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2007年05月 アーカイブ

2007年05月01日

3727 桜が咲いた、坪庭は雪景色。

雨 気温:最低 4℃/最高 6℃

蓼科湖の桜は一気に4分咲きになっていました。観光に写真撮影に「お花見」にたくさんのお客様がいらしていました。ここまで咲くともう十分以上に「見頃」です。このままいくと5/3〜5/5頃に「満開」を迎えることになりそうです。「桜祭り」関係者としてはうれしい誤算でした。当初は4月中に散ってしまうのではないかと言うほどの陽気でしたから。(右の写真は今年の撮影ではありませんがこんな感じです)

今日は道路も観光施設も空(す)いていました。カレンダーどおりの勤務で、お休みでない方が多いのかも知れませんね。例年どおり前半の4/28〜4/30の連休は空(す)いていましたが、後半の5/3〜5/6の4連休はものすごく混みそうです。

注目のお天気は、現在の予報では「雨は降らない、基本的に晴れの日が続く」となっています。絶好の行楽日和となりそうです。どの日を選んでも間違いなしです。

2枚目と3枚目の写真は現在の「坪庭(つぼにわ)」の様子です。ピラタス蓼科ロープウエイに乗って7分半でこんな別世界にいくことが出来ます。まだ雪がたくさんありますが、順路は運動靴で歩けます。ただし、順路を外れて登山コースにはいると突然深雪になりますので、登山はスノーシューやアイゼン等の冬山装備が必要です。

特に最近ダウンバースト現象がよく起こりますので、本格的登山にはツェルトなどの「完全な冬山装備」が必要ですのでくれぐれもご注意下さい。

ペンション・サンセットでもキャンセル等が出て5/4〜5/6はまだ空室がありますので、ご検討いただければさいわいです。空室チェックとご予約はこちらからどうぞ。

まだまだ空いているあした(5/2)なんていうのはものすごくおすすめなのですが・・・。観光施設も高速道路も、当地の道路も、観光施設も、宿泊施設もものすごく空いていて快適ですから。帰りの5/3は「逆コース」になるので渋滞知らずだし。


※今日の2枚目と3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。

2007年05月02日

3728 サクラ、サクラ。

曇りのち晴れ 気温:最低 3℃/最高 9℃

朝のうちは雲の中に入って濃霧のような状態だったが、午後になるとすっきりと晴れた。陽射しが強いので気温よりもはるかに温かく感じる。これはきっと桜の開花の度合いが一気に進んだのではないか。

ということで、蓼科湖の聖光寺(しょうこうじ)に見に行った。おおお、思った通りもはや「見頃」も見頃になっていた。こういうときは Richo Caplio R5 が使い勝手がいい。スケッチブックに絵を描くように写真を撮りまくる。

それにしても、桜の花の色はたとえようもなく儚げで華やかだ。白のようなピンクのような絶妙な色合いに改めて感動する。日本人の心を打つなにかがこの花にはあるようだ。それは何なのだろう。

ヨーロッパでは夜桜の下で眠るときが触れるという言い伝えがあると聞いたことがあるけれど、じっさいに夜桜の下にたってみるとそのことが本当だと思われてくる。不思議な力、サクラのもつこの不可思議な力はいったい何なのだろう。春が巡ってくるたびに同じことを思う。

今日の聖光寺の桜はちょうどこんな具合だった。今日の3枚に写真は実際に今日撮影したものだ。ここまで開花すると、これからの進行は加速度的になる。4連休の終盤の「桜祭り」のころには咲く桜、散る桜が半々という絶妙なタイミング、最高の風情になるかも知れない。

高原の桜は都会の桜とはまた異なった風情がある。もう一度「お花見」、あるいは機会を逃してしまったヒトは今年初めての「お花見」ということで、蓼科を訪れてみてはいかが。


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2007年05月03日

3729 怒濤のGW後半戦はじまる

晴れ 気温:最低 - 3℃/最高 16℃

いよいよ「怒濤のような連休」が始まった。県外ナンバーのクルマが連なってビーナスラインを駆け上がってくる。蓼科を目指して早朝にご出発になって渋滞をものともせずにたどり着いたお客様だ。感謝という言葉の他思いつかない。

かつては僕もその中のひとりだったから、こうした連休などの混み合う時期の信州へのアクセスの大変さはよくわかっている。それにかえてもこうして目指したい「なにか」がここにあったから、僕は最終的に「蓼科の住人」になってしまった。

要するに「通いきれない」のならば「移住」しかない、という至極単純で重大な決断をしてしまったわけだ。見ようによっては「お馬鹿な行為」であったかもしれないし、現状を見るならば「それほどだいそれた無鉄砲な企図ではなかった」とも言える。

まあ、いずれにしてもそのようにしてご到着になったお客様を出迎えたのはビーナスライン沿道の、とりわけ蓼科湖畔・聖光寺の華やかな桜だった。きのうきょうと日中ものすごく陽射しが温かかったこともあって一気に開花が進んだ。

駐車場に入りきれずに、係員の指示に従ってしばし待つ必要があったほどだ。ものすごい人出だった。で、しょうがないので、時間のない僕はくるまをちょっと路肩に一時停車してぱちりと一枚撮ったのが1枚目の写真だ。この桜の気の向こうに聖光寺の入り口の門がある。


それにつけても良いお天気で、きょうの空はまさに芸術作品といってもいい。こんな空なら一日中眺めていても飽きない。空の蒼さも雲の白さもその絶妙なかたちも、刻々と変化を見せる情景は僕の心をとらえて放さない。

機会あるごとにお客様には目線の高さの景色ばかりではなく、是非「蓼科の空」をご覧いただきたいとおすすめしているのだけれど、はてさてご覧いただいているのだろうか。そうだったらうれしいのだけれど。

ほんとうに、蓼科の空の美しさは天然のミュージアムなのだから。すくなくとも、僕はそう思っている。


空といえば日中の青空ばかりではなく、未明から夜明けの空も素敵だし、このような燃え立つような夕陽もまた素敵なのだ。ピラタスの丘は夕景が美しいことでも知る人ぞ知るスポットなのだ。朝日撮影の名所があるのと同様に、夕景撮影の名所のひとつとしてピラタスの丘ペンション村の「花とお散歩道ひろば」がある。

この写真もそこで、通りすがりに Richo Caplio R5 というコンパクトデジタルカメラでちょいと写したものだ。焦点距離は200mm、フルオートモードでフォーカスは手前の樹木に合わせ、露出は夕陽そのものに合わせている。

よく考えてみると、僕の写真はいつも「通りすがり」に撮したものばかりのような気がする。そういうのが性格的に合っているというか、良い情景との巡り合わせがそんな感じなのかも知れない、たぶん。


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2007年05月04日

3730 ブログではなく日記であること

晴れ 気温:最低 0℃/最高 17℃

前にも書いたことがあるけれど、ブログシステムに移行する以前とそれ以降とでは「蓼科高原日記」の方向性というか語る内容というか、そういったもろもろのことが大きく変化したように感じている。また、そのようなご指摘も多々いただいたけれど、その通りだと思う。

その理由も以前書いたとおり、現在進行形としてのブログ環境においてはそこで語られる事柄が非常に「パブリック」なものとして受け取られるという現実があるように思う。それが、そのことが、ウェブページで10年以上書き続けてきた「日記」と決定的に異なっていることをいまさらながら認識する。

そのような環境変化に応じて、内面的なことや個人としての想いをあまり語れなくなってしまったのは事実だ。また、ペンション経営者としてお客様ニーズを考えた場合、ニュースとしての情報発信という方向性を強める必要もあった。

昔でいうところの”What's New!”のページが消失した変わりに、ブログがその役割を担うようになった。これはこれで意義のあることだと思っている。しかし、想いを語るという部分に共感してくださってきた読者(?)の方には歯がゆい思いが残る結果となっているかも知れない。

かといって、両者を書き分けるということはいまの僕の知的、体力的能力からして現実的ではないのだ。はっきり言って僕自身フラストレーションを感じているし、ブログ化以降の文章を読み返してそのときの自分を思い浮かべることは困難だ。そこにある「想い」が希薄だからだ。

言い訳になるかも知れないけれど、文章から消えた「想い」は自分に可能な限り「写真」の映像の中に込めてきたつもりではある。ただ、力不足でその想いを伝えうる写真になっていないのかも知れない。

「蓼科高原日記」のような個人的な「日記」の公開システムとして「いわゆるブログ」は適当ではないのかも知れない。ただし、このブログ・システムというやつはコンテンツ・マネジメント・システム(CMS) としての可能性には大いに期待できると考えている。

オン・デマンドでコンテンツを公開・配信できるというのは大いなるメリットが送り手受け手双方にあると思うからだ。その観点から、僕としてはこのシステムを使い続けるつもりではいる。ただし、内容に関しては再度見直す必要があるのかも知れない。自分で読み返して感慨を憶えないような日記は「日記」の名に値しないからだ。

「蓼科高原日記」は本質的に「ブログ」ではないのだ、たぶん。


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2007年05月05日

3731 同時にぼくらもいま「春」を迎えた

晴れのち曇り 気温:最低 1℃/最高 20℃

とびっきりの快晴で朝を迎えた。ようやくメンツがそろってきた野鳥たちの歌声が森にこだまする。まさに絵に描いたような高原の森の朝だ。早朝から笑顔で散策を楽しむお客様の姿が目立つ。吹く風ももはや北風ではなく、柔らかな南風だ。

森の樹木も、いままさに新緑を芽吹こうとしている。あと1週間後には視界は緑一色に変わっているかも知れない。初夏を思わせる真っ白な太陽光線が地表に降り注ぎ、地中で凍結して越冬した種子たちに発芽を促しているかのようだ。

同時にぼくらもいま「春」を迎えた。こころの芽吹きの季節を迎えた。

聖光寺の桜祭り

さて、今日は何とか蓼科湖聖光寺の桜を撮影に行くことが出来た。お客様の夕食前のちょっとした時間を使って夕暮れ間近の桜を撮影した。今日はあえてデジタル一眼レフに DT18-200mmF3.5-F6.3 という35mmカメラ換算で27mm〜300mmのデジタル専用ズームレンズを装着したものを使ってみた。使い込まないことにはいつまでも使いこなせないものね。

盛りを少し過ぎていたけれど充分以上にきれいだった。恒例の桜祭りのイベントも今日は終了し、もう日が暮れるという時間帯にもかかわらずたくさんのお客様が桜の花の下、三々五々散策を楽しんでいた。これにはちょっとびっくりした。ここもしだいに桜の名所として、ようやく、認知されてきたのかも知れない。

パルとの時間

そういえば昨日は満月がこうこうと照りつける、星のじつに綺麗な夜だったことを思い出す。見上げるたびに月はその大きさを増す。まるで風船のように膨張しているかのようだ。午前1時のピラタスの丘は静寂の中にもいのちの気配に満ちて、強烈な月光の元で光り輝いている。その光は直近の蓼科山はもとより遠くの山並みまでを照らし出す。

