« 2007年06月 | メイン | 2007年08月 »

2007年07月 アーカイブ

2007年07月01日

3788 ThinkPadが好きだからWindowsユーザーになった

曇りのち一時雨 気温:最低 11℃/最高 17℃

久しぶりにラウンジの吹き抜けで書いている。午後5時30分、おりしも雨が降り出したところだ。どうも本降りにはなりそうもない小雨だ。新緑を打つ雨の音はさわさわと心地よい。梅雨だというのに蓼科ではじめじめしたところがない。

晴れの日よりは野鳥の姿は少ないように感じるけれど、耳を澄ませば様々な歌声を聞くことができる。エゾハルゼミだってまだ鳴いているのだ。今年の梅雨はここ数年の梅雨より晴れ間が多いせいか、樹木の茂り方がちょうど良い加減だ。

日照時間が極端に少ないといっさいの空間を埋め尽くすように枝を伸ばし葉をつけて鬱蒼とした森が形成される。そんな風景が数年続いていたが、今年の夏はどうやらほどよい加減の森でさわやかな夏を迎えることができそうだ。

さきほどから間断なくホトトギスが歌っている。遠くではカッコウ、近くではウグイスの声がする。ウグイスは相変わらず、ニューウェーブとしか言いようのない奇妙な歌を歌う。日曜の午後のゴルフ中継の背景の音に注意すれば僕が聞いているのと同じ奇妙なウグイスの歌を聴くことができるだろう。

世界中で何かが大きく変わりつつあるようだ。

それにしてもこの吹き抜けは(我田引水ながら)なんとも心地よい。広大なグラスエリアと高い天井のおかげで、完全に日が暮れるまでとても明るくさわやかなのだ。今夕はお気に入りの音楽をかけながらぼーっと外を眺めては、思いのままにタイプしている。

いま使っているのはWindowsマシンのIBM ThinkPad T43だ。最近はこのA4ノート型PCと、デスクトップ型のPower Mac G5を半々ぐらいの割合で使っている。画像処理はさすがにワークステーション・スペックのPower Mac G5でないとちょっとつらいけれど、それ以外ではThinkPadが心地よい。

Windows XP Professional SP2にもすっかり慣れて、もはやなんの違和感もない。ちょっと気を遣ってやればフリーズすることもない。まだ慣れていなかった最初の2週間を別とすれば一度もフリーズを経験していない。ハードディスクのデフラグメントとレジストリのクリーンナップをきちんと行っていれば、とても安定するOSだ。

いずれにしてもマシンスペック的に出荷時の搭載メモリが少なすぎると思う。XPで最低1GB、Vistaで最低2GBのメモリは必要だと思う。実装メモリの少なさ故に様々な悪評が立ったともいえるのではないだろうか。確かにOSとしての堅牢性はいまひとつだとは思うけれど。

Macだと一度に10以上の重いソフトウエアを立ち上げたままで、様々な作業を行っても速度低下もなければクラッシュもないので同じような使い方をしてしまったのが、ThinkPadの初期の頃のフリーズの原因だった。まあ、最新のマシンならMacもWindowsも同じインテル? Core? 2 Duoプロセッサを使っているから同様の性能なのだろうけれど。

自分でも意外なのだけれどけっこう気に入っている。だから場合によっては次期デスクトップマシンはIBM(Lenovo)のThinkCentreにしようと思っているほどだ。コストパフォーマンスやサーバーとの相性を考えるとその方が快適なような気もしないではないのだ。というかThinkCentreだとこの気持ちよい感触のThinkPadと基本的に同じキーボードを使うことができるのだ。それもこのノートと同じ指紋認証機能付きだ。

1ヶ月半ほど使い込んでみて、少なくとも仕事に関してはWindowsが使いやすくなってきた。Macはプライベートな楽しみのために所有したいと思う。やはりクリエイティヴな刺激を与え続けてくれるのはMacだから、個人的にはね。

ビジネス向けOSとしてのWindowsの美点はよくわかった。これは大きな収穫だった。プライベートなOSとしての側面もXP以降は必要十分以上のものになっていると思う。インターフェイスも想像以上に良くなっていた。

まあいずれにしても僕の個人的出自はどこまでもMacということに変わりはないと思うけれど、ビジネスに関する作業についてはWindowsの方が適性があると判断した。なぜなら、お客様の93%がWindowsを使っていらっしゃるからだ。

だからこそ僕はあえてWindowsを初心者の方が使うであろうスペックにチューニングして使っている。プロフェッショナルにカスタマイズすることを控えている。お客様と同じ環境で自分の制作したホームページをそのようにしてチェックするためだ。

そのことによってじつに様々な発見をし、とてもとても勉強になったことを報告したい。もちろん、不具合は速攻で修正しているので、ペンション・サンセットのホームページはずいぶん改善されてきていることと思う。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月02日

3789 武士は食わねど高楊枝、ってホントに貧乏なのね

雨 気温:最低 12℃/最高 15℃

夏のご予約が増えてきました。今年は平年より少し早めかもしれません。それにつけても、いつものことながら、いささか残念な思いを抱くことの多い時節でもある。お電話でお問い合わせをいただき、ご宿泊料金を申し上げると「じゃあいいです、プツン!」というお客様がたまにいらっしゃるのだ。

第一に「じゃあいいです、プツン!」というのは社会通念上いささか礼を欠いていると思うと言うこと。そして、絶対的料金でしか選択してもらえないという事実。第二に、そうした安売り指向が社会還元無きこの不可思議な好況下のデフレをますます加速してご自身の生活をますます厳しいものにしているという悪循環に対する認識が全く欠如しているという事実。

まあ、余計なことなんでしょうけれど。

商売上手なペンション経営者はこんな苦言を呈したりはしない。満面の笑みと猫なで声に隠れて腹の中でしたたかに策略を練っているものだからね、すくなくとも僕の経験ではそうなのね。

ペンション・サンセットはいわゆる「安宿」ではありません。安さを売り物にした宿ではありません。施設やお料理やサービスのレベルとしては1泊2食付き税別10000円のペンションです。

実際の料金はデフレや消費税率の引き上げに対応して逆に値下げして現在は1泊2食付き税別9000円のペンションになっているけれど。開業以来平日8900円、休前日9900円、お盆等10900円(すべて税別)のペンションなのです。

それがいまは年末年始とお盆休み以外は一律9000円です。

値下げしたからと言ってどこかをコストダウンしたりしてはいません。むしろサービスも料理も施設もグレードアップしている。だから毎年100万円単位の赤字を出すことになる。それでも続けているのはこの仕事を愛しているからです。それを料金を聞いただけで根拠もなく「高い!」といわれるのははっきり言って心外の極みなのね。

ああ、こんなこと言っちゃいけないのだけれど、今日は言わせてもらいます。

実際にご宿泊いただいたお客様の多くが再度ご利用になってくださることからも、ペンション・サンセットが「高い」ということはないと思うのです。それはバランスシートや損益計算書からも明らかです。高級ホテルの2倍ほども原価がかかっているからです。特にお食事原価はほとんど利益無しのレベルです。

まあ、商売下手だということを告白しているようなものですが、この仕事をしている人の多くはみなお客様の笑顔を見たくて採算度外視で経営しているようなところがあります。だから、バブルで「しっかりもうけた」事業家肌の優秀な経営者は別として、商売というよりはそれぞれの志を持ってペンションを経営しているひとがほとんどです。

なんか「武士は食わねど高楊枝」ですね。その志や良しとはいえ、この貧乏生活はなんとかならんのか?、ってね、責められるのですよね奥さんから。(笑)

ということで、ペンションというのはそんな感じで運営されている宿だと言うことでいささかなりともご参考になれば幸いです、って、ほとんど参考にならないか、たぶん。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月03日

3790 夢のようなレンゲツツジ群生はいまが見頃

曇りのち雨 気温:最低 12℃/最高 19℃

ビーナスラインを走って白樺湖?車山?霧ヶ峰を巡った。あいにくの曇天だったけれど、気温は車山で22℃を示していた。もうすっかり初夏になっているのだ。というか、高原の花暦ではいまこそが「真夏」なのだからあたりまえか。

車山をぐるっと回り込んで霧ヶ峰にさしかかると道路の左右の斜面そして谷の向こう側の斜面と見渡す限りのレンゲツツジの花が視界に飛び込んでくる。蛍光オレンジのその赤さはちょっと他では見ることのできない色彩だ。

その風景はイングランドの丘陵地帯を思わせるなだらかな稜線と相まって不思議な感覚を喚起する。以前観た黒澤明監督の「夢」というオムニバス作品の色彩感に似ている。そうなのだ、それはまるで夢の中でしか出会えないような美しさなのだ。夢でしか見たことの無いような風景なのだ。

蓼科に住んでいながら、レンゲツツジの咲き誇るこの季節に霧ヶ峰を訪れたのは実は初めてであることに気づく。ニッコウキスゲの満開の頃は何度も落ちずれているのに、ちょっと不思議なことだ。おそらく「群生」のイメージがニッコウキスゲのような壮大な印象ではなく、所々に固まって群生していると思いこんでいたせいかもしれない。

多くのお客様も同様のイメージを抱いていらっしゃるのかもしれないと初めて気づく。もっときちんとお伝えしなければいけないと反省する。レンゲツツジの群生はニッコウキスゲの群生と同規模の壮大な風景を作り出すのだ。そのことをもっと正確にお伝えしなければならない。

この壮大な風景をご承知のお客様で大変な賑わいだったことからも、きちんとお伝えすれば是非ご覧になりたいというお客様がたくさんいらっしゃることを実感した。

時間を十分とれなくてベストアングルの写真は撮れなかったけれど今日の霧ヶ峰の写真を載せておきます。こちらになかなか良い写真があるのでご覧ください。実際はこの数倍も迫力のある夢のような景色です。

はっきりしない天気が続いていますが、梅雨明けが近いという実感がしています。それはぼくらの体や心が感じる季節感です。自然とシンクロできれば天候も気候も季節も自分の一部として感じ取ることができるようになるのです。

梅雨明けはもうすぐ、レンゲツツジの花が終わるのとほぼ同時にニッコウキスゲの群生が見頃になります。この同じ場所が赤い絨毯から黄色の絨毯へと一変すると思うとその天然の美の不可思議に思いをはせずにいられません。ちなみにニッコウキスゲの群生の見頃は7月中旬から2週間ほどです。

車山?霧ヶ峰?八島が原湿原の開花情報はこちらのサイトでご確認いただけます。

午後7時、まだ空は残照で明るく庭ではウグイスが鳴いています。朝はホトトギスが歌っているので、両者の棲み分けはどうなっているのだろうと、つい余計なお節介を焼きたくなってしまいます。親切とお節介は紙一重なので、ペンションの人間としてはそこのところに鋭敏でありたいと努力して射るのですが。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月04日

3791 草原のどんでん返し

曇りのち雨 気温:最低 12℃/最高 18℃

朝から曇り空だったけれど、夕方になると小雨に変わりました。いかにも梅雨らしい天気かな、でも、じめじめしていないのは蓼科ならではの気候です。昨日見た霧ヶ峰のレンゲツツジの群生はいまでも強烈な印象として残っています。

