちらに限らず高原と呼ばれるところにお出かけの節は、ご自宅の気温より10℃は気温が低いところに出かけるのだと考えて、暖かい服を是非用意するようにしてください。そうすれば、抜群に快適な旅になること請け合いです。旅先で寒い想いなんかしてたらつまんないですものね。


気になる天気

今週末そして来週末の連休に「遅い夏休み」や秋の行楽をご計画の方も多いことと思いますが、そこで気になるのがお天気です。毎日、いや3時間ごとにころころ変わる天気概況・天気予報にはついつい振り回されてしまいますが、それは、我々も同じです。

信州は山岳県なので、気象変化が激しいのです。だから天気予報も難しいのは確かです。あてにできるのはマクロというかおおまかな気象の変化の方向性だけでしょうか。要するに天気は上り坂にあるのか下り坂なのかといった見方をすればかなり気が楽になるのは確かです。

天気に限らずこの世界には確かなことなんて(じつは)ほとんどなにもないのですからね?。

個人的には、確かなことなど(愛と呼ばれるものを含めて)なにひとつ無いと思っています。とくに男性は長い結婚生活を経てそのような結論に達するのです。妻あるいは嫁と呼ばれるひとがそのことを教えてくれます、たぶん。はは・・・は。(^_^;)

まあ、それはさておきペンション・サンセットのホームページのこちらで天気概況をご確認いただけますので是非ブックマークしておいて下さいね。


紅葉

ヤマブドウが紅葉し始めています。真っ赤ではなく褐色(紅茶の葉の色)に近いので紅葉という漢字はしないと思いますが、それがヤマブドウの紅葉なのです。いつもなら蛍光オレンジが目立つナナカマドの紅葉はようやくちらほらといった感じです。

今日のような冷え込みが続けば紅葉は一気に加速しますから、まさに紅葉の見頃は水物と言うほかありません。いずれにしても現状では、昨日書いたような感じで平年並みの展開になるのではないかと思っています。

8月が終わって10月の紅葉まで高原には特に観るべきものはないなんて思っていませんか?

それは違うのです。9月という季節はその「なんにもない」という印象とはうらはらにじつに含蓄に富んだ実りと癒しの季節なのですよ。言葉でうまく説明できないのが歯がゆいのですが、騙されたと思って是非9月の蓼科を訪れてみて下さい。

過酷な夏の熱をクーリングダウンするには蓼科の9月ほど絶好の季節はないのです。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。(秋の花、マツムシソウ)

2007年09月21日

3870 ミッキーマウスはあんなことは絶対にしないね

晴れ 気温:最低 9℃/最高 19℃

少しずつ見えないところから紅葉が始まっている。国家的あるいは地球規模の災いが見えないところで進行しているのと同じように。

たとえが悪いかな。

でも、事実はそうなんだ。

紅葉は歓迎だけど、災いには注意深くありたい。

先日、日本国の持つ信じがたいほどの幼児性を世界に開示してしまった。これはもう取り返しがつかないから、いまさら四の五の言ってもしょうがない。個人的な問題もあったかも知れないけど、これは日本社会の持つある種の原理が働いた結果が極端な形を取ったと僕は観るね。

立場や役割こそ違え、たとえばミッキーマウスはあんなことは絶対にしないね。

ぼくらのクラブのリーダー」は非戦闘員の女子供の頭上に原爆を投下しても、特攻や自爆テロはやらない。

倫理的にではなく、論理的にその様な結論を導き出すに違いない。

でも、鉄腕アトムだったらどうだろう。

自己犠牲の精神において特攻を決意する資質があると思う。

原作を最後まで読んだひとならご存知の通り。

その根底にあるのは自分よりも他者を思いやる優しさのような気がする、あるいは、その様な心の構造、心の動き、そんな気がしてならない。それを「弱さ」と呼ぶこともできるし「救い」と見ることもできる。その様な優しさの「質」がグローバルスタンダードなものに変質するならば日本も世界と互角に渡り合えるようになるのかも知れない。でもあまり好きになれないだろうな、個人的には。

一国の総理にあんなことは二度とやってもらっては困るけど、いかにも日本らしい「現象」だった。

★★★

さて・・・と、この連休に雨は降らないと天気予報が言ってます。

ペンション・サンセットはまだ空室がありますから是非お問い合せを!

あああ、また夜が明けちゃったよ、っていうかもう午前6時じゃん。(^_^;)


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