シベリアンハスキーのパルとの散歩は、どんなに多忙な時でもかかすわけにはいかない。それがパルのもっとも楽しみとしているひとときだからだ。小走りで進むパルの姿を見るとこころが和んでくる、いや、感動を覚えるといったほうがいいかもしれない。それほど、そのリズミカルでしなやかな並足はたとえようもなく優美なものだ。


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※1枚目の写真は聖光寺で見かけたクロツグミ(?)、鳴いていなかったので確信はない。

2007年05月06日

3732 静かな雨の森でジャズを聴く

雨 気温:最低 5℃/最高 9℃

静かな雨の森でジャズを聴く

今日の天気がどうであろうと、最高気温や最低気温がどうであろうが、そんなことは関係ないような気分になる。朝からしだいに激しくなった雨も気にならない。いま僕はひとけのないラウンジで JBL と McIntosh のアンプでコルトレーンの My Favorite Things というアルバムを聴いている。なつかしい Blue Note レーベルのLPの音がする。じつはこのアルバムは ATLANTIC レーベルなのだけれど。

演奏の合間や楽器の音が小さくなるパートでは外から雨音が入り込んでくる、まるで演奏に参加するかのように。春の高原に降る雨はとてもやさしい印象がある。芽吹きを間近に控えた森の上に、それは薄いベールのようにゆっくりと降りてくる。

学生の頃余暇のほとんどを過ごした新宿や神保町のジャズ喫茶のあの懐かしい音とにおいがよみがえる。こうして当時の音を再現すると、こころの中を心地よい風が吹き抜ける。あの頃と同じだ、それはコンスタントに吹き続けるこころ温まる風だ。人間存在の美しさを信じさせるにたるジャズの息吹だ。

正面には常に僕のこころの友である白樺の巨木が迫り来る夕闇の中にたたずんでいる。高さ6mある吹き抜けからはその木の上から下までをひとつの画として捉えることが出来る。空を流れる雲までも見て取ることが出来る。ここは僕にとってもこの建物で最良最上の場所だ。

燃焼音がじゃまになるのでストーブは点火しない。だから、真冬や気温の低い季節はここで(お客様のいらっしゃらない日に)ジャズを聴くことはある種の荒行に近い過酷な体験となる。これだけ大音量で聴いていても、耳の奥からはキーンという静寂の音(sound of silence)が聞こえてくるから不思議だ。


シベリアンハスキー的人間としての僕

ここではなにもかもが「ピュア」なのだ。空気も水もこころも、そしていのちそのものも。

パルから僕はじつに多くのことを学んだ。自然の中でじつはぼくらはなにもなす事が出来ないのだということ。ぼくらに出来ることといえば、宇宙的時間あるいは惑星的時間においては瞬間的なものにすぎない環境破壊という名の暴力だけだ。そのことによる災いを引き受けるのはぼくらである定めだし、地球にとってはそんなことは痛くもかゆくもない。

それは惑星としてのひとつの通過地点に過ぎない。

やがて人類が消滅した後もこの惑星は自分なりの歴史を刻んでいくことになるのだろう。僕が死ねば僕の過ごした個人的には膨大といってもいい時間と経験、あるいは感動や想いや愛したものたちへの思い出は消滅する。そんなものは一切無かったことのように。それでいいのだ。地球は存在し続け、宇宙は膨張を続け、天文学的時間経過の果てにやがて消滅する。

想いを捨てれば自由になれる。それは古代インドの聖者の教えを待つまでもない真理だ。問題は「想いを捨てる」とはどのようなことなのか、どのようにすればそれを捨てて自由になることが出来るのかということだった。その答えを教えてくれたのもまたパルだった。

想いを捨てるということは、それを受け入れるということと同義だったのだ。たとえば死への恐怖を捨て去るには、死そのものを受け入れればよい。パルは生来そのように生きている。生を受けると同時に死すべき自分を受け入れて生きている。おそらく人間以外の野生動物はみなそれを当然のこととして「いま、ここに、ある」いのちを謳歌しているのだと思う。

我らの家族の一員として12年をともに過ごしてきたシベリアンハスキーのパルは、そのように僕の友であり師であり群の仲間であり続けるのだ。彼と僕とどちらがより長く生きるかは神のみぞ知ることだけれど、できることならば、僕の寿命と引き替えてでも同じだけ生きて欲しいと願っている。

雨の蓼科高原ピラタスの丘に、旧いジャズはとてもよく似合う。

初めて蓼科と出合った頃となにも変わっていない。変わるのはひとだけだ、僕を含めて。


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2007年05月07日

3733 桜を愛でつつ「葉隠れ」を想う

晴れ 気温:最低 7℃/最高 18℃

昨日一日降り続いた雨がうそのように、朝から晴れ渡りウグイスの歌声で目覚めた。ペンション・サンセットの敷地がちょうどひとつのテリトリーとなっているようで、毎年違ったウグイスが1羽だけ居着くようなのだ。共通するのは、少なくとも鳴き始めのこの時期には「とても歌が下手だ」ということ。ここはテリトリーとしての評価が低い部類なのかも知れない。

去年のウグイス君は歴代の主の中でも極めつきの「音痴」だった。そのあたりのことは去年の今頃の「蓼科高原日記」に詳しく記したから、ここでは繰り返さない。はっきりしたルールは、人間界と同じく、自然界でも雌にアピールすることのできる雄から番(つがい)になっていくということだ。

ウグイスも歌の上手な個体から順に番が成立していくようなのだ。オスはオスでそれは大変なのだ。

ピラタスの丘にもようやくいつものメンツがそろったようだ。最盛期には約40種類の高山の野鳥の顔ぶれがそろって、朝に夕に盛んに鳴き交わすその歌声はまさにこの世の春。特に未明のそれは覚醒へのまどろみの中で聞く至福の音楽となる。

桜前線は蓼科湖(標高1230m)をゆっくりと過ぎようとしている。やがてさらに50mほど上の「プール平」の桜たちが咲きそろう。特にビーナスライン沿いの巨木はじつに圧倒的な迫力で見るものを虜にする。しだれ桜やさまざまな種類の桜があるので、見応えがある。プール平の蓼科郵便局脇から大滝に続く遊歩道を散策することをおすすめする。

桜の花はどうしてこれほどまでにわれわれの心の奥深くの琴線に触れることが出来るのだろう。咲く花の美しさ、華やかさ、それでいて清楚、散り際の潔さ。そこに「葉隠れ」の神髄を見る想いがするのは僕の勝手な思いこみだろうか。

今日の、そしてこれから吹く風が僕は大好きだ。一年を通じてこの季節の風がもっとも美しくそして爽快(そうかい)なのだ。その風に吹かれていると、まるで命を吹き込まれるような気がしてくるほどだ。その肌触り、香り、緩急のリズム、すべてが絶妙なバランスの上に成り立っている。

敷地内の白樺の巨木の木陰にガダバウトチェアを持ち出して、蓼科山を正面に見据えながらバラクライングリッシュガーデン仕込みのロイヤルミルクティーをたしなむなんてこじゃれたことをやってみたりする。首からぶら下げたデジタル一眼レフで気の向くままにシャッターを切る。

この季節の空はいくら見ていても飽きるということがない。新緑も、花も、鳥も、風も、日の光さえ、じつにさまざまにその姿を変える。ありとあらゆるいのちがその絶頂に向かって一気に加速していく気配をひしひしと感じる。


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2007年05月08日

3734 いまそこにある危機と動物保護

晴れ 気温:最低 7℃/最高 20℃

GW直前にようやくプランター植えが出来る気候になって始めたコンテナガーデン作りもようやく一段落した。以前はパンジーとビオラばかりだったのだけれど、それは「寒さに強い」の一言に尽きる。今回も花苗を購入するときの基準は「とにかく寒さに強い花を!」ということだった。

GWにはいってからの温かな天候のおかげで、ようやく花が元気になってきた。もちろん、購入した時点ですでに咲き始めてはいたのだけれど、寒さに凍えていまひとつ元気がなかったのだ。これで一安心だ、しっかりと根付いてくれることだろう。

問題は花壇になにを路地植えするかということだ。これまでは寒さや霜のことだけを考えれば良かったのだけれど、昨年から様相が変わってきた。それは群れをなして出没するようになった野生の鹿による「食害」の問題だ。

ニッコウキスゲやヤナギランなどの高山植物はもちろん、われわれが丹精込めて育てた花までも食してしまうのだ。あげくのはてに森の樹木の皮をはいで食してその木を枯らしてしまう。枯れた木はやがて風倒木となって、確実に森は死んでゆく。

森が死ぬと、山の崩落が始まり、土砂崩れや土石流の災害が頻発するようになり、それはやがてすべてのいのちにとってかけがえのない「水源地」を埋めて枯らせてしまうのだ。これは人間のせいで鹿が山に追いやられて仕方なくそのようになったということではなく、反対に天敵のいない鹿を過保護しすぎて個体数が限界を超えた結果なのだ。

これは「自然保護」対「動物保護」というまったく新たな対立構造を生じさせる、われわれが初めて遭遇する「環境問題」なのだ。人間が自然を破壊しているのではなく、野生の鹿が自然を破壊しているのだ。

「すべてを人間のせいにして反省する」のもひとつの考え方だけれど、それで問題が解決するわけではない。では、人間はなにをなすべきかをきちんと提示しなければならない。この問題に関する限り、実際に手を打つことが出来る生物は「人類」しか存在しないのだから。

動物愛護の精神は正しい、おそらくは「絶対的に正しい」と僕も思う。しかし、その精神を現実に起こっている危機的状況に生かすためには、現実的な対策としてのアクションが必須なのだ。われわれとともにまず野生の鹿に対してなにかをなして欲しいし、あるいは野生の鹿のために独自の救済アクションを発動して欲しいと、個人的には思っている。さまざまな考え方や立場があるのは百も承知だが、原理原則を主張している時間はもはや残されていない。


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2007年05月09日

3735 趣味でやっていること

晴れ 気温:最低 4℃/最高 20℃

今日も朝からさんさんと陽光が降り注ぐ一日となったが、暑いという感覚はまったくない。この温かさは陽光によるものであって、大気そのものは真夏同様からっと乾いてひんやりと冷たい。とても半袖では外に出られない。

冬の間すっかり気配を消して、その存在そのものが消滅したかのようだったピラタスの森も、しだいに新緑に色づき始めて見通しが利かなくなってきた。これまでは樹木の幹だけが唯一視界を遮るものだったのだけれど。

蓼科湖のサクラも「桜吹雪」のタイミングとなってきたが、その少し上の「プール平」ではこれからが桜の見頃になってくる。ここの桜は密集していないけれどじつに見事な個性的な大木が多いので本当に見応えがある。

これは是非写真に撮っておかなければといまから期待している。

それはそうと、数日前からというかGW以前と以降とでこのブログの内容というか視点というかそういうものが変化してきているかも知れない。いろいろ思うところあって、やはりブログとしてではなく「日記」として書き進めることに決めたからだ。

10年以上も毎日書いていると定期的にこのような迷走状態に陥ることがあるものだ。今回の迷走は結構長い期間続いたけれど、これで一段落したのかも知れない。このブログでは必要以上にセールストークはしない、「蓼科のいま」とか「蓼科の風の感触とかにおい」を感じていただければいいと思っている。

商売として大繁盛して儲けることがかなわない(そういう才覚に欠ける)から言うわけではないけれど、結果として、僕はペンション・サンセットを「趣味で経営している」ということなのかも知れないと思うようになった。また、それで良いのだ、とも思うようになった。

人気のTVドラマ「時効警察」のオダギリジョー演ずる主人公ではないけれど「趣味で」やっていることなのだ、と、まあそのことに気づいたわけだ。経営者としてはそれではいけない財務状況ではあるのだけれど、僕のスタンスは開業以来じつは変わっていない。

かといって、「へんくつな経営者」を想像してもらっては困るし、じっさいにそんなことは断じてない。「趣味」だからこそ真剣勝負だし、趣味だからこそなみなみならぬ愛情を持ってペンションをやっている。そして趣味だからこそ、お客様には肩の力を抜いてゆったりとお過ごしいただけるいい宿になったと、まあ個人的にはそう感じているわけですし、そのような感想を多くのお客様からいただいているわけです。

ペンション・サンセットは「僕の趣味だ!」と、いまここで宣言する。


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2007年05月10日

3736 春の嵐?