ほんとうに夢のような景色だったのです。写真ではお伝えしきれないのが悔しいのですが。まあ、自然の風景というものは実際にそこに身を置いてみなければ本当の美しさや感動を受け止めることはできないものなのだと思います。

それは音楽や演劇やそのほかの様々なイベントと同様です。CDで聴いたり、DVDで観たりしても、その場に身を置いたときの感動や興奮の片鱗しか届きません。それは仕方のないことなのですが、実際にその場に自分が居ることの意味を改めて思い知らされることも事実です。

だからこそ、このブログや写真をご覧になって「ああ観た観た、きれいだった」とお考えいただきたくないのです。実際の風景と写真とは本質的に異なったものだからです。それは事実のほんのひとかけらに過ぎないからです。美しい蓼科の風景の100万分の1もそこにはとらえられていないかもしれないからです。

写真の伝えることのできるものは写真的事実であって、そこに写し取られたものと実際の被写体との間にはほとんどなんの関係もないのです。風景とはひとのこころ(あるいは精神活動)とそこにある自然の造形との間に交わされるインタラクティブな関係によって生まれるものだからです。

ひとの見ていないところに風景は存在しないのです。

幻想的なレンゲツツジの群生はあと一週間ほど大きな感動を与えてくれそうです。それが終わる頃、いつまにか開花したニッコウキスゲが同じ場所に色鮮やかに群生した姿を見せます。まるで舞台のどんでん返しのように、それはあまりにも鮮やかに行われます。

今週末はレンゲツツジ、来週末はニッコウキスゲが見頃と言うことです。いわゆる「満開」がいつになるかはなんともいえませんが、7月14日(土)?7月28日(土)の期間はいつお越しになってもビーナスラインの両側に一面に広がる黄色い絨毯に感動なさることと思います。

いよいよ百花繚乱の季節に蓼科高原は突入しました。それはそれはすさまじいばかりの花の饗宴です。


※今日の3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月05日

3792 庭のニッコウキスゲが咲きそうです

曇りのち晴れ 気温:最低 10℃/最高 18℃

朝のうち雨が残りましたが、午後からきれいに晴れました。天気予報は12時間前にならないとまったくあてにならないようです。山岳地ですから、気象予報は困難を極めるのでしょう。それでも大きな動きで天気の移り変わりを捉えるならば、おおむね上り坂なのか下り坂なのかということはわかります。

今週末に向けて天候は緩い上り坂です。土日は雨はなさそうです。

今朝は初めて間近に聞くめずらしい歌声の野鳥が庭にやってきました。その美声にしばし聞き惚れているとシベリアンハスキーのパル君はそんな私を見ていぶかしげな顔をしていましたっけ。森を散歩しているときに聞いたことのある歌声なのですがにわかに名前が出来ません。クロツグミ・・・かな?

ペンション・サンセットの駐車場の白樺の巨木の根元のスペースに毎年咲くニッコウキスゲが数株、大きなつぼみをつけています。あと数日で大きな黄色い花が咲きそうです。昨年はきれいに咲いたと思ったら翌朝には鹿に食べられてしまいました。鹿の大好物だそうです。

今年はそうならないように、害獣よけのネットで守ってやることにしました。山を下りてホームセンターに行ったのですが、この手のネットはじつに様々なものがあってこれが意外に値が張るのです。犬猫よけから野鳥やカラス除け用、もっと大きな害獣除け、風除け、日光除け、霜よけとどれも高価な資材です。

農家の方はこういう資材を大量に使わざるを得ないわけですからその負担は大変なものでしょう。改めて農家の大変さに思いをはせました。いまの世の中、お金さえあれば何でも手に入る豊かな社会のようですが、こうして野菜や穀物を作る人々がもし居なくなったらいくらお金があったって豊かな暮らしはできないわけですよね。

ものを作る人がいなくなったら、お金を集めたりお金を増やすゲームに奔走している人たちも生活が立ちゆかなくなるのです。いわゆる知的労働(知識集約型産業)の方が肉体労働(労働集約型産業)よりも遙かに高給取りなのはどうも納得がいかないのですよね。

まあ、納得いかないことだらけなのが現実の社会というものなのでしょう。それをいかにみんなが納得のいく社会にしていけるかが永遠の課題なのかもしれません。そういう意味で我々は神様に試されているのかもしれません。


「労働の質」っていったい何なんでしょうね。頭の悪い僕には良くわからないのです。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月06日

3793 野生鹿、人間、自然

晴れのち曇り 気温:最低 9℃/最高 18℃

もうすぐうちの駐車場のニッコウキスゲが咲きそうなので、あわててホームセンターで害獣よけのネットと支柱を買ってきて周囲を囲った。完璧とはいえないけれど、去年みたいに咲いたとたんに鹿にすっかり食べられてしまうことはないだろう。

南アルプスでも美ヶ原でも信州全域、いや日本全国で野生のニホンジカによる食害が幾何級数的に増加していることが報じられている。信州でも各自治体に対策本部が設置され始めている。すでに遅きに失した観があるけれど、何もしないよりはましというものだろう。

天敵のいない野生動物を「保護」することがどのような結果を招くかと言うことの例証がいまここにある。それは文字通り「いまそこにある危機」そして人間を脅かしている。じっさいに野生の牡鹿と一対一で対峙してみるといい。そこにあるのは恐怖だ。

あんな巨大な動物が鋭い角を振り立てて突進してきたら我々にはなすすべがない。鹿が平和的で愛らしい存在だなどというのは我々の勝手な幻想に過ぎない。野生動物は自身に危害を及ぼすと判断すれば誰彼無く攻撃してくるものだ。

まあ、そんな大自然の中にぼくらは暮らしているという証拠でもあるわけで、互いに同じ立場の動物として共存していきたいのだけれど、いまやその限界を過ぎてしまったようなのだ。たとえここに我々を含めて「人間」が存在しなかったとしても野生の鹿たちはいずれ生き延びることができなくなる数になってしまった。

それはさておき、霧ヶ峰のレンゲツツジがニッコウキスゲへと移ろっていくこの時節にピラタスの丘ペンション村隣のピラタスロープウエイで山頂駅まで昇れば、そこな標高2240mの別世界「坪庭(つぼにわ)」だ。溶岩台地に囲まれるようにして成立した貴重な高山植物の庭園となった自然の造形。

いまちょうど様々な高山植物が開花し始めて、一年でもとも美しい季節を迎えようとしている。7月、これから蓼科高原は色とりどりの高山植物の百花繚乱の季節を迎える。そして本格的な英国庭園の元祖「バラクライングリッシュガーデン」もそのもっとも美しい季節を迎えている、これを観ない手はない。

夏休みにたくさんのお客様をお迎えする準備に忙殺されながらも、この絶好の写真日和に蓼科の美を写し取りに出かけない手はない。片手間仕事になってしまうのはしょうがないけれど、貴重な記録としてあるいはビジュアルなご案内として「いまの蓼科」を写し取るのもまたぼくらの仕事なのだと思う。

なんて言ってはみたものの、じっさいにはなかなか思うように出かけられないので、その点についてはあらかじめお詫びしておきます。(^^ゞ

※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月07日

3794 7月の連休はニッコウキスゲの見頃に

晴れのち曇り 気温:最低 9℃/最高 18℃

私も蓼科に住んでいるとはいえ、片道20?30分の車山?霧ヶ峰方面に頻繁に行くことは不可能ですので、車山高原の公式ホームページの充実した開花情報のお世話になっています。特に花の季節にはとても詳しい開花情報をチェックできるので、こちらを参照してお客様にご案内しているしだいです。

URLは http://www.kurumayama.com/ です。

掲載した写真は今日撮影されたものです。7月2日の時点ですでに開花が始まっていますから、夢のように咲き誇っていたレンゲツツジの見頃の終わりと入れ替わるようにして、山の斜面全体を覆うようなニッコウキスゲの群生が開花することになります。タイミングとしては平年並みで7月14日からの3連休から2週間ほどが見頃になります。

写真やTVで観るのとは大違いで、その壮大な光景はちょっと表現しようがないものです。是非現地に足を運んでご自身の目でご覧になってその感動を多くのお客様と分かち合っていただければ幸いに存じます。

何度も申し上げていますが、高原の「夏」は8月ではなくて7月なのです。特に「花」はそうです。高原の季節は旧暦通りに進行します。通常よりも1ヶ月季節が早いとお考えいただければ間違いありません。

また気候も同様で、8月は初旬の「立秋」からもう秋風が立ちます。日中は真夏の日差しでも、朝夕は8℃?15℃まで冷え込みますので、冬用のフリースをTシャツの上に着込んでちょうどいいです。ちなみに当地の夜の気温は都市部の12月の日中の気温に等しいものです。

まちがえてもTシャツ+ショートパンツだけという出で立ちでお越しにならないよう御注意くださいませ。それは無謀な挑戦というものです。かつて学生時代に同じことをやって「凍死」しそうになった私の実体験ですから間違いありません。

来週初めから蓼科高原ではあらゆる場所で高原の草花そして珍しい高山植物が一斉に開花しはじめます。7月はまさに百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の季節です。その美しさは一生心に残るほどのものです。自然だけでなく「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」もバラが咲き乱れ百花繚乱になって、ここもまた一年でもっとも華麗で美しい季節を迎えています。

みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越しいただければ幸いです。4名様以上のグループ、10名様以上の団体もお引き受けしておりますので、何なりとご相談くださいませ。また、お車ご利用でないお客様も送迎についてご相談くださいませ。可能な限り送迎させていただきます。

蓼科高原にお越しの節は是非ピラタスの丘ペンション・サンセットをよろしくお願い申し上げます。


ということで、今日はPRさせていただきました。


※今日の写真は 車山高原観光協会 の許諾を得て転載しております。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月08日

3795 レンゲツツジからニッコウキスゲへ

晴れのち雨 気温:最低 9℃/最高 19℃

前回ホームページを作り直したのが昨年秋。実際の作業が完了したのはGWの頃でした。しかし、Flashを多用したホームページはHTMLのページ比べるとかなり表示に時間がかかることからどうやら時期尚早だったようです。あまり見ていただけないということが判明して、奥に引っ込めてしまいました。現在「上級者用HP」というボタンをクリックするとご覧いただけます。

インタラクティブでとても見やすく情報も整理されているのですが、やはり一覧性や表示の速さではFlashよりもHTMLに部があるようです。その経験をふまえて現在夏に向けてのホームページを一から作り直しているところです。今度はXHTMLとCSSのいわゆる「ウェブ標準」規格に完全準拠したアクセシビリティー、ユーザビリティーに優れた見やすいものになります。

かといってホームページ制作や運営は私の中心的な仕事ではないので、暇を見つけてはこつこつ作り込むというかたちにならざるを得ません。センスもないし技能も素人ですので、そんなに良いものになるという自身も補償もありませんが、「それなりに」ご期待いただければさいわいです。

いずれにしても、お客様にとってなにが大切な優先度の高い情報なのかということを常に念頭に置いて制作したいと考えています。今回のホームページリニューアルはまさにその一点にフォーカスしたものです。完成しだいアップいたしますので、その節はご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。


