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2007年07月 アーカイブ

2007年07月01日

3788 ThinkPadが好きだからWindowsユーザーになった

曇りのち一時雨 気温:最低 11℃/最高 17℃

久しぶりにラウンジの吹き抜けで書いている。午後5時30分、おりしも雨が降り出したところだ。どうも本降りにはなりそうもない小雨だ。新緑を打つ雨の音はさわさわと心地よい。梅雨だというのに蓼科ではじめじめしたところがない。

晴れの日よりは野鳥の姿は少ないように感じるけれど、耳を澄ませば様々な歌声を聞くことができる。エゾハルゼミだってまだ鳴いているのだ。今年の梅雨はここ数年の梅雨より晴れ間が多いせいか、樹木の茂り方がちょうど良い加減だ。

日照時間が極端に少ないといっさいの空間を埋め尽くすように枝を伸ばし葉をつけて鬱蒼とした森が形成される。そんな風景が数年続いていたが、今年の夏はどうやらほどよい加減の森でさわやかな夏を迎えることができそうだ。

さきほどから間断なくホトトギスが歌っている。遠くではカッコウ、近くではウグイスの声がする。ウグイスは相変わらず、ニューウェーブとしか言いようのない奇妙な歌を歌う。日曜の午後のゴルフ中継の背景の音に注意すれば僕が聞いているのと同じ奇妙なウグイスの歌を聴くことができるだろう。

世界中で何かが大きく変わりつつあるようだ。

それにしてもこの吹き抜けは(我田引水ながら)なんとも心地よい。広大なグラスエリアと高い天井のおかげで、完全に日が暮れるまでとても明るくさわやかなのだ。今夕はお気に入りの音楽をかけながらぼーっと外を眺めては、思いのままにタイプしている。

いま使っているのはWindowsマシンのIBM ThinkPad T43だ。最近はこのA4ノート型PCと、デスクトップ型のPower Mac G5を半々ぐらいの割合で使っている。画像処理はさすがにワークステーション・スペックのPower Mac G5でないとちょっとつらいけれど、それ以外ではThinkPadが心地よい。

Windows XP Professional SP2にもすっかり慣れて、もはやなんの違和感もない。ちょっと気を遣ってやればフリーズすることもない。まだ慣れていなかった最初の2週間を別とすれば一度もフリーズを経験していない。ハードディスクのデフラグメントとレジストリのクリーンナップをきちんと行っていれば、とても安定するOSだ。

いずれにしてもマシンスペック的に出荷時の搭載メモリが少なすぎると思う。XPで最低1GB、Vistaで最低2GBのメモリは必要だと思う。実装メモリの少なさ故に様々な悪評が立ったともいえるのではないだろうか。確かにOSとしての堅牢性はいまひとつだとは思うけれど。

Macだと一度に10以上の重いソフトウエアを立ち上げたままで、様々な作業を行っても速度低下もなければクラッシュもないので同じような使い方をしてしまったのが、ThinkPadの初期の頃のフリーズの原因だった。まあ、最新のマシンならMacもWindowsも同じインテル? Core? 2 Duoプロセッサを使っているから同様の性能なのだろうけれど。

自分でも意外なのだけれどけっこう気に入っている。だから場合によっては次期デスクトップマシンはIBM(Lenovo)のThinkCentreにしようと思っているほどだ。コストパフォーマンスやサーバーとの相性を考えるとその方が快適なような気もしないではないのだ。というかThinkCentreだとこの気持ちよい感触のThinkPadと基本的に同じキーボードを使うことができるのだ。それもこのノートと同じ指紋認証機能付きだ。

1ヶ月半ほど使い込んでみて、少なくとも仕事に関してはWindowsが使いやすくなってきた。Macはプライベートな楽しみのために所有したいと思う。やはりクリエイティヴな刺激を与え続けてくれるのはMacだから、個人的にはね。

