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3711 季節の残像

晴れ 気温:最低 5℃/最高 13℃

長いようで短かったこの冬だった。雪の降り始めが遅く、12月中旬ようやくシーズンに入り、3月にはいるとほとんど大雪がなかった。除雪に費やす労働量がずいぶん少なくて済んだ点はありがたかったけれど、やはり冬は冬らしく厳しく長い方が自然の摂理に合致していると感じている。

冬らしい冬があって初めて春らしい春がやってくるのだ。そのようにして四季は互いにその残像を次の季節へと受け渡していく。気象異常が喧伝されるようになって久しいが、それにシンクロナイズするかのように季節感に異変が起こってきた。これは体験的事実として断言できる。

乱暴な言い方をすれば、こと気候に関して言うならば、年々ピラタスの丘の標高が低くなっているような印象なのだ。もっと標高の低いところにいるはずの植物や野生動物や野鳥や虫がより標高の高いところに生息するようになっている。

それでも、いまのところは、最高気温に関してはあまり上昇していない。避暑地の面目は当分保たれるだろう。年間最高気温はかつての23℃から25℃へと書き換えられたけれど。最低気温は劇的に高くなって10年前の年間最低気温=氷点下23℃から氷点下18℃あるいは16℃へと上昇してきた。

地球温暖化現象は明らかに「いまそこにある危機」となった。これはもはや「自然破壊」のレベルではなく「地球破壊」と言っていいだろう。実際的な見方をするならば両者は同じ事象のミクロとマクロの関係にあるわけだけれど。

もしぼくがピラタスの丘に移住せず都市生活者であり続けていたならば、いまにいたってもこのようなことを真剣に考えることはなかったのかも知れない、きっと。

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2007年04月15日 22:34に投稿されたエントリーのページです。

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