※きょうの写真は霧ヶ峰の最盛期のレンゲツツジとコバイケイソウの饗宴です。
車山高原観光協会様のご厚意で転載させていただきます。

2007年07月09日

3796 週末は雨という「週間天気予報」の怪

曇り 気温:最低 11℃/最高 18℃

あいかわらず月曜日の週間天気予報では「週末は雨」になっています。またか・・・と思います。6月初めからカウントしていますが、あたったのはたった1回だけです。あとは雨にはならず悪くても曇り、それ以外は晴天に恵まれたのです。

天気予報に関してはニュース番組とは異なって「悪いニュースが良いニュース」なんてことはまったくないのだから、もうちょっと慎重にというか公正中立に報じて欲しいところです。「悪いはずの天気が荒天になったのだから文句は出ないだろう」なんて、よもや思っているわけではないでしょうけれど。


今週末の連休がずうっと雨ということはないと思います。これは経験的な予測です。第一に月曜日発表の週末の天気予報は高い確率で外れる。第二に経験的にこの週末は晴天率が高い。第三に蓼科高原では二日連続で悪天候になる確率は低い。そいいうことです。

この上なく美しく感動的な霧ヶ峰のニッコウキスゲはどんどん開花しているようです。開花状況はこちらのホームページで毎日報告されているので、是非チェックしてみてください。この季節はニッコウキスゲだけが咲くわけではなくありとあらゆる高原の花が咲く百花繚乱の季節です。

ご多忙な毎日に息が詰まりそうになったなら、ビーナスラインをドライブしながら車窓から高原を彩る花を眺めるだけで、美しい空を眺めるだけできっと心の底からリフレッシュできます。かつての私がそうであったように。

せっかくの三連休なのですから、この機会を逃さずにぜひ蓼科高原ドライブあるいは北八ヶ岳散策をご計画下さい。そのために雪解けの季節以来、私たちも汗を流して環境整備にいそしんできたのですから。この素晴らしい蓼科高原を最高の季節にじっくりと味わっていただきたいと思います。


---

未明に雨は止んだようですが、終日どんよりとした空が支配的な一日になりました。新緑の森は芽吹きの頃に比べると(未だ新緑と感じるのですが)ずいぶんとその色を濃くして来ました。日照の少ないこの季節には小枝をのばし葉を茂らせて、少しでも多くの日光を受け止めようと必死なのがよくわかります。

そんな森の奥からは最近やってきたと思われる野鳥の歌声が新鮮に響きます。春の歌の主役たちにとってかわるようにして新たな歌を歌い続けています。いっとき大量発生した名も知らぬ虫たちは雛を育てる野鳥たちに捕食されてすっかりその数を減じたようです。

いつものことながら、森の営み自然の営みには多くのことを教えられます。それは「あらゆるいのちはつながっている」ということです。あるものはあるものに捕食され、そのあるものもまた天敵に捕食されという食物連鎖だけではなく、先の世代が死ぬことによって次世代にいのちを引き継ぐ営み。

老いた動物、老いた枝、みなひっそりといのちの舞台を去っていきます。そうすることによって新しいいのちに生きるべき場所を空間をテリトリーを提供しているのです。そのことは、動物も植物もみな同じです。

しかしいまはそんなことはいっさい見えない命の祭典です。ありとあらゆる生き物がいのちあることを力いっぱい謳歌しています。これから9月の中旬まで、蓼科の短い夏はあっという間に通り過ぎてゆくのです。しっかりと愛でて過ごしたいと思います。お客様にもこの素晴らしい季節をともに味わっていただければさいわいです。

※今日のニッコウキスゲの写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月10日

3797 わたしのペンションの原点

雨 気温:最低 11℃/最高 16℃

我々は「競争」しなければ生きていけない定めなのだろうか。人類がどんなに進化し、文明がどれほど開化されようと「経済競争」を生物としての「生存競争」をになぞらえて闘争しなければひとは生きてはいけないのだろうか。

ひとは競争しなければいけないのだろうか。競争を拒否するものは生きていてはいけないのだろうか。ほんとうに競争は進歩の母となるのだろうか。競争がよりよい世界を構築する根本原理だとは、私にはとうてい信じがたいのだけれど。

生まれてこの方経験してきた競争といえば陸上競技やモータースポーツやビジネスということになるのだけれど、どれも個人競技だった。不幸にして団体競技をあまり経験していない。これは向き不向きということもあるのだろう。

だから私の競争は「タイム・レース」に代表される「絶対的記録」による勝敗につきる。誰かを物理的に押しのけたり倒したりする競争にはなじみがない。個人競技でも格闘技は相手を倒すという物理的勝敗が経験できるのだけれど。

そうした意味において私の経験してきた競争はつねにいささか「抽象的」なものだったといえなくもない。あまり直接的に競争相手あるいは「敵」が見えない闘いだった。そのせいか、いまでも目の前の「敵」と闘うという形での競争は得意ではない。

また、深い相互依存による協調作業もあまり得意ではない。たとえば「地域社会」で遂行する伝統行事のようなものがそれに当たる。タスクフォースの一員としての期間限定的なタスクは完璧にこなす自信があるが、論理よりも濃密な人間関係を原動力とするような継続的タスクには向いていない。

それが私が会社を辞めてこの仕事を始めた理由の大きな部分であることは確かだ。人生の三分の二近くを私は「組織人」として生きてきた。自分の所属する組織に十全に適応して自分の役割を優等生的に果たしてきた。

あるとき、それが自分の生き方と取り返しのつかないほどの乖離(かいり)を生じたため、私は自己崩壊を起こしそうになった。そもそもひとはそれぞれの分や適性に応じた生き方をするように作られているのだ。その基本原理を無視した生き方をしてきた私は「警告」をうけたのだ。

それがペンション・サンセットの原点といっても過言ではない。自分が自分であることを始めるために私は蓼科に居を構えペンション・サンセットを開業したのだった。だからこのペンションは同業者との競争を勝ち抜くなどと言う経営戦略には馴染まない。唯我独尊(ゆいがどくそん)、独立独歩(どくりつどっぽ)の孤高のポジションをキープするしかない。

なんていうとなんだかおおげさだけれど、まあ、そういうことです。簡単にいっちゃえばお母さんが子供によう言う台詞(せりふ)=「ヨソはヨソ、ウチはウチ」ってことですね。

ペンション・サンセットは「ジャパンペンション」グループの一員として開業したこともあって、ホテル・スタイルのスタンダードなサービスと施設そしてお料理を提供する小規模宿泊施設です。当時のキャッチフレーズは「家族で営む小さなホテル」でした。

もっとも大切にしていることは「ホスピタリティー」です、お客様の笑顔です。もちろん「お料理」は絶対的自信があるのですが、それ以上に大切なのはお客様が少なくともここに滞在している間は本来の自分に戻ることができる、それも無防備に本当の自分になれる、ということです。

自分が自分でなくてなんの人生でしょう。自分が自分であることが許されないような場所はあなたの居場所ではありません。幸福とは自分が自分であることが無条件に許されることだと個人的には確信しています。ひとの存在理由は自分が自分であることを成就することにつきるのだと思います。

それが、わたしのそしてあなたが神から与えられた「いのち」のレゾンデートル(存在理由)なのだといまは思うのですね。あああいけない、ペンション・サンセットではこんな小難しい話はいっさい無しですからご心配なく。これはわたしの内面のひとりごとなのですから。


※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
 この季節に咲くオダマキという美しい花です。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月11日

3798 「ホォーーーオキョッケ」って、あんたねえ・・・。

雨 気温:最低 11℃/最高 14℃

「ホォーーーオキョッケ」って、あんたねえ。ウグイスだったら「ホーホケキョ」だろうが!・・・なんて言ってみたところでこの「ニューウェーブ」はとどまる気配もない。TVを観ていてもたまさか聞こえてくるウグイスの歌声はおおむねこんな調子なのだ。いまや正統派「ホーホケキョ」なんて歌声を聞くのは至難の業なのかもしれない。

今のところウグイスだけなのですよね、ビミョーというのを遙かに通り越してこれは異様なのですね。やはり鳥の「歌声」というのは比喩ではなく本来的に「音楽」なのかもしれないと思う昨今です。音楽だと考えれば、時代とともに変化していくのは当然のことですから。

一方で伝統をかたくなに守って歌い続けているのがホトトギスとアカハラです。ホトトギスは律儀に「テッペンカケタカ」と歌っているし、アカハラはじつに複雑でありながらアカハラ的普遍性を失わない絶妙な歌を歌い続けています。(アカハラの歌をカタカナで表現するのは相当の音楽的才能が必要なのです)

ピラタスの森はすでに盛夏の様相を呈してきているのですが、まだ梅雨が明けていないようです。まあ、ふと気がつけば明けているのが梅雨なのですが。少なくとも花暦と野鳥の種類に関してはすでに「夏」という季節へと変化しています。

今日、ペンション・サンセットの駐車場にニッコウキスゲが咲きました。先日のエントリーにも書きましたが鹿の食害を避けるためにグリーンのネットで囲っているのでいまひとつなのですが、咲いたとたんに鹿に食べられてしまうよりはよいかも。

去年は受粉するまもなくあっという間に食べられてしまったので、今年の花はかなり小さなものです。鹿が好まないと言うことで植えたラベンダーが小さな花をつけました。これで梅雨が明けてふんだんに日差しを浴びることができるようになれば様々な草花が一斉に咲き乱れるのですが。

それはさておき最近ではメインマシンになっている IBM ThinkPad T43 のメモリを512MBから1GBに増設したのですが、これでようやくこのマシン本来のそして Windows XP Professional SP2 本来のパフォーマンスを体感できるようになりました。

マシンの起動時間も、アプリケーションの起動や動作速度も以前とは比べものにならないほど速くなりました。やはり XP で1GB、Vista で2GBが快適に本来のパフォーマンスを実感できるメモリ量だと思いました。

特にオンボードのグラフィックボードでメインメモリ共有設定のマシンの場合はメモリ増設によるパフォーマンスアップは視覚的にも歴然とします。なにしろグラフィックボードが動的に最大128MBもメモリを使うのですから、増設によるメリットは簡単に予想がつくというものです。

このマシン遅くって・・・とお悩みの諸兄はひょっとして Windows XP を256MBのメモリで使っていませんか?増設済みでも512MBではないですか?Macほどメモリ食いではないと思いますが、Windowsでもやはりメモリはある程度以上必要なのだと実感したしだいです。

ちなみにいま僕の Power Mac G5 は3GBのメモリを積んでようやく快適という感じです。もちろんもっと少ないメモリでも動きますけれど、増設するほど体感速度やマルチタスキングの高負荷にもびくともしなくなっていきます。適応メモリの価格が下がったところで、4GBまで増設したいと思っているところです。

ということで話がわき道にそれましたが、今週末は(例によって)いまのところ悪天候という天気予報なので、ご旅行の予定を変更されたお客様も多いことと拝察します。でもね、これっていつものことで、結果として「絶好の行楽日和」になるのですよね、7月の連休は。

直前のご予約、当日予約大歓迎ですので、今後の天気予報を良くご覧いただいて「晴天」となったらそれっとばかりに百花繚乱の蓼科高原に起こしいただければ幸いです。ペンション・サンセットのご利用をお待ちしております。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月12日

3799 天気予報は断定的表現を改めてね

雨のち曇り 気温:最低 12℃/最高 15℃

午後6時半、ようやく雨がやみきれいな夕景となった。昨日「あんたねぇ?!」と思わず怒鳴ってしまった相手、例の変な歌を歌うウグイスが近くにやってきてますます調子外れの歌を歌って悦に入っている。いったいウグイス界では何が起こっているのだろう。