ビジネス向けOSとしてのWindowsの美点はよくわかった。これは大きな収穫だった。プライベートなOSとしての側面もXP以降は必要十分以上のものになっていると思う。インターフェイスも想像以上に良くなっていた。

まあいずれにしても僕の個人的出自はどこまでもMacということに変わりはないと思うけれど、ビジネスに関する作業についてはWindowsの方が適性があると判断した。なぜなら、お客様の93%がWindowsを使っていらっしゃるからだ。

だからこそ僕はあえてWindowsを初心者の方が使うであろうスペックにチューニングして使っている。プロフェッショナルにカスタマイズすることを控えている。お客様と同じ環境で自分の制作したホームページをそのようにしてチェックするためだ。

そのことによってじつに様々な発見をし、とてもとても勉強になったことを報告したい。もちろん、不具合は速攻で修正しているので、ペンション・サンセットのホームページはずいぶん改善されてきていることと思う。


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2007年07月02日

3789 武士は食わねど高楊枝、ってホントに貧乏なのね

雨 気温:最低 12℃/最高 15℃

夏のご予約が増えてきました。今年は平年より少し早めかもしれません。それにつけても、いつものことながら、いささか残念な思いを抱くことの多い時節でもある。お電話でお問い合わせをいただき、ご宿泊料金を申し上げると「じゃあいいです、プツン!」というお客様がたまにいらっしゃるのだ。

第一に「じゃあいいです、プツン!」というのは社会通念上いささか礼を欠いていると思うと言うこと。そして、絶対的料金でしか選択してもらえないという事実。第二に、そうした安売り指向が社会還元無きこの不可思議な好況下のデフレをますます加速してご自身の生活をますます厳しいものにしているという悪循環に対する認識が全く欠如しているという事実。

まあ、余計なことなんでしょうけれど。

商売上手なペンション経営者はこんな苦言を呈したりはしない。満面の笑みと猫なで声に隠れて腹の中でしたたかに策略を練っているものだからね、すくなくとも僕の経験ではそうなのね。

ペンション・サンセットはいわゆる「安宿」ではありません。安さを売り物にした宿ではありません。施設やお料理やサービスのレベルとしては1泊2食付き税別10000円のペンションです。

実際の料金はデフレや消費税率の引き上げに対応して逆に値下げして現在は1泊2食付き税別9000円のペンションになっているけれど。開業以来平日8900円、休前日9900円、お盆等10900円(すべて税別)のペンションなのです。

それがいまは年末年始とお盆休み以外は一律9000円です。

値下げしたからと言ってどこかをコストダウンしたりしてはいません。むしろサービスも料理も施設もグレードアップしている。だから毎年100万円単位の赤字を出すことになる。それでも続けているのはこの仕事を愛しているからです。それを料金を聞いただけで根拠もなく「高い!」といわれるのははっきり言って心外の極みなのね。

ああ、こんなこと言っちゃいけないのだけれど、今日は言わせてもらいます。

実際にご宿泊いただいたお客様の多くが再度ご利用になってくださることからも、ペンション・サンセットが「高い」ということはないと思うのです。それはバランスシートや損益計算書からも明らかです。高級ホテルの2倍ほども原価がかかっているからです。特にお食事原価はほとんど利益無しのレベルです。

まあ、商売下手だということを告白しているようなものですが、この仕事をしている人の多くはみなお客様の笑顔を見たくて採算度外視で経営しているようなところがあります。だから、バブルで「しっかりもうけた」事業家肌の優秀な経営者は別として、商売というよりはそれぞれの志を持ってペンションを経営しているひとがほとんどです。

なんか「武士は食わねど高楊枝」ですね。その志や良しとはいえ、この貧乏生活はなんとかならんのか?、ってね、責められるのですよね奥さんから。(笑)

ということで、ペンションというのはそんな感じで運営されている宿だと言うことでいささかなりともご参考になれば幸いです、って、ほとんど参考にならないか、たぶん。


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2007年07月03日

3790 夢のようなレンゲツツジ群生はいまが見頃

曇りのち雨 気温:最低 12℃/最高 19℃

ビーナスラインを走って白樺湖?車山?霧ヶ峰を巡った。あいにくの曇天だったけれど、気温は車山で22℃を示していた。もうすっかり初夏になっているのだ。というか、高原の花暦ではいまこそが「真夏」なのだからあたりまえか。