晴れのち嵐 気温:最低 5℃/最高 15℃

朝は穏やかな晴天だったが、時ともにしだいに下り坂となりやがて雨が降り出した。ほぼ天気予報どおりの展開だった。午後1時過ぎには激しい雷雨となって山の上からは(って、ここも充分山の上だけど)すさまじい雷鳴が聞こえてくる。

やがてそれはピラタスの丘にも落雷しだしたが、最近は電柱を避雷針化する工事が進んでいるので、家屋敷地内や樹木に落雷する頻度が減少した。電柱や敷地内の樹木に落雷して突入電流によってPCや家電製品や電子機器(電話、ファクスを含む)が焼き切れるという被害が減ったのはありがたい。

この10年でモデム3台、ISDNターミナル2台、ケーブルモデム1台が犠牲になっている。専用のシャットダウン機器を設置して十分な避雷対策を講じていても被害を受けたのだった。やはり、落雷対策としてはすべてのケーブルを引っこ抜くのがいちばん確実であることを学んだ。

その後天候はますます荒れ出して、夕方には暴風雨状態となった。まさに台風なみの強風と雨で、雷鳴を畏れた愛犬パルがずうっと外に出てずぶ濡れになっていたので、家の中の土間に避難させた。彼は以前、犬舎のすぐ隣りの気に落雷して文字通り死ぬほど怖い目にあったのだ。

家の中に入れてもらって安心したのか、パルはさんざん甘えた末に爆睡してしまった。体重33kgもある大型犬とは思えないほど甘えん坊で穏やかなのがシベリアンハスキーの特徴なのかも知れないが、それがとてもいとしい。

雨は一時霙(みぞれ)になり、また一時雪になった。もちろん積雪はしなかったが、風が強く当たる部分にはシャーベット状の雪が残った。気温は氷点下3℃まで下がって、外に出ると強風のために体感気温は氷点下10℃以下になっていた。

そんななかでも、標高1350mあまりの「プール平」では桜が見頃を迎えていた。2枚の写真はクルマのフロントスクリーン越しに撮影したものだ。なにしろ風雨がひどかったから。ワイパーが雨滴をぬぐった直後に撮るようにしたが1枚は雨滴が映り込んでしまった。

ここまで標高が上がるとなにやら「山桜」の風情になってくるから不思議だ。背景の新緑にも注目して欲しい。落葉松と白樺の新緑がとても美しい。ほかの広葉樹もどんどん新緑を芽吹いてきている。じつはこれからが至福のごとき「新緑」の季節なのだ、蓼科高原は。


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2007年05月11日

3737 Gmail ユーザーになってみた

晴れ 気温:最低 - 3℃/最高 17℃

強風の一日

昨夜からの嵐は未明まで雨が降り続け、その後も強烈な風が吹き荒れた。強風のおかげで雲という雲はすべて吹き払われて、文字通り雲ひとつ無い空となった。冷たい北風のおかげで強い陽射しにもかかわらず、終日(外では)寒い一日となった。早朝に緊急電話回覧が回ってきて、本日は強風のためピラタス蓼科ロープウエイは運休とのことだった。この風では確かにそうするほか無い。

それにしてもこの季節に氷点下になるというのもめずらしい。ラウンジの窓からの眺めは日に日に緑色の要素が濃いものに変わっている。もっと標高の低いところではすでに新緑の森になっているが、ピラタスの丘では後ほんの少し待つことになりそうだ。


Gmail を使い始めた

ひょんなことから(というか、単純に気がつかなかっただけのことなのだけれど)Google の運営する Gmail を使い出して3週間になる。詳しいことは Google のサイトで調べていただくとして、じつにこれは Google が今後目指す方向性を示唆する革新的な Web Mail for "Web 2.0" なのではないかと感じさせる。

メールを通じて(いまだ明確な定義がなされていない、と僕には思われる) Web 2.0 というもののひとつのかたちを体験することが出来る。インターフェイスの良さ、セキュリティー、徹底したスパムメール対策による快適性、Google のサーチエンジンテクノロジーによっていつでも必要なメールをリストアップできるメールの仕分け不要の便利さには実際感銘を受ける。

僕は以前から Google Analytics のユーザーである関係で Google アカウントを持っていたので、登録と利用開始は簡単だった。初めてのひとはどんな手順になるのかはよくわからない。いずれにしても 連携アプリケーションの Google Nortifire をインストールすることによって2分ごとに更新されるメールリストのタイトルと内容の一部が心地よいサウンドとともにデスクトップ右上に表示されるのはじつに新鮮な体験だ。確実にメールコミュニケーションがスムーズになったことを実感している。


蓼科高原ピラタスの丘・写真日記

それはそうと excite. のブログサービスを利用して「蓼科高原ピラタスの丘・写真日記」というブログをテスト運用し始めた。

これはタイトルどおり「日々つれずれなるままに撮影した写真たちのアルバムです。クリックすると拡大します。」という、写真とショートコメントの簡単なブログだ。このブログに載せきれなかった写真や、観光にかかわる最新情報を"What's New"的に載せるための場として開設してみた。

URLは http://psunset.exblog.jp/ なので、興味のある方はご覧下さい。今後とも観光情報や開花情報やスキー情報なんかを載せていくつもりです。ブログ公開システムというのは、このような累積的あるいは時系列的情報を管理したり公開したりするのに最適のシステムなので、これを利用しない手はないと考えたしだいです。


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2007年05月12日

3738 ドライブには最適な季節

晴れ 気温:最低 0℃/最高 18℃

昨日の嵐というか「荒天」は5月中旬としてはきわめて異例のことだった。写真はピラタスロープウエイのスタッフの方の撮影になるものだけれど、山頂駅から始まる高山植物の宝庫「坪庭」もかなりの積雪に見舞われたようだ

集会路は改めて除雪してスニーカーでも歩けるようになっているそうだ。強の陽射しでかなり雪も溶けたと思われる。昨日登山をしていたひとは大変な思いをしたかも知れない。判断を誤らなければ大事に至らなかったとは思うけれど、すさまじいダウンバースト現象だったから。

それはそうと、ピラタスの丘の野鳥たちもほとんどのメンツが顔をそろえてきたようだ。個人的にはウグイス、アカハラ、ホトトギスがご贔屓の歌い手なのだけれど、ホトトギスをまだ聴いていない。未明から午前5時頃に起きて外に出てみれば森中からじつに美しい合唱が聞こえてくる。

今日は昨日とはうって変わって穏やかな晴天に恵まれた。最高気温は20℃以下だけれど陽射しの元では25℃まで寒暖計の水銀柱は昇った。雪解け水をたっぷりと吸い込んだ森からは陽射しを浴びて間断なく霞のような水蒸気が昇っている。

そうして空に昇った水蒸気はすぐに雲になって山を駆け上がっていく。時としてそれは積乱雲へと成長して、昨日のような激しい雷雨をともなったダウンバースト現象を引き起こす。山の天候はじつにめまぐるしく変化する。ここに暮らしているとすっかり慣れてしまうけれど、やはりその激変ぶりは「想定外」だ。

この季節はビーナスラインを、特にオープンカー(キャブリオーレ)で走ると最高だ。アルファロメオのライトウエイトな車種とか、ロードスターなどでドライブしても最高のコースとなる。ある意味ではバイクより楽しめるかも知れない。

僕もランドローバー・ディスカバリー2の18インチアルミホイールに 255/55R18 VR のピレリ・スコーピオン・ゼロという高速SUV専用タイヤを奢ったので、2.5トンの車重をものともせずにコーナーを攻めたりしている。あんまりやるとタイヤがするすり減ってしまうので「たまに」だけれど。まあ、MTBにシティースリックタイヤを履かせたみたいな感じでけっこう楽しめる。

さて、明日は除雪機を整備してからしまい込む。外したスタッドレスタイヤを良く洗浄して乾かして格納する。そろそろクルマの洗車もしなくっちゃ。駐車場に砂利を運んできて均らさないといけないし、いろいろな雑事が山積してきた。あ、そうそう、梅雨入り前にテラスにステインをたっぷり塗り込むことを忘れてはいけなかった。

貧乏暇無しってか。


※1〜2枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
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2007年05月13日

3739 野生の鹿の脅威・猛威(美しい生き物なのだけれど)

晴れ 気温:最低 1℃/最高 15℃

朝から快晴でしたが、春霞のようにもやっとした大気は雪解けの水分がまだ充分蒸発していないことの現れのようです。かといって湿度が高いわけではなく、反対にからっとしています。蓼科の特徴として年間を通じて湿度が低いということが挙げられるほどですから。

諏訪地方はあの満々と水をたたえた諏訪湖畔ですら、朝日が昇ったとたんに真夏でも湿度35%になってしまうほどです。蓼科も同様で、真夏でも湿度は30%台なのです。最高気温も東京で40℃を越えているその同じ時間に22℃ほどしかないのです。

森も日に日にその色を新緑に染めつつあります。しかし、去年までと決定的に異なるのは、僕らはもはやイノセントに「野生の鹿はかわいい」などといっていられなくなったことです。もちろん、野生動物との出会いは理屈抜きに感動的です、そのことは変わりません。

が、ここまで危険が増し、食害によって貴重な森林や山野草や草原が致命的打撃を受け始めたいま、こころを鎮めて冷静に鹿たちの生態を観察し、心を鬼にしてでも取るべき対策を実行に移さなければならないと決意するのです。