午後7時の吹き抜けラウンジではまだキーボードライトだけで十分作業できる明るさが残っている。西の空の残照がここを明るくしているのだ。雨上がりの夕暮れの空がたとえようもなく美しい。ここから観ると空は目線の高さにある空間なので、夕焼けを眺めるのに上空を仰ぐ必要はない。

それにしてもせっかくの3連休に台風が来るかもしれないという報道は本当なのだろうか。TVで見る天気図ではかなりの確度があるように思われるのだけれど、これで台風が来なかったらまさに噴飯(ふんぱん)ものだ。

それが予測である以上データと既知の法則と過去の経験によって統計学的に(確率論的に)天気予報を発表しなければならないと言うことには理解を示そう。しかし、そのことをもっと正確に意を尽くして伝えるべきだと思う。すくなくとも「当たるも八卦当たらぬも八卦」が予報の宿命であるのならそのことを明確に示さなければならないと思う。

現在のように「断定的」に天気予報を語るのはやめてほしいものだ。正しくは「晴れの確率は何パーセントです」というように語らなければならない。台風がこちらにやってくる可能性は何パーセントですと語らなければならない。

天気予報が外れて問題が起きたとしても誰も責任をとらない様はまさに官僚そのものではないかという気がする。責任のないところに真実など無いのだ。

---

すっかり日が暮れると、再び空は雲に閉ざされた。雨は降っていないが、霧が立ちこめている。正確に言えば、先ほどやんだ雨がたちまち蒸発して空に昇り、雲に戻るプロセスがこの濃霧状態なのだ。それは「まるで霧のように」森から立ち上る。

暗がりでキーボードライトだけで日記を書いている私に妻が怪訝(けげん)そうに声をかける。どうして明かりをつけないのか、と。こればかりは自分で経験してみないとわからないだろうけれど、いま私は至福のひとときを夕暮れとともに過ごしているのだ。

ThinkPad を入手して初めて実現したこの至福の時の過ごし方というライフスタイル。みんなに広めていきたいという気も少しだけしている。自分だけのものにしておきたいという気もその一方であるのだけれど。

いずれにしても、私は夜明け以上に夕暮れが好きなのだ。だから「サンセット」なんていうポピュラーでもないうえにある意味凡庸な響きすらある名前を自分のペンションにつけたのだ。でも、いいんだ、それで。ここはようやく見つけた私の居場所なのだから。


※今日の2枚目の写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
※クリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月13日

3800 台風4号

曇りのち雨 気温:最低 11℃/最高 16℃

朝から曇り空だったのですが、夜になって雨が降り始めました。雨といっても家の中にいると降っているのかいないのか定かでないような小雨です。家の中から確認する唯一の方法は、中庭にいるシベリアンハスキーのパル君が外で寝ているか犬舎に入っているかを確認することです。

雨が降りそうだったり、降り始めると彼はちゃんと犬舎にはいるからです。そして雨がやむと外に出てきて横っ倒しになって過ごすのです。12歳になったパル君は散歩の時以外はとてもよく寝るようになりました。犬舎の中までキジバトが入ってきても全く気づかないで眠りこけているほどです。

まあ、彼にとっての敵ではないと安心しているのかもしれませんが。その証拠に見知らぬ人間が不用意に犬舎に近づいてのぞき込んだりすると思わぬ反撃を受けて大けがをすることがありますから。おおむね人間以外に敵はいないようです。

台風4号は天気概況通り最悪のコースをとってせっかくの3連休を迎えた日本列島を縦断するのでしょうか。我々観光業に携わるものにとっても大きな経済的損失ですが、楽しみにしていた旅行を直前になって中止しなければならなくなったお客様の精神的打撃の方が遙かに大きいのではないかと思います。

こればかりは人間の力ではいかんともしがたいのですが、よりによってこの連休に・・・という思いは振り切ることができません。神様に意地悪されているような気がしてきます。我々はそんなに行いが悪いのでしょうかね。

そうだ、という声も聞こえてきますし、そんなことはない、という声も聞こえます。感慨はひとさまざまでしょう。いずれにしても、この台風が過ぎたらからっと晴れ渡った夏空を観たいものです。台風一過の梅雨明けと夏の訪れを心から希望するものです。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。(爆睡するパル君です)

2007年07月14日

3801 あと5年・・・

雨 気温:最低 11℃/最高 14℃

台風4号による被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。

ここ長野県中部地方はまだようやく台風4号の気配を感じる程度の小雨です。風はなく、ごく普通の雨です。午後8時現在暴風雨とは無縁の天候になっています。天気概況によれば暴風雨にはならずに夜半に一時雨脚(あまあし)が強くなり、未明には穏やかな降りに戻り、昼頃から曇り空に変わるとのことです。

明後日はそのまま曇りないし晴れとなりそうです。火曜日以降は週末を含めて良いお天気に恵まれるという予報が出ています。

それにしても、ここ数年の天候異変は本物のようです。日本は亜熱帯だと言われてきましたが、どんどん熱帯雨林気候に変わりつつあるように感じます。日本が熱帯となるのはそう遠くないことのような実感があります。

---

さて、この蓼科高原日記も11年毎日書き続けてきたことになります。初期のものはデータ消失して残っていませんが、残っているモノだけでも今日で3801日分ということになります。そこでつくずく考え込んでしまうのは、いったいなんのために書き続けてきたのだろうかということなのです。

最初は蓼科のいまをインターネットという新しいメディアに載せてお伝えしたいという想いだけで書き始めたのですが、やがてそれは自分の想いを語る場へと変化していきました。それはまるで私小説のようでもありました。

やがてそのことに違和感を覚えるようになると、今度は報道的スタンスに変わりました。しかしそれも違和感があって・・・。やがて時代は新自由主義の経済社会へと変わり人の心のあり方も変わってしまいました。読んでくださる方の心もそして私自身の心のありようも。

結果第一主義の社会に個人的にどんなに異議を唱えようと時代潮流は変わりそうもありません。周りを見回せば、繁盛している宿はこんな手のかかる素朴なことに力を注いではいない。プロフェッショナルなあるいはそうでなくともより商業主義ツーリズムに沿ったPR展開をネット上でも行っていることに気づきます。

周到に計算された写真やレイアウトそして広告コピー。適切な資本投下による設備増強とそのアピール。ここでもやはりより大きな資本力が幾何級数的アドバンテージを享受している。想いより何よりまず資本力がなければ勝負にならないのです。

かたくなに人の心とホスピタリティーにこだわる宿もありますが、それをするにもやはりそれができるだけの資本がなければならない。趣味でやってますから利益は出なくてもいいんですと言えるだけの内部留保がなければそんな割り切りはできないのです。

早くそういえるようになりたいのだけれど、そうなるまでにはあと5年かかるのです。その間どうすべきなのだろうか。これまでどおり「ひとのこころ」と「ホスピタリティー」にこだわって経営している限りこの赤字体質を改善することはきわめて困難であることは明白なのね。

本当にダメな経営者なのです。身の程も考えずに理想ばかり追って・・・。

2007年07月15日

3802 美しき日本の残像

雨のち晴れ 気温:最低 13℃/最高 18℃

アレックス・カーを知る

アレックス・カーという人物を知った。TVの「情熱大陸」という番組だった。彼の言葉のひとつひとつがこころに染みこんできた。もちろんすべてに賛同することは出来ないけれど、彼の語っていることはまさに我が意を得たりといったところだった。

賛同できない部分は、特に彼が外国人だからということではない、個人的見解の相違とでもいったものだ。僕には余所者(よそもの)というような偏狭な発想はない。蓼科界隈(かいわい)でも見知らぬ相手に対して反感を持つと「何処の者だ?」と誰何(すいか=名を問いただす)する習慣があるが、これこそ地域共同体の負の部分だと思う。

それはさておき、「美しい日本」というスローガンとは乖離(かいり)するばかりの某国現政権の元でわれわれ国民がそれぞれに考えなけばならないのは、失われた「日本の美」ではないのだろうか。それには「日本人の美徳」も含まれる。

欧米か!?(^^)√・・・ではなくて「欧米化」が奇妙なかたちで進んでしまったわれわれの国はこれでよいのだろうか。われわれが失ったのは美しい日本の風景や建物や習慣だけではなく、それらに現れる美しい日本のこころなのだ。

殺伐としたグローバリゼーションには決して構築できない美しい国のかたちがいままさに破壊し尽くされようとしている。美しい国を標榜する政権によって美しい日本が失われようとしている。その想いはどうあれ、いま我が国はそのような方向へと突っ走っている。

「美しき日本の残像」という彼の著書をネット書店で発注した。読後感は後日記したいと思う。

ネット書店の読者レビューで気になったことがひとつある。アレックス・カーは著書のプロフィールにあるとおりずば抜けたエリートであり世界に通用する知識人である。その彼の語り方にいま流にいうなら「上から目線」を感じて反発する書き込みが多いことだ。

その反発には、同時に、余所者がなにを言うかという反感が感じられる。残念なことだ。かれらは自分を高めるという発想を持っていないのだろうか。自分よりより高い位置からのより広いパースペクティヴを持つに至った人間を自分たちのところまで引きずり下ろすことしか考えていないのだろうか。

哀しいことだ。現代社会の縮図を見るようで、いささか絶望的な気分になってくる。


台風はそれたようです

心配した台風4号は大きく南に梶を切って、蓼科はほとんど風も吹かず豪雨にもならず、平穏な夜が明けました。降雨量の規定で今日はビーナスライン八島が原〜和田峠区間が通行禁止となりましたが、路肩の崩れなどの情報はありません。

今夜すでに空は晴れ渡っています。明日以降は晴れの予報が出ています。霧ヶ峰のニッコウキスゲもこれから満開に向かうタイミングだったので、どんな風にもびくともしなかったと思われます。今度の週末は例年どおり満開の花がすべてを埋め尽くし塗りつぶしていることでしょう。

※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月16日

3803 地震の被害、影響はまったくありませんでした

曇り時々晴れ 気温:最低 12℃/最高 16℃

今朝10時過ぎに新潟県沿岸を震源地とする地震(新潟県中越沖地震)があり、長野県北部(長野市、戸隠など)では震度6と、かなり揺れたと報道されご心配をおかけしましたが、蓼科高原のある長野県中部地方は諏訪で震度4でした。ピラタスの丘は八ヶ岳山腹ということもあって地盤がしっかりしているので震度2程度の揺れでした。

ぼくらのように東京、神奈川地方から来た人間には日常的な震度ですので別段驚きませんでした。阪神・淡路大震災のときと良く似た、意識を集中しないとわからない程度のゆったりとした(長周期の)揺れでした。建物も軽量な鋼板屋根で冬には8トン近い雪を載せてもびくともしない作りになっているので地震にも強く、全く不安はありませんでした。

ということで、道路などを含めて蓼科高原およびピラタスの丘そしてペンション・サンセットは大丈夫です。まったくなんの被害もなく、なんの影響も受けませんでした。安心してお越し下さい。