車山をぐるっと回り込んで霧ヶ峰にさしかかると道路の左右の斜面そして谷の向こう側の斜面と見渡す限りのレンゲツツジの花が視界に飛び込んでくる。蛍光オレンジのその赤さはちょっと他では見ることのできない色彩だ。

その風景はイングランドの丘陵地帯を思わせるなだらかな稜線と相まって不思議な感覚を喚起する。以前観た黒澤明監督の「夢」というオムニバス作品の色彩感に似ている。そうなのだ、それはまるで夢の中でしか出会えないような美しさなのだ。夢でしか見たことの無いような風景なのだ。

蓼科に住んでいながら、レンゲツツジの咲き誇るこの季節に霧ヶ峰を訪れたのは実は初めてであることに気づく。ニッコウキスゲの満開の頃は何度も落ちずれているのに、ちょっと不思議なことだ。おそらく「群生」のイメージがニッコウキスゲのような壮大な印象ではなく、所々に固まって群生していると思いこんでいたせいかもしれない。

多くのお客様も同様のイメージを抱いていらっしゃるのかもしれないと初めて気づく。もっときちんとお伝えしなければいけないと反省する。レンゲツツジの群生はニッコウキスゲの群生と同規模の壮大な風景を作り出すのだ。そのことをもっと正確にお伝えしなければならない。

この壮大な風景をご承知のお客様で大変な賑わいだったことからも、きちんとお伝えすれば是非ご覧になりたいというお客様がたくさんいらっしゃることを実感した。

時間を十分とれなくてベストアングルの写真は撮れなかったけれど今日の霧ヶ峰の写真を載せておきます。こちらになかなか良い写真があるのでご覧ください。実際はこの数倍も迫力のある夢のような景色です。

はっきりしない天気が続いていますが、梅雨明けが近いという実感がしています。それはぼくらの体や心が感じる季節感です。自然とシンクロできれば天候も気候も季節も自分の一部として感じ取ることができるようになるのです。

梅雨明けはもうすぐ、レンゲツツジの花が終わるのとほぼ同時にニッコウキスゲの群生が見頃になります。この同じ場所が赤い絨毯から黄色の絨毯へと一変すると思うとその天然の美の不可思議に思いをはせずにいられません。ちなみにニッコウキスゲの群生の見頃は7月中旬から2週間ほどです。

車山?霧ヶ峰?八島が原湿原の開花情報はこちらのサイトでご確認いただけます。

午後7時、まだ空は残照で明るく庭ではウグイスが鳴いています。朝はホトトギスが歌っているので、両者の棲み分けはどうなっているのだろうと、つい余計なお節介を焼きたくなってしまいます。親切とお節介は紙一重なので、ペンションの人間としてはそこのところに鋭敏でありたいと努力して射るのですが。


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2007年07月04日

3791 草原のどんでん返し

曇りのち雨 気温:最低 12℃/最高 18℃

朝から曇り空だったけれど、夕方になると小雨に変わりました。いかにも梅雨らしい天気かな、でも、じめじめしていないのは蓼科ならではの気候です。昨日見た霧ヶ峰のレンゲツツジの群生はいまでも強烈な印象として残っています。

ほんとうに夢のような景色だったのです。写真ではお伝えしきれないのが悔しいのですが。まあ、自然の風景というものは実際にそこに身を置いてみなければ本当の美しさや感動を受け止めることはできないものなのだと思います。

それは音楽や演劇やそのほかの様々なイベントと同様です。CDで聴いたり、DVDで観たりしても、その場に身を置いたときの感動や興奮の片鱗しか届きません。それは仕方のないことなのですが、実際にその場に自分が居ることの意味を改めて思い知らされることも事実です。