今日の2枚の写真はペンション・サンセットのすぐ隣りの森の樹木ですが、鹿が届く範囲の樹皮がきれいに食べられてしまっています。この樹皮は再生しません。この「傷」によってこの木は早晩立ち枯れし、数年のうちに風倒木となります。このような状態にされた樹木が1ヘクタール(100m×100m四方)に20本ほど在り、それは全体の20%異常に当たります。

その結果がどのような事態を招くかはここのとことこの日記でも繰り返し書いてきたので今日は書きませんが、これは甚大な自然破壊、環境破壊につながるゆゆしき事態なのです。これは動物愛護の精神の本来の姿ではなく、その原理主義的側面に対策をはばかってきた行政の失策といっても良いでしょう。これは動物過保護による生態系の破壊現象です。

日が暮れた後から未明にかけて、夜行性の鹿が群れをなして悠然と道を渡る姿に驚かされることは、いまではめずらしくなくなりました。長年にわたって天敵が無く、人間たちには脅されるどころか手厚く遇されてきたかれらはなにも畏れるものはなく、車がはねそうになって急ブレーキを踏んで止まっても、悠然と、ガンをつけるかのようにこちらをにらみつけて立ち止まります。

もちろん、彼らにはヘッドライトに照らされるとフリーズしてしまうという習性があるのですが、昨日の夜僕が遭遇した鹿は、そうではなかった。ヘッドライトを消してクラクションで注意を促しても、まるでガンをつけるかのようにこちらをにらみ返して、これじゃいまはやりの「上から目線じゃん」って感じだったのです。これには唖然としましたね。日光の猿たちと同じじゃないですか。

全国で鹿の過剰増殖は加速しているそうで、いますぐ手を打ってもすでに手遅れかも知れないと専門家は口をそろえます。これは「野生鹿による自然破壊、環境破壊、生態系破壊」なのです。動物愛護団体の協力と理解も得て、協調体制で適切な対策が急がれます。ここに住んでいると、実際問題としての危機感を自然に抱くようになります。それほど被害は甚大で、鹿の振る舞いは傍若無人になってきているのです。

ということで、蓼科とりわけピラタスの丘を訪れるお客様と野生の鹿との邂逅(かいこう)の機会も以前とは比べものにならないほど高確率になっています。出合えばそれは感動しますよ、いろんな問題なんて忘れて。

でもそのときの感動を大切にしつつも、いまここで起きている現実もまた頭の片隅に置いて機会あれば考えていただければさいわいです。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月14日

3740 蓼科湖は美しい湖なのです、たぶん

晴れ 気温:最低 - 1℃/最高 16℃

いよいよ新緑の季節到来。なんとも美しい蓼科高原。やっぱりすきなんですよね、他で暮らすことなんて考えられない!きょうの日なたは23℃、しかし日陰はフリースを着込まないと凍えそうなほど風が冷たかった。

あいかわらず、夕暮れが綺麗だった。

僕の中では昔から蓼科高原の中心は「蓼科湖」なのです。それは初めて当地を訪れた20歳の頃から変わらぬ想いなのです。なぜそうなのかはわからないのですが、たぶんその出会いがあまりに強烈で瞬時にこころの奥深くまで「刷り込まれて」しまったのだと思います。

蓼科湖の周回路は桜の見頃。新緑と桜と八ヶ岳のコントラストが美しい。蓼科湖なんて小さな湖で、どちらかというとひなびた田舎っぽい「池」じゃない、なんてよく言われてしまうのだけれど、それは違うと思います。

折しも新緑の季節、蓼科湖から八ヶ岳を望むこの情景はこの季節ならではのきわめて絵画的なものです。陽射しの強い時間はどの湖も表情に欠ける、と個人的には思っています。湖畔を散策したり写真撮影するなら、朝か夕方がおすすめですよ。まったく違ったセンチメンタルな、アーティスティックな風景をきっと見せてくれるはずです。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
 これらの写真は僕がいつも持ち歩いている Richo Caplio R5 で撮されたものです。

2007年05月15日

3741 記憶としての風景、記録としての風景

晴れ 気温:最低 1℃/最高 15℃

今日は風が冷たい一日になりました。陽射しは初夏のような強いものなので、日焼け対細工をがっちりしないと外での作業でひどく日焼けしてしまうほどなのですが、風はびっくりするぐらい冷たいのです。じつに薄手のフリースを着て動き回ってちょうど良いのです。

ピラタスの丘ではもうすぐといった感じですが、少し標高を下げればそこはすでに新緑の世界になっています。落葉松の新芽がうちの敷地内の落葉松でも芽吹き始めていました。今日はたくさん写真を撮ったのですが、全部はとても載せられないのが残念です。お見せしたいものだけでも50枚はあるので・・・。

1枚目の写真はピラタスの丘ペンション村から蓼科湖に向かう途中のプール平というところと滝の湯の中間地点の風景です。すっかり新緑の森になっているでしょう?この透き通るグリーンはなんとも表現のしようがないほど美しいものです。

特に白樺やその同類のダケカンバの新緑は息を呑むほど美しいのです。手前の二本の木がそれです。


そこから1分ほど車を走らせると標高1230mの蓼科湖です。蓼科湖周辺はまだ桜の花が満開の場所が何カ所かあり、湖畔でもピンクの花をつけた樹木が彩りを添えています。湖を囲む森はすっかり新緑に覆われて透き通る緑色のグラデーションを見せていました。

その向こうには未だ冠雪している南八ヶ岳とそれに連なる北八ヶ岳を望むことが出来ます。手前の森はその姿を湖面に映し込んでまるで一幅の絵画を見るような感動を覚えます。そのような写真は昨日の日記に載せたので、今日は蓼科湖半の新緑の森の写真を載せることにします。

明日はこのつづきを載せたいと思いますが、また良い風景との出会いがあって良い写真が撮れたらそれも載せますね。

この10年間の蓼科高原日記を読み返してみて、自分で読むに耐える文章になってきたのはほんのここ数年のように思われます。なにしろ小学生の頃は作文と聞いただけで泣きべそをかくほど文章を書くのが嫌いだったのですから、これは個人的にはエライ進歩だとは思いますけれど。

で、以前はポリシーとして風景もまたあえて「写真」で見せずに「文章」で表現するという試みを通してきたのですが、デジタルカメラの表現力の革命的進歩によって、写真と文章のコラボレーションが成立するようになったと確信したしだいです。こころの中の風景はいわば「記憶としての風景」なのですが、デジタル写真におさめた「記録としての風景」との差異がここまで小さくなれば、もう問題ないでしょう。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
 これらの写真は僕がいつも持ち歩いている Richo Caplio R5 で撮されたものです。

2007年05月16日

3742 新緑の北八ヶ岳

晴れ 気温:最低 - 1℃/最高 16℃

今日は昨日以上に冷え込んで、この時期としては異例な低温の一日になりました。それでも季節は間違いなく春から初夏へと着実に移ろっています。ビーナスラインをドライブすると、一面透明な緑色に染まった山や森に感嘆することでしょう。

横浜から移住して14年目に入った僕らでさえ、思わずため息が出てしまうほどの美しさです。桜もまだたくさん咲いているし、野鳥の美声の大合唱で目覚めることはできるし、からっとした冷風は天然のクーラーそのものだし、ああ高原暮らしっていいなあとにっこりしてしまいます。

毎年この季節になるたびに、やっぱり新緑の季節は一年でいちばん爽快だなあと実感します。蓼科は四季折々すばらしい感動を与えてくれるのですが、この季節のそれはまた格別なのです。


それはそうと数日前にダウンバースト現象と思われる嵐のような雷雨から雪や雹が降り積もったことを書いたのをご記憶かと思いますが、ピラタスロープウエイの山頂駅目の前の「坪庭」も写真掲載したとおりの雪景色に変わりましたよね。それが今日の写真ではこのとおり、すっかり(見た目には)雪がなくなっています。

ロープウエイのスタッフの方の撮影になる写真なのですが、このようにリアルタイムで標高2240mの様子をHPで知らせてくれるようになって、標高差で500m下にいる僕らもうえの様子をお客様にお知らせできるようになったわけです。ありがたいことです。

6月の第一日曜日には北横岳と赤岳の山頂で恒例の「開山祭」が執り行われます。いよいよ「夏山」シーズンです。入梅前の新緑の山並み、梅雨明けの7月の花いっぱいの山行、どちらも最高の季節です。ピラタスの丘ペンション村はロープウエイまで徒歩ですぐの場所にありますからべーキャンプに最適です。

さて、きょうの日記はいつもと違う環境で書いています。といってもペンション・サンセット以外の場所で書いているのではないのですが。じつは愛用のマック(Mac)ではなくて、今日納品になった中古の IBM ThinkPad T43 というノートパソコンで書いているのです。

OS はあえて Windows Vista ではなく、Windows XP SP2 を使う必要があってあちこち探したものです。で、コストパフォーマンスを考慮して以前から信頼を置いていたこのマシンを選択しました。求めているものが楽しさとかTVを見るとかといったことではなく、ペンション・オーナーなりのビジネスに特化した使い方をするからです。となると、すべてのアプリケーションが対応済みの XP に優位性があるという判断になりました。

Windows も XP 以降はとても「マック・ライク」なので、「すっと」使えるようになりました。Mac と同時進行で操作していてもあまり違和感がないですね。で、思ったよりもよくできたOSじゃん、というのが第一印象です。それぞれに良いところ悪いところはあるものの、これなら初心者はマックでもウインドウズでも大丈夫だと思いました。

それにしても、うわさどおり ThinkPad のキーボードのタッチは最良の部類です。キータッチにうるさい僕がそう言うのだから相当なものです。とても快適に文章を打ち込めます。ブログにはやっぱりノート・パソコンが良く似合うし、使いやすい。なんだか本当に「ブロガー」になった気分です、ははは。


※今日の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
※写真をクリックすると拡大してごらんいただけます。

2007年05月17日

3743 ThinkPad T43 とても気に入りました

雨 気温:最低 3℃/最高 13℃

昨日何を書いたのかよく覚えていないのですが、きのうから試しに IBM ThinkPad T43 という IBM が Lenovo に OEM した最後の機種の一つでこの日記(というかブログというか)を書いていることだけは確かです。Windows XP Professional SP2 と 独特の JIS配列のキーボードを使い始めて今日で2日目です。

感想としては思ったほど難しくない、なかなか快適じゃん、といったところです。まあ、これから何が起きるかわからないので、断言はできないのですが。とにかくインターネット・セキュリティーには格別に気を配って使っています。

現在のところカスペルスキーの「インターネット・セキュリティー」の30日間試用版を使っていますが、なかなかよいです。最初はおまけでついてきた Symantec の Anti Virus を使ったのですが、これはファイヤーウォール部分は Windows 内蔵のものにお任せなので、数時間で McAfee の Internet Security Suite の30日間試用版に乗り換えました。