まずは取り急ぎご報告まで。

ご心配いただいたお客様に心よりお礼申し上げます。

2007年07月17日

3804 東京より揺れなかったのにね

曇り一時晴れ 気温:最低 12℃/最高 18℃

こてこてのラフマニノフが好き

ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番を聴きながら窓外を眺めていると、この季節の曇り空あるいは雨の日にこの音楽はなんて似合うんだろうと思う。いずれにしても蓼科とくに北八ヶ岳の中腹に位置するピラタスの丘にはクラシック音楽がとてもよく似合う。

15歳の時からジャズマニアである僕が言うのだから間違いない。もちろんジャズもとてもよく似合うけれど、がちゃがちゃと元気の良い音楽は時と場合によっては似合わないことがあるかもしれない。冬のスキー、スノーボードシーズンにはそういう音楽が抜群に似合っているのだけれど。

僕が聴いているのはスヴィヤストラフ・リヒテルとワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団(指揮はスタニスラフ・ヴィスロツキ)の演奏だけれど、個人的にはこの演奏が一番好きなのだ。いやいやそんなことはないという意見の方が多いかもしれないのだけれど、個人的にはそうなのだ。

ジャズで言えばバディ・リッチのシャネル組曲のサックス・ソロのパートみたいにこてこてに叙情的なのだけれど、そこがいいのね。確かにアシュケナージの方がいいのかもしれない。でもこれはもう「刷り込み」に近いので誰がなんと言おうとどうしようもない。


台風も地震も影響なし

長野県という県は巨大な県でほぼ日本海側と太平洋側とに接しそうなほど南北に長い。その距離およそ300kmほどか。

長野市は完全に日本海側にあるし松本はちょうど日本のヘソにあり、諏訪は松本よりさらに南に下ったところにある。飯田市はまたまたさらに南に位置する。

ということで、長野市のある北部信州は蓼科高原のある中部信州の南端からみると全く別の県と考えたほうがよいくらい遠くにあるのだ。

ということで、松本以南では諏訪を含めて今回の新潟県中越沖地震の影響は全くなかった。また、台風4号も遙か南方の太平洋上を通過したので当地では強風すらほとんど吹かずに小雨程度で済んだ。


(1)長野県では長野市以北の「個別的被害」だけだった。
(2)TV報道は誤解を招いている。長野県の99.9%では何の被害もなかった。
(3)蓼科では気をつけないと地震とわからない程度の微弱な揺れだった。



世の中、地理的位置関係を良く理解しないで報道されたり理解されることが多くなってきているので、長野と聞けば長野県全体が新潟県の被災地みたいになっちゃってるなんて誤解がまかり通る傾向が強いので、あえてここに事実を記しておきます。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月18日

3805 ニッコウキスゲ満開へ

曇り一時小雨 気温:最低 12℃/最高 17℃

まるで判で押したような天気が続く。これはデジャヴ(既視体験)ではないのか。そんなだらだらとした膠着状態が続いている。九州では「梅雨明け」というニュースに、ああようやく・・・と思う。やはり梅雨が明けないことにはね、旅心もうずかないというものかもしれないです。

しかし、霧ヶ峰のニッコウキスゲは今週末には(通が言うところの)「満開」を迎えそうです。お天気も、少なくとも「雨」ではなさそうですから、おすすめの週末かと思います。

今日掲載した写真のようにもうすぐ満開です。これは車山高原のホームページのウェブマスターにご協力いただいて転載しているものです。いくら近いとはいえ、クルマで毎日通って写真撮影することもかなわないので、ここは相互協力と言うことです。

開花情報は即時性こそが基本的な価値ですから、誰が撮ったとかい良い写真かどうかとかよりも、いまどんな様子なのかがわかることが最も大切なことです。個人的には自分で撮った気に入った写真を載せたいところですが、それとこれとはまた別のことだと思うのです。

ということで、冬のゲレンデ写真や滑走可能エリアの表示なども各ホームページのウェブマスターとの協調作業によってお伝えしてきました。そしてそれは決して間違ってはいないと考えています。個人色の強い「蓼科高原日記」とはいえ、ペンション経営者としてお客様に旬な情報をお伝えするにはどのような方法がベストかということで判断しているわけです。

個人の趣味のブログということで通せればそれはそれで幸せかもしれませんが、いまでも十分幸せに更新を続けることができています。たくさんの方にご覧いただき、いささかなりとも共感していただいたり役に立てていただいたりしているからです。


※今日の写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月19日

3806 ピラタスの丘では震度1+α程度でした。

曇り一時小雨 気温:最低 12℃/最高 18℃

じつにステレオタイプな天気が続いています。最低気温も最高気温も一日の天気の移り変わりも毎日がまるでコピーしたように似ています。しかしいったん山を下りてみると山麓の街では日差しがあったりして、この天候は山岳部独特のものであることに気づくのです。

要は山に雲が張り付きやすい気候なのですね。麓から見上げれば、中腹から上をすっぽりと雲に覆われた八ヶ岳が見えるのです。そうしてその雲の中にぼくらはいるわけです。だから、曇り空というよりは「雲の中」というほうがあたっているわけです。

ほぼ予想通り(平年並みと言うことでもあるのですが)霧ヶ峰のニッコウキスゲの群生が満開になるのは今週末ということになりそうです。今夕の天気予報では気象状況が急変して昨日までの週末予報の「晴れ」から「雨がち」に予報が変わってしまいました。

珍しく気象予報士の方がそのことをきちんと断って報じていましたね。普段からそのように報じてくれればよいのですよね。そのほうが話に一貫性があるし、理解も深まるというものです。当然旅行やレクリエーションの計画や実施の判断もしやすくなるというものです。

それはさておき今回の「新潟県中越沖地震」の被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。

しかしぼくらも困っているのです。それはマスコミ各社が「甲信越地方(山梨・長野・新潟のこと)」で地震がありました」という言い方をするから、「風評被害」が始まっているのです。特に長野県の北端の新潟県境で(近いから当然ですが)震度6なんて言う報道がインパクトがあったために、まるで長野県全体が震度6で大変な被害を受けたように受け止められてしまったようなのです。

じっさいそれは「大間違い」で諏訪では東京より揺れなかったし、ここピラタスの丘では椅子に座っていたり寝ころんでいなければ地震とわからない程度の微弱な揺れだったのです。ぼくはといえばパソコンデスクに座っていて「あれ、地震かな?」といった感じでした。天井からつるしている照明が揺れているのを観て「ああ、やっぱり地震だ」と思った程度でした。

マスコミの方にお願い!:「新潟・長野の地震」という言い方はやめてください!

それは事実に反する表現だから。これは学術的にも「新潟県の地震」であり、長野県の地震ではないし、じっさい長野県で現在避難所生活を強いられている人はひとりもいないのですよ。長野県庁のホームページで良く確認してほしい。同時に長野県で被災した地域がきわめて限定的であることを地図できちんと確認して正確に報道してほしい。まるで(広大な)長野県全体が被災したと誤解されるような表現を改めてほしいのです。

ぼくらの切なる願いはマスコミの方々に届くのだろうか?・・・だめだろうなあ、きっと。センセーショナルな方が視聴率とれるもんね。やれやれ・・・。


※今日の写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
※クリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月20日

3807 水の惑星に咲く花

曇りのち雨 気温:最低 12℃/最高 18℃

毎日がデジャヴ(既視体験)の連続です。もちろん、今日が昨日と違う日であることは認識していますし、今日は今日の仕事をやっているわけで。ただね、日々の空気感というか雰囲気というかそいういうものが全く変わらないような気がするわけです。

膠着(こうちゃく)状態というかなんというか。4〜5年前だったら7月のこの時期にはもう夏の避暑地の空気が横溢(おういつ)してぼくらもとてもハイな気分でお客様をお迎えしていたものですが、いまはどうかといえば、ぜ?んぜん夏なんて始まっていないって印象なのです。

それでも霧ヶ峰にでかければ駐車場はどこもいっぱいで、一面にニッコウキスゲが咲いていて、たくさんのお客様が(あまり良くないお天気も気にする様子もなく)いらしていて、三々五々散策を楽しんでおられるのですね。

小泉改革以降、いやもっと遡って(さかのぼって)橋本政権が消費税を3%から5%に増税たために回復期の経済が急激に失速してしまったあの「大失政」以来、「庶民の景気」はずうっと右肩下がりです。「働けど働けど我が暮らし楽にならず、じっと手を観る」っていう石川啄木の詩歌を思い浮かべてしまうほどの不況が、庶民の世界では、いまも続いています。

庶民の不幸の上に成立する企業の好況はまだまだ続きそうです。富むものは益々富み、富まざるものは益々貧困へと落ち込んでいくというのが、安倍政権の唱えるところの「脱・戦後レジューム」なのでしょうか。それは違うだろう、って言いたいですね。

新自由主義という名の下に行われてきたこの流れに異を唱えるものです。こんなものは「まやかしの自由化、まやかしの自由競争」に過ぎない。これは既得権者が既得権者のメリットを最大化するためのルールに過ぎない。自由競争という名の「格差固定化スキーム」にすぎない。

要するに「脱・戦後レジューム」とは「戦前レジュームへの回帰」に過ぎない。

というところで、今日はここまで。続きは明日以降。

さて、ニッコウキスゲ満開の車山・霧ヶ峰方面の話題ばかりになりがちですが、ピラタスの丘のお隣のピラタスロープウエイ山頂駅から始まる「坪庭自然園」ではシャクナゲ(1枚目の写真)やコマクサ(2枚目の写真)が咲き始めています。どの花も本当だったら完全装備で登山しなければ見ることのできない花ばかりです。

それがロープウエイのおかげで普段着(もちろん防寒具と出来れば雨具をご用意下さい)で足下は運動靴で歩いてみることが出来るのだから、これは見逃す手はありません。何でもそうですが、実際にその場に身を置いて本物を見るという行為こそ本物の感動を得る唯一の方法なのです。

今週末もあいにくのお天気という予報になっていますが、高原では「土砂降り」というのは少ないので、霧雨程度なら傘を差して散策というのもなかなか風情のあるものなのです。個人的にはピーカンに晴れた空のもとより、曇天や霧雨の中で見る高原の花のほうが写真を撮るにしても肉眼で愛でるにしても格段に美しく感じます。

地球という名のこの惑星が宇宙でも希有な「水の惑星」だからこそ、このように美しい花が咲き乱れているのですから。


※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※クリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月21日

3808 これはブログではありません。

雨のち曇り 気温:最低 13℃/最高 19℃

ブログで面倒なのはカテゴリー選択、タグ選択、キーワード選択、そしてタイトルです。カテゴリー選択は適当、タグとキーワードは入力しないというのが僕の流儀です。あとで1年分まとめて作業するほうが一貫性があっていいかもしれないし。

タイトルはいつも苦労しますが、なんとかダブらないように気をつけています。そもそも、4000エントリーに迫ろうかという時点でダブらずににタイトルをつけるのは至難の業だと思いませんか。過去のタイトルなんて全部を正確には憶えていないし。

そういう意味では、11年前からのWeb版「蓼科高原日記」のほうが楽だったというか、心が軽かったですね。書く内容も、ブログ化以降に比べて言いたい放題していたし。いまはなんだか手足を縛られて水に投げ込まれて泳いでいるような苦しさを感じています。