だからこそ、このブログや写真をご覧になって「ああ観た観た、きれいだった」とお考えいただきたくないのです。実際の風景と写真とは本質的に異なったものだからです。それは事実のほんのひとかけらに過ぎないからです。美しい蓼科の風景の100万分の1もそこにはとらえられていないかもしれないからです。

写真の伝えることのできるものは写真的事実であって、そこに写し取られたものと実際の被写体との間にはほとんどなんの関係もないのです。風景とはひとのこころ(あるいは精神活動)とそこにある自然の造形との間に交わされるインタラクティブな関係によって生まれるものだからです。

ひとの見ていないところに風景は存在しないのです。

幻想的なレンゲツツジの群生はあと一週間ほど大きな感動を与えてくれそうです。それが終わる頃、いつまにか開花したニッコウキスゲが同じ場所に色鮮やかに群生した姿を見せます。まるで舞台のどんでん返しのように、それはあまりにも鮮やかに行われます。

今週末はレンゲツツジ、来週末はニッコウキスゲが見頃と言うことです。いわゆる「満開」がいつになるかはなんともいえませんが、7月14日(土)?7月28日(土)の期間はいつお越しになってもビーナスラインの両側に一面に広がる黄色い絨毯に感動なさることと思います。

いよいよ百花繚乱の季節に蓼科高原は突入しました。それはそれはすさまじいばかりの花の饗宴です。


※今日の3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
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2007年07月05日

3792 庭のニッコウキスゲが咲きそうです

曇りのち晴れ 気温:最低 10℃/最高 18℃

朝のうち雨が残りましたが、午後からきれいに晴れました。天気予報は12時間前にならないとまったくあてにならないようです。山岳地ですから、気象予報は困難を極めるのでしょう。それでも大きな動きで天気の移り変わりを捉えるならば、おおむね上り坂なのか下り坂なのかということはわかります。

今週末に向けて天候は緩い上り坂です。土日は雨はなさそうです。

今朝は初めて間近に聞くめずらしい歌声の野鳥が庭にやってきました。その美声にしばし聞き惚れているとシベリアンハスキーのパル君はそんな私を見ていぶかしげな顔をしていましたっけ。森を散歩しているときに聞いたことのある歌声なのですがにわかに名前が出来ません。クロツグミ・・・かな?

ペンション・サンセットの駐車場の白樺の巨木の根元のスペースに毎年咲くニッコウキスゲが数株、大きなつぼみをつけています。あと数日で大きな黄色い花が咲きそうです。昨年はきれいに咲いたと思ったら翌朝には鹿に食べられてしまいました。鹿の大好物だそうです。

今年はそうならないように、害獣よけのネットで守ってやることにしました。山を下りてホームセンターに行ったのですが、この手のネットはじつに様々なものがあってこれが意外に値が張るのです。犬猫よけから野鳥やカラス除け用、もっと大きな害獣除け、風除け、日光除け、霜よけとどれも高価な資材です。

農家の方はこういう資材を大量に使わざるを得ないわけですからその負担は大変なものでしょう。改めて農家の大変さに思いをはせました。いまの世の中、お金さえあれば何でも手に入る豊かな社会のようですが、こうして野菜や穀物を作る人々がもし居なくなったらいくらお金があったって豊かな暮らしはできないわけですよね。

ものを作る人がいなくなったら、お金を集めたりお金を増やすゲームに奔走している人たちも生活が立ちゆかなくなるのです。いわゆる知的労働(知識集約型産業)の方が肉体労働(労働集約型産業)よりも遙かに高給取りなのはどうも納得がいかないのですよね。

まあ、納得いかないことだらけなのが現実の社会というものなのでしょう。それをいかにみんなが納得のいく社会にしていけるかが永遠の課題なのかもしれません。そういう意味で我々は神様に試されているのかもしれません。