これを約1日使ったところで、その重さにフリーズしたみたい感じになることや挙動不審なことがあったりで、現在のカスペルスキーに変えて現在に至っています。カスペルスキーのよいところはセキュリティーソフトがいま何をやっているのかということが明快に知らされるところです。

全部お任せであとは知らない、というのも一つの選択肢ですが、McAfee はそっちの方向性ですかね。それはそれでいいと思います。が、僕の場合やはり今何をやってくれているのかを知っていたい訳です。Mac OS X と違ってウイルスやワームや諸々の危険性はまさに「いまそこにある危機」だということを、自分で実際に Windows PCを使うようになって実感しています。

それと同時に、ああ、お客様の10人中9人までがこのような環境でインターネットをご利用なのだということもとてもよくわかって勉強になります。自分の作ったホームページがどのように表示されているかも確認できて、改善点もよく見えてきました。

Mac と Windows の両方を使い分けるようになってみてこれも悪くないなあと思い始めています。とても贅沢なことなんじゃないか、と。Windows ならではのハードソフト両面の選択肢の広さやコストパフォーマンスの高さ、互換性の高さがものすごくうれしい。その点ではMacユーザーは覚悟の上とはいえ苦労を強いられてきたから。

まあ、そんなことで、ここ数日は Windows に慣れることにかかりっきりになっています。あ、それとトラックパッドやIBM独自の「トラックポイント」に慣れることに集中しています。だいぶ慣れてきたかな。

僕が初めてパソコンを使うようになったのはビジネスマン時代に会社に導入されてきた MS DOS 3.1 のマシンだったから、その経験が生きているのかもしれず、思ったほど違和感がない。1980年代のあの頃から、Cドライブだの、Dドライブだのといった仕組だったし、なにかにつけては DOS プロンプトで作業しなければならなかった時代だったから。

初めて使った仮名漢字システムは ATOK9 だったと記憶している。ワープロは一太郎、表計算はロータス1・2・3 だった。ペンションを始めてからはまずワープロ専用機を2年使い、Windows 3.1 を使うつもりだったのがひょうんなことから Mac のパワーユーザー(?)になってしまったのだった。

時代は変わっていまや普段使いのPCは何だってかまわないというところまであと一歩って感じになってきたから、 2000年以前の Mac VS Windows それぞれのユーザーが反目しあうなんて時代があったこともまた懐かしく思われる。

時代はまさに Web 2.0 に変わろうとしているのだ、いまいちよくわからない感覚的な概念だけれどね。

※写真をクリックして拡大してじっくりとご覧ください。
※ものすごく程度の良いこの中古PCは楽天市場のアンカーネットワークサービスで購入しました。おすすめです。

2007年05月18日

3744 Windows体験2日目

晴れのち雨 気温:最低 1℃/最高 13℃

5月16日、 IBM ThinPad T43 が納品になって完全リニューアルされた管理画面へのアクセスが可能となったので、インターネット宿泊予約サイト大手の「じゃらんnet 」再開の手続きを取り、早速販売再開にこぎ着けました。思わぬ出費となってしまったけれど、お客様の利便性と、当方としての販売機会損失の両面から必要なコストと割り切るほか無いですね。

昨日書いたように新しい体験、新しい視点を持つことが出来たので、対投資効果は期待以上だったといえる。まずはペンション・サンセットのホームページをノート型パソコンのXGA(1024×768)の液晶モニターでご覧いただいたときにすっきりと一画面で収まるように小さく作り直すことから着手します。

また、Windows版の各ブラウザーの表示のクセも把握したのでそれにも対応しようと思います。セキュリティーソフトはカスペルスキーのものに決定し、OEM版の MS OFFICE 2003 Personal SP2 のインストールもすませ、かな漢字変換システムとして愛用してきた ATOK2007 も導入しました。

これで一通りのことは出来るようになったけれど、ブログの更新は出来てもホームページの更新はまだ出来ない環境のままです。画像処理はパワーのある Power Mac G5 で行うとして、編集とアップロードに関しては IBM Home Page Builder v.11 Premium あたりを導入しておけばいざというときには ThinPad T43 で更新が可能なので、そのようにしようと考えています。

メール環境は、Eudora Pro v7.0J、Thunderbird 2.0、Outlook Express、Outlook 2003 を比較してみた結果、大好きな Eudora Pro は動作に不安定なところがある、Thunderbird はアカウントの扱いにいまひとつなじめない、Outlook Express はちょとね・・・。ということで、とりあえず MS OFFICE 2003 Personal に付属する統合ソフト Outlook 2003 SP2 を使い始めました。

これはカスペルスキーの「インターネット・セキュリティー」のフル機能対応メールソフトが上記の中では Outlook 2003 と Eudora Pro v7.0J のみというのも考慮した結果なのですが。 Eudora Pro がもう少し安定性を増してくれれば使い慣れているし、なんといってもメールの分類や検索や移動がすこぶる簡単軽快にできるので決まりなのですが。

まあそのあたりは、サブマシンという位置づけなのでとりあえずはこれでいこうと思います。

今日は朝から快晴だったのですが、予報どおり午後3時過ぎから雨になり、しだいに激しさを増してきました。晴耕雨読ということで、WindowsとWindowsマシンに慣れることに専念しています。こういう「学習」というのはじつに久しぶりのことなのでとても新鮮に感じます。それが高じて2日連続で徹夜してしまいました、ははは。

Windows XP のことも好きになりましたよ、かなり。今度出た Mac OS X ととても良く似た Windows Vista もね。これは皮肉じゃなくって、Windowsユーザーの人たちも美しいビジュアル効果やインターフェイスでよりよいPC体験ができることと思います、ホント。でも、ビル・ゲイツというひとはどうしても好きになれない、個人的には。彼が本気になればもっともっとずうううううっと良い革新的なOSやアプリが作れるはずなのに・・・という部分で好きになれないのね。


※写真をクリックして拡大してじっくりとご覧ください。
※ものすごく程度の良いこの中古のThinkPadは楽天市場のアンカーネットワークサービスで購入しました。なかなか出物がないので、とてもラッキーでした。

2007年05月19日

3745 Windows体験3日目

雨のち晴れ 気温:最低 5℃/最高 15℃

いま、ラウンジの吹き抜けの大テーブルで、ThinkPad T43 を(初めてバッテリー駆動で使って)この日記を書いています。こういうのが10年来の夢だったのですよね。蓼科高原日記もこんな風に実際の風景の中で書きたいとずうっと思っていました。気分最高です。(^_^)b

きのうは晴れのち雨で、夜半からは激しい降りとなり未明にはダウンバースト現象で台風のような風雨となりました。落雷にトラウマのあるパル君はこうなるとどんなに激しい雨にずぶ濡れになろうと犬舎の外に出てしまうので、結局徹夜で見守ることになってしまいました。ちょうど寝ようと思った4時頃から雷雨になったのです。まあ、屈強なシベリアンハスキーの身体はこんな雨に濡れたところで全然平気なのかも知れませんが。

なんていいつつも新しいマシンとOSにちょっと夢中になっているのも事実なのですが・・・。う?ん、やっぱりビジネスに特化して使うとなるとWindowsのほうが何となくいいようですね。良くも悪しくも遊びの要素が少ない、実利的という意味で誠実なOSのように感じています。

寄らば大樹の陰っていうか、メジャーな気分というか、そういった安心感に満たされます。ああ、みんなと同じだっていうような。これはこれで心地よいものです。まあ、僕の場合はお客様のホームぺージ閲覧環境を身をもって知るという意味でもとてもとても勉強になるということが大きいのですが。

IBMとして製造した最後のマシンの一つである ThinkPad T43 を選択したのは正解でした。とても作りが良くて、よく考えられた「思想のある製品」ですね。派手さやしゃれっ気はないけれど文字通りビジネスマンが実際に持ち歩いて使い倒す環境に十分に耐え抜くノートパソコンになっています。

ただ、標準の512MBのメモリーではやはり必要最低限という感じですので、最低1GBできれば2GBに増設したいところです。初めてノートパソコンメインで仕事をしてみて、これだったら次期導入するMacはMaBook Proがいいかな、などと思い始めています。なんといっても場所を選ばないことと、音が静かなところがいいです。Windows Vista も(たぶん)ネイティブで起動できるだろうし。

それにしても数年前からそうですが、特にマクロメディアを買収してからの Adobe はひどいですね、 Symantec もそうなってきていますが、まるで Microsoft みたいな感じです。やはり寡占状態というのはろくな結果を招かないようですが、インドのタミルとヘッジファンドの結託による鉄鋼業界の再編に象徴されるように世の中というか世界はおかしな方向に突っ走りだしているようです。

ネオコンなんてろくなものじゃないと思います、要するに自分の金もうけしか考えない連中ですから。これが「グローバリゼーション」というものならば、そんなものは早いところたたきつぶさなければ人類の未来はきわめて暗いものになりそうです。

うちのホームページにヘルプをもうけた件ですが、自分で「学習」してまでも見たいホームページなんてほとんど無いのではないかという時代になったのだと思います。時代の流れを嘆かわしく思ったところで何も変わらないので、対応していくほかないようです。今後はFAQなんかも必要かと思っています。すべては「アクセシビリティー」と「ユーザビリティー」のために、ということです。

というような内容のメールを親しいお客様とやりとりしたわけです。そういうことなので、そのまま日記にしちゃいました。N様、悪しからず。(^^ゞ


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
※ものすごく程度の良いこの中古のThinkPadは楽天市場のアンカーネットワークサービスで購入しました。一発目の検索で引っかかるという幸運に恵まれて入手できました。

2007年05月20日

3746 Windows体験4日目/スリルとサスペンス

晴れ 気温:最低 3℃/最高 18℃

インターネットのスリルとサスペンス

歳のせいでしょうか、お疲れ気味です。まあ30代の頃とは違うのだから、これは年齢相応というものですね。これだけ集中的に Windows XP SP2 の流儀に慣れる、扱いに習熟するにはそれだけのエネルギーが必要なのだ。

それにしてもさすがというか、噂どおりというか、Windows を使っているといろんなものが入り込んでくるのですね。ルータをかませたりセキュリティーソフトを入れておかなかったら、確かにこれは大変なことになりますね。そこが、その点では「無風状態」のMac環境と決定的に異なるところかも知れません。

今日は Symantec Norton 360 なんていう日本的なネーミングのセキュリティーソフトと、トレンドマイクロのウイルスバスター2007のお試し版をインストールして試してみましたが、前者はインタフィエスは優れているものの、ノートンシリーズ共通の「なにをやっているかが見えづらい」欠点がありました。ほんとうはすごいことをやっているのだろうけれど、それをわかりやすく見せることを考えていないで「お任せ下さい」って感じかな。

後者は初心者にもとても親切な説明を用意してあって好感が持てるのだけれど、機能的にはなんだかちょっとトレンドを外している。もちろん必須機能は完備しているのだけれど、競合他社の製品に比べると、ポジショニングが中途半端かも知れない。