ブログ化してだいぶたったのでいわゆる「ブログ界」の様子もわかってきたので、ここらで本来の「蓼科高原日記」に戻りたいと思います。そのためには「これはブログではありません宣言」をしなくてはいけませんね。これはブログなんかではなくて、「単なる個人的日記」で〜す、ってね。

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)として「ブログ公開システム」を利用してはいるけれど、理念的にも概念的にも実体もこれは個人的日記なのです。したがって書くことによってどんなにひとに嫌われようと、あるいは支持を受けようと反感を買おうと、それは僕がすべて引き受けるべきものです。

ひとの揚げ足を取ったり、弱みにつけ込んだり、寝首をかくことが手柄扱いされるような世の中だからこそ、自分の行ったことには自分できちんと責任を取れるようにしておきたいじゃない。匿名で「祭り」に惚(ほう)けているのもそれは個人の自由だけれど、それじゃああなたの人生も一生「匿名」のままですよ。

個人的にはそんな「匿名の人生」も悪くないとは思いますが、はっきりいってあまり幸せな人生とは言えない気がします。別に人生が幸せでなければならないなんて法律があるわけでもないのですけれどね。そうそう、まるで「人生は幸せでなければならない」みたいじゃん。へんだよね。

幸せでなければならないという呪縛によって反対に不幸になる人のほうが多いかも知れない。そもそも幸せって何だろうね。現在の僕にとっての幸せはとても具体的で、宝くじの高額当選者になることです、ははは。それで開業時に借入した公的制度融資を完済して、ペンションの設備投資をすることです。まあ、半分は冗談ですが、半分は本気です。

コホン、ええっと、僕にとっての幸せは・・・

「自分が自分であること。自分が自分であることが許されること。出来ることなら、自分が自分であることがすべてのひとに肯定的に受け入れてもらえること」

です。

といったところで今日はおしまいです。

写真も、観光情報も無しです。

恐縮です。

2007年07月22日

3809 これは"Weblog"です。

晴れのち曇り一時雨 気温:最低 14℃/最高 20℃

車山高原、霧ヶ峰ではニッコウキスゲが満開です。ビーナスラインの両側がすべて黄色のじゅうたんのようです。休日平日を問わずたくさんのお客様で駐車場確保もなかなか大変ですが、そんなことにもめげずに散策を楽しんだり、写真撮影に没頭したり、スケッチをしたりと高原の夏を楽しんでいる様子はとてもこころ和むものです。

旅人はこころのままに移ろうものと思っているので、お客様がこちらにいらっしゃろうとどこか別の場所に行こうとそれは一期一会の出会いの機微とでもいうべきものなのだと納得しています。また、精神性よりも即物性を重んじる時代にあって、そのように生きることに何の異議も抱いていません。

時代は移り変わり、そのような世の中になったということです。それだけのことなのです。ペンションといえども「商売(ビジネス)」であるわけですから、時代の要請に応えられない宿、あえて主義を曲げずに我が道を行く宿はじり貧になっていくのもまた自然の理(ことわり)というものでしょう。

それでもなお、僕としては後者の道を行こうと決意を新たにするのです。商業主義に走らない範囲内で時代の要請に最大限応えつつ、なお心温まる宿を営んでいきたいとささやかな思いをつのらせています。それが万人には決して支持されない道であることを承知の上で。

成功者になるのが目的ではないからです。商売において「勝ち組」になることが夢ではないからです。そうではないからこそ、ビジネス界から足を洗ってそれまで培った経験をすべて「禁じ手」として、ゼロから再スタートしたのは、自分が自分でありたいがためなのです。

あざといマーケティング・スキームでお客様の心を惹きつけたくはないのです。こころをもってお客様のこころに訴えかけたいのです。経営者としては自殺行為かも知れません。しかしいまの僕は決してかつての自分に戻りたくはないのです。

すべてを白紙に戻して、もう一度良く思考してみたいと思いました。ブログが「真っ白」なデザインに変わっているのをご覧になって驚かれたかも知れません。しかし、このデザインこそがいまの僕の心情そのものなのです。この真っ白なスペースで、しっかりと自分と自分の営む宿のことを見つめ直していきたいと思います。

改めて宣言します。これは今風の「ブログ」ではありません。これは僕が開業以来11年間毎日書きためてきた「ウェブログ(Weblog)」なのです。僕の11年間の「こころの軌跡」と言っても良いかもしれませんね。

もう、お客様の「ウケ」をねらうような経営手法、広告手法はやめたいと思うのです。だからこのスペースでは、観光情報は書いても、セールス・トークはしたくないなあと思ったりもしています。それは僕らしくないからです。ペンション・サンセットの流儀ではないからです。

いまのご時世には通用しそうもないことではあるのだけれど。


※今日の写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
※クリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月23日

3810 梅雨明けみたいな空

曇りのち晴れ 気温:最低 12℃/最高 21℃

ウチの庭をコンサートの舞台に最初に選んだのはウグイスでした。そのあとやってきたのはホトトギス、そして今月に入ってやってきたのはアカハラ。数日前からはセキレイも歌うようになりました。未明から歌い出しますが、時間は少しずつずれていて互いにダブらないようにしているようです。

ちょうどチェックアウトの時間帯にも歌ってくれるので、注意を向けさえすれば美しいの野鳥の歌声が高原の朝を彩っていることにきっと気づくことでしょう。しかし意外なことは、こんなに大きな声で歌っているのに、それに気づかないお客様が結構いらっしゃることです。

都市生活では鳥の声は背景音としてフィルタリングされて聞こえないのかも知れません。寂しいことですが多様なノイズにあふれた都市の環境ではそれはしかたのない自己防衛機制なのかもしれません。すべての音や光に注意を向けていたらとても神経が持たないでしょうから。

ここでは反対なのです。ここではそのような自然の音や野生の気配こそが唯一の音であり、ノイズと感じるような音や気配はほとんど無いのです。だから、雨の音、風の音、鹿の声、鳥の歌といったものは美しい音楽としてすっとこころに入り込んできます。

これは幸せなことなのだと思います、たぶん。長い間ここで暮らしているとありがたみを感じなくなってきてしまうのですが、きっとこれは文字通り「ありがたい」ことなのだと思います。感謝しなければいけない。

庭にオダマキの花が咲きました。紫のミヤマオダマキもきれいですが、こちらの色も清楚で美しい花です。(1枚目の写真)


さて、朝のうちはどんよりした雲行きで晴れたり曇ったりでしたが、午後になってすっきり晴れました。空の蒼さも雲のかたちも真夏そのものです。久しく忘れていた夏の雰囲気が横溢しています。久しく忘れていた「いのちあることのよろこび」がよみがえってきました。

これが蓼科の夏なのでした。するどく真っ白な陽光が葉緑素を増した木の葉を突き通して地表に突き刺さります。この強烈な陽射しが蓼科の夏の象徴なのです。この陽射しによって森が蓄えた水分が急激に蒸発して雲になります。

山麓の街から見る八ヶ岳はじつに美しく感動的でつい見とれてしまったりして、ちょっと運転が危うくなりそうでした。みなさんもどうぞ気をつけて運転なさってください。是非写真を撮影して載せたかったのですが、シャッターチャンスには車を止めるスペースが無く、車を止められる状況の時には景色がいまいちで・・・。残念ながら今日は諦めました。

ピラタスの丘をビーナスラインに向かって下ると、途中でこのようなパノラマが開けます。写真撮影の時は車を左にきっちり寄せてハザードランプを点灯するなどして他のクルマの安全とご自身の安全に十分配慮してください。(2枚目の写真)


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月24日

3811 極個人的梅雨明け宣言

快晴 気温:最低 9℃/最高 19℃

maiden_voiyage.jpgハービー・ハンコックのカルテットの名作「処女航海(Maiden Voiyage)」の彼方からアカハラの歌声が聞こえてきます。ここは僕のお気に入りの場所、ペンション・サンセットのダイニングの吹き抜けの大テーブルです。今朝からすっきり晴れて雲一つ無く、窓外の景色はすっかり真夏です。

今日はいろいろなところに行っていろいろな人々に会いました。詳しくは書けないけれど、それは「意味のある偶然(シンクロニシティ)」のように僕には感じられる出会いばかりでした。それは・・・、いや、やめておきます、プライバシーは厳格に守らなければ。

モダン・ジャズを聴きながらここで過ごすのは僕にとっては至福のひとときなのですが、多くのお客様にとってはどうなのだろうと、ためしにBGMとして流しながら蓼科高原日記を書いているわけです。確かに自分にとってはこの組み合わせは最高だと確信できたのですが、しかし、音楽に関してはひとそれぞれに嗜好が異なりますから難しいかなと、その一方で思うのです。

う?ん、やはりジャズは難しいかな。この際徹頭徹尾「自分らしさ」を前面に打ち出したペンションに衣替えしようと目論んだのですが、なかなかたいへんなことなのですね、これまで築き上げてきた雰囲気やイメージを変えてしまうというのは。

今朝は9℃まで冷え込んで、これで梅雨が明けたのだと誰もが確信するほどすばらしい快晴になりました。蓼科中どこに行ってもその話題で持ちきりでした。これでようやく避暑地のシーズンが始まるのだ、と。しかし、天気概況によれば明日明後日ぐらいまでは多少ぐずつくとのことで、にわかには信じがたいねと言葉を交わしあったのもまた今日の出来事です。

日差しは焼け付くように強烈で熱く、窓を閉めているとクルマはエアコンがしっかり入る気候なのですが、じつはサンルーフと窓を全開にすると半袖ではちょっと寒いほど風が冷たいのです。それもそのはず、ピラタスの丘の今日の最高気温は19℃にすぎなかったのです。

山麓の街・茅野(ちの)でも吹く風はひんやりと心地よくものすごく湿度が低い真夏の天気に変わっていました。あらゆるものの形がくっきりとした輪郭を取り戻し、鮮明に夏という季節を主張しているようでした。こうなるともうサングラスを手放せません。紫外線がとても強いので、白内障を防ぐためにも一年を通じてサングラスは手放せないのですが、こうなると実際問題としてなにをするにも裸眼ではまぶしすぎて。

---

さて、あたらしい「スキン(ブログのデザイン)」はいかがですか?僕としてはけっこう気にいっているのですが・・・。またタイトルが「蓼科高原日記 for blog」から「蓼科高原日記 blog edition」に変わり、サブタイトルが"Now He Sings, Now He Sobs."から"God is a concept by which we measure our pain."に変わったことにも気づきましたか?

サブタイトルは、これまでのがスリ・チンモイ導師の詩からの引用であり、こんどのはご存じジョン・レノンの歌詞からの引用です。これは僕自身の心境を忠実に反映した変更です。決して思いつきなんかじゃない。

まあ、こんなつまんないことにこだわったり小理屈をこねているから、多くのお客様に敬遠されてしまうのかもしれません。これは日記の中だけの人格なのですが、じっさいにもそうではないかと思われてしまうのは致し方ないのかもしれません。

いずれの先入観を持たれても、じっさいにペンション・サンセットにいらしたときにはどうか(様々な意味で)「がっかり」しないで下さいね。要するに僕はただのペンションの「オヤヂ」ですから。こういう理屈っぽい話はこの日記の中でしかしないので、ご安心下さい、っていうか、あるいは期待はずれだったなんて思わないでください。

そういう意味でこの日記は「ひとりごと」なのです、当初のタイトルがそうであったように。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月25日

3812 蓼科高原日記が変わる(かな?)