「労働の質」っていったい何なんでしょうね。頭の悪い僕には良くわからないのです。


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2007年07月06日

3793 野生鹿、人間、自然

晴れのち曇り 気温:最低 9℃/最高 18℃

もうすぐうちの駐車場のニッコウキスゲが咲きそうなので、あわててホームセンターで害獣よけのネットと支柱を買ってきて周囲を囲った。完璧とはいえないけれど、去年みたいに咲いたとたんに鹿にすっかり食べられてしまうことはないだろう。

南アルプスでも美ヶ原でも信州全域、いや日本全国で野生のニホンジカによる食害が幾何級数的に増加していることが報じられている。信州でも各自治体に対策本部が設置され始めている。すでに遅きに失した観があるけれど、何もしないよりはましというものだろう。

天敵のいない野生動物を「保護」することがどのような結果を招くかと言うことの例証がいまここにある。それは文字通り「いまそこにある危機」そして人間を脅かしている。じっさいに野生の牡鹿と一対一で対峙してみるといい。そこにあるのは恐怖だ。

あんな巨大な動物が鋭い角を振り立てて突進してきたら我々にはなすすべがない。鹿が平和的で愛らしい存在だなどというのは我々の勝手な幻想に過ぎない。野生動物は自身に危害を及ぼすと判断すれば誰彼無く攻撃してくるものだ。

まあ、そんな大自然の中にぼくらは暮らしているという証拠でもあるわけで、互いに同じ立場の動物として共存していきたいのだけれど、いまやその限界を過ぎてしまったようなのだ。たとえここに我々を含めて「人間」が存在しなかったとしても野生の鹿たちはいずれ生き延びることができなくなる数になってしまった。

それはさておき、霧ヶ峰のレンゲツツジがニッコウキスゲへと移ろっていくこの時節にピラタスの丘ペンション村隣のピラタスロープウエイで山頂駅まで昇れば、そこな標高2240mの別世界「坪庭(つぼにわ)」だ。溶岩台地に囲まれるようにして成立した貴重な高山植物の庭園となった自然の造形。

いまちょうど様々な高山植物が開花し始めて、一年でもとも美しい季節を迎えようとしている。7月、これから蓼科高原は色とりどりの高山植物の百花繚乱の季節を迎える。そして本格的な英国庭園の元祖「バラクライングリッシュガーデン」もそのもっとも美しい季節を迎えている、これを観ない手はない。

夏休みにたくさんのお客様をお迎えする準備に忙殺されながらも、この絶好の写真日和に蓼科の美を写し取りに出かけない手はない。片手間仕事になってしまうのはしょうがないけれど、貴重な記録としてあるいはビジュアルなご案内として「いまの蓼科」を写し取るのもまたぼくらの仕事なのだと思う。

なんて言ってはみたものの、じっさいにはなかなか思うように出かけられないので、その点についてはあらかじめお詫びしておきます。(^^ゞ

※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
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2007年07月07日

3794 7月の連休はニッコウキスゲの見頃に

晴れのち曇り 気温:最低 9℃/最高 18℃

私も蓼科に住んでいるとはいえ、片道20?30分の車山?霧ヶ峰方面に頻繁に行くことは不可能ですので、車山高原の公式ホームページの充実した開花情報のお世話になっています。特に花の季節にはとても詳しい開花情報をチェックできるので、こちらを参照してお客様にご案内しているしだいです。

URLは http://www.kurumayama.com/ です。

掲載した写真は今日撮影されたものです。7月2日の時点ですでに開花が始まっていますから、夢のように咲き誇っていたレンゲツツジの見頃の終わりと入れ替わるようにして、山の斜面全体を覆うようなニッコウキスゲの群生が開花することになります。タイミングとしては平年並みで7月14日からの3連休から2週間ほどが見頃になります。

写真やTVで観るのとは大違いで、その壮大な光景はちょっと表現しようがないものです。是非現地に足を運んでご自身の目でご覧になってその感動を多くのお客様と分かち合っていただければ幸いに存じます。