結局のところ好き嫌いのレベルでしかないのだけれど、僕の場合はカスペルスキーがベスト、McAfee の Internet Security Suite がベターという印象だった。で、現在は McAfee の Internet Security Suite を暫定首位としてインルトールして稼働させて様子を見ているところです。

いずれにしてもこれは真剣勝負、Macしか使っていなかったときには絶対に味わえなかった(セキュリティーに関する)スリルとサスペンスに満ちた体験です。どんなOSでも世界標準になっちゃえばとたんに現在の Windows と同じような(まったく同じではないだろうけれど)状況になるのだろうなあ。

セキュリティービジネスが、あらゆる分野にわたってますます繁栄していく時代なのだろう。


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2007年05月21日

3747 Windows体験5日目/新たなる出発?

晴れ 気温:最低 1℃/最高 20℃

ここのところ Windows と Mac との協調環境作りに忙殺されています。とはいっても、難しいことはあまりなくて、 Air Mac のベースステーション3台による無線LANにも ThinkPad T43 は難なく接続できたし、至れり尽くせりのオンラインチュートリアルと IBM と LENOVO の協調的サポート引き継ぎのおかげでほとんどのことはウェブサイトのナレッジベースで解決できます。

驚いたのは、Windows の世界では非営利的な相互サポート的コミュニティーが見あたらないことなのだけれど、これだけメジャーなOSになるとそんなもの必要ないのかも知れないし、ユーザーもマニアックであったりフェティッシュであったりはしないのかも知れない。

検索のしかたが悪いだけで、たぶんそうした情報発信を根強く続けているサイトやブログが必ずあるとは思うので、楽しみに検索を続けている。1980年代末からの MS DOS ユーザーとしてはなんだかとても懐かしい感覚に襲われるようになってきた。「コマンド・プロンプト」の画面で操作する時なんてものすごく懐かしい。

ということで、20年を経て再開したみたいな感じで、もはや違和感はないのです。こんなにすぐになじめてしまうなんてあまりにも意外でした。なにしろ僕はかつては筋金入りのマック狂信者でアンチ・ウインドウズの先鋒だったのだから。今は昔ですね、いまやOSなんて安定性と安全性と軽快さがあれば何だって良いと思っています。

今回自分が Windows ユーザーになってみて、新しい発見や体験がたくさんあってこれは対投資効果抜群だったと考えています。特にいまやペンションの集客メディアのメインになりつつあるホームページに関して、じつにさまざまなことを学びました。ああ、なんて独りよがりなHPだったのだろう、て。

多くのお客様がそうであるようにノートパソコンの14.1インチ〜15.4インチの液晶画面でご覧いただいたときに、おさまりの悪いレイアウトになっていたこととか、リンクをクリックするときのマウスとトラックパッドの操作感の違いとか。

だから現在はマックでつくったホームページを、ThinkPad T43 の XGA(1024×768)の画面でチェックしています。チェックするとその場で直したくなるが人情なので楽天市場最安値で「ホームページビルダー V11 プレミアムパック」を注文してしまいました。IBMがつくったソフトだしね。

基本的には Adobe GoLive CS2 と Photoshop CS2 と Clover Diary と Movable Type でホームページをつくっている。しかし、最近は Jedit というテキストエディタで直接コードを打ち込んで FTP ソフトの Transmit でアップロードするパターンになってきているので、「ホームページビルダー」が入っていれば ThinkPad でも充分更新作業は出来ると思うわけです。

デジタル一眼カメラで撮った写真の処理はちょっとしんどそうなのでそれは Power Mac G5 DUAL 2.0Ghz 3GB Memory + 24 inch Flatpanel Display(1920×1200) で行って Google の Pisca Web Album Uploader でアップしておいて、オンラインで ThinkPad で利用すればOKなのね。

オンラインストレージって(メールも含めて)そういう利便性があるのだと言うことも実体験できてとてもうれしい昨今です。いずれにしても自分の制作運営しているホームページの問題点がかなりはっきりわかったので、今日から早速修正を始めています。

今月中にメインコンテンツもレイアウトもデザインも構成もすべてゼロから考え直した大リニューアルを計画しています。まあ、ある意味「メインコンテンツ」である「蓼科高原日記」およびそのブログ版は現状維持と言うことになりますが。

ペンション・オーナーとして、またウェブマスターとして一から出直す良いきっかけになった今回のWindows 入門でした。やばい、Windows も Mac もどっちも好きだ〜状態になりつつあるみたい。


今日の写真はペンション・サンセットの駐車場から見た蓼科山です。ずいぶん青々として生きています。もうすぐ新緑の初夏の景色になります。クルマのフロントスクリーン越しに(ずぼらして)撮ったのでちょっと写りが悪いけれど。


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
※今回愛機となったものすごく程度の良い中古の ThinkPad T43 は楽天市場のアンカーネットワークサービスで購入しました。Mac 同様に愛着のわく数少ないマシンです。

2007年05月22日

3748 Windows体験6日目/坪庭の様子など

曇り時々晴れ 気温:最低 4℃/最高 18℃

「Mac使い」の僕にとっては初めてのWindowsマシンである IBM ThinkPad T43 (これ以降は Lenovo 製になっている)にもだいぶ慣れて来た。このマシンは元箱に入っていたので「Manufactured for Lenovo」であること、2006年06月19日製造であることが明記されている。マシンタイプは「1871-34J」である。

Windows Vista Premium に対応しているとうたっているが、このスペックだと Vista Home Basic あたりがさくさく動く限界のような気もする。まあ、ぎりぎりのところでアップグレード可能だということか。それには今でも足りないメモリーを2倍の1GBにする必要があるだろう。いずれにしても今のサブマシンとしての使い方では XP Professional SP2 がアプリケーションの対応済んでいるし安定性もあるのでこのまま使い倒すつもりではある。

次期導入マシンとしては、場合によっては Macではなくて Windows マシンになるかもしれない。デスクトップになるか、ノートブックになるかはこれからの体験次第ということで。物珍しさだけではなくて、ThinkPadばかり使っている昨今だ。第一にどこでも好きなところで楽な姿勢で仕事できるということ、音が静かだということ。この2点はピラタスの丘のように静寂に包まれた環境では特に重要なのだ。

ノート型パソコンの性能向上が著しく、どうしてもデスクトップPC出なければできない作業というのもあまりなくなってきた昨今だから、ノート型パソコンを二台という選択肢もありだと考えるようになった。そのように考えるようになった自分にいささか驚いてもいるけれど。

さて、今日はここから標高差500m近く登った「坪庭」の様子の写真をお借りしたのでアップする。すでにガンコウランの花が咲き始めているとのことです。「とはいえ、これを花と一見できる方は少ない様です、非常に小さく、蕾や種に見えてしまうからでしょうか・・・」というコメントには素直に納得です。

白樺湖?車山のレンゲツツジの群生地もそろそろ開花しそうなタイミングです。また6月第一日曜日の八ヶ岳「開山祭」を目前に控えた北横岳も遠くから見る限りこんな感じでだいぶ歩きやすくなっているようです。が、蓼科山も同様ですが日陰や北斜面にはびっくりするほどの残雪があったりするので、アイゼンなどの用意は必須です。


※今日の1〜2枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載。
※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。
※今回愛機となったものすごく程度の良い中古の ThinkPad T43 は楽天市場のアンカーネットワークサービスで購入しました。Mac 同様に愛着のわく数少ないマシンです。

2007年05月23日

3749 Windows体験7日目/新緑の季節

晴れ 気温:最低 3℃/最高 21℃

きょうは、というか今朝は午前4時まで仕事をしていたので、床につく前にラウンジの窓を開けて鳥の歌声を聞くことが出来ました。この季節は夜明けが早い。野鳥たちは未明から歌い始め夜が明けてからも2時間ほど歌い続ける。番の季節だから自分のテリトリーを主張する歌声が文字通りカンタービレで演奏されるのです。

互いに鳴き交わしながら森のあちこちで、じつにさまざまな歌が交わされている。静寂に満ちたピラタスの丘では、それはまるでドルビーサラウンドのような透明感と立体感を持った3D音源として聞こえる。目を閉じるとその音空間の心地よさに思わずめまいがするほどです。

ピラタスの丘もずいぶん新緑が芽吹いて、山もその色を透明なグリーンへと変化させた。山桜が咲き、芝桜も咲き始め、ジャーマンアイリスなどの水仙やチューリップが咲き始めた。いよいよ新緑と山野草の季節が始まる。ここに暮らす住人としては梅雨入り前のこの季節を「初夏」と捉えている。これは理屈ではなく「実感」なのです。

梅雨明けの7月は短い「夏」の始まりであり、百花繚乱の季節、8月にはいると暦どおり「立秋」(8/8頃)には秋風が立つ。もう秋が始まるのだ。だから花を愛でたければ5月〜7月が最盛期で、8月では遅すぎる場所もあるということを記憶の片隅に入れておくと良いと思います。

今日の写真は蓼科山のアップ。ピラタスの丘と蓼科山とは谷をひとつ隔てただけだからものすごく近い。いつもこのぐらい大きな映像として間近に望みながら暮らしているわけです。見る限り残雪なんてまったくなさそうに見えるのですが、日陰や北斜面にはびっくりするくらい(年によっては1m以上!)あることも。装備には充分気をつけてください。

蓼科高原ピラタスの丘は一年でもっとも美しい新緑の季節を迎えます。蓼科高原のドライブルートはすでに新緑のトンネル状態になっています。気候も暖かくなり、オープンカーでのドライブには最適の季節になりました。もちろんセダンでも窓全開で走れば気分最高です。

ただ散歩しているだけで、空を眺めているだけで、吹き抜ける緑の風に頬をなぶらせるだけで、心底癒される場所が、ここピラタスの丘なのです。ぼくらはそんなこの地を愛して集まった仲間たちなのです。ペンション仲間も別荘の住人も、そしてもちろんお越し下さるお客様も!