曇り時々晴れ 気温:最低 12℃/最高 20℃

お知らせとお願い

今日から新しくなった部分があります。

ひとつめは、どなたでも認証システムを使わずにコメントを投稿できるようになった。

ふたつめは、どなたでもご自身のブログからトラックバックが出来るようになった。

みっつめは、メールマガジンの登録が出来るようになった。

以上、3つの新機能が加わりました。

コメントとトラックバックについては、公序良俗に反するなどの不適切なブログやサイトからの投稿やトラックバックを振り分けさせていただくために、公開されるまで多少お時間をいただくかたちになりますので、よろしくお願いします。

メールマガジンは月1回ほどのペースで、蓼科の最新情報やペンション・サンセットのお得な会員様限定プランなどをお知らせしたいと考えています。

毎日の日記の最後から登録ページにリンクを張ってありますので、是非ご登録よろしくお願いします。


蓼科高原日記が変わります(?)

さて、今日からは私も少しコピーライティングを意識して文章を書いてみようかと思います。ご迷惑かも知れませんが、内容的にはこれまでとなんら変えるつもりはありませんのでおつきあいいただければさいわいです。

ご承知の通り私は信州蓼科高原ピラタスの丘ペンション村にある「ペンション・サンセット」のオーナー(経営者)です。今後はそのことをはっきりと意識しながら、同時に一個人としてこの日記(ブログ)を書いていこうと思います。

これまでは、そのときの感情をぶつけるようなとても個人的な日記として書いてきたので、「反省」をこめて宣言しておこうと思ったのです。

だからといってこれまでの日記が「ちょっと違うんじゃない?」とは考えていません。それはそれ、これはこれです。ふたつとして同じ季節は無く思い思いに移ろっていくように、ひともまた変わっていくものだと思うのです。

旅人もまたそうですよね。みなさんがご旅行なさるときもまた理屈ではないなにかに従って思い思いに移ろっていくのではないでしょうか。それこそが「旅」の本質かも知れません。そしてまた、理屈ではないなにかを感じてペンション・サンセットを選んで下さるお客様に感謝しています。

ペンション・サンセットはお客様に愛される「場所」になりたいのです。

このことは、ようやく私が確信した真実です。

本当によくご利用いただくお客様の言葉をお借りすれば、ペンション・サンセットは「宿」というよりは「場」なのだ、ということかも知れません。お客様ひとりひとりにとってのいろいろな意味での「特別な場所」なのだと思います。

宿選び、特に個人が経営することから「ペンション選び」は当たり外れのリスクが高いと思われているかも知れません。しかし、ホームページやブログなどの情報が豊富になったいま、「はずれくじ」を引くことも少なくなったのではないでしょうか。

正直に言います。

ここ数年ペンション・サンセットを再度ご利用になるお客様(リピーター様)が急増しています。5年前の6人に1人から、いまでは3人に1人になりました。約2倍です。なにが理由なのかまだよくわからないのですが、実際にご宿泊いただいて満足をしていただけているようでとてもうれしく思うと同時に身の引き締まる思いでいます。

この日記(ブログ)をご覧になって「なんだこいつは」とお感じにならなければ、ペンション・サンセットにして正解です。命中率はかなり高いと思います。それはこの数字が示しているとおりです。

ということで、きょうはお知らせと、多少の理屈だけになってしまいました。

明日からまたいつものように、「蓼科高原のいま」をお伝えしていこうと思います。

お楽しみに。

2007年07月26日

3813 ホームページをリニューアルしました。

雨のち曇り 気温:最低 14℃/最高 18℃

ホームページをリニューアル

昨日に続いてのお知らせになります。

ホームページをリニューアルしました。

言葉で説明するよりもひと目ご覧いただけばわかることなので、詳細は省きますが、

今回の目標は:

(1)お客様にとっての見やすさ(アクセシビリティー)の向上

(2)お客様にとっての使いやすさ(ユーザビリティー)の向上

(3)直感的なサイト構成と「ナビゲーション」のわかりやすさの向上

でした。

しばらく様子を見なければわかりませんが、ほぼ当初の目標は達成できたように感じています。

新しいホームページは、じつは、これまでのホームページとは対極にあるスタイルとシステムをもったものです。以前のものが文字中心で論理的に情報を伝えようとしていたのに対し、今回のものはビジュアル中心で直感的に情報を取り込んでいただけるようにしつらえてあります。

「この情報はこのあたりにあるだろう」というお客様の直感に忠実にまさに「そこ」に情報があるようにつくりました。言葉や文字を最小限に抑え、人間の持つもっとも神秘で精細な「直感」でペンション・サンセットを捉え理解していただけることと思います。

これは長年の私の経験に基づく反省から導き出した結論です。

しかし、ひとたびサンセットの概要をつかまえていただいて、もっと詳しく知りたいと思ってくださった場合のために、これまでの文字中心のくわしいホームページも「総合案内ページ」としてご覧いただけるようになっています。

お客様のニーズにそってご利用いただければさいわいです。


すっかり夏です

正式には関東甲信越地方にはまだ梅雨明け宣言が出ていません。しかし、ここピラタスの丘でも、山麓の街(茅野市)でも気候はすっかり「夏」になっています。陽が射せば強烈な熱線で熱く感じるのですが、気温と湿度は驚くほど低く、吹く風の冷たさに思わず身震いするほどです。

表現が変ですか?・・・そうなのです、ここでは「暑く」ではなく「熱く」感じるのです。

ここがポイントです。蓼科高原で快適にお過ごしいただくためのコツはここにあります。ここでは都市のように朝から晩までTシャツとショートパンツだけで快適に過ごすことは出来ないのです。

日中陽射しがあるときはそれでちょうど良いのですが、夕方から朝にかけては気温が10℃〜15℃まで下がるので長ズボンに冬用のフリースをはおってちょうど良い気温になります。そのような服装を準備しないと、とても寒い思いをするのが高原の気候です、たとえ真夏といえども・・・です!

ピラタスの丘ペンション村では冷房装置を備えた宿泊施設は1軒もない、ただし真夏でも暖房機はしまえない・・・と申し上げれば、想像しやすいかも知れません。布団も冬用の羽毛布団そのままでないと寒いのです。

そして、信じられないかも知れませんが、夕方以降は窓をすべて閉めないと寒いのです。

夜は窓を閉め切って(気温によっては全館暖房を入れて)、冬用のふかふかの羽毛布団で休んでちょうど快適なのです。これこそが、避暑地の避暑地たるゆえんです。

ということで、これからお越しいただくお客様にはくれぐれも「防寒衣料」の準備をしっかりなさるようお願いする次第です。避暑にいらっしゃるお客様ばかりですから、この季節はよほどの異常低温でない限りは暖房は入れませんので、服装で寒暖の調節をしていただくことになります。

よろしくお願いいたします。

いまこの日記を書いている私の服装は、ザックリとした厚手の冬用のトレーナースーツです。それでちょうど涼しく快適に過ごしています。トレーナーを脱いでしまうとおそらく身体が冷えて風邪を引いてしまうことでしょう。

今日はここまでです。

明日はまだ見頃の続いている霧ヶ峰のニッコウキスゲの情報などをお知らせしたいと思っています。

お楽しみに。

2007年07月27日

3814 霧ヶ峰のニッコウキスゲも他の山野草も見頃

晴れ 気温:最低 10℃/最高 22℃

梅雨明けなのだけれど

とびきり良いお天気です。

どうみてもこれは「梅雨明け」のお天気なのですが、関東甲信越の梅雨明け宣言はまだなのでしょうか。ビーナスラインを走ると、県外ナンバーのクルマだけでなく松本ナンバーや長野ナンバーの観光とおぼしきクルマがたくさん走っています。

百花繚乱の高原の花を愛でるためにたくさんのお客様がいらしているようです。しかし、このご時世、給与明細を観て目が飛び出るほどの「増税」を実感したり、ガソリンを初めとする物価高騰ムードに水を差されて、いつもの年よりかなりご宿泊は少ないようです。

ペンションも例外ではなく、勝ち組、負け組がはっきり明暗を分け始めているようです。

金(かね)は金(かね)のあるところに寄りつく、という言い伝えどおりです。金(かね)の動きはその様な原理によるもののようですね。それもまた自然の理(ことわり)なのだと思います。お客様だって、景気の良さそうな宿に自然と集まるのではないでしょうか。

これは一般論です。

今週末の日曜日は参議院選挙の投票日ということで、それが理由で今週末のお客様の出足が鈍いのかも知れません。なんて、なんだか言い訳ばかりあげつらっているみたいでいやですが、事実は事実としてしっかり把握しておかなければなりません。

ということで、お馴染みのお客様のお越しを首をなが〜くしてお待ちしている私です。(^_^;)

来てね〜!(笑)


8月でも花がいっぱいになりそう

長梅雨も悪いことばかりではないようです。

花の開花が遅れて、見頃が後ろにずれてきています。ニッコウキスゲもまだまだ見頃ですし、ほかのさまざまな山野草もようやく咲き始めたところです。詳しいことはこちらのページでご覧いただけます。ね、8月上旬ならまだまだ花いっぱいだと思います。

いつもなら8月になるともう花は終わってしまっているのです。

今年は違います。涼しく爽快なだけでなく、きれいな山野草の花園を楽しめるのです。

私もそうですが、ニッコウキスゲの大群生が満開を迎えた景色は実際にこの目で見ないことには感動を得ることが難しい種類の体験のようです。TVや写真ではこの感動は絶対に得られないのです。不思議なことですね。

いや、なにごともその場に身を置いて観たり聞いたりしなければ本当の感動とはほど遠いのだと思います。音楽ならライブ、演劇でも、イベントでもなんでもそうです、きっと。


メルマガ会員登録のおすすめ

3日前からメールマガジン「蓼科高原からの手紙(仮題)」の会員様登録をおすすめしています。特典についてはホームページの該当ページにあるとおりですが、キャンペーンとして登録確認メールに「ご宿泊応援クーポン」をつけてお送りします。

登録いただくとすぐに「ご登録確認メール」が届きますから、手に入れた「ご宿泊応援クーポン」を利用してご予約をいただくとかなりお得なご宿泊が可能です。是非おためし下さい。

初めてメルマガに挑戦する私からのプレゼントです。

正直かなり緊張しています、メルマガなんて書いたこと無いもんね。(^_^;)

お馴染みのお客様もどうぞご登録いただければさいわいです。

ということで、なかなか霧ヶ峰まで足を伸ばせず、臨場感のないレポートで恐縮ですが、今日はこのへんで失礼します。

あしたは「蓼科高原日記らしい語り口」に戻って書いてみようと思います。


※今日の写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

続きを読む "3814 霧ヶ峰のニッコウキスゲも他の山野草も見頃" »

2007年07月28日

3815 メールマガジン会員にご登録下さい

晴れ 気温:最低 11℃/最高 21℃

文は人なり、なのね、たぶん

昨日のエントリーで、きょうは「蓼科高原日記」の語り口に戻って書きますと申し上げました。

しかし、それがどんなものだったのか、たった数日スタイルを変えただけなのに、わ、忘れてしまったみたい。あの語り口を気に入っているとおっしゃるお客様もけっこういらして、それをがらっと変えてしまうのは冒険なのですね。