何度も申し上げていますが、高原の「夏」は8月ではなくて7月なのです。特に「花」はそうです。高原の季節は旧暦通りに進行します。通常よりも1ヶ月季節が早いとお考えいただければ間違いありません。

また気候も同様で、8月は初旬の「立秋」からもう秋風が立ちます。日中は真夏の日差しでも、朝夕は8℃?15℃まで冷え込みますので、冬用のフリースをTシャツの上に着込んでちょうどいいです。ちなみに当地の夜の気温は都市部の12月の日中の気温に等しいものです。

まちがえてもTシャツ+ショートパンツだけという出で立ちでお越しにならないよう御注意くださいませ。それは無謀な挑戦というものです。かつて学生時代に同じことをやって「凍死」しそうになった私の実体験ですから間違いありません。

来週初めから蓼科高原ではあらゆる場所で高原の草花そして珍しい高山植物が一斉に開花しはじめます。7月はまさに百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の季節です。その美しさは一生心に残るほどのものです。自然だけでなく「蓼科高原バラクライングリッシュガーデン」もバラが咲き乱れ百花繚乱になって、ここもまた一年でもっとも華麗で美しい季節を迎えています。

みなさまお誘い合わせの上、ぜひお越しいただければ幸いです。4名様以上のグループ、10名様以上の団体もお引き受けしておりますので、何なりとご相談くださいませ。また、お車ご利用でないお客様も送迎についてご相談くださいませ。可能な限り送迎させていただきます。

蓼科高原にお越しの節は是非ピラタスの丘ペンション・サンセットをよろしくお願い申し上げます。


ということで、今日はPRさせていただきました。


※今日の写真は 車山高原観光協会 の許諾を得て転載しております。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年07月08日

3795 レンゲツツジからニッコウキスゲへ

晴れのち雨 気温:最低 9℃/最高 19℃

前回ホームページを作り直したのが昨年秋。実際の作業が完了したのはGWの頃でした。しかし、Flashを多用したホームページはHTMLのページ比べるとかなり表示に時間がかかることからどうやら時期尚早だったようです。あまり見ていただけないということが判明して、奥に引っ込めてしまいました。現在「上級者用HP」というボタンをクリックするとご覧いただけます。

インタラクティブでとても見やすく情報も整理されているのですが、やはり一覧性や表示の速さではFlashよりもHTMLに部があるようです。その経験をふまえて現在夏に向けてのホームページを一から作り直しているところです。今度はXHTMLとCSSのいわゆる「ウェブ標準」規格に完全準拠したアクセシビリティー、ユーザビリティーに優れた見やすいものになります。

かといってホームページ制作や運営は私の中心的な仕事ではないので、暇を見つけてはこつこつ作り込むというかたちにならざるを得ません。センスもないし技能も素人ですので、そんなに良いものになるという自身も補償もありませんが、「それなりに」ご期待いただければさいわいです。

いずれにしても、お客様にとってなにが大切な優先度の高い情報なのかということを常に念頭に置いて制作したいと考えています。今回のホームページリニューアルはまさにその一点にフォーカスしたものです。完成しだいアップいたしますので、その節はご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。


※きょうの写真は霧ヶ峰の最盛期のレンゲツツジとコバイケイソウの饗宴です。
車山高原観光協会様のご厚意で転載させていただきます。

2007年07月09日

3796 週末は雨という「週間天気予報」の怪

曇り 気温:最低 11℃/最高 18℃

あいかわらず月曜日の週間天気予報では「週末は雨」になっています。またか・・・と思います。6月初めからカウントしていますが、あたったのはたった1回だけです。あとは雨にはならず悪くても曇り、それ以外は晴天に恵まれたのです。

天気予報に関してはニュース番組とは異なって「悪いニュースが良いニュース」なんてことはまったくないのだから、もうちょっと慎重にというか公正中立に報じて欲しいところです。「悪いはずの天気が荒天になったのだから文句は出ないだろう」なんて、よもや思っているわけではないでしょうけれど。