※写真をクリックすると拡大されますので是非大きな画像でじっくり鑑賞してください。

2007年05月24日

3750 「なぜ?」と考えないこと

晴れ 気温:最低 6℃/最高 21℃

あ、きのうは「Windows体験7日目・・・」なんてタイトル書いたくせに、Windowsのことを全然書かなかったのね、いま気がつきました。潜在意識として、あんまりその話題ばかりでもいかがなものかって気がしていたもので抑圧されて書けなかったのかも知れません。で、今日はWindows体験8日目です。

ちょうど1週間でほぼ「感触」はつかめたって言うところでしょうか。まあ、初心者でなければMacからWindowsでもその反対でも移行あるいは併用は1週間もあれば第一段階はクリアーして実用になってくるのではないかと、自分の体験からはそんなふうに感じます。

コツというものがあるとすれば、それは「なぜ?」と考えないことでしょうか。「そういうものなのだ」とまずすべてを受け入れてそのOSの作法に全面的に従うことのような気がします。僕の場合キーボード配列も異なっていて、Macは「アスキー(英語のみ)配列」なのにThinPadは(基本的には)「日本語JIS配列」なのでいろんなキーの位置が違うのです。でも、もうそれも頭を切り換えて違和感なく使い分けられるようになりました。

いや〜、人生勉強になりますね、こういうことからも学べることがたくさんあるようです。この世界に異を唱える前に、まず全面的に受け入れることって、大切な基本ですよね。そこから、そこからしか、すべては始まらない。

さて、今日のピラタスの丘は(全国的に暑かったのかも知れませんが)今年でいちばん気温が高く感じられた一日になりました。といっても気温は21℃程度だったのですが陽射しが強烈で、日なたの温度はちょうど30℃になっていました。

夜になってもあまり気温が下がらず、まだ10℃以上もあります。ここまで来ればもう暖房はいりませんが、もっと温暖な地方からいらっしゃるお客様にとっては現在の室温18℃というのは暖房を必要とする気温のようです。ということで、ご宿泊の節はちゃんと暖房を入れますからご安心下さい。

僕ら的には「今夜は蒸し暑い」ということになります、室温が18℃もあるのだから・・・。

窓外の景色は日ごとに青さを増して、新緑の透明なきらめきが窓から差し込む光に緑のスペクトルを加えています。こんなにも美しい新緑の蓼科にお越しになるお客様がものすごく少ないというのはじつにもったいないことだと、毎年この季節になるたびに思うことです。

つい今し方すぐ近くの森を野生のキツネが走り抜けていきました。ぎゃーんぎゃーんという威嚇の吠え声を立てていましたから、きっと野生の鹿の群と鉢合わせしたのかも知れません。いまではここで出合う野生動物の中では鹿がもっとも多い動物となりましたから。

さっきもペンション・サンセットの敷地の向こうの森の中をぞろぞろと通り抜けていきました。じつに悠然としたものです。天敵はとうの昔に滅び去り、脅威と呼べるものも久しく存在せず、手厚く保護されてきた彼らにとって人間は敵ではなく、怖いものなしです。

彼らによる山の自然破壊を目の当たりにしている僕らとしてはじつに「微妙な情景」ではあります。


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2007年05月25日

3751 モラルなき輩に国を売る者たち

雨 最低6℃ 最高13℃

昨夜半から降り始めた雨はかなり本格的なもになり、終日本降りとなりました。車がすっかり洗車できてしまうほどびしゃびしゃと降っています。そんな雨の中でも、自分のテリトリーを守るために必死に鳴き交わす野鳥の声が森にこだましています。

ここまで降られると今日は屋外作業は何もできません。農家の人や土木建設業の人はそれでも仕事をしているのでしょうね、大変なことです。それなのに、そういう仕事は「肉体労働」と呼ばれ古来より「知的労働者」と呼ばれる人々よりも格段に賃金が安いのはいったいなぜなのだろう。

ホワイトカラー出身の僕がこんなことを思うくらいだから、当事者の人たちの思いはいかばかりかとちょっと考え込んでしまいます。そもそも賃金は労働の対価であるという考え方というか、定義そのものが違うのではないかと思う昨今です。

賃金とは社会的優位に立つもの(すなわち経済的勝者)が社会的弱者を使役するためのインセンティブに過ぎないのではないかと思われてくる。そうでなければ「会社は株主のものである」なんて暴言を吐いて捨てるやからが闊歩する現代のような世の中は成立しない。

企業は確かに株主のものであるかもしれないが、企業活動は社会的なものなのだ。経済は資本家が金儲けをするための活動ではなく、社会を成立させるエンジンのようなものなのだ。そこには社会的使命とか社会的モラルとか社会的責任そしてある種の金儲けとは背反する理念がなければならない。

そいういったものをすべて無視して経済をゲームにしてしまったのが、金だけはたんまり持っている「ネオコン」という拝金主義資本原理主義者たちだ。かれらにはこの世界をよりよいものにしようとか、自分のマネーゲームが世界や社会やそこに暮らす市民にどのような影響を与えるかなんて金輪際考えない。

あるのは金儲けという勝利を目指したゲームだけだ。このようなやからが支配する世界は闇であり、社会的病(やまい)であるといわざるを得ない。貨幣経済はカタストロフィーの一歩手前まで来てしまったようだ。それにつけても我が国政府の脳天気ぶりにはあきれてものもいえない。

彼らには自分の国の経済や企業やそこに働く市民を守ろうという気概のかけらも感じられない。グローバリズムというスローガンの元に世界制覇を目指す米国ネオコン集団の意のままに「ぱしり」のごとき言動を繰り返すばかりだ。米国ネオコンの手先たちによっていったい幾百の伝統的日本企業が「公的資金」という名の血税を持参金にして外資にたたき売られたか、リストアップしてみるがいい。昔懐かしい「売国奴(ばいこくど)」という死語は彼らのために復活すべき時だ、と思うのね、最近。


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2007年05月26日

3752 新緑の中でふたたび思うこと

晴れ 気温:最低 2℃/最高 16℃

買い物に出かけようと駐車場に出ると、ちょうどウチの周辺をテリトリーとするおなじみのキジバトの雄がやってきて、すぐそばの落葉松の木にとまったのでした。これだったら写真におさめられる距離だと思い、あわて手首からぶら下げた Richo Caplio R5 で速射したたった1枚の写真がこれ。この直後彼は飛び立って他の木へと移っていってしまった。

写真を見てわかるとおり、都会で見かける鳩とはだいぶ違っている。近くで見るととても綺麗な鳥だ。落葉松の新緑がはっきり写っていてこれが森という森、山という山を染めていると想像してみて欲しい。この季節はなにもかもがこの色に染まる季節なのだ。

そういえば、今日は蓼科山がかすんでいる。朝のニュースでも報道されていたけれど、実にものすごい黄砂だった。地図でみると長野県というのは意外と中国に近いのですね、今更ながら再確認できたけれど。地政学的には確かに非常に危ない状況に我が国があるというのがわかる。

防衛庁が防衛省になったり、憲法改正のための国民投票法案が強行採決されたりというのはそういう危機感を世論操作にうまく使ったからこそ暴動も起きずにしゅくしゅくと流されているわけだ。しかし炉れは日本自身の問題であると同時に、米国の強い意向を反映した動きのような気がするなあ。

要するに先の戦争に負けて占領されて以来、我が国は新しい形の植民地第一号だったというわけだ。いわば「植民地 2.0」ということかもしれない。また、そのようにしてしか独立国家としての体裁を取り戻すことがかなわなかったという歴史的状況があったのかもしれない。

それはやむを得なかったし、現状もやむを得ないのかもしれないけれど、このままで良いはずはないというのも厳然たる事実でしょうね。投資ファンドという名のハゲタカ、イナゴのたぐいが来襲して、土足で我が国の経済を踏み荒らし、優良企業を買いまくって株価が上がったところで売り抜けてあとは知らないってなことが許されていいのだろうか。

そんなものはグローバリゼーションでも何でもない。事実米国は企業買収に関しての連邦法がなく、州法しかないという仕組みを作って自国企業を独善的なまでに買収から守っている。それでいて他国には全面自由化を求めるっていうのだから、日本ももう少ししたたかにならなけりゃいけないんじゃないかな。

それはさておき、というか、この辺でやめておかないとペンション・オーナーとしてはやばいという空気があるからこのへんでやめておきましょう。


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2007年05月27日

3753 答えは風の中に消えて

晴れ 気温:最低 3℃/最高 17℃

Windows ユーザー体験11日目にしてとうとう経験しました。例のブルースクリーンではないものの、なんか調子が良くない。いろんなウイルス・スパイウエア・ファイアーウォールのテストをやっていたせいかもしれない。きちんとアンインストールが出来ていなくて、不具合を起こすようになってしまったのかも知れない。決められたとおりに操作していたのだけれど、どんな OS でも良くあることだ。

なんだかこういうのってじつに久しぶりだ。古き良き時代の Mac も時々こういう状態になってOS再インストールなんて日常茶飯事だった。それでも Mac OS の場合再インストールしても上書きされるのは OS ファイルだけだからアプリケーションの再インストールや再設定やデータのバックアップからのリカバーが不要なのはありがたかった。

よほどのことがない限りクリーンインストールは不要で、それは最終手段という位置づけになっているほどだ。それすら困難なんてことはまず無い。インストールも全自動で、Windows でいうところの「無人インストール」がデフォルト、しかもインストール所要時間はせいぜい20分ほどのものだ。

Windows の場合はそうはいかないようで、「復元ポイント」に戻す場合や、アーカイブからシステムのフルバックアップ時点に復元する場合は別として、クリーンインストールしたければ全部一からやり直すことになるようですね。まあそれが本道なのだけれど。いずれにしてもひとたび不調になると、Windows は大仕事になるというかかなりのスキルが必要なのですね。(^_^;)

Mac OS X 10.4 以降ではこういうことはまず起こらなくなって、夢のようなコンピューティング・ライフを送っているものだから、ちょっとめげてしまう。なにしろ3ヶ月起動しっぱなしでも一度も再起動せずにすむほど安定しているのだから。

そのあたり、今度の Windows Vista はどうなのでしょう。いずれそちらが標準になれば Vista を使うことになるわけだし。まあ、こんなことで Windows XP SP2 を嫌いになったりはしないけれど、やはり使いこなすにはそれなりの経験を積まなければならないのはどの OS でも同じと言うことですね。まだまだパーソナルコンピュータは「家電」にはなっていないわけだ。

そんな高いハードルを気合いで乗り越えて新たに使いこなすようになる中高年の方々がとても多いのには敬服するしだいです。とくにこんなに上級者向きのOS(僕はWindowsのほうがMacより上級者向きだと思う)を相手に格闘することになるわけだから。

良いたとえが見つからないのだけれど、クルマで言うなら、同じクルマ好きでもメカを自分でいろいろいじってばりばりチューンナップしていくようなひとには Windows という OS のほうがいじりがいがあるということだ。

一方クルマをドライビングすることのほうが好きだというひとには Mac のほうが合っているかも知れない。よりよいドライビングフィーリングを求めてクルマをいじっていくという嗜好性は Mac というパソコンをチューンアップするときの感覚と似たものがあると思う。

まあ要するに好きな、あるいは予算や要求されるスペックのパソコンを使えばいいだけの話しなのだけれど、両刀遣いになってみるといろいろと思うところ在り・・・。

それはさておき、きょうはけっこう上空の風が強くて、雲の流れがとても速かった。刻々と変化する雲の様子を見ているといくら眺めていても全然飽きない。それは美しく力強い。ピラタスの丘もすっかり新緑に覆われて、透明なグリーンの光に充ち満ちている。

やっちょうの声がドームの中のように反響し、夢のような音楽を聴かせてくれる。爽快(そうかい)な風に吹かれていると、ああ、「風の歌を聴け」というのはこういうことなのか、と。本当に風は歌うのだ、と。そして昔のフォークソングの歌詞を思い出す、"The answer, my friend, is blown in the wind, the answer is blown in the wind."・・・。