かくいう僕も(そう、この僕という言い方も特徴の一つなのですが)、じつはかなり気に入っていたりするわけです。なにしろ大ファンにしてその信者とも言うべき村上春樹とその作品群にインスパイアされて自然と形成された文体なものだから。

文は人なりなのです。この文体が「僕」という人格なのです、たぶん。

まあ、極論かもしれませんが、そんな風に思っているわけです。

ということで、従来もそうでしたが、今後もこのオリジナルの文体もとりまぜていろいろな文体で書いていきたいと思っています。


アフターダーク

エントリー時間のタイムスタンプとは異なって、じつはいま7月29日(日)の午前4時を回ったところです。

あ?あ、今日の日記なのに「昨日の日記」になってしまったようです。なんて思っていると、お客様からのご予約が入ってきました。もちろん、というか、さすがにというか「ペンション・サンセットのオフィシャルサイト」からのオンライン予約ですが。

お客様もご多忙なのだと思います。こんな時間に起きていらっしゃるのですから。起床なさったところなのか、ご帰宅なさったところなのか、ずうっと仕事をしていてちょっと手を休めたところなのか、いずれにしても、世の中日に夜を継いではたらいたりおべんきょうなさっているかたがたくさんいおられると言うことですね。

僕の場合は単に要領が悪くて「仕事が遅い」だけなのですが・・・。気がつくといつも夜が明けてしまっているのですよね。この季節だと庭にホトトギスやアカハラがやってきて朝一番(といっても夜明け前ですが)の歌声を聞かせてくれるのです。

その声を聴きながらようやく僕は床につきます。そんな毎日が夏の繁忙期の間中続きます。


ニッコウキスゲの見頃が続いています

まあ、タイトル通りなのですが、有名な車山?霧ヶ峰のニッコウキスゲの大群生地の満開状態が続いています。平年ならもうおしまいになる時節なのですが、今年は10年に一回とも20年に一回とも言われるものすごい咲きっぷりなので、いまでも見渡す限りの群生を観ることができるのです。

他の高原の草花も一斉に咲き始めたところです。これもいつもならこの時期にはもう終わってしまっているはずの花ばかりです。これを見逃す手はないと思うわけですね。7月末から8月上旬がねらい目です。お盆休みだと高原ではもう「秋」ですから、ちょっと難しいかもしれません。

ご旅行の計画のご参考になさって下さいね。


メルマガにご登録下さい

数日前から告知してメールマガジン会員のご登録をご案内しているのですが、すでにたくさんのお客様にご登録いただき、正直いってちょっと驚いています。同時に8月中に配信を予定している創刊号をどう書いたらいいのかなあなどと、かなり緊張しています。

いずれにしても、ご登録いただくと「宿泊応援クーポン」をプレゼントさせていただいておりますし、今後も随時配布させていただきますので何かとお役に立つのではないかと思っています。会員特典とご登録についてはブログ版「蓼科高原日記」の文末リンクか、ウェブ版「蓼科高原日記」の文中リンクから該当ページにジャンプできます。

よろしくお願い申し上げます。

※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
 今日の写真はペンション・サンセットの庭に咲くキバナノヤマオダマキです。

2007年07月29日

3816 避暑地の夏

晴れのち曇り一時雷雨 気温:最低 12℃/最高 21℃

きょうもさわやかに晴れ渡って、ひんやりしたさらさらの風が夢見心地にさせてくれます。外に出ると日差しが肌に「熱く」感じます。最初耳鳴りかと思ったのですが、蝉の声が聞こえます。都会とは違ってここで聞く蝉の声は涼(すず)やかです。

居室でこうしてMacを前にして日記を書いていると、キーンという耳鳴りがしてきます。これを「サウンド・オブ・サイレンス」というのでしょうか。背中ではジャズ・ピアノのコンピレーションアルバムが静かに流れています。多忙な中にも心地よい時間です。

高原ではすべての音が柔らかくて、こころに突き刺さることがないのです。

こうしているとなにやらシェスタ(午睡)の時間みたいな気分になってきます。熱帯化しつつある日本でもシェスタを取り入れたほうがいいんじゃないかなどと妄想してしまいます。それほどいま心地よいひとときを感じているのです。高原暮らしの神髄ここに在りって感じ・・・かも。

ここでは梅雨明け宣言と共にいきなり「真夏」(文学的にいうと「盛夏」)がやってきます。それは同時にいのちの季節のピークのことでもあります。しかし、あっというまにそのピークは過ぎてひとつの世代の終焉(しゅうえん)の季節がやってくるのです。

いのちを次世代に繋いでこの世界を去っていくものたちが森に別れを告げるのです。それは植物も動物も同じです。そしてわれわれ人間だって例外ではない。僕のこころも夏が終わるたびにひとつの象徴的「死」を迎えています。

ここに身を置いていると、生と死はひとつのものであり、死は生と共にあり、生は死と共にあるということが実感できます、納得できます。いのちの目的は生きることそのものであり、死は単に生きることの終わりにすぎない、と。


森のいのちたちは、そんなふうな生き様、死に様を僕らに見せてくれます。かれらは生きる意味を問うことなく、死の理不尽を憤ることもなく、ここで生き抜いて、そして去っていきます。

生命の祭典とでもいうべき盛夏だからこそそんなことを思うのかも知れません。

あ、そうそう、僕のマーケティングの先生はこういうことを書きすぎるのは「やりすぎ」であって、ペンション経営者としては百害あって一利無しだと喝破しています。

そうでしょうか?

大きな旅館やホテルの経営者だったらそれは許されないのかも知れません。

小さなペンションの経営者というかペンションのオヤヂだったら、どうなのでしょう?

よくわかりませんが、わからないなりにそんな想いやこんな想いを書きたいとも思うのです。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

続きを読む "3816 避暑地の夏" »

2007年07月30日

3817 山の神が巨大な太鼓を打ち鳴らす

雨一時雷雨 気温:最低 11℃/最高 15℃

未明から窓外にかすかな雷鳴と雨の音を聞く。しかしそれはしだいにぼくらの眠りの中に入り込み頭の中から脳みそを蹴飛ばし始める。からからどーん、がらがらど?ん。そんな目覚めだった。明らかに普段の雷雨とは規模が違う巨大積乱雲がやってきている。

ピラタスの丘にそれは張り付いているようだ。半径2km?3kmの同心円の中に規則正しく落雷しているように思われる。ぴかっと光ってから雷鳴が聞こえるまでおおよそ3秒から7秒。雷鳴はじつにダイナミックでこれまで聴いたものの中でも超弩級(ちょうどきゅう)といっていい。

ピラタスのゲレンデに山の神が座り込んで直径100mの巨大な太鼓を打ち鳴らしている幻想が浮かぶ。諏訪大社に向かって何かの合図をしているのかもしれない。あるいは諏訪湖の方角に恋しい女乃神(めのかみ)がいるのかもしれない。

数億のガラスの柱を立てたような雨が降っている。それはまっすぐに天から地上に突き刺さっている。車軸を流すような雨という表現があるけれど、これはそれ以上だ。最近多い局地的集中豪雨というのはこれをもっともっと激しくしたようなものではないかと想像することができる。

中庭の犬舎からシベリアンハスキーのパルが飛び出してずぶ濡れになってこの事態におびえて右往左往している。若犬の頃に犬舎の2m横の唐松の巨木に落雷したことがあり、金属製の犬舎の中にいたおかげで九死に一生を得た経験があるからだ。

犬舎の中にいたからこそ命拾いしたわけだけれど、いくらそのことを言って聞かせたところでワンコのパルには理解できない。だから、雷鳴がすると彼は外に飛び出てどうしたものかとうろうろするようになったのだ。そうじゃないっていうのに・・・。

そんな風にして早朝の雷雨はやがて収束に向かった。

しかし、午後に再び同じことが繰り返されることになるとは誰も想像していなかった。

同じことがコピー・アンド・ペーストしたようにそっくりそのまま繰り返された。それは午後2時から3時半頃まで続いた。そして再び収束。雨がやんだのを見計らって妻がパルを連れて散歩に出る。

そして、帰宅したとたんに激しい雨、やがて雷雨。同じパターンの繰り返しだ。上空に雷雲があると言うよりは、それは霧のようにピラタスの丘に張り付いて森の中に潜んでいたのだ。重低音の雷鳴がそこら中で響き渡る。どーん、どーん、からからからどーん。

最近では電柱に避雷針を取り付ける工事が進んだので、落雷しても停電したり突入電流がくることがほとんど無くなった。落雷してもブレーカーが落ちたり、照明が一瞬消えたりということもなかった。これは長足の進歩であり、じつにありがたいことだ。

おかげでウチは被害なしだった。おそらく他のウチも大丈夫だったのだろう。

ということで、今日は一日中雷雨という印象だった。

まあ、これが北八ヶ岳の夏の風物詩ではあるのだけれど、しかし、一日に三回も雷雨があるなんて言う経験は初めてのことだ。


※写真をクリックすると拡大してご覧になれます。

2007年07月31日

3818 蓼科にヒグラシを聞く不思議

晴れ 気温:最低 9℃/最高 16℃

今日もとても良いお天気でした。

完全に梅雨が明けていると思うのですが、まだ「梅雨明け宣言」が出ませんね。夕方のニュースによれば、明日あたり宣言するかも知れないとのこと。週間天気予報ではいつもいつも安易に週末の天気を雨にしてはばからないわりには、妙なところで慎重なのですよね。

用事で出たついでに奥蓼科・横谷峡(よこやきょう)のほうを廻ってきたのですが、あちらは蓼科よりさらに森がもっと鬱蒼(うっそう)としていて、「昼なお暗い」といった風情でした。が、晴れた日にはそれが「緑陰の世界」と感じられてとても美しいのです。

通りがけに観た別荘地のニッコウキスゲとレンゲツツジがほの暗い木陰に妙になまめかしく映えて心打たれるものがありました。エアコンをつけて走るよりも、窓を全開にして走った方が涼しいのでした。というか、はっきり言ってこれは「寒い」。

奥蓼科の標高(1300m〜1400m)では蝉が多く、僕が大好きなヒグラシの音も聞こえました。というか、ヒグラシの声の他は蝉の声はしないように感じたほどです。これは思わぬプレゼントでした。いいなあ、やっぱり。

ヒグラシの音(ね)がとても好きなのですが、蓼科でヒグラシを聴くことができるようになったのはつい最近のことです。これも地球温暖化による生態系の変化でしょう。もの悲しくセンチメンタルなヒグラシの声を聞くのはそれでもとても心地よいものでした。

それにしてもこの時期に9℃まで冷え込むのはめずらしいことです。最高気温が16℃というのも。いずれにしても、完全に梅雨は明けたという実感がします。空気のにおいも味も変わりましたから。これは「蓼科の夏の味」の空気です。

---

静かで、きれいな景色、きれいな空気。きれいな水、新鮮な野菜と新鮮なミルク。

当地に移住して以来14年間家族は一度も病気をしたことがありません。

ここは心にも体にもとても良い土地なのだと思います。


※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

About 2007年07月

2007年07月にブログ「蓼科高原日記 Blog edition」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年06月です。

次のアーカイブは2007年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.35