今週末の連休がずうっと雨ということはないと思います。これは経験的な予測です。第一に月曜日発表の週末の天気予報は高い確率で外れる。第二に経験的にこの週末は晴天率が高い。第三に蓼科高原では二日連続で悪天候になる確率は低い。そいいうことです。

この上なく美しく感動的な霧ヶ峰のニッコウキスゲはどんどん開花しているようです。開花状況はこちらのホームページで毎日報告されているので、是非チェックしてみてください。この季節はニッコウキスゲだけが咲くわけではなくありとあらゆる高原の花が咲く百花繚乱の季節です。

ご多忙な毎日に息が詰まりそうになったなら、ビーナスラインをドライブしながら車窓から高原を彩る花を眺めるだけで、美しい空を眺めるだけできっと心の底からリフレッシュできます。かつての私がそうであったように。

せっかくの三連休なのですから、この機会を逃さずにぜひ蓼科高原ドライブあるいは北八ヶ岳散策をご計画下さい。そのために雪解けの季節以来、私たちも汗を流して環境整備にいそしんできたのですから。この素晴らしい蓼科高原を最高の季節にじっくりと味わっていただきたいと思います。


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未明に雨は止んだようですが、終日どんよりとした空が支配的な一日になりました。新緑の森は芽吹きの頃に比べると(未だ新緑と感じるのですが)ずいぶんとその色を濃くして来ました。日照の少ないこの季節には小枝をのばし葉を茂らせて、少しでも多くの日光を受け止めようと必死なのがよくわかります。

そんな森の奥からは最近やってきたと思われる野鳥の歌声が新鮮に響きます。春の歌の主役たちにとってかわるようにして新たな歌を歌い続けています。いっとき大量発生した名も知らぬ虫たちは雛を育てる野鳥たちに捕食されてすっかりその数を減じたようです。

いつものことながら、森の営み自然の営みには多くのことを教えられます。それは「あらゆるいのちはつながっている」ということです。あるものはあるものに捕食され、そのあるものもまた天敵に捕食されという食物連鎖だけではなく、先の世代が死ぬことによって次世代にいのちを引き継ぐ営み。

老いた動物、老いた枝、みなひっそりといのちの舞台を去っていきます。そうすることによって新しいいのちに生きるべき場所を空間をテリトリーを提供しているのです。そのことは、動物も植物もみな同じです。

しかしいまはそんなことはいっさい見えない命の祭典です。ありとあらゆる生き物がいのちあることを力いっぱい謳歌しています。これから9月の中旬まで、蓼科の短い夏はあっという間に通り過ぎてゆくのです。しっかりと愛でて過ごしたいと思います。お客様にもこの素晴らしい季節をともに味わっていただければさいわいです。

※今日のニッコウキスゲの写真は車山高原観光協会の許諾を得て転載しています。
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2007年07月10日

3797 わたしのペンションの原点

雨 気温:最低 11℃/最高 16℃

我々は「競争」しなければ生きていけない定めなのだろうか。人類がどんなに進化し、文明がどれほど開化されようと「経済競争」を生物としての「生存競争」をになぞらえて闘争しなければひとは生きてはいけないのだろうか。

ひとは競争しなければいけないのだろうか。競争を拒否するものは生きていてはいけないのだろうか。ほんとうに競争は進歩の母となるのだろうか。競争がよりよい世界を構築する根本原理だとは、私にはとうてい信じがたいのだけれど。

生まれてこの方経験してきた競争といえば陸上競技やモータースポーツやビジネスということになるのだけれど、どれも個人競技だった。不幸にして団体競技をあまり経験していない。これは向き不向きということもあるのだろう。

だから私の競争は「タイム・レース」に代表される「絶対的記録」による勝敗につきる。誰かを物理的に押しのけたり倒したりする競争にはなじみがない。個人競技でも格闘技は相手を倒すという物理的勝敗が経験できるのだけれど。