パソコンの不調なんて些細なことに過ぎない。そんなことより、こんな別天地に暮らしていても人生の悩みはつきないのだ。それはどこに行ったって同じことなのだ。

いずれにしても「答え」は風の中にあるのだろう、たぶん。

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2007年05月28日

3754 やっぱりMac、でもThinkPadが好き

晴れのち曇り 気温:最低 0℃/最高 16℃

今日はペンション・サンセットにお越しになったことがあるお客様にはおなじみの情景をご案内します。いま、ちょうどこんな感じになっています。もうすっかり新緑に覆われ、未明からはおびただしい数の野鳥たちの大合唱が森にこだまする至福の季節です。

隣りの休業中のペンションの敷地を闇に紛れて通り抜ける野生の鹿の群が気になっておちおち眠っていられないシベリアンハスキーのパル君のために、そして防犯上の理由からも夜間照明を隣りの敷地に向けて点灯するようにしました、

ペンション村の人々が寝静まる時刻にはピラタスの丘は(月のない夜などは)漆黒の闇と化すので、そこにぽつっと明かりがあると強烈な人の気配を感じさせます。その効果をねらっての試みなのですが、今のところうまく効果が出ているようです。

鹿の食害がひどく、もみの木やシラビソなどの貴重な樹木がかたはしから樹皮を剥かれて食べられてしまい、いずれ立ち枯れして風倒木となる運命にさらされています。また見た目にもむごい光景になっています。野生動物による自然破壊、森林破壊を目の当たりにするのはじつに心苦しいものがあります。

この問題はもう議論している余地がないほど、せっぱ詰まった問題となっているのです。ただ、お客様にとっては、野生の鹿の群と出会える絶好の機会があるわけで、あと数年は「野生」との感動的な出会いがあることと思います。


さて、昨年秋からリニューアルに取りかかったペンション・サンセットのホームページですが、ブロードバンド回線利用のお客様にはとても見やすいと評判なのですが、その一方で旧いマシンや旧いOSご利用のお客様には表示すら出来ないという状況がわかってきました。

そのために、もうひとつのホームページをご用意してご覧いただけるようにしてあります。そのもうひとつのホームページを夏の前にリニューアルして、それをトップページとして表示すればどなたでも高速で表示できるホームページとなると考えました。

これから2週間の予定で制作に取りかかり、アップロードする予定でいますのでよろしくお願いいたします。サイト構成とサイトナビゲーションのしっかりしたご覧になりやすいものになると思います。が、自分の望むとおりのウェブページをつくるには最終的にはテキストエディタでソースコードを打ち込んで編集するのがいちばんなのですよね。今回はそんな感じで制作します。


それはさておき、僕の手元に来て12日目になった IBM ThinkPad T43 ですが、とうとう起動不能になってしまいました。経験的にはファイルシステムが損傷したか、ハードディスクのディレクトリが壊れたかのどちらかだと思うのですが、いずれにしても DOS 画面で「ハードウエア・エラー」という警告も表示されるので、初期不良による交換ということになりました。

今回利用させてもらった楽天市場のアンカーネットワークサービスという会社はそのへんのサポートや対応がとても誠実で安心して利用できます。宣伝ということではなくて、同じサービス業に携わるものとして大いに見習うべき対応に感銘を受けたしだいです。

この10年間使ってきた Mac では初期不良皆無、返品交換皆無、修理依頼皆無、ハードウエアの故障皆無ということで、一度もサポートやお店にお世話になったことがないのです。特に Mac OS X になってからは大きなトラブル皆無で、もう5年以上何の問題もなく過ごしてきています。

もちろん僕自身のスキルが向上したということもあるのですが、OSとハードウエアの完成度と親和性が大変高いというのがその理由ではないかと思っています。当分メインシステムの座は Mac が守ることになりそうです。

やっぱりMac、でもThinkPadが好き、ということでしょうか。


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2007年05月29日

3755 ピラタスの丘への道順のポイントはここ

曇り 気温:最低 0℃/最高 16℃

ピラタスの丘ペンション村に向かう道順で最も重要なポイントがこの標識(写真右)がある「御座石神社(ございしじんじゃ)交差点」です。このすぐそばに「御座石神社」があるところからその名が付いています。御座石(ございし)とは、その昔武田信玄公がこの地を訪れた節に腰をかけた石のことだそうで、それを祭って今日にいたっているわけです。まさに大河ドラマ「風林火山」そのままの郷土史が随所にかたちとして残っている諏訪地方です。

中高高速諏訪ICを降りて、最初の信号を右折、陸橋には乗らずに測道にはいって陸橋下の「新居交差点」を左折、あけぼの橋交差点を直進してトンネルを抜けると国道299号線になります。そのまま直進して、この標識にもはっきりと示されているとおり、この交差点を「左折」してビーナスライン(県道192号線)にはいるとあとは一直線に蓼科に向かいます。直進すると299号線を奥蓼科さらには麦草峠、白駒池、八千穂高原、そして野辺山、佐久方面へと向かうことになります。

ここを直進してしまって道に迷うお客様が多いので、ひとこと触れてみました。


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2007年05月30日

3756 6月3日(日)は八ヶ岳開山祭です

曇りのち雨、夜は晴れ 気温:最低 3℃/最高 16℃

ピラタス蓼科ロープウエイのウエブマスター氏のコメントどおり、ピラタスの丘はようやく春らしくなってきました、って言うのが正しいのかも知れません。僕ら的には「初夏」に近い感覚なのだけれど、客観的な気温を見ればやっぱり春と言うべきなのだろうか。

ウチのペンションの庭のカエデの木もようやく新緑の芽吹きが始まりました。毎年この時節になると新緑の色は緑の中でももっとも美しい色だといつも思います。この葉が秋には真っ赤に染まってペンション・サンセットを、そしてピラタスの丘を鮮やかに彩ります。

いつもの場所に今年もシラネアオイが咲きました。まだ花は開ききっていませんが、なんとも儚い青紫がこころを惹きつける花です。可憐と言うよりは、ひっそりと咲く淡い個性の花です。鹿に食べられなければよいのだけれど・・・。

それにしても昨日の朝はなんと0℃、今朝も3℃とこの季節として恥じるに異例の冷え込みが続きます。最高気温は平年なみかちょっと高いくらいなのですが、冷え込みがきついのが今年の5月の特徴です。今朝は4時まで仕事をしていたのですが、いまにも雨が降りそうなくらい夜明けでした。

いつもなら強烈な朝日が八ヶ岳の向こうから空に反射して明るいのですが、今日は夜が明けるというよりは夕暮れに向かうような錯覚を起こさせるような情景でした。しかしそれが夜明けであることを証明するかのように、アカハラ、ホトトギスが盛んに鳴き交わしています。

気温3℃のテラスに出て耳を澄ますと、彼らの歌声の向こうにウグイスやジョウビタキ、そしてこの春初めて聴くカッコウが3羽確認できます。さらにトゥルルルルルというコゲラの木をつつく音、コンコンコンというアカゲラの木をつつく音(ペッキング)が聞こえます。

それはデジタルサラウンドのように森を巡りながら反響して、夢のような音楽会を演じてくれます。

最初のパラグラフで触れたピラタス蓼科ロープウエイの山麓駅テラスの様子です。こんな感じになっています。この陽射し、まさに初夏を思わせるのですが、そして実際ものすごい熱線で暑いくらいなのですが、気温はぐっと低くやはり「春」なのですよね。

6月3日(日)には北横岳山頂で「八ヶ岳開山祭」が執り行われます(もう一カ所は赤岳山頂)。この機会に是非荘厳で美しい山開きに参加してみてはいかがでしょうか。お天気も良さそうです。詳しくはこちらのサイトをご覧下さい。

あ、そうそう、初期不良で返品交換となった IBM ThinkPad T43 が納品になりました。前回のマシンが2005年6月中旬にメーカーによるリサイクルマシンとして製造されていたのに対して、今回のマシンは2005年5月末の製造でした。

最初の起動から調子の良さがわかるほど今回のマシンの報が程度が良かったのでうれしくなりました。ものすごく綺麗で、新品といってもわからないほどです。ハードディスクも OS(Windows XP Professional SP2) がクリーンインストールされたままの状態で、まず OS のアクティベーションから設定を始めることになりました。

まずオフラインでインターネットセキュリティーソフトをインストールしてから設定に入り、6時間ほどで基本設定と主要アプリケーションのインストール、そしてウインドウズの重要度の高いアップデートを実行完了。MS DOS でコマンド実行できることもわかったので、いざとなったらそちらで何とかなるだろうとちょっと安心。

いずれにしても Windows XP Professional SP2 という OS をじっくり勉強してこのマシンを使っていきたいと思っています。いずれにしても、新しいことを習うのはとても楽しい。


※今日の3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
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2007年05月31日

3757 夜明けを待つ日々

曇りのち雨 気温:最低 3℃/最高 13℃

ホームページのリニューアルの構想を練っていたら、夜が明けてしまった。この2週間ほどずうっとそうだ。お客様がいらっしゃるときも、そうでないときも。これはいけない、生活を自然のリズムに合わせなければ。といいつつも、これはこれで夜行性動物の生活のリズムにぴったりと同調しているのだ。

せっかくだからラウンジの窓を開けて、未明から歌い出す野鳥たちに耳を傾ける。今日は夜明けの雲がとても綺麗だ。部屋に戻ってデジタル一眼レフカメラを持ってくる。10枚ほど撮してみたままに捕らえることが出来たことを液晶モニターで確認する。

ひどく冷え込んでいる。目の前の谷の森から雲が湧いている。それは巨大な綿菓子のように糸を引きながらムクムクと拡大していく。生まれたての雲で雲で満たされると、それは行き先を決めかねたように一瞬静止する。やがて、ゆったりとした風が行き先を決めてくれる。雲は蓼科山と北横岳を駆け上がる。

ピラタスの丘とはピラタス蓼科スノーリゾートスキー場のゲレンデを隔てた向こう側、ロープウエイの向こう側の斜面でも同様の情景が展開されている。見に行ったわけではないけれど、経験的にそれを知っている。その情景を想像することが出来る。

それが2枚目の写真だ。ピラタス蓼科ロープウエイのスタッフの手になる写真だ。「諏訪平に雲が広がり、その上に八ヶ岳や南アルプス、中央アルプスも顔を出し、その眺めは圧巻の一言。」と彼はコメントしているが、その景色を僕は思い描くことが出来る、この写真の外延として。

ひとの営みや欲望や絶望や思惑とは関係なく、自然の営みはこのようになんの感慨もなく粛々と繰り返される。感動は人間の心の問題に過ぎないとでも言うように。


※今日の3枚目の写真は(株)ピラタス蓼科ロープウエイの許諾を得て転載しています。
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