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3809 これは"Weblog"です。

晴れのち曇り一時雨 気温:最低 14℃/最高 20℃

車山高原、霧ヶ峰ではニッコウキスゲが満開です。ビーナスラインの両側がすべて黄色のじゅうたんのようです。休日平日を問わずたくさんのお客様で駐車場確保もなかなか大変ですが、そんなことにもめげずに散策を楽しんだり、写真撮影に没頭したり、スケッチをしたりと高原の夏を楽しんでいる様子はとてもこころ和むものです。

旅人はこころのままに移ろうものと思っているので、お客様がこちらにいらっしゃろうとどこか別の場所に行こうとそれは一期一会の出会いの機微とでもいうべきものなのだと納得しています。また、精神性よりも即物性を重んじる時代にあって、そのように生きることに何の異議も抱いていません。

時代は移り変わり、そのような世の中になったということです。それだけのことなのです。ペンションといえども「商売(ビジネス)」であるわけですから、時代の要請に応えられない宿、あえて主義を曲げずに我が道を行く宿はじり貧になっていくのもまた自然の理(ことわり)というものでしょう。

それでもなお、僕としては後者の道を行こうと決意を新たにするのです。商業主義に走らない範囲内で時代の要請に最大限応えつつ、なお心温まる宿を営んでいきたいとささやかな思いをつのらせています。それが万人には決して支持されない道であることを承知の上で。

成功者になるのが目的ではないからです。商売において「勝ち組」になることが夢ではないからです。そうではないからこそ、ビジネス界から足を洗ってそれまで培った経験をすべて「禁じ手」として、ゼロから再スタートしたのは、自分が自分でありたいがためなのです。

あざといマーケティング・スキームでお客様の心を惹きつけたくはないのです。こころをもってお客様のこころに訴えかけたいのです。経営者としては自殺行為かも知れません。しかしいまの僕は決してかつての自分に戻りたくはないのです。

すべてを白紙に戻して、もう一度良く思考してみたいと思いました。ブログが「真っ白」なデザインに変わっているのをご覧になって驚かれたかも知れません。しかし、このデザインこそがいまの僕の心情そのものなのです。この真っ白なスペースで、しっかりと自分と自分の営む宿のことを見つめ直していきたいと思います。

改めて宣言します。これは今風の「ブログ」ではありません。これは僕が開業以来11年間毎日書きためてきた「ウェブログ(Weblog)」なのです。僕の11年間の「こころの軌跡」と言っても良いかもしれませんね。

もう、お客様の「ウケ」をねらうような経営手法、広告手法はやめたいと思うのです。だからこのスペースでは、観光情報は書いても、セールス・トークはしたくないなあと思ったりもしています。それは僕らしくないからです。ペンション・サンセットの流儀ではないからです。

いまのご時世には通用しそうもないことではあるのだけれど。


※今日の写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
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2007年07月22日 23:03に投稿されたエントリーのページです。

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