そうした意味において私の経験してきた競争はつねにいささか「抽象的」なものだったといえなくもない。あまり直接的に競争相手あるいは「敵」が見えない闘いだった。そのせいか、いまでも目の前の「敵」と闘うという形での競争は得意ではない。

また、深い相互依存による協調作業もあまり得意ではない。たとえば「地域社会」で遂行する伝統行事のようなものがそれに当たる。タスクフォースの一員としての期間限定的なタスクは完璧にこなす自信があるが、論理よりも濃密な人間関係を原動力とするような継続的タスクには向いていない。

それが私が会社を辞めてこの仕事を始めた理由の大きな部分であることは確かだ。人生の三分の二近くを私は「組織人」として生きてきた。自分の所属する組織に十全に適応して自分の役割を優等生的に果たしてきた。

あるとき、それが自分の生き方と取り返しのつかないほどの乖離(かいり)を生じたため、私は自己崩壊を起こしそうになった。そもそもひとはそれぞれの分や適性に応じた生き方をするように作られているのだ。その基本原理を無視した生き方をしてきた私は「警告」をうけたのだ。

それがペンション・サンセットの原点といっても過言ではない。自分が自分であることを始めるために私は蓼科に居を構えペンション・サンセットを開業したのだった。だからこのペンションは同業者との競争を勝ち抜くなどと言う経営戦略には馴染まない。唯我独尊(ゆいがどくそん)、独立独歩(どくりつどっぽ)の孤高のポジションをキープするしかない。

なんていうとなんだかおおげさだけれど、まあ、そういうことです。簡単にいっちゃえばお母さんが子供によう言う台詞(せりふ)=「ヨソはヨソ、ウチはウチ」ってことですね。

ペンション・サンセットは「ジャパンペンション」グループの一員として開業したこともあって、ホテル・スタイルのスタンダードなサービスと施設そしてお料理を提供する小規模宿泊施設です。当時のキャッチフレーズは「家族で営む小さなホテル」でした。

もっとも大切にしていることは「ホスピタリティー」です、お客様の笑顔です。もちろん「お料理」は絶対的自信があるのですが、それ以上に大切なのはお客様が少なくともここに滞在している間は本来の自分に戻ることができる、それも無防備に本当の自分になれる、ということです。

自分が自分でなくてなんの人生でしょう。自分が自分であることが許されないような場所はあなたの居場所ではありません。幸福とは自分が自分であることが無条件に許されることだと個人的には確信しています。ひとの存在理由は自分が自分であることを成就することにつきるのだと思います。

それが、わたしのそしてあなたが神から与えられた「いのち」のレゾンデートル(存在理由)なのだといまは思うのですね。あああいけない、ペンション・サンセットではこんな小難しい話はいっさい無しですからご心配なく。これはわたしの内面のひとりごとなのですから。


※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
 この季節に咲くオダマキという美しい花です。
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2007年07月11日

3798 「ホォーーーオキョッケ」って、あんたねえ・・・。

雨 気温:最低 11℃/最高 14℃

「ホォーーーオキョッケ」って、あんたねえ。ウグイスだったら「ホーホケキョ」だろうが!・・・なんて言ってみたところでこの「ニューウェーブ」はとどまる気配もない。TVを観ていてもたまさか聞こえてくるウグイスの歌声はおおむねこんな調子なのだ。いまや正統派「ホーホケキョ」なんて歌声を聞くのは至難の業なのかもしれない。

今のところウグイスだけなのですよね、ビミョーというのを遙かに通り越してこれは異様なのですね。やはり鳥の「歌声」というのは比喩ではなく本来的に「音楽」なのかもしれないと思う昨今です。音楽だと考えれば、時代とともに変化していくのは当然のことですから。

一方で伝統をかたくなに守って歌い続けているのがホトトギスとアカハラです。ホトトギスは律儀に「テッペンカケタカ」と歌っているし、アカハラはじつに複雑でありながらアカハラ的普遍性を失わない絶妙な歌を歌い続けています。(アカハラの歌をカタカナで表現するのは相当の音楽的才能が必要なのです)

ピラタスの